就活であっさり内定はもらえる?効率的に終わらせる方法と見極めのポイント

このページのまとめ

  • ​​就活を早く終えることよりも、自分に合った企業から内定をもらうことのほうが重要
  • 就活であっさり内定を獲得するには、幅広い視野で企業を選ぶのがポイント
  • あっさり内定をもらっても即承諾せず、本当にその企業に就職するべきか再度確認しよう

就活であっさり内定はもらえる?効率的に終わらせる方法と見極めのポイントの画像

「あっさり内定を獲得して就活を終わらせたい」と考えている方も多いでしょう。あっさり内定を獲得して就活を成功させるには、早期から準備や対策を始め、自分に合った企業に応募することが大切です。

この記事では、就活であっさり内定を獲得する方の実情や具体的な方法、入社を決める前に確認すべきポイントなどを紹介します。最後まで読んで、効率的に内定を獲得するための効果的な対策や考え方を身につけるのに役立ててください。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   
目 次

就活であっさり内定を獲得できる方の実情

就活に対して、「時間がかかるもの」といったイメージをもつ就活生も多いでしょう。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、2024年度では約半数の学生が就職活動に9ヶ月以上の期間を費やしていることが明らかになりました。

就職活動の始まりから終わりまでの期間。詳細は以下

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(5p)

過去のデータと比較すると、就活は年々長期化している傾向にあることが分かります。

しかし、就職活動は必ずしも長期化するわけではなく、最初に受けた企業からあっさり内定を獲得して、そのまま就活を終える学生もいます。同調査の「就職・採用活動時期に関する認識」に関する回答結果によると、約35%の学生が「就職活動期間が比較的短期間で済んだ」と認識しているようです。

就職・採用活動時期に関する知識。詳細は以下

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(1p)

どの程度の期間で「あっさり就活が終わった」と感じるかは人それぞれですが、効率的かつ効果的な準備をしておくことで、少しでも早い内定の獲得を目指せるでしょう。

「そもそも内定って何?」といった疑問がある方は、「就活における内定とは?獲得から入社までの流れや採用との違いを解説」の記事をご覧ください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

あっさり内定をもらえる企業には注意も必要

あっさり内定をもらえた場合は、すぐに入社を決めないように注意してください。どのような企業から内定をもらえたのかを慎重に確認する必要があります。

あっさり内定を出す企業のなかには、労働環境や条件が悪く退職者が多いため、新しい人材を確保するためにとにかく採用している企業もあるようです。また、とりあえず採用して、自社に合う人材だけが残ればよいと考えている企業もあるでしょう。

あっさり内定を獲得したからこそ、入社にあたって懸念すべき点がないか、しっかりと見極めることが大切です。

自分に合った企業から内定を獲得することが大事

「どこでも良いから内定を獲得して就活をあっさり終わらせたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、必ずしも就活を早く終わらせることが良い結果を招くとは限りません。あっさり内定を獲得できたとしても、就職先が自分に合っていなければ、就活に成功したとは言い難いでしょう。

入社後にミスマッチが発生すれば、仕事にやりがいを感じられず、早期離職につながる可能性もあります。新卒カードを失った状態で再就職することになれば、早期に就活を終わらせたことを後悔する可能性もあるでしょう。

就活では内定獲得までの時間や内定数よりも、自分に合う企業から内定を獲得することが重要です。就職後に後悔しないためにも、早く内定を獲得することを意識し過ぎないようにしましょう。

内定獲得後や就職後に後悔してしまった場合の対処法が知りたい方は、「就職先に後悔したらどうする?原因と対処法を解説」もあわせてご確認ください。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   

就活であっさり内定を獲得できる人の5つの特徴

就活であっさり内定を獲得できる人は、「企業選びの視野が広い」「就活関連サービスやツールを有効活用している」「早期から準備・対策に取り組んでいる」などの特徴があります。

ここでは、早期に内定を獲得できる人の具体的な特徴を5つご紹介します。「自分もあっさり内定が欲しい」と願っている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

1.倍率の低い企業にもエントリーしている

就活であっさり内定を獲得できる人は、大手有名企業や高待遇なホワイト企業などにこだわらず、倍率の低い中堅・中小企業にも幅広くエントリーしている傾向があります。

「倍率の低い企業は待遇や労働環境が悪いのでは」と考える学生もいるようですが、それは誤解です。企業を相手に良質なサービスを提供しているBtoB企業や、高い技術力によって業界で急成長を遂げている中小やベンチャー企業など、知名度の低い優良企業は存在します。

人気のある企業にこだわらず、あまり知名度がない穴場企業を探し就職先の候補として検討している方は、あっさり就活を終えられる可能性があるでしょう

2.就活準備や選考対策に早期から取り組んでいる

早期に内定を獲得できる人は、就活準備や選考対策を早めに始めている傾向があります。早期から就活準備や選考対策に取り組み、時間をかけてアピール内容を考えたぶん、自信をもって選考に臨めるでしょう。

また、早期の段階であれば、時間のかかる対策や課題の改善にも余裕をもって取り組めます。たとえば、エントリーシートに自己PRを記入する際、自分のアピールポイントやエピソードが見つからない方は少なくありません。その際、時間に余裕があれば自己分析をもう一度実施したり、部活やアルバイトを始めてエピソードとして掲載できる経験を作ったりもできます。
エントリーシート作成が遅れれば遅れるほど、内容を精査する時間が足りず、完成度の低い自己PRになってしまう恐れがあるでしょう。

なお、多くの学生が準備を始めるタイミングは大学3年生の4月ごろです。ただし、1〜2ヶ月後にはサマーインターンのエントリーが始まります。余裕をもって対策を進めるためにも、大学1〜2年次から就活を見据えて少しずつ準備に取り掛かりましょう

就活準備を始めるタイミングや、具体的なスケジュールを知りたい人は「27卒大学生の就活スケジュールと流れは?26卒の動向や準備のコツを解説」もあわせてご確認ください。

3.コミュニケーション能力が高い

あっさり内定を獲得しやすい人は、高いコミュニケーション能力をもっている傾向もあります。コミュニケーション能力は、どの仕事・職種においても重視されるスキルのひとつです。仕事はチームで取り組む場合が多いため、社員同士で連携を取りながらスムーズに業務を遂行するのに、ある程度のコミュニケーション能力が求められます。

特に、営業や接客業などの顧客と直接関わる業種を志望する場合、コミュニケーション能力は評価されやすいでしょう。

4.企業に求められるスキルや実績がある

企業に評価されるスキルや実績があると、内定をもらえる可能性は高まります。ほかの就活生と比べて評価されそうな能力がないか、自己分析を通して考えてみましょう。

たとえば、「英語をネイティブ並みに話せる」のようなスキルは、海外での仕事や外国企業との取引を行う会社で評価されます。また、「学生時代に起業をした」といった、インパクトのある経歴は採用担当者の記憶に残りやすく、評価につながる可能性があるでしょう。

しかし、大きな実績がないと内定をもらえないわけでもありません。「自分には特徴がない」と悲観的にならず、等身大の自分を最大限にアピールすることが重要です。

5.就活関連のサービスやツールを上手に活用している

就活関連のサービスやツールをうまく使える人も、あっさり内定を獲得できる傾向にあります。就活を効率良く進め、必要な情報をしっかりと入手できているからです。

新卒の就活では、企業情報のリサーチから各種選考対策まで、さまざまな作業に取り組まなければなりません。初めて就活をする学生にとっては分からないことも多く、うまく進まない場合もあるでしょう。

その際、求人サイトや就活エージェント、ハローワークなどをうまく活用して企業や就活に関する情報を効率的に集めている方は、スムーズに内定を獲得しやすくなります。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   

就活であっさり内定を獲得しにくくなる5つの行動

就活ではあっさり内定が取れたり、何社も受かったりする人がいる一方、受けた企業すべてに落ちてしまう人もいます。そのような就活生は、企業の選び方やアピールポイント、選考対策の仕方がズレてしまっている可能性があるでしょう。

ここでは、就活であっさり内定を獲得しにくくなる行動を5つご紹介するので、自分に当てはまる項目がないかチェックしてみてください。

1.大手や有名企業ばかり受けている

大手や人気企業ばかり受けていると、なかなか内定がもらえないことがあります。なぜなら、応募者が多い大手・有名企業は、志望する学生が多く、自然と選考基準が高くなるため選考のハードルが上がりやすいからです。書類選考も通りにくく、成功体験を得られない状態が続くことで、就活のモチベーションが下がってしまう可能性もあります。

もちろん、大手やホワイト企業への就職を目指すことが悪いわけではありません。しかし、知名度や待遇にこだわり過ぎて、倍率の高い企業しか受けないといった行動は避けるべきです。

中小やベンチャー企業の選考にも参加し、就活のノウハウと成功体験を蓄積しつつ、大手企業からの内定獲得も目指すと良いでしょう。

2.自分の強みが企業のニーズに合っていない

アピールする自分の強みが企業のニーズに合っていない場合、なかなか内定を獲得しにくくなるでしょう。たとえば、行動力のある就活生を求めている企業に対して、慎重さをアピールしても評価されるのは難しいといえます。

企業は履歴書やエントリーシートから、「自社で活躍できそうか」「自社の社風に合いそうか」などを評価しています。そのため、自分の強みやスキルのなかでも、特に志望企業に必要とされているものを意識的にアピールすることが大切です

3.ビジネスマナーが身についていない

最低限のビジネスマナーが不足していると、就活であっさり内定を獲得することは難しいでしょう。面接で魅力的な自己PRができたとしても、面接時のマナーが欠けていると、総合的にマイナス評価になってしまう恐れがあります。

社会人経験のない学生の場合、そもそもビジネスマナーを知らなかったり、間違って覚えていたりすることも少なくありません。採用担当者の考え方次第では、些細なことが不採用の決め手になる可能性もあるようです。敬語の使い方や電話・メール対応の仕方など、基本的なことから確実に身につけておきましょう

社会人としての心構えや就活のマナーを知りたい人は「社会人としての心構えとは?具体例10選や面接での答え方を解説」もあわせてご確認ください。

4.Webテスト対策が不足している

Webテストの対策もしておかないと、内定をあっさり獲得することは難しいでしょう。特に、大手など応募者が多い企業は、Webテストでフィルターをかけて人数を絞る傾向があります。Webテストを通過できないと次のフェーズに進めないので、選考の早い段階でつまづいてしまうでしょう。

Webテストには以下のような種類があり、企業によってどれを使用するかは異なります。

・SPI
・玉手箱
・CAB
・TG-Web など

志望企業のWebテストのタイプを把握し、参考書や対策アプリなどを使って予習しておきましょう。Webテストの出題科目や効果的な対策法を知りたい人は「就活のWebテストとは?受検形式や出題科目、効果的な対策法を解説」もあわせてご確認ください。

5.1人で就活を進めている

あっさり内定を獲得できない人は、1人きりで就活を進めている傾向があります。1人で就活を進めてしまうと、どうしても視野が狭くなりやすいです。自己流で就活準備や選考対策に取り組んだ結果、非効率的な進め方になってしまったり、採用担当者からの評価をなかなか得られなかったりするかもしれません。

就活では第三者の意見を取り入れることで、スムーズに進められる作業が数多くあります。たとえば、自己分析をする際、自分の長所はなかなか自覚できないものですが、家族や友人に聞くことで今まで気づかなかった新たな強みや価値観を発見できることもあるでしょう。

また、面接対策をする場合も1人で質疑応答を練習するより、第三者に協力してもらい、本番に近い環境でシミュレーションしたほうが、高い効果を見込めます。メンタル面でも、1人きりで就活の悩みを抱え込んでいるとストレスが溜まりやすいため、信頼できる周囲の人に相談しながら就活を進めることが大切です。

もし、気軽に頼める人が周りにいないなら、選考対策のアドバイスがもらえたり、個別相談によって就活の悩みを打ち明けられたりする就活エージェントを有効活用すると良いでしょう。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   

就活であっさり内定を獲得するための方法12選

就活であっさり内定を獲得するためには、企業選びや就活の軸を明確にして、インターンなど早期内定につながるイベントに参加することが大切です。

ここからは、就活であっさり内定を獲得するための具体的な方法をご紹介します。大前提として「早く就活を終わらせることが成功とは限らない」という点を頭に入れながら、今後の就活に役立ててみてください。

1.就活の軸を明確にする

あっさり内定を獲得するには、自分の就活の軸を明確にすることが大切です。就活の軸とは、就活を進めるにあたって自分が重視するポイントを意味します。たとえば、「職場の雰囲気を重視したい」「新しいスキルを習得できる環境に身をおきたい」などが挙げられるでしょう。

就活の軸が明確であれば、自分にマッチする企業を見つけやすくなります。また、志望企業との相性のよさをアピールポイントにできるため、選考で高評価を狙いやすくなるでしょう。

自分の就活の軸を明確にするには、自己分析が不可欠です。自分のビジョンや適性を正確に把握し、業界・企業研究でリサーチした企業の求める人物像と照らし合わせることで、相性を確認できます。まずは、自己分析によって自分の過去の経験や現在の価値観、将来のビジョンなどを認識することから始めましょう。

自己分析のやり方と注意点を詳しく知りたい方は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」もご確認ください。

2.ほかの就活生よりも早めに準備を進めておく

あっさり内定を獲得したいなら、準備を早めにすることが大切です。入念な準備をしているからこそ、本番で実力を発揮でき、あっさり内定を獲得できるようになります。

就活は適当に選考を受けて内定を獲得できるほど甘くはありません。ほかの就活生もしっかりと対策を行っており、強力なライバルです。周囲よりも早めに準備をスタートし、万全な体制を整えておけば、内定も獲得しやすくなるでしょう

就活で内定を得るための流れやポイントは、「就活とは何か?内定を得るために必要な準備とステップ」の記事でもご紹介しています。こちらも参考に、就活を進めてみてください。

3.インターンシップに参加する

就活で内定をあっさりもらうには、大学1〜3年生の間までに、インターンシップに参加するのがおすすめです。実際に企業で働く経験ができるインターンシップは、社会人としてのビジネスマナーや、仕事をするうえで必要な基本スキルを身につけるのに役立ちます。

また、入社前に実際の業務を通して自分の適性を確かめられるのも、インターンシップに参加するメリットです。長期インターンシップの就業体験のなかで、企業に仕事ぶりが評価されれば、早期選考に案内されたり、そのまま内定をもらえたりする可能性もあるでしょう。

就活生にとってインターンシップで得られるメリットは大きいため、早期内定獲得を目指す学生はもちろん、就活を有利に進めたいなら、積極的な参加を心掛けてください。

4.早期選考を利用する

あっさり内定を獲得して早めに就活を終わらせたいなら、早期選考にも積極的に参加しましょう。新卒の就活は春時期に一斉に行われ、6月以降に内定が出されるのが一般的です。一方、早期選考は一般的な就活スケジュールよりも早い時期から選考活動が始まります。

早期選考の就活スケジュールは、企業によって異なり、大学3年生の10月ごろから面接などの採用活動が始まる企業もあれば、大学3年生のサマーインターンに選考が組み込まれており、そのまま内定をもらえる場合もあります。入念な情報収集をしたうえで、早期から就活準備に取り組む必要があるでしょう。

なお、早期選考を実施しているおもな企業・業界は以下のとおりです。

・外資系企業
・ベンチャー企業
・総合商社
・日経金融
・マスコミ、テレビ業界
・広告業界

興味のある業界や企業があれば、積極的に選考に参加してみましょう。早期選考について詳しく知りたい方は、「早期選考は受かりやすい?7つの対策で内定獲得を目指そう!」もあわせてご確認ください。

5.合同説明会に参加する

就活であっさり内定を獲得するには、学内や学外の会社合同説明会に参加し、企業とのつながりを作ることも重要です。人事担当者と直接コミュニケーションをとることで、その場で面接の案内をしてもらえる可能性もあります。

合同説明会のなかには内定直結の就活イベントもあり、積極的に参加することでさらに早期内定獲得につながりやすくなるでしょう。ただし、規模の大きいイベントでは一対一のコミュニケーションが難しい場合があります。できるだけ早い内定の獲得を目指すなら、企業数や就活生が少ない中小規模の就活イベントに参加するのがおすすめです。

ただし、内定直結イベントでは通常の選考よりも企業と学生がお互いを理解する時間が短いので、ミスマッチも発生しやすい傾向があります。早期離職を防ぐためにも、イベント内のフィーリングだけで判断しないよう、十分注意しましょう。

合同説明会の参加メリットや、有益な過ごし方について詳しく知りたい方は、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」もあわせてご確認ください。

6.自分とマッチした倍率の低い企業を受ける

就活であっさり内定を獲得したいなら、倍率の低い企業にもエントリーしましょう。多くの学生に人気がある有名企業や大手企業ではなく、倍率の低い企業を優先的に受けることで、あっさり内定を獲得できる可能性が高まります。

ただし、単純に倍率の低い企業を受けるのではなく、自分の適性や将来のビジョンとマッチする企業を探すことが大切です。

まずは、募集人数枠やエントリー数が公開されている就活サイトなどを活用し、自分にマッチしそうな企業をリストアップしてください。そのうえで倍率の低い企業を選定して、優先的に選考を受けることで、スムーズに内定を獲得しやすくなるでしょう。

7.企業からのスカウトを受ける

逆求人サイトを使い、企業からスカウトを受けて就活をあっさり終わらせる人もいます。逆求人サイトとは、就活生が自分のプロフィールをサイトに登録し、興味を持った企業からスカウト・オファーが届くサービスです。

自社に適性があると判断した企業がスカウトメールを送ってくれるので、早めに内定を獲得できる可能性があります。

また、逆求人サイトに登録しておけば、今まで就職先の候補として想定していなかった業界・企業からオファーが届くことも珍しくありません。就職先の選択肢を広げる目的としても有効な手段といえるでしょう。

8.リクルーター制度を利用する

あっさり内定を獲得するために、可能であればリクルーター制度も活用する方法がおすすめです。リクルーターとは、就活生と企業をつなぐ採用担当者以外の社員のことです。就活のメンター的な存在であり、学生のサポートを通して自社が求める優秀な人材を探す役割を担っています。

リクルーター制度を利用することで面接に関するアドバイスがもらえたり、早期選考の案内を受け取れたりするため、選考をより有利に進められるでしょう。

ただし、リクルーター制度を導入しているのは大企業が多く、すべての志望者がサポートを受けられるわけではありません。誰にでも活用できる制度ではありませんが、リクルーター面談の案内メールが届いたり、大学からの紹介があったりなどチャンスがあれば、積極的にチャレンジするのがおすすめです。

リクルーターについては、「リクルーターとは?就活での役割・選考への影響・面談対策も解説」の記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご一読ください。

9.就活エージェントを利用する

就活エージェントを上手に利用することでも、早期内定獲得に近づけます。就活エージェントは、自分に合う求人を紹介してもらえるだけでなく、自己分析やエントリーシートの作成、面接対策などを全面的にサポートしてくれるため、就活を効率的に進めるのに役立つでしょう。

また、就活エージェントのなかには、ほかの求人サイトにはない非公開求人情報を提供してくれるサービスもあります。非公開求人は倍率が高くなりにくいため、就職先の選択肢を広げたい人は積極的に活用しましょう。

10.選考フェーズに合わせて効率的に対策を進める

就活であっさり内定を獲得したいなら、選考フェーズに合わせて効率的に対策を進める必要があります。具体的にどのような対策を進めるべきか判断するためにも、まずは一般的な企業の選考フェーズを正しく把握しておきましょう。

1.エントリー
  ↓
2.書類選考
  ↓
3.適性検査
  ↓
4.一次面接
  ↓
5.二次面接
  ↓
6.三次面接
  ↓
7.最終面接

なお、企業によって選考フェーズは大きく異なるため、事前のリサーチが必須です。選考が行われる日程も確認しながら、準備や対策に十分な時間をとれるようにスケジュールを組みましょう。

11.社会人としてのマナーを身につける

スムーズに内定を獲得するには、社会人としてのマナーも身につける必要があります。就活では、ビジネスマナーや社会人としての常識を求められるシチュエーションは少なくありません。面接はもちろん、メールの送り方や履歴書の書き方などにもマナーはあるため、細かい点にも気を配る必要があります。

特に、採用担当者と対面する面接において、ビジネスマナーは評価や印象を左右する重要なポイントです。面接セミナーや擬似面接を通してビジネスマナーを覚えるのはもちろん、普段から社会人としてふさわしい立ち振る舞いを意識して、採用担当者に好印象を与えられるように努めましょう。

12.模擬面接でコミュニケーション能力を磨く

あっさり内定を獲得したいなら、社会人として必要なコミュニケーション能力を磨きましょう。なかでも、模擬面接が有効な手段です。

就活では基本的な受け答えや敬語の使い方だけでなく、相手の立場に立って考えられるコミュニケーション能力が求められます。面接でも採用担当者目線で考え、質問の意図を読み取れれば、高評価につながる的確な回答ができるようになるはずです。

たとえ目上の人との会話に苦手意識があっても、模擬面接での練習を重ねればコミュニケーション能力は向上します。頻出する質問の対策をしっかり行なっていれば、自信をもって面接に臨めるようになるでしょう。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   

就活であっさり内定を獲得した際に確認すべき7つのポイント

内定があっさり獲得できたからといって、すぐに就活を終わらせるべきではありません。入社を決める前に、内定をもらった企業の社風や労働環境などをしっかり確認しておかないと、将来的に後悔する可能性もあります。

ここでは、あっさり内定を獲得した際、承諾する前に確認するべき7つのポイントを紹介します。入社後の早期離職を防ぐためにも、ご紹介するポイントをしっかりチェックしてください。

1.内定をキープできる期間を確認する

就活であっさり内定を獲得したらすぐに承諾の連絡を入れるのではなく、承諾の期限を確認しましょう。「早く就活を終わらせたい」といった気持ちに流されることなく、一度冷静に判断する必要があるためです。

ただし、保留期間が長過ぎると企業からの印象が悪くなってしまうため、返答に時間をかけ過ぎないようにすることも大切です。内定をキープしたい場合でも、内定通知の連絡にはできるだけ早く返信をしましょう。

なお、就活を継続したい場合やもう少し慎重に判断したい場合は、担当者に相談したうえで期限の延長もできます。入社への前向きな意思とともに、いつまでに返事をするかを誠実に伝えることが大切です。企業への具体的な伝え方は、「内定を保留したいときは企業にどう伝える?適切な対応方法や例文をご紹介」の記事を参考にしてみてください。

2.ブラック企業でないかどうか調べる

企業から内定をもらったら、ブラック企業でないかも確認することが大切です。特に、企業研究や選考対策などを行なっていないにもかかわらず、あっさり内定を獲得できた場合は注意が必要でしょう。

内定をもらったからといってすぐに承諾するのではなく、以下のようなポイントを確認してみてください。

・離職率は高くないか
・残業時間は月何時間程度か
・年間休日は何日か
・賃金が低過ぎ/高過ぎていないか
・大量募集を定期的に行っていないか
・求人が常に掲載されていないか
・業務内容が具体的に説明されているか
・面接官の態度が横柄ではなかったか
・オワハラをしてこないか など

上記のようなポイントを十分確認せず、ブラック企業に入社してしまうと、過酷な労働環境によって心身ともに疲弊してしまい、早期離職につながる可能性もあります。入社後の後悔をなくすためにも、インターネットで企業の口コミサイトなどを調べたり、「就活四季報」で離職率などのデータをリサーチしたりして、入社する企業を吟味しましょう。

ブラック企業の特徴についてさらに詳しく知りたい人は、「ブラック企業とは?長時間労働やハラスメントなど特徴と見分け方を解説」もあわせてご確認ください。

3.内定先が自分に合っているか再度確認する

企業から内定を獲得してもすぐに承諾せず、本当に自分と内定先企業がマッチしているか再度確認しましょう。エントリーする前に十分確認したつもりでも、改めて見返すとミスマッチを感じる可能性もあります。

特に、あっさり内定をもらったときは、喜びが大きいあまり「内定先の企業についてよく知らずに入社してしまった」ということも少なくありません。最終的な決断をする前に以下のような情報を確認し、自分に合った職場なのか慎重に見極めましょう。

・仕事内容の詳細
・企業の理念や価値観
・会社の将来性 など

内定先の企業が自分に合っているか判断に迷う場合は、入社後の仕事に前向きな感情をもてるか考えてみてください。「めんどくさそう」や「大変そう」などネガティブな感情を抱く場合は、自分にマッチした企業ではない可能性があるので、ほかの選択肢がないか検討するために、もう少し就活を継続するのがおすすめです。

4.入社までのスケジュールを確認する

あっさり内定を獲得できた場合は、入社までのスケジュールを確認しておきましょう。一般的な内定獲得後の流れは、以下のとおりです。

内定通知書が届く(大学4年生6月ごろ)
    ↓
内定者懇親会が開催される(大学4年生7~9月ごろ)
    ↓
内定式が開催される(大学4年生10月ごろ)
    ↓
入社式(大学卒業後4月)

企業によっては、上記以外に内定者の顔合わせや入社前研修などを実施している場合もあります。内定獲得後の流れは企業によって異なるため、事前に確認したうえでスケジュールを組み立てましょう。

5.社員や職場のリアルな声をリサーチする

あっさり内定を獲得できた企業に入社するかを決める際は、社員や職場のリアルな声もリサーチしたうえで判断しましょう。具体的には、内定先の企業に勤めるOB・OGにコンタクトをとったり、座談会に参加したりする方法がおすすめです。

職場の雰囲気や人間関係などの、インターネットでは得られないリアルな情報は、自分に合った就職先なのか判断する際に役立ちます。また、対談する社員の人柄や性格から、自分が馴染める職場なのか具体的にイメージできるので、ミスマッチを回避しやすくなるでしょう。

6.ほかの企業の情報もチェックしておく

早期に内定を獲得できても、ほかの企業の情報は継続的にチェックしておくのがおすすめです。1社目で就活を終えてしまうと、ほかの会社との比較ができないため、入社後に「もう少しほかの会社も見ればよかった」と後悔する場合があるでしょう。

内定をもらった企業に入社するか少しでも迷うなら、しばらく就活を続けて数社ほど受けてみるのも一つの手です。

7.条件面を再度確認する

就活であっさり内定が出た場合、条件面に問題がないかも改めて確認してみてください。内定者を確保するために、良い面ばかりを見せようとする企業もあるからです。たとえば、給料が高いと思ったら、残業代が含まれた数字になっていることもあるでしょう。

あっさり内定を獲得できた場合、条件について確認する時間を取りやすいといえます。また、自分に合わない企業であっても、就活をやり直す時間も多く確保できるでしょう。早く内定が出たからこそ、疑問点や問題点がないかしっかりと確認してみてください。

内定獲得後の流れやすべきことは、「内定をもらったらどうする?入社までの流れや電話・メールでの返答方法を解説」の記事でまとめています。こちらもぜひご覧ください。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   

就活であっさり内定を獲得したいあなたへ

「なかなか内定を獲得できない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。あっさり内定を獲得することが必ずしも正しいわけではありませんが、なかなか選考を突破できないと「本当に就職できるのだろうか」と不安を感じてしまうものです。

もし、あなたが「できるだけ早く内定を獲得して、就活の不安やプレッシャーから解放されたい」と考えているなら、就活のプロに相談するのがおすすめです。

就職エージェントのキャリアチケットでは、専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりに合う企業を厳選してご紹介します。また、自己PR添削や面接対策、就活のお悩みを打ち明けられる個別相談など、一人ひとりの悩みに合わせたサポートを提供。分からないことも多い初めての就活を、効率良く進めるのに役立つでしょう。

すべてのサービスは無料で受けられます。できるだけ早く就活を成功で終わらせたい人は、お気軽にキャリアチケットへお問い合わせください。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   

就活であっさり内定を獲得したい方向けのQ&A

ここでは、就活であっさり内定を獲得したい方によくある疑問をQ&A形式でご紹介します。就活に不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

Q.就活であっさり内定をもらえたものの不安…

A.就活であっさり内定をもらえた企業への就職を決めても良いか迷う場合は、企業について再度調査してみましょう。口コミのチェックや座談会への参加などを通して、リアルな職場の雰囲気を確認するのがおすすめです。
また、労働条件や業務内容などももう一度調べ、入社に向けてポジティブなイメージをもてるかどうかを確かめてみてください。

Q.1社目で内定をもらえて就活が終わりになることはある?

A.はい。就活生のなかには、1社目であっさり就活が終わる方もいるでしょう。就活では、内定数や選考に費やした期間よりも自分に合う企業を探すことが大切です。内定を受けた企業が自分に合うと感じるなら、1社目で就活を終わらせるのも選択肢といえます。

Q.就活が簡単だったって聞いたけど本当?

A.就活を簡単と感じるかどうかは人によって異なります。思ったよりあっさり就職先が決まる方もいれば、長期にわたって就職活動を行うことになる方もいるでしょう。就活をできるだけ早く終わらせたい場合には、自己分析や企業研究、面接対策などの準備を徹底するのがおすすめです。

就活を楽に終わらせるにはどうする?必要な行動や終わらない原因を解説」の記事で具体的な方法を紹介しているので、ぜひご一読ください。

かんたん1分!無料登録プロに内定獲得のコツを相談する

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケット就職について

キャリアチケット就職エージェントは、プロが一人ひとりの就活をサポートする無料のエージェントサービスです。