このページのまとめ
- 就活を早く終えることではなく、自分に合った企業から内定をもらうことを重視すべき
- 就活であっさり内定を獲得するには、幅広い視野で企業を選ぶことが大切
- あっさり内定をもらっても即承諾せず、本当にその企業に就職するべきか再度確認する
学生のなかには「できるだけ早く内定を獲得して就活を終わらせたい」と考えている人も多いでしょう。あっさり内定を獲得して就活を成功させるには、早期から準備や対策を始め、自分に合った企業に応募することが大切です。
この記事では、就活であっさり内定を獲得するための方法や入社を決める前に確認するべきポイントを紹介します。最後まで読めば、内定をあっさり獲得するための効果的な対策や考え方が身につくでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
- 就活では1社であっさり内定を獲得できるケースもある
- あっさり内定をもらえる企業には注意も必要
- 自分に合った企業から内定を獲得することが大事
- 就活であっさり内定を獲得するための方法12選
- 1.自分とマッチした倍率の低い企業を受ける
- 2.就活の軸を明確にする
- 3.インターンシップに参加する
- 4.早期選考を利用する
- 5.合同説明会に参加する
- 6.就活エージェントを利用する
- 7.企業からのスカウトを受ける
- 8.リクルーター制度を利用する
- 9.選考フェーズに合わせて効率的に対策を進める
- 10.社会人としてのマナーを身につける
- 11.コミュニケーション能力を磨く
- 12.ほかの就活生よりも早めに準備を進めておく
- 就活であっさり内定を獲得できる人の特徴5選
- 1.倍率の低い企業にもエントリーしている
- 2.就活準備や選考対策に早期から取り組んでいる
- 3.コミュニケーション能力が高い
- 4.企業に求められるスキルや実績がある
- 5.就活関連のサービスやツールを上手に活用している
- 就活であっさり内定を獲得できない人の特徴5選
- 1.大手や有名企業ばかり受けている
- 2.自分の強みが企業のニーズに合っていない
- 3.ビジネスマナーが身についていない
- 4.Webテスト対策が不足している
- 5.1人で就活を進めている
- 就活であっさり内定を獲得した際に確認すべき6つのポイント
- 1.ブラック企業でないかどうか調べる
- 2.内定先が自分に合っているか再度確認する
- 3.入社までのスケジュールを確認する
- 4.社員や職場のリアルな声をリサーチする
- 5.ほかの企業の情報もチェックしておく
- 6.条件面を再度確認する
- 就活であっさり内定を獲得したいあなたへ
就活では1社であっさり内定を獲得できるケースもある
「時間がかかるもの」といったイメージを持つ就活生も多いと思いますが、短期間で内定を得るケースもあります。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(5p)」によると、2023年度では4割以上の学生が就職活動に9ヶ月以上の期間を費やしています。
引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(5p)」
2019年度では就活を3ヶ月以内で終わらせる学生の割合が最も多かったのに対し、2023年度の調査結果では9ヶ月以上の期間を要する人の割合が最も多く、年々長期化している傾向です。
ただし、就職活動は必ずしも長期化するわけではなく、最初に受けた企業からあっさり内定を獲得して、そのまま就活を終える学生もいます。同調査の「就職・採用活動時期に関する認識」に関する回答結果によると、約4割の学生が「就職活動期間が比較的短期間で済んだ」と認識しているようです。
引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(1p)」
少しでも早く就活を終わらせ、残りの大学生活を謳歌するためにも、あっさり内定を獲得できるような選考対策に取り組みましょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
あっさり内定をもらえる企業には注意も必要
あっさり内定をもらえる企業に対して、どのような企業なのか慎重に確認しましょう。たとえば、労働環境や条件が悪く退職者の多い企業では、新しい人材を確保するためにとにかく採用しているケースもあります。
また、とりあえず採用して、自社に合う人材だけが残ればよいと考えている企業もあります。自分に合う企業であれば問題ありませんが、合わない企業なら早期離職につながってしまうでしょう。
あっさり内定を獲得したからこそ、自分に合う企業なのかは慎重に考えなければなりません。入社にあたって懸念すべき点がないか、しっかりと見極めてください。
自分に合った企業から内定を獲得することが大事
就活に取り組んでいる学生のなかには「できれば早めに内定を獲得してあっさり終わらせたい」と考えている就活生も多いと思います。
しかし、必ずしも就活を早く終わらせることがよい結果を招くとは限りません。たとえ、あっさり内定を獲得できたとしても、就職先が自分に合っていなければ、就活に成功したとは言い難いでしょう。
入社後にミスマッチが発生すれば、仕事にやりがいを感じられず、早期退職につながる可能性もあります。新卒カードを失った状態で再就職することになれば、早期に就活を終わらせた意味がありません。
就活では内定獲得までの時間や内定数ではなく、自分とマッチした企業から内定を獲得することが重要です。就職後に後悔しないためにも、早く内定を獲得することを意識しすぎないようにしましょう。万が一、内定獲得後や就職後に後悔してしまった場合の対処法が知りたい人は「就職先に後悔したらどうする?原因と対処法を解説」もあわせてご確認ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活であっさり内定を獲得するための方法12選
就活であっさり内定を獲得するためには、企業選びや就活の軸を明確にして、インターンなど早期内定につながるイベントに参加することが大切です。
ここからは、就活であっさり内定を獲得するための方法を紹介します。大前提として「早く就活を終わらせることが成功とは限らない」という点を頭に入れながら、今後の就活に役立ててください。
1.自分とマッチした倍率の低い企業を受ける
就活であっさり内定を獲得したいなら、倍率の低い企業にもエントリーしましょう。多くの学生に人気がある有名企業や大手企業ではなく、倍率の低い企業を優先的に受けることで、あっさり内定を獲得できる可能性が高まります。
ただし、単純に倍率の低い企業を受けるのではなく、自分の適性や将来のビジョンとマッチする企業を探すことが大切です。
まずは、募集人数枠やエントリー数が公開されている就活サイトなどを活用し、自分にマッチしそうな企業をリストアップしてください。そのうえで倍率の低い企業を選定して、優先的に選考を受けることでスムーズに内定を獲得しやすくなるでしょう。
2.就活の軸を明確にする
あっさり内定を獲得するには、自分の就活の軸を明確にすることが大切です。就活の軸とは、就活を進めるにあたって自分が重視するポイントを意味します。たとえば、「職場の雰囲気を重視したい」「新しいスキルを習得できる環境に身をおきたい」などが就活の軸です。
就活の軸が明確であれば、自分にマッチする企業を見つけやすくなります。そのうえ、志望企業との相性のよさをアピールポイントにできるため、選考にも受かりやすいのが特徴です。
なお、自分の就活の軸を明確にするには、自己分析が不可欠です。自分のビジョンや適性を正確に把握し、業界・企業研究でリサーチした企業の求める人物像と照らし合わせることで、相性を確認できます。
まずは、自己分析によって自分の過去の経験や現在の価値観、将来のビジョンなどを認識することから始めましょう。自己分析のやり方と注意点を詳しく知りたい人は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」もご確認ください。
3.インターンシップに参加する
就活で内定をあっさりもらうには、大学1〜3年生の間までに、インターンシップに参加する方法がおすすめです。実際に企業で働く経験ができるインターンシップでは、社会人としてのビジネスマナーや、仕事をするうえで必要な基本スキルを身につけるのに役立ちます。
また、入社前に実際の業務を通して自分の適性を確かめられるのも、インターンシップに参加するメリットです。長期インターンシップの就業体験のなかで、企業に仕事ぶりが評価されれば、早期選考に案内されたり、そのまま内定をもらえたりする可能性もあるでしょう。
就活生にとってインターンシップで得られるメリットは非常に大きいため、早期内定獲得を目指す学生はもちろん、就活を有利に進めたいなら、積極的な参加を心がけてください。インターンシップに参加する目的や応募の仕方を詳しく知りたい人は「インターンシップとは?参加する意味や目的、応募方法を徹底解説!」の記事もおすすめです。
4.早期選考を利用する
あっさり内定を獲得して早めに就活を終わらせたいなら、早期選考にも積極的に参加しましょう。新卒の就活は春時期に一斉に行われ、6月以降に内定が出されるのが一般的です。一方、早期選考は一般的な就活スケジュールよりも早い時期から選考活動が始まります。
早期選考の就活スケジュールは、企業によって大きく異なるのが特徴で、大学3年生の10月頃から面接などの採用活動が始まる企業もあれば、大学3年生のサマーインターンに選考が組み込まれており、そのまま内定をもらえるケースもあります。入念な情報収集をしたうえで、早期から就活準備に取り組む必要があるでしょう。
なお、早期選考を実施しているおもな企業・業界は以下のとおりです。
・外資系企業
・ベンチャー企業
・コンサルティングファーム
・マスコミ、テレビ業界
・広告業界
興味のある業界や企業があれば、積極的に選考に参加してみましょう。就活スケジュールや業界・企業ごとの選考開始時期を詳しく知りたい人は「【25・26卒】大学生の就活スケジュールと流れは?するべき準備と成功のコツを解説」もあわせてご確認ください。
5.合同説明会に参加する
就活であっさり内定を獲得するには、学内や学外の会社合同説明会に参加し、企業とのつながりを作ることも重要です。人事担当者と直接コミュニケーションを取ることで、その場で面接の案内をしてもらえる可能性もあります。
合同説明会のなかには内定直結の就活イベントもあり、積極的に参加することでさらに早期内定獲得につながりやすくなるでしょう。ただし、規模の大きいイベントでは一対一のコミュニケーションが難しいため、企業数や就活生が少ない中小規模の就活イベントに参加するのがおすすめです。
ただし、内定直結イベントでは通常の選考よりも企業と学生がお互いを理解する時間が短いので、ミスマッチも発生しやすい傾向があります。早期退職を防ぐためにも、内定直結イベントのフィーリングだけで判断しないよう、十分注意しましょう。
合同説明会(合説)の参加メリットや、有益な過ごし方について詳しく知りたい人は「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」もあわせてご確認ください。
6.就活エージェントを利用する
就活エージェントを上手に利用することで早期内定獲得に近づけます。就活エージェントでは、専任キャリアアドバイザーが、自己分析やエントリーシートの作成などの準備から面接対策まで全面的にサポートしてくれるため、就活を効率的に進めるのに役立つでしょう。
また、就活エージェントのなかには、就活生の適性に合った求人を紹介してくれるだけでなく、ほかの求人サイトにはない非公開求人情報を提供してくれるサービスもあります。自分に合った企業に出会える可能性が高まるため、就職先の選択肢を広げたい人は積極的に活用しましょう。
7.企業からのスカウトを受ける
逆求人サイトを使い、企業からスカウトを受けて就活をあっさり終わらせる人もいます。逆求人サイトとは、就活生が自分のプロフィールをサイトに登録し、興味を持った企業からスカウト・オファーが届くサービスです。
自社に適性があると判断した企業がスカウトメールを送ってくれるので、選考プロセスをスキップして内定を獲得できる可能性があります。
また、逆求人サイトに登録しておけば、今まで就職先の候補として想定していなかった業界・企業からオファーが届くケースも珍しくありません。就職先の選択肢が広がるため、登録だけでもしておく価値はあるでしょう。
8.リクルーター制度を利用する
あっさり内定を獲得するために、可能であればリクルーター制度も活用する方法がおすすめです。リクルーターとは、就活生と企業をつなぐ採用担当者以外の社員のことです。就活のメンター的な存在であり、学生のサポートを通して自社が求める優秀な人材を探す役割を担っています。
リクルーター制度を利用することで面接に関するアドバイスがもらえたり、早期選考の案内を受け取れたりするため、選考をより有利に進められるでしょう。
ただし、リクルーター制度を導入しているのは大企業が多く、すべての志望者がサポートを受けられるわけではありません。誰にでも活用できる制度ではありませんが、リクルーター面談の案内メールが届いたり、大学からの紹介があったりなどチャンスがあれば、積極的にチャレンジするのがおすすめです。
9.選考フェーズに合わせて効率的に対策を進める
就活であっさり内定を獲得したいなら、選考フェーズに合わせて効率的に対策を進める必要があります。具体的にどのような対策を進めるべきか判断するためにも、まずは一般的な企業の選考フェーズを正しく把握しておきましょう。
1.エントリー
↓
2.書類選考
↓
3.適性検査
↓
4.一次面接
↓
5.二次面接
↓
6.三次面接
↓
7.最終面接
なお、企業によって選考フェーズは大きく異なるため、事前のリサーチが必須です。選考が行われる日程も確認しながら、準備や対策に十分な時間をとれるようにスケジュールを組み立てましょう。
10.社会人としてのマナーを身につける
スムーズに内定を獲得するには、社会人としてのマナーも身につける必要があります。
就活では、ビジネスマナーや社会人としての常識を求められるシチュエーションは少なくありません。面接はもちろん、メールの送り方や履歴書の書き方などにもマナーはあるため、細かい所作から気を配る必要があります。
特に、採用担当者と対面する面接において、ビジネスマナーは評価や印象を左右する重要なポイントです。面接セミナーや擬似面接を通してビジネスマナーを覚えるのはもちろん、普段から社会人としてふさわしい立ち振る舞いを意識して、採用担当者に好印象を与えられるように努めましょう。
なお、採用担当者から高評価を得られる面接での立ち振る舞いやマナーを身につけたい人は「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」もあわせてご確認ください。
11.コミュニケーション能力を磨く
あっさり内定を獲得したいなら、社会人として必要なコミュニケーション能力を磨きましょう。
就活では基本的な受け答えや敬語の使い方だけでなく、相手の立場に立って考えられるコミュニケーション能力が求められます。面接でも採用担当者目線で考え、質問の意図を読み取れれば、高評価につながる的確な回答ができるようになるはずです。
たとえ、面接や目上の人との会話に苦手意識があっても、模擬面接などを通して練習を重ねればコミュニケーション能力は向上します。採用担当者に好印象を与え、スムーズに内定を獲得するためにも、基本的な話し方や正しい敬語に慣れる訓練と並行して、日頃から相手視点で物事を考える癖をつけましょう。
12.ほかの就活生よりも早めに準備を進めておく
あっさり内定を獲得したいなら、準備を早めにすることが大切です。入念な準備をしているからこそ、本番で実力を発揮でき、あっさり内定を獲得できるようになります。
就活は適当に選考を受けて内定を獲得できるほど甘くはありません。ほかの就活生もしっかりと対策を行っており、強力なライバルとなります。あっさり内定を獲得したいのであれば、自分もしっかりと準備をしておくことが欠かせません。周囲よりも早めに準備をスタートし、万全な体制を整えておけば、内定も獲得しやすくなるでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活であっさり内定を獲得できる人の特徴5選
就活であっさり内定を獲得できる人には、企業選びの視野が広く、就活関連サービスやツールを活用しながら、早期から準備・対策に取り組んでいるといった特徴があります。
ここでは、早期に内定獲得できる人の具体的な特徴を5つご紹介します。「自分もあっさり内定が欲しい」と願う就活生はぜひ参考にしてください。
1.倍率の低い企業にもエントリーしている
就活であっさり内定を獲得できる人は、大手有名企業や高待遇なホワイト企業などにこだわらず、倍率の低い中堅・中小企業にも幅広くエントリーしている傾向があります。
なお、「倍率の低い企業は待遇や労働環境が悪いのでは」と考える学生もいるようですが、その認識は間違い。企業を相手に良質なサービスを提供しているBtoB企業や、高い技術力によって業界で急成長を遂げている中小やベンチャー企業など、知名度が低くても優良企業は存在します。
企業選びで大切なのは視野を広げることです。少しでも早く内定を獲得したいなら、人気のある企業にこだわらず、あまり知名度がない穴場企業を探し、就職先の候補として検討しましょう。
2.就活準備や選考対策に早期から取り組んでいる
早期に内定を獲得できる人は、就活準備や選考対策も早めに始めている傾向があります。
就活は早い者勝ちといっても過言ではありません。早期から就活準備や選考対策に取り組み、時間をかけてアピールの内容を練り込んだ分、選考を通過できる確率は高まるでしょう。
また、早期の段階であれば、時間のかかる対策や課題の改善にも余裕を持って取り組めます。
たとえば、エントリーシートに自己PRを記入する際、自分のアピールポイントやエピソードが見つからないケースは少なくありません。その際、時間に余裕があれば自己分析をもう一度実施したり、部活やアルバイトを始めてエピソードとして掲載できる経験を今から作ったりもできます。
一方、エントリーシート作成が遅れれば遅れるほど、内容を精査する時間が足りず、完成度の低い自己PRになってしまう可能性が高まるでしょう。
なお、多くの学生が準備を始めるタイミングは大学3年生の4月頃です。ただし、1〜2ヶ月後にはサマーインターンのエントリーが始まるため、余裕を持って対策を進めるためにも、大学1〜2年次から就活を見据えて少しずつ準備に取り掛かりましょう。
就活準備を始めるタイミングや、具体的なスケジュールを知りたい人は「就活準備はいつから?2025卒や状況別のスケジュールとやることを解説」もあわせてご確認ください。
3.コミュニケーション能力が高い
あっさり内定を獲得しやすい人は、高いコミュニケーション能力を持っている傾向があります。
コミュニケーション能力は、どの仕事・職種においても重視されるスキルのひとつです。仕事はチームで取り組む場合が多いため、社員同士で連携を取りながらスムーズに業務を遂行するのに、ある程度のコミュニケーション能力が求められます。
特に、接客業など顧客と直接的に関わる業種を志望する場合、面接などでコミュニケーション能力の高さが評価されると、内定につながりやすくなることも。
なお、コミュニケーション能力は訓練で鍛えることもできますが、一夕一朝では身につかない可能性が高いため、苦手意識のある人はできるだけ早期から対策を始めましょう。
4.企業に求められるスキルや実績がある
企業に評価されるスキルや実績があると、内定をもらえる可能性は高まります。ほかの就活生と比べて評価されそうな能力がないか、自己分析を通して考えてみましょう。
たとえば、「海外育ちで英語がネイティブ並みに話せる」のようなスキルは、海外での仕事や外国企業との取引を行う会社で評価されます。また、「学生時代に起業をした」のように、インパクトのある経歴は採用担当者の記憶に残りやすく、評価にもつながりやすいでしょう。
ただし、誰でも特殊な経歴や実績を持っているわけではなく、大きな実績がないと内定をもらえないわけでもありません。「自分には特徴がない」と悲観的にならず、等身大の自分を最大限にアピールすることが重要です。
5.就活関連のサービスやツールを上手に活用している
就活関連のサービスやツールをうまく使える人も、あっさり内定を獲得できる傾向にあります。就活を効率よく進め、必要な情報をしっかりと入手できているからです。
新卒の就活では、企業情報のリサーチから各種選考対策まで、さまざまな作業に取り組まなければなりません。初めて就活をする学生にとってはわからないことも多く、うまく進まない場合もあるでしょう。
その際、就職エージェントを活用し、就活の進め方を相談すればどのように進めればよいかが明確になります。また、就活サイトやスカウトサービスをうまく活用して企業情報を効率的に集めることも効果的です。
就活関連のサービスは無料で利用できるものも多いため、スムーズに内定を獲得するため積極的に取り入れていきましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活であっさり内定を獲得できない人の特徴5選
就活ではあっさり内定が取れたり、何社も受かったりする人がいる一方、受けた企業すべてに落ちてしまう人もいます。そのような学生は、企業選びの選び方が間違っていたり、アピールポイントや対策の仕方がズレたりしている可能性があるでしょう。
ここでは、内定をなかなか獲得できない人の5つの特徴を解説するので、自分に当てはまる項目がないかチェックしてみてください。
1.大手や有名企業ばかり受けている
大手や人気企業ばかり受けていると、なかなか内定がもらえない傾向があります。なぜなら、応募者が多い大手・有名企業は書類選考にも通りにくいため、成功体験を得られない状態が続くことで、就活のモチベーションも下がりやすいからです。
もちろん、大手やホワイト企業への就職を目指すことが悪いわけではありません。知名度や待遇にこだわりすぎて、倍率の高い企業しか受けないといった行動は避けるべきです。
中小やベンチャー企業の選考にも参加し、就活のノウハウと成功体験を蓄積しつつ、大手企業からの内定獲得も目指すとよいでしょう。
2.自分の強みが企業のニーズに合っていない
アピールする強みが企業のニーズに合っていない場合、なかなか内定は獲得できません。たとえば、行動力のある就活生を求めている企業があるとします。その企業に対して、慎重さをアピールしても評価されるのは難しいでしょう。
企業は履歴書やエントリーシートから、「自社で活躍できそうか」「自社の社風に合いそうか」などを評価しています。アピールしたい強みや特徴が、志望企業に必要とされているかを意識して伝える内容を選んでください。
3.ビジネスマナーが身についていない
最低限のビジネスマナーが不足していると、就活であっさり内定を獲得することは難しいでしょう。たとえ、面接で魅力的な自己PRができたとしても、面接時のマナーが欠けていると、総合的にマイナス評価になってしまう可能性があります。
社会人経験のない学生の場合、そもそもビジネスマナーを知らなかったり、間違って覚えていたりする人も少なくありません。採用担当者の考え方次第では、些細なことが不採用の決め手になるケースもあるため、敬語の使い方や電話・メール対応の仕方など、基本的なことから確実に身につけておきましょう。
社会人としての心構えや就活のマナーを知りたい人は「社会人としての心構えとは?必要なマナーや面接での答え方」もあわせてご確認ください。
4.Webテスト対策が不足している
Webテストの対策もしておかないと、内定をあっさり獲得することは難しいでしょう。特に、大手など応募者が多い企業は、Webテストでフィルターをかけて人数を絞る傾向があります。Webテストを通過できないと次のフェーズに進めないので、選考の早い段階でつまづいてしまうでしょう。
なお、Webテストには以下のような種類があり、企業によってどれを使用するかは異なります。
・SPI
・玉手箱
・CAB
・TG-Web など
志望企業のWebテストのタイプを把握し、参考書や対策アプリなどを使って予習しておきましょう。Webテストの出題科目や効果的な対策法を知りたい人は「就活のWebテストとは?受検形式や出題科目、効果的な対策法を解説」もあわせてご確認ください。
5.1人で就活を進めている
あっさり内定を獲得できない人は、1人きりで就活を進めている傾向があります。
1人で就活を進めてしまうと、どうしても視野が狭くなりやすいです。自己流で就活準備や選考対策に取り組んだ結果、非効率的な進め方になってしまったり、採用担当者からの評価をなかなか得られなかったりするケースも少なくありません。
就活では第三者の意見を取り入れることで、スムーズに進められる作業が数多くあります。たとえば、自己分析をする際、自分の長所はなかなか自覚できないものですが、家族や友人に聞くことで今まで気づかなかった新たな強みや価値観を発見できるケースもあるでしょう。
また、面接対策をする場合も1人で質疑応答を練習するより、第三者に協力してもらい、本番に近い環境でシミュレーションしたほうが、高い効果を見込めます。メンタル面でも、1人きりで就活の悩みやもやもやを抱え込んでいるとストレスが溜まりやすいため、信頼できる周囲の人に相談しながら就活を進めることが大切です。
もし、気軽に頼める人が周りにいないなら、選考対策のアドバイスがもらえたり、個別相談によって就活の悩みを打ち明けられたりする就活エージェントを有効活用するとよいでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活であっさり内定を獲得した際に確認すべき6つのポイント
内定があっさり獲得できたからといって、すぐに就活を止めるべきではありません。入社を決める前に、内定をもらった企業の社風や労働環境などをしっかり確認しておかないと、将来的に後悔する可能性もあります。
ここでは、あっさり内定を獲得した際、承諾する前に確認するべき5つのポイントを紹介します。10年後も新卒の就活で成功したといえるように、紹介するポイントをしっかりチェックしておきましょう。
1.ブラック企業でないかどうか調べる
企業から内定をもらったら、ブラック企業でないか確認することが大切です。特に、適当に就活していたのにもかかわらず、あっさり内定を獲得できた場合は、社員が次々と退職してしまうことから慢性的に人手が不足しているブラック企業の可能性が考えられます。
そのため、内定をもらったからといってすぐに承諾するのではなく、一度冷静になり、以下のようなポイントを確認しましょう。
・労働条件通知書は交付されるか
・離職率は高くないか
・残業時間は月何時間程度か
・年間休日は何日か
・賃金が低い、または高すぎないか
・大量募集を定期的に行っていないか
・求人が常に掲載されていないか
・業務内容が具体的に説明されているか
・面接官の態度が横柄ではなかったか
・オワハラなどをされていないか など
上記のようなポイントを十分確認せず、ブラック企業に入社してしまうと、過酷な労働環境によって心身ともに疲弊してしまい、早期退職につながる可能性もあります。たとえ、1社目に受けた企業からあっさり内定を獲得できても、相手がブラック企業であれば、就活が成功したとは言い難いです。
入社後の後悔をなくすためにも、インターネットで企業の口コミサイトなどを調べたり、「就活四季報」で離職率などのデータをリサーチしたりして、入社する企業を吟味しましょう。ブラック企業の特徴についてさらに詳しく知りたい人は、「ブラック企業の特徴をつかんで徹底回避!」もあわせてご確認ください。
2.内定先が自分に合っているか再度確認する
企業から内定を獲得してもすぐに承諾せず、本当に自分と内定先企業がマッチしているか再度確認しましょう。たとえ、エントリーする前に十分確認したつもりでも、改めて見返すとミスマッチを感じる可能性はあります。
特に、あっさり内定をもらった時は、喜びが大きいあまり「内定先の企業についてよく知らずに入社してしまった」というケースも少なくありません。その結果、ミスマッチが発生してしまえば、入社後の後悔につながる原因になります。
最終的な決断をする前に以下のような情報を確認し、自分に合った職場なのか慎重に見極めましょう。
・仕事内容の詳細
・企業の理念や価値観
・会社の成長性 など
なお、内定先の企業が自分に合っているか判断する際は、入社後の仕事に前向きな感情を持てるか考えてみてください。「めんどくさそう」や「大変そう」などネガティブな感情を抱く場合は、自分にマッチした企業ではない可能性があるので、ほかの選択肢がないか検討するために、もう少し就活を継続するのがおすすめです。
3.入社までのスケジュールを確認する
あっさり内定を獲得できた場合は、すぐに入社までのスケジュールを確認しておきましょう。一般的な内定獲得後の流れは、以下のとおりです。
・内定通知書が届く(大学4年生6月頃)
・内定懇親会が開催される(大学4年生9月頃)
・内定式が開催される(大学4年生10月頃)
・入社式(大学卒業後4月)
企業によっては、上記以外に内定者の顔合わせや入社前研修などを実施している場合もあります。内定獲得後の流れは企業によって異なるため、事前に確認したうえでスケジュールを組み立てましょう。
特に、内定承諾の期限はしっかり確認しておくべきです。内定承諾の期限が過ぎてしまうと、企業からの印象が悪くなってしまうため、返答に時間をかけすぎないように注意が必要。一般的には内定通知書が届いてから、10日〜1ヶ月程度の間に返答をするのがマナーですが、企業によって期限が定められているケースもあります。
なお、就活を継続したい場合やもう少し慎重に判断したい場合は、担当者に相談したうえで期限の延長もできます。内定承諾期限を延長する際のポイントや連絡方法を知りたい人は「内定承諾期限は延長できる?伸ばせる期間や連絡のポイントを解説」もあわせてご確認ください。
4.社員や職場のリアルな声をリサーチする
あっさり内定を獲得できた企業に入社するかを決める際は、社員や職場のリアルな声もリサーチしたうえで判断しましょう。具体的には、内定先の企業に勤めるOB・OGにコンタクトをとったり、座談会に参加したりする方法がおすすめです。
内定先の企業に勤める社員から職場の雰囲気や人間関係など、インターネットでは得られないリアルな情報を教えてもらうことで、自分に合った就職先なのか判断するのに役立ちます。また、対談する社員の人柄や性格から、自分が馴染める職場なのか具体的にイメージできるので、ミスマッチを回避しやすくなるでしょう。
5.ほかの企業の情報もチェックしておく
早期に内定を獲得できても、ほかの企業の情報は継続的にチェックしておくのがおすすめです。あっさり内定をもらえると、就活から解放されたい気持ちから、即座に内定を承諾したくなるかもしれません。
しかし、1社目で就活を終えてしまうと、ほかの会社との比較ができないため、入社後に「もう少しほかの会社も見ればよかった」と後悔するケースは少なくありません。内定をもらった企業に入社するか少しでも迷うなら、しばらく就活を続けて数社ほど受けてみるのもよいでしょう。
6.条件面を再度確認する
あっさり内定が出た場合、条件面に問題がないか改めて確認しておきましょう。内定者を確保するために、よい面ばかりを見せようとする企業もあるからです。
たとえば、給料が高いと思ったら、残業代が含まれた数字になっている場合があります。給料が高いとしても、残業が多くて大変な会社で働くことになってしまうのです。
あっさり内定が出たということは、条件について確認する時間は多くあります。また、自分に合わない企業であっても、就活をやり直す時間も多く確保できます。早く内定が出たからこそ、疑問点や問題点がないかしっかりと確認してみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活であっさり内定を獲得したいあなたへ
就活生のなかには「なかなかあっさり内定を獲得できない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。あっさり内定を獲得することが必ずしも正しいわけではありませんが、なかなか選考を突破できないと「本当に就職できるのだろうか」と不安を感じてしまうものです。
もし、あなたが「できるだけ早く内定を獲得して、就活の不安やプレッシャーから解放されたい」と考えているなら、就活のプロに相談するのがおすすめです。
「量より質」の「キャリアチケット就職エージェント」では、専任のキャリアアドバイザーによる自己PR添削、面接対策など、一人ひとりの悩みに合わせた丁寧なサポートを提供しています。また、就活のお悩みを打ち明けられる個別相談や、あなたに合った企業の紹介も無料で実施しているので、わからないことも多い初めての就活を効率よく進めるのに役立つでしょう。
できるだけ早く就活を成功で終わらせたい人は、お気軽にキャリアチケットへご相談ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。