このページのまとめ
- エントリーシートには、選考を効率化したり学生の個性を理解したりする目的がある
- 企業の求める人物像を理解することが、効果的なアピールにつながる
- 文章は常に結論から書き出し、説得力のある内容にする
- 回答に迷った時は、質問の裏に隠された企業の意図を考える
- 同業他社のインターンを調べることで、応募先企業ならではの魅力が見つかる
本選考前に企業を知ることができるインターンシップ。
学生に人気のイベントですが、企業によっては倍率が非常に高く、エントリーシートの提出が求められます。
そこで今回のコラムでは、選考を突破するためのエントリーシートの書き方を解説。ほかの学生と差をつけるには、何がポイントとなるのでしょうか?
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インターンシップでエントリーシートが求められる理由
企業がエントリーシートを求める最大の理由は、選考を効率化すること。人気企業には応募者が殺到し、その倍率は2~3倍にもなります。会社によっては競争率20倍を超えることもあり、すべての応募者と面接することは現実的に不可能です。
そこで多くの企業では、選考の第一段階としてエントリーシートの提出を課しています。書類審査のない抽選方式は誰でも気軽に応募できる一方、エントリーシートは時間と手間がかかるもの。
エントリーシートを提出する学生は、それだけである程度の意欲があると判断できます。企業側は、「試しに参加してみようかな」という軽い気持ちで応募する学生を減らすことで、選考を効率化しているのです。
また、企業はエントリーシートを通して学生の人柄や強みを読み取っています。エントリーシートは選考の効率化に加えて、自社にふさわしい人材を選別する材料になるものといえるでしょう。
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エントリーシートを書く時の注意
書類選考を突破するには、エントリーシート作成時に以下の点に注意してください。
企業が求める人物像を理解する
ご説明したとおり、企業はエントリーシートの情報を通して、応募者が自社にふさわしい人材か判断しています。
そのため企業に響くアピールにするには、企業が求める人物像を理解した上で自分の強みを伝えるのが効果的。やみくもに強みを並べるのではなく、業務で役立つスキルや性質を強調しましょう。
そのためには企業のWebサイトなどを使って、事業内容や業務内容、社風などを調べることが必要です。
読みやすさに気をつける
内容はもちろん、ぱっと見て読みやすいかどうかも合否をわけるポイントです。採用担当者は大量の書類に目を通す必要があるため、字が汚かったり読みにくかったりする書類はそれだけで読んでもらえない可能性があります。
第三者に読みやすい書類づくりは、就職してからも求められるスキルの1つです。字の大きさや改行に気をつけ、誰もが読みやすいエントリーシートを仕上げましょう。
結論から書き出す
自己PRや志望動機といった項目は結論から書き出すのが鉄則です。
前置きが長いと、読み手が「一体何の話がしたいのか?」と感じるため、冒頭で簡潔な結論を述べた上で、具体的な説明やエピソードに入りましょう。
文体を統一する
エントリーシートの文体は「ですます調」「である調」のどちらでも構いませんが、必ず書類全体で統一するようにしてください。
学生言葉や若者言葉は使わないように気をつけましょう。
見直しをしてコピーをとる
誤字脱字があると、「不注意な人」「仕事が雑な人」という印象を与えてしまいます。書き終わったら1度、2度と念入りに見直しをし、間違いがないか確認しましょう。
また、面接選考がある場合はエントリーシートをもとにした質問が予想されるため、面接前に見直しができるようコピーをとっておくと安心です。
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各項目の書き方
エントリーシートの項目は企業によって異なりますが、ここでは定番の項目の書き方をご説明します。
また、最後によくある設問の例を挙げていくので、自分だったらどう回答するか考えてみくてださい。
基本情報
・日付:提出日(投函日)の日付を記載、日付は書類全体で元号か西暦かを統一
・氏名:「ふりがな」は平仮名で、「フリガナ」はカタカナで記載する
・印鑑:朱肉で押すタイプを使用する、斜めにならないように気をつける
・生年月日:提出時の年齢を記載する
・住所:都道府県名から省略せずに記載する
・電話番号:連絡がとりやすい番号を記載する、固定電話がなければ書かなくてOK
学歴
・中学卒業から記入する
・学校名は正式名称で記入する(×「高校」○「高等学校」)
・卒業見込みを記入する
職歴
・アルバイトは職歴に含まない
・正社員経験のみを記入する
・特にない場合は「なし」と書く
自己PR
・アピールの根拠をエピソードを交えて説明する
・なぜその行動をとったのか動機を説明する
・経験から何を学んだのかを説明する
・欄の8割以上を埋める
・文字数規定がない場合は400~500字が目安
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インターンシップの選考でも重要!自己PRの書き方
志望動機
・その企業だからこそインターンに参加したい理由を説明する
・志望動機の裏づけとなる自分自身の価値観やエピソードを盛り込む
・意欲が伝わる文章にする
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インターンシップの志望動機、どう作る?
よくある設問の例
「学生時代に頑張ったことは何ですか」
「これまでに困難だったことと、それをどうやって乗り越えたか教えてください」
「インターンシップを通してどのように成長したいですか」
「インターンシップへの意気込みを教えてください」
自己PRや志望動機は定番の項目ですが、エントリーシートでは企業ごとにユニークな設問を見かけます。回答に迷った時は、「質問に隠された企業の意図」を意識してみましょう。
自己PRであれば「自社にふさわしい人材か知りたい」、志望動機であれば「意欲があるか知りたい」という風に、企業の質問には何かしらの意図があります。
回答に悩んだら一度立ち止まって、「企業が質問を通して何を知りたがっているのか」を考えるのが有効です。
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より効果的なエントリーシートにする方法
ここまでエントリーシートの基本的な書き方をご説明してきましたが、より企業にアピールするエントリーシートにするためには、以下を実践してみましょう。
インターンについて調べる
インターンシップの内容を知らずに志望動機を書くと、的外れな内容になってしまう可能性があります。エントリーシートを作成する前に、インターンシップのプログラムを知っておきましょう。
その際は、インターンでかかわる業務や、その業務が会社の中で持つ役割、インターンを通してどんなスキルが身に着くのかを調べるのがコツ。
応募するインターンシップの案内を熟読するのはもちろん、同業他社のインターンについて調べると、応募企業ならではの魅力や業界内での位置づけが見えてきます。
また、インターン前にOB訪問をすると、企業に関する詳しい情報が得られ、エントリーシート作成の参考になるでしょう。
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第三者に添削してもらう
アピールが的外れではないか、文章に矛盾がないか…。エントリーシートは完成しても何かと不安がつきまとうものです。
そんな時は、友人や先輩、大学のキャリアセンターの職員にエントリーシートを添削してもらうと良いでしょう。自分ではよくできたと思ったエントリーシートも、第三者の目で見ればどこかに改善点が見つかるかもしれません。
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