このページのまとめ
- Webエントリーシートは選考の第一歩として見られている
- Webエントリーシートは慣れれば効率よく提出できる
- Webエントリーシートは見やすさと誤字脱字に細心の注意を
就活の第一関門として提出するエントリーシートは、Webから提出するのが主流になりました。手書きとWebでは、どのような点に注意すべきか把握できているでしょうか。
この記事では、Webエントリーシートの特徴や紙との相違点、作成のポイントと注意点などをまとめました。
就活を初めて間もない方は、この記事を参考にWebエントリーシートの書き方を知り、効率よく就活を進めましょう。
エントリーシートについて詳しく知りたい方は、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」も参考にしてください。
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- Webエントリーシートとは?履歴書との違いを解説
- Webエントリーシートの3つのメリット
- 手書きに比べて効率よく作成できる
- 提出までの時間を考慮しなくてよい
- 一度作成した内容を使いまわせる
- Webエントリーシートの2つのデメリット
- 文字数や入力の時間に制限がある
- 消失するリスクがある
- Webと紙のエントリーシートの共通点
- Webエントリーシートを作成する際の4つのポイント
- 事前にメモ帳などで下書きを作成しておく
- 記号を使って見やすさを工夫する
- 文字数は上限の8割以上にする
- 誤字脱字を複数回確認する
- Webエントリーシートを作成するときの3つの注意点
- 操作を誤るとデータを消してしまう
- 証明写真のアップロード方法を調べておく
- あまりにも遅い時間には提出しない
- エントリーシートの書き方に不安を抱えるあなたへ
Webエントリーシートとは?履歴書との違いを解説
従来は紙のエントリーシートを使用している企業が多かったものの、近年ではWeb上で提出する方法が主流になっています。
提出したエントリーシートをもとに面接する場合もあるので、紙面であってもWeb提出であっても、アピールしたいことや面接で触れてほしいことは、きちんと書いたほうがよいでしょう。
エントリーシートと似たものに履歴書があります。履歴書は、学歴や職歴など、過去の事実に基づいた内容を重視するものです。
一方、エントリーシートは、志望動機や自己PR、学生時代に何をがんばってきたかなどを尋ねられます。また、企業側の意向に沿う人材かどうかを判断する材料になるため、採用するのに十分納得できる、説得力のある内容を書くことが大切です。
エントリーシートに記載する内容として、インターンでの経験は強みとなります。失敗したことや困難にどう対処したかなどを盛り込むことで、採用への一歩を踏み出せるでしょう。
エントリーシートに関する詳細は、「エントリーシートの書き方を項目別に解説!例文や5つの注意点もご紹介」をご覧ください。
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Webエントリーシートの3つのメリット
Webエントリーシートには、紙媒体と比べて以下の3つのメリットがあります。効率よく就職活動を進めるためにも、それぞれのメリットを確認しておきましょう。
手書きに比べて効率よく作成できる
Webエントリーシートは、キーボードやフリック操作で入力できるため、手書きに比べて効率よく作成できます。また、下書きした内容をコピーペーストすることで入力時間を短縮することも可能です。
送信するまでは何度でも訂正できるため、書き直しにも手間がかかりません。
紙の場合は清書した後の書き直しはできず、誤字脱字などがあると初めから書き直す必要があるでしょう。
提出までの時間を考慮しなくてよい
Webエントリーシートなら、専用ページなどから送信手続きをするだけで提出が完了するため、企業に届くまでの時間を考慮する必要がありません。
紙媒体で提出する場合、発送して到着するまでに3日ほどの余裕をみておきたいですが、Webから提出する場合は、提出期限の30分前などでも提出可能です。
作成の手間が省けることに関連して、提出までの時間を考慮しなくてよいのも、Webエントリーシートならではの特徴です。
一度作成した内容を使いまわせる
Webエントリーシートなら、ある企業に向けて作成した内容をほかの企業に転用できます。
もちろん、企業によって求められる能力や人物像は違うので、まったく同じ内容というわけにはいきません。しかし内容が重複することもあるため、複数の企業に応募する際に便利です。
エントリーシートを作成するにあたって、メモ帳やWordなどに下書きを作成しておけば、効率よく就活を進められるでしょう。
「エントリーシートは履歴書と同じではない?違いや書き方のポイントの解説」では、エントリーシートと履歴書の違いも解説しているので、合わせてご覧ください。
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Webエントリーシートの2つのデメリット
紙よりも効率的に作成できるWebエントリーシートですが、デメリットももちろんあります。紙のエントリーシートにはない2つのデメリットを知っておくことも大切です。
文字数や入力の時間に制限がある
Webエントリーシートの場合は、伝えたいことを制限のある文字数に落とし込む能力を求められます。また、ページにアクセスしてから入力を終えるまでに制限時間が設定されていることが多いので、時間内に正しく文字を入力しなければなりません。
紙のエントリーシートであれば、文字サイズなどで文字数はある程度調整でき、時間をかけて書き上げることもできます。また、丁寧にキレイに書けると、好印象を与えられるでしょう。
消失するリスクがある
Webエントリーシートの場合は、インターネット環境に依存しているため、入力中に回線が途絶えてしまうとデータが消失してしまう可能性があります。
また、「戻る」ボタンを誤って押すなどした場合にも、入力した内容が消えてしまうことも。
紙媒体であれば消失するリスクはほぼありません。強いて言えば、何らかのミスで郵送できないというリスクがあります。その場合は、郵送する際に配達記録が追跡できる形式にすることで防ぐことができるでしょう。
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Webエントリーシートについてのキャリアアドバイザーのアドバイス
オンラインでESを提出するときは、誤字・脱字に手書き以上に注意しましょう。
パソコンを使うと、意図せず予測変換などでミスが起こることもあります。
また、多くのWebエントリーシートは記入から提出まで制限時間を設けています。時間を超過すると記載内容は消えてしまうので、必ず事前に確認しておきましょう。
制限時間を超えなくてもデータが消えるリスクはあります。インターネット回線のいい環境で入力する、ブラウザバックを押さないといった点にも注意が必要。
誤字脱字や制限時間超過を防ぐためにも、事前にメモやWord等で下書きを作成するのがおすすめです。
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Webと紙のエントリーシートの共通点
Webと紙のエントリーシートには、それぞれメリットもデメリットもあります。
しかし、どのような提出媒体であれ、エントリーシートは選考の第一関門という位置付けに変わりありません。そのため、志望動機や自己PRといった内容自体に大きな違いはなく、形式的な書き方・まとめ方が少し異なるだけです。
また、エントリーシートを閲覧するのは企業の採用担当者なので、Webでも紙でも敬語表現は適切に使う必要があります。提出媒体が異なるだけで、根本的な内容に差がないことは覚えておきましょう。
エントリーシートのマナーに関しては、「エントリーシートの郵送時に送付状は必要?書き方やマナーをご紹介」で詳しく解説しています。
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Webエントリーシートを作成する際の4つのポイント
Webエントリーシートを作成するときは、以下の3つを意識してまとめましょう。紙媒体とは異なるポイントになるため、それぞれの内容を確認し、エントリーシート提出の参考にしてみてください。
事前にメモ帳などで下書きを作成しておく
Webのエントリーシートを作成する際は、あらかじめオフラインでwordやテキストソフトを使い、下書きを作成しましょう。Webからの提出では、回線状況によっては入力内容が消去する可能性もあります。
また、Webの場合は、ページにアクセスしてから提出するまでに制限時間を設けているケースが多いので、ある程度のスピード感も必要です。
事前に下書きを作成しておけば、こうしたWebエントリーシートならではの特徴に対応できます。提出の際はコピーペーストで大枠を作成し、内容に誤りがないか入念に確認することが重要です。
記号を使って見やすさを工夫する
Webエントリーシートを作成する際は、記号を使い分けて見やすさを工夫しましょう。
読みやすいデザインになるよう、「」、【】、①(丸数字)などの記号を使うのがおすすめです。
やみくもに記号を使っても読みづらいため、それぞれの記号を使う際は自分のなかでルールを決め、「初めて読む人でも理解しやすいか」という視点を心がけましょう。
企業によっては、入力箇所の改行ができないケースもあります。その場合は、改行部分に■などの記号を入れて対応しましょう。
文字数は上限の8割以上にする
Webエントリーシートは文字数や行数が指定されている場合が多いです。Webの場合、文字の大きさや文字装飾を変更することができないため、文字数が少ないと空白が目立ち、見映えが悪くなります。
また、少ない文字数では内容が薄くなり、採用担当者の印象に残らない可能性も。
このようなことを防ぐためにも、指定の文字数、行数に対して、必ず8割は埋めるようにしましょう。
誤字脱字を複数回確認する
手書きのときには起こらないような変換ミスも、キーボードやフリック入力では発生しかねません。また、コピーした範囲が実際は一文足りていなかったり、重複したりする可能性もあります。
Webエントリーシートは作成の手間が省ける反面、うっかりミスをするリスクがあるため、完成したら複数回見直すようにしましょう。
「就活生の大半はダメなエントリーシートを書いている」をもとに、自身が作成したエントリーシートの見直しをしてみるのもおすすめです。
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Webエントリーシートを作成するときの3つの注意点
Web上でエントリーシートを作成する際、注意すべき箇所が3つあります。ポイントだけでなく注意点も把握し、スマートにエントリーシートを提出しましょう。
操作を誤るとデータを消してしまう
Webエントリーシートを作成するときは、操作を誤るとデータを消してしまう恐れがあるので注意が必要です。
入力を進めるなかで、うっかり「戻る」ボタンを押してしまったことで、書いたものが消えることがあります。うっかりとデータを消してしまわないようにするためにも、Wordやメモ帳などで原稿を書き、保存するなど、バックアップを取っておくと便利です。
バックアップがあればコピー、ペーストで簡単に復元できるので安心して作成できるでしょう。
証明写真のアップロード方法を調べておく
Webエントリーシートの場合にも証明写真をアップロードする必要があるため、アップロード方法に注意が必要です。
証明写真を掲載する際、紙の場合は写真を切り取って貼るという簡単な作業ですが、Webの場合は慣れていないと時間がかかってしまうことも。
エントリーシートをWebで初めて作成する方は、写真のアップロード方法を事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
あまりにも遅い時間には提出しない
Webエントリーシートの提出時間に関して、あまりにも遅い時間に提出するのは避けるべきです。
何時に提出しても企業に迷惑がかかることはありませんが、深夜や期限ギリギリに提出すると、「時間管理能力」を疑われる可能性もあります。
また、提出時間ギリギリの場合、サイトのアクセスが増加してサーバーの応答に時間がかかったり、サーバーがダウンしたりすることも。
Webエントリーシートの場合でも、紙媒体同様、スケジュールに余裕を持って早めの提出を心がけましょう。
なお、エントリーシートの内容に関しては、「エントリーシートの書き方が分からない!例を用いて徹底解説」に詳しくまとめているので、まだ応募したことがない方はご確認ください。
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エントリーシートの書き方に不安を抱えるあなたへ
就職活動を始めると、選考における最初の壁として「エントリーシート」が立ちはだかります。書いてもなかなか面接に進まない、そもそも書いている内容がイマイチなのではないか、と不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。