クリニックの志望動機の書き方は?考え方・ポイント・例文を新卒向けに解説

このページのまとめ

  • クリニックの志望動機をまとめる際は、過去・現在・未来の流れを意識する
  • クリニックの志望動機には、自分のキャリアプランを盛り込むのがポイント
  • クリニックの志望動機を考える際は、ほかのクリニックとの差別化にこだわる

クリニックの志望動機の書き方は?考え方・ポイント・例文を新卒向けに解説のイメージ

「クリニックの志望動機が思い浮かばない」「ありきたりな内容になってしまう」など、志望動機の作成に悩む人は多いです。

この記事では、クリニックの志望動機の書き方や盛り込みたいポイント、診療科目別の例文を新卒向けに解説しています。

クリニックの志望動機を考えるポイントは、ほかの病院やクリニックとの差別化を意識することです。最後まで読めば、書類選考を突破できるクリニックの志望動機が書けるようになるでしょう。

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目 次

クリニックの志望動機の書き方4ステップ

クリニックの志望動機を書く際は、結論である理由を最初に盛り込み、志望した背景や興味を持ったきっかけなどについてエピソードを交えて補足する書き方がおすすめです。ここでは、クリニックの志望動機の書き方を4ステップで解説します。

以下の内容を参考にしながら、オリジナリティのある志望動機を作成しましょう。

1.そのクリニックを志望する理由を冒頭に盛り込む

クリニックの志望動機を書く際は、まずは結論である「そのクリニックで働きたい理由」を盛り込むのがポイントです。結論を最初に述べることで、自分の考えが面接官や採用担当者にはっきりと伝えられます。

履歴書に記載を求められるのはもちろん、面接においても「なぜうちのクリニックを志望されたのですか?」という質問がほぼなされるので、あらかじめ言語化しておきましょう。なお、クリニックを志望する理由は以下のように具体性を持たせて、志望先でないといけない理由を明確にするようにしてください。

・患者さまとのコミュニケーションを大切にする方針に魅力を感じた
・△△科は自身も通った経験があり、患者さまの気持ちに寄り添った対応ができる

特に、そのクリニックが力を入れていることや、志望先ならではの特徴に触れると、差別化につなげやすいためおすすめです。「このクリニックだからこそ働きたい」という意思や熱意を盛り込めると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

クリニック受付の仕事内容

そもそも、クリニックでの受付業務には、以下のような仕事内容が挙げられます。

・来院された患者さまの対応をする「来院対応」
・診察後に医療費を計算し請求する「会計業務」
・診療報酬明細書を作成する「レセプト業務」
・秘書のような役割を担う「クラーク業務」

上記以外にも、食事・投薬などの管理のほか、患者さまとのやりとりをカルテに記録することもあるでしょう。クリニックの場合、受付担当が事務作業を広くサポートする役割を担うため、自分で仕事を見つけていく積極性があるほど活躍しやすいはずです。

なお、クリニックの受付を行うにあたり、医療事務の資格は特に必要ありません。医療事務の資格は民間資格で、取得していなくても業務は可能です。実際にクリニックの求人情報を見ると、「無資格OK」「未経験歓迎」と記載しているケースも多くあります。

受付業務の志望動機の書き方は「受付の志望動機の書き方はどうする?アピールできるスキルや例文も解説」の記事でも詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
医療事務 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

クリニックを比較する際のポイント

志望先のクリニックを選んだ理由を明確にする際は、以下の項目を中心に比較するのがおすすめです。

・クリニックが目指す医療
・理念
・方針
・院内の設備
・教育制度
・院長の経歴

上記だけでなく、クリニックにまつわる一つでも多くの情報を収集しましょう。クリニックのホームページや口コミ・求人情報だけでなく、実際に受診して雰囲気を掴むことで情報を得られるはずです。

2.志望した背景や興味を持ったきっかけを説明する

そのクリニックを志望する理由を冒頭に盛り込んだら、志望した背景やきっかけなどを追加して、オリジナリティを加えましょう。結論として志望動機を伝えただけでは内容に説得力や納得感がなく、面接官から好印象を獲得するのは難しいといえます。

面接官としては、学生の熱意やどれほど貢献してくれそうか、長期間にわたって活躍してくれそうかなどの観点から、応募者の志望動機を比較・評価しています。そのため、先述した項目を中心に志望先の特徴を踏まえたうえで、クリニックの指針に共感する姿勢などを示すことが重要なのです。

上辺だけをなぞったような浅い理由では好印象を残せないので、志望動機のなかで自分の体験や考えに触れて、自分という人材を知ってもらえるような内容を意識しましょう。

3.具体的なエピソードで志望動機に説得力を持たせる

クリニックの志望動機を書く際は、具体的なエピソードを盛り込んで説得力を持たせることも重要です。志望した理由の背景にある考えや興味を抱いたきっかけについて、より具体的に話を展開することで、就職への本気度が伝わりやすくなります。

幼少期の経験や大学時代の看護実習、アルバイト経験など、自分らしさが伝わるエピソードを盛り込むことで、より印象的な志望動機にまとまるでしょう。

4.就職後の抱負やキャリアプランで締めくくる

クリニックの志望動機では、就職後の抱負やキャリアプランについても具体的に述べることが大切です。なぜなら、将来を見据えた職種の選択であると伝えることで、「なんとなく志望しているな」という認識がされにくくなるからです。

志望動機を考える際は、過去・現在・未来の時間軸を意識すると、より説得力のある内容にまとまります。就職後の明確な目標があり、その目標を達成するためにこのクリニックを志望したと伝えられれば、面接官を納得させられるでしょう。

このような論理展開は、志望動機に限らず、自己PRや長所・短所などのさまざまな項目にも応用できるので、ぜひ参考にしてください。

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クリニックの志望動機に盛り込みたい3つのポイント

クリニックの志望動機をまとめる際は、病院ではなくクリニックを志望する理由や、志望先で活かせそうなスキルや経験などを盛り込むと、面接官の評価を獲得しやすくなります。ここでは、クリニックの志望動機に盛り込みたいポイントを3つ紹介するので、以下の内容を踏まえて、自分らしい志望動機を作成しましょう。

1.病院ではなくクリニックを志望する理由

クリニックの志望動機を考える際は、病院との違いを意識して、あえてクリニックを選択した理由を言語化してみてください。クリニックと病院には、役割や医療内容、病床の数などの面で明確な特徴の違いがあります。

病院の場合、業務は縦割りになっており、横断的な業務はできないのが基本ですが、クリニックは少ないスタッフで連携しながら、幅広い業務を進めていく点で大きく異なります。また、患者さまへの対応はもちろん、医師や看護師とのチームワークも大切になってくるため、コミュニケーションを取る機会も多いでしょう。

ほかにも、病院と比べて急患の数や1日あたりの外来が少ない傾向で、落ち着いて仕事ができることから、クリニックの受付を希望する人もいるのではないでしょうか。「病院とクリニックの違い」を意識して、クリニックで働きたい理由を明確にしておくことが大切です。

就活でクリニックや病院の情報を収集するにあたって、見学に行く人もいるでしょう。「就活で病院を見学する時の質問内容は?マナーや失敗しないポイントも紹介!」の記事では、見学時のマナーや質問すべき項目などについて詳しくまとめているので、あわせて参考にしてください。

2.クリニックの業務で使えそうなスキルや経験

クリニックの志望動機には、業務に役立ちそうなスキルや経験をできる限り盛り込みましょう。受付業務をする際に医療事務の資格は必須ではないものの、以下のようなスキルはあるに越したことはありません。

・PC操作が得意
・学生時代に受付業務のアルバイトをしていた
・医療事務の資格取得に向けて勉強している

採用後にプラスになるようなスキルや経験があれば、志望動機に積極的に盛り込んでアピールにつなげましょう。資格を取得していない場合でも、パソコンや医療事務に関する知識は勉強しておき、就職後に向けた努力を自分なりに行っていることを伝えるようにしてください。

医療事務の資格を取得する意思があれば、その旨も示しましょう。

3.長期間にわたって活躍したいという熱意

クリニックの志望動機では、長く働き続ける意欲をアピールするのも大切です。採用後にミスマッチが起きて早期退職となった場合、採用にかけたコストが無駄になるだけでなく、人材を補充するための時間的なコストも追加でかかります。

そのため、志望動機には長期間にわたって活躍し続けたい意欲を盛り込みましょう。就職後のキャリアプランを描き、志望先のクリニックで自身のキャリアを構築していきたいことを伝えられると、面接官の高評価を獲得できるはずです。

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クリニックの志望動機でやってはいけない4つのこと

クリニックの志望動機を書く際は、嘘の内容を盛り込んだり、例文をそのまま引用したりするのは避けてください。ここでは、クリニックの志望動機を作成する際にやってはいけないことを4つ紹介します。以下で紹介する内容に当てはまらないように気をつけましょう。

1.嘘をつく

クリニックの志望動機に嘘を書くのはもちろんNGです。志望動機に限らず、経歴や自己PR、長所短所など、あらゆる項目においても同様で、場合によっては法的な責任を問われる可能性もあるため気をつけてください。

嘘をついて採用されたとしても、実際の能力との間にギャップが生まれたり、嘘をついたことによる後ろめたさなどで、働きづらくなったりするでしょう。さらに、職場での信頼を失うリスクが大きく、人間関係のトラブルの元にもなりかねません。

就職後のミスマッチは早期退職につながる可能性もあるので、志望動機に嘘を盛り込むのは絶対にやめましょう。

2.例文をそのまま引用する

インターネットで検索するなどして出てきたクリニックの志望動機の例文について、そのまま使うのも避けてください。

クリニックの採用担当者は何人もの履歴書を読んだうえで面接をしており、例文をコピペした内容に勘づく可能性は十分にあります。仮に気づかれなかったとしても、理由の背景にある考えや興味を抱いた経緯、エピソードなどがありきたりで、印象に残らないケースが多いです。

志望動機の例文はあくまで参考にとどめ、自分のエピソードを交えてオリジナリティのある内容にしましょう。

3.待遇面のよさをおもな理由にする

クリニックを志望する理由として、勤務時間や休日の条件などの待遇面を前面に押し出さないようにしてください。

クリニックの受付の求人は給与水準も比較的高く、待遇面に目がいきがちです。待遇面は重要ですが、メインの志望理由にしてしまうと「条件のさらによいクリニックがあればうちに来ないのでは?」などと思われかねません。

志望動機を作成する際は、クリニックの方針や現場の体制といった「そのクリニックだからこその特徴や側面」にスポットを当てたり、自分の経験をエピソードに盛り込んだりするとよいでしょう。

4.受け身の姿勢と捉えられる意気込みを書く

クリニックの志望動機を書く際は、受け身な姿勢と捉えられかねない表現も避けてください。

・△△について勉強させていただきたい
・△△を学ばせていただきたい
・できることから精一杯取り組みたい

新卒の学生の場合、実践的なスキルを備えているわけではないため、上記のような言い回しをしがちです。しかし、医療の現場に限らず、社会に出れば結果を残さなければならず、仕事として自分の役割を全うする必要があります。

一見すると勉強熱心な姿のアピールにつながりそうですが、見方によっては消極的で受け身な姿勢として受け取られる可能性があるので気をつけましょう。

志望動機を考える際は、NG例から学べることも多いです。「志望動機のNG例文集!改善策や注意すべきワードも解説」の記事では、志望動機を作る際のNGワードやダメな例文と改善の仕方について紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

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【種類別】クリニックの志望動機例文8選

ここでは、クリニックの種類別で参考になる志望動機を8つ紹介します。なお、以下で紹介する例文はあくまで一例なので、自分の経験や考えをもとに、オリジナリティのある志望動機を作成しましょう。

1.クリニックの看護師

私は、大学の日々の講義を重ねていくなかで、△△の分野に関心を抱きました。大学の看護実習ではこの分野に詳しく触れる機会には恵まれませんでしたが、貴クリニックは△△の分野において高い実績を持っており、看護師として高度かつ専門的な知識を身につけられると思い、志望しました。

患者さまと綿密にコミュニケーションをとり、不安を取り除きながら安心してリハビリに取り組める環境を用意できる看護師になりたいと考えています。貴クリニックの一員として1日でも早く貢献できるよう、今からできることも含めて努力いたします。

2.医療事務全般|理由:地域・社会貢献

私は、「一生働き続けられる仕事を」と思い、貴クリニックを志望いたしました。いつの時代も必要とされる医療機関では、医師や看護師はもちろん、受付スタッフもその一員だと考えています。

患者さま一人ひとりと真摯に向き合いつつ、幅広い分野に取り組める貴クリニックで経験を積みたいです。地域に根ざし、患者さまに寄り添った医療を基本理念としている貴クリニックであれば、生まれ育ったこの地に貢献したい思いや、長く働き続けたい希望を叶えられると思っています。

また、診療科目である皮膚科は、幼いころにアトピーで通院していたこともあり、人生で一番お世話になった科目です。

そのため、患者さまの気持ちが分かる部分もあり、寄り添った対応ができると自負しております。採用していただいた際に少しでも早く戦力となれるよう、現在、医療事務の講座に通って勉強中です。資格取得は来春を予定しています。

地域医療に貢献する貴クリニックで働く一員になりたいです。

3.医療事務全般|理由:人と関わるのが好き

私は初対面の人とすぐに仲良くなれる性格で、大学生になってからは居酒屋のホールスタッフやイベントスタッフのアルバイトを続けてきました。

クリニックの医療事務は患者さまやご家族と関わる機会も多く、数ある事務職のなかでも、幅広い年代で、さまざまな状況の人と関わる仕事だと思っています。医療事務のスタッフなら、私のコミュニケーション能力を活かせると考えたため、貴クリニックを志望しました。

貴クリニックは、△△エリアのなかでも規模が大きく、来院される患者さまの数も多いと伺いました。そのような貴クリニックの受付担当として、患者さまにあわせたコミュニケーションをとりたいと考えています。

事務の遂行に関しても、パソコン操作には自信があり、大学の授業はもちろん、アルバイトでシフトを組む際にも使用しているので、迅速かつ丁寧に作業を進められると自負しています。

幅広い業務をこなせる貴クリニックでさまざまな経験を重ね、クリニックに欠かせない存在として貢献していきたいです。

4.美容クリニック

私が貴クリニックを選んだ理由は、美容クリニックのなかでも最新の医療設備を豊富に備え、充実した医療を提供しているからです。

患者さま一人ひとりのニーズを丁寧に引き出して分かりやすく提案し、満足度の高い医療を提供していることから、スタッフの評判も非常に高いと伺いました。

美容クリニックの場合、健康上に問題があるわけではなく、どこかにコンプレックス・悩みを抱えた方がいらっしゃいます。そのため、患者さまに寄り添う徹底したサービス提供が欠かせないと考えています。

私も貴クリニックの評判を上げる一助となれるよう、クリニックの顔として受付業務を全うしたいです。

5.小児科クリニック

私は幼い頃から体が強いほうではなく、小児科の貴クリニックを何度も受診していました。

季節の変わり目には必ず風邪をひき、喘息も相まって症状をこじらせることもあり、貴クリニックのスタッフの方々と関わる機会が多くありました。そんなとき、いつも優しい笑顔で、当時の私と同じ目線で話しかけてくれるスタッフの方々がとても印象に残っており、大きな不安を抱くことなく過ごせたと思っています。

このような経験から、次は私が貴クリニックのスタッフとして、受診する子どもたちが安心できる環境を用意したいと考えるようになりました。貴クリニックの一員として、患者さま一人ひとりに寄り添い、コミュニケーションを大切にできるスタッフとして活躍したいです。

6.内科クリニック

私が貴クリニックを志望した理由は、「△△△△」という方針に強く共感したからです。

私は、看護師として患者さま一人ひとりとしっかり向き合うことを大切にしたいと思っています。また、精神的な支えにもなりたいと思っていることから、大型病院などではなく、一人ひとりに寄り添いやすく、地域に密着したクリニックで看護師として働きたいと考えています。

貴クリニックは、県内でも地域医療に率先して取り組んでおり、地域の方々からの信頼も厚いと伺いました。そして、患者さまのニーズが最も高いとされる内科は、広範な知識・対応が求められる一方、一人ひとりの生活に密着している点に魅力を感じています。

貴クリニックの一員として、患者さまの健康な暮らしをサポートし、地域医療に貢献していきたいです。

7.新規開院のクリニック

私が貴クリニックを志望した理由は、オープニングスタッフとしてクリニックの発展に貢献したいと思ったからです。

私は看護師になるための講義や実習などを受ける傍らで、学生同士が交流できる場を作るイベントの企画や進行を、仲間とともに定期的に行ってきました。私は人と関わることや何かを作り上げることが好きで、企画したイベントに参加した人の笑顔が、私にとっての大きなやりがいの一つです。

貴クリニックであれば、看護師としての知識はもちろん、イベントの企画や進行で培った経験を活かせると思っています。貴クリニックの一員として、創成期の発展に尽力いたします。

8.NG例文

私が貴クリニックの看護師を志望した理由は、患者さまの役に立ちたいと思ったからです。

誰かの役に立つのが好きで、感謝の言葉をかけてもらえるのが行動の動機になっています。貴クリニックは、日勤のみで交通アクセスもよく、プライベートな時間も充実させられ、理想的な職場だと思っています。 貴クリニックの看護師として幅広い業務をこなし、患者さまの役に立ちたいです。

NG例文の改善ポイント

志望する理由で待遇面について触れており、面接官からの評価が期待しづらい内容になっています。また、「患者さまの役に立ちたい」というだけでは抽象的で、どのように役立ちたいかが分かりません。

自分の経験をどのように活かせるのか、病院ではなくクリニックを選んだ理由など、業務内容やクリニックの特徴に触れて、具体性のある内容にすることが大切です。

志望動機ではなく自己PRの考え方を知りたい人は、「医療事務の自己PRはどう作る?求められる人物像や作成のポイントを解説」を参考にしてください。

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面接で志望動機を伝える際に覚えておきたい3つのポイント

クリニックの志望動機を面接で回答する際は、応募書類の内容に沿うことや、結論ファーストでコンパクトにまとめることを意識するとよいでしょう。ここでは、クリニックの志望動機を面接で伝える際のポイントを3つ紹介します。以下の内容を踏まえて、面接も視野に入れた対策をしていきましょう。

1.応募書類の記載内容に沿って答える

面接で答える志望動機は、履歴書やエントリーシートに記載した内容に沿って答えるようにしてください。

面接では、手元にある資料をもとに話が進むことが大半です。また、面接官は応募者の履歴書や志望動機にあらかじめ目を通している可能性もあり、内容に一貫性がない場合、「どちらの内容が正しいのか」と疑問に思われかねません。

履歴書の内容と一言一句同じである必要はありませんが、話の軸はブレないようにするのがポイントです。応募書類と面接で話す内容は、一貫性を持たせましょう。

志望動機の例文をもっと知りたい人は「志望動機の書き方|新卒が注意したいポイントや履歴書の例文を解説!」も参考にしてください。

2.結論ファーストでコンパクトに答える

面接においても、志望動機を回答する際は結論を最初に伝えることが大切です。面接では質問の意図を汲み取り、正しく回答できるかどうかも評価されています。聞かれた質問に対して簡潔に答えることで、ストレスなく円滑なコミュニケーションがとれることのアピールにつながるでしょう。

また、質問に対する回答の長さにも注意が必要です。基本的に、質問に対する回答の目安は1分間といわれています。文字にすると300文字程度で、一文が50〜60文字であれば、5〜6行で回答するのが一つの基準です。

面接は採用担当者との会話のキャッチボールをする機会なので、ダラダラと回答せず、結論ファーストでコンパクトに答えましょう。

3.「志望動機」として聞かれないこともある

面接の際には、「志望動機を教えてください」のような直接的な質問だけでなく、以下のような質問がなされることもあります。

・5年後あなたの看護師像を聞かせてください
・多くある病院やクリニックのなかで、当クリニックを選んだ理由は何ですか
・当クリニックで、あなたの経験をどのように活かせますか

志望動機として聞くのではなく、「将来のキャリアプラン」を確認するため、一風変わった内容で聞かれる場合もあることを覚えておきましょう。

就職後の働き方やキャリアプラン、クリニック間の差別化などについて自信を持って回答できると、面接官の高評価も期待できます。さまざまな言い回しの質問にも柔軟に対応できるよう、自己分析や志望先の研究は入念に行いましょう。

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クリニックの志望動機に磨きをかけるコツ3選

クリニックの志望動機のクオリティを上げるには、友人や家族、大学の先輩などに添削してもらったり、就活エージェントからアドバイスをもらったりするのがおすすめです。ここでは、クリニックの志望動機に磨きをかけるのにおすすめしたい方法を3つ紹介します。実践できそうな方法から取り入れてみてください。

1.友人や家族に読んでもらう

完成した志望動機は、友人や家族など、自分とは異なる立場の人に読んでもらい、熱意や伝えたい内容がうまく盛り込めているかフィードバックをもらいましょう。

就活をしている友人であれば、お互いの志望動機を読み合うことで、客観的な視点から気づきを得られるはずです。家族に読んでもらえば、目上の人からの印象を確認できます。

いずれの場合も依頼しやすく、手軽に第三者の視点を取り入れられますが、専門的な立場からのアドバイスではないので、フィードバックの正しさは慎重に判断しましょう。

2.大学の先輩に添削してもらう

就活を終えた大学やサークルなどの先輩に志望動機を添削してもらうのもおすすめです。

先輩自身の経験をもとにフィードバックをもらえるため、より実践的な内容が期待できます。特に、近しい職種の内定を獲得している場合は、詳細なアドバイスをもらえるでしょう。

3.就活エージェントからアドバイスをもらう

クリニックの志望動機に磨きをかけるなら、就活のプロである就活エージェントの活用もおすすめです。

就活エージェントは多くの学生の内定獲得をサポートしており、豊富な知識や経験があります。より客観的で専門的な立場からアドバイスをもらえるのはもちろん、魅力的な志望動機に仕上げるための添削も受けることが可能です。

就活エージェントは無料で利用できるケースが大半で、志望動機の添削だけでなく、自己分析のサポートや面接対策などもできます。就活に関する悩みがある人は、就活エージェントを積極的に利用するとよいでしょう。

志望動機のブラッシュアップとあわせて、「エントリーシートや履歴書のNGワードは?就活で気を付けたい言葉を解説」の記事を参考に、使ってはいけない言葉を入れていないかもチェックしましょう。

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クリニックの志望動機作成に悩むあなたへ

「クリニックの志望動機がありきたりな内容になっている」「書けた文章に自信がない」など、志望動機の作成には悩みがつきものです。

クリニックの志望動機は、そのクリニックで働きたいと思ったきっかけや理由を明確にして、活かせるスキルや経験を盛り込み、将来像を含めてアピールしましょう。

なお、志望動機を作成できたものの、漠然とした不安が拭いきれない場合は、第三者から客観的なアドバイスをもらうのがおすすめです。

就活エージェントのキャリアチケットは、企業の採用活動に精通した経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの就職活動をサポートしています。作成した志望動機に自信がない人や、就活に漠然とした不安がある人は、キャリアチケットまでお気軽にご相談ください。

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クリニックの志望動機に関するよくある質問

クリニックの志望動機についてよくある質問をまとめました。

Q.クリニックで働くメリットは?

A.病院と比べて少ない数のスタッフで業務を行うため、幅広い分野の業務経験を積めるメリットがあります。また、勤務時間が日勤だけだったり、休診日が決まっていたりと、比較的予定が立てやすいこともメリットの一つです。

クリニック選びなどの就活の軸についてもっと知りたい人は「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」も参考にしてください。

Q.クリニック受付の志望動機の書き出しの例文は?

A.書き出しの例文としては、以下を参考にするとよいでしょう。

私がクリニック受付を志望した理由は、かかりつけを受診する患者さま一人ひとりとしっかり向き合って仕事がしたいからです。

長い期間働き、頻繁に受診される方とも、久しぶりの方とも顔見知りになって、患者さまが病院を訪れる不安を少しでもなくせたらと思っています。

結論である志望した理由を書き出しにシンプルにまとめることで、採用担当者に伝わりやすい構成になるはずです。

Q.クリニックの志望動機はなんて書けばよい?

A.志望動機に盛り込むべき内容は以下が挙げられます。

・なぜそのクリニックなのか
・病院ではなくクリニックを志望する理由
・持っているスキルや活かせる経験
・自身のキャリアプラン

上記などを盛り込みつつ、自身のエピソードを交えてオリジナリティのある内容にまとめましょう。

ほかの医療系就活の志望動機を参考にしたい方は「歯科助手の志望動機はどう作る?未経験がアピールすべき内容や例文を解説」も参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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