このページのまとめ
- 内定承諾書を提出したあとも就活を続けて問題ない
- 内定承諾後の就活がバレると、オワハラを受ける可能性がある
- 就活を続けるか迷ったら、悩む理由を明確にしほかの内定者と交流してみるのが効果的

学生のなかには、「内定承諾書を出したあとも就活を続けたい」と悩んでいる人もいるでしょう。第一志望の選考を受けたりほかの企業とも比較して決めたりしたい場合、承諾書を出したあとも就活を続ける人は少なくありません。
ただし、内定先企業に就活を続けていることがバレた際のリスクは認識しておく必要があります。
この記事では内定承諾後の就活がバレたときのリスクや、企業に内定の保留・辞退を伝える際の例文をご紹介するので、ぜひご一読ください。
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- 内定承諾書を提出したあとも就活は続けられる
- 内定承諾書の提出が求められる理由
- 内定承諾後に就活を続けても企業にはバレにくい
- 内定承諾後の就活がバレたらどうなる?リスクを解説
- オワハラを受ける可能性がある
- 企業からの印象が悪化する可能性がある
- 推薦入社の場合は企業にも大学にも迷惑が掛かる
- 内定承諾書の提出後も就活を続けるか判断する方法
- 1.就活を続けたい理由を明確にする
- 2.内定先企業を入念にリサーチする
- 3.内定者と交流する
- 4.内定先企業の社員に悩みを打ち明ける
- 5.OB・OG訪問をしてみる
- 6.就活エージェントに相談する
- 内定承諾書の提出後も就活を続ける場合のポイント3選
- 1.就活を続ける旨を事前に伝える
- 2.自分が納得できるまで就活を続ける
- 3.オワハラを受けたらキャリアセンターに相談する
- 内定承諾の保留や辞退を伝える際の5つのマナー
- 1.基本的に電話で連絡する
- 2.できるだけ早めに伝える
- 3.誠実な態度を心掛ける
- 4.保留の場合は期限を明確に伝える
- 5.保留・辞退の連絡後は重ねてメールを送る
- 内定承諾の保留・辞退を伝える際の例文
- 電話で内定承諾の保留を伝える場合
- 電話で内定辞退を伝える場合
- メールで内定承諾の保留を伝える場合
- メールで内定辞退を伝える場合
- 内定承諾書を提出したあとに就活を続けるか迷う学生へ
- 内定承諾書の提出後も就活を続けたい方のお悩み
- Q.内定承諾書をとりあえず出すのはアリ?
- Q.内定承諾後の就活がバレると内定取り消しになる?
- Q.内定承諾書提出後の流れは?
内定承諾書を提出したあとも就活は続けられる
「民法第627条1項」によると、内定辞退は入社日の2週間前までであれば可能とされており、内定承諾書を提出したあとでも就活は続けられます。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
キャリアチケットの調査でも、およそ半数の就活生が内定承諾後も就活を継続していると回答しており、理由として「より志望度の高い企業の選考が残っていたから」「第一志望ではあるが、最後まで受けきって就活を終えたいから」などが挙がりました。

調査からも分かるように、現在では、複数内定(内々定)を獲得し、そのなかから入社する企業を選ぶという流れが一般的になっているでしょう。
そのため、最初から内定辞退を見越して多めに内定を出して対応している企業も少なくないようです。ただし、入社式直前の3月頃に内定辞退を伝えた場合は、直前ということもあり、企業側に大きな負担をかけてしまいます。連絡が遅れれば遅れるほど、企業にかける負担は大きくなるため、早めの連絡を意識しましょう。
就活の基本ルールやスケジュールについておさらいしたい方は、「就活とは?基本的な流れやスケジュールとあわせて成功のポイントを解説」の記事をご一読ください。
参照元
e-Gov法令検索
民法
キャリアチケット
2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)
内定承諾書の提出が求められる理由
企業が内定承諾書の提出を求めるのは、学生の入社意思を確認し、採用予定の人数を確実に把握するためです。内定承諾書は企業が就活生に対して発行するもので、書面上で以下のような誓約を交わします。
・入社を承諾すること
・正当な理由がない限りは辞退しないこと
・他社へ入社しないこと
企業は採用活動に多くの時間とコストをかけており、採用予定の人数に欠員を出すことは避けたいのが実情です。書面での署名・提出を求めることで、他社への心変わりや入社直前の内定辞退を防ぎたいという事情が背景にあるでしょう。
内定承諾後に就活を続けても企業にはバレにくい
内定承諾後に就活を続けても、企業にバレる可能性は限りなく低いでしょう。なぜなら、企業は学生の就活事情を知る術がないからです。
たとえば、就活サイトを活用して企業にエントリーした場合でも、他社の就活状況が共有されることはありません。自社にエントリーした就活生の情報を他社に伝えるのは情報漏洩に該当する行為なので、企業間のやりとりでも情報が共有されることはないでしょう。
しかし、たとえバレないとしても、企業に黙って就活を続けるのはあまり褒められた行為ではありません。企業は内定承諾を受けた日から、コストをかけて入社に向けた準備や手続きを進めています。採用担当者に入社を迷っている旨を正直に伝え、内定を保留してもらったうえで、就活を続けるのが誠実な対応といえるでしょう。
内定承諾期限の延長や保留をする際の対応方法を詳しく知りたい人は「内定承諾期間は延長出来る?依頼時のポイントや伝え方の例文を解説」もあわせてご確認ください。
企業にバレたらペナルティはあるのか
就活を続けていることが内定先にバレたとしても、法的なペナルティや罰則を受けることはありません。日本国憲法の「第二十二条」により職業選択の自由が保障されているため、就活の継続を理由に企業がペナルティを科すようなことは不可能です。
ただし、入社意欲を疑われてしまい、人事担当者との信頼関係にヒビが入るという心理的なデメリットはあるため、就活を続ける場合は慎重に行う必要があります。
なお、内定先にバレる可能性として考えられるのは、複数の企業が集まる合同説明会で偶然遭遇したり、本名で使っているSNSの投稿から発覚したりするといったパターンです。
参照元
e-Gov法令検索
日本国憲法
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内定承諾後の就活がバレたらどうなる?リスクを解説
内定承諾後の就活が企業にバレた場合、オワハラを受けたり、社員からの印象が悪化したりする可能性があります。具体的なリスクについて解説するので、就活を続けるか判断するための参考にしてください。
オワハラを受ける可能性がある
内定承諾後、企業に黙って就活を続けているのがバレた場合、オワハラを受ける可能性があります。オワハラとは、企業が学生に対して就活を終えるように強要する行為です。具体的な事例としては、以下のようなものが挙げられます。
・就活を終えないなら内定を取り消すといわれる
・内々定後に研修やイベントなどを頻繁に設け、就活生の時間と行動を制限する
・面接などで他社の選考状況を話させて、辞退するように強要する
・「損害賠償を請求する」「土下座しろ」と、学生を脅迫する など
上記のようなオワハラを受けた結果、苦労して獲得した内定を失うのを恐れて、就活を辞めてしまう学生も少なくありません。内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、9.4%の就活生がオワハラを受けたことがあると回答しています。
就活は自分の将来に関する重要な選択であり、他人にいわれたからといって辞めるのは入社後の後悔につながりかねない行為です。自分の正当性を主張するためにも「自分が納得できるまで就活を続けたい」という意志を崩さず、毅然とした対応を心掛けましょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
企業からの印象が悪化する可能性がある
内定承諾書を提出したにもかかわらず、就活を続けていることがバレると、企業からの印象が悪くなる可能性もあります。
選考のなかで「御社が第一志望です」と伝えていたのに、まだ就活を続けていると発覚すれば「話が違う」と思われても仕方がないでしょう。黙って就活を継続していたとなれば、さらに「誠実さに欠ける」といった悪い印象を与える可能性は高まります。
企業側も「将来のためにより良い企業に入社したい」という学生の気持ちは理解しているはずですが、採用担当者も人間なので、多少対応が悪くなる可能性はゼロではないでしょう。
結果的に、最初に内定をもらった企業へ入社したとしても、社員の方と良好な関係を構築できず、社内の居心地が悪くなりかねません。入社後のリスクを回避するためにも、自分を評価してくれた企業を騙すような不誠実な対応は避けるべきでしょう。
推薦入社の場合は企業にも大学にも迷惑が掛かる
大学の学校推薦や教授推薦を利用して獲得した内定の場合、企業だけでなく大学にも迷惑が掛かってしまいます。
推薦は大学と企業との長年の信頼関係によって成り立っているため、内定後に他社の選考を受けていることが発覚すると、大学の顔に泥を塗ることになってしまうのです。
企業から見て自分の大学のイメージが悪くなり、翌年以降の推薦枠が取り消されるなど、大学全体に被害をもたらすことになってしまうでしょう。そのため、推薦経由で内定を得た場合は、就活継続および辞退は基本的に避けるべきです。
就活で推薦を利用する場合のメリット・デメリットは「教授推薦とは?理系就活で利用する際のメリット・デメリットを解説」の記事でご紹介しているので、こちらもご参照ください。
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内定承諾書の提出後も就活を続けるか判断する方法
内定承諾書を提出した後に就活を続けるか決める際は、企業の情報を再度確認したうえで、自分の気持ちを明確にすることが大切です。また、1人で抱え込まず、他者の意見を参考にしてもよいでしょう。
ここからは、就活を続けるか判断するための具体的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.就活を続けたい理由を明確にする
内定承諾後に就活を続けるか悩む場合は、自分の気持ちを明確にすることが大切です。内定をもらったのになぜまだ就活を続けたいと感じるのか、具体的な理由を確認しましょう。
たとえば、複数社から内定が出ても就活を続ける背景は、単純に「第一志望ではなかったから」ということかもしれません。しかし、第一志望であったとしても、「本当にこの企業で良いのだろうか」「もっと自分の可能性を試してみたい」という気持ちが隠れている場合もあるでしょう。
特に、内定が出された時期が就活を始めてすぐの4月頃であれば、あと数ヶ月チャレンジしてみたいという気持ちが起きてくるのも自然なことです。自分の本心を明確に言語化できれば、就活を続けるにしても辞めるにしても、後悔の少ない決断ができるでしょう。
2.内定先企業を入念にリサーチする
就活を続けるべきか悩んだときは、内定先企業を入念にリサーチしたうえで判断しましょう。
改めて企業の業務内容や待遇、制度などを徹底的に調べ、自分の希望とマッチするのであれば、無理に就活を続ける必要はないかもしれません。その際、内定をもらった企業だけでなく、他社の業務内容や条件もリサーチして比較すると、より判断しやすいでしょう。
一方、内定をもらった企業と他社の情報を比較した結果、不満を感じるポイントがあるのなら就活を続ける価値はあります。後悔のない選択をするためにも、企業のWebサイトや就活情報サイト、説明会資料などで基本的な情報を調べたうえで、就活を続けるか否か決断しましょう。
企業分析のやり方とポイントを詳しく知りたい人は「企業分析を行う方法とは?やり方とポイントを詳しく解説!!」もあわせてご確認ください。
3.内定者と交流する
就活を続けるか判断する方法として、内定者同士で交流を深めるのもおすすめの方法です。一緒に働く同期と接することで、入社後の日常をリアルにイメージでき、就活を続けるか否かを決める際の判断材料になるでしょう。
また、内定者に気持ちを打ち明けることで、自分と同じ立場の人間から参考になるアドバイスをもらえる可能性もあります。同じ大学に内定者がいる場合は、コンタクトを取ってみましょう。
同じ大学や知り合いに内定者がいない場合は、企業が開催する内定者イベントや懇親会に参加するのもおすすめです。内定者イベントや懇親会は、単に同期の仲を深めるための会ではなく、入社を決めかねている学生の悩みを解消する場でもあります。同じような悩みを抱えている学生も参加するため、案内が届いたら積極的に参加すると良いでしょう。
4.内定先企業の社員に悩みを打ち明ける
就活を続けるべきか自分では判断できない場合は、思い切って内定先企業の社員に相談してみるのも解決策の一つです。正直に入社するか悩んでいる旨を伝えることで、不安を解消できる場合もあります。
また、一緒に働く社員の対応を見ることで、入社後の具体的なイメージを膨らませることもできるでしょう。なかには、内定者向けの座談会や面談をセッティングしてくれる企業もあるので、怖がらずに自分の本心を伝えてみてください。
5.OB・OG訪問をしてみる
座談会や面談の機会がない場合は、OB・OG訪問を行うのがおすすめです。人事の目を通さない生の声を聞くことで、残業の実態や職場の雰囲気、やりがいなどを具体的にイメージできるようになります。
そこで「自分もこうなりたい」と憧れる先輩に出会えれば納得して就活を終了でき、イメージと大きく違えば、後悔しないために就活を継続するという明確な答えが出せるでしょう。
6.就活エージェントに相談する
就活に関して相談できる相手がいない場合は、就活エージェントを利用してみましょう。就活エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就活を総合的にサポートしてくれるサービスです。具体的なサポート内容はエージェントによって異なりますが、代表的なサービスには以下のようなものがあります。
・個別相談
・就活準備のサポート
・選考対策のサポート
・求人紹介
・内定後のフォロー など
キャリアアドバイザーに就活を続けるべきか相談することで、プロの知見を基にした合理的なアドバイスがもらえるでしょう。就活エージェントは無料で利用できるため、就活の進め方で迷ったら気軽に相談してみてください。
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内定承諾書の提出後も就活を続ける場合のポイント3選
内定承諾書の提出後も就活を続けたい場合は、承諾前にその旨を企業に伝え、自分が納得できるまで取り組むことが重要です。また、就活を続けた結果、内定を辞退する場合は企業に対してできるだけ早くその旨を伝え、最後まで誠意ある対応を心掛けましょう。
ここでは内定承諾書の提出後も就活を続ける際の対応のポイントを解説するので、ぜひご確認ください。
1.就活を続ける旨を事前に伝える
内定承諾書の提出後も就活を続けたい場合は、内定を承諾する前にその旨を企業に伝えましょう。具体的には「内定承諾を保留したい」「後悔のないようにほかの企業の選考にも参加したい」と、正直に自分の本心を伝えてください。
企業には伝えにくい内容かもしれませんが、実際は「あなたが納得できるまで就活を続けてください」と理解してくれる場合も少なくありません。
また、内定先の企業に対して後ろめたい思いをしながら就活を続けるよりも、堂々とした気持ちで選考に臨めたほうが、精神的にも楽なはずです。あとから企業にバレた場合のリスクを考えても、内定先の企業に話を通してから就活を続けるのが、適切な対応でしょう。
2.自分が納得できるまで就活を続ける
迷いがあるまま中途半端に就活を終えてしまうと、入社後に不満を抱いたり壁にぶつかった際に「やっぱりあのとき続けていれば」と後悔する結果になりかねません。大学卒業後の最初のキャリアは、今後の人生の基盤となる重要な選択になります。就活を続けると決めたからには「とりあえず内定はもらったから」と妥協せず、自分が心から納得できる企業に出会えるまで、最後までやり抜く意志をもつことが大切です。
なお、内定が複数社から出た後も就活を続けたい場合は、徹底的に比較して1社に絞る必要が出てきます。その際は、以下のようなポイントを見直してみてください。
・自分が本当にしたい仕事なのか
・業務内容を具体的に理解しているか
・将来性についても企業分析できているか
・企業を選んだ理由が給与や福利厚生だけではないか
給与や福利厚生だけにとらわれず、業務内容と将来性について見直すことができれば「本当に自分のやりたい仕事がどうか」が明確になるでしょう。
3.オワハラを受けたらキャリアセンターに相談する
内定承諾後に就活を続けた結果、企業からオワハラを受けた場合は、一人で抱え込まず、キャリアセンターに相談してください。
内定承諾後、企業に黙って就活をしていたのがバレたケースはもちろん、場合によっては「こちらが就活を続けたい」と伝えた段階でオワハラを受ける可能性もあります。内定承諾書を盾に「訴訟を起こす」といった脅迫じみたオワハラを受けるケースもあり、学生が一人で立ち向かうには困難な状況も少なくありません。
だからこそ、信頼できる大人に相談することが重要です。学生の就職活動全般をサポートしてくれるキャリアセンターに相談すれば、不安な気持ちに寄り添いつつ、適切な対応を教えてくれるでしょう。
オワハラへの対処法については「オワハラとは?よくある事例や受けたときの対処法を紹介」もあわせてご確認ください。
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内定承諾の保留や辞退を伝える際の5つのマナー

ここでは、内定承諾の保留や辞退を伝える際の5つのマナーを解説します。企業に対し失礼な態度をとれば、後々まで尾を引くトラブルになりかねません。保留と辞退どちらの場合であっても、自分を評価してくれた企業に対し誠意ある対応を心掛けるようにしましょう。
1.基本的に電話で連絡する
内定の保留や辞退といった連絡は、企業からメールで行うよう指示がない限りは電話でするのがマナーです。自分の声で直接謝罪の言葉を述べることで、文字だけでは伝わらない誠意や申し訳なさを相手に届けることができます。
担当者が不在の場合は、戻り時間を確認して改めてかけ直すか、どうしてもつながらない場合の最終手段としてメールを活用するようにしましょう。
2.できるだけ早めに伝える
内定の保留や辞退の決断をしたら、その日のうちか遅くとも翌営業日には連絡を入れるようにしましょう。気まずさから連絡を後回しにすればするほど、企業の採用計画に狂いを生じさせ、多大な迷惑をかけることになります。「もっと早く教えてくれれば次の候補者に連絡できたのに」と言われてしまう可能性もあるので、保留や辞退の意思はできるだけ早く伝えましょう。
内定保留や辞退のマナーについて詳しく知りたい方は、「内定を保留するには?企業への電話・メールでの伝え方と例文をご紹介」や「内定の断り方とは?辞退するときのマナーや電話・メール別に例文を紹介」の記事をご参照ください。
3.誠実な態度を心掛ける
内定の保留・辞退のどちらであっても、企業とのやりとりは一貫して誠実な態度で臨みましょう。「入社しない可能性が高いから」「他社に就職が決まったからもう関係ない」という気持ちが透けて見えるような、横柄な態度にならないよう気を付けてください。
連絡の際は、自分を評価してくれたことへの感謝と、返事を先延ばしにしたり期待を裏切ってしまったりすることへの謝罪をセットにして伝えましょう。自分のキャリアを真剣に考えた結果であることを正直に打ち明ければ、担当者も気持ちを尊重してくれるはずです。
4.保留の場合は期限を明確に伝える
内定承諾の保留をお願いする場合は「少し考えさせてください」とあいまいに伝えるのではなく、いつまでに返事をするのか具体的な期限を明確に伝えましょう。「他社の選考結果が●日に出るため、●月●日まで待っていただけないでしょうか」というように、客観的な理由と期日をセットで伝えるのがポイントです。一般的に内定保留を許容されるのは1週間から10日程度のため、この日数を目安に交渉してみましょう。
5.保留・辞退の連絡後は重ねてメールを送る
内定保留・辞退の連絡後は、当日中に改めて確認とお礼のメールを送りましょう。「本日は内定保留(辞退)を承諾していただき誠にありがとうございました」というように、合意した内容を文面に残しておくことで、言った・言わないの認識のズレを防げます。
メールでお礼を伝える際のマナーは「メールの返信でお礼を伝えるには?マナーのある書き方をご紹介」の記事でご紹介しています。ぜひご一読ください。
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内定承諾の保留・辞退を伝える際の例文
ここでは、内定承諾の保留・辞退する場合の伝え方を紹介します。電話とメールそれぞれの例文をご紹介するので、企業への連絡をするときは参考にしてください。
電話で内定承諾の保留を伝える場合
お世話になっております。内定通知をいただいたキャリアチケット大学の田中一郎です。担当者の△△様はいらっしゃいますでしょうか。
この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。すぐにでも承諾のお返事をしたいところなのですが、現在ほかに選考を受けている企業があり、後悔のないよう選考結果をすべて受け止めてたうえで慎重に判断したいと考えております。
誠に恐れ入りますが、△月△日まで返事をお待ちいただけないでしょうか。
(採用担当者が承諾)
ご快諾いただきありがとうございます。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
「内定を保留する際の電話マナーは?知っておきたい注意点4つ」の記事では内定を保留する際の注意点をご紹介しているので、こちらも併せてご参照ください。
電話で内定辞退を伝える場合
お世話になっております。先日、内定のご連絡をいただきましたキャリアチケット大学の田中一郎です。担当者の△△様はいらっしゃいますでしょうか。
先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、慎重な検討の結果、内定を辞退させていただきたく思い、ご連絡させていただきました。内定承諾書を提出した後にもかかわらず、このようなご連絡をしてしまい大変申し訳ございません。
ほかに選考を受けている企業があり、そちらから内定をいただくことができました。自分自身が今後、どのように社会に対して貢献していけるか考えたところ、他社のほうが自身の力を発揮できるのではと感じ、そちらの企業への入社を決意いたしました。
(採用担当者が承諾)
このような結果になってしまったのにもかかわらず、お忙しいなかご丁寧に対応していただき、本当にありがとうございました。また、御社に大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
それでは失礼いたします。
メールで内定承諾の保留を伝える場合
件名:内定保留のご連絡 キャリアチケット大学△△学部△△学科 田中一郎
株式会社△△
人事部 採用ご担当 △△様
お世話になっております。キャリアチケット大学の田中一郎と申します。
先ほどお電話を差し上げましたがお忙しいようでしたので、メールにて失礼いたします。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
貴社には大変魅力を感じておりますが、現在ほかに選考を受けている企業があり、後悔のないよう結果をすべて受け止めてから決めたいと考えております。
大変恐縮ではございますが、内定承諾のお返事は△月△日までお待ちいただけないでしょうか。
内定のご連絡をいただいたのにもかかわらず、このような返答になり、大変申し訳ございません。何卒ご理解いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
——————————————–
キャリアチケット大学△△学部△△学科4年
田中一郎
〒123-4567
△県△市△△
電話:000-0000-0000(携帯)
メールアドレス:ichiro-tanaka@××××.com
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メールで内定辞退を伝える場合
件名:内定辞退のご連絡 キャリアチケット大学△△学部△△学科 田中一郎
株式会社△△
人事部 採用ご担当 △△様
お世話になっております。先日、貴社より内定のご連絡をいただきましたキャリアチケット大学の田中一郎でございます。
先日は内定のご連絡いただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ではありますが、内定を辞退させていただきたいと考えております。内定承諾書を提出した後にもかかわらず、このようなご連絡をしてしまい大変申し訳ございません。
本来なら直接お伺いし、辞退のお詫びをお伝えすべきところですが、メールでのご連絡になってしまったこと、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。
担当してくださった△△様には、説明会から選考まで大変お世話になったのにもかかわらず、このような結果になってしまい大変申し訳ありません。また、最後までご丁寧に対応してくださり、誠にありがとうございます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
——————————————–
キャリアチケット大学△△学部△△学科4年
田中一郎
〒123-4567
△県△市△△
電話:000-0000-0000(携帯)
メールアドレス:ichiro-tanaka@××××.com
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内定辞退の伝え方や例文は「内定辞退はどう伝える?メール・電話それぞれのマナーと例文を紹介」の記事でも解説しています。こちらも併せてご一読ください。
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内定承諾書を提出したあとに就活を続けるか迷う学生へ
せっかく内定をもらっても、「この企業に入社して後悔しないだろうか」と悩む学生は少なくありません。なかには、もう少し就活を続けてより自分に合った企業を探したいと考える方もいるでしょう。
もし少しでも心残りがあるのなら、後悔しないために就活を続けるのも、卒業後の社会人生活を充実させるための選択肢の一つです。
とはいえ、苦労して獲得した内定を本当に辞退してしまって良いものなのか、1人で判断するのは難しいでしょう。就活を続けるべきか悩んでいる方は、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。
キャリアチケット就職エージェントでは、企業の採用活動を熟知した専属のキャリアアドバイザーが個別相談に応じます。内定辞退に関する悩みはもちろん、就活全般の疑問を解決するアドバイスを受けられるので、1人で悩む必要はなくなります。
内定辞退をしたあとでも、より希望条件に合った企業の求人紹介や選考対策もいたしますので、これまでよりもスムーズに就活を進められるのもキャリアチケット就職エージェントの魅力です。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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内定承諾書の提出後も就活を続けたい方のお悩み
ここでは、内定承諾書の提出後も就活を続けたいという方によくあるお悩みをご紹介します。
Q.内定承諾書をとりあえず出すのはアリ?
A.深く考えず「とりあえず」という気持ちで内定承諾書を提出してしまうのは、可能な限り避けたほうが良いでしょう。内定承諾書を提出した時点で、企業は学生が入社するものとしてコストをかけて準備を始めます。
あとから「やっぱり辞めます」と辞退する行為は企業に迷惑をかけることにつながり、場合によっては大学との関係悪化に発展する恐れも。内定承諾に迷いがあるときは、内定保留を申し出るのが誠実な対応といえます。
Q.内定承諾後の就活がバレると内定取り消しになる?
A.就活を続けていることがバレたという理由だけで、即座に内定が法的に取り消されることは基本的にはありません。学生には職業選択の自由があり、他社を受ける行為自体は違法ではないからです。
しかし、企業側から「自社への志望度が低い」「入社後もすぐ辞めるだろう」と不信感をもたれ、結果的に内定辞退を促されたり、入社後の配属などで不利になったりする可能性は考えられるので注意しましょう。
Q.内定承諾書提出後の流れは?
A.内定承諾書の提出後は企業から正式な内定者として扱われ、10月1日に行われる内定式に出席し同期や社員と顔合わせを行うのが一般的です。その後は入社前研修や課題の提出、懇親会などに参加しながら、翌年4月の入社に向けて少しずつ社会人としての準備を進めていくことになります。
内定獲得後の流れについては「就活における内定とは?獲得から入社までの流れや採用との違いを解説」や「内定をもらったらどうする?入社までの流れや電話・メールでの返答方法を解説」の記事をご参照ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。