インターンに参加したい!エントリーシートはどう書く?

このページのまとめ

  • インターンシップに申し込む際はエントリーシートなどの書類を提出し、選考を通過しなければ参加できないものが多い
  • エントリーシートには基本情報、学歴、職歴、自己PR、志望動機などを記載する
  • 自己PRは最初に結論を述べ、具体的なエピソードを加えると好印象を残せる
  • 志望動機は動機を裏付ける事実や根拠が書かれているか、内容に一貫性があるかどうかが重要視される
  • エントリシートの誤字脱字には細心の注意を払い、郵送時は白色のA4封筒を使用しよう

インターンは希望者を全員受け入れてくれるものから、選考に通らなければ参加できないものまでさまざま。
大企業などでは倍率が100倍といった狭き門の場合もあり、選考突破はなかなか難しいと言われています。
選考にはまずエントリーシートの提出が求められますが、本格的な就活が始まってない学生にとっては、何を書いてよいか頭を抱えているケースも少なくないでしょう。
この記事ではエントリーシートの質問例や志望動機、自己PRの書き方などを解説します。内容をよく読んで、好印象を残せるエントリーシートの書き方を一緒に学んでいきましょう。

 

エントリーシートについて詳しく知りたい方は、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」も参考にしてください。

25卒の就活について相談したい

 

エントリーシートの書き方

エントリーシートは企業によって多少の違いはありますが、多くが基本情報、学歴、職歴、自己PR、志望動機の5項目についての記載を求められます。
以下に項目別のポイントを詳しくまとめましたので、ご覧ください。

基本情報

・提出日
・写真
・氏名
・生年月日と年齢
・住所
・電話番号
・印鑑

提出日については、提出当日か前日の日付を記すようにします。応募書類全体で西暦か和暦のどちらかに統一し、生年月日や学歴欄にも気をつけて記入することが大切です。

写真を撮影するときの服装は清潔感のあるものを選び、好印象を与える表情を意識しましょう。また、剥がれたときのことを想定して顔写真の裏面に学校名と氏名を記入するのを忘れないようにするのも重要です。

氏名は「ふりがな」となっていたら平仮名、「フリガナ」の場合はカタカナ表記にしましょう。

住所は省略せずに都道府県から記入し、マンション名なども忘れずに記入します。

印鑑はシャチハタは避け、朱肉で押すタイプのものを選びましょう。向きが傾きすぎたり、逆さまになったりして書き直すことにならないよう、最初に押すのが大事です。

学歴

学歴は小学校以下については書かないのが一般的です。中学入学から記入しましょう。
学校名は省略せずに正式名称での記載が必須です。「高校」は省略形で正しくは「高等学校」なので、間違えないように気をつけましょう。
在学中であれば、卒業見込みの年度がわかる場合は記入します。

職歴

職歴は過去に正社員として勤務した経験がある場合のみ記入するため、新卒の場合は「なし」と書くのが一般的です。
アルバイトは職歴には含みません。アルバイトの経験をどうしても伝えたい場合は、自己PRなど別の項目で触れるようにすると良いでしょう。

自己PR

インターンのエントリーシートでなぜ自己PRの欄が設けられているのでしょうか。
それは企業が選考する際に、あなたが企業にとって成果をもたらす人材か、また成果を出すために共に働いてみたいと思える人物かを探るためです。
したがって自己PRの内容は、インターンで十分活躍できる人材であるとしっかりとアピールできているかが問われます。

書き方は、次の点に気をつけましょう。
まず、自分の強みが何であるか、結論を最初に言いましょう。
次に、結論を裏付ける背景や経緯について説明します。
最後に、経験から学んだことや身についたことなどをまとめ、自分の経験を活かすためにインターンに参加したい旨を書き加えると良いでしょう。

大事なのは、できるだけ自分の言葉で自分の強みを表現することです。具体例のないアピールはやめた方が良いでしょう。
エピソードの例を後述しますので参考にしてください。

志望動機

志望動機を尋ねる意図は「企業が求める人材」や「企業の強みが何であるか」をあなたがどれだけ理解しているか知りたいからです。
あなたが企業にとって将来必要な人材と映るように「志望企業でなければならない理由」についても触れ、志望動機を明確に伝えましょう。
自己PRと同様に「あなた自身の考えを自分の言葉で表現する」「裏付ける事実や根拠が書かれているか」「内容に一貫性があるかどうか」などに気をつけてまとめることが大切です。

▼関連記事
インターン参加希望の人が、今すぐ知るべきESの書き方

 

25卒の就活について相談したい

 

エントリーシートでの質問例

エントリーシートでは、志望動機や自己PRを尋ねられるだけではなく、以下の例にあるような質問をされる場合があります。

失敗体験について

「あなたの失敗経験を教えてください」と聞かれた際は、正直に挫折したことや困難に直面したことなどを伝えましょう。
「これといった失敗談はない」と言うのは簡単ですが、企業側に「自己分析不足」とマイナスイメージと捉えられる原因ともなりかねません。
逆に挫折経験をきっかけに自分の欠点に気が付き、克服する努力を重ねていることがわかれば、入社後の困難にも対応できる人材として好印象を残せることが期待できるのではないでしょうか。

学生時代に達成したこと

「学生時代にがんばったことで、達成感を感じたことは何ですか」と尋ねられた場合は、アルバイト経験や部活やゼミの研究などから、応募先企業で活かせるようなエピソードがないかを見つけ出し、まとめるようにします。
アルバイト仲間と協力して売上目標を達成した、毎日の努力の結果、陸上で記録を残せたなど、今後企業で活躍できるポテンシャルがあると思ってもらえるような体験談を書くと好印象を残せるかもしれません。

どのように企業選びをしているか

「あなたの企業選びの軸は何か」という質問に答えることで、あなたの働く価値観やキャリアプランなどが見えてくるでしょう。
福利厚生や収入面のことはもちろん重要ですが、条件のみがクローズアップされてしまうと、その企業でなければならないという理由は伝わらなくなってしまいます。
あくまでも企業とのマッチングを重要視していると伝わるように、働く軸について明確に説明すると良いでしょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

志望動機と自己PRの例文

志望動機と自己PRの例文を業界ごとにご紹介しますので、ご覧ください。

志望動機の例文

〈IT企業の場合〉
私がインターンシップを志望する理由は、貴社のスマートフォンのゲームアプリケーションに興味を持ったからです。
貴社のアプリケーションは、その品質と使いやすさの点で大変優れています。
現在〇〇大学で〇〇について研究を進めていますが、実際のビジネスシーンで◯◯がどのように活かされているのかを知りたいと思っています。
貴社のアプリケーション開発で貢献したいという思いから、インターンシップに応募させていただきました。

公務員の場合

小学生の頃に子どもと関わる仕事に就きたいという夢を持ちました。大学で子どもの教育をサポートするボランティアサークルに所属し、活動を続けるなかで、単に保育士として子どもたちと関わるだけでなく、育児サポート事業に携わることで地域全体の教育環境を良くしたいという思いが強くなりました。
教育支援に携わっている経験を活かして貴所のインターンシップに参加し、精一杯貢献したいと思っています。

▼関連記事
インターンシップの志望動機の例文5つ!書き方も解説

自己PRの例文

粘り強さの場合

私には、粘り強く地道な努力を重ねる力があります。高校のときの夏期短期留学で英会話の能力不足に不甲斐なさを感じ、大学でも交換留学をしたいと学内留学候補生の選考突破を目標に、英語の勉強に努めました。具体的には次の2つを実行しました。

①毎日最低2時間は英語学習に充てる。
②文化交流ができるよう日本の文化について独自に勉強し、観光案内ボランティア活動に励む。

大学2年生の1年間を交換留学生としてオーストラリアの大学で過ごすことができました。また、資格としては英検準1級とTOEICスコアも850点の取得を実現。 この経験から、目標達成するためには努力の積み重ねが重要だと確信しました。 
この経験とスキルを活かして貴社のインターンシップに参加し、貢献したいと考えております。

コミュニケーション力の場合

私の長所は「わかりやすく人に物事を説明することができる点」です。この長所が最も活かされたのは、発達障害を抱える児童の学童支援ボランティアでした。大学で児童心理学を学んだ私は、特にサポートを必要とする子どもたちと関わりたいと思い、毎週末ボランティアに励みました。具体的には次の2点に取り組みました。

①思い込みを捨てるようにし、一人ひとりの特性を覚えて対応する。
②コーチング講座に参加し、感情のコントロール方法を学ぶ。

ボランティア活動やコーチングを通して、一人ひとりの個性を尊重しながら指導すれば必ずこちらの思いは伝わるということを学びました。
この経験と長所を貴社のインターンシップで活かし、貢献したいと思います。

▼関連記事
インターンシップの選考でも重要!自己PRの書き方

 

25卒の就活について相談したい

 

仕上げた後のチェックはしっかりと

エントリーシートを書き終えたら、記入漏れや誤字、脱字などがないか最後にしっかりとチェックをしましょう。

エントリーシートのチェック事項

エントリーシートでの誤字や脱字は大きく評価に影響します。
特に注意したいのがPC入力で起きやすい変換ミス。一度入力した文章をそのままプリントアウトしないで、Wordなどにコピーしてから改めて確認すると間違いに気が付きやすくなります。

自己PRが200文字以内といったように字数指定されている場合は、限界まで文字を埋めるように努めましょう。そのため、あらかじめ200文字バージョン、300文字バージョンといったように、文字数に合わせた自己PRを用意しておくのがおすすめです。

郵送時のチェック事項

エントリーシートはA4サイズが一般的です。郵送するときは、用紙を折らずに送れる大きさの封筒を使うようにしましょう。
A4用紙がそのまま入るサイズは角型2号封筒です。色は、請求書などを入れる茶色の書類と見分けが付きやすい白色を選びます。

表面の宛先は、縦書きが普通です。略称が定着している企業もありますが、長くなっても正式名を書くのがマナーと覚えておきましょう。

差出人欄は大きさに注意が必要です。書類を入れて封をするときは、セロハンテープは避けてのりでしっかりと留めます。中央には「〆」や「封」と書き、簡単に第三者が開けられないようにするのが大切です。
差出人である自分自身の住所や名前も縦書きで、封筒の中央の線をはさんで住所と名前、大学名・学部名などを書くようにしましょう。
表書きの住所より少し小さめの文字で、町名以下を正式名の住所を書きます。
ペンは、雨などでにじむ恐れがあるため、必ず油性ペンを用いましょう。

初めての就活だから、エントリーシートや履歴書などの応募書類の書き方がよくわからない、就活を一人で進めるのは不安、という方はプロの就活エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?
キャリアチケットでは、就活アドバイザーがマンツーマンであなたの就活をサポート。難しい応募書類の作成や面接対策などにも個別に対応するので、安心して就活を進められます。
まずはお気軽にご相談ください。

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。