このページのまとめ
- 大学3年生の2月までに約6割の就活生が準備を始めている
- 大学3年生でやっておくべき就活対策には「自己分析」「企業研究」などがある
- 就活へのモチベーションが上がらない人は、スモールステップで進めるのがおすすめ
大学3年になり「就活対策を何もしていないけど大丈夫かな」と不安な就活生も多いのではないでしょうか。選考の早期化もあり、大学3年生は就活にあたってとても大切な時期なので、早めに自己分析や業界・企業研究などの対策を始めることが重要です。
この記事では、準備を万全にして就活に臨むために、限られた時間で何をするべきか紹介します。焦る気持ちが出てきた大学3年生は、ぜひ参考にして就活に活かしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
- 大学3年生は就活をいつから始める?早めが肝心な理由
- 大学3年から4年の大まかな就活スケジュール
- 大学3年の2月までに約6割の学生が就活を始めている
- 就活を早く始めると時間を確保しやすい
- 大学3年から内定直結型インターンシップに参加できる
- 大学3年生の就活についてキャリアアドバイザーからのコメント
- 大学3年生の理想の就活スケジュール
- 4月・5月は就活に向けた準備を始める
- 6月・7月はサマーインターンシップに向けて準備する
- 8月・9月はサマーインターンシップに参加する
- 10月・11月はWebテストの対策を始める
- 12月はウィンターインターンに参加する
- 1月・2月は選考対策を始める
- 3月は企業にエントリーする
- 大学4年次の就活スケジュール
- 大学4年次の就活スケジュール|4月・5月
- 大学4年次の就活スケジュール|6月・7月・8月・9月
- 大学4年次の就活スケジュール|10月以降
- 大学3年生がやっておくべき具体的な就活対策11選
- 1.自己分析で就活の軸を定める
- 2.業界研究で知識を深める
- 3.企業研究でマッチするか見極める
- 4.OB・OG訪問で社員から実情を聞く
- 5.インターンシップ応募準備・参加する
- 6.ES対策で選考通過を目指す
- 7.Webテスト通過の対策をする
- 8.GDや面接の模擬練習などを行う
- 9.合同説明会に参加し幅広い会社の情報を集める
- 10.就活時の言葉遣いやマナー対策をする
- 11.就活に必要な物をそろえる
- 大学3年で就活を何もしていない人が今からできること
- 就活の軸を明確にする
- 就活の軸に沿って志望企業を考える
- 目標を明確にして計画を立てる
- 内定獲得に向けて大学3年生におすすめの就活対策6選
- 1.就活の状況を振り返り軌道修正する
- 2.大学生活に力を入れる
- 3.コミュニケーション力を磨く
- 4.就活エージェントに登録する
- 5.就活ナビサイトに登録・エントリーする
- 6.スカウトサイトに登録する
- 大学3年で「就活を何もしていない」と焦っているあなたへ
大学3年生は就活をいつから始める?早めが肝心な理由
大学3年生になってまだ就活をしていなくても、手遅れではありません。就活をいつから始めればよいか気になった時点から準備をすれば、十分間に合います。
周りを見ると、早期に就職活動を始める学生も多く、不安になってしまうかもしれません。しかし、焦ってやみくもに就活に臨むと、失敗につながってしまうので気をつけましょう。
ここでは、大まかな就職活動のスケジュールを踏まえて、大学3年生の就活状況や手遅れにならないための方法などを解説するので、参考にしてください。
大学3年から4年の大まかな就活スケジュール
まずは、内定獲得に向けて、一般的な就活の大まかなスケジュールを確認しておきましょう。
・大学3年の3月1日以降:広報活動開始
・大学4年の6月1日以降:採用選考活動開始
・大学4年の10月1日以降:正式な内定日
経団連に加盟している企業の場合、上記のスケジュールで動くのが基本です。ただし、経団連に加盟していない企業や外資系企業、ベンチャー企業などはスケジュールが異なるので覚えておきましょう。
就職活動中はやることが多く、授業やアルバイト、サークルなどと並行して各種対策や準備を進めなければなりません。効率良く就活を進めるためにも、スケジュールを把握し、早めに具体的な計画を立てることが大切です。
参照元
内閣官房
就職・採用活動に関する要請
大学3年の2月までに約6割の学生が就活を始めている
内閣府が2024年卒の学生を対象に行った「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、企業説明会やセミナーなどに参加した時期のピークは大学3年の3月でした。
しかし、同調査の累計割合によると、大学3年の9月時点で約2割、2月には合計約6割の人が企業説明会などへの参加ピークを迎えています。なお、月ごとの推移は以下のとおりです。
引用:内閣官房「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.2)」
この調査から、大学3年生が終わるまで何も就活をしていないのは遅いといえるので、気をつけてください。
企業説明会に参加するべきか気になる人は「企業説明会への参加方法は?参加のメリットやマナーを解説」で紹介しているので、参考にするのがおすすめです。
参照元
内閣官房
就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議(第11回)議事次第
就活を早く始めると時間を確保しやすい
就職活動は早く始めれば始めるほど、時間や精神的に余裕ができます。大学3年生の3月には企業説明会やセミナーが本格化するため、それまでに就活準備を進めておきましょう。
就活について漠然としている場合「何から始めればよいかわからない」と思う就活生も多いかもしれません。その場合は、まず自己分析や業界研究を行い、自分が働きたい業界や就活の軸について考えてみましょう。
就活セミナーや合同説明会に参加して、就職活動の全体像を把握しておくのもおすすめです。就活セミナーで何をするのか知りたい学生に向けては、「就活セミナーとはどんなもの?基本的な内容や参加メリットを理解しよう」で詳しく紹介しています。
大学3年から内定直結型インターンシップに参加できる
内定直結型インターンシップに参加したい場合は、大学3年生になる前から就活準備を進めたほうがよいでしょう。
政府が公表した「就職・採⽤活動⽇程ルールの⾒直しの概要(p.1)」によると、一定条件を満たしたインターンシップの場合、企業は参加学生の情報を就活に活用できると方針づけられました。採用に直結するインターンシップは、学部3・4年ないし修⼠1・2年の⻑期休暇期間に実施するものと定められています。
インターンシップに参加すると早期選考の案内が届いたり、内定に大きく近づいたりするため、参加を希望する場合は早めに準備することが重要です。インターンシップに参加することのメリットについて知りたい学生は、「内定が欲しいなら、企業が開催するインターンに参加するべき」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
参照元
内閣官房
就職・採⽤活動⽇程ルールの⾒直しの概要
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
大学3年生の就活についてキャリアアドバイザーからのコメント
大学3年生のうちから就活をスタートさせておくメリットは、自己分析や書類作成の基礎、適性検査の対策などに時間をかけられるから。いずれも書類選考・面接通過の大元になる、就活で最も大切といえる項目です。
また、どちらも短期間で仕上げるのは難しい分野なので、卒論や具体的な就活がスタートする前、比較的時間を確保しやすい時期に行っておくのも理由の一つです。
大学3年のうちにインターンや説明会に参加することで、企業理解を早い段階で深められます。4年生になると具体的な選考がスタートするので、自己分析や企業理解を行っていないとあいまいな状態で就活を始めることになってしまいます。
結果として「やみくもなエントリー」「企業にマッチしない書類内容」などが起こり、非効率な就活になってしまうでしょう。
大学3年のうちに就活全体の流れをつかみ、書類選考への対策や面接練習を積めば、志望度の高い企業の選考を受けるときに万全な状態を整えることも可能です。早い段階から就活準備を行えば、「効率的な就活」「志望企業の内定獲得」につながります。
なお、内定に近づくために就活経験者の体験談を読むのもおすすめです。「【20卒 就活体験談 #1】わからないことだらけの就活。プロに相談して軸を作った」では、大学3年の3月から就活を始めて内定を獲得した体験談を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
大学3年生の理想の就活スケジュール
大学3年生は就活をどのように進めていけばよいか、スケジュールを把握しておきましょう。よくある流れを紹介するので、自分が就活を進める際の参考にしてください。
4月・5月は就活に向けた準備を始める
4月・5月は就職活動に向けて準備を始めましょう。まずは自己分析から始めてみてください。
自己分析を行う理由は、以下のような場面で必要になるからです。
・就活の軸を決める
・業界を選ぶ
・企業を選ぶ
・履歴書を作成する
・エントリーシートを作成する
「自分が何をしたいのか」「どのような方向性で就職活動を行うのか」を明確にするのが自己分析です。自己分析で自分の価値観や考えを明確にしているほど、納得して就職活動を進められるようになります。
自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
6月・7月はサマーインターンシップに向けて準備する
6月・7月は、サマーインターンシップに向けて準備を始めましょう。参加する企業を選び、エントリーを始める時期です。
キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査 サマーインターンへの参加意向」によると、約9割の大学生がサマーインターンシップに参加したいと回答しました。インターンシップの経験は選考にも活かせるので、参加しておくことをおすすめします。
インターンシップを行っている企業は、就活サイトで探せるので調べておきましょう。企業ごとにエントリー期間や開催日時が違うため、Webサイトの情報を必ずチェックしておいてください。
8月・9月はサマーインターンシップに参加する
8月・9月は、サマーインターンシップが開催される時期です。企業ごとに日時や期間が違うので、スケジュールを調整しておきましょう。
インターンシップには、「1day」「短期」「長期」などの種類があります。サマーインターンシップの場合は、「1day」「短期」のインターンシップが一般的です。
インターンシップに参加しておくことで、「どのような企業なのか」「どのような業務をしているのか」を体感できるのがポイントです。自分に合う企業や業務内容なのかがわかり、企業選びに役立つでしょう。
10月・11月はWebテストの対策を始める
10月・11月になったら、Webテストや適性検査の対策を始めましょう。対策する範囲が広く、時間もかかるため、選考が始まる3ヶ月以上前から準備をしておくと安心です。
エントリー直前になると、企業研究や業界研究、説明会への参加などで忙しく、勉強する時間がとりにくくなるでしょう。スケジュールに余裕のある時期から勉強を始めておくと、選考が近づいても慌てずに済みます。
就活の適性検査については、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
12月はウィンターインターンに参加する
12月はウィンターインターンに参加するのもおすすめです。サマーインターンとは違った企業が開催していたり、同じ企業でも別のプログラムを実施していたりします。
また、サマーインターンで参加したくても、選考に落ちてしまったり、スケジュールが合わずに参加できなかったりすることもあるでしょう。ウィンターインターンであれば再度申し込みができるので、参加したい企業に再チャレンジするのもおすすめです。
ウィンターインターンについては、「冬インターンの開催時期やポイントは?夏インターンとの違いも解説!」の記事を参考にしてください。
1月・2月は選考対策を始める
1月・2月には選考対策を始める時期です。早いと3月から選考が始まるので、早めに準備しておきましょう。
選考対策では、以下のような内容を準備しておくのが大切です。
・Webテスト(適性検査)対策
・履歴書対策
・エントリーシート対策
・グループディスカッション対策
・面接対策
自分だけで対策するのはもちろん、就職エージェントも活用してみましょう。就活のプロの目線から、選考突破に必要なアドバイスがもらえます。
就職エージェントをどこにするか迷った場合は、キャリアチケットがおすすめです。マンツーマンでサポートするため、自分にあった対策を受けられ、選考への準備を万全にできます。
就職活動スタートから内定獲得まで長期間サポートを行うので、就活準備に困ったらぜひご相談ください。
3月は企業にエントリーする
3月になれば、企業へのエントリーが解禁されます。興味のある企業の説明会に参加し、選考も受け始めましょう。
エントリーする企業を探すために、就活サイトへの登録が必要です。就活サイトは多くの企業の情報を1つのサイトで確認でき、効率良く企業を探せます。
エントリー時のポイントは、複数の就活サイトを確認することです。1つの就活サイトにしか掲載されていない企業も多く、複数のサイトを見ることで新しい企業が発見できる場合もあります。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
大学4年次の就活スケジュール
大学4年生からの就活スケジュールも把握しておきましょう。基本的な流れについて解説します。
大学4年次の就活スケジュール|4月・5月
大学4年生の4〜5月は、下表の就活スケジュールとやっておきたい準備を参考にしてください。
スケジュール
・引き続き企業説明会の開催やエントリーシートの受付できる準備
・企業説明会に参加する
・企業にエントリーする
・エントリーシートを提出する
大学4年生の4、5月は、選考が本格化している時期です。選考と並行して、説明会の参加やエントリーも継続しておきましょう。
エントリーした企業にすべて落ちてしまった場合、1からエントリーしなければならないため、選考とエントリーを同時に進めておけば、持ち駒がなくなってしまうリスクを下げられます。就活の持ち駒については「就活の持ち駒がなくなったら?全滅する5つの原因や効果的な増やし方を解説」で詳しく紹介しているので、気になる就活生は参考にしてください。
大学4年次の就活スケジュール|6月・7月・8月・9月
大学4年生の6〜9月には、以下の就活スケジュールを参考に内定獲得に向けて準備しましょう。
スケジュール
・本選考として筆記試験や面接が開始される
・内々定通知が届くようになるできる準備
・対策と改善と繰り返し選考を受ける
・面接対策に重点を置く
・内定を受ける企業を慎重に選ぶ
大学4年生の6月ごろになると内々定が出始めます。前に記載した調査によると、9月ごろには約90%の学生が内々定を獲得しており、就活を終える人も多いでしょう。
複数の企業から内々定をもらっている場合は、就活の軸に沿ってどの企業に就職するか選択する必要があります。引き続き就活する場合は改善点を見直し、後悔のないように就活を続けましょう。
大学4年次の就活スケジュール|10月以降
大学4年生の10月になると内定式が行われ、正式に採用が確定されるのが一般的です。内定式後から入社までは社会人の準備期間になるので、ビジネスマナーや言葉遣いなども勉強しておきましょう。
ただし、内定を獲得できても、卒業できなければ入社できません。単位取得や卒業論文など、学業にも力を入れるようにしてください。
なお、大学4年次の10月以降も二次募集や通年採用している企業などがあるため、内定がない場合でも諦めず、就活を続けましょう。
大学院生は修士1年の春から就活を始めるのがおすすめ
理系の大学院生も一般的なスケジュールは学部生と変わらないため、修士1年生から自己分析や業界・企業の情報収集を始めましょう。大学院生は研究と両立しながら就活を進めることになるので、できる限り早めから取り組むのがおすすめです。
仕事への適性や企業との相性を見るために、インターンシップへの参加も検討してみてください。
大学院卒の学生は学部生より就活を優位に進めやすい傾向にありますが、入念に対策しておかなければ内定獲得にはつながらないため気をつけましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
大学3年生がやっておくべき具体的な就活対策11選
ここでは、大学3年のうちにやっておくべき具体的な就活対策を11項目紹介します。前に紹介したスケジュールと照らし合わせて、自分の状況を把握しながら就活準備を進めましょう。
1.自己分析で就活の軸を定める
まずは、自己分析を徹底して就活の軸を定めるのが大切です。
就活の軸を定めず企業に応募して選考を受けるだけでは、なかなか内定につながりません。また、自分の適性や希望と合わないとわかった状態で応募した企業であれば、「やっぱり合わなかった」と確認するだけで終わってしまう可能性があります。
時間の無駄を省き、就職活動をスムーズに進めるためにも、自己分析で「自分のやりたい仕事や向いていること」「働くなかで大切にしたいこと」などを明確にすることが重要です。
自己分析をする際は、以下の点に着目して過去の出来事を深掘りしましょう。
・今まで自分が頑張ったことや好きだったことは何か
・頑張れた理由や好きだった理由は何か
・自分にとっては当たり前だが、人からよく褒められることは何か など
自分のことをよく知っている友人や家族に「自分はどんな人間に見えるか」といった質問をして他己分析を行うと、客観的に自分の長所や特徴を把握できます。自己分析や他己分析で自分について内側・外側から探れば、これからどのような人生を歩みたいのか・どのような仕事をしたいのかが徐々に見えてくるはずです。
他己分析のやり方については、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で解説しています。
2.業界研究で知識を深める
業界研究を行い、世の中にどのような業界があるか知っておきましょう。幅広く業界研究を行えば、これまでに興味のなかった業界にも興味を持ち、自分に合う仕事が見つかるかもしれません。
業界については、主に以下のようなツールを用いて調べてみましょう。
・就職情報サイト
・新聞
・ニュース
・書籍
・企業のWebサイト など
たとえば、就職情報サイトであれば、業界の詳細だけではなく、企業の採用情報や業界セミナーなどのイベント情報も入手できます。書籍では業界本があり、業界について詳しく学べるのでおすすめです。
業界研究に役立つ業界セミナーについては、「業界研究セミナーとは?気になる内容と参加するメリットを解説!」で詳しく紹介しています。これから業界研究を行う学生は、参加しておくとよいでしょう。
3.企業研究でマッチするか見極める
企業研究で自分が気になる企業とマッチしているか確認するのも重要です。企業研究を行う際は以下の点に着目して、自己分析で導き出した自分の志向に合う会社を絞り込みましょう。
・企業の事業や理念、社風
・業界内におけるその企業の立ち位置
・競合他社との違い など
同時に、企業がどのような人物を求めているのか調べるのも大切です。企業が求める人物像を把握しておかないと、エントリーシートや面接でアピールする内容が的外れになってしまう恐れがあります。
企業研究のやり方としては、企業の採用ページを見たり、内定を受けている先輩に話を聞いてみたりとさまざまな方法があるため、多様な角度から企業ごとの特徴を調べましょう。企業の採用ページ内には企業紹介や事業内容、仕事の内容などがわかりやすく説明されているので、必ずチェックすることをおすすめします。
企業研究の進め方は「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
4.OB・OG訪問で社員から実情を聞く
興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、実際の仕事内容や社内の雰囲気などの情報を得るのも大切な対策です。OB・OG訪問は必須ではありませんが、リアルな情報を得れば業界・企業研究に役立てられます。
業界や企業に関する情報は、インターネットや書籍などでも収集できますが、実際に働いている社会人から直接仕事の実情や本音を聞くのは、就職活動のなかでも貴重な経験です。さらに、OB・OGから就活に対するアドバイスをもらえたり、社会人としての生活や入社後のイメージが具体的になったりするきっかけになることもあるでしょう。
OB・OGの見つけ方で悩んだ際は、以下を参考にしてみてください。
・ゼミやサークルの先輩から紹介してもらう
・アルバイト先の社員に話を聞く
・気になる企業にOB・OG訪問できるか直接連絡を取る
・OB・OG訪問専門サイトやSNSを活用する
・大学のキャリアセンターや就活エージェントを頼る など
なお、大学3年の3月から就職活動が本格化することに伴い、OB・OG訪問のアポイントが取りにくくなる恐れがあります。そのため、できる限り早い時期から動き出すのがおすすめです。
OB・OG訪問については、「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」の記事も参考にしてみてください。
5.インターンシップ応募準備・参加する
インターンシップに参加するための申し込みや選考対策を行いましょう。インターンシップの探し方は、次の方法を参考にしてみてください。
・企業のWebサイトから窓口を探す
・大学のキャリアセンターや就活エージェントに紹介してもらう
・OB/OGや大学の教授から紹介してもらう
・インターンシップに関する情報サイトで検索する など
また、インターンシップの参加には、以下のような選考が行われる場合があります。
・履歴書やエントリーシートの提出
・Web/筆記テスト
・グループディスカッションや面接
・事前課題への取り組み など
インターンシップに参加すれば、内定に近づけるほか、業務経験を積んでスキルアップも見込めるのでおすすめです。
なお、インターンシップの案内開始や締め切り、選考内容は企業によって異なります。スケジュールを細かく把握して、自己分析や企業研究を早めに行い、応募や対策をしてください。
インターンシップの志望動機の書き方について知りたい学生は、「インターンシップに受かる志望動機とは?書き方のポイントを例文つきで解説」の記事を参考にしてみてください。
6.ES対策で選考通過を目指す
志望する業界や企業がまとまってきたら、企業に応募する想定でES対策を行いましょう。ESとは、企業が採用選考に使う応募書類であり、就職活動における最初の課題です。ES選考を通過すれば、Webテストや筆記テスト、面接を受けられます。
なお、ESには以下のような内容を記載します。
・住所や氏名、学歴などの基本的な情報
・志望動機
・自己PRや長所、短所
・ガクチカ など
ESは、複数の人にアドバイスをもらうことで徐々に磨かれていくものです。また、他人の目を通してみれば、アピールポイントが改めてわかる場合もあります。
羞恥心を捨てて、なるべく周りの人にES添削をしてもらいましょう。大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用するのもおすすめです。
7.Webテスト通過の対策をする
就活対策として、Webテストの準備も欠かせません。人気企業にはエントリーが殺到するため、全員を面接するのは困難です。そのため、人数を絞り込む手段としてWebテストを採用しています。
裏を返せば、Webテストを通過しないと面接にたどりつけないため、しっかりと対策しましょう。
Webテストの内容は基本的に、「言語」「非言語」「性格適性検査」で構成されています。テストの結果から以下のポイントをチェックしているようです。
・基本的な学力があるか
・自社で重視する能力を備えているか
・パーソナリティが自社にマッチしているか
企業によっては採用時の選考に限らず、Webテストで得た結果を入社後の配属先の参考にするケースもあるようなので、気を抜かずに対策してください。
Webテスト対策に関しては「Web適性検査とは?種類や内容から効果的な対策のポイント3選を解説」の記事で紹介しています。
8.GDや面接の模擬練習などを行う
就活の面接はもちろん、選考でGD(グループディスカッション)を実施する可能性がある場合、入念に対策を行いましょう。
GDとは、4〜8人程度の参加者がグループになって「正解のないテーマ」に対して議論を行い、制限時間内に結論を出していく選考方法です。短時間に多数の応募者を選考する目的で実施されます。
以下のような、書類選考や筆記試験、面接では判断できない能力を図るものとして、多くの企業が選考プロセスに取り入れているものです。
・協調性
・コミュニケーション能力
・思考力
・発想力
・リーダーシップ など
個人での対策は難しいので、GD対策セミナーを開催している就活エージェントなどへ登録し、セミナーに参加するとよいでしょう。
また、面接も模擬面接で練習しておくのが重要です。さまざまなパターンの面接練習をしておけば、本番でも焦らず対応できるでしょう。自分に足りないポイントを改善すれば、内定に一歩近づけます。
模擬面接は大学のキャリアセンターや就活エージェントのセミナーなどで受けられるため、チェックしてみてください。
GDについて詳しく知りたい就活生は、「GDのメリットは?議論のコツや選考への対策を解説!」を参考にするのがおすすめです。
9.合同説明会に参加し幅広い会社の情報を集める
大学3年の3月には合同説明会が多く開催されるので、積極的に参加しましょう。合同説明会のメリットは、1日で複数社の説明を聞ける点です。
知名度で選ばず多数の企業の説明を聞き、情報収集を徹底すれば、就活の視野を広げられます。また、説明会では直接社員に質問できたり、ほかの学生と情報交換できたりもするでしょう。
なお、合同説明会は目的を持って参加することをおすすめします。目的がなく参加すると、何も得られず無駄な時間を過ごしてしまいかねません。「知らない企業の情報を集める」「今回はこの業界に絞る」など、目的や計画を立てて参加しましょう。
合同説明会を就活で効果的に活躍する方法を「就活をラクにする合同説明会の活用術」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
10.就活時の言葉遣いやマナー対策をする
就活対策で忘れてはならないのが、言葉遣いやマナーです。まだ学生の身であるものの、就職活動の選考では社会人としての振る舞いができるか見られています。
たとえ素晴らしい能力や経験を持っていても、社会人としてふさわしい言動ができなければ採用担当者から好印象を持ってもらうのは難しいでしょう。
面接時の所作はもちろん、以下の面にも気を配るのが重要です。
・スーツや靴に汚れ、しわなどがないか
・企業に電話やメールをする際の時間帯や言葉遣い
・企業に訪問した際の受付や待合室での対応 など
言葉遣いやマナーはすぐに身につくものではなく、ふと気が緩み、言動を誤る恐れもあります。特に、面接ではやり直しができないため、普段から意識して過ごすのが大切です。
11.就活に必要な物をそろえる
大学3年の比較的時間があるうちに、就活に必要な物をそろえておくのも重要です。就活が本格的に始まれば余裕がなくなり、必要なときに手元にない状況も考えられるため注意してください。
就職活動で必要な最低限の物は、以下のとおりです。
・リクルートスーツ
・革靴
・鞄
・腕時計
・筆記用具やメモ帳
・履歴書や証明写真
・印鑑
特に、リクルートスーツや革靴、鞄はインターンシップの選考でも使用するため、早めに準備しておきましょう。消耗品は複数用意しておくと安心です。
腕時計も忘れずに準備しましょう。「時計はスマートフォンで見れる」と思いがちですが、選考会場で頻繁に画面を見る姿に悪い印象を持たれてしまう可能性があるため気をつけてください。
そのほかの就活に必要なアイテムについては、「あると便利な就活アイテムとは?必需品とあわせてチェック」の記事も合わせてチェックしてみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
大学3年で就活を何もしていない人が今からできること
大学3年生でまだ就活に取り組んでいない場合は、就活の軸から考えましょう。今からできる行動を紹介するので、ぜひ実践してみてください。
就活の軸を明確にする
これから就活を始める場合は、まず就活の軸を明確にしましょう。なにがしたいかわからない状態で動いても、自分に合うやりがいのある企業は見つかりません。
就職活動の目的は、自分に合う企業ややりたい仕事に出会うことです。周りの学生より早く内定をもらうことではありません。
「何のために就活をしているのか」を考え、「自分が本当に納得の行く就活」を成功させましょう。
就活の軸に沿って志望企業を考える
就活の軸を明確にできたら、志望する企業を考えましょう。「どのような仕事がしたいのか」「どのようなことを成し遂げたいのか」で考えるのがおすすめです。
企業によって、自分の夢が実現できるかどうかは変わります。同じ業界の企業であっても、仕事内容や方針が違い、自分のやりたいことができるかはわかりません。
企業をしっかりと比較検討するためにも、自分なりの就活の軸が大切です。企業選びで悩んだら、「就活の軸に合っている企業なのか」を考えてみてください。
目標を明確にして計画を立てる
満足いく就活にするためには、目標と計画が大事です。やみくもに行動しても、よい結果にはつながりません。
目標や計画が決まっていないと、何をすればよいかわからず、行動が止まってしまうでしょう。やりたいことが明確だからこそ、自信を持って行動できます。
計画を立てる際は、小さな目標をたくさん作りましょう。「自己分析をする」「企業研究を進める」のように、やるべきことをピックアップするのがおすすめです。
就活の目標をどう決めるか悩む場合は、「就活のゴールって何?内定獲得だけに捉われず自分の目標を設定しよう」の記事をぜひ参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
内定獲得に向けて大学3年生におすすめの就活対策6選
ここでは、内定を獲得するために、大学3年生からやっておきたい行動を6つ紹介します。必須ではありませんが、就活を有利に進められるので実践するのがおすすめです。
1.就活の状況を振り返り軌道修正する
大学3年のうちに就活の内容について振り返る時間を作り、軌道修正を行いましょう。「気づいたら自分の理想とは違う方向性になっていた」といった失敗を避けられます。
就活の区切りの時期やインターンシップ・説明会後など、自分なりに振り返るポイントを決めておきましょう。また、振り返る項目をリスト化して、紙に書いておくのもおすすめです。
頻繁に視野に入る状態にしておけば、ふとしたときに今の状況を確認し、よりスムーズに軌道修正ができます。
2.大学生活に力を入れる
貴重な大学3年生という時期を大切に過ごすことも、就活対策の一環です。しかし、ただ遊んで過ごすわけではありません。
就職活動で問われる「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」のエピソードを作るチャンスでもあります。ガクチカを考える際、「差別化できるようなエピソードが思い浮かばない」という学生もいるかもしれません。
今からでも、社会的に役立つ行動や、部活やサークル活動において何らかの役回りを引き受けるなど、できる限り取り組んでみましょう。
大学生のうちにやることについては、「大学生のうちにやるべきこと30選!将来や就活にもつながる内容を解説」も参考にしてください。
3.コミュニケーション力を磨く
大学3年生のうちに、コミュニケーション能力の向上を目指すのもよいアイデアです。インターンシップのグループディスカッションや選考面接など、就職活動では、コミュニケーション力が問われる場面が多いです。
また、あらゆる職種においてもコミュニケーション力は求められるスキルであり、コミュニケーション力に長けている人は、企業から高評価を得られやすいでしょう。
明るくハキハキ話す意識や、敬語の正しい使い方を意識して話すようにするなど、練習次第でコミュニケーション力を上げることは可能です。もともと人と接するのが得意な性格の人以外でも、日ごろから練習しておくことをおすすめします。
4.就活エージェントに登録する
就活エージェントをうまく活用すれば、就職活動の支えになります。一人で就職活動を乗り切るのが大変な場合は、相談してみましょう。
就活エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就職活動の始めから終わりまで支援してくれる民間サービスです。就活中の悩みを解消するために、キャリアアドバイザーがアドバイスしてくれます。
ほとんどのサービスは無料で受けられるので、積極的に利用しましょう。
5.就活ナビサイトに登録・エントリーする
時間が決まっている合同説明会では話を聞ける企業数も限られるので、就活ナビサイトを活用してさらに情報収集するのがおすすめです。
登録後は興味がある業界や職種などを検索し、選考を受けたい企業へエントリーしましょう。
6.スカウトサイトに登録する
大学3年生の時点で就活のスカウトサイトに登録し、利用するのもおすすめの対策です。オファー型サイトとも呼ばれ、自己PRを登録しておけばプロフィールに興味を持った企業側からメッセージが届くため、希望とマッチする企業なら早く選考に進めます。
自力で就活に取り組むことも大切ですが、支援サービスをうまく活用しながら内定獲得を目指しましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
大学3年で「就活を何もしていない」と焦っているあなたへ
大学3年で就活を何もしていないのは手遅れというわけではありません。就活のスケジュールを把握し、今からしっかりと対策すれば十分に挽回できます。
今の状況に焦ってしまい何も手につかないなら、就職活動のアドバイスを受けられる大学のキャリアセンターや民間の就活エージェントを頼るとよいでしょう。
キャリアチケットは、新卒向けの就活支援サービスを提供する就職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが自己分析や企業の選び方、エントリーシートの書き方など、就活初期から内定獲得までサポートします。
カウンセリングを行い、あなたの適性に合った企業を紹介することも可能です。一人での就活準備に不安がある場合は、ぜひキャリアチケットを利用してみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら