大学3年で就活を何もしていない…25卒が今すぐできる対策を徹底解説

このページのまとめ

  • 大学3年生の2月までに約6割の就活生が準備を始めている
  • 大学3年生でやっておくべき就活対策には「自己分析」「企業研究」などがある
  • 就活へのモチベーションが上がらない人は、スモールステップで進めるのがおすすめ

大学3年で就活を何もしていない…25卒が今すぐできる対策を徹底解説のイメージ

大学3年になり「就活対策を何もしていないけど大丈夫かな」と不安な就活生も多いのではないでしょうか。選考の早期化もあり、大学3年生は就活にあたってとても大切な時期なので、早めに自己分析や業界・企業研究などの対策を始めるのが重要です。

この記事では、準備を万全にして就活に臨むために、限られた時間で何をするべきか紹介します。焦る気持ちが出てきた大学3年生は、ぜひ参考にして就活に活かしてください。

大学3年生の就活について相談したい

   
目 次

大学3年生は就活をいつから始める?早めが肝心な理由

大学3年生になってまだ就活をしていなくても、手遅れではありません。就活をいつから始めればよいか気になった時点から準備をすれば、十分間に合います。

周りを見ると、早期に就職活動を始める学生も多く、不安になってしまうかもしれません。しかし、焦って準備もせずに就活に臨むと、失敗につながってしまうので気をつけましょう。

また、アルバイトや学業などにより就活に使える時間は人によって異なるため、状況に合わせて行動することが大切です。

ここでは、大まかな就職活動のスケジュールを踏まえて、大学3年生の就活状況や手遅れにならないための方法などを解説するので、参考にしてください。

大学3年から4年の大まかな就活スケジュール

まずは内定獲得に向けて、就活の大まかなスケジュールを確認しておきましょう。

政府は企業に対して、2024年度卒業予定の学生を採用する場合、次のようなスケジュールで取り組むように指示しています。

・大学3年の3月1日以降:広報活動解禁
・大学4年の6月1日以降:採用選考活動開始
・大学4年の10月1日以降:正式な内定

経団連に加盟している企業の場合、上記のスケジュールで動くのが基本です。ただし、経団連に加盟していない企業や外資系企業、ベンチャー企業などはスケジュールが異なるので覚えておきましょう。

就職活動中はやることが多く、授業やアルバイト、サークルなどと並行して各種対策や準備を進めなければなりません。効率よく就活を進めるためにも、スケジュールを把握し、早めに具体的な計画を立てることが大切です。

参照元
内閣官房
就職・採用活動に関する要請

大学3年の2月までに約6割の学生が就活を始めている

内閣府が2024年卒の学生を対象に行った「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(2p)」によると、企業説明会やセミナーなどに参加した時期のピークは大学3年の3月でした。

しかし、同調査の累計割合によると、大学3年の9月時点で約2割、2月には約6割の人が企業説明会などへの参加ピークを迎えています。なお、月ごとの推移は以下のとおりです。

内閣官房「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要) 」のイメージ

引用元:内閣官房「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)

この調査から、大学3年生が終わるまで何も就活をしていないのは遅いといえるので、気をつけてください。

企業説明会に参加するべきか気になる人は「企業説明会への参加方法は?参加のメリットやマナーを解説」で紹介しているので、参考にするのがおすすめです。

就活セミナーでは何をするのか知りたい就活生に向けては「就活セミナーとはどんなもの?基本的な内容や参加メリットを理解しよう」で詳しく紹介しています。

参照元
内閣官房
就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議(第11回)議事次第

就活を早く始めると時間を確保しやすい

就活準備は早いほど時間や精神的に余裕がうまれるので、早期に動くのがおすすめです。大学3年生の3月には企業説明会やセミナーが本格化するため、それまでに就活準備を進めておきましょう。

就活について漠然としている場合「何から始めればよいか分からない」と思う就活生も多いかもしれません。その場合は、まず自己分析や業界研究を行い、自分が働きたい業界や就活の軸について考えてみましょう。

どんな企業を受けるとマッチするのかを知るための1歩として自分を知る必要があります。自分を知り、就活の軸を定めましょう。

就活の軸とは、「職種」「環境」「条件」の3要素で考えると就活がスムーズに進めやすいです。

自己分析を行って就活の軸が決まった場合は、就活セミナーや合同説明会に参加して、就職活動の全体像を把握しておくのもおすすめです。

大学3年から内定直結型インターンシップに参加できる

内定直結型インターンシップに参加したい場合は、大学3年生になる前から就活準備を進めたほうがよいでしょう。

政府が公表した「就職・採⽤活動⽇程ルールの⾒直しの概要(1p)」によると、一定条件を満たしたインターンシップの場合、企業は参加学生の情報を就活に活用できると方針づけられました。

採用に直結するインターンシップは、学部3・4年ないし修⼠1・2年の⻑期休暇期間に実施するものと定められています。

インターンシップに参加すると早期選考の案内が届いたり、内定に大きく近づいたりするため、参加を希望する場合は早めに準備することが重要です。

予想外の予定変更などに対応するためにも、就活準備を早めに始めておきましょう。

参照元
内閣官房
2024年(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

大学3年生の就活について相談したい

 

大学3年生の就活についてキャリアアドバイザーからのコメント

大学3年生のうちから就活をスタートさせておくメリットは、自己分析や書類作成の基礎、適性検査の対策などに時間をかけられるから。いずれも書類選考・面接通過の大元になる、就活で最も大切といえる項目です。

また、どちらも短期間で仕上げるのは難しい分野なので、卒論や具体的な就活がスタートする前、比較的時間を確保しやすい時期に行っておくのも理由の一つ。

大学3年のうちにインターンや説明会に参加することで、企業理解を早い段階で深められます。4年生になると具体的な選考がスタートするので、自己分析や企業理解を行っていないとあいまいな状態で就活を始めることに。

結果として「やみくもなエントリー」「企業にマッチしない書類内容」などが起こり、非効率な就活になってしまうでしょう。

大学3年のうちに就活全体の流れをつかみ、書類選考への対策や面接練習を積めば、志望度の高い企業の選考を受けるときに万全な状態を整えることも可能です。早い段階から就活準備を行えば、「効率的な就活」「志望企業の内定獲得」につながります。

なお、内定に近づくために就活経験者の体験談を読むのもおすすめです。「【20卒 就活体験談 #1】わからないことだらけの就活。プロに相談して軸を作った」では、大学3年の3月から就活を始めて内定を獲得した体験談を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

大学3年生の就活について相談したい

 

大学3年から4年次の就活スケジュールと時期別の準備

大学3年生が就活を始める際は、時期ごとのイベントを把握したうえで準備していくのが大切です。ここでは、大学3~4年次の一般的な就活スケジュールや準備を解説します。

大学3年次の就活スケジュール|6月・7月・8月・9月

大学3年生の6〜9月における就活スケジュールとやっておきたい準備は下表のとおりです。

スケジュール ・就活サイトがオープン
・企業が夏(サマー)インターンシップを開始
・秋(オータム)インターンシップの募集や選考が開始
できる準備 ・業界研究や企業研究、自己分析を始める
・セミナー参加やOG・OB訪問を行う
・夏(サマー)インターンシップの申込み・参加する
・夏(サマー)インターンシップを経て興味のある業界についてより深い研究を行う
・秋(オータム)インターンシップ参加の準備をする

大学3年生の6月ごろからはサマーインターンシップの受付が開始されます。インターンシップは事前に応募し、エントリーシートの提出や選考を受けなければ参加できない場合もあるので気をつけましょう。

余裕がある場合、6月までに自己分析や業界・企業研究を行っておけば、インターンシップ応募で慌てずに済みます。エントリーシートを提出するためには自己分析を終えておく必要があるので、余裕をもって準備してください。

また、大学3年次の夏ごろから就活に関するセミナーへの参加やOB・OG訪問を行っておけば、就活の方向性を決めるのに役立つでしょう。

大学3年次の就活スケジュール|10月・11月

大学3年生の10〜11月における就活スケジュールと準備は以下のとおりです。
スケジュール ・秋(オータム)インターンシップの開催
・冬(ウィンター)インターンシップの募集や選考が開始
できる準備 ・ES、Webテスト対策を行う
・冬(ウィンター)インターンシップ参加の準備をする

大学3年生の10月ごろからは、秋(オータム)インターンシップの開催や冬(ウィンター)インターンシップの募集が始まります。

秋インターンシップの場合、学業との両立が難しいと思うかもしれません。しかし、企業によってはオンラインでの開催や、夏と秋・冬に日程を分けて実施するなどの場合があります。

自分のスケジュールに合うインターンシップが見つかる可能性もあるため、情報はこまめにチェックするのがおすすめです。

また、大学3年次の秋ごろから、ESの下準備やWebテストの模擬試験を受けるなど、選考対策を本格的に進めましょう。

なお、企業によっては、10~12月ごろから選考が始まる場合もあります。特に、以下の企業ではインターンシップの開催や採用選考の実施が早い傾向です。

・外資系企業
・マスコミ
・ベンチャー企業
・総合商社 など

また、中小企業も時期を問わず募集しているケースがあります。志望度に関わらず選考に参加すれば、書類選考や面接がどのような雰囲気で行われるのか体験できるでしょう。

秋インターンシップについては「秋インターンで内定を目指す!オータムインターンシップの特徴やメリット」でも紹介しています。

大学3年次の就活スケジュール|12月・1月・2月

大学3年生の12~2月は以下の就活スケジュールを参考に準備しましょう。

スケジュール ・企業が冬(ウィンター)インターンシップや会社見学を開始
・業界研究セミナー開始
できる準備 ・冬(ウィンター)インターンシップに参加する
・GD(グループディスカッション)や面接対策を行う
・これまでのインターンシップやOB・OG訪問の結果から、自分に合う業界や仕事を絞っていく
・早期選考に向けた準備をする

大学3年生の12月以降には冬(ウィンター)インターンシップが始まり、冬休みを有効活用するチャンスです。

大学3年生の3月にはエントリーが開始されるので、冬(ウィンター)インターンシップやこれまでの就職活動を振り返り、志望する業界や職種を絞っていきましょう。

また、早期選考への準備を進めるのも重要です。株式会社ディスコキャリタスリサーチが公表した「2024年卒 10月1日時点の就職活動調査(2p)」によると、3月1日時点の内定率は32.4%、6月1日時点では81.3%でした。

株式会社ディスコキャリタスリサーチ「2024年卒 10月1日時点の就職活動調査(2p)」のイメージ

引用元:株式会社ディスコキャリタスリサーチ「2024年卒 10月1日時点の就職活動調査(2p)

この調査からも分かるように、選考は早期化している傾向にあります。

早期選考や本格的に就活が始まってから焦らないように、GDや面接対策を少しずつ進めていくのがおすすめです。

冬休みに開催されるインターンシップについては「冬のインターンは参加すべき?ウィンターインターンとは」で詳しく紹介しているのでご覧ください。

参照元
株式会社ディスコキャリタスリサーチ
調査データ キャリタスリサーチ

大学3年次の就活スケジュール|3月

大学3年生の3月における就活スケジュールとやっておきたい取り組みは次のとおりです。

スケジュール ・採用情報の公開
・企業説明会の開催
・エントリーシート受付開始
できる準備 ・企業説明会などに参加する
・企業にエントリーする
・エントリーシートを提出する
・選考書類や面接への対策を進める

大学3年生の3月にはエントリーが開始されます。今までの就活準備を踏まえて、エントリーする企業を決めましょう。エントリーする企業を決める際に準備段階で決めた就活の軸に合う企業という基準で探すと魅力的に思う企業に出会いやすいです。

方法は企業情報を持っている人に聞くか、気になる企業の採用ページより、求める人物像や組織文化が見える記事などを読むのがおすすめです。

エントリー後は、履歴書やエントリーシートの提出、グループディスカッションや面接などの選考が行われます。書類対策や面接対策も進めておきましょう。

大学4年次の就活スケジュール|4月・5月

大学4年生の4〜5月は、下表の就活スケジュールとやっておきたい準備を参考にしてください。

スケジュール ・引き続き企業説明会の開催やエントリーシートの受付
できる準備 ・企業説明会に参加する
・企業にエントリーする
・エントリーシートを提出する

大学4年生の4、5月ごろは、選考が最も本格化している時期です。選考と並行して、説明会の参加やエントリーも継続しておきましょう。

エントリーした企業にすべて落ちてしまった場合、1からエントリーしなければならないため、選考とエントリーを同時に進めておけば、持ち駒がなくなってしまうリスクを下げられます。

就活の持ち駒については「就活の持ち駒がなくなったら?全滅する5つの原因や効果的な増やし方を解説」で詳しく紹介しているので、気になる就活生は参考にしてください。

大学4年次の就活スケジュール|6月・7月・8月・9月

大学4年生の6〜9月には、以下の就活スケジュールを参考に内定獲得に向けて準備しましょう。

スケジュール ・本選考として筆記試験や面接が開始される
・内々定通知が届くようになる
できる準備 ・対策と改善と繰り返し選考を受ける
・面接対策に重点を置く
・内定を受ける企業を慎重に選ぶ

大学4年生の6月ごろになると内々定が出始めます。前に記載した調査によると、9月ごろには約90%の就活生が内々定を獲得しており、就活を終える人も多いでしょう。

複数の企業から内々定をもらっている場合は、就活の軸に沿ってどの企業に就職するか選択する必要があります。

引き続き就活する場合は改善点を見直し、後悔のない就活ができるように行動し続けましょう。

大学4年次の就活スケジュール|10月以降

大学4年生の10月になると内定式が行われ、正式に採用が確定されるのが一般的です。内定式後から入社までは社会人の準備期間になるので、ビジネスマナーや言葉遣いなども勉強しておきましょう。

ただし、内定を獲得できても、卒業できなければ入社できません。単位取得や卒業論文など、学業にも力を入れるようにしてください。

なお、大学4年次の10月以降も二次募集や通年採用している企業などがあるため、内定がない場合でも諦めず、就活を続けましょう。

大学院生は修士1年の春から就活開始がおすすめ

理系の大学院生も一般的なスケジュールは学部生と変わらないため、修士1年生から自己分析や業界・企業の情報収集を始めましょう。大学院生は研究と両立しながら就活を進めるため、できる限り早めから取り組むのがおすすめです。

仕事への適性や企業との相性を見るために、インターンシップへの参加も検討してみてください。

大学院卒の学生は学部生より就活を優位に進めやすい傾向にありますが、入念に対策しておかなければ内定獲得にはつながらないため気をつけましょう。

全体的なスケジュールを参考に、自分の予定に落とし込んで計画を立てるのがおすすめです。

大学3年生の就活について相談したい

 

大学3年生がやっておくべき具体的な就活対策11選

ここでは、大学3年のうちにやっておくべき具体的な就活対策を11項目紹介します。前に紹介したスケジュールと照らし合わせて、自分の状況を把握しながら就活準備を進めましょう。

1.自己分析で就活の軸を定める

まずは、自己分析を徹底して就活の軸を定めるのが大切です。

就活の軸を定めず企業に応募して選考を受けるだけでは、なかなか内定につながりません。また、自分の適性や希望と合わないと分かった状態で応募した企業であれば、「やっぱり合わなかった」と確認するだけで終わってしまう可能性があります。

時間の浪費や無駄な作業をなくすためにも、自己分析で「自分のやりたい仕事や向いていること」「働くなかで大切にしたいこと」などを詳細に把握するのが重要です。

自己分析をする際は、以下の点に着目して過去の出来事を深掘りしましょう。

・今まで自分が頑張ったことや好きだったことは何か
・それを頑張れた・好きだった理由は何か
・自分にとっては当たり前だが、人からよく褒められることは何か など

自分のことをよく知っている友人や家族に「自分はどんな人間に見えるか」といった質問をして他己分析を行うと、客観的に自分の長所や特徴を把握できます。

自己分析や他己分析で自分について内側・外側から探れば、これからどのような人生を歩みたいのか・どのような仕事をしたいのかが徐々に見えてくるはずです。

自己分析の進め方については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」で詳しく紹介しているのでご覧ください。

2.業界研究で知識を深める

業界研究を行い、世の中にどのような業界があるか知っておきましょう。幅広く業界研究を行えば、これまでに興味のなかった業界にも興味を持ち、自分に合う仕事が見つかるかもしれません。

業界については、おもに以下のようなツールを用いて調べてみましょう。

・就職情報サイト
・新聞
・ニュース
・書籍
・企業のWebサイト など

たとえば、就職情報サイトであれば、業界の詳細だけではなく、企業の採用情報や業界セミナーなどのイベント情報も入手できます。書籍では業界本があり、業界について詳しく学べるのでおすすめです。

業界研究に役立つ業界セミナーについては、「業界研究セミナーとは?気になる内容と参加するメリットを解説!」で詳しく紹介しています。これから業界研究を行う就活生は、参加しておくとよいでしょう。

3.企業研究でマッチするか見極める

企業研究で自分が気になる企業とマッチしているか確認するのも重要です。企業研究を行う際は以下の点に着目して、自己分析で導き出した自分の志向に合う会社を絞り込みましょう。

・企業の事業や理念、社風
・業界内におけるその企業の立ち位置
・競合他社との違い など

同時に、企業がどのような人物を求めているのか調べるのも大切です。企業が求める人物像を把握しておかないと、エントリーシートや面接でアピールする内容が的外れになってしまう恐れがあります。

企業研究のやり方としては、企業の採用ページを見たり、内定を受けている先輩に話を聞いてみたりとさまざまな方法があるため、多様な角度から企業ごとの特徴を調べましょう。

企業の採用ページ内には企業紹介や事業内容、仕事の内容などが分かりやすく説明されているので、まずチェックするのをおすすめします。

企業研究の進め方は「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しい方法を紹介しているのでご覧ください。

4.OB・OG訪問で社員から実情を聞く

興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、実際の仕事内容や社内の雰囲気などの情報を得るのも大切な対策です。OB・OG訪問は必須ではありませんが、リアルな情報を得れば、業界・企業研究に役立てられます。

業界や企業に関する情報は、インターネットや書籍などでも収集できますが、実際に働いている社会人から直接仕事の実情や本音を聞くのは、就職活動のなかでも貴重な経験です。

さらに、OB・OGから就活に対するアドバイスをもらえたり、社会人としての生活や入社後のイメージが具体的になったりするきっかけになることもあるでしょう。

OB・OGの見つけ方で悩んだ際は、以下を参考にしてみてください。

・ゼミやサークルの先輩から紹介してもらう
・アルバイト先の社員に話を聞く
・気になる企業にOB・OG訪問できるか直接連絡を取る
・OB・OG訪問専門サイトやSNSを活用する
・大学のキャリアセンターや就活エージェントを頼る など

なお、大学3年の3月から就職活動が本格化することに伴い、OB・OG訪問のアポイントが取りにくくなる恐れがあります。そのため、できる限り早い時期から動き出すのがおすすめです。

OB・OG訪問の注意点などは「就活で行うOB訪問とは?そのメリットと訪問時の注意点」で詳しく紹介しているので、こちらも合わせて参考にしてください。

5.インターンシップ応募準備・参加する

インターンシップに参加するための申し込みや選考対策を行いましょう。インターンシップの探し方は次の方法を参考にしてください。

・企業のWebサイトから窓口を探す
・大学のキャリアセンターや就活エージェントに紹介してもらう
・OB・OGや大学の教授から紹介してもらう
・インターンシップに関する情報サイトで検索する など

また、インターンシップの参加には、以下のような選考が行われる場合があります。

・履歴書やエントリーシートの提出
・Web・筆記テスト
・グループディスカッションや面接
・事前課題への取り組み など

インターンシップに参加すれば、内定に近づけるほか、業務経験を積んでスキルアップも見込めるのでおすすめです。

なお、インターンシップの案内開始や締め切り、選考内容は企業によって異なります。スケジュールを細かく把握して、自己分析や企業研究を早めに行い、応募や対策をしてください。

6.ES対策で選考通過を目指す

志望する業界や企業がまとまってきたら、企業に応募する想定でES対策を行いましょう。

ESとは、企業が採用選考に使う応募書類であり、就職活動における最初の課題です。ES選考を通過しなければ、面接はおろかWebテストや筆記テストも受けられません。

ESを作成するまでに、自己分析や業界・企業研究を徹底しておきましょう。なお、ESには以下のような内容を記載します。

・住所や氏名、学歴などの基本的な情報
・志望動機
・自己PRや長所・短所
・ガクチカ など

ESは、複数の人にアドバイスをもらうことで徐々に磨かれていくものです。また、他人の目を通してみれば、アピールポイントが改めて分かる場合もあります。

羞恥心を捨てて、なるべく周りの人にES添削をしてもらいましょう。大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用するのもおすすめです。

7.Webテスト通過の対策をする

就活対策として、Webテストの準備も欠かせません。人気企業にはエントリーが殺到するため、全員を面接するのは困難です。そのため、人数を絞り込む手段としてWebテストを採用しています。

裏を返せば、Webテストを通過しないと面接に辿り着けないため、しっかりと対策しましょう。

Webテストの内容は基本的に、「言語」「非言語」「性格適性検査」で構成されています。テストの結果から以下のポイントをチェックしているようです。

・基本的な学力があるか
・自社で重視する能力を備えているか
・パーソナリティが自社にマッチしているか

企業によっては採用時の選考に限らず、Webテストで得た結果を入社後の配属先の参考にするケースもあるようなので、気を抜かず対策してください。

就活で出題される可能性のあるWebテストについては「Webテスト18種類を解説!主要な適性検査の特徴と見分け方」で紹介しています。

Webテストの対策については「Webテストとは?出題分野や突破のコツを知って対策しよう!」をご覧ください。

8.GDや面接の模擬練習などを行う

就活の面接はもちろん、選考でGD(グループディスカッション)を実施する可能性がある場合、入念に対策を行いましょう。

GDとは、4〜8人程度の参加者がグループになって、「正解のないテーマ」に対して議論を行い、制限時間内に結論を出していく選考方法です。企業が短時間に多数の応募者を選考する目的で実施されます。

以下のような、書類選考や筆記試験、面接では判断できない能力を図るものとして、多くの企業が選考プロセスに取り入れているものです。

・協調性
・コミュニケーション能力
・思考力
・発想力
・リーダーシップ など

個人での対策は難しいので、GD対策セミナーを開催している就活エージェントなどへ登録し、セミナーに参加するとよいでしょう。

また、面接も模擬面接で練習しておくのが重要です。さまざまなパターンの面接練習をしておけば、本番でも焦らず対応できるでしょう。また、自分に足りないポイントを改善すれば、内定に一歩近づけます。

模擬面接は大学のキャリアセンターや就活エージェントのセミナーなどで受けられるため、チェックしてみてください。

GDについて詳しく知りたい就活生は、「GDのメリットは?議論のコツや選考への対策を解説!」を参考するのがおすすめです。

9.合同説明会に参加し幅広い会社の情報を集める

大学3年の3月には合同説明会が多く開催されるので、積極的に参加しましょう。合同説明会のメリットは、1日で複数社の説明を聞ける点です。

知名度で選ばず多数の企業の説明を聞き、情報収集を徹底すれば、就活の視野を広げられます。また、説明会では直接社員に質問できたり、ほかの就活生と情報交換できたりもするでしょう。

なお、合同説明会は目的を持って参加するのをおすすめします。目的がなく参加すると、何も得られず無駄な時間を過ごしてしまいかねません。

「知らない企業の情報を集める」「今回はこの業界に絞る」など、目的や計画を立てて参加しましょう。

合同説明会を就活で効果的に活躍する方法を「就活をラクにする合同説明会の活用術」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

10.就活時の言葉遣いやマナー対策をする

就活対策で忘れてはならないのが言葉遣いやマナーです。まだ学生の身であるものの、就職活動の選考では社会人としての振る舞いができるか見られています。

社会人としてふさわしい言動ができなければ、たとえ素晴らしい能力や経験を持っていても、採用担当者から好印象を持ってもらうのは難しいでしょう。

面接時の所作はもちろん、以下の面にも気を配るのが重要です。

・スーツや靴に汚れ・しわなどがないか
・企業に電話やメールをする際の時間帯や言葉遣い
・企業に訪問した際の受付や待合室での対応 など

言葉遣いやマナーはすぐに身につくものではなく、ふと気が緩み言動を誤る恐れもあります。特に、面接ではやり直しできないため、今から意識して過ごすのが大切です。

11.就活に必要な物をそろえる

大学3年の比較的時間があるうちに、就活に必要な物をそろえておくのも重要です。就活が本格的に始まれば余裕がなくなり、必要な時に手元にない状況も考えられるため注意してください。

最低限、就職活動で必要な物は以下のとおりです。

・リクルートスーツ
・革靴
・鞄
・腕時計
・筆記用具やメモ帳
・履歴書や証明写真
・印鑑

特に、リクルートスーツや革靴、鞄はインターンシップの選考でも使用するため、早めに準備しておきましょう。消耗品は複数用意しておくと安心です。

なお、意外と腕時計は見落としがちなので忘れず準備しましょう。「時計はスマートフォンで見れる」と思いがちですが、選考会場で頻繁に画面を見る姿に悪い印象を持たれてしまう可能性があるため気をつけてください。

大学3年生の就活について相談したい

 

大学3年で就活を何もしていない人が焦らず進む方法

大学3年生で就活を何もしていない人の中には、就職への意味を見出せなかったり、やるべきことは分かっていても動けなかったりして焦っている就活生もいるでしょう。

ここでは、大学3年の時点で就活に対してモチベーションが上がらなくても、焦らずに進む方法を紹介します。

自分にとっての就職する意味を見つける

就職活動が億劫になっている人は、就職する意味を見出すことを優先させるとよいでしょう。

まずは自己実現や金銭的な安心感など、就職するメリットを挙げてみてください。また、就職できなかった未来など、就活に注力しなかったことで起こるデメリットを想像し、危機感を持つのも一つの方法です。

就職に対する意味を発見できればモチベーションが上がり、就活にも積極的に取り組めるでしょう。

消去法で就職先を考えてみる

就職したい企業ややりたい仕事が見つからず、どうしたらよいか悩んで就活が進まない人は、消去法で考えるのがおすすめです。

自分の短所や苦手なことから「避けるべき就職先」を洗い出してみましょう。たとえば、計算が苦手であれば経理職や銀行などお金を扱う仕事に応募しない、人付き合いが苦手ならアットホームな職場は避けるなどが考えられます。

就活では自分をアピールするために長所や得意なことに目を向けがちですが、苦手や不得意な分野が分かっているからこそ自分に合う仕事が見つかるケースもあるでしょう。

消去法で就職先を絞っても、選考への対策次第で自分をアピールすることは十分可能なため、悩んでいる人は試してみてください。

就職先を選ぶ方法は「就職先の決め方をパターン別に解説!就活で後悔しないためのポイント6選」でも詳しく紹介しています。

スモールステップで計画を立てる

就活が何も進まない人の中には、大まかな計画や目標を立てただけで行動しようとしているケースがあります。

抽象的な計画や目標では、「やるべきことは多いのに、結局今は何をすればよいか分からない」と行動が止まりがちです。まずは小さなステップを踏むために優先順位をつけたり、シングルタスクで物事を進めたりすることを意識してみてください。

今やるべきことが明確になれば、焦りが解消され就職活動を進めやすくなるでしょう。

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内定獲得に向けて大学3年生におすすめの就活対策6選

ここでは、内定を獲得するために、大学3年生からやっておきたい行動を6つ紹介します。必須ではありませんが、就活を有利に進められるので、実践するのがおすすめです。

1.就活の状況を振り返り軌道修正する

大学3年のうちに就活の内容について振り返る時間を作り、軌道修正を行いましょう。「気づいたら自分の理想とは違う方向性になっていた」といった失敗を避けられます。

就活の区切りの時期やインターンシップ・説明会後など、自分なりに振り返るポイントを決めておきましょう。また、振り返る項目をリスト化して、紙に書いておくのもおすすめです。

頻繁に視野に入る状態にしておけば、ふとしたときに今の状況を確認し、よりスムーズに軌道修正ができます。

2.大学生活に力を入れる

大学3年の今しかない時期を大切に過ごすのも就活対策の一環です。

就職活動では多くの企業において、今まで頑張ってきたことや学生時代に力を入れたことを問われます。今まで何も気にせず過ごしてきた人のなかには、「差別化できるような頑張ったエピソードがない」というケースもあるかもしれません。

しかし、今からでも間に合うので、悲観し過ぎないようにしてください。短期間でもよいので、社会的に役立つ行動や大学で何らかの役回りを引き受けるなど、できる限り取り組んでみましょう。

大学生のうちにやることについては、「大学生のうちにやるべきこと30選!将来や就活にもつながる内容を解説」も参考にしてください。

3.コミュニケーションの練習をしておく

大学3年生のうちに、コミュニケーションの取り方を練習しておきましょう。就職活動では非日常的な緊張感を覚える場面が多く、普段の自分を出せなかったり思うように伝えられなかったりしてしまうものです。

また、選考だけでなく、多くの社会人とコミュニケーションを取る機会があります。普段から人前で話す機会を意図的に作ったり、交流する人の幅を広げたりしておけば、就職活動において萎縮しにくくなるでしょう。

4.就活エージェントに登録する

就活エージェントを上手く活用すれば、就職活動の支えになります。一人で就職活動を乗り切るのが大変な場合は、相談してみましょう。

就活エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就職活動の始めから終わりまで支援してくれる民間サービスです。就活中の悩みを解消するために、キャリアアドバイザーがアドバイスしてくれます。

何から就職活動を始めればよいか分からない人は、ぜひ利用してみてください。

5.就活ナビサイトに登録・エントリーする

時間が決まっている合同説明会では話を聞ける企業数も限られるので、就活ナビサイトを活用してさらに情報収集するのがおすすめです。

登録後は興味がある業界や職種などを検索し、選考を受けたい企業へエントリーしましょう。

6.スカウトサイトに登録する

大学3年生の時点で就活のスカウトサイトに登録し、利用するのもおすすめの対策です。

就活ナビサイトで企業を探す場合、自分で希望に合う企業を検索してエントリーしなければなりません。

一方、スカウトサイトは、自己PRを登録しておけばプロフィールに興味を持った企業側からメッセージが届くため、希望とマッチする企業なら早く選考に進めます。

自力で就活に取り組むことも大切ですが、支援サービスをうまく活用しながら内定獲得を目指しましょう。

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大学3年で就活を何もしていないと焦っているあなたへ

大学3年で就活を何もしていないのは手遅れというわけではありません。就活のスケジュールを把握し、今からしっかり対策すれば挽回は十分可能です。

今の状況に焦ってしまい何も手につかないなら、就職活動のアドバイスを受けられる大学のキャリアセンターや民間の就活エージェントを頼るとよいでしょう。

キャリアチケットは、新卒向けの就活支援サービスを提供する就活エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが自己分析や企業の選び方、エントリーシートの書き方など、就活初期から内定獲得までサポートします。

カウンセリングを行い、あなたの適性に合った企業を紹介することも可能です。一人での就活準備に不安がある場合は、ぜひキャリアチケットを利用してみてください。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。