このページのまとめ
- 夏採用とは、6月から8月ごろにかけて実施される選考
- 夏採用は春採用よりも募集枠が少ないため、難易度が高いといわれている
- 夏採用で内定を獲得するためには、春採用の振り返りと改善が重要

「夏採用はいつからいつまで?」「夏採用で内定を獲得したい!」「どのような準備や対策が必要?」など、気になっている就活生もいるでしょう。夏採用で内定を獲得するためには、春採用を振り返り、弱点を改善することが大切。また、選考期間も短いので、早めの準備を心がけましょう。
この記事では、夏採用で内定獲得に向けた対策や募集を行う企業の探し方を解説。納得のいく就活を実現させるために、ぜひ参考にしてみてください。
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- 夏採用とは?春採用との違いを確認しよう
- 夏採用はいつからいつまで?スケジュールを解説
- 夏採用は受かりやすい?厳しい?確認すべき難易度
- 夏採用を行っている企業の特徴
- 知名度が低い企業
- 採用予定人数に足りていない企業
- 通年採用を行っている企業
- 夏採用を受ける就活生の特徴
- まだ内定をもっていない就活生
- 内定に満足できていない就活生
- 留学帰りの就活生
- 体育会系の部活をしていた就活生
- 公務員を志望している就活生
- 夏採用を行う企業を探す8つの方法
- 1.就活サイトで探す
- 2.就職エージェントに登録する
- 3.スカウトサイトを使う
- 4.合同説明会や企業説明会に参加する
- 5.夏採用向けの就活イベントに参加する
- 6.企業のWebサイトを確認する
- 7.大学のキャリアセンターに相談する
- 8.SNSを活用する
- 夏採用で内定を獲得するための対策
- これまでの選考を振り返り改善する
- 自己分析を再度実施して就活の軸を考え直す
- 企業のエントリー数を増やす
- スケジュール管理を徹底する
- 客観的なアドバイスを受け入れる
- 夏採用を受けるときの服装
- 【項目別】夏採用直前でも実施できる面接対策
- 自己紹介
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
- 自己PR
- 志望動機
- 【回答例付き】夏採用の面接で聞かれやすい質問
- 「なぜ春の選考に参加しなかったのですか?」
- 「ここまではどのように就活を行ってきましたか?」
- 「就活をやり直すならどのように進めますか?」
- 「内定はすでに獲得しましたか?」
- 「就活で得たことはありますか?」
- 夏採用で内定を獲得したいあなたへ
- 夏採用に関するよくある質問
- Q.夏採用は春採用よりも受かりやすいの?
- Q.内定承諾書を送った後でも内定辞退はできる?
- Q.夏採用で内定を獲得するにはどうしたら良い?
夏採用とは?春採用との違いを確認しよう
夏採用とは、新卒一括採用のスケジュールのなかで、主に6~8月ごろに実施される採用活動のことです。多くの企業が3~5月ごろに行う春採用の募集終了後に行われる、追加の採用枠であると理解しておきましょう。
春採用との最も大きな違いの一つは、募集枠の規模です。春採用が企業が立てた採用計画に基づいたメインの募集枠であるのに対し、夏採用は春採用の内定辞退など、予定人数に達しなかった場合の「追加の募集枠」となることがあります。
春採用と比べて募集人数は少なくなる傾向があるため、一つの採用枠に対する競争率が高まりやすいでしょう。しかし、春採用に間に合わなかった学生や、改めて就活を始める学生にとって、大きなチャンスにつながるため、活用を検討してみてください。
夏採用はいつからいつまで?スケジュールを解説
夏採用が行われる時期は、6月から8月ごろです。以下で、夏採用のスケジュールを確認してみましょう。
5月末:夏採用のエントリー開始
6月:エントリーシート受付
6月末:エントリーシート受付終了
7月:選考開始
8月:選考結果提示
夏採用を行う企業は、5月ごろからエントリーを開始して6月末には締め切るなど、選考期間が春採用よりも短くなる傾向があります。企業は内定式までに学生を採用し、準備を進めたいと考えているためです。春採用よりも準備期間が短くなるため、あらかじめ準備して挑む必要があります。
就活準備の進め方については、「就活はいつからスタートすれば良い?一般的なスケジュールや準備を解説」で紹介しているので、これから就活を始める人は、参考にしてください。
夏採用は受かりやすい?厳しい?確認すべき難易度
夏採用は、春採用に比べて難易度が高くなりやすいでしょう。なぜなら、採用枠が春採用に比べて減るうえに、内定を保持しながらもより良い企業を狙う優秀な就活生もライバルになるためです。
夏採用の時期は、すでに内定を獲得している就活生も多くなります。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、就活生のうち6月までに内々定を獲得している人の割合は約9割です。

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)内々定を受けた時期(p.4)」
夏採用には、春採用で内定・内々定を得ているものの、より良い機会を求めて就活を続けている学生も参加します。内定を獲得できる就活生は、すでに自己分析とアピール方法を確立しており「まだ内定を獲得できていない」「これから就活を始める」就活生にとって、競争力の高いライバルとなるでしょう。
自分も内定を獲得するためには、ライバルに負けないよう、自己分析や選考対策などに力を入れることが不可欠です。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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夏採用を行っている企業の特徴
夏採用を行っている企業の特徴には、「知名度が低い企業」「採用予定人数に足りていない企業」「内定辞退者が出た企業」「通年採用を行っている企業」などが挙げられます。傾向を知っておくと、夏採用の選考対策を立てやすくなるうえに、エントリーする企業を探しやすくなるため参考にしてください。
知名度が低い企業
夏採用の時期には知名度の高い大手企業ではなく、知名度が低い企業が募集を続けているケースがよく見られます。春の段階で十分な採用数を確保できなかった企業や、採用活動のタイミングを夏以降にずらしている企業があるためです。
春採用は条件が良かったり福利厚生が充実したりする大手企業や有名企業に就活生が集中します。そのため、知名度が低いと、条件や待遇が良い優良企業であっても目標の採用数を下回ることがあるでしょう。
夏採用の場合は、知名度が低い中小企業にも注目してみてください。優良企業は、大企業や有名企業だけでなく、知名度が低い企業のなかにも多く存在します。
有名企業にこだわらずに広い視野をもって企業選びを行うと、自分にあう企業を見つけやすくなるでしょう。
企業選びで中小企業を候補にする場合は、「中小企業の見つけ方とは?優良企業の特徴や就活で使える調べ方を紹介!」も参考にしてください。
採用予定人数に足りていない企業
採用予定人数に足りていないことで、夏採用を行う企業もあります。春採用での応募者数が予想よりも少なかったり、選考通過者の数が計画を下回ったりしたため、目標とする採用数を達成しようと夏採用を実施することがあるようです。
特に、採用活動の後半である夏採用では、春採用で学生の応募が特定の職種や部門に偏ってしまった結果、特定の職種や部署で採用予定人数に達していないケースが見られます。
たとえば、企業の売上を直接支える営業職や、全社的な業務効率化を担う事務・企画職など、多くの企業で採用ニーズの高いポジションにもかかわらず、春採用では他の職種に人気が集まり、目標人数に届かなかったといった状況です。
学生は「なぜその職種に興味をもったのか」「入社後にどのような貢献ができるのか」といった職種への熱意や、これまでの経験から得られたコミュニケーション能力や課題解決能力など汎用的なスキルを具体的にアピールすることが、内定獲得のカギとなるでしょう。
また、春採用での内定辞退者が発生し、採用予定人数を下回ったため夏採用で再度人材を募集する企業もあります。多くの企業では内定辞退も想定して採用計画を立てていますが、予想を上回る数の辞退者が出た場合、目標とする採用人数を達成するために夏採用で再度人材を募集することがあると理解しておきましょう。
通年採用を行っている企業
外資系企業やベンチャー企業をはじめ、通年採用を行っている企業は日本の一般的な新卒一括採用のスケジュールとは異なり、夏以降の時期にも積極的に採用活動を展開しています。
通年採用は、企業の必要に応じて即戦力や高いポテンシャルをもつ人材を厳選して採用する形式です。そのため、一括採用と比較して、選考が個別的かつ入念に行われる傾向があり、内定獲得のハードルは高くなる傾向があります。
しかし、これは個人の能力やポテンシャルをじっくりと評価される機会であることを意味します。そのため、一括採用の形式では埋もれがちだった、特定のスキルや専門性をもつ人材にとっては、有名企業や成長企業への入社を実現する大きなチャンスともなり得るでしょう。
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夏採用を受ける就活生の特徴
夏採用は、春の選考で内定を得られなかった人だけでなく、さまざまな理由でこの時期に就活を本格化させる人も多くいます。以下で、夏採用を受ける就活生の特徴を紹介するので、どんな人がライバルになるのかを知っておきましょう。
まだ内定をもっていない就活生
夏採用は、春採用で内定を得られなかったり、これから就活を始めたりする学生が受ける傾向があります。内定を得られなかったからといって、能力が低いわけではありません。たとえば、選考対策が不十分だった、志望業界を絞りすぎていた、面接で自分の魅力をうまく伝えられなかったなど、さまざまな要因が考えられます。
内定に満足できていない就活生
すでに内定を得ているものの、夏採用に参加する就活生もいるでしょう。キャリアチケットが2025卒に向けて実施した「2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)」において、内定獲得後も就活を続けた人は約半数いることがわかります。

内定をもっている就活生が夏採用に臨む理由は「本命企業の選考が夏から始まる」「視野を広げた結果、別の業界に興味をもつようになった」「内定先の企業とのミスマッチを感じた」など、さまざまです。
内定をもっている就活生は選考慣れしていることが多く、面接での受け答えや自己PRの精度も高いため、夏採用では強力なライバルとなります。夏採用に臨む際は行動力のある就活生に刺激を受けつつ、単に内定を得ることをゴールとせずに「自分が本当に働きたいと思える企業」に出会えるよう、自分自身が納得のいく就活を目指しましょう。
参照元
キャリアチケット
2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)
留学帰りの就活生
留学帰りの就活生も、夏採用から就職活動を始める特徴があります。これは、多くの日本の大学の交換留学プログラムが春ごろに終了し、帰国後のタイミングで本格的に就活を始めるためです。
留学経験者は、海外での生活や学習を通じて培った高い語学力や異文化理解力、そして予期せぬ問題に対応する積極性や適応力といったスキルや資質をもっているのが強みとなります。
特に、海外市場への進出やグローバル展開を積極的に目指す企業、あるいは外国人社員が多い企業などでは、多様性に対応できる留学経験をもつ学生は採用担当者から評価されやすい傾向があるでしょう。
体育会系の部活をしていた就活生
体育会系の部活をしていた就活生も、夏採用に挑戦するケースがあります。活動の引退が夏の時期になることが多く、本格的な就職活動の開始が遅れる傾向があるためです。
体育会系の就活生は部活動で培った行動力やチームワーク、目標達成に向けた粘り強さなどの具体的なエピソードを豊富にもっているため、企業から評価されやすい傾向があります。体育会系の就活生も強力なライバルとなるでしょう。
公務員を志望している就活生
公務員試験を目指していたものの不合格となった就活生や、民間企業との併願を考えている学生も夏採用に参加します。公務員試験は難易度が高く、民間企業も受けることで就職留年のリスクを減らせるためです。
こうした学生たちは、試験勉強を通じて高い集中力や計画性を身につけており、選考でも論理的な思考力や落ち着いた受け答えができる人材として評価されるケースもあります。また、公務員試験でもエントリーシートや面接が課されることが多く、一定の就活スキルをすでにもっている点も強みです。
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夏採用を行う企業を探す8つの方法
夏採用は、春採用と比べて情報が少ないこともあります。積極的に情報収集を行い、効率的に企業を見つけることが、内定獲得へつながるでしょう。ここでは、夏採用を行っている企業を探す方法を8つ紹介するので参考にしてください。
1.就活サイトで探す
夏採用にエントリーする場合は、就活サイトで探してみましょう。就活サイトには多くの企業が掲載されており、幅広く情報を集められるメリットがあります。
ただし、夏採用の求人は通常の時期に比べて情報が限定的になりがちです。そのため、情報を逃さないように動く必要があります。特定の就活サイトにしか掲載されていない求人もあるため、複数の大手サイトを利用して網羅性を高めましょう。
夏採用は、内定辞退者が出て採用予定人数を満たすために夏採用を実施する企業もあります。「志望企業のエントリーに間に合わなかった」という場合でもチャンスとなるので情報を細かく確認しておきましょう。
また、希望の企業を見つけるためには、大学のキャリアセンターや企業からのスカウトが届く「逆求人型サイト」といったほかの方法と併用するのが効果的です。まずは就活サイトで夏採用の情報に触れ、並行してほかの方法も活用することで、効率的にエントリー機会を得られるでしょう。
2.就職エージェントに登録する
就職エージェントに登録して夏採用の企業を探すのも良いでしょう。就職エージェントとは、面接対策や書類対策など、就活のサポートサービスを行う民間企業です。就活対策がメインですが、就活生にあった求人を紹介したり、企業とのやり取りを代行したりするサービスもあります。
夏採用は情報数も減るため、自分の力で求人を探すのは難しいと感じる人もいるでしょう。また、春採用に比べて採用枠も少ないため、「内定獲得できるか不安」と悩む方もいるかもしれません。
就職エージェントは一般の就活サイトには掲載されていない非公開求人も保有している場合があるため、求人の選択肢を広げられます。自分の力での求人探しに限界を感じたら、効率的にエントリー機会を見つける手段として、就職エージェントを活用しましょう。
3.スカウトサイトを使う
スカウトサイトを活用し、夏採用を行う企業を探すのもおすすめです。スカウトサイトとは、自分のプロフィールやスキル・経験を登録しておくことで、企業から直接オファーをもらえるサイトを指します。
夏採用でオファーを出す企業は、自身のプロフィールを評価したうえで積極的に採用したいと考えています。そのため、書類選考の一部免除や特別選考ルートが用意されるなど、選考を有利に進められる可能性があるでしょう。
また、自分のプロフィールを一度入力しておけば、忙しい就職活動中に自分から企業を探す手間を省けます。就活サイトなどでの企業探しと並行して、エントリーする企業を見つけやすいのも対策期間が短い夏採用においてメリットとなるでしょう。
4.合同説明会や企業説明会に参加する
夏採用へのエントリーを検討している方は、合同説明会や企業説明会に参加して、企業を探してみるのも手です。夏採用は企業の採用情報が限られがちですが、合同説明会には多くの企業が集まるため、効率的に情報を網羅し、新たなエントリー先を見つけられるでしょう。
また、説明会には社員の方が参加しているため、企業の雰囲気がわかりやすかったり、直接話ができたりするメリットもあります。説明会参加者のみ選考に参加できる場合もあるため、積極的に参加してみてください。
合同説明会については、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」の記事で解説しています。
5.夏採用向けの就活イベントに参加する
夏採用を実施している企業が集まる就活イベントも、効率的な企業探しの場としておすすめです。この時期に採用活動を行う企業に特化したイベントがあるため、集中的に情報収集ができます。
夏採用向けの就活イベントは一般の就活イベントと異なり、夏採用や秋採用に特化した企業が多いのが特徴です。イベントによっては、その場で選考を受けられるケースもあり、選考期間の短縮にもつながるでしょう。
イベント情報は、就職エージェントや就活サイト、大学のキャリアセンターなどで確認できます。積極的に情報を集めて、自分に合ったイベントを見つけましょう。
6.企業のWebサイトを確認する
志望する企業が明確にある場合は、志望企業のWebサイトを確認してみましょう。追加採用の案内が行われている場合があります。
新卒採用の求人は就活サイトに掲載するケースが一般的ですが、なかには自社サイトだけで掲載している企業もあるようです。気づかずに見逃したということにならないためにも、「採用」や「ニュース」のページなど入りたい企業の情報はこまめに確認しておきましょう。
7.大学のキャリアセンターに相談する
夏採用に向けて企業を探す際は、大学のキャリアセンターを活用するのも有効な手段です。キャリアセンターには、企業から直接届いた求人票や卒業生の進路情報など、外部の就活サイトには載っていない最新情報や独自の非公開情報が集まっています。
夏採用は募集枠が限定的な場合もあるため、こうした独自ルートの情報を活用できるのは大きな強みです。
さらに、キャリアセンターでは「どの業界で内定が出やすいか」や「過去にどんな企業へ就職したのか」といった傾向も把握しており、自分の大学に合った企業選びのアドバイスを受けられます。自己分析や面接対策といった個別相談にも対応しているため、春採用で内定を獲得できなかった方も、これまでの就活を見直す機会にもなるでしょう。
予約制になっていることもあるので、利用を考える際は大学のWebサイトなどで事前に確認しておくのがおすすめです。一人で悩まず、プロのサポートを得ながら夏採用を有利に進めていきましょう。
8.SNSを活用する
就活用のアカウントを作り、企業情報を集めることもおすすめです。最近ではSNSを使って人材を募集している企業も増えています。
公式アカウントをフォローすることで、企業の採用活動に関する最新情報や、採用サイトには載っていないリアルな社風、社員の日常などを知るきっかけにもなるでしょう。
SNSの場合、企業の公式が出している情報もあれば、就活情報をまとめているユーザーの情報もあります。しかし、間違った情報を流している場合もあるので、情報を鵜呑みにするのは避けましょう。正しい情報かどうかは必ず企業の採用ページやIR情報などを活用して、自分の目で確かめることを忘れないようにしてください。
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夏採用で内定を獲得するための対策
夏採用は春採用よりも難易度が高くなり、ライバルのレベルも上がるため戦略的な対策が不可欠です。ここでは、夏採用で内定を獲得するための対策を解説するので参考にしてみてください。
これまでの選考を振り返り改善する
まずはこれまでの就職活動を振り返り、どのような点を改善すべきか考えましょう。なぜ内定が獲得できなかったのかを考え、対策する必要があります。
たとえば、書類選考で落ちてしまう場合は、自己PRや志望動機の伝え方に問題があるかもしれません。文章の書き方はもちろん、「アピールする強みはこれで良いのか」「企業に合った内容を伝えられているか」などを考え直す必要があります。
また、面接で選考に落ちてしまう場合は、面接での振る舞いを見直しましょう。「面接での態度は悪くないか」「面接マナーを守れているか」「堂々と考えや思いを伝えられているか」などを振り返る必要があります。
納得いく就活ができていないのは、どこかに課題があるからです。自分なりに課題を考え、課題解決に向けて動き出しましょう。
自分の就活での悩みや課題に向き合いたいと考えている方は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事もあわせてご覧ください。よくある悩みや対処法を紹介しています。
自己分析を再度実施して就活の軸を考え直す
夏採用を受ける前に、もう一度自己分析を行いましょう。これまでの就職活動を通して、就活の軸や希望する条件などが変わっている場合があるからです。
就活の軸とは、働く際や企業を選ぶ際に欠かせない自分なりの基準。就活の軸が曖昧なまま、あるいは変化に気づかないまま就活を続けると、書類選考や面接で自分らしくアピールできず、ミスマッチにつながります。
たとえば、「商社業界にエントリーしたけど、自分には合わなかった」のように、志望していた業界は自分に向いていないと気づく場合もあります。また、「福利厚生で選んでいたけど、業務内容のほうが大事」のように、希望条件が変わる場合もあるでしょう。
内定獲得後に「思っていた仕事ではなかった」「自分には合わないかも」と後悔しないよう、夏採用前に改めて今の自分がどのように感じているのか、自己分析で整理してみてください。
自己分析の実施方法については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事で詳しく解説しています。
企業のエントリー数を増やす
夏採用の期間は採用枠が春に比べて少ない可能性があるため、エントリーする企業の数を増やすことも重要な対策の一つです。エントリー数が多ければ、それだけ内定を獲得できる確率が高まります。これまで大手企業や有名企業ばかりに絞っていた人は、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。
中小企業やベンチャー企業は、採用活動を夏以降も続けている場合が多く、内定までのスピードが早いこともあります。また、大手企業にはない「若いうちから裁量権をもって働ける」「経営層との距離が近い」といったメリットがあることも多いため、企業の選択肢を広げることがおすすめです。
エントリー数を増やす際は、ただ数を増やすだけでなく、自分の就活の軸に合うかどうかを意識して、効率的に活動するようにしましょう。「どこでも良い」で就活を進めると、企業とのミスマッチが起こり早期退職につながる可能性があるため避けるのが得策です。
「どこでも良い」で仕事を探すリスクは、「就活で『どこでもいい』が良くない理由とは?企業の選び方と抜け出すヒント」の記事をチェックしてみてください。
スケジュール管理を徹底する
夏採用では、スケジュール管理の徹底も意識しましょう。春採用よりも選考スピードが早く、説明会や面接、エントリーシートなどの提出物の期限が重複しやすいためです。優先順位を決めずに動くと、重要なタスクの締め切りに間に合わなくなる可能性があります。
スケジュールについては、手帳やスケジュール帳にまとめておきましょう。企業によっては、面接の場で次の選考スケジュールについて相談する場合もあります。スケジュールの把握漏れやミスがないように、しっかりと管理しておいてください。
客観的なアドバイスを受け入れる
夏採用を成功させるためには、客観的なアドバイスを取り入れることも大切です。自分で改善点を見つけるのは簡単ではありません。第三者にアドバイスをもらうことで、自分では気づけなかった改善点が見つかる可能性があります。
特に、これまでの就活でうまくいっていない場合には、アドバイスを素直に受け入れましょう。
客観的なアドバイスがほしいときは友人に相談したり、就職エージェントなど相談できるサービスを活用したりするのがおすすめです。アドバイスを求めたら、それを実践するための準備や練習も怠らないようにしましょう。
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夏採用を受けるときの服装
夏採用の場合も、基本はリクルートスーツで選考に参加しましょう。どれほど暑くても、企業側から特別な指示がない限り面接時にはジャケットを着用するのがマナーです。
移動中に暑さでジャケットを脱ぐことは許容されますが、その際にはジャケットを腕にかけるようにしましょう。かばんに押し込むとシワがつきやすく、面接時にだらしない印象を与えてしまいます。
面接会場の近くに到着したら、ジャケットを羽織り、鏡でシワや襟の折れをチェックしておくと安心です。
企業からクールビズを指定された場合は、その指示に従って問題ありません。クールビズスタイルでは、男性はノージャケット・ノーネクタイ、女性はノージャケットが一般的です。
クールビズを指定されたときは、「就活でのクールビズの服装は?アイテム別の選び方のポイントと注意点を紹介」の記事を参考にしてみてください。
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【項目別】夏採用直前でも実施できる面接対策
面接対策は、直前でも焦る必要はありません。内定獲得に直結する重要なポイントさえ押さえれば、夏採用にも十分間に合います。
ここでは、時間のない就活生のために、即効性の高い夏採用直前でも実施できる面接対策を項目別に解説するのでチェックしてみてください。
自己紹介
面接の冒頭にある自己紹介は、企業に自分の第一印象を決定づける重要なパートです。自己紹介では、「自分は何者で、どのような点をアピールしたいか」を簡潔に伝えましょう。
具体的には、「氏名」「大学名」「学部学科」「自分の強みや熱意」を一言添えるのがおすすめです。自己紹介は1分程度でまとめましょう。だらだらと長く話すと、面接官に「要点をまとめられない人」という印象を与えかねません。
企業によっては、「30秒」「3分」など時間を指定する場合があります。その場合は、指示に従いましょう。
指定時間内で伝えるには、話す内容をすべて暗記するのではなく、伝えたいポイントを箇条書きで頭に入れておき、自然な話し方で伝えるように練習をしておくことが大切です。話すスピードや声のトーンにも気を配ると、さらに伝わりやすくなり、好印象を与えられるでしょう。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
ガクチカは、就活生の行動力や課題解決能力を知るために面接官が重視する質問の一つです。ガクチカを効果的に伝えるには、ただ経験を語るだけでなく、自分の個性や考え方が伝わるように構成することが大切です。
面接官は、「何を成し遂げたか」よりも、「なぜそれに取り組み、どのように乗り越えたか」というプロセスを重視します。そのため、「どのような目標を持ち、どんな課題に直面し、それに対してどのような工夫や努力をしたのか」という論理的な根拠を明確にしましょう。
自己PR
自己PRは、自分の強みが、応募企業でどのように活かせるかをアピールする場です。自分の能力や人柄を、入社後にどう貢献できるかという視点で語りましょう。
抽象的な表現ではなく、「顧客のニーズを徹底的に分析し、前年比10%の売上増に貢献した経験から、私は高い分析力と実行力を持っています」といったように、具体的な言葉で強みを定義するのがポイントです。
また、自己PRでアピールする強みは、企業が求める人物像や募集職種の要件とつながっているかを必ず確認してください。たとえば、営業職であれば「コミュニケーション能力」や「粘り強さ」、企画職であれば「創造性」や「論理的思考力」など、職種に即した強みを選ぶことがおすすめです。
自己PRの伝え方に迷っている方は、「就活に役立つ自己PR例文25選!書き方や高評価につながるコツも解説」の記事を参考にしてみてください。
志望動機
志望動機は、数ある企業のなかでなぜその会社を選んだのか、入社への熱意と企業への理解度を測るための質問です。企業研究の結果を踏まえ、「御社の△△という事業戦略に将来性を感じている」「御社の『お客さま第一』という理念に心から共感した」といった具体的な事例を挙げると、説得力が増すでしょう。
志望動機を作成する際は、以下の3つの質問に答えると、内容が整理されやすくなります。
・なぜその業界を選んだのか?
・なぜその企業を選んだのか?
・その企業で、自分は何を成し遂げたいのか?
これらの質問に論理的に答えることで、自分の熱意が明確になり、面接官に「この学生は入社意欲が高い」という強いメッセージをより深く伝えられるでしょう。
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【回答例付き】夏採用の面接で聞かれやすい質問
夏採用の面接では春の選考とは異なり、就活の状況やこれまでの進め方について深く掘り下げられる質問が多くなります。面接官は、「なぜこの時期に選考を受けているのか」「うちの会社への入社意欲はどれだけ高いのか」を知りたいと考えているためです。
ここでは、夏採用の面接で聞かれやすい質問と回答例を紹介します。直前対策として、回答例を参考に、あなた自身の言葉で伝えられるように準備しましょう。
「なぜ春の選考に参加しなかったのですか?」
「なぜ春の選考に参加しなかったのですか?」は、夏採用でよく聞かれる質問。志望度が高い企業であれば、春採用で応募していると企業側は考えるからです。
「なぜ春の選考に参加しなかったのですか?」の質問に答えるときは、就活の軸を見直した結果、志望業界や職種が変わったと答えるのをおすすめします。
春採用に参加しない理由は人それぞれになるため、自分なりの理由が説明できれば問題ありません。重要なのは、採用担当者が納得できる明確な理由を説明することです。
「当初は『コミュニケーションをとることで人々の悩みを解決したい』という軸から、就職の手助けができる人材業界を志望していました。
しかし、選考を進めるうちに、形のない『サービス』を提供するよりも、より具体的な『モノ』を通じてお客さまの生活を豊かにしたいという新たな就活の軸が定まりました。
この新たな軸に基づき業界を再検討した結果、御社のようなメーカーの営業職であれば、お客さまと話し合い、ニーズを汲み取って悩みを解決できることに加え、具体的な製品(モノ)を通じて貢献できると考え、視野を広げて就職活動を進めています。」
「ここまではどのように就活を行ってきましたか?」
就活の進め方について、質問をしてくる企業もあります。「自己分析を行って、エントリーして、面接を受けて」のように、行動を聞かれているわけではありません。
就活の進め方を答えるだけではなく、「どのような軸で就活を行っていたか」が聞かれているので答えられるようにしておきましょう。なぜなら、企業は「ここまではどのように就活を行ってきましたか?」の質問から、就活生の考え方や価値観を知ろうとしているからです。
自分の就活の軸をもとに、どのように就活を進めてきたのかを伝えられるように準備しておいてください。
「私が一貫して就活の軸としていたのは、『チームで目標を達成する過程で、個人の強みを最大限に活かせる環境』です。春の選考では、この軸に基づいてIT業界のシステム開発職を志望しましたが、選考を通じて、私は技術力よりもむしろ、チームメンバー間の調整役や進捗管理といったマネジメント的な役割にやりがいを感じると気づきました。
そのため、現在は、メンバーの強みを引き出しながらプロジェクトを成功に導くことができる、御社のような企業の企画・ディレクション職に絞って活動を進めています。」
「就活をやり直すならどのように進めますか?」
就職活動を続けている人のなかには、過去の活動において失敗や後悔を経験した人もいます。面接官は就活への取り組み方や考え方、そして課題解決能力を深く理解するため、「もし就職活動をやり直すなら、どのように進めますか?」と質問する可能性があります。
この質問への準備として、過去の反省点を挙げると同時に、それを現在の活動にどう活かしているかという具体的な改善点をセットで述べられるようにしておきましょう。
「就職活動をやり直すなら、企業研究にかける時間を倍にしたいです。春の選考では、業界のイメージだけでエントリーしてしまい、面接で『なぜうちの会社なのか』という質問に具体的な理由を答えられず、不採用が続きました。
この反省から、現在はOB・OG訪問やインターンシップを通じて、御社のような企業の具体的な業務内容や社風を深く理解することに時間を費やしています。その結果、御社の『お客さまの声を直接反映する開発体制』に強く魅力を感じ、応募に至りました。」
「内定はすでに獲得しましたか?」
内定の有無は、夏採用で企業側があなたの志望度の高さを確認するために多く質問する項目です。内定の有無に関わらず、誠実さを示すためにも素直に回答しましょう。
夏採用時点では内定のない就活生も多いため、内定がないこと自体が問題視されることは基本的にありません。
一方、内定がある場合は、「内定があるのになぜ当社の選考を受けているのか?」という、より深い質問をされる可能性が高くなります。回答を準備し、内定先よりも当社が魅力的である理由を論理的に説明できるようにしておきましょう。
内定を得られていない場合の例文
「現時点では、内定をいただいている企業はございません。私は春採用で業界を広く見ていたため、軸が定まらず、結果として内定をいただくことができませんでした。
しかし、その経験を経て、自分自身のキャリアで最も大切にしたい軸を深く考え直しました。その結果、私は『単なる商品の販売に留まらず、顧客の経営課題に深く入り込み、長期的な関係性のなかで本質的な解決策を提案する仕事』を軸にしたいと明確になりました。
御社はまさにその軸と合致しており、これまでの選考企業以上に、この環境で成長し貢献したいという思いが強くなりました。」
内定を得ている場合の例文
「はい、IT系の企業から1社内定をいただいております。大変感謝していますが、その企業はシステムの保守・運用が中心の事業です。
私は就活を通じて、より新しい技術を使ったサービスの企画・開発に携わりたいという思いが強くなりました。
御社であれば、最先端の技術を活用した新規事業への挑戦機会が多く、将来的な成長スピードを考えて、内定先よりも御社のほうが自分を成長させられる環境だと確信し、選考に進ませていただきました。」
他社の選考状況を聞かれた場合の答え方については、「面接で『他社の選考状況』を聞かれたときの答え方は?コツと例文を紹介」でも解説しています。
「就活で得たことはありますか?」
就職活動を通して何を学んだかは、面接で頻繁に問われる重要度の高い質問です。得たものをただ正直に述べるだけでなく、入社後の活躍につながる要素として説明できるように準備しましょう。
たとえば、「失敗を分析して改善する力」や「選考に落ちてもすぐに切り替えられるメンタルの強さ」といった、壁を乗り越えるなかで培った具体的な能力があるはずです。
企業は、その能力をどのような経験を通じて身につけたのか、そして入社後にどのように活かせるかを確認したいと考えます。学んだことを深く掘り下げ、エピソードと共に答えられるように準備してください。
「就職活動を通して、『目標達成のための優先順位付けと実行力』を最も強く得ました。春の選考で複数の企業に落ちた際、闇雲にエントリー数を増やすのではなく、『なぜ落ちたのか』を分析し、行動を変える必要があると気づきました。
具体的には、それまで自己分析に費やしていた時間を減らし、企業が求める人物像と自分の強みの接点を探るための業界特化型のインターンシップ参加を最優先しました。この経験で培った、課題に対して冷静に分析し、限られた時間で成果を出すための行動力は、御社でのプロジェクト推進において必ず活かせると考えています。」
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夏採用に関するよくある質問
夏採用に関するよくある質問について回答します。夏採用で内定を獲得するために、参考にしてください。
Q.夏採用は春採用よりも受かりやすいの?
A.夏採用は、春採用よりも難易度が高くなります。募集企業が減り、採用枠も少なくなるためです。また、すでに内定を獲得していたり、留学から帰ってきたりしている優秀な就活生がライバルとなるのも、内定獲得の難易度が上がる理由といえるでしょう。
これらのライバルは選考に慣れているか、高い専門性を持っている傾向があるため、よりハイレベルな競争が予想されます。選考のスピードも早くなるため、入念に準備してください。
Q.内定承諾書を送った後でも内定辞退はできる?
A.内定承諾書を送ったあとでも、内定辞退は法的に可能です。内定承諾書の提出は、企業と労働契約を結ぶ意思表示とみなされますが、「民法第六百二十七条」により、入社の2週間前までであれば、一方的に労働契約を解除する権利が労働者には認められています。
辞退を決めた場合は、できるだけ早く企業に連絡し、誠意をもって辞退の理由と謝罪の気持ちを伝えることが重要です。企業に与える影響を最小限にするため、連絡は電話で行いましょう。
詳しくは「内定辞退はいつまでにするべき?内定を辞退する際の例文やマナーも紹介」の記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)
Q.夏採用で内定を獲得するにはどうしたら良い?
A.夏採用で内定を獲得するためには、春採用でうまくいかなかった原因を分析して改善しましょう。自己分析や企業分析を行い、就活の軸を考え直すことも大切です。
もし自力では難しそうと感じた場合には、就職エージェントに相談する方法もあります。一人で頑張ろうとせず、アドバイスを受けてみましょう。プロのサポートを受けることで悩みや不安が解消され、自信をもって就活に臨めるようになります。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。