このページのまとめ
- 早期内定のメリットは、内定をもっている安心感や選考の経験値を得られること
- 早期内定を獲得することで、オワハラやモチベーション低下などのデメリットもある
- 就活で早期内定を目指すなら、就職エージェントへの相談がおすすめ

「早期内定を得るメリットやデメリットは?」と気になる就活生もいるでしょう。早期内定の大きなメリットは、安心して就活を進められる点です。ただし、オワハラやモチベーション低下などのデメリットもあるので、注意しなければなりません。
この記事では、早期内定を目指すメリット・デメリットや、具体的な方法を詳しく解説します。最後まで読めば、早期内定を目指して就活を行うかどうかを決めるためのヒントを得られるでしょう。
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- 早期内定とは一般的なスケジュールより早い内定のこと
- 一般的な就活生が内々定を受ける時期
- 早期内定を目指しやすい業界や企業
- 早期内定のメリット6選
- 1.時間に余裕をもって就活ができる
- 2.内定を得た安心感を得られる
- 3.ほかの学生よりも早く選考経験を積める
- 4.他社の選考で有利になる場合がある
- 5.内定者専用のインターンシップに参加できる
- 6.残りの学生生活を充実させられる
- 早期内定のデメリット6選
- 1.準備する時間が短くなる
- 2.優秀な学生がライバルになりやすい
- 3.経験を積めず本命の選考に落ちる場合がある
- 4.内定があるからと選考で油断しやすい
- 5.内定後に就活のモチベーションが下がる
- 6.オワハラのリスクがある
- 早期内定を獲得するための就活準備
- 早めに就活の情報収集を行う
- できるだけ早く自己分析に取り組む
- 選考対策を効率的に進める
- 就職エージェントへ相談する
- 早期内定をもらうには?早期選考への参加方法
- 企業に直接エントリーする
- 早期インターンシップに参加する
- OB・OG訪問で人脈を作る
- スカウトサイトに登録する
- リクルーター面談を活用する
- 選考直結型の就活イベントに参加する
- 早期内定の保留期間は企業次第
- 内定承諾後の辞退も法律的には可能
- 早期内定のメリットを知って就活を進めるあなたへ
- 早期内定のメリット・デメリットに関する質問
- Q.早期選考は内定をもらえる?受かりやすいの?
- Q.早期選考・早期内定はやめとけって本当?
- Q.早期内定は辞退や保留をできる?
早期内定とは一般的なスケジュールより早い内定のこと
早期内定とは、一般的に内定が出始める時期よりも早く出される内定のことです。
「就職・採用活動に関する要請」によると、政府は採用選考の開始を卒業年度の6月1日以降、正式な内定日は卒業年度の10月以降と定めています。そのため、経団連に所属している企業はこのスケジュールを守っている場合が多く、内定も内々定も6月以降になるケースが一般的です。
一方で、経団連非加盟の企業はスケジュールを守る必要がないため選考を早めに行い、優秀な学生の確保を目的に内定を出している場合も。このことから、一般的なスケジュールよりも早くに内定が出た場合を早期内定と呼びます。
なお、内定については「就活における内定とは?獲得から入社までの流れや採用との違いを解説」の記事をご覧ください。
参照元
内閣官房
各種本部・会議等の活動情報
一般的な就活生が内々定を受ける時期
早期内定について知りたい場合は、就活生が内々定を受ける時期について知っておく必要があります。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、卒業年度の6月までに約9割の学生が最初の内々定を獲得していることが分かりました。

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
このグラフからも分かるように、近年の就活は早期化が進んでおり、6月よりも前に選考を開始し、内定を出す企業が多くなっています。このような就活市場の変化に合わせて、早めに就活を開始して早期内定の獲得を目指す就活生も多くなっているでしょう。
参照元
内閣官房
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
早期内定を目指しやすい業界や企業
早期内定は、一般的な就活スケジュールと異なる採用活動を行っている企業から出されます。たとえば、以下のような業界や企業が挙げられるでしょう。
・経団連に所属していない企業
・外資系企業
・総合商社
・金融業界
・ベンチャー企業
・マスコミ業界
そもそも経団連に所属していない企業の場合、6月から選考を始める必要はありません。そのため、6月よりも選考を早く始める企業も多く、内定の時期も早くなります。
経団連に所属していない企業のなかでも特に内定が早いのが、外資系企業やベンチャー企業です。これらの企業は優秀な人材を集めるために、採用活動を早めに行います。大学3年生の秋に内定を出す場合もあるようです。
外資系企業は日系企業と就活スケジュールが違うため、早めに準備しておくと良いでしょう。
外資系企業の就活スケジュールについては、「外資系企業に就職するには?日系企業との違いや向いている人の特徴を紹介」の記事で解説しているので、参考にしてください。
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早期内定のメリット6選
早期内定を獲得することにより、安心感を得られたり、就活以外に時間を使えたりとさまざまなメリットがあります。以下では、早期内定のメリットを6つご紹介するので、就活に取り組む際の参考にしてみてください。
1.時間に余裕をもって就活ができる
早期内定を目指すメリットの一つは、余裕をもって就活を行えることです。就活のスタート時期が遅くなると、周囲の状況に焦り、慌てて就活を進めてしまいがちです。また、卒業が近くなったり、エントリーできる企業が減ったりして焦ることもあるでしょう。
早期内定を目指せば時間に余裕をもてるので、自分のペースで落ち着いて就活を行うことができます。企業選びの選択肢が広く、志望したい業界や企業にエントリーしやすい点もメリットです。
2.内定を得た安心感を得られる
早期内定を獲得できれば、精神的に安定しやすい点もメリットといえます。「このまま就職先が決まらないかも…」といった不安をもたずに就活ができるからです。
精神的に余裕が生まれると、面接などでのアピールやパフォーマンスにも余裕が出ます。焦らず落ち着いて選考に参加できるので、実力を発揮して就活を進めやすくなるでしょう。また、すでに早期内定を獲得していれば、そのあとの選考に落ちたとしても、落ち込み過ぎずに気持ちを切り替えやすくなります。
3.ほかの学生よりも早く選考経験を積める
早期内定の獲得を目指すことにより、ほかの学生よりも早くに選考経験を積めるのもメリットです。動き出しが早いため、選考を受ければ受けるほどほかの就活生よりも経験値を増やせるでしょう。
特に、グループディスカッションや面接などは本番独特の雰囲気があり、事前の対策や模擬面接だけでは対策できない場合もあります。早期内定を目指し、選考経験を積んでおけば、本選考の時点では落ち着いて臨めるようになっているでしょう。
4.他社の選考で有利になる場合がある
早期内定を獲得していると、選考で有利になる場合があります。ほかの企業から内定をもらえるほど、優秀な人材だと評価してもらえるためです。また、早めに就活に取り組み内定を獲得した計画性や向上心の高さが評価されることもあるでしょう。
さらに、早期内定の獲得を目指す過程で志望業界で評価されやすい人物像を把握できていれば、他社の選考でアピールすべきポイントを押さえることができます。そのため、選考でより高い評価を受けることができ、有利に就活を進められるでしょう。
5.内定者専用のインターンシップに参加できる
企業によっては、早期内定を獲得することで内定者専用のインターンシップに参加できます。入社前から業務や会社の雰囲気を体験できるので、同期入社の学生に差をつけられるでしょう。
インターンシップについては、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事で詳しく解説しています。ぜひご確認ください。
6.残りの学生生活を充実させられる
早期内定で就活が早めに終われば、残りの学生生活に時間を使えます。就活の不安を感じることなく、学生生活を送れるでしょう。
社会人になると、学生時代よりも自由に使える時間は減ってしまいます。学生のうちに趣味や遊び、アルバイト、サークル活動などに時間を使っておけば、思い出になるでしょう。
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早期内定のデメリット6選
早期内定を目指す場合、余裕があるせいで油断したり、準備不足になったりするデメリットもあるので気をつけましょう。ここでは、早期内定を目指すことで考えられるデメリットを6つ紹介します。早期内定の獲得を目指すかお悩みの方は、ぜひご一読ください。
1.準備する時間が短くなる
早期内定を獲得するためには、選考に早くから参加しなければならないため、準備期間が少なくなりがちです。しかし、せっかく早期選考に参加しても、自己分析や企業研究などの準備が不十分では選考を突破できません。
そのため、早期内定を目指すのであれば、準備も早めに進めておくことが大切です。内定獲得に向けて必要な準備については、「就活とは何か?内定を得るために必要な準備とステップ」の記事を参考にしてください。
2.優秀な学生がライバルになりやすい
早期内定を目指す場合、就活への意識が高い優秀な学生がライバルになるのがデメリットです。同じ企業を志望する優秀な学生が多いほど、内定獲得の難易度も上がってしまうでしょう。
ライバルのなかには、第一志望の選考に向けて、就活経験を積んだ就活生もいます。すでに経験を積んだ就活生がライバルとなる可能性があるので、選考対策を徹底的に行う必要があります。
3.経験を積めず本命の選考に落ちる場合がある
早期内定を目指す場合、経験不足で本命企業に落ちてしまう場合があるのもデメリットでしょう。実際の選考と練習では雰囲気が違うため、選考対策を行っていても緊張で慌ててしまう就活生が多くいます。実際の選考の経験が不足している状態で第一志望の選考に挑むと、失敗してしまうかもしれません。
いきなり第一志望の企業を受けるのではなく、複数企業の選考に参加して経験を積んでおきましょう。
4.内定があるからと選考で油断しやすい
早期に内定を獲得した安心感から、そのあとの選考で油断してしまう就活生もいるようです。内定を獲得したからといって、就活が終わるわけではありません。最後まで油断せず、入念に準備して選考に参加しましょう。
特に、本命企業の選考を控えている場合は要注意です。「選考に落ちても内定がある」と考えてしまうと、緊張感が足りず、実力を発揮できずに終えてしまう恐れがあります。
5.内定後に就活のモチベーションが下がる
内定を獲得することで、「ここで就活を辞めても働く場所がある」と気が緩んでしまい、就活へのモチベーションが下がる場合もあります。まだ選考中の企業が残っているのに、就活をやめたくなることもあるでしょう。
一時的な感情に流されて中途半端に就活を終えてしまうと、「もっとちゃんと就活に取り組めば良かった…」と後悔することもあります。内定を獲得した安心から就活を辞めたくなりがちなので、モチベーション管理には気をつけてください。
6.オワハラのリスクがある
早期内定を獲得することで、オワハラを受ける可能性がある点もデメリットです。
オワハラとは、「内定を出す代わりにほかの企業の選考をキャンセルさせる」「内定辞退を受け入れずに長時間引き留める」など、他社への選考参加を防ぐハラスメントのことです。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、毎年約10%ほどの就活生がオワハラを受けていることが分かります。

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
基本的には、内定を獲得したあとも就活を続けて問題ありません。しかし、オワハラを受けることで、就活を続けたくても続けられなかった就活生もいることを知っておきましょう。
もし、オワハラを受けた場合には、家族や大学などに相談することが大切です。オワハラについては、「知っておきたい!オワハラの意味と実態」の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参照元
内閣官房
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早期内定を獲得するための就活準備
早期内定を獲得するためには、自己分析や選考対策などの準備が必要不可欠です。ここでは、どのような準備が必要なのかを解説するので、就活をスムーズに進めるためにお役立てください。
早めに就活の情報収集を行う
早期内定を獲得するためには、早めの情報収集が欠かせません。一般的な就活スケジュールでは、大学3年生の3月に情報が解禁されます。しかし、その情報解禁まで就活の情報収集を全くしていないと、気づいたときにはすでに志望企業の選考が終わっていることもあるでしょう。
前述したように、大学3年生の秋には内定が出る企業もあり、そのような企業は大学3年生の夏ごろには説明会や選考を行っています。情報解禁を待っていては遅いので、大学3年生になったら早めに動きだすようにしてください。
26卒以降の就活スケジュールについては、「就活はいつから?26卒のスケジュールや今からできる対策を紹介」の記事で解説しています。早期内定を獲得したい方は、一般的な就活スケジュールよりも早く動くように心掛けましょう。
できるだけ早く自己分析に取り組む
早期内定を獲得するため、できるだけ早く自己分析を行い、自分の強みや考えなどを整理してみてください。自己分析は自己PRや志望動機など、就活で聞かれやすい質問への回答を考えるために欠かせません。
自己分析ができていない場合、自分の魅力をアピールできず、選考を通過しにくくなります。早期内定を目指す就活生は意識が高く、就活対策を万全にしている傾向があるでしょう。自己分析ができていないとアピールに差がついてしまうので気をつけてください。
選考対策を効率的に進める
早期内定を獲得するために、選考対策を効率的に進めることも大切です。以下では、各選考で押さえるべきポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
書類選考対策
まずは、履歴書やエントリーシートなどの書類選考対策を行いましょう。大手企業や有名企業のように志望する学生が多い企業は、書類選考で人数を絞る傾向にあるからです。
書類選考を突破するためには、ほかの学生よりも印象に残る内容が求められます。オリジナリティのあるエピソードや企業で評価されやすい強みを盛り込みましょう。
履歴書の対策方法については、「【新卒就活生向け】履歴書作成の準備・書き方・提出方法など基本事項を解説」の記事をご覧ください。
適性検査対策
SPIや玉手箱などの適性検査を行う企業も多いので、対策を進めておきましょう。なかには、適性検査を突破できないと、面接に参加できない企業もあります。
適性検査の内容は企業によって違うので、志望する企業がどの試験を実施しているのかを確認することが大切です。問題集を繰り返し解き、高得点を獲得できるように準備しておいてください。
グループディスカッション対策
グループディスカッションやグループワークを行う企業もあるので、事前の対策をしておきましょう。これらの選考では、周囲と協力して物事を進められるかどうかが評価されています。
グループディスカッションやグループワークは自分だけでは対策できないため、就活セミナーなどで練習しておくのがおすすめです。就職エージェントや大学のキャリアセンターなどでも、対策を実施している場合があります。
グループディスカッションってどんな選考?と気になる方は、「グループディスカッションの役割と向いている人の特徴は?評価されるコツも」の記事で確認してみてください。
面接対策
徹底的な面接対策も行い、自信をもってアピールできるようにしておきましょう。早期選考でも面接を行う企業は多いので、落ち着いて回答できるように準備しておく必要があります。
面接では、よく聞かれる質問に傾向があるので、事前に回答を用意しておきましょう。あらかじめ答えを用意しておくと、緊張し過ぎることなく面接に臨めるだけでなく、自己分析ができているといった評価も受けやすいでしょう。
面接では、入退室のマナーや話し方など、態度についても気をつけてください。基本的なマナーができていないと、回答内容がどれだけ良くても印象を下げてしまいます。
面接対策については、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
就職エージェントへ相談する
早期内定の獲得を目指す場合、就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。就職エージェントでは、就活のスタートから内定獲得まで一貫して相談にのってもらえます。
早期選考は準備期間が少ないため、効率的に対策を行う必要があります。就職エージェントのアドバイスをもらえば今の自分に必要な対策が分かるので、無駄に時間をかけずに済むでしょう。早期選考を実施している企業の情報も提供してもらえるため、自分では見つけられなかった企業との出会いも期待できます。
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早期内定をもらうには?早期選考への参加方法
企業に直接エントリーしたりインターンシップに参加したりすることで、早期内定を獲得できるでしょう。ここでは、早期選考に参加する6つの方法を解説します。これから就活に取り組む方は、ぜひチェックしてみてください。
企業に直接エントリーする
早期内定を出す企業は就活サイトのオープンに間に合わないことがあるため、企業への直接のエントリーが求められる場合があります。また、就活サイトでは募集しない企業もあるので、興味のある企業はWebサイトの求人情報をチェックするのが確実です。
前述したように、就活スケジュールは企業によって異なります。志望する業界や第一志望の企業がすでに決まっている場合は、大学3年生の早い時期から情報収集を始め、エントリー時期を逃さないように注意しましょう。
早期インターンシップに参加する
インターンシップの参加者から、早期選考の参加者を選ぶ企業もあります。また、企業によっては、内定が決まったり、選考が一部免除されたりする場合も。早期内定を獲得したい企業がある場合は、積極的にインターンシップへ参加しましょう。
インターンシップへ参加することで、企業への理解を深めたり、社風や職場の雰囲気が自分に合うかを確かめたりできるのもメリットです。振る舞いや成果が評価されているので、インターンシップの段階からすでに選考は始まっていることを意識しておきましょう。
OB・OG訪問で人脈を作る
OBやOG訪問で評価されることでも、早期選考を紹介してもらえる場合があります。企業もOB・OG訪問を通して、優秀な学生を早めに集めたいと考えているからです。
そのため、OBたちに自分の聞きたいことを聞くだけではなく、評価してもらえるように話し方や聞く態度などを意識しておきましょう。入社への熱意や意欲を伝えておくことも、高い評価を受けるためには大切です。
スカウトサイトに登録する
早期内定を獲得するために、企業からオファーをもらえるスカウトサイトを利用するのもおすすめです。大学名や自己PRなどのプロフィールを登録しておくだけで、企業から連絡がもらえます。
スカウトサイトで連絡を送ってくる企業は、採用意欲の高い企業が多い傾向にあります。強みやスキルがマッチしアピールに成功すれば、選考を通過できる確率も上がるでしょう。
リクルーター面談を活用する
リクルーター面談で評価を受けることで、早期選考に呼んでもらえる場合もあります。リクルーターとは就活の支援をしてくれる社員であり、選考から内定後までフォローしてくれる人のことです。
リクルーター面談は選考とは異なる面談で、カジュアルな雰囲気で進みます。採用するかどうかではなく、「自社に合いそうか」「選考に参加してもらえそうか」などを判断するのが一般的です。
ただし、リクルーター面談は企業から声が掛かることで始めて利用できる制度であり、自分から希望して参加することはできません。インターンシップやOB・OGのつながりから声がかかることがあるので、チャンスを逃さないようにしましょう。
選考直結型の就活イベントに参加する
早期内定を目指している方は、早期選考を目的とした就活イベントに積極的に参加してみましょう。早期選考につながる就活イベントでは、グループワークや座談会などを通して評価されます。
評価された学生は、早期選考に参加できたり、一部選考を免除されたりと内定を獲得しやすくなるのがポイントです。また、説明会と選考が同日に行われたり、即日内定が獲得できたりするイベントが開催されている場合もあるでしょう。
このように、早期選考に参加する方法はさまざまです。自分に合う選考への参加方法で、早期内定の獲得を目指してみてください。
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早期内定の保留期間は企業次第
早期内定を獲得した際に問題になるのが、内定保留や辞退でしょう。ほかにも選考を受けたい企業がある場合、内定をどうすれば良いか悩む学生は多くいるようです。
内定の保留ができるかどうかや保留期間は、企業ごとに異なります。1週間以上待ってもらえる場合もあれば、「すぐに返事が欲しい」といわれる場合も。早期内定を獲得後も就活を続ける場合には、内定を保留したい旨を企業に伝え、保留期間を確認する必要があるでしょう。
内定保留の伝え方や流れについては、「内定を保留したいときは企業にどう伝える?適切な対応方法や例文をご紹介」の記事を参考にしてみてください。
また、内定辞退については、「内定辞退はいつまでにするべき?内定を辞退する際の例文やマナーも紹介」の記事で詳しく解説しています。
内定承諾後の辞退も法律的には可能
一度内定を承諾したものの、辞退したいと考える就活生もいるようです。内定承諾をしてから、内定辞退を行うのは法律的に可能です。民法627条により、入社予定日の2週間前までであれば、法律的には問題ないと定められています。
しかし、内定承諾後に辞退をしてしまうと、企業に多大な迷惑をかけてしまいます。トラブルに発展する恐れもあるので、内定承諾後の辞退は避けたほうが良いでしょう。
参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)
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早期内定のメリットを知って就活を進めるあなたへ
早期内定を目指すには、早めの動き出しが重要です。一般的な就活スケジュールよりも早く準備するようにしましょう。多くの企業は情報解禁を大学3年の3月に行いますが、それよりも早く情報収集を始め、インターンシップや早期選考に積極的に参加する必要があります。
しかし、「早期内定を目指すには、出遅れたかもしれない」と悩む就活生もいるかもしれません。そのような方には、就職エージェントの利用がおすすめです。
就職エージェントのキャリアチケットは、新卒を対象に就活支援を行っています。これまで多くの就活生をサポートしてきた経験と知識が豊富なキャリアアドバイザーが、就活生一人ひとりにマッチする企業をご紹介。早期選考を実施している企業や、採用に関する詳しい情報を共有するので、早めに就活を終わらせたい方にもおすすめです。
自己分析・企業研究サポートや書類添削、面接対策、スケジュール管理、内定後のフォローなどのサービスも充実しています。出遅れたと感じた場合でも、キャリアチケットと効率的に就活を進めれば、早期内定が目指せるでしょう。すべてのサービスを無料で受けられるので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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早期内定のメリット・デメリットに関する質問
ここでは、早期内定のメリット・デメリットに関するよくある疑問にQ&A形式でお答えします。
Q.早期選考は内定をもらえる?受かりやすいの?
A.早期選考に参加したからといって、必ず内定を獲得できるわけではありません。早期選考には就活に対する意識の高い学生が参加する傾向にあるため、選考のハードルも高くなりやすいでしょう。
早期選考の場合、選考準備にかけられる時間も多くないため、効率的に対策を進める必要があります。就職エージェントや大学のキャリアセンターなどに相談しつつ、効果的な就活準備をすすめましょう。
Q.早期選考・早期内定はやめとけって本当?
A.そうとは言い切れません。早期選考への参加や早期内定の獲得は、そのあとの就活にポジティブな影響を与える可能性があるからです。たとえば、本選考までに選考経験を積むことができたり、内定を獲得することで気持ちに余裕をもてる場合があるでしょう。
ただし、オワハラやモチベーション低下のリスクもあるので、メリット・デメリットを比較したうえで、早期選考に参加するかどうかを決定してみてください。
Q.早期内定は辞退や保留をできる?
A.早期内定を獲得後、辞退することは可能です。しかし、保留できるかどうかや、保留可能な期間は企業によって違いがあります。そのため、早期内定を獲得後も就活を継続したい場合は、企業に保留ができるかどうかを確認するようにしましょう。内定メールにはできるだけ早く返信し、企業とのスムーズなコミュニケーションを図ることが大切です。
内定を保留したい方は、「内定保留のメールには何を書けば良い?送信時のマナーや例文を解説」の記事を参考にしてみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。