このページのまとめ
- グループディスカッションは応募者の人柄やチーム内での立ち回りを知るために行われる
- インターンのグループディスカッションでは、建設的な議論に貢献する姿勢が大切
- 意見を言いにくいときは「質問する」「相槌を打つ」などで議論に参加しよう
「インターンのグループディスカッションって、実際どう進めれば良いの?」と疑問や不安を抱えている人も多いでしょう。グループディスカッションでは、発言量よりも質や議論への貢献度が評価されるため、対策が重要です。
この記事では、グループディスカッションの種類や評価基準、進め方など解説します。本番で実力を発揮するために、まずは基本をしっかり押さえましょう。
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- インターンのグループディスカッションとは
- インターンでグループディスカッションが行われる理由
- グループディスカッションでの主な評価項目
- コミュニケーション能力
- 協調性
- 論理的思考力
- 発想力
- 主体性
- グループディスカッションの進め方5ステップ
- 1.役割を決める
- 2.時間配分と前提・定義を決める
- 3.メンバー全員が意見を出す
- 4.メンバー全員の意見を整理する
- 5.結論をまとめて発表する
- 自分に合った役割の選び方
- 司会(ファシリテーター)
- タイムキーパー
- 書記
- 発表者
- 無理に役割を持たなくても良い
- よく出るテーマの種類と例
- 自由討論型(抽象型)のテーマ例
- 課題解決型のテーマ例
- ディベート型のテーマ例
- 選択型のテーマ例
- やってはいけない4つのNG行動
- 意見を全否定する
- 議論を脱線させる
- 自分の意見をゴリ押しする
- ひと言も発言しない
- 自分の意見が言えないときの4つの対策法
- 1.正しい意見にこだわらず積極的に発言する
- 2.議論についていけないときは正直に質問する
- 3.相槌や表情で話しやすい雰囲気を作る
- 4.本番前にメンバーに話しかけ特性を見極める
- 評価を上げる当日の話し方とマナー
- 明るい声ではきはきと話す
- 人の話に耳を傾け相槌をうつ
- 必ず理由もセットで意見を言う
- 終了後はきちんと片付けをする
- インターン選考前のグループディスカッション対策
- ニュースや時事問題を日ごろからチェックする
- 実際のグループディスカッション動画で雰囲気をつかむ
- グループディスカッションの練習会に参加する
- オンラインのグループディスカッションの注意点
- インターンのグループディスカッションでの正しい服装
- グループディスカッションに不安がある方へ
- グループディスカッションのよくある質問
- Q.1人でもグループディスカッションの練習はできる?
- Q.グループディスカッションのテーマはいつ知らされる?
- Q.企業によって出題されるテーマの傾向は違う?
インターンのグループディスカッションとは
インターンシップのグループディスカッションとは、与えられたテーマを学生がグループになって話し合い、答えを出す討論のこと。4~8人ほどでグループを組み、30分~1時間程度で話し合うスタイルが一般的です。
インターンシップのグループディスカッションは、多くの場合当日にテーマが与えられます。テーマは、大きく分けて「独創的なアイデアを出すディスカッション」か「特定の選択肢の中で何を選ぶか決めるディスカッション」の2種類。具体的なお題は企業によって異なりますが、業務に関連するテーマが多い傾向にあります。
グループディスカッションの全体像は、「グループディスカッションとは?流れやテーマごとの対策を解説」の記事でも詳しく解説しています。また、インターンについて改めて確認したい方は、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事もご覧ください。
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インターンでグループディスカッションが行われる理由
インターンシップでグループディスカッションが課される理由としては、主に下記が挙げられます。
・就業体験として、実際の会議に近い議論の場を体験してもらうため
・チーム内での振る舞いや議論への貢献度から、人柄やチームワークを見極めるため
・限られた時間で結論を出す論理的思考力や分析力、調整力などを確認するため
ビジネスの場では、同僚や取引先と意見交換をしたり、答えのない課題に取り組んだりする場面が多くあるもの。企業はグループディスカッションを通して、「チームワークはあるか」「協力して働けるか」などを確認しているといえます。
インターンで選考が行われる目的や評価基準、グループディスカッション以外の選考方法については、「インターン選考とは?基本的な情報や突破に向けて対策を解説!」の記事をご覧ください。
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グループディスカッションでの主な評価項目
企業は、協調性や論理的思考力、発想力、そして円滑なコミュニケーション力など、複数の視点から学生を評価しています。すべての能力に自信がなくても、自分の得意分野を理解し、チームでの議論や成果に結び付けられれば、好印象を与えることが可能です。議論の内容以上に、議論への関わり方や貢献度合いを見られていると考えましょう。
ここでは、グループディスカッションでの主な評価項目を解説。自分の強みを発揮して評価を得るために、企業側の目線を把握して対策に活かしましょう。
コミュニケーション能力
グループディスカッションでは、コミュニケーション能力の高さが重視されます。良いアイデアを持っていても、それを分かりやすく伝えたり、ほかの人の意見をうまく引き出したりできなければ、チーム全体の成果にはつながらないためです。企業は、議論に貢献できる人かどうかを、発言の内容以上にやりとりの質で判断しています。
企業が評価するポイント
- 積極的に挨拶をしたり会話のきっかけを作ったりして場を和ませている
- 自然な流れで発言を促しており、全員が話しやすい雰囲気を作っている
- 相手の意見に相槌やリアクションを示し、傾聴の姿勢がある
- 他人の発言を要約・整理し、認識のズレを防いでいる
- 自分の意見を分かりやすく簡潔に伝え、議論を整理・前進させている など
自分が話すことだけでなく、相手とどう関わるかを意識するのが、コミュニケーション力をアピールするポイントです。
協調性
グループディスカッションでは、「周囲と協力できるか=協調性」も重要な評価ポイントです。企業はグループディスカッションを通して、チームで協力して課題解決に向けて話し合う姿勢を見ています。そのため、就活生が1人で目立つよりも、チーム全体の成果に貢献できるかどうかがより重視される傾向にあるでしょう。
企業が評価するポイント
- 他者の意見を肯定的に受け止め、議論を前向きに進めている
- 異なる意見に対して反対・批判するのではなく、背景や意図を理解しようとしている
- 自分の意見に固執せず、チームの目標や全体最適を優先できている
- 対立した意見が出た際に、双方の妥協点や折衷案を探ろうとしている
- 自分の発言時間を占有せず、ほかのメンバーとバランス良く対話している など
協調性とは「メンバーと仲良くする」「周りの意見にただ同意する」ことではなく、チームの成果を意識しながら他者と建設的に関わる力のこと。グループディスカッションでは、この力を具体的な行動で見せることが、評価につながります。
論理的思考力
グループディスカッションでは、発言の内容に筋が通っているかどうかが重視されます。課題解決に向けて建設的な話し合いを組み立てられる、論理的思考力が高い人ほど評価されるでしょう。
企業が評価するポイント
- 結論と根拠をセットで分かりやすく発言している
- 前提条件や言葉の定義を最初に揃え、議論のズレを防いでいる
- 論点や課題を要素分解して整理できている
- 感情論ではなく、具体的な事実や数字、根拠に基づいて話している
- 現状・原因・課題・解決策の筋道が通っている
論理的思考力とは、「なぜそう思うのか」を根拠とともに説明できる力のことです。たとえば、「私はAの選択肢が最適だと思います。なぜなら、コストが安く、短期的な効果も見込めるからです」のように、結論→理由の順で話すと、思いつきではなく根拠をもって発言していると評価してもらえるでしょう。
論理的な発言は、議論を建設的に進める推進力になります。根拠のない主張を避け、理由とともに分かりやすく意見を述べることを意識しましょう。
発想力
グループディスカッションでは、ほかのメンバーが思いつかないような新しい視点や切り口を提示できる発想力も高く評価されます。変化の激しいビジネス環境では、課題解決において型にはまらない柔軟な思考が求められるからです。
企業が評価するポイント
- 既存の考えにとらわれず、新しい切り口や別角度からの視点を提示している
- 議論が行き詰まったときに、前提やターゲットを変える柔軟な提案ができている
- 突飛な考えではなく、課題解決につながる現実的なアイデアを打ち出している
- ほかのメンバーのアイデアを掛け合わせたり、応用して発展させたりしている
- ターゲット目線や現場目線など、当事者意識をもった提案ができている
たとえば、議論が行き詰ったタイミングで「少し視点を変えてみませんか?」と発言し、ほかのグループが触れていないアイデアを提案できれば、チームに新たな流れを生み出せます。それが結果的に、結論の質を高めたり、議論を再活性化させたりする貢献になるでしょう。
ただし、発想をアピールしようとし過ぎて、唐突過ぎるアイデアや的外れな発言を繰り返すと「場を乱す人」と見なされる可能性も。大事なのは、アイデアを出す「タイミング」と「根拠」です。場の空気を読みながら、議論に必要な角度から新しい提案ができれば、強い印象を残せるでしょう。
主体性
グループディスカッションでは、自ら考えて動く主体性も評価されます。議論が止まったときに、指示を待たずに自ら論点を整理したり、発言していない人に話を振ったりと、チームの成果のために自分から関わる姿勢が求められるためです。役割の有無に関わらず、「今できることは何か」を考えて動ける人は、入社後に活躍するイメージを持ってもらいやすいでしょう。
企業が評価するポイント
- 役割の有無に関わらず、自主的に議論へ貢献している
- 議論が脱線したり沈黙が起きたりしたときに、自ら声を掛けて軌道修正している
- 時間配分やゴールまでの手順を意識して議論を推進している
- 発言が少ないメンバーへ積極的に話題を振り、全員参加を促している
- 制限時間内に結論をまとめる意識をもって、意見の集約を進めている
グループディスカッションの評価基準は、「GDとは?就活での基本的な流れや初めて参加するときの対策を紹介」の記事でも解説しています。あわせてご確認ください。
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グループディスカッションの進め方5ステップ
グループディスカッションで力を発揮するためには、全体の流れを把握しておくことが大切です。グループディスカッションの流れと進め方を見ていきましょう。
1.役割を決める
グループディスカッションでは、自分の特性に合った役割につき、議論に参加するのが一般的。主な役割は下記に大別されます。
GDの主な役割チェックリスト
- チームをまとめる司会進行役(ファシリテーター)
- 時間配分をして進行をサポートするタイムキーパー
- メンバーの意見をメモし要点をまとめる書記
- チームの結論をまとめて発表する発表者
- 積極的に意見を共有して議論を進める発言者(役職なし)
リーダーや書記といった役割についたからといって、必ずしも評価されるわけではありません。役割をこなせなければかえって逆効果になるので、自分の得意分野を活かせる役を選びましょう。
なお、自分に合った役割の選び方は次の項で解説しています。ぜひ読み進めてみてください。
2.時間配分と前提・定義を決める
制限時間があるため、最初に時間配分を決めてから時間を区切って議論を進めます。「15分で意見を出し合い10分かけてまとめる」のようにルールを作り、制限時間内に答えが出せるようにしましょう。
たとえば、30分のグループディスカッションの場合、基本的な時間配分は以下のとおりです。
| 時間配分 | 議論のフェーズ |
|---|---|
| 2分 | 役割決め |
| 3分 | 時間配分と前提・定義の共有 |
| 10分 | 個人の意見発表、アイデア出し |
| 10分 | 意見の分類や評価基準に沿った絞り込み |
| 5分 | 発表内容の構成作成や準備 |
また、議論の最初の段階で、テーマの定義や「誰に向けた話か」といった前提をそろえておくことも大切です。言葉にして前提条件を共有することで、議論の途中で認識がずれるのを防げます。
3.メンバー全員が意見を出す
役割や時間配分などが決まったら、議論を開始します。それぞれ順番に意見を出し合い、意見を裏付ける理由も説明して考えを共有しましょう。
ほかのメンバーが発言しているときのポイントは、意見を頭ごなしに否定せず、話しやすい雰囲気を作ること。黙っているメンバーがいたら「△△さんはどう思いますか」と聞いて、積極的に意見を引き出すのも効果的です。
4.メンバー全員の意見を整理する
ある程度意見が揃ったら、似通った意見をグループ化したり、実現不可能な案をボツにしたりして、メンバー全員の意見を整理します。それぞれのメンバーが意見を出し合いながら、納得する答えを話し合いで導きます。
アイデアを絞り込む際は、「実現可能性の高さ」「効果の大きさ」といった選定基準をチームで決めてから選ぶのがコツ。論理的かつ納得感のある結論を導き出しやすくなります。
5.結論をまとめて発表する
グループで一つの答えをまとめたら、発表者がスムーズに話せるよう、結論に至った理由や背景を箇条書きなどで整理しておきましょう。
発表の際はPREP法を意識し、以下の要領で話すと面接官や他のグループにも論理的に伝わります。
1.結論
2.理由
3.具体的な施策
4.まとめの結論
グループディスカッションの流れを確認したい人は、「グルディスの流れと対策を解説!評価基準や役割に向いている人の特徴を紹介」の記事もあわせてご参照ください。
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自分に合った役割の選び方
グループディスカッションでは、自分に合った役割を選ぶことで、議論で自分の適性を発揮して貢献しやすくなります。無理に司会を引き受ける必要はなく、得意な形で議論を支えることが大切です。
ここでは、よく見られる4つの役割と、役割を持たない場合の立ち回りを紹介します。
司会(ファシリテーター)
司会(ファシリテーター)は、議論全体の舵取りをする役割です。論点を整理しながら発言を促し、全員が意見を出せるように進行します。自分だけで話を進めるのではなく、メンバーの意見を引き出す姿勢が評価につながります。
司会が自分に合っているか知りたいときは、以下のチェックリストを確認してみましょう。
司会が適性に合うか判断!チェックリスト
- 自分の意見を主張するよりも、周囲の話を聞くことや整理することが得意
- 話しづらそうにしている人に気づき、自然に声掛けができる
- 全体の進捗や残時間を意識し、議論が脱線した際に軌道修正できる
- アルバイトやサークル、ゼミなどでまとめ役や進行役の経験がある
- 冷静にその場の状況を観察し、客観的な視点を持っていられる
タイムキーパー
タイムキーパーは、制限時間を管理し、議論が時間内に終わるよう調整する役割です。「残り10分なので結論をまとめましょう」と声をかけ、話し合いのペースを整えます。
スケジュールの管理能力が高かったり、必要な場面でチームのために声を上げられたりする人は、タイムキーパーに向いているでしょう。
タイムキーパーが適性に合うか判断!チェックリスト
- 普段からスケジュールや時間を意識して行動するのが得意
- 議論の進捗と残り時間を照らし合わせて調整できる
- 議論が白熱しても冷静さを保ち、進行を妨げずに声をかけられる
- 時計やタイマーを見ながら他人の発言をしっかり聞く器用さがある
- 周りに気を遣い過ぎず、必要な場面で「残り×分です」とはっきり主張できる
書記
書記は、出た意見や論点をメモし、議論を可視化する役割です。ホワイトボードや手元のメモに整理することで、話が脱線したときに立ち返る材料を作れます。単に記録するだけでなく、要点をまとめて共有できると、議論の質を高められるでしょう。
書記が適性に合うか判断!チェックリスト
- 他人の発言の要点を素早く捉え、簡潔な文章や図にまとめられる
- タイピングや手書きでのメモ取りが得意
- 複雑に入り組んだ議論を「カテゴリー別」「時系列」など適切な形に整理できる
- 話を聞きながらメモを取りつつ、自分も適度に発言できる
- PC共有画面やホワイトボードなどを使い、議論を可視化する作業が得意
発表者
発表者は、グループの結論とそこに至ったプロセスを論理的にプレゼンする役割です。結論を先に述べ、根拠を後から補足すると分かりやすく伝わります。発表の場では、議論の内容を正確に代弁する力が問われます。
発表者が適性に合うか判断!チェックリスト
- 人前で話すことに抵抗がなく、ハキハキと喋れる
- 書記のメモやチームの意見を素早く理解し、頭の中で再構成して説明できる
- チームの意見を自分の言葉だけに置き換えて話さず、チームの成果として尊重できる
- 発表時間(1〜3分程度)に合わせて話の長さを調整できる
無理に役割を持たなくても良い
役割がなくても、鋭い意見を出したり、議論の脱線を修正したりすることで十分に貢献できます。大切なのは肩書きではなく、チームの成果にどう関わるかです。自分の得意な形で議論を前に進める意識を持ちましょう。
役割なしが適性に合うか判断!チェックリスト
- 特定の役割に縛られず、議論の内容やアイデア出しに集中したい
- 他人の意見をしっかり聞き、アイデア同士を掛け合わせるのが好き
- 役割の作業がないほうが、自分の力を発揮しやすい
- 場の雰囲気を察知し、聞き役に回ったり意見を出したりと臨機応変に対応できる
役割ごとの向き不向きは、「グループディスカッションの役割と決め方|評価される行動のポイントを紹介」の記事で詳しく解説しています。
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よく出るテーマの種類と例
グループディスカッションのテーマは、大きく4つの型に分けられます。型ごとに出題されやすいテーマの例と、対策のポイントを知っておきましょう。
自由討論型(抽象型)のテーマ例
自由討論型のグループディスカッションとは、自由度の高いテーマについてグループで討論する形式のことです。次のようなテーマが出題されやすい傾向にあります。
【自由討論型のテーマ例】
・理想の上司とは
・無人島に持っていくべき3つの道具はなにか
・少子化を止める方法とはなにか
・20年後に伸びる業界はなにか
自由討論型は、討論を始める前に議論の枠組みを決めることが大切です。たとえば「無人島に持っていくべき3つの道具はなにか」の場合、「暑い島なのか寒い島なのか」「無人島で楽しく生きるのが目的か」「脱出するのが目的なのか」といった場面設定を行います。枠組みをもとにメンバーで意見を出し合い、答えをまとめましょう。
課題解決型のテーマ例
課題解決型のグループディスカッションとは、与えられた課題をもとにグループで話し合い、解決策をまとめる形式のことです。明確な正解がないテーマが多く、次のような例が挙げられます。
【課題解決型のテーマ例】
・働かない人に働いてもらうにはどうしたら良いか
・高齢者にSNSを普及させるにはどうしたら良いか
・自社の今後の新卒採用をどうしていけば良いか
・外国人観光客の1人あたりの支出額を上げるにはどうしたら良いか
課題解決型の場合も、最初に前提条件を決めるのが重要です。「働かない人に働いてもらうにはどうしたら良いか」の場合、前提として「働かない人」の定義を考えます。定義を「35歳以下の男女で実家で生活している人」と決めたら、「なぜ働かないのか」の現状を分析しましょう。
現状を分析し原因が明確になったら、解決のためのアイデアを出し合ってグループ内で評価し、実現可能なものはどれか話し合うとスムーズに議論が進みます。
ディベート型のテーマ例
ディベート型のグループディスカッションとは、グループを2つに分けて意見を交わす形式のことです。どちらの意見につくか割り振られるのが一般的で、役に合わせて持論を主張します。たとえば、次のようなテーマが出されます。
【ディベート型のテーマ例】
・夫婦別姓に賛成か反対か
・コンビニの24時間営業は続けるべきか
・日本はサマータイムを導入するべきか
・救急車の有料化に賛成か反対か
メンバーが納得する結論を出すためには、意見を出し合う前に「判断基準」を決めましょう。「夫婦別姓は賛成か反対か」の場合、「婚姻率が上昇するか」のような判断基準を作れば、論点が明確になります。意見の正当性を主張するときは論理的に説明し、相手の反論には冷静に耳を傾けてください。
選択型のテーマ例
選択型のグループディスカッションとは、一つのテーマに対して複数の選択肢が与えられ、グループで話し合って答えを出す形式のことです。次のようなテーマが例として挙げられます。
【選択型のテーマ例】
・小学校の教科のなかで1教科減らすならどれを減らすか
・アイドルグループのメンバーのなかで採用するなら誰か
・首都を移転するなら名古屋と大阪どちらが良いか
・お金、家族、親友に優先順位をつけるならどういう順番になるか
選択型のディスカッションも最初に前提条件を決めることで、意見が堂々巡りになるのを防げます。たとえば、「アイドルグループのメンバーのなかで採用するなら誰か」の場合、「どの職種で採用するのか」という前提を話し合いましょう。前提を「営業職で採用する」と決めた場合、「交渉能力が高い」「フットワークが軽い人物」といった評価軸が決まります。
あとは、それぞれのメリット・デメリットを話し合い、評価軸にそって選別しましょう。業界別のテーマ例をもっと知りたい人は、「グループディスカッションのテーマは?業界別の例や就活での評価基準を紹介」の記事にまとめています。
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やってはいけない4つのNG行動
グループディスカッションでは、議論をポジティブに進めて高評価を得るのと同じくらい、評価を下げる行動を避けることが大切です。ここでは、グループディスカッションでやってはいけない4つのNG行動を紹介します。
意見を全否定する
ほかのメンバーの意見を「それは違います」「でも…」と頭ごなしに否定するのは避けましょう。相手の意見を否定するだけでは建設的な議論にはならないほか、チーム全体の雰囲気も悪くなってしまいます。結果として、「協調性がない」「チームで行動できない」といったマイナス評価につながりかねません。
相手の意見が論理的に破綻していたとしても、感情的に否定するのはNGです。異なる意見を伝えるときも、「なるほど、その考え方もありますね」と一度受け止めてから、自分の考えを述べるようにしましょう。
議論を脱線させる
グループディスカッション中に、議論を脱線させる行為も避けましょう。「意見の揚げ足を取って議論を邪魔する」「本筋と関係ないことにこだわる」といった行動は、議論に悪影響しか与えません。
ディスカッションが始まったら「今は何を決める時間か」を意識し、テーマに沿った発言を心掛けましょう。万が一話が逸れたときは「一度論点に戻しましょう」と軌道修正できると、チームへの貢献につながります。
自分の意見をゴリ押しする
自分の意見だけを押し通し、チームの和を乱す行動は避けましょう。グループディスカッションでは、仲間と協力して一つの結論を出す必要があります。自己主張が激し過ぎたり、ほかのメンバーに話す隙を与えなかったりする行為は、「自分さえ良ければ良いのか」「他人を顧みる余裕がない」といった評価につながるでしょう。
グループディスカッションでは、さまざまな意見を取り入れたうえで「どうすれば意見をまとめられるか」「異なる意見を採用できる案はないか」のように考える姿勢が評価されます。自分の意見に反対されても感情的にならず、チームとして納得できる結論を目指す姿勢が大切です。
ひと言も発言しない
グループディスカッションで黙り込んでしまうと、評価のしようがありません。「意見について質問する」「複数の案の共通点を整理する」のような簡単なことからでも構わないので、議論に関わる姿勢を見せられる行動を心掛けましょう。
上記のようなグループディスカッションの和を乱す行為は、「クラッシャー」と呼ばれます。クラッシャーへの対処法は、「グループディスカッションクラッシャーとは?遭遇したときの対策方法」の記事をご覧ください。
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自分の意見が言えないときの4つの対策法
先述したように、グループディスカッションでは発言の多さよりも、「議論に積極的に関わろうとしているか」「建設的な議論に貢献できているか」が重視されます。そのため、意見を発信するのが苦手だとしても、対策を知っておけば高評価を得ることは可能です。
下記で、自分の意見が言えないときの対策法を確認しておきましょう。
1.正しい意見にこだわらず積極的に発言する
「正しい意見を言わなくては」とプレッシャーに感じず、積極的に自分の考えを伝えましょう。グループディスカッションの目的は、チーム内で意見を出し合って一つの答えに到達することです。
正しい答えがないお題が出されるケースも多いため、「正しいか分からない」と過度に不安がらず、自分の考えをまずは共有してみることが大切。自分の発言が議論を活性化させる可能性もあります。
ただし、議論に無関係な発言をしたり、長々と自説を展開したりするのは逆効果です。簡潔に自分の考えを述べ、議論に参加する意思を行動で示しましょう。
2.議論についていけないときは正直に質問する
議論についていけないときは、「今の発言について確認したいのですが」と切り出し、メンバーに説明してもらいましょう。グループディスカッションでは、「議論についていけないこと」自体は問題ではありません。良くないのは、「議論についていけない状況を放置すること」「ついていけないメンバーを放置して議論が進むこと」です。
勇気をもって質問することで、ほかのついていけなかったメンバーを助けられたり、全員の認識を擦り合わせられたりする可能性もあります。ただし、何でも質問すれば良いわけではありません。グループディスカッション中はメンバーの発言をメモして論点を整理し、議論についていく努力をすることが重要です。
3.相槌や表情で話しやすい雰囲気を作る
発言の数だけでなく、相槌や表情で話しやすい雰囲気を作るのも議論の発展を助けます。発言者のほうに体を向け、うなずきながら笑顔で聞くのがポイントです。メンバーの話を傾聴することで、「意見を聞いてもらえる」という肯定的な雰囲気を作れます。
慣れてきたら、「△△さんの意見に賛成です。それに加えて私は~」と持論を足して発言量を増やしてみましょう。
4.本番前にメンバーに話しかけ特性を見極める
本番前にほかのメンバーに話しかけ、それぞれの特徴を見極めるのもおすすめです。事前にどのような人がいるか確認することで緊張をほぐせるほか、メンバー一人ひとりの適性や性格を大まかに見極められる可能性があります。
グループディスカッションは、それぞれがリーダーや書記などの役割につき話し合うものです。事前に交流しておけば、役割分担がスムーズに進んだり、議論中も話しやすいムードで進められたりします。意見を出すのが苦手な場合も、事前に雰囲気を掴んでおけば話しやすくなるでしょう。
意見が思いつかず不安な人は、「グループディスカッションで意見が思いつかないときの原因別の対処法を解説」の記事もあわせてご参照ください。
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評価を上げる当日の話し方とマナー
グループディスカッションでは、話し方や聞き方といった振る舞いもチェックされます。下記で、評価を上げるための基本を確認しておきましょう。
明るい声ではきはきと話す
グループディスカッションの会場では、大きな声ではきはき話しましょう。なぜなら、一度に複数のグループが話し合いをする会場は、騒がしい可能性が高いからです。
ほかのメンバーが声を聞き取れなかった場合、せっかく発言してもなかったことにされてしまう恐れも。普段より大きい声を意識し、メンバー全員に自分の考えを伝えましょう。
どうしても大きい声が出ないときは発言前に挙手し、メンバーに注目してもらうのも一つの手です。
人の話に耳を傾け相槌をうつ
ほかのメンバーの話に耳を傾け、うなずきや相槌で反応することも大切です。発言者のほうに顔を向け、しっかり話を聞きましょう。
また、「頬杖をつく」「髪の毛や指先をいじる」「ペンを回す」といった仕草はNGです。「話を聞いていない」「態度が悪い」と判断されチームの雰囲気を壊しかねないため、グループディスカッション中は落ち着いた仕草を心掛けましょう。
必ず理由もセットで意見を言う
意見を述べるときは、結論だけでなく「なぜそう考えるのか」という理由をセットで伝えましょう。理由が添えられていると、発言に説得力が生まれ、論理的思考力のアピールにもつながります。
いくら積極的に意見を述べても、理由を話せなかったり主観的だったりすると、「建設的な議論に貢献できている」とはいえません。「私はAが良いと思います。理由は××だからです」のように、結論と根拠を一続きで話すことを意識しましょう。
終了後はきちんと片付けをする
グループディスカッションが終わったあとは、使用した備品を整理し、きちんと後片付けをしましょう。面接官はグループディスカッション後の学生の態度もチェックしているので、緊張感を緩めず行動する必要があります。
「ホワイトボードの文字をきれいに消す」「椅子を移動したときは元に戻す」など、元の状態に戻しましょう。ただし、面接官から「そのままで良い」と指示されたときは、片付ける必要はありません。
インターンの選考だからと気を抜かずに参加することで、面接官へ高評価や好印象を与えられるでしょう。インターンをはじめとする就活イベントを内定につなげる方法については、「就活イベントを内定につなげるには?種類や開催時期・事前準備を紹介」の記事で紹介しています。
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インターン選考前のグループディスカッション対策
インターン選考でグループディスカッションがある場合、事前準備をしているかどうかで結果に大きな差が出ます。グループディスカッションは「即興で対応する場」と思われがちですが、実は事前に備えておけることが多くあるのです。
ここでは、グループディスカッション本番で実力を発揮するために行っておきたい3つの準備を紹介します。
ニュースや時事問題を日ごろからチェックする
グループディスカッション対策として、ニュースアプリや経済紙、業界メディアを日常的にチェックするのが効果的です。特に、志望企業や業界に関連する話題は重点的に追っておくことをおすすめします。
なぜなら、グループディスカッションでは社会問題や業界トピックなど「時事性のあるテーマ」が出題されることがあるためです。背景知識が全くない状態では、そもそも議論に参加することが難しいでしょう。
特にビジネス課題や社会的課題に関するお題では、知識や背景理解があるかどうかで発言の深さに差が出ます。たとえば、「日本の少子化対策についてどう思うか」といったテーマでは、現状のデータや政府の取り組みを知っていれば、的確な意見を述べられるでしょう。
実際のグループディスカッション動画で雰囲気をつかむ
事前にグループディスカッションの解説動画を視聴して、全体の進行や発言の仕方を把握することも有効です。
グループディスカッションに慣れていないときほど、実際にどのような流れで進むのかをイメージできずに不安を感じがち。動画を通して話し始めのタイミング、発言の言い回し、論点の整理方法など実践的なコツを学べれば、本番の見通しを立てられて不安を軽減できます。
グループディスカッションの練習会に参加する
グループディスカッション対策として、実際に体験してみるのもおすすめです。座学や動画だけでは身につかない即興で考える力やその場の対応力、発言力などは、実戦形式でこそ磨かれます。
たとえば、キャリアセンターや就活支援サービスが開催しているグループディスカッション練習会に参加すれば、本番さながらの実践練習が可能です。また、友人同士で模擬グループディスカッションを行うのも、十分な練習になります。
練習会は自信をつける場でもあり、ほかの参加者から学ぶ良いチャンスにもなるため、積極的に参加しましょう。就活におけるグループディスカッションの対策をしてくれるセミナーについては、「就活グループディスカッションセミナーって?概要と参加のメリットをご紹介」の記事もチェックしてみてください。
また、就活の本選考に向け、今からグループディスカッション以外の選考対策や企業研究も進めておくのがおすすめです。詳しくは、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事をご覧ください。
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オンラインのグループディスカッションの注意点
近年は、オンラインでグループディスカッションを実施する企業も増えています。オンラインならではの注意点を押さえておきましょう。
オンラインのグループディスカッションの注意点
- 安定したWi-Fi環境のある静かな部屋を用意し、事前に通信状況を確認しておく
- マイク付きのイヤホンを使う
- カメラは顔が明るく見える角度にし、壁やカーテンなどシンプルな背景を選ぶ
- 万が一の回線切断や音声不具合に備え、緊急連絡先を事前に確認しておく
- カメラ目線と明るい表情を意識し、対面以上に大きなリアクションをとる
- 画面共有やチャットツールの使い方を把握し、議論の可視化とスムーズな進行を図る
- 発言がかぶらないよう一呼吸置いて話し始めることを意識する
オンラインでのグループディスカッション対策は、「グループディスカッション練習法13選!情報収集のコツやオンライン対策も」の記事で詳しく解説しています。
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インターンのグループディスカッションでの正しい服装
インターンでの服装は、企業側の指定に従いましょう。
| 企業からの指示 | 具体的な服装 |
|---|---|
| 「スーツでお越しください」 | 黒やネイビーのリクルートスーツ |
| 「私服でお越しください」 「服装自由」 |
ジャケット+パンツor膝丈スカートのオフィスカジュアル |
| 「動きやすい服装でお越しください」 | ポロシャツ+チノパンのような動きやすさと清潔感を両立させた服装 |
ビジネスの場なので、露出の高い服や派手な色の服、スニーカーやリュックといったカジュアルなアイテムは避けてください。おしゃれよりも清潔感のある身だしなみを意識するのがポイントです。
インターンの服装に悩んでいる方は、「インターンは服装の指定なし?着る服に迷ったときの対処法」の記事を参考にしてください。
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グループディスカッションに不安がある方へ
グループディスカッションは、多くの就活生にとって不安を感じやすい選考形式の一つです。「何を話せば良いのか分からない」「うまく発言できるか自信がない」と感じるのは、ごく自然なことといえます。
しかし、事前にグループディスカッションの種類や進め方、評価されるポイントを知り、練習を重ねることで、不安を解消することは可能です。大切なのは完璧な発言を目指すことではなく、自分なりの役割を見つけてチームに貢献する姿勢を示すこと。自分の適性や得意分野も踏まえて対策を進めましょう。
「一人での対策に限界を感じる」「グループディスカッションだけでなく、就活全般をサポートしてほしい」という方は、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。
専任のキャリアアドバイザーがあなたの適性や強みを分析し、あなたにぴったりの企業の求人だけを厳選してご紹介します。また、グループディスカッションの練習やあなたに合った役割の選び方なども丁寧にサポート。ES・面接対策も行い、内定獲得まで伴走します。サービスはすべて無料のため、ぜひお気軽にご相談ください。
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グループディスカッションのよくある質問
最後に、インターンのグループディスカッションについてよくある質問に回答します。
1人でもグループディスカッションの練習はできる?
1人でも練習は可能です。過去のテーマで時間を計りながら結論を出す練習をしたり、解説動画を見て進め方を学んだりする方法があります。
ただし、本番に近い感覚を養うには、複数人での模擬練習が効果的です。「グループディスカッションで落ちる人の特徴とは?突破に向けた7つの攻略法」の記事では、1人でできる対策も紹介しているので、ぜひご参照ください。
グループディスカッションのテーマはいつ知らされる?
多くの場合、テーマは当日その場で発表されます。事前に知らされることは少ないため、どんなテーマにも対応できるよう、型ごとの進め方を押さえておくことが大切です。
また、グループディスカッションの模擬試験を複数回受けることで、実践的な対応力が身につきます。「主な型を把握しておく」「対応力を身につける」の2つの軸で対策をしておきましょう。
企業によって出題されるテーマの傾向は違う?
企業や業界によって、出題されるテーマの傾向は異なります。たとえば、業界に関係する社会問題がテーマになったり、実際の事業をベースにして事業拡大や海外展開について話し合ったりすることもあるでしょう。
就活生用の口コミサイトを確認したり、企業説明会で社員の方に聞いたりすると、過去のテーマの傾向を知れる可能性があります。また、業界・企業研究や時事問題のリサーチを進めておくと、本番に活かせることも。事前の情報収集を徹底するのがおすすめです。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。