このページのまとめ
- 大学4年生の10月からの就活でも内定は獲得できる
- 10月からの就活で内定を獲得するには、自己分析や企業研究などを見直すことが大切
- 就活の秋採用ではエントリーできる企業が少なくなる点に注意する
「10月からの就活でも間に合うのか」「大学4年の10月から応募できる企業はあるのか」などと不安に思う就活生もいるでしょう。秋採用を行う企業もあるため、大学4年生の10月からでも効率的に就活を行えば、卒業までに内定獲得を獲得できる可能性が高まります。
この記事では、大学4年生の10月からの就活について、取るべき対策や注意点を解説。最後まで読めば、内定獲得に向けて適切に行動できるでしょう。
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- 大学4年の10月からの就活でも内定獲得はできる
- 10月からの就活なら秋採用!選考スケジュールを解説
- 新卒採用を10月以降も続ける企業がある理由
- 大量に人材を募集しているから
- 採用活動に苦戦しているから
- 通年採用を行っているから
- 秋採用から応募してくる学生もいるから
- 秋採用を行っている主な企業
- 外資系の企業
- ベンチャー企業
- 大手企業の子会社
- 地方にある企業
- 新卒採用の10月時点で内定が獲得できていない原因
- 大手企業のように倍率の高い企業ばかり受けている
- エントリーシートや面接対策ができていない
- 企業研究が甘くアピールできていない
- 途中で進路を変更した
- 10月からの就活で取り組むべきこと
- 就活の軸を考え直す
- 自己分析のやり直しをする
- 面接や履歴書など就活対策を見直す
- エントリーする企業を増やす
- 中小企業やベンチャー企業の説明会に参加する
- OB・OGに相談する
- 就活エージェントに登録する
- 秋採用はやばい?10月から就活に取り組む際の注意点
- 春や夏に比べて企業数が少ない
- 選考期間が短縮されている
- ベンチャー企業や中小企業が多い
- 倍率が高くなりやすい
- 10月以降も就活をしている理由を質問されやすい
- 内定がもらえないと落ち込んでしまう
- 選考後の振り返りをおろそかにしてしまう
- 大学4年生の10月からの就活を成功させたいあなたへ
- 一次面接で落ちてしまう人へキャリアアドバイザーからのアドバイス
- 社会人としての基礎力が試される!一次面接の特徴
- 一次面接の面接官は若手社員が多い
- 一次面接では基本的な質問が多い
- 一次面接は集団面接が多い
- 一次面接でよく聞かれる質問
大学4年の10月からの就活でも内定獲得はできる
大学4年生の10月から就活を始めても、内定獲得は十分にできます。10月以降に内定を獲得している就活生も、一定数いるためです。
厚生労働省が公表している「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」によると、10月1日時点の就職(内定)率は72.9%でしたが、翌年4月1日には98%まで上昇しています。
引用元:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(5p)」
上記の図を見ると、就活生の20~30%程度が10月以降に内定を獲得している状況です。少数派ではありますが、10月からの就活でも内定獲得は十分に可能だと考えられます。焦らず、しっかりと対策して内定獲得を目指しましょう。
どうしても焦ってしまうなら、「就活で焦る原因とは?焦りを抑えて冷静に企業面接を受けるコツも紹介」にて対策を解説しているため、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
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10月からの就活なら秋採用!選考スケジュールを解説
秋採用とは、9月ごろから12月ごろまで行われる短期間の採用活動を指します。春採用や夏採用と基本的な流れは変わりませんが、募集人数が少なくなる点に注意しなくてはいけません。
一般的な秋採用のスケジュールは、以下のとおりです。
・8月~:準備、エントリー開始
・9月~:選考の本格化
・9~12月:内定獲得
秋採用は春採用や夏採用と比べて期間が短く、倍率も高くなりやすい特徴があります。スケジュール管理を徹底し、自己分析や企業研究、面接対策などの準備を万全にする姿勢が重要です。
秋採用に臨むにあたっては、就職活動の全体的な流れを把握しておきましょう。「就活の流れはどう進む?基本的な就活スケジュールや必要な準備を解説」の記事を参考にしながら、全体像をつかんでください。
新卒採用を10月以降も続ける企業がある理由
大量に人材を募集していたり人数が集まっていなかったりなど、10月以降も新卒採用をしている企業にはさまざまな事情があります。ここでは企業が秋採用を行う主な理由を紹介するので、エントリー時の参考にしてください。
大量に人材を募集しているから
新卒採用を10月以降も続ける企業は、大量に人材を募集している可能性があります。春や夏の採用期間中に必要な人数を確保できない企業が、秋以降も採用を続けるのです。
また、採用予定人数が多い企業のなかには、最初から計画的に秋採用にも募集人数を分けている企業もあります。「秋採用をしている=人気がない企業」とは必ずしもいえない点を理解しておきましょう。
採用活動に苦戦しているから
学生からの知名度が低く、募集人数に達していない企業も秋採用を行っているケースがあります。特に、中小企業や地方企業は、学生が集まりにくい傾向にあるでしょう。
しかし、中小企業や地方企業のなかにも、業界トップシェアを誇る企業や経営が安定している優良企業は数多くあります。学生に人気がない企業が全て条件が悪い企業というわけではありません。中小企業や地方企業の特徴やメリットを改めて調べ、視野を広げてエントリーすると、内定獲得の可能性が広がるでしょう。
中小企業の特徴については、「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」の記事で解説しています。エントリーの幅を広げるためにも、チェックしてみてください。
通年採用を行っているから
一部の企業は時期に関係なく採用を行う、「通年採用」を実施しています。
通年採用を行う企業は、時期に関係なく幅広い人材を求めているのが特徴です。また、内定辞退に備えるために、春・夏に限定せず採用を行っているケースもあるでしょう。
10月からの就活で内定獲得を目指すなら、年間を通して採用活動をしている企業もチェックしてみるのをおすすめします。
通年採用を導入している企業については「就活生が通年採用を受けるメリットは?通年採用を導入する企業の特徴も解説」の記事を参考にしてください。
秋採用から応募してくる学生もいるから
秋採用を行う企業のなかには、以下のような学生をターゲットにしている企業もあります。
・部活引退後の学生
・留学帰りの学生
・公務員試験から民間企業への就活に切り替えた学生
上記のような学生は、大学4年生の10月から就活を本格化させるケースが多くあります。なお、留学や部活に打ち込んだ学生は、それまでの経験から忍耐力や語学力、アピールエピソードに優れている可能性が高いため、競争率は高くなる可能性があるでしょう。内定を得るためには、より対策を万全にする必要があります
秋採用を行っている主な企業
ここでは、具体的にどのような企業が秋採用を行っているケースが多いのか紹介します。10月から就活を始める方は、ぜひエントリー先を検討する際の参考にしてください。
外資系の企業
秋採用を行うケースが多い企業の一つに、外資系企業が挙げられます。外資系企業は、海外の学校に通っている学生をターゲットにする可能性が高いためです。日本では4月が年度の切り替わりですが、海外の多くの学校では9月に年度が始まります。
グローバル人材を求める外資系企業にとっては、秋採用は重要な期間です。外国企業や外国企業と日系企業が共同出資している外資系企業では、秋に採用活動を強化するケースが多く見られます。
外資系企業に就職するポイントについては「外資系企業に就職するには?日系企業との違いや向いている人の特徴を紹介」の記事を参考にしてみてください。
ベンチャー企業
成長中のベンチャー企業も、秋採用を行うケースが多いといえます。設立して日が浅いベンチャー企業は大企業と比べて知名度が低い傾向にあり、夏までに人材を確保できなければ秋以降も採用を継続する必要があるためです。
採用スケジュールが柔軟で、通年採用を行っているベンチャー企業も少なくありません。また、事業の拡大や新規事業の立ち上げに伴い、年度の途中で採用人数が増えるケースもあります。大学4年生の10月からの就活でも、ベンチャー企業の選考に応募できる可能性は十分にあるでしょう。
ベンチャー企業の就活についてもっと詳しく知りたい方は「ベンチャー志望の就活生は覚悟が必要!向いている人の6つの特徴を解説」の記事を参考にしてください。
大手企業の子会社
大手企業の子会社も、秋採用を行うケースが多くあります。子会社は、親会社と時期をずらして採用活動をするためです。親会社が採用活動を行っている時期と重なると、内定を出しても親会社を選ぶ学生が出てしまい、子会社の採用コストが無駄になる恐れがあります。
そのため、親会社の採用活動が終わってから、子会社が秋採用を行うケースが多いようです。興味を持っているグループ企業がある場合は、その子会社が秋採用を実施していないか確認してみてください。
大手企業の子会社や中小企業にも目を向けたい方は「大企業に落ちてしまったらどうする?春から増える、自分に合う中小企業の探し方」の記事で詳しく解説しています。応募先を広げる活動の一環として、参考にしてみてください。
地方にある企業
地方を拠点とする企業なら、10月からでも応募できる可能性があります。地方企業の場合、都市部と比べて人材が集まりにくい傾向があるためです。大都市から少し離れた地域の求人も探してみるとよいでしょう。
内閣府が公開している「地域における人手不足問題」を見ると、2019年以降は南関東と近畿以外の地方において労働力が減少し、人手不足の状態であることが分かります。
引用元:内閣府「地域における人手不足問題(6p)」
近年はテレワークを取り入れる企業も増加しており、地方でも十分に働きやすい企業はあります。都市部だけにこだわらず、地域を広げると企業も探しやすいでしょう。
進学のために都会まで出てきた就活生には、「Uターン就活」の選択肢もあります。「Uターン就活は大変?後悔しない進め方5選とメリット・デメリットを解説」を参考に、地元での就職も考えてみると良いでしょう。
参照元
内閣府
マンスリー・トピックス
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新卒採用の10月時点で内定が獲得できていない原因
秋採用までに内定を獲得できていない理由には、準備やアピールの不足、選考を受ける企業の選び方などが考えられるでしょう。以下で内定までたどり着かない多くの学生に共通している特徴を紹介します。
大手企業のように倍率の高い企業ばかり受けている
大手企業や有名企業のような倍率の高い企業を受けている場合、内定獲得のハードルは高いでしょう。大手企業や有名企業は学生が多く集まるため、難易度も高くなります。
企業によっては数千人以上のエントリーが来るケースもあり、内定へのハードルは高いと考えなくてはいけません。秋採用ではエントリーできる有名企業も減ってくるので、中小企業やベンチャー企業などにも視野を広げる意識が大切になります。
エントリーシートや面接対策ができていない
エントリーシートや面接対策が不十分な状態も、内定を獲得できない要因の一つです。自分の魅力や考え方を採用担当者へ上手に伝えられなくては、内定には近づけません。
書類選考の段階で落ちてしまう場合は、履歴書やエントリーシートの内容を見直す必要があります。
添削サービスを活用して、第三者からのフィードバックを受けるのも効果的です。
いつも面接で不合格になる場合は、模擬面接をして対策を強化する方法をおすすめします。また、自己分析を徹底し、自分の魅力を採用担当者に最大限伝えられるように努めましょう。
企業研究が甘くアピールできていない
企業にあわせたアピールができていない場合、評価が伸びにくく内定獲得の可能性が高まりません。企業が求める人物像を把握していなければ、採用担当者へ効果的なアピールができないためです。
たとえば、行動力を求める企業に対して「慎重に考えて、じっくり行動するのが強みです」とアピールしても、評価にはつながりにくいでしょう。慎重さを自分の強みとしたいのであれば、慎重さが評価される企業を選んだ方が内定獲得の可能性が高まります。
就職活動で評価されるために、企業が求めるスキルや特徴にあわせたアピールを考えてみてください。
途中で進路を変更した
途中で進路を変更したために、内定が獲得できていない方もいます。就活以外の活動を続けていたのであれば、早期に内定を得られていないのは仕方ないでしょう。たとえば、大学院進学や公務員試験を目指していた学生が、途中で一般企業への就職に切り替えるケースがあります。
大学院進学から切り替えた学生は、研究や試験対策にそれまでの時間を費やしています。そのため、就職活動に必要な自己分析やエントリーシートの作成、面接対策などに十分な時間を掛けられていないケースも珍しくありません。
公務員試験から切り替えた学生も、それまで筆記試験や面接対策に集中していたために一般企業の選考対策に必要な準備が不十分になりやすいと考えられます。
進路変更による遅れを取り戻すためには、スケジュール管理を徹底して就職活動を進め、効率的に準備を進める必要があります。詳しくは「公務員試験に失敗したら?その後の選択肢をご紹介」や「1カ月以内に内定!大学院に落ちて『すぐ気持ちを切り替え』たら納得の就職先が見つかった」の記事も参考にしてみてください。
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10月からの就活で取り組むべきこと
以下では、10月からの就活に臨む学生に向けて、取り組むべき対策を紹介します。就活に対する意識や軸を考え直したり、エントリーする企業の幅を広げたりと、今までの活動を一旦リセットして取り組んでみましょう。
就活の軸を考え直す
内定獲得に向けて、まずは就活の軸を考え直してみましょう。就活の軸がずれていると、内定をもらえる可能性は低くなります。自分が求めている条件と企業が求めている人材がマッチしていなければ、内定は獲得できません。
就活の軸を見直す際は、「自分ができること」を意識してみましょう。自分の得意やスキルを武器に就活を進めたほうが、企業にも評価されやすくなります。これまで希望の業界や条件ばかりを考えて内定獲得につながらなかった方は、就活の軸を見直してみてください。
就活の軸について考え直す場合は、「就活の軸の回答例文12選!企業の質問に対する答え方のコツや注意点を解説」を参考に実践するのがおすすめです。
自己分析のやり直しをする
10月からの就活に向けては、自己分析のやり直しも大切です。自己分析がうまくできておらず、自己PRや志望動機でアピールにつながっていない可能性があります。
また、これまでの就職活動を通して、自分の特徴や考え方が変わっているかもしれません。特徴や考え方が変わると、アピールすべきポイントや向いている業界も変化します。再度自己分析を行い、今の自分がどのように考えているのかを再確認しましょう。
自己分析の方法については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事で詳しく解説しているので、参考に実施してみてください。
面接や履歴書など就活対策を見直す
10月からの就活に向けては、面接や履歴書やエントリーシートなどの内容も見直す必要があります。内定を獲得できない場合、書類選考または面接でアピールできていないと考えられるためです。
面接でうまく答えられない場合、練習を重ねる姿勢が求められます。誰かに面接官役を頼んで模擬面接を行い、客観的なフィードバックをもらいましょう。
どれだけ考えても書類選考で不合格になる場合、第三者の視点を取り入れると自分では気づかない改善点が見つかる可能性もあります。大学のキャリアセンターや信頼できる友人・先輩に、履歴書やエントリーシートの添削を依頼してみましょう。
エントリーする企業を増やす
10月からの就活に向けては、エントリーする企業を増やして積極的にチャレンジの機会を作りましょう。行動すればするほど、内定を獲得できる確率が高まります。また、エントリー数が少ないと数社不採用になるだけでも選択肢が減り、焦りにつながるでしょう。
エントリー企業を増やすためには、次のような方法が実践可能です。
・就活サイトで調べる
・大学の説明会に参加する
・合同説明会に参加する
・逆求人サイトに登録して企業からスカウトしてもらう
・大学のキャリアセンターに相談する
・就活エージェントに相談する
これまで応募先を探していた方法に限定せず、視野を広げて多くの情報を手に入れる行動が求められます。使用するサービスや媒体が変われば、これまで見つけられなかった求人に出会える確率も高まるでしょう。
中小企業やベンチャー企業の説明会に参加する
中小企業やベンチャー企業など、エントリーする企業の視野を広げましょう。志望する企業の幅が狭いと、内定を得ることもその分難しくなります。
中小企業やベンチャーを中心とした合同説明会に参加すると、効率良く就活を進められるのでおすすめです。
OB・OGに相談する
10月からの就活においては、OB・OGへの相談も活用すべきです。OB・OGに相談すれば、職場の雰囲気や人間関係など現場のリアルな情報を収集できます。自分に合った企業かどうかを判断しやすくなり、ミスマッチの防止につながるでしょう。
特に、中小企業やベンチャー企業を目指すなら、OB・OGへの相談はおすすめです。中小企業やベンチャー企業の社員は経営層や採用担当者と近い位置にいるケースが多く、直接的なアドバイスを得られる可能性があります。
OB・OGに相談する際は、丁寧な姿勢で臨み、感謝の気持ちを忘れずに伝える意識が大切です。詳しくは「OB・OG訪問のやり方を解説!質問例とお礼メールの書き方もご紹介」の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
就活エージェントに登録する
10月からの就活で成功するためには、就活エージェントに登録して就職活動のサポートを受けましょう。無料で登録できるサービスなので、誰でも積極的に活用可能です。
懸命に取り組んでいても秋採用まで内定が獲得できていない場合、就職活動の進め方自体が間違っていた可能性もあります。就活のプロに相談すれば、正しい就職活動の実施方法を学べるでしょう。
また、就活エージェントによっては、企業紹介を実施している場合もあります。自分に合う企業を見つける役にも立つので、まずは相談してみると良いでしょう。
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秋採用はやばい?10月から就活に取り組む際の注意点
10月からの就活で内定を獲得するためには、気を付けるべきポイントも把握しておきましょう。以下で注意点を紹介するので、ぜひ就活に役立ててください。
春や夏に比べて企業数が少ない
秋採用は、応募できる企業数が少ない点に注意しましょう。多くの企業が春や夏の採用で予定人数を確保しており、秋採用は補充のために行われます。そのため、秋採用では募集枠が限られている企業が多く、早期に定員に達してしまうケースもあるのです。
また、秋採用は中途採用と兼ねており、新卒採用の枠をあまりとっていない企業もあります。志望度の高い企業が秋採用を行っていないケースも多いため、選択肢が限られてしまうでしょう。
選考期間が短縮されている
秋採用では、夏採用と比べて選考期間が短い傾向があります。夏採用よりも入社までの期間が短く、企業は早急に内定者を確保したいと考えるためです。
選考期間が短いと対策できる期間も短くなり、選考対策に十分な時間を確保するのが難しくなるでしょう。しかし、選考の難易度が変わる訳ではないため、短期間でも十分な対策が求められます。
就活スケジュールをしっかり立て、取り組む意識が重要です。
ベンチャー企業や中小企業が多い
秋採用では大手企業や有名企業よりも、ベンチャー企業や中小企業の募集が多くなります。大手企業や有名企業は早期に人材を確保し、採用を終えているケースがほとんどでしょう。
規模や知名度だけにこだわっていると、希望条件に合う企業が見つからず、エントリーもできない可能性があります。知名度だけが企業選びのポイントではない点を理解し、視野を広げて自分が活躍できそうな企業を探すのも大切です。
倍率が高くなりやすい
10月からの就活では、倍率が高くなる傾向があります。採用枠に対して応募人数が多くなりやすく、競争も厳しくなるので、対策を万全にして油断しないようにしましょう。
また、10月からの就活では、枠を争うライバルの質も上がります。以下のような、就活以外の活動をしていた学生が参入してくるためです。
・留学から帰ってきた学生
・公務員試験受験者
・部活や研究を終えた学生
10月からの就活でも諦めずに挑戦すれば、内定を獲得するチャンスはあります。しかし、競争率が高い点は十分に理解しておかなければなりません。
10月以降も就活をしている理由を質問されやすい
秋採用以降の面接では、「なぜまだ就活を実施しているのですか」と聞かれるケースが増えます。採用担当者としては、就活生の考え方や就職に対するスタンスを確認したいためです。採用担当者の疑問を払しょくできるように、納得できる回答を準備しておきましょう。
「内定はもらえたが納得いく就活にならなかった」「就活を始める時期が遅かった」など、自分なりの理由を伝えてください。ただし、理由を伝えるだけではなく、反省や改善点も含めて伝えるのが大切です。
採用担当者が知ろうとしているのは、「失敗を反省し、次に向けて努力できているか」であるためです。決して嘘はつかず、冷静に原因を分析して反省点を伝えるようにしましょう。
内定がもらえないと落ち込んでしまう
就職活動が思うように進まず、内定を獲得できない状態が続くと、焦りや不安で落ち込みやすくなります。周りの学生や友人が次々と内定を獲得していく姿を見て、自分だけが取り残されたような気持ちになってしまうときもあるでしょう。
SNSではほかの学生の成功体験が頻繁に共有されているため、見るたびに自分と比較してしまうかもしれません。しかし、他人の成功に一喜一憂するのではなく、自分自身の就職活動に集中する姿勢が内定獲得につながります。
就活で落ち込んだときの対処法については「就活で落ち込むときの対処法は?就活うつにならないためのストレス解消法も」の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
選考後の振り返りをおろそかにしてしまう
大学4年生の10月以降は就活が終盤に差し掛かっていることもあり、選考を受けた後の振り返りをおろそかにしがちです。
秋採用以降の場合、応募できる企業の数が限定されます。改善点を修正しないまま選考を受け続けても、不合格の数を増やす結果につながる恐れがあるでしょう。1社ごとの選考を決して無駄にしないよう、選考を受けるたびに反省点を振り返り、次の選考に活かす意識が重要です。
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大学4年生の10月からの就活を成功させたいあなたへ
大学4年生の10月になって、「まだ内定を獲得できていない」と焦っている学生もいるでしょう。秋採用でも募集を続けている企業は多いので、諦めずに選考に参加し続ける姿勢が大切です。
10月からの就活で内定を獲得したいと思う方には、就活のプロである就活エージェントの利用も一つの手段です。なかでもキャリアチケットでは、就活の進め方のアドバイスはもちろん、書類選考や面接への対策も指導しています。
秋採用では企業の選考期間が短くなる傾向にあるため、学生側もスピード感をもって就職活動を行う姿勢が大切です。自分1人で悩まずに、アドバイスをもらって内定を獲得しましょう。無料で相談できるため、早く内定を獲得したい人は、ぜひキャリアチケットを利用してみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。