就活で「どこでもいい」が良くない理由とは?企業の選び方と抜け出すヒント

このページのまとめ

  • 就活でどこでもいいと思ってしまうと、志望動機に説得力がなく採用されにくい
  • 企業選びのポイントは、自分の価値観ややりたいことと合うかどうか
  • 就活のやる気が出ない状態から抜け出すには、立ち止まって自分を見つめ直すことが大切

就活で「どこでもいい」が良くない理由とは?企業の選び方と抜け出すヒントのイメージ

「就活は就職できればどこでもいい」「内定がもらえるならそれでいい」と考えている就活生もいるでしょう。マイナス思考から抜け出すには、一度立ち止まり、これまでの就活を振り返ったり自分の軸を思い出したりすることが効果的です。

この記事では、企業選びのポイントや就活がうまくいかないときの対策について解説します。納得できる就職先を見つけるための参考にしてください。

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目 次

就活で「どこでもいい」と考えてしまう原因

就活で「どこでもいい」と思ってしまう背景にはいくつかの原因があります。「どこでもいい」と思ってしまう原因を知ると、やみくもな就活から抜け出すヒントが見えてくるでしょう。

就活の軸がない

就活の軸がないと、譲れない条件や企業選びの明確な基準がなく、選び方がぶれてしまいます。就活の軸がないまま就職を進めると、入社してから「想像していた仕事内容ではなかった」とミスマッチや早期離職につながる可能性があります。

そもそも「やりたいことがない」「向いている仕事が分からない」といった状態のまま就活を始めてしまい、軸を決められずにいる人もいるでしょう。
就活の軸がない場合、たとえば「どのような働き方をしたいか」「何にやりがいを感じるか」といった視点から考えてみるのもおすすめです。自分の強みを活かせるか、やりたい仕事かどうかなどを基準に考えてみましょう。

就活の軸については、「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」の記事で紹介しています。就活の軸を決めるメリットや見つけ方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

就活が面倒くさくて疲れた

就活自体を面倒に感じ、就職できるならどこでもいいと考えてしまう場合もあります。就活では、自己分析や企業研究、ES、履歴書作成など、やるべきタスクが多く負担を感じやすいためです。本選考が始まると、説明会参加や面接の準備など、さらにやるべきタスクが増えて体力面でも疲労が蓄積していきます。

忙しさから心の余裕がなくなり、「就活を早く終わらせたい」「内定さえもらえれば就職先はどこでもいい」と考えてしまいがちです。

選考に落ちてしまい気分が下がっている

選考に通らず気分が落ち込んでいるときも、就職できるならどこでもいいと思ってしまう傾向があります。不合格が続くと、「どこにも受からないのではないか」と不安が大きくなり、志望度が高い企業を受ける勇気がもてなくなるケースもあるでしょう。

不採用が続いたり、志望していた企業に落ちたりすると、気分が下がってしまうのは当然です。気持ちを立て直すためには、少し休んでリフレッシュすることも大切です。

就活に疲れたときのリフレッシュ方法については、「就活に疲れたときの対処法8選!疲れないための就活への向き合い方も解説」の記事を参考にしてください。

早く内定が欲しくて焦っている

内定欲しさに焦る気持ちも、就職先を深く考えられなくなる要因の一つです。周りは就職先が決まっているのに、自分だけ内定を獲得できていない状態では、気持ちが焦ってしまうでしょう。

内定がもらえるならどこでもいいという気持ちが強くなると、就活に対する意欲が下がり、選考を通過できなくなる悪循環に陥る可能性があります。誰でも気分が落ちるときはあるため、無理せずに立て直す工夫が必要です。

給料や勤務地など特定の条件だけで決めている

「給料は最低でも20万円以上」「勤務地は東京であればいい」といったように、条件だけで就職を決めようとする考え方は、思わぬミスマッチにつながる恐れがあります。希望条件を満たしていればどこでもいいと判断してしまいやすく、本来の自分に合った企業を見落とす可能性があるからです。

キャリアチケットの「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」によると、企業を選ぶポイントは、2位が「給与(16%)」、3位が「勤務地(13%)」で、条件面を重視する就活生は多い傾向にあると分かります。

25卒学生が企業を選ぶポイントのイメージ

引用:キャリアチケット「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査

給与や勤務地などの条件面はもちろん大切です。しかし条件面だけで判断してしまうと、業務内容や社風などのミスマッチを引き起こしてしまう可能性がある点に注意してください。
企業選びの条件が偏っている場合には、就活の軸を見直し、ほかにも優先する条件がないか考えてみましょう。

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就活で「どこでもいい」と考えると選考に通らない理由

就職できればどこでもいいと思いながら就活していると、選考を通過できない可能性が高くなってしまいます。理由を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

熱意が伝わらず採用されない

就職先はどこでもいいと思いながら面接に臨むと、採用担当者に熱意が伝わらず、内定を得ることが難しくなります。入社への意欲が感じられなければ、企業側も入社後に活躍するイメージを描きにくいからです。

同じようなスキルや経験を持つ就活生が同時に応募してきた場合、企業はより熱意が感じられる人を選ぶ傾向があります。

志望動機に説得力が生まれない

就職先はどこでもいいと考えていると、志望動機があいまいになりやすいです。「第一志望ではなさそう」「内定さえもらえれば、どの企業でもいいのでは」などの印象をもたれてしまい、採用に至らない可能性があります。

志望動機は、必ずと言ってよいほど質問される重要なポイントです。どこでもいいと考えていると、やる気のなさが採用担当者に伝わってしまうため気を付けましょう

志望動機を意欲的に伝える方法は、「志望動機の構成はどうやって作る?作成時の手順と5つの構成要素を解説」の記事を参考にしてみてください。

自分の強みが評価されない企業を受けてしまう

自分の強みや長所が評価されない企業を就活で受けてしまうのも、選考に通らない理由の一つです。ミスマッチの会社を志望すると、面接でのアピールポイントが嚙み合わず、企業側も魅力を感じにくくなります。
面接では、自己PRや自分の強み、長所・短所などの質問をされます。採用担当者は、学生の回答から「強みや長所が業務でどのように活かせるか」「活躍できそうか」を見極めているのです。

自分に合っていない環境では、本来の力を発揮するのが難しくなってしまいます。評価されるどころか、早期に選考対象から外れてしまう可能性もあるでしょう。

就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事では就活でよくあるお悩みを紹介しています。気になる方は併せてご覧ください。

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就活で「どこでもいい」と考える場合のメリット

就職先はどこでもいいと考えることには、メリットもあります。ここでは、それぞれのメリットを紹介するので参考にしてください。

就職先の視野を広げられる

就職先はどこでもいいと考える場合、視野を広げられるメリットがあります。特定の条件に縛られず、幅広い業界や職種の会社に興味を持てるためです。
たとえば、「業界は気にせず、営業職であればどこでもいい」と考える就活生は、就職先の選択肢が広がります。一方で、業界や業種、勤務地を細かく絞り込むと選べる企業は限られてしまうでしょう。

条件をこだわり過ぎなければ視野が広がり、思わぬ企業と出会える可能性があります。

選考に落ちても気持ちの切り替えができる

選考に落ちてしまった場合でも、「次の企業で頑張ればいい」と気持ちを切り替えやすい点もメリットです。就職先にこだわりがないので、内定がもらえなくても必要以上に落ち込む必要がありません。

志望度の高い企業があると、選考に通らなかったことに落ち込んでしまいます。ほかに志望する企業がないときは、今後に不安を抱えてしまう就活生もいるでしょう。

就職先はどこでもいいと考えている就活生は、結果に過度にこだわらず、気持ちを切り替えて次の選考に臨めるメリットがあります

企業や条件にこだわりがなく柔軟な就活ができる

こだわりがなく条件を柔軟に変更できる点も、就職先はどこでもいいと考えるメリットになります。自分に合わないと感じたときは、すぐに違う業界や業種を目指せるためです。

企業説明会に参加しても自分に合わなければ、選考に参加せず志望先をほかの会社へ変えられます。一方で、企業や条件にこだわりが強く選択肢が狭いと、「この会社しかない」と思い詰めてしまうケースもあるでしょう。

こだわり過ぎずに就活を進めると、気持ちに余裕が生まれ、より自分に合った企業と出会いやすくなります。

就職先はどこでもいいと考える人は、とりあえず応募してみるのもおすすめです。企業の応募数を増やしたい就活生は、「とりあえず応募はOK?就活生の平均エントリー数と企業の選び方について」の記事を参考にしてください。

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就活で「どこでもいい」と考える場合のデメリット

ここでは、就活でどこでもいいと考えている場合に、どのようなデメリットがあるか紹介します。気楽に見える考え方ですが、就職後に後悔しないためには注意が必要です。

就活全般で手を抜いてしまう

就職できればどこでもいいと考えていると、業界・企業研究や面接対策に力を入れるのが難しいでしょう。準備不足のまま選考に臨んでしまうと、実力があっても十分に評価されず不採用につながる恐れがあります。

情報が足りないまま就活を進めてしまうと、企業選びの基準があいまいになりやすいため注意が必要です

ブラック企業に入社してしまう

就活でどこでもいいと考えていると、ブラック企業に入社してしまう可能性が高まります。会社の雰囲気や条件を見ずに、内定がもらえた企業に入社を決めてしまうためです。

ブラック企業は離職率が高いため採用枠が多く、内定を獲得しやすい傾向にあります。内定をもらったからといってよく考えずに就職を決めてしまうと、入社後の後悔につながりかねません。

ブラック企業の判断方法を知りたい就活生は、「ブラック企業の見分け方とは?その特徴と対応策」の記事を参考にしてください。

入社できても短期間で離職してしまう

内定をもらえた企業にとりあえず入社してしまうと、自分に合わず短期間で離職する恐れもあります。「自分に合う仕事ではなかった」「想像していた雰囲気と違う」と感じると、早々に転職を考え始めることになるでしょう。

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します」によると、入社後3年以内の離職率は短大卒で44.6%、大卒で34.9%です。

令和3年3月新規学卒就職者の離職率のイメージ

引用:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します(p.4)

このように、多くの新卒が早期に離職している現状があり、就職先を慎重に選ぶことの重要性が分かります。

入社した会社で長期的に働くためには、業界や企業研究を行い、自分に合う仕事を見つけるのが大切です。どこでもいいと投げやりになると、自分に合わない仕事を選んでしまう可能性があるため、気を付けましょう。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します

モチベーションが上がらずキャリアアップできない

ミスマッチの企業に就職してしまうと、仕事へのモチベーションが上がらず、キャリアアップも難しくなります。知識や経験を積むための意欲がもてず、仕事で成果を出しにくくなるためです。

自分の将来を考えるうえでも、キャリアアップが見込めるかを意識した就職先選びは欠かせません。モチベーションが向上するような仕事ができるように、自分にマッチする職種や企業を探しましょう。

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就活で「どこでもいい」と考える学生へキャリアアドバイザーからのアドバイス

内定は、自分の強みが企業の求める人物像と合致し、志向性が企業のビジョンや環境と一致したときに得られるものです。あてずっぽうにエントリーを繰り返していると、マッチする企業に出会いにくくなり、結果的に内定までに時間がかかる可能性があります。

まずは自己分析を行い、自分に合う企業を見極めることが重要です。納得のいく就職先よりも、内定獲得ばかりに意識が向いてしまう就活生も少なくありません。入社後を見据えて自己分析や企業研究を進めた人ほど結果的に内定を得やすくなります。
選考の初期段階から、「この企業に入社したら自分はどのように活躍できるか」といった視点で企業選びをしていきましょう

企業選びに重要な企業分析については、「企業分析を行う方法とは?やり方とポイントを詳しく解説!!」の記事をご覧ください。

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「どこでもいい」と就活する人のための企業選びの基準

就職先に強いこだわりがなくても、企業選びのポイントを押さえておくと、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。ここでは、長く安心して働ける企業を選ぶためのポイントを紹介するので、参考にしてください。

自分の価値観との相性

企業を選ぶうえで、自分の価値観と合うかどうかは重要です。価値観が合わない企業では、働くうちに違和感やストレスを感じやすく、早期退職の原因になる場合があります。
たとえば、年功序列で若手が出世できない会社に入社すると、評価や働き方に不満を抱きやすくなるでしょう。一方で、価値観が合う企業では、自然に職場に馴染めてやりがいや達成感も得やすくなります。

長く働ける職場を見つけるためにも、自分の価値観と企業の相性を重視してみましょう

企業の雰囲気や方針を知るには、企業研究が欠かせません。企業研究の方法は、「企業研究の目的とやり方は?簡単に情報をまとめられる方法」の記事で解説しています。

将来性と安定性

安心して働き続けるためには、企業の将来性と安定性の見極めが欠かせません。不安定な業界や経営状況にある企業では、希望しているキャリアプランを描けなくなるリスクもあります。

売上が低く赤字が続いている企業では、人員削減や部署の縮小などが起こる可能性も否定できません。一方で、業績が安定し将来性のある企業であれば、倒産や人員削減のリスクが低く、安心して働けます。

自分の将来を見据えて、企業の経営状況や業界の動向も確認しておきましょう。

職場環境の快適さ

働きやすい環境かどうかも重視しましょう。どれだけやりがいがあって条件に恵まれた仕事でも、職場の居心地が悪ければ心身に負担がかかり、長く働けない可能性があります。
上司との関係性やチームの雰囲気、残業時間の多さなどは、働きやすさや職場への定着に影響を与える要素です。

職場環境が快適であれば、意見が言いやすかったりワークライフバランスを取りやすかったりするでしょう。口コミサイトや企業説明会などを活用して、実際の職場の雰囲気を調べておくことも大事です。

就職エージェントで紹介してもらえる求人は、実際に企業に取材を行っているものもあります。職場の雰囲気を細かく知りたい方は、エージェントが紹介する求人に応募するのも手です。

給与や福利厚生の充実度

企業を選ぶ際は、給与や福利厚生の充実度にも注目してみてください。収入や待遇面が整っていると生活の安定につながり、モチベーションを保ちやすくなります。

たとえば、住宅手当や交通費の支給、育休・産休制度が整っていれば、ライフステージが変わっても働き続けられるでしょう。長期的に働く環境を見つけるためには、給与だけでなく福利厚生が充実しているかどうかも大切なポイントです。

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就活での「どこでもいい」から抜け出す方法

ここでは、「どこでもいい」という考えから抜け出すための6つの方法を解説します。就活に対してネガティブな気持ちを抱いている方は、ぜひご覧ください。

一度立ち止まり、これまでの就活を振り返る

就活に焦りを感じている場合は一度立ち止まって、これまでの就活を振り返ることが大切です。たとえば、「業界・企業研究はできていたか」「面接対策は十分だったか」など、具体的な振り返りをしましょう。「どこでもいいと考えていた理由は何か」と、自分の本音と向き合うことも重要です

反省点を見つけて改善すれば、就活の軌道修正につながります。就職の目的や働き方について考え直す時間をつくると、より納得する選択ができるようになるでしょう。

自己分析を行う

就活でどこでもいいと考えてしまうときは、自己分析を徹底することもおすすめです。就活を続けていると、多くの企業に出会い選択肢も増えるため、将来に迷い何がしたいのか分からなくなるためです。

悩んだときに、改めて自己分析を行い自分の考えや適性を明確にしておくと、就職したい企業や職種も見つけられるようになります。また、自己分析は書類選考や面接対策にも欠かせないため、念入りに行うほど効果的です。

自己分析がうまくできないと悩んでいる方は、「『自己分析のやり方がわからない』と悩む人へ」や「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事をご覧ください。

業界・企業研究をする

自己分析と併せて、業界・企業研究も行いましょう。自分に合う仕事や企業を見つけるために、業界や企業について理解を深めることは欠かせません。

業界や企業についての知識が乏しく、就職先はどこでもいいと考えている場合もあるでしょう。選択肢を増やすためにも、業界・企業研究を行いましょう。
業界研究について知りたい方は、「就活における業界研究のポイントや、情報源などをご紹介!」の記事も参考にしてください。

就活の軸を決める

入社できればどこでもいいと感じている場合は、自分なりの就活の軸を決めるのも大切です。志望する条件や働きたい職種が明確になると、就職先を探しやすくなります。

就活の軸の例は以下のとおりです。

・企業理念に共感できる
・福利厚生が充実している
・転勤がない
・給与が高い
・年功序列ではなく実力があれば評価される
・ワークライフバランスを実現できる
・キャリアアップできる環境がある

「何を優先したいのか」と「妥協できる点」を考えると、自分に合った就職先を見つけやすくなります。

第三者に相談する

就活に悩んだときは、家族や友人など第三者に相談するのもおすすめです。就活に対する不安や疑問を聞いてもらうと、気持ちを切り替えられ、前向きな気持ちで取り組めるようになる場合もあるでしょう。

また、就職エージェントに相談するのも一つの方法です。就活のプロに相談すると、自分では気づけなかった強みや向いている業界が見えてくる場合があります。

就職エージェントのキャリアチケットでは、就活生一人ひとりの悩みや不安をマンツーマンでサポート。誰に相談すべきか迷ったときは、ぜひ気軽に活用してみてください。

インターンシップに参加する

インターンシップに参加するのも手段の一つです。少しでも興味のある業界や分野があれば、積極的にインターンシップに申し込みましょう。
インターンシップの内容は、実務を体験できるものから会社説明会だけのものまでさまざまです。実際の企業の雰囲気や仕事への理解が深まると、志望企業に出会えるきっかけになるかもしれません。

なお、25卒からはインターンシップで得た情報を採用活動に活用できるようになりました。事前に参加しておくと、選考を有利に進められる可能性があるでしょう。

インターンシップについて知りたい方は、「インターンシップとは?参加する意味や目的、応募方法を徹底解説!」の記事を参考にしてください。

参照元
厚生労働省
若者の雇入れを検討している事業主の皆さまへ インターンシップについて

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就活で「どこでもいい」をやめて内定を獲得する方法

ここでは、就活で「どこでもいい」と考えるのをやめて、内定を獲得するための方法を解説します。

中小企業にも注目する

大手企業や有名企業だけに注目せず、中小企業にも目を向けてみましょう。中小企業のなかにも、優良企業や業界トップシェアを誇る企業があります。

大手企業や有名企業に応募する就活生は多く、倍率が高くなり内定を獲得するのが困難です。一方で、中小企業であれば優良企業でも知名度が低く、倍率が低いケースが少なくありません。

誰もが知っている企業だけにエントリーするのではなく、知名度が低い企業にも目を向けてみると内定獲得に近づきます

優良企業の見つけ方については、「意外と知らない隠れ優良企業の探し方」の記事をご覧ください。

大学独自の求人を探す

大学のキャリアセンターや就職課に相談し、大学独自の求人を探してみるのもおすすめです。大学に求人を出している企業は、その大学の学生を採用したいと考えているため、内定につながりやすくなります。

大学独自の求人で見つけた企業に、大学のOB・OGがいる場合は話を聞いてみるのも有効です。Webサイトに載っていない情報や実際に働いている人の意見を聞き、志望動機や自己PRの作成に活かせると、評価につながる可能性があります。

内定直結のイベントに参加する

一つでも内定を獲得して安心したい就活生は、内定直結型の選考会に参加するのがおすすめです。イベントによっては、その場で内定が獲得できるものもあります。また、内定直結型のイベントは企業側の採用意欲が高い点もメリットです。

内定直結型のイベントについては、「即日内定もあり得る?選考会とはどのような仕組みなのか」の記事を参考にしてください。

採用人数が多い企業の選考に応募する

内定獲得の確率を上げるために、採用人数が多い企業にエントリーする方法もあります。採用人数が多ければ通過率も高く、内定を獲得しやすくなるためです。

自己分析や選考対策を十分に行っていても、採用枠が少なければ内定獲得は自然と難しくなります。内定を獲得するためには、どれだけの人数が募集されているのかを確認し、応募することが大切です。

エントリー数を増やして選考に慣れる

実力を発揮するためには、選考に慣れることも欠かせません。選考回数が増えれば、徐々に雰囲気に慣れ、落ち着いて受け答えができるようになるでしょう。

面接は想像以上に緊張するものです。時間をかけて準備をしても、頭が真っ白になって何も答えられなくなるケースもあるでしょう。少しずつ実践を重ねて、面接に慣れていくことが大切です。

面接嫌いは直せる!苦手意識を持つ原因と克服方法を紹介」の記事で原因と対策について紹介しているので、面接に苦手意識がある方はぜひご覧ください。

逆求人サイトを利用する

逆求人サイトに登録し、企業からのスカウトを待つのも有効です。あなたのプロフィールを見てスカウトしてくれるため、積極的にエントリーしていない人に適しています。今まで知らなかった企業や業界と出会えるチャンスが高まるでしょう。

スカウト内容から企業の注目ポイントを把握できるため、自己分析の一環として活用するのもおすすめです。

就職エージェントに登録する

内定にたどり着けず悩んでいる場合は、一人で抱え込まずにサポートを活用してみましょう。就職エージェントでは、個々の悩みや状況に応じたサポートが受けられます。グループディスカッションや面接対策だけでなく、履歴書やESなどの書類選考の対策についても相談が可能です。

キャリアチケットは、就活に悩む学生一人ひとりに寄り添ってサポートします。サービスは無料で利用できるため、プロからのアドバイスを受けながら効率的に就活を進めたい方に向いています。

就活に対して「適当でいい」「どこでもいいや」という気持ちになっている方には、「就活したくない時はどうする?就職以外の選択肢とモヤモヤの解決策を解説」の記事がおすすめです。就職以外の道や就職しない場合の注意点を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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就活がうまくいかないときに実施したい選考対策

ここでは、就活がうまくいかないと思ったときにできる対策を選考別に紹介します。

履歴書

履歴書の中で企業が重視するのは、志望動機欄です。履歴書は、個人情報や学歴、資格の記入欄が多く、アピールする箇所が限られています。限られたスペースでほかの就活生と差別化を図るためには、志望動機で熱意や強みを伝えることが大切です。

志望動機では、企業への熱意や入社意欲を自分の強みと絡めて、「その企業でなければならない理由」や「なぜ志望するのか」を明確にしましょう。どの企業にも当てはまる内容では、採用担当者の印象に残らず評価につながりにくくなります。

履歴書の書き方については、「履歴書がうまく書けないのはなぜ?失敗の原因や項目別の書き方を解説!」の記事で紹介しています。内容はもちろん、読みやすさにも気を配るとさらに効果的です。

エントリーシート

エントリーシートでは、企業の意図を汲み取って回答することが重要です。企業によっては独自の質問項目が設けられていて、回答から企業の求める人物像に合うかどうかを見極めています。
作成前には、志望企業がどのような人物を求めているか確認し、それに合ったアピールポイントを盛り込みましょう

エントリーシートの書き方については、「ESの書き方総集編!魅力を感じるエントリーシートを書くコツや例文を紹介」の記事を参考にしてください。書き方のポイントを押さえておくと、どの企業でも評価される可能性が高まるためおすすめです。

適性検査

SPIや玉手箱などの適性検査も対策しておきましょう。基準点に届かないと、選考で不合格になる場合があります。

適性検査の対策には、問題集を繰り返し解く方法が効果的です。出題問題には傾向があるため、苦手分野を把握し、解き方に慣れておけば本番でも落ち着いて取り組めるでしょう。
また、時間配分にも注意が必要です。たとえば、SPIは1問ごとに制限時間があり、玉手箱は問題数が多く、時間に余裕をもつのが難しいでしょう。

適性検査の対策については、「就活の適性検査の評価実態やコツを解説!何気なく回答はもうおしまい!」の記事を参考にしてください。志望企業ではどの適性検査が出題されるのか、事前に確認しておきましょう。

グループディスカッション

グループディスカッションやグループワークの選考対策も欠かせません。特に、グループディスカッションでの立ち回りや雰囲気に慣れておくことが必要です。

グループディスカッションでは、「周囲と協力できているか」「適切なコミュニケーションがとれているか」などが評価の対象となります。自分だけで対策するのは難しいため、就活セミナーに参加して実践形式の対策をしておきましょう。

面接

面接はほとんどの企業で実施されるため、対策は不可欠です。面接では、「好印象を与える受け答えができているか」「自分の言葉で話せているか」が評価につながります。内容はもちろん、話し方や身だしなみにも注意が必要です。

面接が不安な場合は、模擬面接で練習しておくと本番で緊張しにくくなり、実力が発揮できるようになります。自信をもって回答できるよう、自分が納得いくまで練習を重ねましょう。

面接対策については、「就活の面接対策はどうする?よく聞かれる質問40選や選考突破のコツを解説」の記事をご覧ください。

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就活で「どこでもいい」から抜け出したいあなたへ

「就職できればどこでもいい」と考えてしまうのは、珍しいことではないでしょう。内定が出ない焦りや、選考に疲れてしまった不安から、誰でも一度は感じる気持ちだといえます。

しかし、流されるように就職先を選んでしまうと、将来「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性が。まずは立ち止まり、自分の興味や価値観に合った企業はどこなのか、改めて見つめ直してみましょう。

就活の方向性が分からなくなったときは、一人で悩まず就職エージェントを頼るのも一つの方法です。キャリアチケットでは、あなたの志望に合った求人の提案や、エントリーシート・面接対策など、実践的なサポートを行っています。就活を前向きに進めるための第一歩として、まずはキャリアチケットに相談してみてください。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。