このページのまとめ
- 就活をゲーム感覚で楽しみながら進めるとうまくいきやすい
- 就活をゲームに例えると、自己分析と業界・企業研究で目指すルートを決められる
- 自分の長所・強みと企業が求める人物像がマッチしたときに内定を獲得できる
「就活はゲーム感覚で楽しむのが内定獲得のカギ」と言われても、ピンとこない学生も多いでしょう。就活が思うように進んでいない人からすると、「楽しむなんて考えられない」と思うのは無理もありません。
この記事では、就活をゲームに例えて、攻略するまでの方法をまとめました。型にはまらずゲーム感覚で就活すれば、自分の魅力を最大限にアピールできます。就活がうまく進まなくて悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
就活の効率の良い進め方について知りたい方は、「就活は何から始める?基本の進め方や効率良く終わらせるためのコツが分かる!」も参考にしてください。
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- 就活はゲーム感覚で楽しみながら内定を目指そう
- ノウハウどおりの型にはまった就活は苦しい
- 就活ノウハウをマネても人事には信用されない
- 「就活」というゲームを攻略するまでの5つのステージ
- ステージ1:自己分析で装備を確認
- ステージ2:業界研究でフィールドを調査
- ステージ3:企業研究でルートを選択
- ステージ4:「選考」という戦闘をスタート
- ステージ5:内定獲得でハッピーエンド
- 就活をゲーム感覚で楽しむコツ
- 自己や業界・企業理解が進んだらレベルアップと捉える
- ゲームオーバーしても強い状態からやり直せると捉える
- 就活エージェントから客観的なアドバイスをもらう
- 就活をゲーム感覚のようには思えなくて不安なあなたへ
- 「就活とゲーム」に関するよくある質問
- ゲームしかしてない場合の就活対策は?
- ゲーム業界の就活が始まる時期は?
- 「趣味はゲームです」と話しても問題ない?
- グループワークでよくあるゲームはどんなお題?
就活はゲーム感覚で楽しみながら内定を目指そう
就活が思うように進まない人は、ゲーム感覚で取り組んでみるのがおすすめです。企業の採用担当者に気に入られようとして自分を演出し、就活に疲れてしまう人も多いのではないでしょうか。
自分を偽った状態で内定を獲得しても、入社後にミスマッチが起きて早期離職につながる可能性もあります。
就活は「内定獲得」というゴールを目指すゲームのようなもの。自分の武器を確認して攻略ルートや戦略を作成したうえで、面接という実践を通して戦い方を学びます。
試行錯誤の末、ゲームをクリアするイメージです。「企業に信用される」という前提は忘れずに、ゲーム感覚で楽しみながら就活に取り組みましょう。
就活が楽しくないと思う原因にはいくつかあります。就活に失敗はつきものです。それを理解したうえで、就活に対する考え方を変えていくことが重要です。就活への向き合い方に関しては「就活を楽しいと思うにはどうすればいい?楽しむコツや欠かせない準備を解説」も参考にしてください。
ノウハウどおりの型にはまった就活は苦しい
世間一般に言われるノウハウに倣った就活は、自らの個性を潰すことになり、もどかしさや息苦しさにつながる場合もあるでしょう。
テンプレート通りの自己PRや志望動機では、「ありきたりな内容だな」「インターネットで検索しただけでは」などと思われかねず、採用担当者の印象に残りづらいと言わざるを得ません。印象に残らなければ選考も通過できず不採用が続き、自信を失ってしまうでしょう。
就活が辛く苦しいものに感じたときは、固定観念をなくして捉え方・向き合い方を見直すチャンスです。自分の本来の魅力を発揮するためにも、「就活=ゲーム」と捉えて楽しみながら内定獲得を目指しましょう。
就活ノウハウをマネても人事には信用されない
就活ノウハウをそのままコピーしても、企業の採用担当者から信用されないため注意が必要です。特に、企業の人事担当者は人を見るプロなので、ほかを真似たような表面上のアピールでは見抜かれてしまうでしょう。
仮に評価されたとしても、自分の意思のないアピールでは入社後に苦しむ可能性が高いです。「結局自分は何がしたかったんだ」と悩む原因になりかねないので、就活における軸を明確にしたうえで選考に臨みましょう。
就活の軸とは、あなたなりの企業を選ぶときに外せない条件です。就活の軸が決まっていれば、ブレずに就活を進めることが可能です。就活の軸の探し方は「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」をご覧ください。
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「就活」というゲームを攻略するまでの5つのステージ
就活をゲームに見立てた場合、クリアするまでには大きく5つのステージがあります。各ステージのコツを把握しておくと、ゲームをスムーズにクリアできるでしょう。以下、各ステージの特徴と攻略のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
ステージ1:自己分析で装備を確認
就職活動というアドベンチャーゲームを始めるにあたって、まずは自分の装備を確認する必要があります。「自分の装備」とは、要するに強みや弱み、得意不得意などの性格的特徴を中心とした、生まれ持ったもののことです。
そのために、まずは自己分析をして自分が持ち合わせている装備を確認しましょう。「自分が好きなこと」「得意なこと」は、ゲームを戦ううえで重要な武器になります。
過去から現在までを振り返り、成功体験や失敗体験、周りからよく言われる性格、趣味など、思いつく限りの情報を書き出してみてください。
過去を整理することで、「やりたいこと」や「活躍できる環境」がわかるだけでなく、自分自身を正しく言語化できるようになるでしょう。まずは自己分析をして、自分の装備・武器を確認することが大切です。
自己分析にはいくつかの方法があります。ここで自分の装備を認識しておくことが、今後の戦闘を有利に進められるでしょう。自己分析のやり方は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」をご覧ください。
ステージ2:業界研究でフィールドを調査
自己分析を通じて装備を確認したうえで、就職活動が行われるフィールド調査のために業界研究をするのが次のステージです。「就職活動におけるフィールド」とは各業界を指し、自分の知っている世界を広げるのが2つ目のステージで行うべきことといえます。
世の中にある業界を満遍なく調べて、以下の情報を整理しましょう。
・業界の規模と将来性
・業界の変遷
・業界のシェア
・業界でおもに提供されるモノ、サービス
業界研究をする際は、「就職四季報」や「業界地図」などを使い、就活ノートを作って一冊にまとめるのがおすすめです。また、業界研究は知っている、または興味のある業界だけでなく、興味関心の低い業界も調べるようにしましょう。特定の業界だけを調べると視野が狭くなるので注意が必要です。
四季報とは、業界の動向について特集したものや、特定の企業の業績や有休取得率、離職率などを知ることができるため、就活にとても役立つハンドブックです。業界研究にはこの四季報も活用してください。業界研究の進め方は、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」で詳しく解説しています。
ステージ3:企業研究でルートを選択
フィールド調査で就職活動の全体像・見取り図を把握できたら、企業研究をしてどの道を進むかルートを選択しましょう。気になった業界に所属する企業をリサーチして、以下の情報を中心に会社情報を整理するのがポイントです。
・設立年や資本金、売上高といった基本情報
・主力サービス・事業と売上に占める構成比
・競合他社にはない独自の取り組み
・業績や成長性
・社風
・求める人物像
・人事や教育制度
企業研究をする際はリサーチ項目を統一して、各企業について同じ情報を揃えると比較検討しやすくなるでしょう。就活ノートを作成し、1冊に会社の情報をまとめておくと簡単に見返すことができ便利です。企業理解が深まるほど、志望動機の説得力も高まります。企業研究の進め方は「就活を円滑に進める「企業研究」って? ポイントを解説!」をご覧ください。
ステージ4:「選考」という戦闘をスタート
ステージ3までは「準備編」に位置付けられ、ステージ4は「実践編」に移ります。企業研究でルートの選択を終えたら、エントリーして選考という戦いに挑みましょう。各会社の選考を受けた後は、以下の項目を振り返ってノートにまとめておくことをおすすめします。
・面接官に響かなかった言葉
・うまく伝えられなかった答え
・反応のよかった回答内容
・面接の手応えや反省点
選考を受けた都度、上記のような項目を言語化すれば、効果的なアピールをする方法や次回の改善策も検討できるでしょう。もし、面接官の反応が芳しくなかった場合、違う言い回しで伝えたほうが良かったのではないか、どのような言い回しが相手に響くのかなど、表現方法についても振り返りましょう。
また、企業のなかにはグループワークを選考に取り入れていることもあります。グループワークは、ほかの選考参加者とグループになって、企業から出された課題について討論したり、成果物を発表したりする形式をいいます。
グループワークでは、聞く力や自分の意見を伝える力、グループの中での対応力などが見られています。グループワークについて詳しく知りたい学生は「初めてのグループワークを乗り越えるコツとは?進め方や評価ポイントも解説」を参考にしてください。
どのような選考形式でも、就活というゲームでは選考を受けて振り返るたびに経験値が上がり、レベルアップします。選考を受けて終わりにするのではなく、次に活かす意識が重要です。
面接でよくある質問は「就活でよく聞かれる質問とは?厳選20項目と回答のポイントを解説」で詳しく解説しています。よく聞かれる質問は、回答をあらかじめ考えておき、伝え方も練習しておきましょう。
ステージ5:内定獲得でハッピーエンド
選考を繰り返してレベルを上げていくと、晴れて内定獲得というハッピーエンドを迎えられます。就職活動は、学生と会社の相性が合うか確認する機会です。「自分ができること」と「企業が求める能力・人物像」が合致すれば、内定が出る可能性はアップします。
これまで解説した4つのステージで適切な対策をとっていれば、希望する会社から内定は獲得可能で、入社後も自分の長所を活かして活躍できるでしょう。
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就活をゲーム感覚で楽しむコツ
「就活をゲーム感覚で楽しむ」と言われても、捉え方を簡単に変えるのは難しい人が大半ではないでしょうか。就活をゲーム感覚で楽しむにはいくつかコツが必要なので、以下で紹介する内容も参考に見方を変えてみてください。
自己や業界・企業理解が進んだらレベルアップと捉える
就活というゲームを攻略するにあたって、選考・面接の内容を振り返るとレベルが上がると解説しましたが、自己理解や業界・企業への理解が進んだ際もレベルアップしたと捉えましょう。
就職活動は学生と会社がマッチングする機会である以上、会社が求める人物像を理解したうえで、自分はその人物像に合致する人材であることをアピールするのがポイントです。そのためにも、自己分析はもちろん、業界研究や企業研究が欠かせないのです。この3つが進むほど就活がうまく進む可能性は高まるため、就活ゲームのレベルもアップしているといえます。
選考という実戦に入る前に、「自分と企業を知るほどにレベルが上がる」という意識で考えると、就活をよりゲーム感覚で楽しめるでしょう。
ゲームオーバーしても強い状態からやり直せると捉える
通常のゲームであれば「ゲームオーバー=初めからやり直し」ですが、就活の場合はゲームオーバーしたとしてもレベル上げした状態から再び始められます。
就活で培った経験は無駄にならず、必ず次に活かせます。1社目の選考がダメだった場合でも、2社目の選考は1社目の経験を踏まえて対策をとれるのは大きな違いです。初めからやり直すわけではない就活は、その都度経験値を上書きでき、ゲームクリアに必ず近づいているといえるでしょう。
一度ゲームオーバーになっても、やる気さえあれば何度でもやり直せます。「経験値が上がった」と前向きに捉え、次のフィールドへ進みましょう。
就活エージェントから客観的なアドバイスをもらう
就活というゲームをより効率よく進めるためのヒントは、就活エージェントからもらうのがおすすめです。就活エージェントでは、キャリアアドバイザーが学生一人ひとりとカウンセリングしたうえで、おすすめの求人を紹介してくれるだけでなく、就活に関する幅広いアドバイスをもらえます。
キャリアアドバイザーの豊富な知識や経験は、就活を進めるうえで魔法のアイテムになるでしょう。就活のプロの視点から客観的なアドバイスをもらうことで、就活というゲームの攻略もグッとしやすくなるはずです。
就活がなかなかうまくいかないという人は、捉え方次第では順調に進んでいる場合もあります。就活をゲームと捉えるなら、うまくいかない経験もあなたをレベルアップさせるために必要なものだからです。しかし、どうしても就活が思うように進んでいないと思う人は「どうして内定が出ない?就活で落ちる原因と対処法を解説」を参考に、原因と対策を検討してみてください。
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就活をゲーム感覚のようには思えなくて不安なあなたへ
「就活がうまくいかない」と悩みを抱えている学生も多いでしょう。就活が思うように進まないと気持ちの余裕もなくなってしまい、面接で焦ってしまい不採用が続く悪循環を生み出しかねません。
就活をゲーム感覚のように楽しみたいと思っても、気持ちをうまく切り替えられない人もいるでしょう。就活に対する不安が募りがちな人は、就活のプロである就活エージェントを頼ることも一つの手段です。
キャリアチケットは、専属のキャリアアドバイザーが自己分析のサポートや履歴書・エントリーシートの添削、面接対策までを無料でサポートしています。就活に不安がある人はキャリアアドバイザーに相談して、選考対策を効率よく進めて内定獲得を目指しましょう。
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「就活とゲーム」に関するよくある質問
ここでは、「就活とゲーム」にまつわるよくある質問をまとめました。「就活をゲーム感覚で楽しむことが重要」というのはマインドに関する「就活とゲーム」ですが、ほかによくある質問に回答しているので、あわせて参考にしてみてください。
ゲームしかしてない場合の就活対策は?
就活生のなかには「自分はゲームしかしてこなかったから、就活で話せることが何もない」などと悩む人もいます。
実際、ゲームの話題を就活で出しても問題なく、重要なのは「ゲームから何を学んだか」を説得力のある形で回答することです。
具体的には、以下の対策を進めましょう。
・ゲームで成長した点をまとめる
・ゲームを通じた素晴らしい体験をまとめる
・ゲームをしたから生まれた問題意識をまとめる
現在はゲームが広く世間に浸透しているため、「娯楽・遊び」だけでなく、仕事や報酬を獲得するための手段にもなっています。ゲームに没頭している場合は、その理由をしっかり言語化しましょう。
上記の内容を中心にまとめることで、応募書類や面接のアピール材料として使用できるはずです。
ゲーム業界の就活が始まる時期は?
ゲーム業界の就活が始まる時期に関しては、職種や企業の形態によって異なります。一般的には、ゲーム業界の各社は以下のスケジュールで就活を進める傾向にあります。
・大手パブリッシャーやディベロッパーの場合:大学3年生の3月からエントリー開始
・スマホ向けのゲーム開発企業の場合:大学3年生の11月頃から選考を開始
・ゲーム会社で働くデザイナーの場合:大学4年生の秋ころに採用を開始する場合もある
ゲーム業界を志望する際に覚えておきたいのが、面接までにゲームの企画書を用意・提出する場合が多いことです。就活生のアイデア力やゲームへの親しみ・理解度、プレゼンテーション能力などを図る目的で行われ、ゲーム業界特有と言えます。
スマホ向けのゲーム開発企業の場合、ベンチャーであれば特に採用を前倒しする傾向にあるため、情報はこまめにチェックしておきましょう。
「趣味はゲームです」と話しても問題ない?
履歴書の趣味欄にゲームと書いてよいか不安に思う人もいますが、「趣味はゲームです」と回答すること自体は問題ありません。
・そもそも趣味は多様性があるもので、企業も寛容になっている
・プロのゲーマーやeスポーツの普及など、身近になっている
・「熱中できるものがある」ことのアピールにつながる
趣味に対する企業の捉え方も変わってきているものの、保守的で伝統を重んじる企業の場合は、娯楽性の強い趣味に対してマイナスな印象を抱きかねません。
ゲームから学んだことを説明できるように準備したうえで、選考を受ける企業のタイプ・性質を見極めて記載すべきか判断するのがおすすめです。
グループワークでよくあるゲームはどんなお題?
最近では、グループワークでゲームを採用する企業も増えています。ゲームは就活生も没頭しやすく、素に近い姿を垣間見れることから、グループワークで導入して人間性などの判断に活用されているようです。
グループワークでよくあるゲームは以下が挙げられます。
・営業擬似体験
・ペーパータワー/マシュマロチャレンジ
・コンセンサスゲーム(NASAゲーム)
・ポジション当てゲーム
グループワークで企業の採用担当者が確認したいのは、チームで協力して問題解決に取り組めるか、円滑なコミュニケーションをとれるか、メンバー間で適切な役割を果たせるかなどです。
グループワークでゲームが出されると、熱中しすぎて時間管理を怠ったり、メンバーの意見を取り入れられなかったりすることもあるため気をつけましょう。グループディスカッションで評価されるコツは「グループディスカッションの役割と向いている人の特徴は?評価されるコツも」をご覧ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。