このページのまとめ
- 看護師の自己PRで協調性をアピールすれば、チームで仕事ができる印象を与えやすい
- 看護師の自己PRで協調性を伝える場合、具体的なエピソードを入れるのがポイント
- 看護師の自己PRでは、「協調性」を傾聴力やサポート力として表現することもできる
「看護師の自己PRで協調性を伝えたいけどどうしたら良い?」「アピールを成功させるためのコツはある?」などと悩む人もいるでしょう。自己PRでは、応募先の理念や事業内容と関連させて強みを伝えることが大事です。
この記事では、看護師の自己PRで「協調性」を伝える場合のポイントや注意点を解説します。自己PRの例文も紹介するので、参考にして自分なりのアピールができるように工夫しましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
- 看護師が自己PRで協調性を伝えるメリット
- 協力して仕事を進める印象を与えられる
- コミュニケーション能力が高い印象を与えられる
- 看護師が自己PRで協調性を伝える場合の書き方
- 強みが「協調性」だと伝える
- 強みを裏付けるエピソードを伝える
- 協調性が仕事でどのように活かせるか伝える
- 看護師の自己PRで「協調性」を伝える場合のポイント
- 応募先の理念や事業内容と関連させる
- 協調性を別の言葉に言い換えてみる
- 自分の言葉や表現で伝える
- 看護師の自己PRで「協調性」を伝える場合の注意点
- 分かりやすい構成を意識する
- 志望動機と内容を区別する
- 経験や経歴だけを伝えないようにする
- 看護師の自己PRで評価される協調性以外の強み
- 看護師の自己PR例文
- 協調性をアピールする場合の例文
- 柔軟性をアピールする場合の例文
- 積極性をアピールする場合の例文
- 向上心をアピールする場合の例文
- 責任感をアピールする場合の例文
- 傾聴力をアピールする場合の例文
- 体力をアピールする場合の例文
- リーダーシップをアピールする場合の例文
- 看護師になるために自己PRで協調性を伝えようとするあなたへ
看護師が自己PRで協調性を伝えるメリット
ここでは、看護師の自己PRで協調性があることを伝えると、具体的にどのようなメリットがあるのかをまとめました。
協力して仕事を進める印象を与えられる
協調性をアピールすれば、周囲と協力できるという印象を与えられます。医療や福祉の現場では、スタッフ間のチームワークが重要になるので、評価されやすい強みになるでしょう。
より良い印象を与えるためには、協調性のなかでも、自分がどのような役割で協力できるかアピールすることが大切です。自分の普段の役割や立ち位置なども考えてみましょう。
コミュニケーション能力が高い印象を与えられる
協調性からは、コミュニケーション能力の高さもアピールできます。コミュニケーション能力は、同僚と仕事を行う場合にも、患者さんと話をする際にも欠かせない能力です。
コミュニケーション能力が高ければ業務をスムーズに進められ、トラブルが発生しても協力して対応できます。現場業務への対応力も同時にアピールできるのがメリットです。
コミュニケーション能力をアピールしたい場合は、「コミュニケーション能力をアピール!面接での伝え方とは」も参考にしてください。どのようなコミュニケーション能力があるのかを伝えると、より評価される自己PRになります。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
看護師が自己PRで協調性を伝える場合の書き方
ここでは、協調性を自己PRで伝える場合の、書き方のポイントを解説します。
強みが「協調性」だと伝える
まず、自分の強みが協調性であることを最初に伝えましょう。自己PRは自分の強みを分かりやすくするため、結論から伝えるのが基本です。
「私の強みは協調性です」と、結論から簡潔に述べましょう。また、「相手の立場にたって考えて動く協調性です」のように、どのような協調性なのかを加えると、さらに効果的にアピールできます。
自己PRの書き出しについては、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」の記事も参考にしてください。面接官を惹きつける自己PRにするには、第一印象となる書き出しがキーポイントです。
強みを裏付けるエピソードを伝える
最初に強みを述べたら、協調性を発揮した経験を伝えましょう。具体的なエピソードを加えることによって、強みを発揮しているシーンがイメージしやすく、説得力も増すからです。また、エピソードは結果よりも過程をアピールすることを意識してください。
たとえば、「協調性を発揮して大会で優勝しました」と大会優勝の実績だけを伝えるのではなく、「チームメンバーのサポートを行い、チーム全体がベストなパフォーマンスで試合ができるようにサポートした」のように伝えましょう。
結果に対してどう行動したかという過程、経験を伝えると、採用担当者の印象に残りやすいでしょう。
協調性が仕事でどのように活かせるか伝える
最後に、看護師のどの業務で協調性を発揮できるのか伝えましょう。あなたが働く姿を採用担当者にイメージしてもらうためです。
就活では、「仕事で活躍できそう」「入社したら△△をしてくれそう」のように、具体的なイメージが増すほど採用してもらいやすくなります。ただ強みをアピールするだけではなく、仕事での活かし方も合わせてアピールしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
看護師の自己PRで「協調性」を伝える場合のポイント
ここでは、看護師の自己PRにおいて、協調性を伝える際のポイントをまとめたので、参考にしてみてください。
応募先の理念や事業内容と関連させる
自己PRで協調性を伝える場合は、応募先の理念や事業内容と関連させましょう。企業の求める人物像に合っていることをアピールするためです。
たとえば、「従業員同士が協力して業務を行う」ことを大切にしている応募先であれば、協調性が評価されるでしょう。コミュニケーションを大事にしている応募先であれば、「コミュニケーションをとりながら協力体制を築ける」のように、少し工夫してアピールするのも大事です。
協調性を別の言葉に言い換えてみる
協調性を別の言葉に言い換えると、アピールの幅が広がります。協調性とだけ伝えるのではなく、違った印象を与えられる言葉を選んでみましょう。
たとえば、次のような言葉に言い換えられます。
・コミュニケーション能力がある
・傾聴力がある
・周囲を支えられる
・サポート力がある
・親しみやすさがある
協調性をアピールする就活生も多く、同じような内容では評価されない可能性もあります。伝えるエピソードに応じて言い換えると、自分なりのアピールができるでしょう。
自分の言葉や表現で伝える
自己PRを伝える際は、例文をそのまま使うのはやめましょう。自分の言葉や表現でないと、深掘りの質問をされた時に回答に詰まってしまったり、熱意や意欲が伝わらなくなってしまうからです。
ほかの就活生との差別化を図るためにも、自分オリジナルの文章を意識し、アピールしやすい文章で伝えてください。
面接で自己PRを伝えるコツは、「面接の自己PRで効果的にアピールするコツとは?例文もあわせてご紹介」の記事を参考にしてください。内容はもちろん、話し方も評価につながるので勉強しておくのがおすすめです。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
看護師の自己PRで「協調性」を伝える場合の注意点
看護師の自己PRで協調性を伝える場合、志望動機と区別して分かりやすく伝えることが大切です。ここでは、自己PRで協調性を伝える場合の注意点を解説します。
分かりやすい構成を意識する
自己PRを伝える際は、文章が分かりやすく伝わる構成を意識してください。次の3つの順番で伝えるのがおすすめです。
1.伝えたい強み
2.強みを発揮した具体的な経験・エピソード
3.強みをどのように仕事に活かすか
分かりにくい自己PRにしてしまうと、どれほど優れた強みがあっても認識してもらえません。文章を最後まで読んでもらえない可能性もあるので、分かりやすさを意識してください。
志望動機と内容を区別する
自己PRと志望動機を混同しないようにしましょう。同じような回答になってしまうと、「質問の意図が理解できていない」という評価をされてしまうからです。下記でそれぞれの違いを説明しているので参考にしてください。
・自己PR:自分の強み、強みを発揮したエピソード、仕事への活かし方を答えます。
・志望動機:「応募先を希望する理由」を説明します。エピソードを伝える場合は、志望するきっかけとなった経験などを伝えます。
志望動機を聞かれる意図や伝え方については、「志望動機を面接でうまく伝えたい!ポイントを例文付きで解説」で紹介しています。自己PRと志望動機を区別し、意図に沿った回答を行ってください。
経験や経歴だけを伝えないようにする
自己PRを聞かれた際、経験や経歴だけを伝えないようにしましょう。経験や経歴を伝えるのは、職務経歴書の役割です。自己PRで伝えたいのは自分の特徴や性格なので、「アルバイト経験があるのが強みです」などと答えないように気をつけましょう。
アルバイト経験をアピールしたい場合は、アルバイトで協調性を発揮したエピソードとして経験を伝えるようにします。自己PRでは、自分の強みをアピールすることを忘れないようにしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
看護師の自己PRで評価される協調性以外の強み
看護師の自己PRでは、協調性以外に次のような強みが評価されます。
・体力
・責任感
・向上心
・判断力
・観察力
・傾聴力
看護師は責任ある仕事を任せられる場合も多く、判断力や状況に対する観察力が欠かせません。協調性以外にも、自分の強みとしてアピールできないか考えてみてください。
自己PRでよく使われる強みの一覧を「自己PRと強みの違いは何?長所やスキルなどとの違いや答え方も解説」の記事で紹介しています。「自分の強みって何だろう?」と悩んでいる場合は、ぜひ目を通してみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
看護師の自己PR例文
ここでは、自己PRで協調性などの強みを伝える際の例文を紹介します。看護師で評価されやすい5つの強みを選んで紹介しているので、アピールする際の参考にしてください。
協調性をアピールする場合の例文
私の強みは協調性です。自分の意見も相手の意見も尊重しながら、人と協力して物事を進められます。
学生時代のアルバイトでは、キッチンを担当していました。駅前の店舗で回転率が高く、効率良く作業する必要がありました。そのために、仕事の進め方が違うスタッフと話し合い、一番良いやり方を編み出しました。この働きかけをしたことで上司に評価してもらえ、アルバイトリーダーに任命されました。
貴院でも、この協調性を活かしてチームワークを大切にし、より良い看護につなげたいと思います。
柔軟性をアピールする場合の例文
私の強みは、柔軟性を持ち、物事に対応できる点です。
大学では、委員会に所属していました。委員会では長年使用されていたマニュアルがありましたが、現在の使用方法では使いにくいところが多くありました。
使いにくいマニュアルのままでは効率が悪くなってしまうと考えた私は、一から新しいマニュアルを作成しました。作成したマニュアルは、事務員の方にも分かりやすくなったと言っていただけました。
貴院でも今までの方法にとらわれず、新しい方法や効率の良い方法を模索し、貢献したいと考えています。
積極性をアピールする場合の例文
私の強みは、自分から人と関わることができる積極性です。
私は30人以上のメンバーが所属するサークルに所属していました。あるとき、学園祭に向けて出し物を話しあう機会がありました。しかし、メンバーには1年生と2年生が多く、先輩に遠慮してしまい、後輩たちからの意見が出ない課題に悩まされます。
そこで、私は積極的に話かけることで、後輩からも話しやすい環境づくりを行おうと考えました。具体的には、廊下ですれ違ったときに声をかけたり、サークル活動中に積極的に様子を見たりするといったことを行いました。
その結果、後輩が意見を出してくれたり質問をしてくれたりするようになり、無事に学園祭を成功させることができました。
貴院でも、この積極性を活かし、患者さまとのコミュニケーションを円滑にとり、寄り添った看護を提供したいです。
向上心をアピールする場合の例文
私の強みは向上心です。現状に満足せず、より高みを目指そうと努力できます。
私は英語を勉強しており、TOEICでは850点を取得しています。2年前に受験したときは400点しか取れず、自分ならもっとできると悔しい思いをしていました。
より高い点数を取るために、1日2時間の勉強を1年間かかさず行い、1年後には750点まで伸ばしました。
そこから、さらに勉強を続けたいと考え、半年間の海外留学を実施。実践を通して英語を勉強することで、現在の850点獲得まで達成しています。
貴院でも向上心をもって業務に対して向き合うことで、患者さまに喜んでもらえる看護を実現したいと思います。
責任感をアピールする場合の例文
私の強みは責任感です。
コンビニのアルバイトを初めて半年間たったころ、バイトリーダーを任されることになりました。不安は大きかったですが、「任されたからには結果を残そう」と考え、職場環境を良くするための行動を起こしました。
たとえば、アルバイトの遅刻や休みが多かったため、シフト管理が徹底できるようにグループチャットで連絡を行いました。また、新しいアルバイトが入ったときには自ら研修を行い、安心して働けるように対応しました。
店長からは、「アルバイトだけに店を任せる時間ができても心配することがなくなった」と言われるまでになり、バイトリーダーとして結果を残せたと考えています。
貴院でも責任感を発揮して、患者さまの生活をサポートしていきたいと思います。
傾聴力をアピールする場合の例文
私の強みは、相手の話を真摯に聴くことができる傾聴力です。
大学時代、シニア福祉施設のボランティア活動に参加した経験がありました。利用者さんの中には、スムーズに話すことが難しく、自分のことがうまく伝えられないもどかしさを感じている方もいました。
言葉が出てくるまで待ち、一言一言に相槌ちしながら、利用者さんの話をじっくり聞くことを意識しました。
そうすると、はじめは沈んだ表情だった利用者さんに、徐々に笑顔が見られるようになりました。この経験を活かし、持ち前の「傾聴力」を持って、患者さまに寄り添うサービスを提供したいと思っています。
体力をアピールする場合の例文
私は、高校・大学でバレーボール部に所属した経験から、体力に自信があります。
授業後の練習はもちろん、大事な試合が近くなると朝練もあったので、規則正しい生活を心掛けて心身ともに健康を維持することを常に意識していました。
また、部活という組織で、皆で協力し一つの目標に向かうという協調性も学びました。
学生時代に培った体力と協調性は、夜勤や残業など、忙しい看護師の業務に活かせると確信しています。また、パワフルに行動することで、同僚や患者さまにも活力を与えられる存在になっていきたいです。
リーダーシップをアピールする場合の例文
私の強みは、リーダーシップがあることです。
ゼミのグループ研究発表の際、研究テーマの情報が集まらず、メンバー個々の予定も合わず、プレゼンに向けて準備がなかなか進まない、という課題がありました。
私は、このままではプレゼンに間に合わないと思い、グループチャットを作成して皆のスケジュールを聞き、作業に使える時間を洗い出しました。
ほかのメンバーは若干あきらめかけていたものの、私が率先して何が必要かをまとめ、皆が集まれる時間を効率的に使おうと提案したため、前向きになってくれました。
研究プレゼンはなんとか無事完成し、限られた時間の中で精一杯の成果を発表できました。
この経験で発揮したリーダーシップ性を看護の業務でも活かし、患者さまの急変にもすばやく対応できる看護師を目指していきたいです。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
看護師になるために自己PRで協調性を伝えようとするあなたへ
看護師になるため、自己PRでどのように強調性を伝えるか悩む人も多いでしょう。自己PRの作り方に悩んだ場合は、就活エージェントのキャリアチケットにご相談ください。
キャリアチケットでは、専任のアドバイザーが看護師に向けた自己PRの作り方から面接でのアピール方法まで、就活全体のサポートを行います。
自己PRだけではなく、エントリーシートの書き方や就職先の選び方など、困ったことはなんでも相談してください。無料で相談できるので、今すぐに登録して就活の悩みを解消しましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。