このページのまとめ
- 就活のやる気がでないのは、やりたいことが見つからず面倒で不安に感じるから
- やる気がでないまま就活を続けると時間を無駄遣いして精神的に疲れる可能性が高い
- 就活にやる気を出すなら、目標を明確にして就職するメリットを考えることから始める
「就活がめんどくさい」「なんのために就活をしているのか分からない」と、就活のやる気がでずに悩む学生は多いでしょう。やる気のなさは面接官にも伝わるため、就活は負のスパイラルに陥ってしまいます。
この記事では、就活のやる気がでない原因と対処法をまとめました。就活をやりきるためのマインドセットや、やる気がでないときの就活へのアプローチ方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活のやる気がでないのはあなただけではない
- 就活のやる気がでない原因10選
- 1.やりたいことが見つからない
- 2.面接対策や企業研究が面倒くさい
- 3.就活で話せるエピソードがない
- 4.選考が通らなくてネガティブになっている
- 5.1人で就活をしている
- 6.日々の疲れが蓄積している
- 7.周りと比べて内定をもらえる気がしない
- 8.何から始めてよいか分からない
- 9.ほかにやりたいことがある
- 10.社会人になりたくないと思っている
- 就活をやる気がでないまま続ける3つのリスク
- 選考で不利になる
- 時間を無駄遣いする可能性がある
- 就活がうまくいかず精神的に疲れる
- 就職しなかった場合にとれる5つの選択肢
- 大学院や専門学校に進学する
- 就職留年する
- 海外留学する
- 国家資格などの取得を目指す
- フリーターになる
- 就職すると得られる正社員のメリット
- 安定した収入
- 企業の福利厚生
- 社会的信用
- 人間関係の広がり
- 社会人キャリアとしての第一歩
- 就活をやりきるためのマインドセット
- スタートが遅れても取り戻せる
- 比較対象は周りではなく過去の自分
- 企業に気に入られようとしなくてよい
- 譲れない就活の軸をもとに行動する
- 就活のやる気がでないときの対処法10選
- 1.やる気がでない理由を言語化する
- 2.目標を明確にする
- 3.就職するメリットを考える
- 4.友人以外の就活仲間を見つける
- 5.休息を取って就活から一旦離れる
- 6.自分を追い込み過ぎない
- 7.姿勢と呼吸を整える
- 8.期限を決めて進める
- 9.ご褒美を設定してモチベーションを保つ
- 10.最悪を見据えて前進する
- 就活のやる気がでないならアプローチを変えてみよう
- 逆求人サイトに登録してオファーを待つ
- 就活エージェントに登録して求人紹介を受ける
- 就活のやる気がでないあなたへ
就活のやる気がでないのはあなただけではない
就職活動は慣れないことの連続ですし、正解がありません。就活が思うように進まなかったり、友人や合同説明会に参加したほかの学生を見て焦ったりして、就活のやる気がでなくなってしまうこともあるでしょう。
実際、就活のやる気がでないのは、あなただけではありません。就職活動は自分でゴールを設定する必要があり、手探り状態でプレッシャーやストレスを感じながら進めているものです。
新卒の就活は、誰もがやる気に満ち溢れているわけではないでしょう。就活への向き合い方は人それぞれです。
「就活のやる気がでない」と悩んでいるなら、むしろ現状を変えたいと思っている証拠といえます。やる気がでない原因を特定して適切に対策すれば、就活に前向きに取り組めるようになるでしょう。
就職活動が思うように進まない人は「就職できる気がしないときはどうすればいい?内定獲得に向けた対策を解説」を参考にしてください。
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就活のやる気がでない原因10選
就活のやる気がでない原因を10個解説します。自分の状況に照らし合わせながら、どうすれば就職活動をポジティブに捉えられそうか考えてみましょう。
1.やりたいことが見つからない
就活を納得のいく形で終えるためには、明確な目標設定が欠かせません。そのためには、まず自分のやりたいことを見つけることが大切です。
たとえば、フルマラソンは42.195km走ることが決まっているため、自分の状況に合わせて適切な対策を考えて実践できます。
就職活動も同じで、漫然と「内定が欲しい」と思っているだけでは、理想的な企業と巡り合えないでしょう。「仕事になるかどうかは別」として、好きなこと・やりたいことを書き出すと、興味のある業界や企業を見つけるヒントになるはずです。
2.面接対策や企業研究が面倒くさい
就職活動をやりきるには面接対策や筆記試験対策が欠かせず、エントリーする企業を見つけるためには企業研究も重要です。就活のやるべきことの多さにうんざりして、やる気がでなくなってしまうケースもあるでしょう。
就活は企業と就活生がマッチングする機会であり、内定獲得には企業の求める人物像や仕事内容の理解が欠かせません。企業に合わせて自分の見せ方を試行錯誤する過程は、一種のゲーム感覚に近いと言えます。
就活というゲームを攻略する感覚で取り組んでみると、面倒くささも和らぐでしょう。
3.就活で話せるエピソードがない
就活では、自分の魅力やアピールポイントを伝える必要があり、その裏付けとなるエピソードが欠かせません。しかし、「自分にはこれといったエピソードがない」と感じてしまい、自己アピールに自信を持てず、やる気を失うことは少なくありません。このようなプレッシャーが、就活生にとって大きな精神的負担となることがあります。
さらに、エントリーシートや履歴書の作成だけでなく、面接でも説得力のあるエピソードを用いて、自分の強みを企業に伝える準備が求められます。この準備には多くの時間と労力がかかり、進行状況が思うようにいかないと焦りが生じ、やる気が低下してしまうこともあるでしょう。
就活は準備に多くの時間を費やしますが、自分自身を見つめ直し、企業に対して自分の価値を正確に伝えるための重要なステップと捉えましょう。
4.選考が通らなくてネガティブになっている
すでに就活を始めていても、なかなか内定が獲得できないとネガティブになることもあるでしょう。
・自分は必要とされていないのではないか
・圧迫感のある雰囲気で質問を答えるのが苦痛
・グループディスカッションで何も話せずに終わってしまった
・手応えがあったのに不採用通知を受けた
全力で就活に取り組んだにも関わらず結果が出ないと、投げやりな気持ちになってしまいがちです。企業との相性もあるため、採用に至らなかった原因に仮説を立てて改善のアクションを起こし、次につなげましょう。
5.1人で就活をしている
周りと悩みや情報の共有をせず、1人で就活をしているのもやる気がでない原因の一つです。
1人で困難に立ち向かい続けると、やる気やモチベーションの維持が難しくなることもあるでしょう。自分の気力だけで気持ちをコントロールするのは、想像以上にタフな作業です。
・就活にやる気がでないのは自分だけじゃない
・内定がでなくて苦しい思いをしているのは周りも一緒
・自分の悩みが実はちっぽけな内容だった
周りと話すことで狭まっていた視野が広がり、刺激をもらえる機会にもなるでしょう。
6.日々の疲れが蓄積している
説明会や面接の日々に加え、学業・アルバイトなどにも明け暮れると、心身ともに疲れが溜まって就活へのやる気がでなくなることもあります。
就活はインターンシップへの参加などを含めると、内定獲得までに1年以上かかる長期戦です。詰め込みすぎて精神的に疲れてしまうと、復活するまでに長い期間が必要になるでしょう。
焦る気持ちは理解できますが、疲れを感じたら早めに休むことも重要です。メリハリをつけながら内定獲得に向けて行動し続けましょう。
7.周りと比べて内定をもらえる気がしない
就職活動においてよくあるのが、お互いがお互いに対して「すごい経験の持ち主だ」「こんな優秀な人がいたら内定はとれない」などと考えてしまうことです。
特に、集団面接でほかの学生の自己PRなどを聞いて、自分の回答に自信がなくなる人もいます。
周りと比べて落ち込んでしまいがちですが、採用を判断するのは企業です。ほかの就活生と比較する必要はなく、今までの環境が違えば経験してきた内容も人それぞれです。「自分は自分、他人は他人」と思って、自分らしさを大切にしましょう。
8.何から始めてよいか分からない
そもそも就職活動を何から始めればよいか分からず、途方に暮れてやる気がでないケースもあります。
・周りが内定獲得に向けて動き始めている
・インターンに行っている人がほとんどだ
・「就活を始める」って結局何のことか分からない
就活のスタート時期においては、さまざまな悩みが出てくるでしょう。
就活の最初の一歩は、合同説明会の参加や就活本を買ってみることでも構いません。やる気がでないとしても、まずは思い立ったことから始めてみましょう。
9.ほかにやりたいことがある
就職以外にやりたいことがあるため、就職活動にやる気がでないパターンもあります。
・留学したい
・スポーツを続けたい
・専門的に学びたい分野がある
・ボランティア活動をしたい
企業に就職するとまとまった時間の確保が難しくなるため、夢や目標が具体的であればあるほど、就活に対して前向きになれないでしょう。やりたいことへのモヤモヤが残ったままになると、気持ちを切り替えられずやる気がでない状態になってしまいがちです。
自分の目指す未来を見据えて就活を新たなチャンスと捉え、少しずつ前向きに進めてみましょう。
10.社会人になりたくないと思っている
社会人に対するマイナスイメージなど、働きたくない気持ちから就活のやる気がでてこないこともあるでしょう。
・好きなように遊べなくなる
・仕事は大変でつらいもの
・平日5日間の朝から晩まで拘束されるのは嫌だ
働くことへのマイナスイメージが強いほど、就職活動は億劫になってしまいます。
上記の内容をもとに自分の就活に対するスタンスを見つめ直して、やる気がでない原因を特定しましょう。就活のやる気がでない原因については、「就活でやりたいことがないのは普通?考え方や面接での伝え方を解説」でも詳しく解説しています。
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就活をやる気がでないまま続ける3つのリスク
就活をやる気が出ない状態で続けても、よいことはありません。特に、以下の3点については大きなマイナスになるため注意が必要です。
選考で不利になる
就活に対するやる気のなさは、態度や表情だけでなく回答内容にも表れます。企業の採用担当者のなかでも、人事部の社員は人を見るプロです。やる気のない雰囲気を感じ取られた結果、不採用になる可能性もあるでしょう。
やる気のないまま就活を続けても、自分の理想のキャリアに近づくことは難しいです。自信のある態度で面接に臨めるよう、就活への向き合い方を見直しましょう。
時間を無駄遣いする可能性がある
やる気のない状態で就活を続けても不採用となる確率は高いままで、無駄な時間を過ごしてしまいかねません。
なんとなく選考を受けても結果はついてこないでしょう。企業側の立場から考えれば、同じ程度のスキルレベルや性格的特徴を持っている学生が2人いた場合、やる気・モチベーションの高い人材を採用したくなるのは当然です。
新卒の就活に充てられる時間には限りがあります。「絶対に内定を取りに行く」くらいの気持ちで毎回の選考に臨めると、結果は自然とついてくるでしょう。
就活がうまくいかず精神的に疲れる
やる気がでない状態で就活に臨むと選考で不利になるだけでなく、不採用の可能性が高まり、無駄な時間を過ごして精神的に疲れるという負のループに陥りかねません。やる気がでなければ企業研究や面接対策も怠ってしまうため、就活はどんどんうまくいかなくなってしまいます。
精神的に疲れてしまうと元の状態に戻るのも時間がかかるため、内定獲得はさらに遠のくでしょう。就活に対してどのようにモチベーションを保つかが重要なのです。
やる気がでないまま就活するデメリットについては、「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」でも詳しく解説しています。
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就職しなかった場合にとれる5つの選択肢
就活に対するやる気がどうしても出ず、就職しない選択をする場合は、大きく5つのパターンが想定されます。以下で解説する内容も踏まえて、自己の進路をどのようにしたいか考えてみてください。
大学院や専門学校に進学する
就職せず大学院や専門学校に進学するのは、就職しない選択肢の一つとして検討する人も多いでしょう。
専門的に学びたい領域が明確であれば進学するのがベターですが、就職しないための選択として進学するのは、決断の先延ばしに過ぎない側面が否めません。
進学したとしても、大学院(専門学校)1年の夏ごろから就職に向けた準備を行う必要があるため、日々の研究活動なども含めて慌ただしい毎日を過ごすことになるでしょう。進学にかかる費用も踏まえた慎重な判断が欠かせません。
就職留年する
新卒カードをキープするため、敢えて留年する「就職留年」を検討する人も多い印象です。大学によっては制度として認定している場合もあるため、キャリアセンターなどに確認してみましょう。
就職留年した場合、その経緯や留年によってできた時間で何をしてきたかを面接で問われます。単に「就活のやる気がでなくて留年した」という内容では、採用担当者からの高評価を獲得するのは難しいでしょう。
海外留学する
「新しい価値観に触れたい」「学生のうちしかできない」などの理由で、海外留学を検討する人も一定数存在します。
長期間の海外留学でビジネスレベルの英語力が身につくなどであれば、就活でもプラスのアピールができるでしょう。一方、海外留学の経験を魅力的に伝えられない場合は、「就活から一旦離れただけでは」「海外留学で何を学んだのか」などと思われかねないため注意が必要です。
大学院進学や留年と同様に、相当な費用がかかる点も含めて慎重に検討しましょう。
国家資格などの取得を目指す
就職は一旦諦めて、税理士や公認会計士などの難関資格取得を目指すのも一つの手段として考えられます。資格の取得はアピールポイントになるものの、実践的なスキルを備えているかは別問題です。
・資格を取得していないと従事できない専門職
・その資格を取得していること自体が一種のステータスになる
就職せずに資格取得を目指す場合は、希少性の高い人材であることをアピールできる資格を選び、業務に直結するものを検討しましょう。
フリーターになる
就職せずに学校を卒業して、フリーターになるのも一つの選択です。
フリーターとして働きながら、既卒で就活を続けられます。空いた時間で資格取得に向けた学習も可能です。フリーターは時間の都合がつけやすく、仕事をしながら新たなスキルを身につけるためのアクションもとれるでしょう。
ただし、長期間フリーターとして働き続けると、正社員雇用のハードルは高くなりがちです。フリーターになる場合は必ず期間を決めて、その間に次のステップへ移行するようにしましょう。
就活でなかなか結果が出ない人は「どうして内定が出ない?就活で落ちる原因と対処法を解説」も参考にしてください。
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就職すると得られる正社員のメリット
ここでは、就職することで得られるメリットをご紹介します。就活のやる気がでない場合は、就職して得られるものを整理しておくことでモチベーションアップにつながるでしょう。
以下で解説する5つを踏まえて、就活をポジティブに取り組んでみてください。
安定した収入
就職して企業に勤めれば、毎月安定した収入を手に入れられます。
正社員として就職しなくとも、アルバイトやフリーター、派遣社員として働けば収入を得られますが、これらの就業形態は働いた時間と給与が連動する時給制がほとんどです。「毎月安定した収入を手にする」という意味では、正社員として就職するのがベターといえます。
毎月安定した収入を確保できれば、生活の目処も立ちやすくなります。経済的な安定は精神的な安定にもつながるため、就職するメリットは思いのほか大きいでしょう。
「安定」を重視したい学生は「知らないうちに詰んでる?就活で安定を手に入れるには」も参考にしてください。
企業の福利厚生
就職することで、毎月の安定した収入以外にも福利厚生を通じた各種補助を受けられます。福利厚生の内容は企業によって異なりますが、正社員とフリーターを隔てるものの代表格といえるでしょう。
・傷病手当
・家賃手当
・交通手当
・役職手当
・育児休業
・介護休業
正社員として雇用されれば、福利厚生によって収入が数万円上乗せされます。
「就活のやる気がでないからとりあえずフリーターで」などと考えるのは慎重になるべきです。フリーターとして正社員と同じ時間働いたとしても、収入が同じとは限らないうえ、福利厚生で大きな差が生まれます。
新卒の就活は採用されやすい側面もあるため、正社員雇用を目指して行動しましょう。
社会的信用
正社員として雇用されると、「その企業の従業員」として一定程度の社会的信用を獲得できます。
・クレジットカードやローンの審査
・賃貸マンションの契約
金融機関の審査では、社会的信用・ステータスを評価される機会もあり、正社員とフリーターでは審査の結果が異なる場合もあるでしょう。「社会的信用を得る」という点においても、就職する意味は大きいのです。
人間関係の広がり
企業に就職して正社員として働き始めると、部署内外の人間関係に限らず、クライアントとの関わりもあります。その結果、学生のころとは違う次元で人間関係が広がります。
フリーターやアルバイトの場合は、勤務先以上に人間関係が広がる機会は少ないでしょう。
幅広い人脈は、ビジネスパーソンとして長期的に役立つ資産の一つです。正社員として働くことで得られる「人間関係の広がり」も忘れてはなりません。
社会人キャリアとしての第一歩
就職して企業に勤めるのは、社会人キャリアとしての第一歩になります。相応の目的があって就職しないのも一つの選択ですが、ブランク期間が生まれると、その分同世代でキャリアの差が生まれます。
理想のライフスタイルやキャリアプランは人それぞれですが、「△△△の仕事ができるようになりたい」「△△△業界で経験を積みたい」などを実現するには最初の一歩が肝心です。「就活でやる気がでないから就職しない」のではなく、就職して得られる上記のものを踏まえて、どのように行動すべきか考えてみましょう。
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就活をやりきるためのマインドセット
就活のやる気がでない人は、一旦考え方を改めてみることをおすすめします。以下で解説するマインドセットを踏まえて、やりたい仕事ができる企業からの内定獲得を目指しましょう。
スタートが遅れても取り戻せる
就活はスタートが遅れても計画を見直すことで挽回できます。焦って他人と比較するより、自分に合ったペースと戦略を見つけましょう。
就活エージェントや逆求人サイトを利用すれば、効率的に企業との接点を増やすことも可能です。これにより、スタートが遅れたとしても自分のペースで確実に準備を進められます。
結果として、しっかり準備を整えた状態で面接や選考に挑むことができ、安心して就活を進められます。このような気持ちで臨むことで、就活を進める自信が湧いてくるでしょう。
比較対象は周りではなく過去の自分
就活で特に意識したいのが、周りと比較しないことです。
人によって何に興味関心を持つか違う以上、志望業界や企業も異なります。就活は内定を獲得する時期を争うものでもなければ、内定の数を競うものでもないのです。
周りが優秀で自分は全然ダメだなどと考える必要はありません。「今日は3社にエントリーできた」「面接でスラスラと答えられた」など、自分の行動を振り返って過去の自分との差分を比較しましょう。
就活のゴールは自分で設定するものです。目標に向かって着実に行動できていることに注目して、その都度自分を褒めてあげましょう。
企業に気に入られようとしなくてよい
企業に気に入られようとするのではなく、求める人物像を踏まえてアピールポイントをチューニングする意識が大切です。
なかには、採用担当者に気に入られようとして過度なアピールをしてしまうこともあるでしょう。そのような振る舞いは、自分を偽ることになるので疲れるだけです。
「就職活動は需要と供給がマッチングする場所」という前提を踏まえれば、アピールポイントの見極めが重要であると分かるでしょう。媚を売ったり自分を大きく見せたりせず、相手目線で自分が魅力的に映るようにアピールすることを意識しましょう。
譲れない就活の軸をもとに行動する
就活を効率よく進めてやりきるためには、譲れない軸をもとに行動することが大切です。
・やりがいを重視したい
・仕事内容が最優先
・仕事内容よりも働きやすさが重要
・成果を報酬で評価してくれる会社で働きたい
就活の軸が明確であれば、企業選びで迷わなくなるでしょう。応募書類の内容や面接での回答にも一貫性が生まれるようになります。
軸がブレると企業選びに時間がかかり、面接の回答も矛盾が生じて不採用につながりかねません。就活を進めるにあたって自分の軸が定まっていない場合は、「何を大切にしたいか」を必ず言語化しておきましょう。
就活の軸の作り方は「面接官に伝わりやすい『就活の軸』の作り方とは?」で詳しく解説しています。
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就活のやる気がでないときの対処法10選
就活のやる気がでないときに試してほしい対処法を10個解説します。やる気がでない状況は1日でも早く改善して、内定獲得に向けた行動をとりましょう。
1.やる気がでない理由を言語化する
就活に対してやる気がでない場合、まずは理由を言語化してみてください。
・何がネックになっているのか
・いつからやる気がなくなったのか
・過去と現在で何が違うのか
どのような物事にも必ず原因があります。原因を突き止めて改善へのアクションを起こせば、状況は好転していくでしょう。「なんとなくやる気がでない」とうやむやにするのではなく、自分の心境にまっすぐ向き合い、悩みの種を言語化することが重要です。
2.目標を明確にする
就活を通じて掲げた目標が抽象的な場合は、できるかぎり具体的にしましょう。目標もなく「とりあえず内定が欲しい」などのモチベーションで就活をしていた場合は、この機会に目標を明確に立ててみてください。
ゴール地点が明確になれば、目標達成に向けた行動を逆算して描けるはずです。
就活で内定をもらうことは、あくまで「社会人のスタート」にしか過ぎません。社会人キャリアの第一歩を決めるために試行錯誤するのが、新卒の就職活動です。40年以上の長いキャリアを見据えながら、どのような仕事をしたいかイメージして、就活の目標を設定しましょう。
3.就職するメリットを考える
就職するメリットを考えることで、就活のモチベーションがアップする場合もあります。就職は安定した給与収入や福利厚生を得られるだけでなく、自己成長の機会になるでしょう。
・仕事をして得た収入で趣味にお金をかける
・3ヶ月に一度の旅行に出かける
・給料が入ったら飲みに出かける
・一人暮らしを始めて独立する
学生時代では手にできなかった安定的な収入は、正社員として就職するからこそ得られるものです。
就職するメリットは、両親や先輩、恩師などから話を聞いてみてもよいでしょう。社会人としてのアドバイスをもらえば、自分だけでは気づけなかった「働くメリット」に気づけるはずです。
4.友人以外の就活仲間を見つける
友人同士で就活の近況を報告するとつい比較してしまうため、合同説明会などで出会える人と知り合い、就活仲間をつくることをおすすめします。
気の知れた友人ではないほうが、ちょうど良い距離感を保ちながら近況や情報共有できるでしょう。就活を通じて知り合った間柄であれば、似た境遇から連帯感も生まれてモチベーションの維持や向上にもつながります。
1人で就活を続けるのは精神的につらくなる場面があるため、就活について気軽に話せる仲間がいるとつらいことも乗り越えやすくなるでしょう。
5.休息を取って就活から一旦離れる
やる気がどうしても出ず、体力的・精神的にもつらさを感じた場合は休息をとってください。
気持ちを一旦リセットして、自分の将来について落ち着いて考える機会をつくるのもおすすめです。一度就活から離れてみて、自分の好きなことをしたり、リラックスできる方法を実践したりしてみましょう。
6.自分を追い込み過ぎない
気負い過ぎるとやる気が空回りする場合もあるので、自分を追い込み過ぎないようにすることも大切です。「もっと△△しなくちゃ」「まだ△△もしていない」など、できていないことに焦点を当ててしまうと、焦りが募るばかりでやる気を失ってしまいます。
できていないことではなく「できたこと」を評価すれば、就活に対して自然とポジティブに捉えられるようになるはずです。「内定獲得に向けて着実に行動できている」とプラスに捉えて、自分を追い込み過ぎないようにしてください。
7.姿勢と呼吸を整える
就活のやる気がでないときは、一度作業の手を止めて、背筋を伸ばして深くゆっくり呼吸をするよう心掛けましょう。
「やる気がでない」状況は、脳が自分のやるべきことを思いつきにくい状態になっている可能性があります。姿勢や呼吸を整えると脳が活性化され、今やるべきことのイメージが浮かびやすくなるでしょう。やる気がでないと感じたら、体を整えることも意識してみてください。
やる気がでないときの対処法については、「就活したくない時はどうする?就職以外の選択肢とモヤモヤの解決策を解説」でも詳しく解説しています。
8.期限を決めて進める
就活のやる気がでないときは、期限を設けて計画的に取り組むのが効果的です。期限を決めずに進めるとだらだらと続いてしまい、効率もモチベーションも下がってしまいます。
たとえば、「自己分析を今月中に終わらせる」「エントリーシートを来週までに提出する」など、明確なスケジュールを立てて期限を決めて進めていきます。目標に向かって小さなステップを設定し、それぞれのタスクに期限を設けると達成感を得ることができ、モチベーションの維持にもつながります。
特に、就活はやるべきことが多いと感じることもありますが、一度にすべてをこなそうとせず、段階的に進めることがポイントです。このような計画的な取り組みはストレスを軽減し、就活を効率的にやり遂げる助けとなるでしょう。
9.ご褒美を設定してモチベーションを保つ
就活を継続するためのモチベーションを保つ方法のひとつとして、「自分へのご褒美」を設定することも効果的です。
「エントリーシートを3社提出できたら、自分へのご褒美として好きなスイーツを楽しむ」「面接の準備が完了したら、好きなアクティビティを楽しむ」など、なんでもよいのでご褒美を設定しておくと、やる気が湧いてくるでしょう。
10.最悪を見据えて前進する
就活が進まずやる気が出ない場合、逆に「最悪の状況」を想定するのも一つの方法です。もしもこのまま就活を進めなかったらどうなるか、就職せずにフリーターやニートになるリスクを考えると、やるべきことが見えてくるかもしれません。
現実的なリスクを意識することで、今行動する必要性を強く感じられるでしょう。「自分がなりたくない姿」を想像してみると、やる気が出てくる可能性があります。
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就活のやる気がでないならアプローチを変えてみよう
就活のやる気がでないときの対処法を踏まえても思うように行動できない場合は、以下で解説する方法も参考にしてみてください。
以下の2つを実践すると就活を効率良く進められる可能性も高まるので、ぜひ試してみましょう。
逆求人サイトに登録してオファーを待つ
興味のある企業を探すのが面倒に感じている場合は、逆求人サイトを利用してみてください。逆求人サイトとは、プロフィールを登録すると、記載内容を見た企業からオファーを受け取れる仕組みを備えたものです。
一度登録すれば企業からのオファーを待つだけなので、自分では調べなかった企業や仕事を発見できる可能性があります。
「オファーがくる=採用担当者が興味を示している」ので、選考も比較的スムーズに進みやすいでしょう。選択肢を広げるためにも、逆求人サイトを積極的に利用してみてください。
就活エージェントに登録して求人紹介を受ける
逆求人サイトだけでなく、就活エージェントの利用もおすすめです。就活エージェントでは、専門のキャリアアドバイザーが学生一人ひとりと面談をしたうえで、興味のありそうな仕事や業界に関するアドバイスやおすすめの求人を紹介してくれます。
・履歴書やエントリーシートの添削
・面接対策
・自己分析のサポート
就活に関するトータルサポートを受けられるので、なかなかやる気がでない人はエージェントの力を借りて進めてもよいでしょう。
就職できそうもなく不安な人は、「就職できる気がしないときの不安の解決策9選!悩む理由・共通する特徴も解説」をご覧ください。
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就活のやる気がでないあなたへ
就活のやる気がでないまま無理に頑張ろうとしても、かえって逆効果になる可能性があります。やる気がでない原因を特定し、改善に向けた努力が大切です。
どうしても就活のやる気がでない人は、就活のプロである就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
キャリアチケットは、あなたが入社後に活躍できそうな価値観にあった企業に出会えるサポートをする就職エージェントです。エントリーシートや履歴書の添削、面接対策といった選考対策はもちろん、自己分析や業界研究のサポートまで幅広くあなたの就活をお手伝いしています。
就活のやる気がでない場合は、キャリアチケットにお気軽にご相談ください。
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