このページのまとめ
- 商社の仕事内容には「トレーディング」「事業投資」「事業経営」がある
- 商社の仕事内容や分野は「総合商社」と「専門商社」によっても変わる
- 商社の仕事内容はチャレンジ精神のある人や成長意欲の高い人に向いている
「商社の仕事内容が知りたい」「商社で働く魅力は?」など、気になっている就活生も多いでしょう。商社とは、トレーディングや事業投資などを行う会社であり、海外企業との取引も行われる場合があります。
この記事では、商社の仕事内容や主な職種を紹介。商社の魅力や向いている人の特徴も解説するため、自分に合っているかを判断できるようになるでしょう。
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- 商社の仕事内容とは?メーカーとの違いも解説
- トレーディング
- 事業投資
- 事業経営
- メーカーとの違い
- 商社の仕事内容は総合商社と専門商社によって変わる
- 総合商社
- 専門商社
- 商社の仕事内容を支える5つの職種
- 営業
- 営業事務
- 貿易事務
- マーケティング
- 商社の具体的な業務内容
- 新規開拓と顧客フォローのための訪問営業
- 提案や調整を担う社内外ミーティングとプレゼン業務
- 資料作成・連絡対応などのデスクワーク
- 商社の仕事内容に携わる魅力
- グローバルに働ける
- 規模の大きい案件を担当できる
- 給与が高い
- 習得できるスキルの幅が広い
- 商社の仕事内容に携わる際の注意点
- 業務量が多く忙しくなりやすい
- 立場の異なる取引先の間で調整が必要
- 働く時間が読めない不規則な勤務スタイル
- 頻繁な転勤や異動で生活が変わりやすい
- 取引先と就業外のコミュニケーションが発生しやすい
- 商社の仕事内容に向いている人
- コミュニケーション能力が高い人
- 柔軟な対応ができる人
- チャレンジ精神がある人
- 成長意欲の高い人
- 物事を最後までやり遂げられる人
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商社の仕事内容とは?メーカーとの違いも解説
商社の仕事内容は、大きくわけて「トレーディング」「事業投資」「事業経営」の3つです。それぞれどのような仕事内容なのかについて、詳しく解説します。
トレーディング
トレーディングとは生産者から材料を仕入れ、取引先のメーカーに販売することです。生産者は売り手を拡大でき、メーカーは必要な材料を獲得できるメリットがあります。
商社が行うトレーディングでは、「バリューチェーン」が重要です。バリューチェーンとは、商社を介して取引を行うことでうまれる付加価値を指します。
商社は取引に付加価値を与えるため、原材料の調達だけでなく、「加工」「製造」「流通」「宣伝」「販売」といった一連の流れにも携わるのがポイントです。また、原材料を調達する場面では、貿易関係の作業も担当しています。
事業投資
事業投資とは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」などの資源を企業に投資することです。企業に投資を行い、企業価値の増加や配当金から収益をあげています。
商社の事業投資で有名なものが、コンビニエンスストアです。共通ポイントサービスや決済サービス、顧客情報を活用したマーケティングなど、小売業の価値を高めるための投資を行い、利益を上げています。
事業経営
近年は事業経営に取り組み、利益を拡大する商社も増加しているので覚えておきましょう。従来のようにモノを売買するだけでなく、実際に事業を展開し、経営の最前線で利益を追求するスタイルへと進化しているのです。
たとえば、海外における医療機関の運営や、小売店の立ち上げといった分野に進出し、現地のニーズに応じたビジネスモデルを展開する動きが見られます。これらの事業では、現地の事情に精通した商社の人材が出向し、経営改善や新たな価値創出に取り組むことも珍しくありません。
また、食品や日用品などを取り扱う事業では、製造から販売までの一貫体制を築くことで、より高い収益を確保することが可能となるのです。
総合商社は、あらゆる産業と連携しながら自らも事業を展開することで、経営の多角化を進めています。今後も柔軟な発想とグローバルな視野をもとに、さまざまな分野で新しいビジネスを展開していくことが期待されるでしょう。
メーカーとの違い
商社と混同されやすい、メーカーとの違いも知っておきましょう。メーカーとは、自社製品の製造や販売を行う会社です。「食料品」「機械」「自動車」など、さまざまなメーカーがあります。
商社とメーカーの大きな違いは、商社は自社で商品を製造しない点です。商社は他社が製造した商品を取引する、メーカーは自社商品の取引を行うと覚えておくとわかりやすいでしょう。
商社について詳しく知りたい方は、「商社とは?仕事内容や事業など就活生が知るべきポイントをわかりやすく解説」の記事の記事もあわせて参考にしてください。
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商社の仕事内容は総合商社と専門商社によって変わる
商社の仕事内容は、「総合商社」と「専門商社」によっても少し変わります。それぞれの商社について解説するので、違いを知っておきましょう。
総合商社
総合商社とは、ジャンル問わずさまざまな商材を扱う商社です。たとえば、次のようなジャンルを扱っているので、チェックしてみましょう。
・鉄鋼
・金属
・エネルギー
・自動車
・繊維
・食品
・小売業
・ヘルスケア
・都市開発
・ICT
総合商社は、幅広い分野にまたがる事業を展開することで知られています。特徴的なのは、トレーディング(取引)と事業投資の両面を組み合わせ、相互に影響を与えながら成長を遂げている点です。
ある分野での取引を通じて得た知見をもとに、新たな事業へ投資するケースや、投資先から生まれたネットワークを活かして新たな取引を生み出すこともあります。
また、総合商社は原料の調達から販売、金融支援に至るまで、バリューチェーン全体を網羅したビジネス展開を行っているのも大きな特徴です。「マーケティング」や「情報分析」などの上流工程から、「加工・物流」や「販売」などの下流工程までを一貫して手掛けることで、効率的で付加価値の高いビジネスを実現しています。
総合商社について詳しく知りたい就活生は、「総合商社の仕事内容は?業界の特徴や事業内容・専門商社との違いも解説」の記事も参考にしてください。
専門商社
専門商社とは、特定の分野に特化して事業を行う商社です。専門商社のなかでも、「総合商社系専門商社」「メーカー系専門商社」「独立系専門商社」の3つがあるので覚えておきましょう。
「総合商社系専門商社」とは、総合商社の子会社として事業を行う商社、「メーカー系専門商社」は、特定のメーカーの商品を扱う商社です。「独立系専門商社」は上記のどちらにも分類されない商社で、「医療業界」「エネルギー業界」「食品業界」「鉄鋼業界」など、どこかの業界に特化して事業を行っています。
専門商社については、「専門商社とはどんな会社?仕事内容や種類を解説します」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
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商社の仕事内容を支える5つの職種
商社の職種には、営業や営業事務などいくつか種類があります。職種によって任される仕事内容が異なるので、どのような職種があるのかを知っておきましょう。
営業
営業は生産者とメーカーの両方に携わり、プロジェクトを進める職種です。材料を仕入れて、メーカーに販売する役割があります。メーカーのニーズを的確に汲み取り、最適な原材料や部品を世界中から調達することで、双方にとってメリットのある取引を成立させるのが営業の仕事です。
たとえば、取引先から「環境負荷を抑えた素材を導入したい」と依頼された場合、国内外のサプライヤーにコンタクトをとり、性能やコスト、納期などの条件を踏まえた最適な提案を行います。さらに契約交渉や品質管理、物流の調整などの業務にも携わるため、取引全体をマネジメントする力も求められるでしょう。
海外との取引が多い総合商社では、現地への出張やオンラインでの商談を通じて、グローバルに活躍する機会も多くあります。そのため、文化や商習慣の違いに対応する柔軟さ、英語力や交渉力などのスキルを活かせるでしょう。
営業は社内にいる時間は少なく、取引先に出向く場合がほとんどです。体力的にハードな職種なので覚えておきましょう。
営業職を志望する就活生は、「営業職の志望動機の書き方は?わかりやすい構成やアピールのコツを解説」の記事を参考にしてください。職種ごとにアピールすべきポイントが違うので、チェックしておきましょう。
営業事務
営業事務は、営業担当者がスムーズに取引を進められるよう支える仕事です。電話対応や各種書類の作成、受発注の処理など、日々の業務は多岐に渡ります。
基本的にはデスクワーク中心ですが、取引先とのメールや電話でのやり取りも多く発生するため、社内外との調整力や丁寧な対応力が求められるでしょう。ときには、営業担当が外出中の連絡窓口として重要な役割を担う場面もあります。
貿易事務
商社の国際取引を支える存在として欠かせないのが、貿易事務の仕事です。主に輸出入に関わる各種手続きを担い、商材がスムーズに国境を越えられるように管理・調整を行います。業務の中心はデスクワークですが、やり取りする相手は国内外の企業や通関業者、物流会社など多岐に渡り、常に正確性が求められるポジションです。
輸出入の際は、通関書類を作成して手続きを行います。海外の企業とやり取りをする機会が多く、英語を用いたコミュニケーションが中心となるため、語学力を鍛えておきましょう。就活で求められる英語のレベルについては、「就活に必要な英語レベルは?評価される職種やアピールのコツを解説!」の記事で解説しているので参考にしてください。
マーケティング
マーケティング職では、企業運営を行うための企画や経営戦略を行います。新しい取引先を決めたり、今後どの分野に進出するか決めたりもマーケティングが行う場合があります。
また、商社によっては、マーケティングが事業の改善案を出す場合も。マーケティングだけではなく、コンサルティングのような役割を担うケースもあるでしょう。
商社の職種について知りたい場合は、業界について研究しておきましょう。「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事で、業界や職種について知る方法を解説しています。
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商社の具体的な業務内容
ここでは、商社を支える代表的な業務内容について詳しく紹介します。商社で行われる業務を詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。
新規開拓と顧客フォローのための訪問営業
商社の訪問営業は、新たなビジネスチャンスを生み出すための新規開拓と、既存顧客との信頼関係を深めるアフターフォローの両方を行います。
新規開拓は、これまで取引のなかった企業に商品やサービスを提案し、新たな契約の獲得を目指す仕事のため、提案力や情報収集力、粘り強い交渉力が必要です。
一方、既存顧客に対しては定期的な訪問により信頼関係の強化を図ります。利用状況の確認や課題のヒアリング、次回発注に向けた交渉などを行い、長期的な取引の継続と売上の安定化につなげる業務です。また、取引内容に問題がないかをチェックし、改善点があれば迅速に対応することも欠かせません。
提案や調整を担う社内外ミーティングとプレゼン業務
商社の仕事において、社内外の関係者と連携しながら進めるミーティングやプレゼンテーションも重要な業務の一つです。新規顧客との打ち合わせでは、相手企業の課題やニーズを丁寧に聞き取り、最適なサービスや商品を提案します。
既存の取引先とは定期的なミーティングを実施。現在の取引内容を見直し、改善提案やスケールアップのためのアプローチを行うこともあります。
また、商社の業務は他部署との連携が欠かせないため、社内でのミーティングも活発です。貿易に関する法規制や契約書の作成、財務面の調整などについては、法務や経理などの部門と密に連携する必要があります。
さらにグローバルに展開する商社では、海外拠点の担当者や取引先とWeb会議を通じて打ち合わせを行うことも。時差の関係で早朝や深夜にミーティングが組まれることもあり、フレキシブルな対応力が求められるでしょう。
資料作成・連絡対応などのデスクワーク
訪問営業やミーティングがないときは、営業や提案に必要な資料の作成や、取引先との連絡といったデスクワークに集中することになります。
デスクワークは、外部とのやり取りをスムーズに進めるために欠かせません。特に新規提案やプロジェクトに関する資料は、商社での商談やプレゼンテーションにおいて重要です。
また、商社のトレード業務においては、商品の輸送ルートやスケジュールに問題が発生することもあります。たとえば、輸送中の船が悪天候のために出港できない場合は、関係先への迅速な連絡と報告が求められるでしょう。
さらに、データ収集や分析も商社のデスクワークの一環です。顧客への提案や報告を行うためには、正確で信頼性の高いデータを収集し、課題の分析や新たな戦略の立案などを行う必要があります。上司や他部署と連携して情報を整理し、具体的なアクションプランに落とし込む役割を担うのです。
商社の業務内容については、企業によって任される範囲が異なる可能性もあります。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に、希望する企業について情報収集しておきましょう。
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商社の仕事内容に携わる魅力
商社で働くメリットには、「グローバルに働ける」「規模の大きい案件に携われる」などがあります。商社で働く魅力について紹介するので、内定を目指す就活生は参考にしてください。
グローバルに働ける
商社は海外の取引先とやり取りする機会が多く、グローバルに働ける点がメリットです。特に総合商社は海外をターゲットにしたビジネスが多いので、海外出張や駐在も期待できるでしょう。語学力を発揮し、グローバルに働きたい人におすすめです。
また、商品の取引だけでなく、新興国を中心にインフラ整備や産業振興などにも関われるため、直接的に世界の発展に貢献できます。日本企業と海外市場をつなぐパイプ役としての役割を果たし、事業投資を通じて現地の発展を支えることが可能です。
海外勤務を志望する就活生は、留学経験をアピールしてみましょう。
規模の大きい案件を担当できる
商社が扱う案件は規模が大きく、責任のある仕事を担当できます。案件次第では、何億、何兆ものお金が動くため、やりがいを感じられるでしょう。
また、商社によっては資源や電力などインフラに携わる場合も。規模はもちろん、社会貢献度の高い仕事ができる点も商社の魅力です。
給与が高い
厚生労働省の実施した「令和6年賃金構造基本統計調査」において、総合商社が該当する「各種商品卸売業」の所定内給与額は、男女計・学歴計で491,200円でした。全産業の男女計平均が330,200円なので、商社の賃金は高いといえるでしょう。
また、総合商社の場合、経営が傾きにくく安定している点もメリット。多様な業界に携わるビジネスを行っているため、特定の業種が劇的に落ち込んでもほかの分野でカバーできます。
参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査
習得できるスキルの幅が広い
商社は携われる仕事の範囲が広く、習得できるスキルも幅広くなります。卸売はもちろん、投資や製造などの業務についてのスキルや知識も習得できるでしょう。
また、交渉力やヒアリング力、プレゼン能力といった社会人として身に着けておきたい基礎的なスキルを得る機会も多いのが特徴です。海外交渉も多いため、語学力も習得できるでしょう。
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商社の仕事内容に携わる際の注意点
商社の仕事には、メリットだけでなく大変な点もあります。ここでは、商社の仕事内容に携わる際の主な注意点を解説するので、それらを踏まえたうえで自分に合っているか検討してみましょう。
業務量が多く忙しくなりやすい
商社は業務量が多く、忙しくなりやすい傾向にあります。商談が頻繁に行われるため、商品や取引先に関する情報を徹底的に調べる必要があり、準備だけでも多くの時間を費やすことになるでしょう。
また、商談が終わった後も社内向けの報告書や売上資料の作成もこなさなければいけません。
商社では多岐に渡る業務をこなす必要があるため、常に効率良く仕事を進める能力が求められます。
立場の異なる取引先の間で調整が必要
商社の仕事では、立場が異なる取引先の間で調整を行う必要があります。
たとえば、商品の売り手であるメーカーは高値での販売を希望し、買い手であるユーザーはできるだけ安く購入したいと考えているでしょう。商社営業は双方の利害が対立する中で、両者の期待に応える形で調整を行い、円滑な取引を実現しなければならないため、調整力や交渉力が必須です。
働く時間が読めない不規則な勤務スタイル
商社営業の勤務スタイルは、取引先とのやり取りや商談がメインのため、勤務時間が不規則になりがちです。深夜や早朝にWeb会議を行うこともあれば、休日に出張や取引先への接待を行う場合もあります。
働く時間帯や休暇の取得が予測しにくいため、健康管理や体力の維持には細心の注意が必要です。
頻繁な転勤や異動で生活が変わりやすい
商社は国内外に支店や事業拠点を持っている企業が多いため、転勤や異動が頻繁に発生する可能性があります。
特に営業職においては、全国や海外の拠点へ異動が伴うことが一般的です。そのため、商社で働く際は生活の拠点を固定することが難しく、転勤や異動に柔軟に対応する必要があります。
取引先と就業外のコミュニケーションが発生しやすい
商社では、取引先との良好な関係を築くために、業務時間外にも接待やゴルフコンペに参加するなどの付き合いが多く発生します。
社内外での信頼関係を構築するために、接待への参加を避けるのは難しいでしょう。プライベートの時間が削られることもあるため、バランスをとることが大切です。
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商社の仕事内容に向いている人
商社の仕事は、チャレンジ精神のある人や成長したいと考えている人に向いています。商社の仕事がどのような人に向いているか詳しく解説するので、参考にしてください。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーションが得意な人は、商社での仕事に向いています。
商社での業務では、顧客や取引先だけでなく、社内のメンバーや他部署との連携が不可欠です。営業や調整を行ううえで、関係者との円滑なコミュニケーションが求められます。多くの人や団体と関わりながらプロジェクトを進めることが多いため、意見をしっかりと伝える能力や、相手の意図を正確に理解する力が必要です。
信頼関係を築き、協力し合いながら業務を進めることが商社での成功に繋がります。
柔軟な対応ができる人
柔軟な対応が得意な人は、商社の仕事に向いているといえるでしょう。
商社では新しい商品や技術、原材料などの市場動向を敏感に捉え、ビジネスチャンスに変えていくことが求められます。迅速に情報を集め、適切な判断を下すためには、物事に柔軟に対応できることが重要です。
海外の取引先とのやり取りでは、文化や習慣の違いから誤解が生じることもあるため、相手の立場に立って考える力が求められます。困難な状況に直面したときも臨機応変に対応することで、ビジネスの課題を解決する能力を発揮できるでしょう。
チャレンジ精神がある人
商社の仕事内容は、チャレンジ精神のある人に向いています。前例のないプロジェクトを進めることも多く、初めての経験でも勇気を持って行動する必要があるからです。
また、海外企業との取引がある場合、海外出張や駐在など行ったことのない国で仕事を行うことも。経験したことないことでも勇気をもってチャレンジできる、前向きな性格の人は商社の仕事に向いているでしょう。
チャレンジ精神をアピールしようとしている就活生は、どのように自己PRを伝えればよいか勉強しておきましょう。チャレンジ精神のアピール方法を「チャレンジ精神を自己PRで伝えるコツは?例文23選と言い換え表現も解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。
成長意欲の高い人
商社の仕事は、成長する意思があり、自分から新しく学ぼうとする人に向いています。商社は常に情報収集を行い、新しいビジネスチャンスを逃さないことも大切だからです。
また、商社は商材に関する知識も重要。商材について詳しくないと顧客やビジネスチャンスを逃すこともあるため、勉強を継続することが成果につながります。受け身の姿勢でいるのではなく、自分から新しいことを学ぼうとする意欲のある人は、商社でも成果を出せるでしょう。
物事を最後までやり遂げられる人
商社はプロジェクトが長期化することも多いので、最後までやり遂げる力も重要です。また、商社は生産者とメーカーの間に入り、それぞれに利益があるように仲介をする仕事です。多くの人や企業が関わるため、責任をもって努力できるかどうかも大切でしょう。双方に利益をもたらせるように、中途半端な対応をせず、最後まで全力でやり遂げる能力が求められます。
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商社の仕事内容を知り内定獲得を目指すあなたへ
商社を目指す場合には、仕事内容を確認し、自分に合うか考えるのが大切です。総合商社か専門商社かによっても変わってくるので、企業研究を行い確認するようにしましょう。
また、商社は人気の業界であり、志望する就活生も多くいます。より就職活動を有利に進めるために、就職エージェントに相談してみましょう。
エージェントであれば、内定獲得に必要な書類選考や面接対策のサポートを受けられます。自分一人で悩むよりも、アドバイスを受けた方が成長も早いでしょう。
キャリアチケットでも就活生一人ひとりに合わせたサポートを実施。商社の内定を目指す就活生は、ぜひ相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。