このページのまとめ
- 信用金庫の志望動機を作るコツは、地域貢献のアピールを入れること
- 信用金庫の志望動機を作るためには、銀行との違いや業界の特徴を理解する
- 信用金庫の呼び方は「貴社」「御社」ではなく、「貴庫」「御庫」が正しい
「信用金庫に就職したいけど、自分の魅力を伝える志望動機を作れない」と悩んでいる就活生も多いでしょう。信用金庫の志望動機は、地域貢献への思いをアピールすることが大切です。また、志望動機の作成前に銀行と信用金庫の違いも理解しておきましょう。
この記事では、信用金庫の志望動機を作るコツや構成を例文6つとともに解説します。業界研究にも使える仕事内容や特徴、銀行との違いも紹介したので、ぜひ参考にしてください。
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- 信用金庫の志望動機では地域との関連性をアピールしよう
- 信用金庫と銀行の違い
- 信用金庫で働くメリット
- 信用金庫の志望動機を作る際の構成
- 最初に結論から示す
- 志望理由の根拠を示す
- 将来のビジョンを示す
- 再度結論で締める
- 信用金庫ではどんな仕事をする?業務内容や業界の特徴を解説
- 信用金庫の仕事内容
- 信用金庫業界の特徴
- 信用金庫の志望動機を作る6つのポイント
- 1.「なぜ信用金庫なのか」を伝える
- 2.信用金庫でどんな仕事がしたいかを示す
- 3.地域貢献を絡めてアピールする
- 4.地元以外の場合は地域との関連を示す
- 5.信用金庫で役立つ自分の能力を示す
- 6.信用金庫は「貴庫」「御庫」と呼ぶ
- 信用金庫で求められる人物の傾向
- 信用金庫のある地域に関心を持っている
- 誠実で真面目な性格をしている
- 簿記やファイナンシャルプランナーなどの資格がある
- コミュニケーション能力がある
- 論理的に考えられる
- 信用金庫の志望動機の例文
- 200文字で伝える場合の例文
- 400文字で伝える場合の例文
- 地元以外の信用金庫の例文
- インターンの志望動機の例文
- 信用金庫の志望動機で注意すべきNGの例文
- 会社の呼び方が適切でないNG例文
- ほとんどの信用金庫にあてはまるNG例文
- 信用金庫に好印象を与える志望動機で内定を獲得したいあなたへ
信用金庫の志望動機では地域との関連性をアピールしよう
信用金庫の志望動機を作成する際は、「自分と地域との関連性」をアピールしましょう。信用金庫は地域に根ざしたサービスの提供を行っており、「なぜこの地域の信用金庫を選んだか」が評価されるポイントの一つになります。
また、信用金庫は株式会社ではなく、地域の繁栄を目的とした金融機関です。信用金庫の利益ではなく、地域社会の利益を優先していることを意識する必要があります。
志望動機を作成する前に、志望する信用金庫の特性を調査しましょう。自分が信用金庫のある地域出身であれば、経験をもとにエピソードを作成できます。そうでない場合は、興味を持つきっかけや貢献したいと感じたエピソードを伝えられるよう準備することが大切です。
信用金庫と銀行の違い
評価される志望動機を書くために、信用金庫と銀行を区別しておきましょう。信用金庫ならではの特徴を理解しておくと、より良い志望動機が作成できます。基本的な信用金庫と銀行の違いは、次のとおりです。
区分 | 信用金庫 | 銀行 |
根拠法 | 信用金庫法 | 銀行法 |
設立目的 | 国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資する | 国民経済の健全な発展に資する |
組織 | 会員の出資による協同組織の非営利法人 | 株式会社組織の営利法人 |
会員資格 | ・地区内に住所または居所を有する者 ・地区内に事業所を有する者 ・地区内において勤労に従事する者 ・地区内に事業所を有する者の役員 ・地区内に転居することが確実と見込まれる者 <事業者の場合> ・従業員300人以下または資本金9億円以下の事業者 |
なし |
業務範囲 | ・預金は制限なし ・融資は原則として会員を対象とするが、制限つきで会員外貸出もできる(卒業生金融あり) |
制限なし |
信用金庫と銀行の大きな違いが組織体です。信用金庫の場合、地域に根付き、地域住民がお互いの利益を図る相互扶助を目的に設立しています。そのため、信用金庫は地域で集めた企業を、地域の企業や個人に還元するケースが一般的です。
一方で、銀行は株式会社であり、銀行が得た利益は株主に還元されます。また、融資先にも制限がなく、自由に融資可能です。信用金庫では、営業エリア内かつ資本金9億円以下、従業員数300名以下の中小企業や地域住民にしか融資できない点も大きな違いでしょう。
また、信用金庫の場合、地域貢献を目的に設立されているため店舗が設置できる地域が限られています。一方で、銀行にはエリアの制限がありません。たとえば、メガバンクと呼ばれる銀行は日本全国に支店を設置して営業しています。
このように、信用金庫と銀行では、設立目的や店舗のある地域が異なります。違いを理解して志望動機を書くようにしましょう。より詳しく信用金庫と銀行について知りたい就活生は、「信用金庫と銀行の違いとは?共通点や事業規模をご紹介」を参考にしてください。
信用金庫で働くメリット
信用金庫で働くメリットは、「地域に貢献できる」点です。信用金庫は地域貢献を目的に設立されており、地域住民や地元企業と密接に関わっています。
また、地元で働きたい、転勤をしたくない人にとって、転勤を伴う異動が少ないこともメリットに感じるでしょう。サービスを提供する範囲が限られているため、転勤を伴う異動は少ない傾向にあります。店舗異動の場合でも、引っ越しを行わずに済むケースが一般的です。
信用金庫について深く知るためには、銀行との違いを理解しておくことも大切になります。銀行のなかでも代表的なメガバンクについては、「10分で分かる金融業界(銀行編):3大メガバンクの特徴を徹底解説」の記事で紹介しているので、こちらを参考にしてください。
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信用金庫の志望動機を作る際の構成
信用金庫の志望動機で評価されるためには、分かりやすく伝わる構成が重要です。内容が伝わるように結論からスタートし、具体的なエピソードを交えて説得力のある内容を作りましょう。
ここでは、信用金庫の志望動機を作る際の構成を4つのステップで解説します。
最初に結論から示す
志望動機を伝える際は、最初に結論を伝えることが大切です。結論から伝えれば、そのあとの話の内容も伝わりやすくなります。
「私は信用金庫で働くことで~~を行い、~~として」と伝えるよりも、「信用金庫のある地元出身で、地域社会に貢献できると思って志望した」の方が簡潔で分かりやすいでしょう。
内容がいい志望動機も、伝わらなければ意味がありません。一番伝えたい内容を最初に示し、伝える内容のゴールが分かる構成を意識しましょう。
志望動機の書き始めについて知りたい就活生は、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」 も参考にしてください。
志望理由の根拠を示す
志望理由を伝えたあとは、なぜ志望しているのか、具体的なエピソードを使って伝えましょう。明確な理由を伝えることで、志望動機に説得力が増します。
エピソードを伝える際は、ありきたりなエピソードにならないように注意しましょう。調べた例文をそのまま使っても、ほかの就活生と違いがなく、アピールにはつながりません。
なぜ信用金庫を目指そうと思ったのか振り返り、オリジナルのエピソードで志望理由の根拠を伝えてください。
将来のビジョンを示す
入社後にどうしたいか、将来のビジョンを示すのも大切です。入行後に、「企業に対してどのように貢献できるか」、「どんな仕事をしたいか」などを伝えましょう。
ビジョンを示す際は、信用金庫ならではの内容が効果的です。どのような企業でも達成できる内容であれば、自社じゃなくてもいいと判断されてしまいます。企業研究を入念に行い、志望する信用金庫でしかできないビジョンを伝えましょう。
再度結論で締める
志望動機の最後は、再度結論を伝える必要があります。結論が一番大切な部分になるため、繰り返して印象に残るようにしましょう。
採用担当者は志望動機を聞くなかで、最初の言葉を忘れている場合もあります。再度結論を伝え、これまでの話の内容と合致していれば、志望動機に対する信頼性も上がるでしょう。
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信用金庫ではどんな仕事をする?業務内容や業界の特徴を解説
志望動機作成に向けて、信用金庫の特徴や仕事内容も理解しておくのが大切です。まず、信用金庫が属する金融業界には、資金を貸す側と借りる側が直接やり取りを行う「直接金融」と資金を貸す側と借りる側に仲介が入る「間接金融」の2つがあります。
信用金庫は、この2つのうち、間接金融に該当します。直接金融には証券会社、間接金融には信用金庫や銀行が該当するので、これらの金融期間との違いも調べておきましょう。
信用金庫の仕事内容
信用金庫の仕事内容は、「窓口業務」「事務業務」「融資業務」の3つにわけられます。それぞれの仕事内容を解説するので、信用金庫をより深く理解するための参考にしてください。
窓口業務
窓口業務は、窓口に来店した法人・個人への対応を行う仕事です。新規口座開設や入金・出金、振込、印鑑の変更などの業務内容があります。資産運用などの相談に乗ることもあるため、基本的な金融知識も習得する必要があるでしょう。
また、大規模な信用金庫では、1日に100人を超える来店者の対応をするケースも。金額を間違えると大きなトラブルにつながるので、正確かつスピーディーな業務を求められます。
事務業務
事務業務では、窓口業務の人が顧客と直接対応した結果発生する、現金や書類、伝票の事務処理を後方で行います。大量の事務処理を正確かつ迅速に行うことが重要です。
また、顧客からの質問やクレームなどの電話対応も行います。
融資業務
融資業務は融資を受けたい人の相談に応じ、申し込み手続きを行なったり、融資が可能かどうかの審査を行ったりします。審査では、「何のために融資を受けたいのか」「どうやって返済するのか」「融資を行う上で生じるリスクはあるか」などを判断するため、客観的な視点で数値や状況を判断できる力が重要です。
基本的には、信用金庫の仕事内容と銀行の仕事内容は変わりません。ただし、幅広い地域の顧客対応を行う銀行とは異なり、信用金庫の対応範囲は地元の住民や企業になります。銀行と比べて、より地域に根ざした仕事になるとイメージしておきましょう。
銀行の業務内容については、「銀行業務とは?主な仕事内容や銀行員に求められる5つのスキルを解説」の記事で解説しています。
信用金庫業界の特徴
信用金庫業界は、前述したように地域住民や民間企業を間接金融といった形でサポートする金融機関です。全国に支店を持つメガバンクより地域に根ざしているのが特徴で、メガバンクから融資を受けられない地元企業や、メガバンクのない地域など多くの住民を支えています。
また、マイナス金利により利益を生み出すことが難しくなったため、ビジネス領域を広げる信用金庫も増加しています。マイナス金利とは、2016年に導入された政策で、民間の金融機関が日本銀行に預けている預金金利をマイナスにすることです。
信用金庫が日本銀行にお金を預けると金利を払わなければならないため、住宅ローンや保険の取り扱いを増やして利益を得る必要があります。信用金庫を志望するなら、このように金融業界全体のトピックやトレンド、金融商品の知識をしっかりと頭に入れておく必要があります。
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信用金庫の志望動機を作る6つのポイント
信用金庫の志望動機を作る際は、信用金庫ならではの特徴を意識するのが大切です。ここでは、信用金庫の志望動機を作成するために必要な、6つのポイントを解説します。
1.「なぜ信用金庫なのか」を伝える
「なぜ信用金庫なのか」を伝えると、採用担当者からの評価を受けやすくなります。ほかの金融業界と比較し、なぜ選んだかを整理しておきましょう。
特に注目される点が、銀行との違いです。同じ金融業界にあたる銀行やメガバンクではなく、信用金庫だからこその理由が聞かれます。
銀行などとの違いを理解して志望動機を作るためには、企業研究が欠かせません。企業研究を入念に行ってから、志望動機を考えるようにしましょう。企業研究をまだ行っていない就活生は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。
2.信用金庫でどんな仕事がしたいかを示す
信用金庫に就職し、どのような仕事をしたいかを伝えましょう。具体的に行いたい仕事を伝えておくと、将来のビジョンを見据えていると評価してもらえます。
志望動機を伝える場面では、入社したい理由だけを伝えてしまい、具体的に何をしたかが伝わらない就活生もいます。志望する理由だけではなく、具体的に携わりたい仕事や、どのように活躍できるかも伝えるようにしてください。
仕事内容について調べたい場合は、業界研究も実施しましょう。信用金庫だけではなく、金融業界全体について調べておくと、業務への理解がより深まります。
業界研究の進め方に迷う就活生は、「業界分析とは?目的や正しい方法を解説!」の記事も参考にしてください。金融業界だけではなく、ほかの業界についても分析を行い、金融業界との関連性や違いを明確にすると業界理解が深まります。
3.地域貢献を絡めてアピールする
信用金庫の特徴は、地域貢献を絡めてアピールしやすい点です。全国展開できる銀行と違い、信用金庫は地域密着型で運営しています。
もし、地域貢献に関心を持っていない場合、「なぜ銀行ではなく信用金庫なのですか?」と聞かれたときに困ってしまうかもしれません。また、地域貢献ができるならどの地域でも問題ないと伝えてしまうと、マイナスの評価になるでしょう。
自分が住んでいる地域や故郷の信用金庫であれば、地域貢献への思いを伝えやすくなります。具体的なエピソードも考えやすくなるため、地元愛を前面にアピールしてもいいでしょう。
4.地元以外の場合は地域との関連を示す
地元以外の信用金庫を志望する場合、地域との関連を示してみてください。生まれ育った地域でなくても、信用金庫での内定は獲得できます。
特に、「なぜその地域を選んだのか」は必ず伝えるようにしてください。関連がない地域を選ぶと、採用担当者は「ほかの地域でもいいのではないか」と考えてしまうからです。また、その地域の信用金庫で働いた結果、自分がどのように貢献できるかもあわせて伝えましょう。
5.信用金庫で役立つ自分の能力を示す
志望動機では、自分の能力を伝えることで実際に信用金庫で働いているイメージを持ってもらいやすくなります。
たとえば、細かい作業が得意で几帳面という強みがある就活生は、信用金庫の金銭を取り扱い徹底した管理が必要になる仕事で役に立つイメージを持ってもらえるでしょう。コミュニケーション能力や共感能力も、窓口業務でさまざまな状況のお客さまの対応に当たる信用金庫では良いアピール材料になります。
このように、自分の能力の中で信用金庫で役立つ力を棚卸しして伝えることが大切です。
6.信用金庫は「貴庫」「御庫」と呼ぶ
信用金庫の場合、一般企業と敬称が変わるため注意してください。信用金庫は、「貴庫」または「御庫」と呼びます。
履歴書やエントリーシートに書く場合は、「貴庫」を使いましょう。面接などで話す場合には、「御庫」を使います。一般的な「貴社」「御社」と区別するのは基本なので、間違って使用するとそれだけでマイナス印象につながる可能性があります。
就活でよく使う「貴社」「貴庫」など企業の敬称については「貴社とは?御社や御中など使い分けに注意すべき企業への敬称を解説」の記事で詳しく解説しているのでチェックしておいてください。
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信用金庫で求められる人物の傾向
就活では、採用担当者や面接官に評価される志望動機を作るために、企業が求める人材を理解してアピールを行いましょう。
ここでは、信用金庫に求められる人材の特徴を紹介するので、自分にあてはまる特徴があれば、ぜひ志望動機に取り入れてみてください。
信用金庫のある地域に関心を持っている
信用金庫のある地域に関心を持っている人材は、信用金庫での勤務に向いています。信用金庫は地域密着型であり、利益よりも地域住民や地元企業の支援を目的にしているためです。
「自分の地元の信用金庫に勤務して地元に恩返しがしたい」「その地域の文化や遺産が好きでそれを守っていきたい」など、地域への関心がある人は積極的に志望動機に取り入れるとよいでしょう。
反対に、広い地域で活躍したい場合には、信用金庫への勤務は向いていないと考えられます。信用金庫を志望する人は、自分がその地域への関心があるか確認してください。
誠実で真面目な性格をしている
信用金庫はお金を扱う業務が基本になるため、誠実さや真面目さが評価されます。真剣に対応できる人物ほどお客さまからの信頼を得やすく、相談もしてもらいやすくなるでしょう。
また、お客さまの年齢層や職業は幅広く、どのような方であっても誠実に対応できるかどうかも大切です。一人ひとりに対して真摯に対応し、信頼を勝ち取れる真面目な人物が評価される傾向にあります。
簿記やファイナンシャルプランナーなどの資格がある
金融業界で評価される「簿記」「ファイナンシャルプランナー」などの資格も評価されます。どの信用金庫でも評価されやすいので、取得しておくと良いでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていれば、お客さまの資産形成やライフプランなどに対して、より詳しくアドバイスができるようになります。自分の知識を客観的に証明できるので、資格取得はおすすめです。
コミュニケーション能力がある
地域住民と密接に関わるため、コミュニケーション能力のある就活生が求められる傾向にあります。信用金庫では、一人ひとりのニーズを聞き出し、適切な提案やサポートの実施が求められます。
コミュニケーション能力があると、「相談しやすい」「話をするハードルが低い」と思われて、頼ってもらいやすくなるでしょう。地域に受け入れてもらえる親しみやすさを持っていることも信用金庫への勤務では重要です。
コミュニケーション能力をアピールしたい就活生には、「自己PRでコミュニケーション力を使いたい!新卒の評価ポイントと例文紹介」の記事がおすすめです。アピールのコツを知り、ほかの就活生と差別化できるように準備しておきましょう。
論理的に考えられる
信用金庫は、融資など資金を動かす仕事のため論理的に考える力も求められます。情に流されるのではなく、論理的に冷静に判断しなければなりません。
たとえば、業務で融資を行う場合には、誰にでも融資をするのではなく相談者の状況や事業計画に基づき、融資をしても問題ないか判断する論理的な思考が必要です。仮に融資できないと決まった場合、相手にそれを論理的に根拠を提示して説明することができなければ納得してもらえません。
お金が関わる仕事だからこそ、誰もが納得できるように論理的に考えて伝えられる人が向いています。
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信用金庫の志望動機の例文
志望動機作成に向けて、参考になる例文を紹介します。
200文字で伝える場合の例文
私が貴庫を志望する理由は、地元を支える力になりたいと考えたからです。
貴庫の説明会に参加した際に、信用金庫の力で地元企業が支えられていると知りました。地元のさらなる発展を目指すために、地域貢献を掲げる貴庫で働きたいと考えています。
育ててもらった地元に還元できるように、大学では地方経済に関して学び、地域の活性化に関して研究をしました。大学で学んだ知識を活かし、貴庫で貢献できるように努力いたします。
400文字で伝える場合の例文
私は、地域に恩返しできる仕事をしたいと考え、貴庫を志望しました。
この地域には大学進学を機に暮らし始めましたが、最初は戸惑うことが多く、大学を卒業したら生まれ育った東京に戻ろうと考えていました。
しかし、毎年開催されるお祭りに参加し、活気に満ちた地域の姿を見たことをきっかけに、意識が変わりました。商店街の閉鎖や過疎化が地方で相次ぐなか、この地域で暮らす人や商店街は互いに支え合い、生き生きとしており、これこそ私が理想とする地域の在り方だと感じました。
その後、地域についての知識を深めるうちに、地域経済を支える貴庫での仕事に興味を持つようになりました。特に、「人と地域、互いを豊かに」を掲げる貴庫の経営理念に共感しております。
在学中に取得したファイナンシャルプランナーの知識を活かし、地域の人々に寄り添いながら、貴庫にて地域活性化に貢献したいと考えています。
地元以外の信用金庫の例文
私が貴庫を志望する理由は、地域の子どもたちへの社会貢献活動に感銘を受けたからです。
私は、大学生のころ、△△区の子どもを対象としたボランティアサークルに入っていました。そこで、貴庫がこども金融講座を開催していることを知りました。
講座は大変分かりやすく、子どももしっかりと理解できるよう教えてくれました。
大学時代にお世話になった△△区の子どもたちに貢献しつつ、住民や中小企業の支えになるような人材として、貴庫で活躍したいと考えております。
インターンの志望動機の例文
私は、野球の活動でお世話になった貴庫で働きたく、今回のインターンへの参加を希望します。
私は、△△市の野球チームに所属しています。試合になると、地域の方々が毎回応援に来てくださり、パワーを頂きました。そのため、社会人になったら、△△市の地域の方々の助けになるような仕事に就きたいと考えています。
野球チームでは、メンバーと部長の架け橋となるようなコミュニケーションを取り、チーム全体の活性化に努めました。貴庫でも、人と中小企業の架け橋となるような存在となり、△△市に貢献できるよう努めます。
志望動機は履歴書やエントリーシートだけではなく、面接でも伝える機会があります。面接で志望動機を伝えるポイントについては、「志望動機を面接でうまく伝えたい!ポイントを例文付きで解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
内容はもちろん、話し方や仕草など、アピールするために気をつけるポイントがあるので確認しておきましょう。
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信用金庫の志望動機で注意すべきNGの例文
ここからは、信用金庫の志望動機のNG例文を紹介します。信用金庫の呼び方や内容に気を付け、志望動機を作成しましょう。
会社の呼び方が適切でないNG例文
私が御社を志望する理由は、△△ビーチとそこにいる海洋生物を守るための取り組みに共感したからです。私は、小学生のころからサーフィンを行っており、大学では大会に出場しました。
△△ビーチには大変お世話になり、御社の取り組みも拝見しておりました。サーフィンで培った粘り強さを活かして、御社の一員として活躍していきます。
上記のNG例文は、信用金庫の呼び方を間違えています。信用金庫の呼び方は、前述したように文章に書く際は「貴庫」、口頭で伝える場合は「御庫」。一般企業は「貴社」「御社」と呼ぶため、信用金庫に応募する際は意識して呼び方を変えましょう。
ほとんどの信用金庫にあてはまるNG例文
私が貴庫を志望する理由は、信用金庫が長く安定して働ける仕事だからです。地元で育ったこともあり、住み慣れた環境で働きたいと考えているのも志望理由になります。
大学ではボランティア活動に注力し、リーダーとして多くの部員をまとめるリーダーシップを発揮しました。貴庫でもこれまでに学んだ知識と経験を活かして、地域社会に貢献できると考えています。
上記の例文がNGになる理由は、「信用金庫が長く安定して働ける仕事」と伝えてしまっているからです。採用担当や面接官からすると、「自社である必要はない」「志望度が低そう」と考えてしまいます。
また、リーダーシップをアピールする部分は、信用金庫の業務や特徴との関連がありません。志望動機で自分の長所をアピールする場合は、業務に関連する内容を伝え、長所をどのように活かせるかまで伝えるようにしてください。
志望動機における良くない表現やNGワードについては、「志望動機のNGワード使っていない?ダメな例文と改善例を解説」の記事でも紹介しています。気づかずに評価を下げてしまう場合もあるので、ぜひ読んでおいてください。
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信用金庫に好印象を与える志望動機で内定を獲得したいあなたへ
信用金庫の志望動機は、地域との関連性をアピールし、地域貢献を希望する旨を伝えるといいでしょう。最初に志望理由を伝え、その後に理由を裏付ける具体的なエピソードを盛り込みましょう。志望する信用金庫ならではの取り組みや地域の特徴を挙げると、説得力のある志望動機が完成します。
一方で、「信用金庫に就職できるか不安」「志望動機に書く内容が思いつかない」と悩んでいる方も多いでしょう。そのような就活生は、就活エージェント「キャリアチケット」にご相談ください。
キャリアチケットでは、採用担当者に好印象を与える志望動機の作成をサポートし、内定を獲得するための面接対策を実施しています。面接のよくある質問を準備するための自己分析や業界研究のお手伝いも行い、就活を徹底的にサポートします。
自分の価値観にあった信用金庫からの内定獲得をしたい就活生は、お気軽にキャリアチケットに相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。