就活とバイトは両立できる?やめずに就職を成功させるためのコツを解説

このページのまとめ

  • 就活とバイトを両立するには、スケジュール管理や体調管理が大事
  • 就活の日とバイトの日を分けるとトラブルを回避しやすい
  • 土日や夜間にバイトのシフトを入れると就活の予定と被りにくい

就活とバイトは両立できる?やめずに就職を成功させるためのコツを解説のイメージ

「就活中もバイトをしたいけれど、両立できるか心配」と悩んでいる学生もいるでしょう。「就活に専念したいけどお金も必要だから続けたい」と思う人が多いようです。

この記事では、就活とバイトを両立するメリット・デメリット、就活にかかる費用の目安や、両立を成功させるためのヒントなどを紹介します。

就活中におすすめのバイト先についても取り上げているので、新たにバイトを始めたい人も参考にしてください。

就活の効率の良い進め方について知りたい方は、「就活は何から始める?基本の進め方や効率良く終わらせるためのコツが分かる!」も参考にしてください。

効率的な就活の進め方について相談したい

   
目 次

就活とバイトを両立している人は多くいる!ただし周囲の理解も必須

就活中もアルバイトをするかどうかは人によって異なり、就活の開始に伴って辞める人もいれば、新たに始める人もいます。就活中一切アルバイトをしない人よりも、就活との両立を図る人の方が多数派といえるでしょう。

就活前にアルバイトを辞める理由として挙げられるのが、「就活に集中したいから」「シフトを減らしての勤務が難しかったから」などです。一方で、就活が始まってからも続ける理由には、「就活資金を確保したいから」「就活と両立できるようシフトを配慮してもらえたから」などがあります。

就活中もアルバイトをする学生の場合、就活前と同じ職場で仕事をする人が多いようです。同じ職場でアルバイトをする理由として、「すでに信頼関係を築けているので、就活との両立を応援してもらえるから」「新しいバイトで一から仕事を覚えるのは大変だから」などが挙げられます。

上記のことから、就活とアルバイトの両立は可能で、多くの学生が学費や生活費、就活に必要な資金のために継続している人が多いといえます。しかし、シフトの融通を利かせてもらえたり、就活に理解があったりするアルバイト先の方が、就活とアルバイトを両立しやすいでしょう。

「就活中のアルバイトをどれくらいのペースで行えばよいか」「就職活動にかかる金額はどのくらいか」を考慮することが大切です。

就活にかかる費用については「就活中にお金はどのくらいかかる?内訳や出費をおさえる節約方法も紹介」を参考にしてください。

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バイトが就活で有利になる!

新卒採用では基本的に未経験が前提となっており、アルバイト経験の有無が選考に大きな影響を与えるとはいえないでしょう。ただし、自分のアルバイトを通じて学んだことが選考で評価され、有利になるケースもあります。特に、以下のようなアルバイトは就活でアピール材料になるでしょう。

・ビジネスマナーが身につくアルバイト
・接客経験が積めるアルバイト
・創意工夫が求められるアルバイト

アルバイトは就活にプラスになる可能性がある反面、工夫して両立しないと面接や選考の妨げになることもあります。就活時期に自分が使える時間や体力、経済状態などをよく考えて判断しましょう。

とはいっても、「アルバイトを辞められない」「諸事情により続けざるを得ない」といった学生も少なくないはず。就活を優先させながら、アルバイトも継続できる自分なりの方法を見つけることが重要です。

就職活動では、自分のアルバイトを、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として活用する学生は多くいます。就活時期に並行してアルバイトを行うことで、自分の強みとしてアピールするエピソードが生まれるでしょう。

学生時代に力を入れたことでアルバイト経験をアピールしたい方は、「ガクチカでアルバイト経験をアピールする方法は?仕事別に例文も解説」も参考にしてください。

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就活にかかるお金は約8万円

「就活時はお金がかかると聞いたけれど、実際にどれくらいの資金が必要なんだろう」と疑問に思う人もいるでしょう。

就職みらい研究所の調査」によると、2024年卒の学生が2023年6月の時点で就活全体にかかった平均金額は、82,905円でした。2023年卒から7,660円増加しています。これは、コロナ禍に比べ対面での選考機会が増加したためと考えられます。

参照元
就職みらい研究所
【2024年卒 就職活動TOPIC】就職活動の費用は増加傾向 対面での選考増加が影響

就活時期にかかる金額の平均82,905円から計算すると、就職活動全体で約10万円ほどの資金があれば安心といえそうです。就活にかかる主な費用としては、下記のようなものが挙げられるでしょう。

・スーツ、靴、カバンなどの購入費
・交通費
・移動中の食費
・証明写真代
・書籍や文具などの購入費

就活の際は、自分の身だしなみを整えるにも、お金と時間がかかります。シャツやインナーは複数用意する必要がありますし、汗対策のグッズやメイク道具などを購入することも。清潔感を保つために定期的にヘアカットに行くための費用も見込んでおきましょう。

また、遠方で就活する場合は交通費が高くなり、宿泊代もかかります。就活が長引くと、予想以上に多くの費用が発生することもあるでしょう。アルバイトを辞めずに両立させたり、他に費用を捻出する方法を探すなどの工夫が重要です。

就活時期にアルバイト以外で費用を捻出する方法については、「就活でお金がかかりすぎる!平均費用やお金の捻出方法を紹介」を参考にしてください。

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就活中にバイトするメリット

就活中にアルバイトをすると、選考や面接で使う資金が得られる以外にもいくつかのメリットがあります。以下で詳しく紹介したので、1つずつ確認していきましょう。

経済的な不安が減る

アルバイトをすることによりお金の面での不安が減り、就活に前向きになれるケースもあります。就活資金が少なくなると「交通費がかかるし、遠方企業の面接はやめておこうかな…」と悩むこともあるでしょう。

アルバイトで稼いで経済的に安定すると、お金が理由で応募を諦めることも少なくなり、より多くの面接や選考に挑める可能性があります。

就活の息抜きになる

就活ではストレスを感じる場面も多いので、アルバイトを楽しめる人は息抜きになるでしょう。職場のスタッフと話すと気分転換になることもあります。

面接でうまくいかずに落ち込んだときも、アルバイトをしている時間がリフレッシュになり、モチベーションを保てることも。面接や選考の結果を待つ時間は落ち着かないものですが、アルバイトをしている時間は忘れられることもあります。

バイト経験が就活に役立つ

アルバイトで挨拶や敬語が身に付くと、面接で緊張しても言葉遣いで失敗することは少ないと予想されます。

また、アルバイト先では、先輩や同僚と協力して作業を進めたり、情報共有したりする機会があるため、チームで成し遂げた経験を面接でアピールできます。自己PRや学生時代に力を入れたエピソードにも使えるので、就活に役立つでしょう。

就活でアルバイトの経験を活かす方法が知りたい学生は「自己PRでバイト経験をアピールするには?説得力のある文の作り方」を参考にしてください。

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就活中にバイトをするデメリット

就活中にアルバイトをする場合、下記のようなデメリットもあります。両立を検討する場合は、デメリットも理解したうえで対策を考えておきましょう。

スケジュール管理が大変になる

就活の日程や時間を考慮してアルバイトのシフトを調整することになるので、スケジュール管理が大変になるでしょう。就活中は、エントリーの締切や会社説明会の開催日や時間を企業ごとに把握し、面接の予定なども随時入れる必要があります。

アルバイトのシフトを入れる場合は、綿密な計画が不可欠です。

就活に使える時間が減る

アルバイトに自分が自由に使える時間を取られることにより、選考の準備が十分にできなくなる可能性もあります。

就活時期は、企業を訪問しない日も応募書類の作成や面接練習などに追われ、アルバイトをしている時間や自分の時間が惜しくなることも。アルバイトで資金は確保できても、就活にかけられる時間は減りやすいということを念頭に置いておきましょう。

体力を消耗する

忙しい就活に並行してアルバイトをすると、短時間に多くの体力を消耗し、疲れが溜まりやすくなることも考えられます。

疲れによって体調を崩すと、就活にもアルバイトにも支障が出てしまうでしょう。就活とアルバイトを両立するには、休養の時間を意識的に設けることが大切です。

バイトの仕事に集中できないことがある

就活の疲れや不安から、アルバイトの仕事に集中できなくなることもあるでしょう。「就活が上手くいかないのにバイトをしていて良いのか…」と焦ってしまう可能性もあります。

アルバイト先で作業に集中できず、先輩から注意されてしまったというケースもあるようです。

就活において、アルバイトの両立はメリットだけでなく、当然デメリットも存在します。デメリットも知ったうえで、面接や選考を進めるための自分に合う方法を見つけてください。

アルバイトと就活を両立して乗り越えたい方は、「就活が大変な原因って?大変な時期を乗り越える方法を解説」を参考にしてください。

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就活とバイトを両立した際の失敗談

実際に就活とアルバイトを両立した人はどんなことに困っていたのでしょうか。両立する際の心構えのために、先輩の失敗談を見てみましょう。

・企業から電話があったが、バイト中で気付かなかった
・面接日と勤務日が重なってしまい、バイト先に迷惑をかけた
・面接が長引き、バイトに遅刻してしまった
・深夜にバイトをしたことにより、翌日の面接で実力を発揮できなかった

上記の失敗例を見ると、トラブルが起きやすくなるのはスケジュール管理が上手くできていないときだと考えられます。

応募先企業からの電話にすぐ出られない場合、企業の担当者に何度も電話をする手間を掛けさせてしまうことも。日程調整の電話では、先に電話がつながった就活生が優先される可能性があることも否定できません。

面接の時間と勤務時間が重なると、シフト変更でほかのスタッフに負担をかけてしまいます。急なシフト変更や遅刻を繰り返した場合、自分の信頼を失ってしまう可能性もあるでしょう。

また、深夜のアルバイトにより、睡眠不足で就活に集中できなかったり、体調が悪くなったりする恐れもあります。体調管理にも気を配りながらスケジュールを組むことが必要です。

就活に失敗はつきもの。失敗談に目を通し、「自分は気を付けよう」と就活に役立てることもおすすめです。

就活の失敗談については、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」を参考にしてください。

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就活とバイトを上手く両立する3つのヒント

「就活とバイトを両立するのは難しそうだけど、資金確保のために何とか成功させたい…」という方に向けて、両立のためのヒントを3つ紹介します。就活とアルバイトを両立させるためには、時間の使い方が重要です。

以下のヒントを参考にしつつ、自分自身の状況に合わせて実践してください。

1.バイトの頻度を週2日程度に抑える

アルバイトの頻度は、週2〜3回以内に留めておくのが理想です。就活期間中は就活を第一に考え、アルバイトで無理をしないことがポイント。仕事をする時間だけでなく、食事や睡眠の時間を確保できるように調整することが大切です。

現在アルバイトをしている人は、まず職場に就活について相談してみることをおすすめします。「就活準備のためにシフトを週2回にしたい」と事情を話したうえで希望を述べれば、理解を得やすくなるでしょう。

応募書類の提出が重なる時期はシフトを少なめに提出し、時期によって働き方を変える方法もあります。

2.就活の日とバイトの日を分ける

就活で企業を訪問する日はアルバイトのシフトを入れないようにすると、遅刻などのトラブルが起こりにくくなるでしょう。また、気持ちの切り替えもしやすくなるので、就活にもアルバイトにも集中できる環境が作れます。

3.土日や夜間にバイトのシフトを入れる

基本的に土日や夜間は企業を訪問する予定(面接や説明会)が入りにくく、アルバイトで仕事をする時間を作るのに適しているといえます。また、土日や夜間は企業から電話が来ることも少ないため、電話に出られなくて企業に迷惑を掛ける可能性は低いでしょう。

ただし、睡眠リズムが乱れる夜間の長時間シフトなどは避け、自分の体に負担を掛け過ぎないことが大切です。

就活とアルバイトの両立が難しいと感じたら「就活が大変すぎると感じたらどうすればいい?乗り越えるコツを解説」を参考に、乗り越えるポイントを抑えましょう。

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就活中におすすめのバイト先

「就活とバイトを両立したいが、シフト調節が難しい」「就活に向けて新たにバイトを探したい」という学生も多いでしょう。

以下では、就活中におすすめのアルバイト先を紹介します。

1.短期間や単発のバイト

短期間に集中して稼げるアルバイトは、就活の時期とアルバイトの時期をしっかりと分けられます。「就職活動に時間をすべて使いたい」という方には、短期間のアルバイトがおすすめです。

また、前日に申し込み可能な単発のアルバイトなら、急に就活の予定が入る時期も気兼ねなく仕事ができるでしょう。短期間に集中できるアルバイトや単発のアルバイトの一例は、以下にまとめました。

・イベントの準備・案内
・倉庫内での軽作業
・リゾートバイト(スキー場スタッフや観光地のホテルスタッフなど)
・海の家やビアガーデン
・クリスマス限定のバイト
・引っ越しのスタッフ
・プールの監視員

学生の都合に合わせて採用してくれる企業もあるため、自分に合うアルバイトを探してみてください。自分のキャパシティに合わせてアルバイト先を決めると、就活を乗り切るための手段の1つになるでしょう。

2.シフトの融通が利くバイト

就活時期には、自分の好きな時間や曜日にシフトを入れられるアルバイトを選ぶと安心でしょう。特に、週ごとにシフトを組んでもらえるようなアルバイトはスケジュール調整がしやすいのでおすすめです。

土日や夜間だけのシフトを選べるアルバイトも、就活の予定と被りにくいので、仕事を入れやすいでしょう。

3.バイトスタッフが多い職場

アルバイトスタッフが多い職場は、急なシフト変更があってもフォローしてもらえる可能性が高いので心強いでしょう。また、他にも学生がいる場合は、就活に対する理解が得られるケースも多いです。

普段からほかのスタッフや学生と協力することを心掛け、良好な関係を保っておくことがポイントです。

4.志望する仕事と関連するバイト

志望する業界でのアルバイトや志望職種の仕事に近いアルバイトは、就活に好影響を与えると考えられます。

アルバイトを続ける中で、希望する仕事に関する理解が深まったり、自分の目標が見つかったりすることもあるでしょう。アルバイトを通じて気付いたことを自己PRや志望動機に盛り込むことも可能です。

アルバイトの経験は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や自己PRなどさまざまな場面で役に立ちます。アルバイトで培った経験や失敗から学んだことを、自分の履歴書やエントリーシートで上手にアピールしましょう。

エントリーシートでアルバイト経験をアピールしたい方は、「アルバイト経験をESでアピールする方法!文字数ごとの例文とともに解説」を参考に参考にしてください。

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就活は節約しながらバイトと両立する

就活にかかる費用を上手に節約できると、アルバイトに入る回数を減らして就活に充てる時間を確保できるかもしれません。

まず、説明会や面接などを可能な限り同じ日にまとめましょう。選考で動く日をまとめることで、スケジュールを管理・工夫して交通費や宿泊費を節約できます。

そして、移動手段も飛行機や新幹線の利用は控え、夜行バスやフェリーなど交通費を節約できる方法を考えてみてください。また宿泊施設はホテルだけでなく、カプセルホテルや民泊など費用を抑えられる場所を検討しましょう。

他にも、宿泊については友人や親戚の家に泊まらせてもらうなど周囲の人の協力を得たり、食費に関しては、自分でお弁当を持参したりするなど、就活費用の節約により、アルバイトとの両立もうまくいく可能性があります。

就活における節約方法に関しては、「地方の学生が就活を東京で行うには?必要な費用や実施時の注意点を解説」も参考にしてください。

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就活とバイトのどちらも充実させたいあなたへ

「就活とバイトどっちも頑張りたい」「就活のために仕事をしてお金を稼ぎたい」と考える学生は多いはずです。就活とアルバイトを両立しながら進めていくには、企業選びや履歴書・エントリーシート作成などを効率的にこなしていけるかが、重要な鍵になるでしょう。

そのようなときは、就活エージェントをうまく活用することで、就活での悩みをスピーディに解決でき、アルバイトを継続しながらでも内定獲得を目指せます。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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