なぜ働きたくないのか?働きたくないと感じる理由と対処法を徹底解説

このページのまとめ

  • やりたいことがわからない、週5日働くのが大変など、様々な働きたくない理由がある
  • 働きたくないときは、やりたいことや将来の目標を考える
  • 働きたくなくても、新卒入社のために就活をするべき

なぜ働きたくないのか?働きたくないと感じる理由と対処法を徹底解説のイメージ

「なぜ働きたくないのか」と感じる就活生もいるでしょう。明確な理由が分からず働きたくないという人は、まず自分が働きたくない理由を明確にすることが大切です。

そして、働きたくないという人は、休日にやりたいことや将来の夢を考えるとよいでしょう。

この記事では、働きたくないと感じる理由や対処法を解説しています。ぜひ参考にしてください。

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目 次

なぜ働きたくないのか?働きたくないと感じる8の理由

働きたくない背景には、「自由な時間が欲しい」「仕事が嫌だ」などの理由があります。働きたくない気持ちに対処するためにも、まずは働きたくない理由を知りましょう。

ここでは、働きたくないと感じる場合によくある10の理由を紹介するので、自分があてはまるかどうか考えてみてください。

週5日働くのが大変そうだから

週5日、1日約8時間という仕事の時間の長さは働きたくないと感じる理由のひとつです。学生は自由な時間を比較的多く取れますが、社会人になるとそうはいきません。

残業時間が長い場合や休日出勤がある場合には、週40時間以上働く人もいます。朝起きて仕事に行き、残業して帰って眠る。平日に趣味や遊びの時間はほとんど取れなくなってしまうでしょう。

1日の大半を仕事に費やすことに不安を感じて、働きたくないと感じている可能性が高いです。

自由な時間が欲しいから

大学生の場合、学業とアルバイトをしていても自由時間は確保できる人が多くいました。しかし、正社員となり仕事をするとなると、自分のために使える時間は減ってしまいます。今のまま自由に時間が使えるほうがよいと考えると、働きたくないと思ってしまうのです。

体力的につらそうだから

体力的につらそうな仕事が多そうなことも、働きたくない理由として挙げられます。朝出勤し、仕事をし、帰ってきたら寝るだけの生活は大変に感じるでしょう。

企業によっては残業が発生して定時には帰れないことも。体力的に耐えられそうか心配になり、働きたくないと思ってしまうでしょう。

やりたい仕事や向いている仕事がわからないから

やりたい仕事や向いている仕事がわからないことも、働きたくないと感じる原因です。やりたい仕事がわからないと自分の将来像にポジティブなイメージがもてず、就活へのモチベーションも上がらないでしょう。

「やりたくない仕事をするのは嫌だ」「向いていない仕事に就いて成果が出なかったらどうしよう」と漠然とした不安を抱く人もいるはずです。また、向いている仕事が分からないままだと、仕事で大変な思いをしたり、早期退職になったりする可能性もあります。

給料が見合っていないと感じるから

給料が社会人の仕事に見合っていないと感じるのも、働きたくないと感じる理由でしょう。週5日働いても、初任給は20万程度の場合が一般的です。

時給換算すると、学生時代のアルバイトと大差がなく、あえて正社員になる意味が分からなくなるかもしれません。給料が理由で働きたくないという人は「給料ばかりを気にして就活していると上手く行かない?」も参考にしてください。

大人が楽しそうに働いていないから

楽しそうに働いている大人が周囲にあまりいないのも、働きたくなくなる理由です。電車で見かける大人がいつも疲れた顔をしていたり、家族がいつも仕事の愚痴ばかり言っていたりするかもしれません。

そのような状況だと「自分も同じように疲れるのはいやだ」「仕事は悪いものだ」と感じて働きたくなくなるのも当然でしょう。

しかし、世の中には楽しく仕事をしている人も多くいます。楽しく働いている人と出会えれば「自分も働いて活躍したい」「あの人のように楽しく働きたい」と感じられるでしょう。

お金を稼ぎたいという思いがないから

そもそもお金を稼ぎたいという思いがないと、働くことへのモチベーションはどんどん低くなります。お金を稼げなくても、楽に働けるなら就職せずフリーターでもいいと考える就活生もいるでしょう。

お金を稼ぐことへのモチベーションは、働く意欲に直結します。「お金を稼ぎたい」という思いをもつためには、旅行や車の購入などお金があるとできることや老後の資金を貯める必要性を考えるとよいでしょう。

仕事で失敗しそうだから

仕事での失敗が怖くて、働きたくない人もいます。仕事はいつもうまくいくわけではなく、失敗したときは精神的につらくなるでしょう。

また、失敗して怒られることを恐れる人もいます。仕事に対して自信がもてないと、働きたくないと考えやすくなるのです。

責任をもつのが嫌だから

アルバイトと違って責任が増えるため、仕事をしたくない人もいます。責任感に耐えきれず、不安を感じ、正社員を嫌がる人もいるでしょう。

正社員になるとアルバイトよりも裁量が増え、自分で決断すべき場面も出てきます。アルバイトのほうが楽だと感じ、正社員で仕事をするのが嫌だと感じてしまうのです。

働く意味がわからないから

働く意味が見いだせず、働きたくない人もいます。目標も目的もなければ、仕事へのモチベーションはあがらないでしょう。

キャリアチケットの「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」によると、25卒学生が企業を選ぶポイントの2位が給与で16%、4位が福利厚生で12%でした。「何のために働くか」よりも、給料や福利厚生などの条件を優先している学生もいます。

25卒学生が企業を選ぶポイントのイメージ

引用元:キャリアチケット「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査

「お金を稼ぎたい」「休みが欲しい」などの理由で企業を選ぶと、働く意味がわからなくなります。その結果、「仕事が嫌だ」「働きたくない」と感じるようになってしまうのです。

参照元
キャリアチケット
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働きたくないと感じるときの対処法

働きたくないと感じたら、休日にやりたいことや将来の夢を考えてみましょう。ここでは、働きたくないと感じる時にやりたい3つのことを紹介します。

休日にやりたいことを考える

働きたくないと感じるときには、就職したあと休日にやりたいことを考えましょう。就職してお金を稼げば、休日にできることの幅は学生と比べてグッと広がります。

たとえば、キャンプが趣味の人は道具にこだわるようになったり、旅行が好きな人は学生のころよりも旅行に行ける頻度が上がったりと、働くことはあなたの人生の選択肢を豊かにしてくれるでしょう。

週5日働いた後の趣味ややりたいことの時間であれば、満足度はさらに高まるはずです。

将来の夢や目標を明確にする

働きたくないと感じるときには、就活と無理やり紐付けずに将来の夢や目標を明確にしましょう。将来の夢や目標が明確になれば、働くことへのモチベーションが高まり、就活にも前向きに取り組めるようになります。

将来の夢や目標を見つけるためには、改めて自己分析をしてみるのがおすすめです。自己分析のやり方は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」も参考にしてください。

先輩や友人に相談する

働きたくないと感じるときには、先輩や友人に相談してみましょう。先輩や友人に相談すると、みんな同じ思いを抱えながらも頑張っていることがわかるかもしれません。

「働きたくないと思って就活をしていたけど、社会人になったらやりがいがあって案外楽しいよ」という先輩に出会える場合もあります。

また、同じく「働きたくない」という思いを抱えている友人と話すと、「週5日頑張って金曜日に飲みに行く」という社会人ならではの楽しみな約束ができるかもしれません。

人と話すのはいい気分転換にもなりますし、「自分が本当はどう生きたいのか」について人と話すなかで、新たな気付きが得られる可能性もあるでしょう。

なぜ働きたくないのか理由を考える

働きたくないときは、働きたくない理由を考えてみましょう。理由がわからないと、どのように対処すればいいのかがわかりません。

働きたくない背景は、「仕事が大変そう」「責任がつらい」「自由な時間がない」など、人それぞれです。働きたくない理由が明確になれば、対処するためになにをすべきか考えられるようになるでしょう。

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働きたくないと感じるときのキャリアアドバイザーのアドバイス

働くことに前向きな気持ちになれない方は、キャリアチケットの面談を利用している学生の中にも多くいます。前提として、そういった感情は就業経験がないからこそ生まれやすいものであり、必ずしもマイナスなことではないため、自分を否定することはしなくてもいいので安心してくださいね。

「仕事」と聞くと、難易度が高い・責任が重い・つまらないと感じる方も多いのではないでしょうか。事実、仕事の中にはそういったものも多く存在します。ですが、仕事をしながらも毎日を幸せにイキイキと過ごしている人も沢山います。そういった人に共通するのは「目的を持って仕事をしているかどうか」です

皆さんは、将来やってみたいこと、手に入れたいこと、なりたい自分像などはありますか?そういった自分の理想像を、仕事の目的と紐づけられたときに、仕事は単なる作業ではなく、理想の自分になるための手段になり、職場はなりたい自分になるための場所になります。
就活中に企業を選ぶときは、その企業に行くことで本当になりたい自分になれるのか?を考えてみてください。それが出来る企業であれば、きっと働くことに前向きになれるはずです。

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働きたくなくても就活をしたほうがよい4つの理由

働きたくなくても就活をしたほうがよいのは、仕事をしないと給与やスキルを得られないからです。ここでは、働きたくないと感じていても就活をしたほうがよい4つの理由を紹介します。

1.「新卒」として就職できるのは今だけだから

働きたくなくても就活をしたほうがいいのは、「新卒」なのは大学卒業直後だけだからです。新卒採用の場合、ポテンシャル重視で採用され、経験や実績は必要ありません。

新卒ではなくなると既卒となり、社会人としてのスキルや実績で評価されるようになります。スキルや実績が必要ない新卒だからこそ幅広い選択肢があるので、働きたくなくても就活をするのがおすすめです。

新卒として就職するメリットについては「新卒カードとは?使用するメリット・デメリットと就活成功のポイントを解説」の記事も参考にしてください。

2.安定した収入が得られなくなるから

フリーターや契約社員は、希望通りコンスタントにシフトに入れてもらえるとは限りません。会社が経営難になったときには、正社員よりも解雇対象になりやすい可能性も高いです。

フリーターは基本的に働いた時間に対して賃金が支払われる時給制。さらに、正社員のように定期的な昇給やボーナスは対象ではありません。正社員に比べて収入が低い傾向にあるため、収入面での不安定さがデメリットといえます。安易にフリーターを選ぶのではなく、しっかりと今後の人生のことを考えてみましょう。

3.社会人としてのマナーやスキルを身につけられなくなるから

新卒採用で入社すれば、研修で社会人のマナーやスキルを身につけられます。一方で、既卒や中途採用の場合、すでにマナーやスキルを身につけたものだと判断されます。研修もなく、即戦力として期待されることも多いため、基本的なマナーやスキルが身についていないと就職が難しくなる可能性があります。

会社の厚意でマナーやスキルを覚えられるのは、新卒ならでは。新卒は会社からのサポートも受けやすいので、自分の成長のためにも新卒で就職しておくことをおすすめします。

4.さらに働く意欲がなくなるから

働きたくないからといって働かないでいると、さらに働く意欲がなくなります。働こうとする意欲が出ず、いつまでたっても仕事に就けません。

また、空白期間が長くなると、就活で不利になり、選考にも通らなくなります。就職できない日々が続けば、就職をあきらめ、また働けなくなるでしょう。働くことをあたりまえにするためにも、就活を行っておいたほうがいいのです。

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働くことで得られるメリット

働くことにより、精神的な強さを得たり、自分自身の成長を感じたりとメリットもあります。ここでは、働くことのメリットを3つ紹介するので参考にしてください。

社会に貢献できる

あなたが働くことで、社会貢献になります。仕事をすることは、社会に価値を提供するということだからです。

わかりやすい例には、サービス業があげられます。直接お客さまに対応して商品やサービスを提供しているので、社会に貢献している実感を持ちやすいでしょう。

また、どんな仕事であっても働いて給料をもらう際には税金を納めます。納めた税金は、地域や環境の整備、老人の年金など間接的に社会のために使われていきます。

つまり、働くということは社会に貢献するということです。自分は社会に貢献できる人であり、社会の一部なんだという実感がもてると「働きたくない」という意識がなくなるかもしれません。

精神的に強くなる

仕事をすることで、精神的に強くなれます。

どんな仕事にも精神的な負担はつきものです。「この仕事はやりたくない」「絶対に失敗できない」と感じて逃げ出したくなることもあるでしょう。ときには、上司から叱責されたり厳しい意見をもらって心が折れそうになることもあるかもしれません。

しかし、そこで逃げ出さずに働くことであなたの精神は確実に強くなります。

働いたことで得られた成功体験は、「自分はできる」「あの時成功したからまた必ず成功する」という自己効力感につながります。あなたが新たな挑戦をするときの支えにもなるでしょう。

働くことで得られるメリットは「大企業で勤務するメリットとデメリットは?会社選びで大切なポイントも解説」でも解説しています。

自分に自信が持てる

働くことによって、自信が持てるようになります。「大変だけど頑張っている」「成長している」と自己肯定感をあげられるからです。

大変なことに取り組むのは、誰でもつらいこと。その大変なことができている状態は自信になり、今後の仕事へのモチベーションにもなるでしょう。「仕事をする」という成功体験を得るためにも、働くことが大切です。

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働きたくない人の就活以外の選択肢

働きたくない人には就活以外の選択肢もあります。新卒で就活するのをおすすめしていますが、他の選択肢もあることを知るだけでも心が軽くなることもあるでしょう。以下で詳しく解説します。

大学院に進学する

働きたくない人は、大学院に進学するのも進路の一つとして考えられます。大学院に進学することで、数年就職を先延ばしにできるので、仕事や自分のやりたいことについて考える時間を十分に取れるでしょう。

また、専門的なスキルを身につけることで、就活の選択肢を広げられる可能性も高まります。大学院卒の場合、企業や職種によっては学部卒より給与が高いこともあるでしょう。自ら学びを追い求める姿勢は、就活においてプラスな印象を与えやすいメリットもあります。

ただし、新卒の学部生より社会人になるのが遅れるため、就職後のキャリアに影響を及ぼす可能性があることは覚えておきましょう。学費がかかる点も考慮してください。

起業する

自分でやりたいことがある人は起業することも可能です。起業して事業が上手くいけば新卒で働くよりも高い収入が得られる可能性もあります。

ただし、起業は「やりたい!」と思ってすぐにできるものではなく、ビジネスを立ち上げる知識・技術が求められます。また、正社員経験がない状態で起業しても人脈や実績が十分でなく、軌道に乗るまで厳しい状況が続く可能性も。事業が失敗したときのリスクも理解しておく必要があるでしょう。

フリーランスとして働く

働きたくない人は、フリーランスとして働く選択肢もあります。フリーランスは会社には所属せず、独立して働く方法です。何にも縛られず働き方を自由に決めることが可能になります。

長時間会社に縛られることが嫌な人や集団の中で過ごすのが苦手な人には魅力的な働き方でしょう。また、自分が好きなことや得意なことを仕事にすることも叶います。

ただし、フリーランスは全てを自分で決めなければならないので、優れた提案力や管理能力が必要です。起業と同じく、フリーランスとして仕事を請けるまでは大変なことも多いでしょう。

アルバイトやパートで働く

フリーターになってアルバイトやパートとして働くという選択肢もあります。正社員と比べると、比較的自由にスケジュールを組めることや、大きな責任を持たなくていいことはメリットでしょう。

ただし、アルバイトやパートの場合、収入や雇用が安定しないというデメリットがあります。体調不良で仕事を休むと給与はもらえず、不況で会社が経営難になれば仕事を失う可能性が高い働き方です

アルバイトやパートを選ぶ場合には、デメリットも理解しておく必要があります。就活以外の選択肢については、「就活しない選択はあり?しない場合の選択肢やメリットデメリットを解説」の記事を参考にしてください。

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なぜ働きたくないのか?理由がわからず不安な人へ

誰でも、働きたくないと思うことはあります。大切なのは、なぜ働きたくないのかを明確にすることです。

働きたくない理由は「会社のルールに縛られたくない」や「お金を稼ぎたい気持ちがない」など、人によってさまざまで、対処法も異なります。なぜ働きたくないと感じるのか分からず不安な人は、就活のプロである就活エージェントを頼るのもおすすめです。

キャリアチケットは、就活のプロが履歴書やエントリーシートの添削から面接対策までを無料でサポートしています。

また、将来に対する漠然とした不安に関しての相談でも大丈夫です。働くことや就活に不安を感じている人はぜひ利用してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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