このページのまとめ
- 消防士の志望動機では志望理由を最初に伝えるのが大事
- 消防士の志望動機では消防士へのあこがれを理由にするケースが多い
- 消防士の志望動機では、どのような消防士を目指すか伝えるのも大事
「消防士の志望動機の書き方は?」「どんな志望動機が評価される?」などと悩む就活生もいるでしょう。消防士の志望動機を考える際は、「なぜその地域を選んだか」がポイントになります。
この記事では、消防士の志望動機の書き方や選考突破に向けた対策のコツを解説。最後まで読めば消防士の志望動機をどのように作ればよいかがわかり、選考突破につなげられるはずです。
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- 消防士の仕事内容は?志望動機作成に向けて解説
- 消防士の仕事内容
- 消防士のスケジュール例
- 消防士の志望動機を作る際の構成
- 1.消防士を選んだ理由を伝える
- 2.消防士を目指したきっかけを伝える
- 3.目標やキャリアビジョンを伝える
- 消防士の志望動機を作成する際のポイント
- 簡潔にわかりやすくまとめる
- アピールポイントは1つにする
- どのような消防士になりたいかを伝える
- 地元や地元以外の地域を選んだ理由を伝える
- 消防士の志望動機で多い理由
- 消防士の活躍にあこがれたから
- 地元に貢献したいから
- 体力など自分の強みを活かしたいから
- 消防士の志望動機を作成する際の注意点
- 消防士へのあこがれだけにならないようにする
- 福利厚生や給与などの待遇を動機にしない
- 具体的なエピソードでアピールする
- 消防士の志望動機の例文【200字の場合】
- 実体験をアピールする際の例文
- 自分の強みをアピールする際の例文
- 消防士へのあこがれをアピールする際の例文
- 使命感をアピールする際の例文
- 地元以外の消防士で志望動機を伝える際のポイント
- 志望先でしか実現できないことを伝える
- 志望先の消防署を見学する
- 志望動機でアピールして消防士を目指すあなたへ
消防士の仕事内容は?志望動機作成に向けて解説
志望動機作成に向けて、まずは消防士がどのような仕事をしているのかを知っておきましょう。消防士の仕事内容について解説します。
消防士の仕事内容
消防士の仕事内容には、以下のようなものがあります。
・消火活動
・救急活動
・救助活動
・防災活動
・予防活動
消火活動
消火活動とは、火事が起きた場合に出動し、消火を行ったり火災レベルや被害者の有無など現場の状況を把握したりすることです。消防隊に所属する消防士が主に担当しています。
救急活動
消防士は病人やけが人などが発生した現場に急行し、応急処置も行っています。救急活動を担当するには、専門的な知識やスキルを習得していなければなりません。
救助活動
災害現場で人命救助を行うことを救助活動と呼びます。レスキュー隊とも呼ばれ、地震や台風などの自然災害では全国各地に出動するケースも。
救助活動を行う消防士は、日頃から災害現場を想定した厳格な訓練を行っています。特別救助隊や高度救助隊など、選抜された隊員のみで構成されることもある仕事です。
防災活動
火災や事故を未然に防ぐため、住民の防災意識を高めるための啓蒙活動も仕事の1つです。たとえば、小中学校などにおもむき、消化体験や防災訓練の仕方などを定期的に実施しています。
予防活動
火災や災害の発生予防に努めるのも、消防士の重要な仕事です。消化器や室内の火災報知器、屋外のスプリンクラーなど、建物の消防設備をチェックします。また、商業施設の避難経路などが十分に確保されているかどうかも確認し、必要な場合は指導も行います。
消防士のスケジュール例
消防士のスケジュール例も確認してみましょう。大阪市の「消防署の1日をご紹介します!」によると、災害が起きていない日の消防士は次のようなスケジュールで過ごしています。
午前9時00分:交代出勤
午前9時05分:点検
午前9時30分ーティング
午前10時00分:隊ごとの仕事
午後0時15分:休憩(昼食)
午後1時:訓練
午後5時30分:休憩(夕食)
午後6時15分:事務処理
午後8時30分:体力錬成
午後11時00分:(休憩)仮眠
午前6時00分:仮眠終了
午前7時00分:庁舎内の清掃
午前8時30分:車両清掃
午前9時00分:交代
基本的なスケジュールのなかで、緊急出動があれば対応します。上記はあくまでも一例になるので、志望する消防署については自分で調べておきましょう。
志望企業について調べる際には、企業研究が必要です。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考に、スケジュールや採用基準などをチェックしてください。
参照元
大阪市公式サイト
消防署の1日をご紹介します!
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消防士の志望動機を作る際の構成
消防士の志望動機でアピールするためには、わかりやすく伝える構成を知っておくことが大切です。志望動機の考え方を解説するので、対策の参考にしてください。
1.消防士を選んだ理由を伝える
消防士の志望動機を伝える際は、「私が消防士を志望するのは、自分の住む地域を守りたいと考えたからです」のように、消防士を選んだ理由から伝えましょう。
消防士を選んだ理由を最初に伝えるのは、志望動機全体の内容をわかりやすくするためです。結論から伝えることにより、これから何について話すのかを明確にできます。
志望動機の書き出しについては、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」の記事で解説しているので対策の参考にしてください。
2.消防士を目指したきっかけを伝える
志望理由を補足できるように、消防士を目指したきっかけを伝えましょう。きっかけとなった具体的なエピソードを伝えると、アピールしやすいのでおすすめです。
エピソードを伝える際は、オリジナルの内容を意識してください。ほかの就活生と違ったエピソードだからこそ、印象に残り選考を通過しやすくなります。
3.目標やキャリアビジョンを伝える
最後に消防士になれた際の目標やキャリアビジョンを伝えましょう。志望動機で大切なのは、採用担当者に対して、あなたが活躍するイメージを持ってもらえるかどうかです。そのためには、具体的な目標や、行動のビジョンを示さなければなりません。
消防士となりどのように貢献したいかをアピールしてください。
キャリアについてまだ考えられていない方は、「「入社後したいこと」はどう答えたら良い?キャリアプランを聞く理由と答え方を解説!」も参考にしてください。採用試験を突破するために、あらかじめ対策しておきましょう。
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消防士の志望動機を作成する際のポイント
ここでは、志望動機を作成する際に、意識したい点について解説します。
簡潔にわかりやすくまとめる
わかりやすい志望動機にするためには、簡潔な内容を心がけましょう。伝えたいことをとにかく詰め込んでしまうと、結局何が言いたいのかわからなくなるからです。
文章を書く際は、一文一義を心がけると読みやすい文章になります。「同じことを話していないか」「なくてもよい単語はないか」などを確認し、短くまとめてみてください。
アピールポイントは1つにする
アピールしたい内容は一つに絞りましょう。複数の内容を伝えてしまうと、どれが重要な部分かわからなくなるからです。
たとえば、「コミュニケーション能力と体力と積極性を活かして、消防士の仕事に取り組みます」とアピールしたとします。一番伝えたい内容がわからず、どの強みも印象に残りません。
アピールする意欲は大切ですが、伝えたいことは1つに絞って伝えるようにしてください。
どのような消防士になりたいかを伝える
自分がどのような消防士を目指しているかも伝えましょう。採用担当者に活躍する姿をイメージしてもらえれば、採用してもらえる確率が上がります。
たとえば、「同僚や地域住民から信頼される消防士になりたい」と目標を伝えるのもOKです。また、「部活動で培った体力を活かして、救助活動で貢献したい」と長所を交えてアピールしてもいいでしょう。
採用試験では志望理由だけではなく、どのように活躍できるかも見られています。自己分析や他己分析を行い、就活の軸を定めることで、仕事に活かせる自分の特性が見えてくるでしょう。
就活の軸の見つけ方については「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」の記事も参考にしてみてください。
地元や地元以外の地域を選んだ理由を伝える
志望動機では、「なぜその地域を選んだか」を伝えるのも大切です。地元でも、地元以外でも問題ないので、納得できる理由を伝えるようにしましょう。
地元であれば、「生まれ育った△△市を守るために志望した」とアピールできます。地元以外であれば、「△△市の防災に対する取り組みに共感した」などのようにアピールできるでしょう。
消防士の採用試験は、地域ごとに行われます。採用試験では地域を選んだ理由を聞かれるケースも多いので、事前に考えておきましょう。
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消防士の志望動機で多い理由
消防士の志望動機で多いのは、消防士へのあこがれや地元への貢献意識です。ほかの就活生がどのような志望動機を伝えているのかを紹介するので、対策の参考にしてください。
消防士の活躍にあこがれたから
実体験やニュースで消防士の活躍にあこがれ、志望しようと考えた就活生は多くいます。日本は地震や台風など災害が多く、消防士の姿を目にする機会もあるでしょう。
特に、「自分や家族が消防士に助けてもらった」「救助活動の様子を見た」などのエピソードは、オリジナリティのある内容になります。どのような部分にあこがれたかを伝えると、志望理由もより明確に伝わるでしょう。
地元に貢献したいから
消防士となって地元を守りたいと考えるのも、消防士でよくある志望動機です。災害が多い地域に住み、自分の手で人々の生活を支えたいと考える方もいるでしょう。
地元への貢献を伝える際は、地元ならではのエピソードを織り交ぜるのがポイントです。「水害の多い地域のため、消防士になることで人々を支えられると感じた」のように地域の特徴をつかんでいれば、よりよい志望動機になります。
体力など自分の強みを活かしたいから
体力のように自分の強みを活かせるから、消防士を目指す人もいます。仕事はやりたいことをやるだけではなく、自分の強みや特徴を活かして仕事で活躍できるかも大切です。
体力や身体的な強さをアピールする場合は、どのようにして消防士の仕事に活かせるかを伝えましょう。「体が強いから」だけではなく、「体が強いから△△の仕事で貢献できる」のように伝えるのが大事です。
志望動機は人のまねをするのではなく、自分で見つけることが大事です。志望動機がなかなか見つからず困っている方は、「志望動機が「難しい」就活生へ…企業に伝えるためのコツと注意点をご紹介」の記事も参考にしてください。
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消防士の志望動機を作成する際の注意点
志望動機を作成する際は、「あこがれだけをアピールしない」「待遇面だけをアピールしない」などの注意点があります。ここでは、3つの注意点を紹介するので、採用試験に向けて参考にしてください。
消防士へのあこがれだけにならないようにする
「消防士にあこがれているから」という、理由のみを志望動機にしないようにしましょう。採用担当者に、「単にあこがれているだけで、長続きしないのでは」と思われてしまうからです。
消防士の仕事は、人命に関わることが多く、体力的にも精神的にも多くの労力を費やします。あこがれだけでは長く勤めることは難しいでしょう。
あこがれている理由とともに、消防士として活躍するための覚悟や意気込み、適する強みやスキルを明確に伝え、納得してもらうことが大切です。
福利厚生や給与などの待遇を動機にしない
待遇や福利厚生面を志望理由にするのもNGです。「給料が高いので志望しました」と伝えると、採用担当者に、「待遇さえよければ、どこでもいいのでは」と思われてしまいます。
待遇面を確認することは悪いことではありませんが、志望動機で伝えるべき内容ではないので、注意が必要です。
志望動機で給与などに触れようと考えていた方には、「志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説」の記事がおすすめです。採用試験で伝える前に、内容に問題はないか確認しておきましょう。
具体的なエピソードでアピールする
志望動機で話すエピソードは、具体的な内容を意識してください。具体性がないと説得力に欠け、採用担当者の印象に残りません。
また、説得力を増すためには、数字を使うのもおすすめです。「長期間継続しました」よりも、「3年間続けました」の方が明確に伝わります。また、「大人数をまとめる部長でした」よりも、「100人の部で部長を務めました」の方が、わかりやすく伝わるでしょう。
抽象的な言葉ではなく、具体的な表現を使えるように意識してみてください。
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消防士の志望動機の例文【200字の場合】
ここでは、消防士の採用試験を受ける際の、志望動機の例文を紹介します。3つのパターンを紹介するので、それぞれ参考にしてください。
実体験をアピールする際の例文
私が消防士を志望するのは、幼いころに身近で火事を経験したからです。自宅の近所で火事があり、避難しているなかで懸命に消火・救助活動を行っている消防士の方々にあこがれを抱くようになりました。
消防士になるために、そこから現在までの14年間、陸上部に所属し体を鍛えました。また、大学では毎年、災害救助のボランティアにも参加しています。
持ち前のリーダーシップ力と鍛錬してきた体力を武器に、メンバーを牽引しながら最前線貢献していきます。
自分の強みをアピールする際の例文
私が消防士を志望した理由は、自身の強みである体力とマネジメント力を武器に、地域住民を守れる存在になりたいと思ったからです。
私の家族は代々△△地域で暮らしており、この地域の安全と豊かな暮らしを守れる仕事として消防士に関心を持ちました。
私は生まれてから21年間水泳を続けており、体力には自信があります。また、学校のゼミではリーダーとして6名のメンバーをまとめており、マネジメント力も身に着けました。
消防士として活動するのはもちろんのこと、ゆくゆくは隊長として隊員たちを取りまとめながら消防士の育成にも貢献したいと考えています。
消防士へのあこがれをアピールする際の例文
私が消防士を志望したきっかけは、東日本大震災で懸命に救助にあたっている消防士のインタビューを見たことです。
以前は漠然と誰かをサポートする仕事に就きたいと考えていました。そんな時にインタビューを見て、1つでも多くの命を救うという使命を掲げ、懸命に人命救助にあたる姿から情熱と覚悟を感じました。
命を救うだけでなく守ることにも関心を抱くようになり、現在は地域の消防団に参加し青年団のリーダーを務めています。
この経験を活かし、日々市民が安心して生活できるよう△△市の消防士として安全な街づくりに貢献したいと考えています。
使命感をアピールする際の例文
私が消防士を志望する理由は、救助活動を通し、△△市の安全に貢献したいと思ったからです。
私の地元である△△市は、台風や大雨などの自然災害に見舞われることが多々あり、土砂崩れしやすい土地です。実際に災害が起きたとき、地元の消防士の方たちが、一生懸命救助にあたっている姿を目の当たりにしました。
地元のために力を尽くす姿に感銘を受け、将来は消防士になりたいと思うようになりました。子どもから高齢者まで、この地域に住むすべての人たちが安全に暮らせるよう、使命感を持って活動できる消防士になりたいと考えています。
よりよい志望動機を作成できるように、志望動機の例から表現方法を学びましょう。志望動機の例文は、「就活の志望動機例文18選!アピールのコツや評価される書き方も解説」の記事でも紹介しているので、参考にしてください。
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地元以外の消防士で志望動機を伝える際のポイント
地元以外の土地で消防士を志望する場合は、伝え方を工夫する必要があります。どのような対策を行えばよいかを解説するので参考にしてください。
志望先でしか実現できないことを伝える
ほかの消防署や地域と比較し、志望先でしかできないことを伝えましょう。志望先の特徴を把握することにより、より具体的な志望動機作成につながります。
地元以外の消防署を志望すると、「なぜ地元ではないのか」を聞かれるケースがあります。志望先を選んだ明確な理由があれば、地元でなくても納得してもらえるでしょう。
志望先の消防署を見学する
志望先の消防署を見学し、志望動機の材料を見つけるのもおすすめです。実際に見学することで気づいたり、志望度がより高まったりするでしょう。
見学時のエピソードを志望動機に盛り込めると、ほかの就活生にはないエピソード作成にもなります。見学を行うほど志望度が高いとも思われやすいので、見学をしておくことをおすすめします。
消防署の見学を行う際のマナーについては、「職場見学で質問するときのマナーとは?質問例や注意点も解説!」の記事で解説しているので参考にしてください。
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志望動機でアピールして消防士を目指すあなたへ
消防士になりたいと考えてはいるけど、「志望動機が思いつかない」「自己分析がうまくいかない」と悩んでいる人もいるでしょう。消防士の仕事をするため、採用試験で評価される志望動機を作成したいですよね。
就活の悩みを抱えている学生は、キャリアチケットに相談するのがおすすめです。志望動機だけではなく、自己分析や面接対策なども実施しています。「これから就活を始めるから何もわからない」という方も大丈夫なので、ぜひ相談してください。
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