就活を適当に行うのはやめよう!手を抜いてはいけない理由や準備を解説

このページのまとめ

  • 就活を適当に行うと、失敗して後悔しやすい
  • 就活を適当にできる就活生は、メリハリをつけて行動している
  • 適当に就活を行いたい場合も、対策やマナーなどの準備は欠かさずに行う

就活を適当に行うのはやめよう!手を抜いてはいけない理由や準備を解説のイメージ

「就活を適当に終わらせたい」「適当でも内定はもらえる」などと考えている就活生もいるでしょう。適当でもなんとかなるという考えは、危険です。後悔しないためにも、手を抜いてはいけない理由を知っておきましょう。

この記事では、就活を適当にしてはいけない理由や必要な準備について解説します。メリハリをつけて就活を行うためにも、ぜひ参考にしてください。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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目 次

「就活を適当にする」意味を考えることが就活を成功させるカギ

就活を始めると慣れないことや大変なことも多く、折々の場面で「めんどくさいな」「適当で良いかな」と思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、就活を適当に行うのは最良の方法ではありません。何も考えずに就活を進めると内定がもらえず、就活がさらに長引く要因になります。

就活を成功させるには、「適当」という言葉の捉え方が大切です。「手を抜く」のではなく、「ちょうど良い力で」行いましょう。就活では必要なポイントを意識し、メリハリをつけて行うのが重要です。悪い意味で適当になっていないか、今の就活の進め方を振り返ってみましょう。

就活を適当に進めるリスクについて知りたい学生は、「就活で「どこでもいい」はやめよう!やみくもな就活を抜け出すコツを解説」の記事でも解説しています。

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就活を適当にして後悔するケースもある

就活を適当に行い、後悔する就活生もいるので気をつけましょう。内定が獲得できたとしても、油断はできません。たとえば、入社後にミスマッチが分かり、すぐに離職するケースがあります。自己分析や企業研究を怠り、ただ内定をもらえた企業に入社してしまうとミスマッチが発生しやすいです。

就活は、早く内定を獲得することがゴールではありません。入社後に長く働けるか、理想のキャリアを形成できるかが大切なのです。

就活が適当になってしまいそうな場合は、自分のキャリアについて考えてみましょう。方向性が決まれば、何をすべきかが分かってきます。キャリアについて考えるコツは、「キャリアプランの答え方とは?営業職や事務職など職業別に例文を紹介!」の記事を参考にしてください。

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就活を適当にしたために陥る末路

ここでは、就活を適当に行うリスクをご紹介します。就職活動を自分の納得の行く形にするためにも、確認してリスクを回避しましょう。

就活のスタートに出遅れる

就活を適当に考えていると、動き出しのタイミングを逃してしまいます。気づいたときにはエントリーが始まっていて、内定を獲得する就活生が出てくる場合もあるでしょう。

就活を始める時期が遅れると、募集を終える企業も増え、選択肢が狭まります。また、卒業まで時間がなく焦りも出てくるでしょう。

就活のスケジュールを確認して、余裕をもって準備を進めておくことが重要です。就活スケジュールについては、「就職活動の流れはどう進む?基本的なスケジュールや準備方法を解説」の記事を参考にしてみてください。

書類選考を突破できない

就活対策をしていないと、書類選考を突破できません。印象に残らない履歴書やエントリーシートでは、ほかの就活生よりも評価が下がってしまうからです。

採用担当者は大量の書類を見ており、そのなかから通過者を選びます。適当に書いた履歴書やエントリーシートだと、「アピール内容が伝わらない」「書類のマナーが守れていない」などとマイナス評価になるでしょう。

書類選考を突破できないと面接につながらず、内定を獲得できません。適当に書いていては受からないので、対策を練ることが大事です。

履歴書対策については「履歴書のマナーを徹底解説!社会人に向けての一歩を踏み出そう」の記事を、エントリーシート対策については「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう
」の記事を参考にしてみてください。

内定を獲得できない

就活対策をしていないと、面接に受かりません。なかなか内定を獲得できず、就活を終えられないでしょう。運良く書類選考を突破しても、面接ではビジネスマナーや言葉遣いなども求められます。一次面接を突破できても、最終面接に受からない場合も多くなるでしょう。

就活を適当に進めていると、ほかの就活生よりもアピール不足になってしまいます。模擬面接などの面接対策は、必ず行ってください。

新卒カードを無駄にしてしまう

内定を獲得できずに卒業してしまうと、新卒カードが無駄になります。新卒カードなしの就活は既卒扱いとなり、新卒よりも就活が難しくなるので気をつけましょう。

新卒でしかエントリーできない企業もあり、既卒採用をしている企業は、経験やスキルを重視する傾向にあるため、職歴のない状態ではアピールが難しいです。

就労経験がなくても、ポテンシャルを重視して採用される新卒カードは、新卒大学生の特権です。後々後悔することのないよう、慎重に考えて行動しましょう。

新卒カードの重要性について知りたい学生は、「新卒カードが最強って本当?メリットや就活のポイントを解説!」の記事で詳しく解説しています。

早期退職の可能性が高まる

就活を適当にして内定を獲得できても、入社後に早期退職するケースもあります。自己分析や企業研究をおろそかにしてしまったために、自分と企業とのミスマッチが起きてしまうためです。

入社後に「仕事が合わない」「環境が合わない」などが発覚してしまうと、仕事に対するモチベーションが下がってしまい、結果、転職活動せざるを得ないというケースもあります。

さらに、早期退職をしたあとの転職活動にも影響を及ぼすかもしれません。企業側に「またすぐ辞めてしまうのでは」と不安に思われやすいため、転職活動もうまくいかない可能性が高いでしょう。

新卒での就活を適当に行うと、その後のキャリアにも影響するので注意してください。

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適当に就活をしてもうまくいく学生の特徴

実際、適当に就活をしてもうまくいく人もいます。そのような学生の「適当さ」の特徴を説明していきます。

適当でも力の入れどころが分かっている

適当な就活で成功する人は、必要な部分は力を入れ、力を抜ける部分はリラックスして就活を行える傾向にあります。

たとえば、自己分析を効率的に行うためのツールを活用したり、面接対策など一人で行うのが難しい作業に関しては、就活エージェントの力を借りるなど、便利な機能を利用しながら、うまく頼る方法を理解しています。

選択肢の幅が広い

選択肢が多く持っていることも、就活を適当にしてうまくいく学生の特徴です。複数の選択肢があると、精神的にも余裕を持って就活ができ、余計な焦りや不安に襲われることなく自然体で就活に臨めるからです。

たとえば、自分でビジネスを行っていたり、フリーランスとして稼げたりする就活生は、就活にこだわらなくても良いので余裕があります。また、進学や留学など別の選択肢を考えられている人もいるでしょう。

選択肢を広く持っていると、「たとえ失敗しても大丈夫」と考えられ、いろいろなことにチャレンジできるようになります。良い意味で適当に動いても、実力を発揮できるのです。

息抜きができている

適当に就活をしてもうまくいく人は、息抜き上手な人が多いです。就活は長丁場になるので、適度な息抜きが欠かせません。

緊張した状態が続いたり、全力疾走し続けていると、身体や精神的にも限界を感じやすく、「もう就活を辞めたい」と思ってしまう原因にも。

就活では、休めるときに休むことも大切です。自分のストレス解消法の見つけ方が知りたい人は、「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」の記事を参考にしてみてください。

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就活を適当にしないためのキャリアアドバイザーからのアドバイス

就活を良い意味で「適当」にするために力を入れる部分の中で、「自己分析」を優先して行うことが大事です。自分と企業とのミスマッチを最小限にできる作業が自己分析だからです。

内定とは、「企業が求めている学生像」と「学生が持っているもの」が合致した結果、とも捉えられます。そのため、最初の段階で自分がどんな強みや価値観を持っていて、仕事をするうえで何を優先に考えるか、という点を知っていないと、志望企業が求めている学生像と自分が持っているものがマッチしていないことにも気がつけない可能性があります。

自己分析を徹底できれば、就活の軸も明確になり、企業研究で自分に合った志望企業を選びやすくなります。面接対策も、自己分析がしっかりできている人ほど対策がスムーズに進む傾向にあります。自己分析をどれだけできるかが、就活の成功を左右すると言っても過言ではないでしょう。

自己分析のやり方の基本については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事を参考にしてみてください。

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就活で適当にしてはいけない準備

就活では自己分析や企業研究など、適当にしてはいけない準備があります。手を抜くと、失敗につながるので気をつけましょう。

自己分析

自己分析は、自分の強みをアピールしたり、就活の軸を決めたりするために重要です。就活の基礎になるので、手を抜かずに行いましょう。

自分の強みや特性を整理できれば、自己PRや志望動機でのアピールがしやすくなります。履歴書やエントリーシートでも評価されるでしょう。

自己分析を効率的に進めたい人は、「自己分析を効率的に進める質問項目|例文と活用方法も解説!」の記事を参考にしてみてください。

企業選び

企業選びも、入社後の働きやすさを考えると重要です。企業選びを適当にすると、後悔する結果になりかねません。

企業選びをする際は、就活の軸を決めておくのがおすすめです。就活の軸とは、自分が譲れない企業選びの基準を指します。たとえば、「営業職が良い」「広告業界で働きたい」のように業界や職種で選ぶのも一つです。また、「給料が△万円以上」「残業なし」のように条件面で選ぶのも良いでしょう。

就活の軸を決めておくと、企業とのミスマッチが発生しにくくなります。どのような業界や企業を選ぶか、決めやすくなるためです。

就活の軸の決め方については、「就活の軸ってなに?自分に合う就職先を見つけるコツ」を参考にしてください。

企業研究

企業研究を適当にしてしまうと、自分と企業とのミスマッチの原因になります。業務内容や職種だけではなく、社風や企業方針なども調べておきましょう。

また、企業研究ができていないと、履歴書やエントリーシートでのアピール不足の原因にもなります。どのような企業でもあてはまるような内容では、採用担当者の心に響きません。

企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。

履歴書・エントリーシート対策

書類選考の対策も行い、評価を得られるようにしておきましょう。採用担当者は多くの書類を読んでいるため、特徴のない書類では評価されません。

履歴書やエントリーシートでは、オリジナルの内容を心掛けてください。自分にしかないエピソードでアピールすれば、印象に残りやすくなります。

履歴書対策については、「就活生が知っておきたい履歴書の書き方のルールを解説」を参考にしてください。

エントリーシートの対策については、「ESの書き方総集編!魅力を感じるエントリーシートを書くコツや例文を紹介」で解説しています。

面接対策

面接対策も行い、本番で実力を発揮できるようにしましょう。練習が不十分だと、緊張して頭が真っ白になってしまうかもしれません。

面接対策では、模擬面接が有効です。面接官役がいることで、本番を想定した練習ができます。
また、面接でよく聞かれる質問への回答を考えておくのも大切です。よくある質問は「面接でよくある質問とは?企業の目的や回答例を解説!」の記事でまとめているので、事前に確認してみてください。

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適当な就活でも成功させるコツ

適当な就活であっても、コツさえつかめばうまくいくこともあります。ここでは、効率的に就活を行う方法を解説します。

就活エージェントを活用する

企業選びやES添削、面接対策などをトータルでサポートしてくれる、就活エージェントの利用がおすすめです。就活に関する悩みを無料で相談でき、プロ目線のアドバイスがもらえます。

就活を良い意味で適当に進めるためには、一人で就活をしないことです。就活がはじめての就活生がすべて自力で行うよりも、就活のプロにサポートしてもらう方が、効率的に作業が進むでしょう。

逆求人サイトを利用する

就活を良い意味で適当にしたい学生におすすめなのが、逆求人サイトです。スカウトアプリとも呼ばれます。

履歴書やESの代わりとなる自分のプロフィールを登録しておくだけで、企業側から自動でスカウトが届きます。就活生が企業にエントリーをするのに対し、企業側から就活生にオファーを送る、従来の就活とは逆のシステムになっていることが特徴です。

自分で収入を得られるスキルを身につける

就活中に自分で稼げるスキルが身についていると、自己PRや面接でのアピールポイントになります。たとえば、副業や独学で得たITスキルを持っていると、IT企業からの評価が高くなるでしょう。

ほかの学生とは違う貴重な人材だと判断されることによって、内定を獲得しやすくなります。

企業説明会はなるべくオンラインで参加する

就活時期に多く開催される合同説明会は、オンライン参加できるものが増えています。企業の採用担当者と直接話せるチャンスがあり、実際に働いている人の声が聞けるのは良いことです。

しかし、説明会で得られる情報は、企業のWebサイトに載っている情報と同じ場合が多いのも事実です。説明会をオンラインで済ませることは、交通費や会場への往復の時間を節約できるという点で、就活を適当にできる選択肢の一つといえるでしょう。

テンプレートを作っておく

テンプレートを用意しておくと、使い回しができて便利です。重要な部分だけをオリジナルの内容にすれば、問題ありません。

たとえば、自己PRや志望動機は書き方のテンプレートを作っておきましょう。基本的な構成が決まっていれば、内容を考えやすくなります。

また、メールのテンプレートを用意しておくのもおすすめです。エントリーシート提出や選考の日程調整など、テンプレートがあれば文面を考える手間が省けます。
企業に質問するときのメール例文については、「就活における問い合わせメールの書き方とは?例文付きでご紹介!」の記事を参考にしてください。

エントリー企業の幅を広げる

大手企業や有名企業ばかりにエントリーを集中するのはおすすめできません。応募人数が殺到しやすい大企業は、選考通過する確率が低くなってしまう確率が高いからです。

仕事内容が自分とマッチしていれば、自分が興味のある業界以外の企業にもエントリーしてみるべきです。また、中小企業やベンチャー企業、スタートアップ企業など、知名度が低い企業にも、自分のやりたい仕事内容はないか調べてみましょう。

いくら自分が入りたいと思っている会社でも、企業側に「合わない」と判断されれば、採用に至ることは難しいです。自分と会社との「縁」が思わぬところで見つかる場合もあるため、視野を広げてエントリーするようにしましょう。

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適当な就活でもやっておきたい行動

適当な就活にも、やっておくべき行動はあります。メリハリをつけて取り組みましょう。ここでは、手を抜けない行動を3つまとめました。

スケジュールは必ず守る

書類の提出や選考など、スケジュールは守りましょう。1日遅れでチャンスを逃すこともあります。
たとえば、エントリーシートの提出日を逃して選考に参加できなくなる場合があります。また、面接日を忘れてしまうと、再度日程の調整ができても印象は悪くなるでしょう。

就活の時期は忙しくなるからこそ、スケジュールの管理が大切です。スケジュール漏れやダブルブッキングなどがないように気をつけてください。

履歴書やESの添削をしてもらう

質の高い履歴書やエントリーシートにするためには、何度も添削を行うことが重要です。その際、自分で行ったあとに、必ず就活エージェントや大学のキャリアセンタースタッフに添削を依頼しましょう。
自分で作成した文章は、第三者にチェックしてもらうことで、自分では気づかない改善点を教えてもらえるからです。添削を依頼する先については、「ES添削は誰にお願いする?おすすめの依頼先9選・選び方・注意点も解説」の記事を参考にしてください。

選考の振り返りをする

受かる・受からないに関わらず、選考後は必ず振り返りを行いましょう。「自分に足りなかった部分は何か?」と自分に問いかけ、反省点を見つけることで次の選考に活かせるからです。

特に、面接の振り返りは重要です。うまく答えられなかった質問があれば、どのような回答が望ましいかを考え、次は答えられるようにしましょう。

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適当に就活を終わらせたいと考えているあなたへ

就活が大変で、適当に終わらせたいと考えている就活生もいるでしょう。ただただ適当にしているだけでは、内定にはつながりません。効率的に動き、メリハリをつけることが大事です。

力を抜いて就活をうまく進めるためには、就活エージェントの活用が効果的です。サポートを受けながら、効率良く選考を突破しましょう。

キャリアチケットでは、就活生一人ひとりに合わせて必要なサポートを実施しています。就活が大変で困っている場合も、ぜひご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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