このページのまとめ
- 企業は新卒採用の志望動機から、自社とのマッチ度や入社意欲などを確認している
- 新卒採用の志望動機を書く際の基本構成は、結論→エピソード→入社後の抱負
- 自己分析と企業研究を徹底し、志望動機で企業への貢献意欲を示すことが大切

「志望動機の書き方が分からない」と悩む新卒就活生もいるでしょう。自分なりに一生懸命書いてみても、意欲や熱意が伝わる内容になっているのか自信がもてないことがあります。
この記事では、採用担当者の心に響く志望動機の作り方を、具体的なステップと豊富な例文集で分かりやすく解説。自信をもって提出できる志望動機を作成したい就活生は、ぜひ最後までお読みください。
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- 企業が新卒の志望動機から確認しているポイント3つ
- 1.企業の社風や方針に合う人材か
- 2.入社への意欲や熱意の高い人材か
- 3.企業の成果や成長に貢献できる人材か
- 志望動機を書く前に必要な準備3ステップ
- 1.自己分析で過去の経験を洗い出す
- 2.企業研究で仕事内容や求める人物像を知る
- 3.企業でどのように活躍できるかを考える
- 新卒採用における志望動機の基本構成3ステップ
- 1.書き出しで企業を志望する理由を伝える
- 2.志望するにいたったエピソードを伝える
- 3.入社後どのように活躍できるか伝える
- 【業界・職種別】新卒の志望動機例文20選
- 1.食品業界
- 2.IT業界(エンジニア)
- 3.化粧品メーカー
- 4.公務員
- 5.化学メーカー
- 6.マスコミ(新聞・テレビ・出版社)
- 7.金融業界
- 8.広告業界
- 9.コンサルタント
- 10.海運会社
- 11.不動産業界
- 12.アパレル業界
- 13.商社
- 14.人材業界
- 15.自動車メーカー
- 16.ホテル業界
- 17.歯科衛生士
- 18.保育士
- 19.看護師
- 20.医療事務
- 【企業に感じた魅力別】新卒の志望動機例文5選
- 1.社風に魅力を感じた場合
- 2.商品・サービスに魅力を感じた場合
- 3.企業理念に魅力を感じた場合
- 4.福利厚生に魅力を感じた場合
- 5.社員の様子や人柄に魅力を感じた場合
- 【文字数別】新卒の志望動機例文3選
- 1.短め(100文字以内)の例文
- 2.一般的な文字数(200〜300文字程度)の例文
- 3.長め(400文字程度)の例文
- 評価されにくい新卒向け志望動機のNG例文
- 抽象的な表現で終わっている例文
- ほかの企業との差別化ができていない例文
- 企業側の視点に立って考えられていない例文
- 入社への熱意や意欲だけの例文
- 福利厚生だけで志望している例文
- 新卒採用で評価される志望動機を作成するコツ
- 「なぜ他社ではなくその企業なのか」を伝える
- オリジナリティを意識する
- 具体的な数字や実績を盛り込む
- 「学びたい」ではなく「貢献したい」姿勢を見せる
- 新卒学生の志望動機の書き方における注意点
- 誤字脱字をしない
- 書き言葉で書く
- ほかの企業の志望動機を流用しない
- 新卒学生が志望動機を面接で伝えるときのポイント
- 暗記した文章を読み上げない
- 長くなり過ぎないよう簡潔に話す
- 面接官の目を見て明るくハキハキ話す
- 質問への対策をしておく
- 志望動機の作成に悩む新卒のあなたへ
- 新卒の志望動機に関するよくある質問
- Q.新卒の志望動機は何文字程度を目安にしたら良い?
- Q.就活における志望動機の書き出しのコツは?
- Q.志望動機が思いつきません…
企業が新卒の志望動機から確認しているポイント3つ
企業は新卒の志望動機から、自社との相性や入社意欲の高さなどをチェックしています。
ここでは、志望動機からどのようなポイントが重点的に評価されているか解説します。評価につながる志望動機を作成するためにも、まずは企業側の視点を把握しておきましょう。
1.企業の社風や方針に合う人材か
企業は新卒の志望動機から、応募者が自社の社風や方針に合うか確認しています。
企業が求める人物像とのギャップがある場合、入社してからのミスマッチによって早期退職につながりかねません。優秀な人材でも早期退職のリスクがある学生は、採用しにくいでしょう。
だからこそ、企業研究を行い、企業がどのような人物を求めているかをよく調べる必要があります。企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。
2.入社への意欲や熱意の高い人材か
入社意欲や熱意が高いかどうかも、新卒の志望動機で見られているポイントの一つです。
入社後、自社に対して貢献してくれそうなイメージが湧く意欲の高い人材は、新卒の就活において評価を得やすい傾向があります。たとえば、同じような能力をもつ学生が2人いた場合、「より熱心に仕事に取り組んでくれそうだ」と感じる学生を採用したいと思うのは自然なことでしょう。
だからこそ、志望動機では入社への熱意を重点的にアピールする必要があります。
3.企業の成果や成長に貢献できる人材か
新卒の志望動機からは、「企業の成果や成長に貢献できそうな人材か」といったポイントも評価されています。
新卒の学生は社会人経験がないため、実績や能力では評価が難しいでしょう。だからこそ、「成長したら成果を残せそう」というイメージやポテンシャルが重視されるのです。
採用担当者は、志望動機に書かれた意欲やどのように貢献するかといったアピールから、学生のポテンシャルを評価します。そのため、自分の強みをどのように活かせるか、根拠を示す必要があるでしょう。
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志望動機を書く前に必要な準備3ステップ
履歴書やエントリーシート(ES)に書く志望動機を考える前に、自己分析や企業研究などの準備が必要です。作成前に書くべき内容が明確であれば、読み手に内容が伝わりやすくなります。
ここでは、志望動機の作成前に行いたい3つの準備を紹介するので参考にしてください。
1.自己分析で過去の経験を洗い出す
志望動機を作成する際は、まず自己分析を行い自分の過去の経験を洗い出しましょう。
企業を志望する際には、「この企業に入りたい」「この仕事がしたい」と思ったきっかけがあるはずです。自己分析で過去を振り返ることにより、どのようなきっかけがあったのか再確認できます。
時間を掛けて自己分析を行い、企業を志望する理由となった考え方やエピソードなど、志望動機の素材を集めましょう。
なお、自己分析の方法については、「自己分析のやり方は?おすすめの方法12選と就活における注意点を紹介」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
2.企業研究で仕事内容や求める人物像を知る
志望動機を作成する前の準備として企業研究を行い、仕事内容や求める人物像も確認しましょう。
興味のある企業でも、自分が理想とする仕事や働き方が実現できないと、ミスマッチにつながる可能性があります。企業が求める人材と自分の強みや能力が合っていない場合も、早期退職のリスクが高まるため、評価されにくいでしょう。
志望動機は入社への熱意や意欲だけで評価されているわけではありません。企業研究を入念に行い、「自分が志望したい企業かどうか」「企業が求める人物像にマッチしているか」といった評価につながるポイントを洗い出しましょう。
3.企業でどのように活躍できるかを考える
自己分析で見つけた「自分の強み」と、企業研究で得た「求める人物像」を結びつけ、入社後のビジョンを具体化しましょう。
「私の△△という経験は、この企業の〇〇の業務で、このように貢献できる」という一貫性のあるストーリーを組み立てます。自分の理想だけでなく、企業の成長にどう寄与したいかという貢献の視点をもつことが大切です。
活躍する姿を具体的にイメージできれば、採用担当者に「この学生なら戦力になりそうだ」という期待感を抱いてもらえるでしょう。
将来のビジョンの考え方については、「就活で『10年後の自分』を聞かれたときの作文のコツや例文を紹介!」の記事を参考にしてください。
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新卒採用における志望動機の基本構成3ステップ
志望動機を効果的にアピールするためには、分かりやすい構成で作成し、読みやすい文章にまとめることが大切です。ここでは、新卒採用における志望動機の基本構成を紹介します。
1.書き出しで企業を志望する理由を伝える
志望動機を伝える際は、まず結論である志望理由から書き出しましょう。たとえば、「貴社を志望したのは、△△だからです」「△△のため、貴社を志望しました」のように伝えてください。
志望動機を結論から伝える理由は、結論を先にもってくることで、何について書かれているか読み手が把握しやすくなるためです。新卒の採用担当者は限られた時間で多くの書類を確認しており、内容が分かりづらい志望動機は最後まで読んでもらえない可能性もあるでしょう。
志望動機を最後まで読んでもらい、評価につなげるためには、冒頭で「もっと読んでみたい」と思わせなければなりません。そのため、志望動機の書き出しは、端的かつ担当者の興味を惹きつけられる内容を意識しましょう。
志望動機の書き出しのコツについては、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」の記事でも解説しているので参考にしてください。
2.志望するにいたったエピソードを伝える
次に、志望理由について「なぜそう考えたのか」ということが、伝わる具体的なエピソードが必要です。エピソードを盛り込むことで志望動機に説得力が増し、納得感が生まれます。
エピソードは過去の経験に基づき、自分の言葉で表現するようにしましょう。ほかの就活生と差別化できる部分でもあるので、「この学生はこのような経験をして、このように考えたんだな」とイメージできるように伝えることが大切です。
3.入社後どのように活躍できるか伝える
志望動機の締めくくりでは、「入社後にどのように活躍できるか」といった今後の展望を伝えましょう。
「入社したい」という意欲だけで、採用につながるとは限りません。より評価を高めるには、企業に対してどのように貢献できるか伝える必要があります。自分の強みや経験を活かして、どのような場面で会社に貢献できるか分かりやすくアピールしましょう。
なお、志望動機の内容をしっかりと考えても、構成が分かりにくいと評価は上がりません。志望動機の構成については、「志望動機の組み立て方は順番が大事!好印象を与えるポイントや例文をご紹介」の記事でも詳しく解説しているので、ご一読ください。
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【業界・職種別】新卒の志望動機例文20選
志望動機でアピールするポイントは、業界や職種で求められる適性に合わせて変える必要があります。ここでは、20の業界・職種に合わせた例文を紹介するので、自分の経験を反映させてアレンジしてみてください。
1.食品業界
貴社が長年取り組んでいる「地域の農産物を活かした商品づくり」に共感し、志望いたしました。
大学のゼミで地元野菜を使ったレトルト食品を試作・販売した際、生産者の思いを汲みとった商品設計の難しさとやりがいを実感しました。販売後に「これなら子どもでも食べやすい」と感想を頂けた経験から、食の安心と地域貢献の両立に強い関心をもつようになりました。
地産地消を軸にした貴社の商品開発に携わり、消費者と生産者をつなぐ価値ある食品づくりに貢献したいと考えています。
上記の志望動機は、企業の業務内容と大学で学んだ専門性を結びつけています。また、食品開発に関する専門的な知識・経験をもっていることをアピールできており、採用担当者の印象に残りやすい志望動機といえるでしょう。
2.IT業界(エンジニア)
「社会課題をテクノロジーで解決する」という貴社の理念に共感し、志望いたしました。
大学ではIoTを活用した高齢者見守りシステムの開発に取り組みました。センシングデータをもとに行動パターンを解析し、異常時に通知する仕組みを提案した結果、学内コンテストで優秀賞を受賞しました。この経験を通じて、技術は人の生活を守る力になると実感しました。
貴社が推進するスマートシティ事業に携わり、エンジニアとして人に寄り添う技術を社会に届けていきたいと考えています。
企業理念をテーマに作成する際は、ほかの就活生とどのように差別化するかがポイントです。「企業理念に共感した」という内容だけでは具体性に欠けるため、自分の体験・実績やスキルを盛り込むことを心掛けましょう。
3.化粧品メーカー
私が化粧品業界に強く惹かれたのは、大学時代に参加した海外ボランティア活動がきっかけです。現地で、自然由来の素材を使用した化粧品がいかに人々の生活にポジティブな影響を与えるかを目の当たりにしました。
特に、肌トラブルに悩む人たちが自然素材のスキンケア製品によって自信を取り戻す姿を見て、化粧品がもつ力の大きさを実感しました。このような経験から、自然素材にこだわった貴社の製品開発に私も携わりたいと感じるようになりました。
ユーザー目線の志望動機だと、ほかの就活生との差別化が難しくなりがちです。第三者視点で商品やサービスの影響力を感じたエピソードがないか、探してみましょう。
4.公務員
地域住民の声を政策に反映し、暮らしやすい社会をつくる一員になりたいという思いから、貴自治体を志望いたしました。
大学では地域福祉を専攻し、ゼミでは高齢者の外出支援に関する調査を行いました。商店街でアンケート調査を実施し、約200名から「バス停の場所が分かりにくい」という声を集めた結果、地域報告会で公共交通の案内改善を提案しました。
貴自治体が行っている「住民協働型のまちづくり」に強く共感しており、住民の声に耳を傾けながら、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に貢献したいと考えています。
地方自治体を想定した志望動機です。公務員とひと口に言っても、国家公務員・地方公務員・都道府県庁・市町村の役所・役場など、さまざまな職種や仕事があります。自分が志望している職種の業務内容や特性を理解したうえで、過去の経験から関連するエピソードがないか探してみましょう。
公務員のなかでも市役所を志望している人は、「市役所の志望動機例文9選!基本の書き方や好印象につながるポイントを解説」の記事を参考にしてみてください。
5.化学メーカー
子どものころに実験キットで身近な化学に触れたことが、私の化学への関心を育みました。
高校時代、夏休みの自由研究で身近な素材の変化を観察し、予想以上の結果に驚いた経験があります。この経験がきっかけで、物質の仕組みや可能性を深く知りたいと思うようになりました。
大学では基礎から応用まで幅広く学び、実験で得たデータをもとに、より良い素材の条件を探る楽しさを実感しました。
貴社が社会のさまざまな分野で革新的な化学製品を生み出している点に強く共感し、培った探究心を活かして製品開発に貢献したいと考えています。
化学メーカーのように、製品に高い専門性がある場合、ライバルとなるほかの就活生も専門的な知識をもっていると考えるのが自然です。大学で学んだ内容だけをアピールするのではなく、興味をもった理由や原体験を深掘りし、志望動機に関連づけましょう。
6.マスコミ(新聞・テレビ・出版社)
貴社の「真実を伝える姿勢」に強く共感し、志望いたしました。
私は高校時代、新聞部に所属していた経験から、情報の力と重要性を深く理解しました。
しかし、近年はSNSの普及でマスコミやジャーナリズムが軽視されてきているように感じます。他社が、SNSで拡散されやすいといわれる過激な見出しをつけ、SNSに迎合するなかで、貴社はメディアの矜持があると感じています。
貴社の報道方針のもと、社会に信頼される情報発信に貢献し、多様な声を届ける記者として成長したいと考えています。
上記の志望動機では、新卒でマスコミ業界に飛び込もうと思った理由にフォーカスしています。そのうえで、他社とどのような違いがあるのかを押さえ「なぜこの会社を志望したのか」を明確に説明できているため、説得力の強い内容といえるでしょう。
7.金融業界
貴行の地域密着型の金融サービスに深く共感し、志望いたしました。
学生のころから、家族が経営する小さな店の経理を手伝うなかで、金融の知識がビジネスの成長に不可欠であると学びました。一方で、大手といわれる銀行は、私の家族が経営するような小さな店には融資をしてくれない現実も見てきました。
しかし、貴行のような地域密着型の銀行は違い、こちらのニーズや計画をもとに、真剣に家族の店と向き合ってくれました。特に、貴行は個々の事情を踏まえた丁寧な融資相談を実施していることを知り、信頼感をもちました。
貴行で地域の企業や人々に寄り添い、成長を支える金融サービスを提供していきたいと考えています。
金融業の場合、資金を融資し、利息で利益を出すというビジネスモデルは基本的に変わりません。しかし、融資する対象や融資する分野などに違いがあります。
どの会社にも通用する内容にするのではなく、企業分析や業界研究を通じて、各社の特徴や強みを押さえたうえで志望動機を作成するのがポイントです。
金融業界のなかで信用金庫を志望する人は、「信用金庫の志望動機例文14選!作成のポイントや銀行との違いも解説」の記事を参考にしてみてください。
8.広告業界
「人の心を動かす仕掛けをつくる」広告の力に惹かれ、貴社を志望しました。
大学のゼミで地域特産品の販促企画を担当し、SNSキャンペーンを設計・運用したところ、投稿閲覧数が平均の5倍に増え、販売数も約30%伸びました。この経験から、伝え方1つで人の行動が変わる広告の可能性を実感しました。
なかでも、貴社が手がけた「△△プロジェクト」に感動し、生活者の共感を生むストーリーテリングに挑戦したいと強く感じています。貴社の一員として、人と社会をつなぐ広告を生み出していきたいです。
上記の例文では、自分の経験や実績を自然な形で志望動機に絡めながらアピールできています。文字数に余裕がある場合は、今の業界の現状や今後の見通しについても触れると、採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう。
広告業界の志望動機の書き方についてさらに詳しく知りたい人は、「広告業界の志望動機の例文3選!書き方や評価されるためのポイントも解説」の記事も参考にしてください。
9.コンサルタント
課題解決を通じて企業の成長に貢献したいという想いから、貴社を志望いたしました。
大学3年時、地域企業を対象にしたビジネスコンテストに参加し、売上低迷の原因分析と改善提案を行いました。業界動向や顧客インサイトを徹底的に調査し、提案した販路拡大策が評価され、全体で2位という結果を得ました。
この経験から、多角的な視点と論理的思考をもとに企業の可能性を広げるコンサルの仕事に魅力を感じるようになりました。
貴社の多様な業界支援の実績に惹かれており、自らの提案で企業の未来を切り拓く存在を目指します。
コンサルタントは、他業界と比べて企業ごとのサービスの違いが分かりづらい傾向にあります。コンサルの仕事内容自体を理解するのはもちろん、各社の強みの違いや得意分野、主なクライアント先などを押さえ、より具体的な志望動機を考えましょう。
10.海運会社
世界をつなぐ物流の根幹に関わりたいという思いから、貴社を志望いたしました。
大学時代にアジアの物流に関するゼミに所属し、港湾の機能や航路の最適化などについて学ぶなかで、海運が世界経済を支える存在であることを実感しました。特に、貴社が取り組む環境負荷軽減の施策や、多国間での安定した輸送ネットワーク構築に感銘を受けました。
グローバルな視点と論理的な思考を活かし、国際物流の最前線で貴社の事業発展に貢献したいと考えています。
海運の仕事は直接的に生活に関わる機会が少なく、具体的にイメージしづらいものです。自分の生い立ちや過去の経験を振り返り、海運に関連するエピソードがある場合は、志望動機に盛り込みましょう。
11.不動産業界
都市の魅力を引き出し、人々の暮らしをより豊かにしたいという思いから、貴社を志望しました。
大学2年時、都市計画ゼミの一環で貴社が手がけた再開発地区を訪れた際、空き地だった場所に商業施設と住居が共存し、地域に活気が戻っていた様子に感動しました。事業の構想から完成までを地域とともに進める姿勢に、他社にはない魅力を感じています。
人と街をつなぎ、暮らしの可能性を広げる仕事を、貴社で実現したいと考えています。
不動産業界には、ハウスメーカーや住宅販売、建設業者やデベロッパーなど多様な業態が存在しています。不動産業界のなかで希望の仕事をしている企業はどこなのかをきちんと把握したうえで、企業分析や業界研究をして各社の強み・弱みを探しましょう。
不動産業界の志望動機の書き方をさらに詳しく知りたい人は、「不動産業界の志望動機作成のポイント!職種別の例文やNG例を紹介」の記事を参考にしてください。
12.アパレル業界
ファッションを通じて自分らしさを表現し、誰かの自信につながる提案をしたいと考え、貴社を志望しました。
大学時代は毎日コーディネートをSNSに投稿し、2年間でフォロワーを1万人以上獲得しました。特に、貴社のアイテムは年代やスタイルを問わず着こなしの幅が広く、投稿でも高い反応が得られた経験があります。
多様な価値観を大切にする貴社で、自分の感性と発信力を活かし、顧客の心に届く提案ができる販売員を目指します。
「ブランドのファンだから」「ファッションが好きだから」といった理由だけで志望動機を作成してしまうと、ほかの就活生と差別化し難しくなります。
ファッションが好きな気持ちからアパレル業界を志望する場合は、自分がどれほど好きなのかを表せるデータやエピソードを用意して、説得力をもたせましょう。
13.商社
グローバルな視点で社会に新たな価値を生み出す仕事がしたいと思い、貴社を志望しました。
大学では国際ビジネスを専攻し、ゼミでは新興国市場における日本製品の可能性について研究しました。加えて、英語はTOEIC860点、中国語はHSK4級を取得し、語学力の向上にも力を入れてきました。
「現場主義」を大切にする貴社の企業姿勢に共感し、自らの足で海外の顧客や現地の課題と向き合いながら、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。
商社は主に、さまざまな商品やサービスを手広く扱う「総合商社」と、特定の分野の商品やサービスを扱う「専門商社」に分かれます。
基本的なビジネスモデルは変わらないものの、事業展開の方法や規模は異なるため、どちらの選考に参加しているかによって志望動機の組み立て方を変える必要があるでしょう。
商社の志望動機の書き方をさらに詳しく知りたい人は、「商社の志望動機の書き方は?新卒向けの例文10選と注意点を解説」の記事を参考にしてみてください。
14.人材業界
人の可能性を信じ、それを引き出すサポートがしたいという思いから、貴社を志望しました。
大学では学生相談窓口でのボランティアに参加し、進路や就職に悩む学生の声に耳を傾けてきました。特に、具体的な選択肢を提示したことで「安心して一歩踏み出せた」と感謝された経験が、人のキャリアに深く関わる仕事の魅力を実感するきっかけとなりました。
貴社の「個人の人生に寄り添う支援方針」に強く共感しており、私も一人ひとりに最適な選択肢を届けられる存在として貢献したいと考えています。
自分が就活中である分、人材業界は就活生にとって身近な業界の一つです。それだけに、業界や企業に対してどれほどの思い入れがあり、どのような仕事をしているのか具体的なイメージをもっていなければ、多くの就活生に埋もれてしまう可能性があります。
自分が感じた就活の悩みや不安を軸に、志望動機に結びつけられないか、自己分析を深めて考えてみましょう。
自己分析のやり方については「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事を参考にしてみてください。
15.自動車メーカー
自動車を通じて、人々の生活にワクワクや移動の自由を届けたいという思いから、貴社を志望しました。
高校卒業後、貯めたアルバイト代で初めて購入したのが貴社のコンパクトカーでした。家族や友人とのドライブを重ねるなかで、ただの移動手段ではなく、日常に彩りを加える存在としての自動車の魅力を実感しました。
「運転の楽しさ」を知るきっかけをくれた貴社の車を、今度は私が多くの人に届ける立場となり、若い世代にも車の魅力を再発見してもらえるよう貢献したいと考えています。
具体的なエピソードを志望動機に盛り込むには、自己分析を徹底して行う必要があります。自分が興味をもった原点は何だったのか、その理由を突き詰めて考えてみましょう。
16.ホテル業界
私が貴社を志望する理由は、人と直接関わりながらその場で喜びを生み出すサービスを提供したいからです。
私が以前△△ホテルに泊まったときの経験が印象的でした。そこでは、スタッフ一人ひとりが宿泊客の心に寄り添った対応をしており、その場の雰囲気がとても心地良かったです。
貴社が展開するホテルチェーンは、持続可能なホスピタリティを追求していることで知られています。私もそうした価値観に深く共感し、貴社でしか経験できないサービスを提供していきたいと考えています。
ホテル業界を志望する際は、個人の経験や感動したエピソードを活かし、具体的なサービス提供の場面でどのように差をつけるかを示すことが重要です。
また、具体的なホテルチェーンやブランドに関する研究も行い、企業特有の文化や価値観にどう貢献できるか明らかにすることで、ほかの就活生と差別化できるでしょう。
ホテル業界の志望動機についてさらに詳しく知りたい人は、「ホテル業界の志望動機の書き方は?作成のポイントと例文13選を紹介」の記事を参考にしてください。
17.歯科衛生士
私が貴院を志望する理由は、患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な予防歯科に力を入れている点に魅力を感じたからです。
大学の臨地実習で、高齢の患者さまが口腔ケアによって「食事が美味しく感じるようになった」と笑顔を見せてくださった経験が印象に残っています。その方には日々のセルフケアのアドバイスも継続して行い、3週間後には歯肉の炎症が明らかに改善しました。
貴院の理念に共感し、患者さまの生活の質を支える歯科衛生士として成長し続けたいと考えています。
歯科衛生士の志望動機では、実習の経験や学校で学んだ内容を盛り込みながら熱意をアピールするのがポイントです。応募する歯科医院ならではの特徴・魅力も伝えられると、より説得力のある内容に仕上がるでしょう。
ほかの例文も参考にしたい人は、「歯科助手の志望動機はどう作る?未経験がアピールすべき内容や例文を解説」もあわせてご確認ください。
18.保育士
子ども一人ひとりの「できた!」という瞬間に寄り添える保育士になりたいと思い、異年齢保育を通じて子ども同士の学び合いを大切にしている貴園を志望しました。
大学3年時の実習で、鉄棒が苦手な4歳児に毎日少しずつ練習に付き合った結果、2週間後に前回りができたとき、「先生見て!」と笑顔で報告してくれた姿に大きなやりがいを感じました。
貴園のように、年齢の垣根を越えた関わりのなかで子どもたちの挑戦や成長を支えられる環境に身をおき、保育士として長く信頼される存在を目指したいと考えています。
「子どもが好きだから」といった漠然とした理由ではなく、保育士としての理想像が伝わる具体的な内容に仕上がっています。応募先の保育園を志望した理由にも説得力を感じられるため、担当者からの高評価が期待できるでしょう。
保育士の志望動機の書き方を詳しく知りたい学生は、「保育士の志望動機の書き方を解説!評価されるポイントや例文も合わせて紹介」も参考にしてください。
19.看護師
患者さまの生活全体を見つめるチーム医療に力を入れている貴院に魅力を感じ、志望いたしました。
大学の実習で貴院を訪れた際、多職種が連携し、患者さま一人ひとりの退院後の暮らしまで見据えて関わる姿勢に感銘を受けました。特に、担当看護師の方が患者さまの表情の変化を見逃さず、リハビリ職と情報共有していた場面が印象的でした。
私も看護技術だけでなく、患者さまの声なきニーズに気づける視点をもち、チームの一員として安心を届けられる看護師を目指したいと考えています。
上記の例文では、実際に体験した実習のエピソードから、志望先の病院に勤めたい理由が明確に伝えられています。病院の方針と自分が目指す理想がマッチしている点にも触れており、意欲の高さが伝わりやすい志望動機といえるでしょう。
なお、クリニックへの就職を考えている学生は、「クリニックの志望動機の書き方は?考え方・ポイント・例文を新卒向けに解説」も参考にしてください。
20.医療事務
貴院が掲げる「地域住民の健康を包括的に支えるかかりつけ医」としての役割と、ITを積極的に活用した迅速な診察スタイルに深く共感し、志望いたしました。
大学時代の接客アルバイトでは、お客さま一人ひとりの状況に合わせた臨機応変な対応を心掛けてきました。その経験から、不安を抱えて来院される患者さまに対し、一番最初に出会う「病院の顔」として安心感を提供したいと考えるようになりました。
効率的なオペレーションと温かな対話を両立されている貴院で、私の「状況適応力」を活かし、患者さまの満足度向上に貢献したいと考えております。
例文のように、その病院やクリニックが注力している「具体的な役割」や「独自の取り組み」を盛り込むことで、企業研究の深さをアピールできます。
また、自分自身の経験を「病院の顔」としての役割に結びつけて伝えることで、単なる事務作業にとどまらない、医療事務の本質的な役割を正しく理解していることが示せるでしょう。
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【企業に感じた魅力別】新卒の志望動機例文5選
特定の業界や職種ではなく、企業の「あり方」や「環境」に強く惹かれることもあるでしょう。何に魅力を感じたのかを軸にする場合は、それを自分自身の価値観と結びつけることが重要です。
ここでは、企業に感じた魅力にフォーカスした志望動機の例文を5つ紹介します。
1.社風に魅力を感じた場合
貴社の「挑戦を歓迎する風土」に惹かれ、志望いたしました。1dayインターンでのグループワーク中、若手社員の方が自らの意見を率直に述べ、それを先輩社員が真剣に受け止めている姿勢が強く印象に残りました。
私も大学のゼミで、立場や専門分野を越えて議論し合うなかで新たな視点を得た経験があり、こうした対話を重ねながら自らの視野を広げ、貴社の成長にも貢献していきたいと考えています。
社風に魅力を感じた場合の志望動機の例文です。多くの企業は、自社のWebサイトや新卒向けのパンフレットで社風を紹介しているので、確認してみましょう。実際に働く社員のインタビューを公開している企業もあり、自分にマッチするかどうかを判断する材料になります。
また、社風に対する理解を深めるために、OB・OG訪問やインターンシップに参加するのもおすすめです。インターンシップを行った経験を志望動機に盛り込むことで、入社意欲の高さをアピールできるでしょう。
インターンシップがどのようなものか知りたい人は、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事を参考にしてください。
2.商品・サービスに魅力を感じた場合
貴社のサブスクリプション型健康食品「△△」に感動し、志望いたしました。
大学3年の試験期間中、栄養バランスが偏り体調を崩した際、友人の勧めで△△を利用しました。手軽で美味しく、翌週には集中力も戻り「食で生活の質が変わる」ことを実感しました。
私もこの実体験を活かし、多忙な現代人に向けて、健康を支える価値を発信する一員として貢献したいと考えております。
企業が提供している商品・サービスによっては、ほかの就活生も利用している可能性はあります。そのため、ただ「商品やサービスのファンである」とアピールするだけでは、独自性のない志望動機になりやすいでしょう。
自分がその商品やサービスをどのように使い、何を思ったのか、なぜ「入社したい」という思いにつながったのかを丁寧に書くのがコツです。
3.企業理念に魅力を感じた場合
貴社の「利益と社会的価値の両立を追求する」という理念に強く共感し、志望いたしました。
大学では環境経済学を専攻しており、ゼミではプラスチック削減をテーマに自治体と連携した調査・提言活動を行った結果、地域のレジ袋削減率を前年比15%向上させることに貢献しました。
学びと実践を通じて得た知見を、貴社のサステナビリティ推進に活かし、社会とともに成長できる人材を目指したいと考えております。
企業理念は抽象的な言葉で語られているため、具体的に言語化するのが難しい場合があります。実際に企業が理念に沿ってどのような事業を行っているかなどをリサーチし、自分の体験や価値観と結びつけられないか考えるのがポイントです。
4.福利厚生に魅力を感じた場合
社員の心身の健康を支える貴社の充実した福利厚生に感銘を受け、志望いたしました。長期的に健康で幸せに働ける環境は、高い成果を出し続けるために不可欠な基盤であると考えています。
私は大学で健康管理学を専攻し、組織による能動的なケアが従業員のモチベーションを最大化させる仕組みを学びました。
貴社の優れた制度を自ら活用してベストなコンディションを維持するだけでなく、学んだ知見を活かしてチームの健康維持にも貢献したいと考えています。万全の態勢で業務に邁進し、貴社のさらなる発展に寄与する所存です。
福利厚生や待遇面を志望動機のメインに据えると、「仕事への意欲が低い」「権利ばかり主張する」といったマイナスな印象を与えるリスクがあります。福利厚生はあくまで「高いパフォーマンスを発揮するための手段」として捉え、それが仕事にどう好影響を与えるのかを言語化しましょう。
採用担当者は、制度を利用して「自分がどうなりたいか」ではなく、それによって「企業にどう貢献できるか」を見ています。自分本位なメリットに終始せず、企業の成長を支える一員としての当事者意識を盛り込むことで、評価される志望動機へと仕上がります。
5.社員の様子や人柄に魅力を感じた場合
貴社でのインターンシップ経験を通じて、社員の方々の温かい人柄とチームワークの良さに強く惹かれました。ワークショップの内容について質問した私に対して、複数の社員がやりとりし、快く対応してくださったのが印象的でした。
私は、大学でのグループワークやサークル活動を通じて、人と関わり合うことの大切さを学びました。貴社のお互いを尊重し合う文化に共感し、私もその一員として貢献していきたいと強く感じています。
就活では企業説明会やインターンシップなど、採用担当者以外の社員と接する機会のあるイベントが開かれています。イベントのなかで社員の雰囲気や人柄に魅力を感じた場合、印象に残ったシーンを詳しく書くことで説得力アップにつながるでしょう。
どのようなポイントが志望動機につながったのかを振り返り、具体的な体験や言葉を書くのがコツです。
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【文字数別】新卒の志望動機例文3選
企業の指示やエントリーシートの形式によって、決められた文字数で志望動機を考えなければならない場合もあるでしょう。その場合、各文字数に合わせて情報を凝縮、あるいは拡充するテクニックが必要です。
ここでは、文字数を3パターンに分け、志望動機の例文を紹介します。
1.短め(100文字以内)の例文
貴社の地域密着型営業スタイルに共感し、志望しました。大学時代、インターンシップで月間契約率20%向上を達成した提案力を活かし、地域企業と強固な信頼関係を築ける人材として貴社の売上に貢献したいです。
企業が文字数制限を100文字以内に指定する場合は、簡潔に結論のみを知りたがっています。また、企業によっては、短い文章で効率的に情報を伝える能力を評価しているケースも考えられるでしょう。
そのため、100文字以内の短い志望動機を求められた際は、結論となる理由と入社後の抱負を伝えてください。具体的なエピソードを盛り込もうとすると、どうしても文字数をオーバーしやすいため、重要な情報のみをピックアップしてまとめる意識を徹底しましょう。
2.一般的な文字数(200〜300文字程度)の例文
貴社の「課題解決型営業」の姿勢に強く共感したため、志望いたしました。
私は大学時代、地域企業の魅力を発信する産学連携プロジェクトに参加し、売上が伸び悩んでいた個人経営のパン屋に対して、SNS広告とターゲット層に応じた新メニューの導入を提案しました。
その結果、来店者数は2ヶ月で約1.4倍に増加し、顧客のニーズを深く理解したうえで最適な提案をする大切さを実感しました。
相手の課題に真摯に向き合い、丁寧なヒアリングと工夫によって価値を提供する姿勢を、営業の現場でも大切にしていきたいと考えております。
200〜300文字は志望動機の一般的な文字数といえます。特に、先方から文字数制限がない場合は、このくらいの文章量にまとめましょう。
200〜300文字の範囲で志望動機を書く際は、結論とエピソード、企業に貢献できるポイントをバランス良く盛り込むのがポイントです。志望動機の基本構成も意識して、採用するメリットを感じてもらえるような内容に仕上げましょう。
なお、志望動機を200文字でまとめるコツを知りたい人は、「志望動機を200字で分かりやすく書くには?文字数の削り方や業界別の例文」も参考にしてください。
3.長め(400文字程度)の例文
貴社の「お客さま一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、課題解決に向けた提案を行う営業スタイル」に強く共感し、志望いたしました。
私は大学時代、学園祭で約30店舗が出店するフードフェスの運営リーダーを務めました。企画段階から集客面の課題が懸念されており、私は各出店者の特徴や要望を一件ずつ丁寧にヒアリングしました。
その結果、目立たない位置にある店舗にも隠れた人気メニューがあることを発見し、会場内の導線を再設計してメイン通路へ再配置することを提案しました。さらに、SNSと連携したPR施策も展開した結果、来場者数は前年比150%を達成しました。
現場の声を丁寧に拾い上げ、相手の立場に立って考えることの大切さを実感したこの経験は、貴社の営業に通じると考えています。将来的には、お客さまの潜在的なニーズを汲み取り、自ら提案を組み立てられる営業担当者として、貴社の成長にも貢献していきたいです。
400文字以上の文字数を指定された場合は、より内容を深掘りした志望動機を書く必要があります。志望を決意した状況を具体的にイメージしてもらえるよう、丁寧にエピソードを書きましょう。
志望動機を400文字でまとめるコツについては、「ESに400字の志望動機をまとめるコツは?文章の構成や例文を解説」でも解説しています。
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評価されにくい新卒向け志望動機のNG例文
志望動機は、正しい伝え方をしなければ内容が曖昧になり、評価の低下につながる可能性があります。ここでは、評価されにくい志望動機の例文5つを紹介するので、同じミスをしないようにチェックしましょう。
抽象的な表現で終わっている例文
貴社で働きながら、多くのことを学び、成長したいと考えています。社会に貢献するとともに、自分自身も成長していく過程を経験したいです。
上記のような抽象的な表現の志望動機では、何を成し遂げたいのかが伝わりません。たとえば、「多くのことを学び」では、何を学びたいのか伝わらないでしょう。また、「自分自身も成長」についても、どのように成長したいのか不明瞭です。
改善点として、「何を学び」「どのように成長したいのか」などを具体的に伝えるように意識しましょう。
人それぞれ志望企業に入社したあと、成し遂げたい理想があるはずです。「顧客とのコミュニケーション技術を上達させたい」「営業成績トップを実現できるように成長したい」のように、具体的な内容でアピールしてみてください。
ほかの企業との差別化ができていない例文
業界トップクラスの企業で働きたいです。貴社のような大手企業で経験を積み、スキルを磨きたいと思っています。
ほかの企業との差別化ができていない場合、面接で「なぜ自社に入社したいのですか」と質問される可能性が高いでしょう。
たとえば、「業界トップクラス」の企業の場合、トップクラスの会社は複数あると考えられます。内容次第では「トップクラスならどこでも良いのでは」と捉えられ、評価を落とす原因になりかねません。
企業研究を徹底すれば、その企業にしかない明確な強みが見えてきます。志望動機の基盤になる重要なポイントなので、しっかり意識したうえで「同業他社にはない志望企業ならではの魅力」を押さえた内容を作成しましょう。
企業側の視点に立って考えられていない例文
私のキャリアアップのために、貴社で働きたいと考えています。貴社での勤務を通じて、自分のスキルを高め、将来的には管理職になることが目標です。
上記のような、企業側の視点に立って考えられていない志望動機は評価につながりにくい傾向があります。
企業が新卒採用を行うのは、企業の業績を上げたり、成果を出すために必要な人材を採用したりするためです。従業員のスキルアップや、やりたいことの実現のためではないでしょう。
採用したいと思ってもらうためには、自分の強みが企業の役に立つことをアピールする必要があります。「自分を採用することで、会社にとってメリットはあるのか」を意識して、志望動機に盛り込みましょう。
入社への熱意や意欲だけの例文
私は△△社が子どものころから大好きで志望いたしました。大好きな△△社であれば、毎日やりがいをもち、全力で頑張れると思います。
志望動機では熱意だけではなく、自分が会社で活躍できることを示さなければなりません。たとえ、熱意や意欲が高くても、もっているポテンシャルが仕事で活かせなければ活躍は難しいでしょう。
企業からの評価を高めるためにも「入社したい」という感情だけではなく、どのような能力があり、どのような分野で活躍できるのかも含めてアピールしてください。
福利厚生だけで志望している例文
私は貴社の福利厚生が手厚いところに惹かれて志望いたしました。福利厚生が充実している環境であれば、仕事へのモチベーションも上がり、活躍できると思います。
福利厚生をメインにアピールしても、志望動機では評価されません。「自分のメリットだけを考えている」と評価を下げる可能性もあるでしょう。
福利厚生が手厚い企業は、探せば数多く出てきます。「給料や休みが多ければどの企業でも良いのでは」とみなされるリスクもあるでしょう。仕事への熱意が伝わりにくいため、福利厚生を志望動機にするのはなるべく避けるのが無難です。
新卒採用における志望動機の書き方は、「新卒の学生が履歴書に志望動機を書くコツは?職種別の例文も紹介」の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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新卒採用で評価される志望動機を作成するコツ
採用担当者が「この学生に会ってみたい」と思う志望動機には、納得感や説得力があります。単なる事実の羅列ではなく、戦略的に情報を組み立てることで、あなたの評価を高められるでしょう。
志望動機を作成する際は、以下の4つのコツを意識して文章をブラッシュアップしましょう。
「なぜ他社ではなくその企業なのか」を伝える
同業他社と比較して、その企業にしかない独自の特徴や強みに触れましょう。「貴社独自の△△という技術」「社長の掲げる△△という方針」など、具体的な内容を出すことで「自社をしっかり研究している」という信頼感を与えられます。
ほかの企業にも当てはまる志望動機の場合、「企業研究を行っていないのでは?」「自社が第一志望ではないのだろう」などの印象を与えてしまう可能性も。企業は、自社で働く意欲や熱意をもった学生を採用したいと思うでしょう。そのため、「同業他社ではなく貴社を志望する理由」を明確に伝えることが大切です。
オリジナリティを意識する
評価される志望動機を作るためには、オリジナリティを意識することが重要です。
採用担当者は多くの志望動機を読んでおり、よくある文章では印象に残りにくいでしょう。一方、ほかの就活生とは違った言い回しや内容を意識している志望動機は印象に残りやすい傾向があります。
オリジナリティ溢れる志望動機を作成するためのコツとして、エピソードで差別化を図るのがおすすめです。個人的な体験は、ほかの就活生と被りづらい要素といえます。印象的なエピソードに加え、経験から得た感情や学びを志望動機に盛り込めば、独自性を高められるでしょう。
具体的な数字や実績を盛り込む
志望動機の質を高めるために、具体的な数字や実績を盛り込むのも効果的です。
主観的なエピソードだけでは、採用担当者にとって信憑性が不十分だと判断される可能性があります。たとえば、「アルバイトで売上アップに貢献しました」とだけ伝えても、抽象的な印象が強く、プラスの評価にはなかなか繋がりにくいでしょう。
一方、結果が出るまでの過程や努力を伝えたうえで「アルバイトで△△%の売上アップに貢献しました」と客観的な成果・実績を提示できれば、アピールの説得力が高まります。同時にほかの就活生との差別化もできるため、志望動機の質を総合的に高められるでしょう。
「学びたい」ではなく「貢献したい」姿勢を見せる
選考では「学びたい」という受動的な姿勢ではなく、自らの能力をどのように利益につなげるかという「貢献」の視点を示すことが重要です。
企業は「教わる場所」ではなく「利益を生み出す場所」。そのため、志望動機では「研修で学びたい」という受動的な表現を避け、「研修で得た知識を一日も早く吸収し、△△の分野で即戦力として成果を出したい」といった能動的な言葉に変換しましょう。
「自分は企業に対してどのような価値を提供できるか」を問い続ける姿勢こそが、プロ意識の高さとして採用担当者から評価されるでしょう。
「就活の志望動機例文24選!準備や印象に残るアピールのコツなども解説」の記事では、志望動機の例文やアピールのコツを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
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新卒学生の志望動機の書き方における注意点
志望動機を効果的にアピールするためには、誤字脱字や言葉遣いなどにも気をつける必要があります。また、ほかの企業の志望動機を流用せず、企業ごとに内容をブラッシュアップしましょう。
ここでは、新卒学生が志望動機を作成するときの注意点を解説します。
誤字脱字をしない
志望動機を書く際は、誤字脱字がないように注意が必要です。誤字脱字が多い場合、「ミスが多い」「集中力がない」など、マイナス評価につながる可能性があります。
ケアレスミスを防ぐには、志望動機を書く前に試し書きをし、誤字脱字や表現に間違いがないか確認する方法がおすすめです。また、見落としを防ぐために後日もう一度チェックしたうえで、提出するとより安心できるでしょう。
なお、完成した志望動機を第三者に添削してもらうのも効果的です。志望動機の添削を誰に頼むべきか分からない人は、「志望動機の添削は誰に依頼する?自分でチェックする際のポイントも解説」の記事を参考にしてください。
書き言葉で書く
志望動機を書く際は、話し言葉ではなく書き言葉を使いましょう。たとえば、「〜みたいな」といった表現は話し言葉に該当します。志望動機では「〜のような」と、書き言葉を使うのがマナーです。
また、「貴社」と「御社」が混同してしまうパターンもよくある間違いです。貴社は書き言葉、御社は話し言葉であるため、シチュエーションに応じて使い分ける必要があります。具体的には、エントリーシートや履歴書では貴社、面接では御社を使いましょう。
履歴書やエントリーシートは選考に使う書類であり、ビジネスマナーも評価されています。「社会人としてのマナーが身についている学生」といった評価を得るためにも、志望動機は書き言葉を意識して記入しましょう。
ほかの企業の志望動機を流用しない
ほかの企業に提出した志望動機を流用するのは避けましょう。
複数企業に提出できるような志望動機は、どうしても内容が抽象的になります。志望先の企業に入社したい意欲や熱意が伝わりにくいうえに、採用担当者の印象にも残りづらいでしょう。また、ほかの企業の志望動機を使い回すと、志望先の特徴とズレが生じる可能性もあります。
志望動機で評価を得るには、「なぜその企業を志望するのか」が明確でなければなりません。書類選考をスムーズに突破するためにも、企業ごとに応募した理由を考え、志望先ならではの志望動機を作成しましょう。
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新卒学生が志望動機を面接で伝えるときのポイント
書類選考を通過したら、次は面接で直接志望動機を伝える番。面接では「対話」を意識し、自分の言葉として伝えることが重要です。
以下で、志望動機を面接で伝えるときに意識したいポイントを解説します。
暗記した文章を読み上げない
エントリーシートや履歴書に記載した内容を丸暗記してそのまま話そうとすると、棒読みになり不自然な印象を与えてしまう可能性があります。キーワードや話の流れだけを頭に入れ、その場の雰囲気に合わせて自分の言葉で話すようにしましょう。
緊張して言い間違えてしまっても、「失礼しました」とひとこと伝えたうえで言い直せば問題ありません。自分の想いを素直に伝えようとする姿勢こそが、面接官に魅力的に映るでしょう。
長くなり過ぎないよう簡潔に話す
面接で志望動機を回答する際は、1分から1分半程度を目安にまとめるのが理想的です。だらだらと長く話し過ぎると、要点が伝わりにくくなるだけでなく、コミュニケーション能力を疑われる可能性もあります。
まずは、志望動機を簡潔に伝え、詳細は質問されたら答えるというスタンスで適度な間を保つことが大切です。相手の反応を見ながら「対話」することを意識しましょう。
面接官の目を見て明るくハキハキ話す
緊張して下を向いたり目が泳いだりしないよう、面接官の目を見て話しましょう。視線や表情はコミュニケーションの基本であり、第一印象に大きく影響します。
優れた志望動機でも、小さな声で自信なさげに話すと十分に熱意が伝わりません。背筋を伸ばし明るくハキハキと受け答えをすることで、話の説得力が高まり好印象につながるでしょう。「相手としっかり向き合おう」という誠実な姿勢と自信が大切です。
質問への対策をしておく
回答した志望動機を深掘りするために、面接官から質問をされる可能性があります。たとえば、「同業他社と比較して、弊社が優れていると感じる点はどこだと思いますか?」「希望しない部署に配属された場合、どのようにモチベーションを維持しますか?」などの質問が考えられるでしょう。
対策が不足しているとその場の思いつきで答える必要があり、本来の志望動機との矛盾が生じたり、論理性や説得力に欠けたりする可能性があります。あらかじめ想定される質問への回答を準備しておくことで、予期せぬ問いにも冷静に応対できるでしょう。
「志望動機は就活成功のカギ!例文集と面接や履歴書での伝え方を紹介」の記事では、志望動機の書き方や伝え方のポイントを紹介しているのであわせてご覧ください。
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志望動機の作成に悩む新卒のあなたへ
就活という大事なイベントを前に、志望動機の作成方法に悩んでしまう学生は少なくありません。「どうすれば自分の思いを伝えられるのか」「どのように自分を売り込めば良いのか」と悩みながら、一人で悪戦苦闘している人もいるでしょう。
そのような就活の悩みを抱える学生は、就職エージェントを活用するのがおすすめです。キャリアチケット就職エージェントでは、志望動機の書き方はもちろん、自己分析や企業研究、ES提出後の面接など、就活全般の総合的なサポートを実施しています。
新卒の就活事情に精通したアドバイザーが、学生一人ひとりの個性や理想に合わせたアドバイスをするため、疑問と悩みの解消に役立つでしょう。プロからのアドバイスを参考にして効率的に就活を進めたい人は、お気軽にキャリアチケット就職エージェントへご相談ください。
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新卒の志望動機に関するよくある質問
最後に、就活生からよく寄せられる疑問に回答します。不安を解消して、自信をもって志望動機の作成に取り組みましょう。
Q.新卒の志望動機は何文字程度を目安にしたら良い?
A.300〜400文字程度が一般的です。また、履歴書やエントリーシートの志望動機記入欄を8〜9割埋め、なるべく空白を作らないことも意識しましょう。
文章が短過ぎると熱意不足、長過ぎて枠からはみ出すと配慮不足とみなされる可能性があるため、指定された枠に合わせた適切な分量を心掛けてください。
Q.就活における志望動機の書き出しのコツは?
A.「私は、△△という理由で貴社を志望します」と、一文目で結論を伝えましょう。最初に結論を伝えることで採用担当者の注意を引き、その後のエピソードの理解度を高められます。なぜその理由を選んだのかという背景への興味を抱かせる一文にすることが大切です。
志望動機の基本構成については、「志望動機の構成はどう作る?基本の3ステップや業界別の例文を解説」の記事を参考にしてみてください。
Q.志望動機が思いつきません…
A.まずは「自己分析」と「企業研究」に立ち返りましょう。自分の好きなことや得意なこと、過去に感動した経験を書き出し、それらが企業のどの仕事と結びつくかを探してみてください。
それでも思いつかないときは、第三者に相談して客観的なヒントをもらうのも一つの手です。キャリアチケット就職エージェントでは、キャリアアドバイザーによる志望動機作成のアドバイスを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。