このページのまとめ
- 就活での業界一覧には「メーカー」「商社」「金融」「マスコミ」などがある
- 業界一覧から志望企業を選ぶためには業界研究が必須
- 業界一覧から志望企業を探す場合は興味のある業界を探してみよう
「業界一覧をみてもどのような仕事をしているのかがイメージつかない」「業界が多くて企業を選ぶのが大変」などと困っている人もいるでしょう。就活を成功させるためには、業界についてよく調べ、自分にあう企業を見つけるのが重要です。
この記事では、就活での業界一覧やその概要について解説します。あなたにあった業界を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活での業界一覧とは?基本的な8種類を解説
就活での業界を大きくわけると、「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」「通信」「マスコミ」「官公庁」の8つにわけられます。志望企業を探す前に、まずは業界について知っておきましょう。ここでは、それぞれの業界について、詳しく解説します。
1.メーカー
メーカーとは、ものづくりを行う業界です。原材料を加工し、「もの」を製造する事業を行っています。
メーカーが作る「もの」の例は、「食品」「繊維」「電子部品」「自動車」などです。ものづくりに興味がある場合は、メーカーを視野に入れて企業研究を行うといいでしょう。
メーカーについては、「メーカーとは?業務内容や主な職種を解説!商社との違いも」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
2.商社
商社は輸出入貿易や物資販売を中心に仕事を行う業界です。「商材の選定や調達」「物流網の展開」「販売ルートの開拓」なども実施しています。
商社はメーカーや小売と関わりが深く、メーカーが作った商品を小売に売る仲介役も果たしています。仲介は国内だけにはとどまらず、海外から商品を仕入れる場合もあるので覚えておきましょう。
グローバルで活躍できる商社も多いので、語学力を活かしたい就活生にもおすすめです。
商社については、「商社の仕事内容や動向は?基本的な知識から年収まで詳しく解説!」の記事も参考にしてください。
3.小売
小売業界は、ものを消費者に販売する業界です。メーカーや商社から商品を仕入れ、消費者に届けるのが仕事になります。
たとえば、「スーパーマーケット」「百貨店」「コンビニエンスストア」などは、小売り業界です。
また、実店舗だけではなく、インターネットを通じて商品を販売する通信販売も、小売業界に含まれます。
小売の仕事内容については、販売だけではありません。店舗経営に必要な「企画」「経理」、「商品の買付け」「物流管理」など多岐に渡ります。
小売はリテールと呼ばれる場合もあるので覚えておきましょう。リテールについては、「「リテール」の意味とは?営業志望の人はチェック必須!」の記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
4.金融
金融業界では、お金を動かす仕事がメインになります。金融業界の例には、「銀行」「保険会社」「信用金庫」「証券会社」などがあるので覚えておきましょう。
預金の取り扱いや融資、株券売買を行い、利子や売り上げで利益を出す仕事です。さまざまな業界とかかわりを持ち、経済を支えています。
金融業界のなかでも代表的な銀行について知りたい場合は、「10分で分かる金融業界(銀行編):3大メガバンクの特徴を徹底解説」の記事を読んでみましょう。
証券会社は「証券会社の仕事内容は?具体的な業務とビジネスモデルを解説」の記事で、信用金庫については「信用金庫と銀行の違いとは?共通点や事業規模をご紹介」の記事で解説しているので、それぞれ参考にしてください。
5.サービス
サービス業界は、「形のないもの」を提供し、利益を上げている業界です。たとえば、「ホテル」
「テーマパーク」「旅行」「教育」などがサービス業界に含まれます。知識やアイデア、経験を商品とし、提供していると考えると分かりやすいでしょう。
また、サービス業界は一般の消費者だけではなく、企業と個人の両方に対して提供する場合もあります。「人材派遣」「運送」「建築」などは、企業と個人の両方を相手に仕事を行う例です。
サービス業界は幅広いため、どのような業界があるかを事前に調べておきましょう。「職種や業種、今後の動向は?サービス業界の概要を知ろう」の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
6.通信
通信業界では、情報を伝達する仕事を担っています。たとえば、「固定電話の通信サービス」「携帯電話のキャリア」「インターネットの接続事業者」などが通信業界の企業です。
通信業界には、「セールスエンジニア」「ネットワークエンジニア」「カスタマーサービス」「商品企画」などの仕事があります。通信環境の維持を中心に、サービスの提供を行っている業界です。
通信業界については、「通信業界の現状は?課題や今後の動向についてご紹介」の記事も参考にしてください。
7.マスコミ
マスコミとは、「マスコミュニケーション」の略称です。「新聞社」「出版社」「広告代理店」「放送局」などのように、情報を消費者などに伝える仕事を担っています。
たとえば、放送では、電波を通して音声や文字、映像などの情報を伝え、「新聞」では紙面で情報を伝えるのが仕事です。加えて、雑誌や書籍などを発行する「出版」、CMなどメディアを通して商品を紹介する「広告」もマスコミに含まれます。
マスコミ業界の1つである、テレビ業界については「テレビ業界の研究をしよう!知っておくべき現状や今後の動向について紹介」の記事で解説しているので、参考にしてください。
広告については、「広告代理店とは?具体的な仕事内容や職種をご紹介」、出版については「出版業界の現状や今後は?就職活動に向けて仕事内容を解説!」の記事で紹介しています。
8.官公庁
官公庁とは、「国や地方公共団体の役所」などで働く業界です。勤務先は「市役所」「裁判所」「警察所」など、いわゆる「公務員」が官公庁に該当します。
また、「公社・団体」など公立の学校や病院、営利を第一目的としない農協や社団法人なども官公庁です。
公務員として働く場合、「地方公務員・国家公務員試験」に合格しなければなりません。一般企業とは違い、試験勉強が必須となるので覚えておきましょう。
公務員については、「公務員にはどんな種類があるの?職種や難易度を分かりやすく解説!」の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
業界研究とは?実施目的やポイントを解説
業界研究とは、社会にどのような業界があるのか、どのような事業を行っているのか調べる作業です。就活では必須になるので、覚えておきましょう。
ここでは、業界研究を行う目的やポイントについて解説するので、参考にしてください。
業界研究の目的
業界研究を行う目的には、「業界についての知識を得る」「志望業界を絞る」の2つがあります。
業界についての知識を得るため
業界研究を行う目的の1つが、業界についての知識を得るためです。業界について知らなければ、就活が始められません。まずは、自分のやりたいことが、どの業界で実現できるかを調べましょう。
また、就活が本格化すれば、志望動機や自己PRを考えます。選考を突破するアピールを考えるためにも、業界研究を行い、詳しい知識を得るのが欠かせません。
志望業界を絞るため
志望業界を絞るためにも、業界研究が必要です。就活の時間は限られており、すべての業界にエントリーして選考に参加するのは難しいといえます。
複数の業界に興味があっても、エントリーする業界は絞らなければなりません。自分にあう業界を取捨選択するためにも、業界研究が必要です。
業界研究を実施する際のポイント
ここでは、業界研究を実施する際のポイントを紹介します。
業界内で代表的な企業を調べる
業界研究を行う際は、業界内で代表的な企業を調べるようにしましょう。代表的な企業がわかれば、仕事内容もわかり、業界全体のイメージがつきやすくなります。
また、代表的な企業が「どのような商品やサービスを取り扱っているか」「顧客は企業か個人の消費者か」なども調べておくのがおすすめです。
志望業界以外の業界も調べておく
業界研究では、志望業界以外の業界も調べるようにしましょう。ほかの業界と比較したり、つながりを理解しておくのが大切です。
また、業界を複数調べておけば、企業選びの幅が広がります。就活での視野を広げるためにも、志望業界だけにこだわらず、複数の業界を調べるのがおすすめです。
業界研究については、「就活における業界研究のポイントや、情報源などをご紹介!」の記事も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
業界についての理解を深めるために注目したいポイント
業界についての理解を深めるために、注目したい5つのポイントを紹介します。業界研究でどこから調べればいいか悩んでいる方は、参考にしてください。
ビジネスモデル
業界についての理解を深めるために、ビジネスモデルから調べましょう。ビジネスモデルとは、どのような方法を用いて、利益を得ているかを指します。
たとえば、メーカーであれば、自社で商品を製造し、企業や消費者、商社に販売して利益を得るビジネスモデルです。
ビジネスモデルが理解できれば、どのようなサービスを扱っているか、どのような業界とつながりがあるかが理解できるでしょう。業界全体を把握しやすいので、確認しておきたいポイントです。
業務内容
業務内容についても確認しておきましょう。あなたが入社したあとに、どのような仕事を行うかは大事です。
業務内容は職種によっても変わるので、あわせて調べておきましょう。「営業」「事務」「マーケティング」など、同じ業界内でも仕事は変わります。
職種については、「自分に適した職種を知ることが就活成功へのセオリー」の記事で紹介しているので、確認しておきましょう。
働き方
業界ごとに働き方の傾向があるので、確認しておくべきです。「在宅ワークはできるか」「繁忙期はいつか」「フレックスタイム制が導入されているか」などが確認できます。
働き方があうあわないは、入社後のモチベーションにも影響するので確認しておきましょう。ミスマッチを防ぐためにも、自分がどのような働き方を望んでいるか考えるのも大切です。
制度や福利厚生
制度や福利厚生についても調べておきましょう。企業ごとはもちろん、業界ごとにも傾向があります。
また、給与や残業時間、年間休日なども確認しておくのもおすすめです。仕事とプライベートのメリハリをつけるためにも、調べるようにしてください。
成長できる能力やスキル
成長できる能力やスキルについても、確認しておきたいポイントになります。自分のキャリアを考えるうえで、どのように成長できるかは大切です。
また、選んだ業界によって、仕事で身につけられるスキルは変わります。別会社への転職や、異業種への挑戦なども可能性はあるので、キャリア全体を通して役立つスキルが身につくかどうかも考えるようにしましょう。
就活ではキャリアビジョンについて聞かれる場面も多いので、意識しておくのをおすすめします。「就活のキャリアビジョンはどう答える?企業の意図と効果的な回答方法」もあわせて参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
業界一覧から志望業界を選ぶ際のコツ
業界一覧から志望業界を選ぶ際には、「興味のある業界を見つける」「業界の動向や将来性に注目する」の2点が重要です。志望業界を選ぶ際のコツを紹介するので、参考にしてください。
まずは興味のある業界を見つける
業界一覧から志望業界を選ぶ際は、まず興味のある業界を見つけましょう。興味のない業界を選んでも、調べるモチベーションが上がりません。
興味のある業界を選んだら、日々の生活で業界について意識するのがおすすめです。「テレビ」「インターネット」「ニュース」などで見かけたら、ぜひ注目してみてください。
特に、ニュースで話題になっている事柄については、面接や小論文で聞かれる場合もあります。時事問題の対策方法については、「就活の時事問題はどう対策する?聞かれやすい問題はコレ」も参考にしてください。
業界の動向や将来性にも注目する
志望業界の動向や将来性にも注目しておきましょう。就職後も安定して働くためには、「業界や企業が成長できるか」「安定しているか」が重要です。
具体的に調べるポイントには、「業界内での各企業の違い」「企業間の資本関係」「提携関係」などがあげられます。業界全体の業績推移も確認しておきましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
業界一覧から自分にあった企業を見つけたいあなたへ
業界一覧から自分にあった企業を探したいけど、どうすればいいか迷っていませんか。業界だけでも幅広く、そこから志望企業を選ぶのは大変ですよね。企業探しに困ったら、ぜひキャリアチケットにお任せください。
キャリアチケットでは、業界研究の進め方や志望企業の探し方などをマンツーマンでサポート。あなたにあった企業選びができるように、就活のプロがアドバイスします。
また、あなたの希望にあわせて、おすすめの企業も紹介可能です。企業選びに困った場合は、ぜひキャリアチケットに相談してください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら