NNTとはどんな意味?なりやすい人の特徴や脱却方法を解説!

このページのまとめ

  • NNTとは、「無い内定」を表すスラング
  • NNTになるのは、自己分析や企業研究などの就活準備が不足しているから
  • NNTから抜け出すには就活を振り返り、改善点を探して対策を行うのが大事

NNTとはどんな意味?なりやすい人の特徴や脱却方法を解説!のイメージ

「NNTにはなりたくない」「どうすれば内定が獲得できる?」などと不安を抱える就活生も多いでしょう。NNTとは、無い内定を示すスラングです。NNTのまま就活を終えないように、対策を進める必要があります。

この記事では、NNTになりやすい人の特徴や、NNTから抜け出す方法について解説。まずは自分がなぜNNTなのかを知り、改善点を探しましょう。必要な対策も紹介しているので、実践してみてください。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

内定ゲットのコツとポイントを教えてもらう

   
目 次

NNTの意味は「無い内定」

NNTとは、「無い内定(NaiNaiTei)」を略したスラングです。「就職活動中にどこの企業からも内定や内々定がもらえていない」状況を指します。

NNTの状況になると、焦ってさらに就職活動がうまくいかなくなることも。NNTにならないように、就活準備を徹底しておきましょう。

NNTのまま就活が終わるとどうなるかについては、「「無い内定」で卒業後はどうなる?負のループに陥る原因と解決策」の記事で解説しているので、確認しておきましょう。

NNTの対義語はANT(ある内定)

NNTの対義語に、ANTがあります。ANTは、「ある内定」の略であり、1社以上の内定を所持した状態のことです。

内定を持っていないNNTとは異なり、ANTはポジティブな語句として扱われています。SNSなどのインターネットで使用されるケースが多いので、NNTとANTを覚えておくといいでしょう。

内定ゲットのコツとポイントを教えてもらう

 

NNTになる人によくある特徴

自己分析や企業研究など、就活準備ができていない人は、NNTになりやすい傾向があります。NNTを避けるためにも、どのような人がNNTになってしまいやすいのか知っておきましょう。

自己分析ができていない

自分の強みやスキル、価値観などを理解していないと、NNTになりやすいといえます。自分について理解しておらず、必要なアピールができないからです。

また、自己分析ができていないと、業界や企業の選び方も曖昧になります。方向性が定まらず、自分に合う企業を見つけられない点も、NNTになる要素です。

自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で解説しています。自己分析は就活の土台になるので、まだ取り組んでいない人はいますぐ行いましょう。

業界研究が不足している

業界研究不足も、内定獲得が難しくなります。自分に合う業界がわからず、やみくもにエントリーしてしまうからです。

就活では業界を8つに分類し、それぞれ行う事業や職種、業務内容は違います。自分に合う業界を見つけられないと、内定も遠のいてしまうでしょう。

社会にどのような業界があるか知りたい就活生は、「就活での業界一覧と概要を解説!自分にあった企業を選ぶコツを学ぼう!」も参考にしてください。

業界研究の方法は、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」の記事で解説しています。

企業研究が足りない

企業研究を行い、自分にマッチする企業を探すのも大切です。就活では、自分の強みやスキルが活かせるとアピールしなければ、内定獲得は難しくなります。

また、企業にアピールするには、「なぜその企業なのか」が重要です。企業研究を行い、他社との違いを明確にしなければなりません。志望理由が曖昧な場合、「ほかの企業でもよさそう」「入社への熱意が感じられない」などとマイナスな評価に。企業研究を行い、志望企業ならではの特徴を明確にしましょう。

企業研究の方法は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に実施してください。

志望動機や意欲が伝わっていない

志望動機の内容が薄い場合も、NNTになりやすいといえます。新卒採用はスキルよりもポテンシャル採用の傾向が強く、入社への熱意や意欲も重視されているからです。

志望動機を考える際は、どの企業にもあてはまる内容になっていないか注意しましょう。その企業ではならない理由と、具体例が必要です。

志望動機の書き方については、「新卒学生必見!志望動機の書き方がわかる12の例文と重要ポイントを紹介」の記事で解説しています。志望動機はどの企業でも求められるので、ポイントを覚えておきましょう。

大学時代の取り組みがアピールできていない

大学時代に何に取り組んだかのアピールも大切です。「ゼミ」「アルバイト」「サークル」など、取り組んだことをアピールしましょう。

また、アピールする際には、実績ではなく過程を伝えるのがポイントです。面接官は、「学生がどのような内容に、どのように取り組んだか」を見ています。「サッカー部に所属し、大会で優勝しました」だけ伝えても、努力の過程がわかりません。「部員と衝突する時期もあったが、対話を重ねてチーム一丸となって優勝した」のように、どのようにして取り組んだかを伝えてみてください。

大学時代に取り組んだことは、「ガクチカ」の質問で聞かれます。「ガクチカとは?作成方法や例文を徹底解説」の記事で書き方を紹介しているので、参考にしてください。

大手企業や有名企業ばかりエントリーしている

倍率の高い企業ばかりエントリーしている就活生もNNTの傾向があります。大手企業や有名企業は志望者が多いため、なかなか内定は獲得できません。また、大手企業などは、エントリーする就活生の質も上がります。ライバルが強力になるので、自分もレベルアップが欠かせません。

NNTを避けるためには、中小企業やベンチャー企業を受けるのがおすすめ。志望企業の幅を広げていくと、内定も獲得しやすくなります。中小企業やベンチャー企業の特徴については、「ベンチャー企業とは?スタートアップや中小企業の特徴も解説!」の記事を参考にしてください。

エントリー数が少ない

企業へのエントリー数が少ない場合も、NNTに気を付けましょう。就活のエントリー数は、1人あたり平均30社といわれています。

また、エントリーシートの通過率は、一般的に50%前後です。エントリー数が少ないと、内定突破が難しいのがわかるでしょう。あたりまえですが、エントリー数が増えれば増えるほど、選考突破の数もあがります。より幅広い業界に視野を広げ、BtoBや中小企業にもエントリーしてみてください。

提出書類を丁寧に書いていない

エントリーシートや履歴書などを丁寧に書いているか見直しましょう。内容はもちろん、丁寧な作成にも気を配ってください。

たとえば、走り書きやガタついた文字は「急いで作成した」「とりあえず書いた」といった印象を与えてしまうため、面接官も良い気はしません。エントリーシートや履歴書は大量に送られてくるので、雑な書類は全部読む前に選考から外されてしまう場合もあります。

エントリーシートや履歴書は「まだ会っていない学生の第一印象を決める」書類。少しでも印象をよくできるように、丁寧に書くようにしましょう。

面接対策ができていない

面接が通らない場合、面接対策ができているかも見直すのが大切です。質問の意図を理解して答えられているか振り返りましょう。

面接でされる質問は企業によって違いますが、「自己PR」「志望動機」「長所・短所」など定番の質問はあります。予想できる質問の答えは面接の前に準備し、答えられるようにしておきましょう。

面接でよくある質問については、「面接でよくある質問とは?企業の目的や回答例を解説!」の記事で紹介しています。質問内容を知っておくと、心の準備もできるので安心です。

自己PRで強みが伝えられていない

自己PRで強みやスキルをアピールできているかも確かめましょう。アピールが足りない場合、入社後のイメージが湧かずに採用されません。

自己PRでは、エピソードが重要です。強みを裏付けるエピソードを話し、強みに再現性があることをアピールしましょう。評価される自己PRのコツは、「受かる自己PRの書き方とは?基本的な構成や評価されるポイントを解説」の記事で解説しています。

内定ゲットのコツとポイントを教えてもらう

 

NNTの危機から内定を勝ち取る方法

NNTにならないために、これまでの就活を振り返り、選考対策など就活準備を実施しましょう。ここでは、内定を獲得するためにできる対策について解説します。

就職活動を振り返って反省する

まずはこれまでの就職活動を振り返り、改善点を考えましょう。「何が原因でNNTなのか」「改善には何が必要か」を考えます。

就職活動がうまくいっていない場合、どこかに原因があるはず。「自己分析ができていないからアピールができない」「書類選考は突破しても面接で落ちるから、面接対策が必要」などのように、振り返ってください。

エントリーシートや履歴書を見直す

内定獲得に向けて、提出書類を見直しましょう。エントリーシートや履歴書を丁寧に書いているか、アピールが伝わる内容になっているか、チェックしてください。

よりよい提出書類にするためには、第三者に添削を依頼するのもおすすめ。客観的な意見をもらうことで、さらによい履歴書やエントリーシートになります。添削の相談相手は、友人や家族、就活エージェントに依頼してみましょう。キャリアチケットでも、無料で履歴書やエントリーシートの添削を実施しているので、ぜひ相談してください。

面接対策を行う

選考突破に向け、面接対策も大切です。「面接官の質問の意図を理解して答えられているか」「話し方やマナーに問題はないか」「見た目に清潔感はあるか」などを意識しましょう。

面接対策を行うなら、模擬面接がおすすめ。面接官役を依頼し、面接官から見た評価をもらいましょう。見た目の清潔感や話し方の印象など、自分では確認できない部分も多いのでおすすめです。

模擬面接について詳しく知りたい就活生は、「就活生は模擬面接セミナーを活用しよう!内容や参加時の注意点を紹介」の記事も参考にしてください。

適性検査の対策を行う

適性検査や筆記試験対策も実施しておきましょう。試験で落ちてしまうと、書類選考すら参加できない場合もあります。適性検査の対策は、問題集があるので1冊を繰り返し解きましょう。「SPI」「玉手箱」など試験には種類があるので、志望企業がどの試験を行うかは事前に確認してください。

また、時事問題を出す企業も多くあります。ニュースを見たり新聞を読んだりして、話題になっている出来事は知っておくようにしましょう。

適性検査の種類や対策については、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事で解説しています。時事問題の対策については、「就活の時事問題はどう対策する?聞かれやすい問題はコレ」をチェックしておいてください。

自分に合う企業を探す

自分の価値観に合う企業や、ビジョンを実現できる企業を目指しましょう。長く働き続けるためには、ミスマッチを防ぐのが大切です。

また、企業探しのために、就活エージェントや逆求人サイトを使うのもおすすめ。就活エージェントでは、あなたの考え方や希望条件に合う企業を紹介してもらえる場合もあります。逆求人サイトとは、企業からオファーをもらえる就活サイトのことです。採用担当者があなたの情報を見て連絡をするので、企業とマッチしやすいメリットがあります。

逆求人サイトを利用して内定を獲得した例もあるので、「視野を広げるために逆求人サイトを利用|元地方就活生に聞く就活体験談【第3回】」もぜひ読んでみてください。

就活セミナーに参加する

就活セミナーに参加し、情報を集めるのもおすすめです。セミナーによっては、自己分析のやり方を教えてくれたり、模擬面接を実施していたりします。
また、企業説明会や座談会など、ほかの就活イベントにも参加しておきましょう。積極的に行動し、就活情報を仕入れておくと就活を有利に進められます。

就活エージェントに相談する

就活のプロである、就活エージェントの活用もおすすめです。自分だけで就活を行うよりも、より効果的に就活を実施できます。

就活エージェントのおすすめはキャリアチケット。無料で相談でき、マンツーマンであなたにピッタリのアドバイスを実施します。1人で頑張ろうとせずに、ぜひキャリアチケットに相談してください。

内定ゲットのコツとポイントを教えてもらう

 

NNT脱却には基本的なマナーも大切

NNTにならないためには、就活のマナーも覚えておきましょう。アピールの内容がよくても、マナーが悪ければ評価を下げてしまいます。

時間を守る

説明会や面接など、時間を守るようにしてください。指定された時間の10〜15分前には会場に到着し、受付を済ませましょう。

道に迷ったり電車が遅れたりする可能性も考え、早めに家を出るようにします。ただし、30分以上前など、あまりにも早い到着はNG。企業側の準備ができておらず、迷惑になる可能性もあるので気を付けてください。

身だしなみを整える

第一印象をよくできるように、清潔感のある身だしなみにしましょう。「髪型や髪色に問題はないか」「寝ぐせはないか」「ひげを剃っているか」などを確かめます。

また、スーツや靴の汚れにも気を付けてください。出かける前には鏡を見て、身だしなみを整えてください。就活での身だしなみについては、「就活で好印象を与えるには身だしなみに力を入れよう」の記事で詳しく解説しています。

挨拶をきちんとする

会う人には挨拶を行い、好印象を与えられるようにしましょう。採用担当者はもちろん、会社の受付から挨拶は重要です。書類を手渡すときには「お願いいたします」と一言添えましょう。

また、面接時の入室時、退室時の挨拶マナーも確認しておくようにしてください。面接の入退室については、「面接の仕方を確認しよう!入退室の流れや受付時の注意点を紹介」の記事で解説しています。

内定ゲットのコツとポイントを教えてもらう

 

NNTを抜け出して内定を獲得したいあなたへ

内定がない状態のことをNNTと呼びます。「NNTは避けたい」「早く内定がほしい」と考える就活生も多いでしょう。NNTを脱却するには、就活準備が大切です。自己分析や書類選考対策、面接対策などを実施しましょう。

自分1人では難しいと感じたら、就活エージェントへの相談もおすすめ。1人で進めるより、就活のプロの力を借りた方が、選考を有利に進められます。

キャリアチケットでも、就活生のサポートを実施。内定獲得まで、マンツーマンでアドバイザーがサポートをします。NNTを抜け出して、理想の企業の内定をゲットしましょう。

内定ゲットのコツとポイントを教えてもらう

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。