このページのまとめ
- 就活のやり直しを決めたらすぐに内定辞退の連絡をする
- 就活のやり直しは可能だが時期が遅くなると採用枠が減っていく
- 就活のやり直しではエントリーする業界や企業は視野を広げるのが大事
「就活のやり直しを検討している」「内定先があわないような気がする」などと悩む就活生もいるでしょう。内定から入社までに時間があると、この先どうするべきか迷ってしまいますよね。
この記事では、就活のやり直しで発生するリスクや注意点を解説します。やり直すと決めた際に、やるべきことも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活のやり直しは可能!ただし注意点もある
- 内定がある場合は入社2週間前までに辞退する
- 秋採用よりも前に決断するのがおすすめ
- 就活をやり直したいと思う4つの理由
- 内定をもらった会社があっていないと感じる
- 別の会社に入社したいと思った
- 内定ブルーで考えが変わった
- 就活の結果に納得がいっていない
- 就活のやり直しで発生するリスク
- 志望する業界や会社の募集が終わっている場合がある
- 再度内定をもらえるとは限らない
- 就活のやり直しをするか迷った場合の選択肢
- 内定をもらった会社にそのまま入社する
- 就職留年をしてやり直す
- 就職浪人になってやり直す
- 進学する
- 就活のやり直しを決めた際にやるべきこと
- 内定辞退の連絡をする
- 自己分析をもう一度行う
- 志望企業や業界の視野を広げる
- 選考への対策を入念に行う
- 友人や家族に相談する
- 就活エージェントを活用する
- 新卒で入社したあとに就活のやり直しはできる?第二新卒について解説
- 入社後3年以内の離職者は約3割
- 第二新卒は基本的なマナーやスキルが求められる
- 就活のやり直しを検討しているあなたへ
就活のやり直しは可能!ただし注意点もある
「就活をやり直したいな」と感じたら、もう一度挑戦することもできます。ただし、内定がある場合は注意点もあるので覚えておきましょう。
内定がある場合は入社2週間前までに辞退する
内定辞退は、入社の2週間前までであれば問題ないとされています。民法627条第1項で、次のように定められているからです。
「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」
しかし、内定辞退をしてしまうと、企業は新しい人材を探さなければなりません。入社直前の内定辞退は負担をかけてしまうので、内定辞退をする場合は早めに連絡しておきましょう。
参照元
e-Gov法令検索
民法
秋採用よりも前に決断するのがおすすめ
もし、就活のやり直しを考えているのであれば、秋採用よりも前に決めるのがおすすめです。秋採用を過ぎてしまうと採用活動を行っている会社が少なく、内定を獲得しにくくなります。
秋採用って何?と思ったあなたは、「就活は4年生の秋からでも間に合う?秋採用で内定を獲得する方法を解説」の記事を確認しておきましょう。
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就活をやり直したい方へのキャリアアドバイザーのアドバイス
就活をやり直すことはできます。ただし、同じことを繰り返さないために以下の3つを意識することが大切です。1.内定先を決めきれない理由を明確にする
2.どのような企業なら迷いなく承諾できるかを言語化する
3.内定先の承諾期限までに、他企業で就活を終えるスケジュールを逆算して動き出す
(仮に承諾済みの場合は、早めに企業へ辞退を検討していることを伝えましょう。)
もし、就活のやり直しをすることに不安がある場合は、就活エージェントのキャリアチケットにご相談ください。あなたの疑問や不安をしっかりとヒアリングし、内定獲得までサポートいたします。
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就活をやり直したいと思う4つの理由
就活をやり直したいと思う背景には、「会社があわない」「別の会社に興味を持った」などの理由があります。
なぜやり直したいと考えるのか、就活をやり直したいと思う理由を参考に、自分の気持ちを整理してみましょう。
内定をもらった会社があっていないと感じる
就活をやり直したいと思う理由に多いのが、会社とのミスマッチです。内定者研修や懇親会に参加した結果、社風や従業員の雰囲気があわないと感じてしまいます。
また、就活の軸を自分で決めず、友達や家族の意見に従ってしまった場合も、ミスマッチが発生しやすくなるので注意しましょう。就活の軸を自分で考え直し、企業を選ぶのが大切です。
就活の軸がまだ決まっていない、と思うあなたは、「就活の軸とは?例文付きで見つけ方や回答のコツを紹介!」の記事を参考にしてください。
別の会社に入社したいと思った
内定をもらったあとに、ほかの魅力的な企業を見つけるケースもあります。特に、内定後は就活のプレッシャーから解放されているので、「ほかの企業にもチャレンジしていいのではないか」と思ってしまいがちです。
また、友人の内定先と比較して、さらによい条件の会社に入社したいと思うケースもあります。自分の内定先の雇用条件を考え直してしまうと、別の会社の方がいいのではないかと思ってしまうでしょう。
内定ブルーで考えが変わった
内定ブルーになり、これまでとは考え方が変わる人もいます。内定ブルーとは、内定後に漠然とした不安を抱えてしまう状況です。
内定後の時期は、学生から社会人に変わる時期であり、環境の変化から不安を抱えてしまいます。しかし、インターネットやSNSの口コミを見たり、内定先の悪いうわさを聞いたりして、過度に落ち込むのはやめましょう。
内定ブルーになると、マイナスな部分ばかり見えてしまいます。根拠のない情報に踊らされないように、信頼できる情報を入手し、自分で判断してください。
内定ブルーについては、「就活が終わってもモヤモヤ。内定ブルーとは?」の記事で詳しく解説しています。入社前に不安を抱えた場合は、内定ブルーに陥っていないかチェックしてみてください。
就活の結果に納得がいっていない
納得いく就活ができなかった場合も、やり直しをしたくなります。「志望企業に入社できなかった」「就活を早く終わらせようと思った」などの就活生に、よくある理由です。
一度は就活を終えたものの、時間が経ち、冷静に考えると納得いかないケースはよくあります。その場合、「自分の納得できる企業に入社したい」と考え、就活のやり直しを考えるでしょう。
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就活のやり直しで発生するリスク
就活をやり直す場合、「企業の募集が少ない」「再度内定を獲得できるとは限らない」などのリスクに注意してください。
ここでは、就活のやり直しをする場合の注意点を解説します。
志望する業界や会社の募集が終わっている場合がある
就活をやり直す場合、企業の募集が少なくなっている点に注意しましょう。志望する企業や業界の募集が、すでに終わっているケースもあります。
たとえば、内定式が終わった10月に就活をやり直すとしましょう。この場合、春採用や夏採用で募集していた企業は、採用枠が埋まり、すでに採用を終えている可能性があります。
就活をやり直したものの、志望企業や業界がなく、納得いく就活にならないケースも。就活をやり直す前に、「どのような企業がまだ新卒採用を行っているのか」「残りの採用枠数がどれほどあるのか」などは確認しておきましょう。
10月以降の就活を考える方に向けては、「新卒採用は10月以降でも内定獲得できる?秋採用の特徴と今すぐすべき対策」の記事で詳しく紹介しています。情報収集を入念に行ってから、動き方を決めましょう。
再度内定をもらえるとは限らない
就活をやり直しても、再度内定を獲得できるわけではありません。内定を獲得できないリスクも考えておきましょう。
もし、内定辞退を行い、再度内定が獲得できなかった場合、就職先がないまま卒業してしまいます。すると、「内定辞退しなければよかった」とさらに後悔してしまうでしょう。
一度内定が獲得できたからといって、油断してはいけません。ほかの就活生も内定を獲得するために真剣なので、あなたも書類対策や面接対策を欠かさないようにしてください。
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就活のやり直しをするか迷った場合の選択肢
就活をやり直す以外にも、「就職浪人」「進学」などの選択肢があります。ここでは、就活のやり直しをするか迷った場合に、どのような選択肢があるのか紹介するので参考にしてください。
内定をもらった会社にそのまま入社する
就活のやり直しをせず、内定先の会社に入社する方法もあります。入社前は違和感があっても、働いたら何も問題がないことも。迷った場合には、まずは内定先で働いてみるのも1つです。
就職してやっぱりあわなければ、数年後に転職する選択肢もあります。就活をやり直す決め手に欠けるのであれば、内定先の会社にそのまま入社するのもおすすめです。
就職留年をしてやり直す
就職留年とは、大学を留年し、就活を再度行うことを指します。就活のやり直しは留年せずに就活を行う点で異なるので覚えておきましょう。
就職留年のメリットは、就活の流れやノウハウを知ったうえでもう一度チャレンジできる点です。ほかの就活生よりも、スムーズに就活を進められるでしょう。
しかし、「金銭的な負担が大きい」「企業からなぜ留年したかを聞かれやすい」などのデメリットもあります。メリットデメリットを考え、決めるようにしてください。
就職留年については、「留年は就職に不利?自信が持てないときの対処法や成功のポイントを紹介」の記事で詳しく紹介しています。
就職浪人になってやり直す
就職浪人とは、大学を卒業し、既卒で就活を行うことです。大学を卒業しているので、時間に余裕をもって就活ができるでしょう。
注意点は、新卒採用の枠ではなく、既卒採用の枠になる点です。既卒はスキルや経験を求められるケースが多く、新卒で就活するよりもハードルが上がる可能性もあるので注意しましょう。
就職浪人については、「就職浪人は不利になる?経験談からみるメリット・デメリットと対策方法」の記事で解説しているので、参考にしてください。
進学する
大学院や専門学校に進学し、スキルを学ぶ方法もあります。専門的な知識が評価され、就活で有利になる場合もあるでしょう。大学院を卒業すれば、大学卒の就活生よりも評価される可能性もあります。
デメリットは、進学費用が必要な点です。また、進学するために勉強しなければならない点にも注意してください。
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就活のやり直しを決めた際にやるべきこと
就活をやり直すと決めたら、「自己分析をやり直す」「志望業界の視野を広げる」などが重要になります。
ここでは、就活のやり直しを決めた際に、実施したいことを6つ紹介するので参考にしてください。
内定辞退の連絡をする
就活のやり直しを決めたら、まずは内定辞退の連絡をしましょう。やり直しを決めたら、すぐに連絡してください。
会社は新入社員を確保するために、新たに採用活動を始めなければなりません。また、あなたの入社に向けて、ハンコや名刺などの備品が発注されてしまう場合もあります。連絡が遅くなるほど、迷惑をかけてしまうので注意してください。
内定辞退の方法については、「知っておきたい!内定辞退の手順について」の記事で解説しているので、参考にしてください。
自己分析をもう一度行う
再度の就活に向けて、自己分析をやり直しましょう。内定先に納得行かなかった背景には、「自分の考えや希望が整理できていなかった」「価値観が変わった」などの理由が関係しているかもしれません。
自己分析を再度行い、「希望する条件」「実現したい目標」「長所や短所」「仕事への適正」などを整理してみましょう。ミスマッチを発生させないために、自分について理解を深めるのが重要です。
自己分析の方法については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事で詳しく紹介しています。
志望企業や業界の視野を広げる
就活をやり直す際は、志望企業や業界を広く見るようにしてください。秋採用や冬採用は枠が少なく、多くの企業にエントリーしておくのが大切です。
また、気になる企業にはエントリーだけでもしておきましょう。気づいたときには採用枠が埋まり、選考を受けられないケースもあります。
志望企業や業界を広げるには、企業研究と業界研究が欠かせません。企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。
選考への対策を入念に行う
書類選考や面接など、対策を十分に実施してください。採用枠が少ないので、ほかの就活生よりもアピールできるようにするのが大切です。
また、就活をやり直している場合、「なぜ就活をやり直したのですか?」「内定があるのになぜ就活を続けているのですか?」などと聞かれるケースもあります。質問されるのを予測して、答えられるように準備しておきましょう。
友人や家族に相談する
友人や家族に相談し、客観的な意見をもらうのも大切です。また、就活の不安や悩みの解消にもつながるでしょう。
たとえば、エントリーシートや志望動機を読んでもらい、アドバイスをもらうこともできます。自己分析がうまくいかなければ、他己分析をお願いしてもいいでしょう。
就活は自分だけで行うのではなく、協力を得るのも重要です。困ったときに相談できる人がいると、就活も進めやすくなるでしょう。
就活エージェントを活用する
就活をやり直す場合、卒業まで時間がないケースもあります。また、企業も早く内定者を決めるため、選考スピードが早くなる状況です。
なので、就活エージェントを利用し、的確なアドバイスをもらうのもおすすめです。就活のプロに相談すれば、内定獲得も近づくでしょう。
就活エージェントのサポートを受ければ、効率的に就活対策ができ、ほかの就活生との差別化にもなります。キャリアチケットでも就活生に向けたアドバイスを実施しているので、ぜひ活用してください。
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新卒で入社したあとに就活のやり直しはできる?第二新卒について解説
新卒で入社してから、再度就活をするか迷う場合もあるでしょう。一般的には、新卒で入社から3年以内の求職者を「第二新卒」と呼びます。会社側からの第二新卒のニーズは高く、転職できる環境にあるので覚えておいてください。
入社後3年以内の離職者は約3割
入社後3年以内に離職する人の割合を確認してみましょう。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します」によると、就職後3年以内の離職率は新規大卒就職者で31.5%でした。3割以上の方が、入社後3年以内に離職しています。
このように、新卒で入社して、離職するのは珍しいことではありません。入社後のやり直しもできると知っておくといいでしょう。
第二新卒は基本的なマナーやスキルが求められる
第二新卒の場合、社会人としての能力が求められる点には注意してください。基本的なマナーやビジネススキルが求められます。
第二新卒が評価されるのは、就活生にはないスキルやマナーがあるからです。教育コストがかからず、早期の戦力として期待されています。
もし、第二新卒でもマナーなどがなければ、評価されにくい点には注意してください。入社後は言葉遣いや立ち振る舞いなど、社会人にふさわしいスキルを身につけるようにしましょう。
言葉遣いなどのマナーについては、就活生の時点から身につけておくと有利です。「社会人としての心構えとは?必要なマナーや面接での答え方」の記事を参考に、勉強してみてください。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します
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就活のやり直しを検討しているあなたへ
就活のやり直しをするか、迷っていませんか。「今の内定先でいいか不安」「就活の結果に納得できていない」などの悩みがあると思います。
もし、就活のやり直しをするか決めきれない場合は、ぜひ就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。
キャリアチケットでは、就活のプロであるアドバイザーが在籍しています。今後の選択肢をどうするか、プロの視点からアドバイス。就活をやり直すと決めた場合には、自己分析や業界研究、面接対策など、就活全般を幅広くサポート。
キャリアチケットが、あなたの納得いく就活を手助けをします。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。