このページのまとめ
- 不動産業界の志望動機では「入社意欲」と「企業研究」が重視される
- 志望動機を作成する前に業界研究を行い、不動産業界を理解する必要がある
- 不動産会社へ志望する際は、その企業でしかならない理由を明確に伝えることが大切
不動産業界の志望動機は、業界研究で不動産業界の理解をしてから作成しましょう。また、企業研究で、その企業でしか実現できないキャリアビジョンを見つけることも大切です。
この記事では、不動産業界の特徴や志望動機作成のポイント、注意点を例文付きでご紹介します。自分なりのアピールポイントを見つけて、不動産会社へ入社したい方は参考にしてください。
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- 不動産への志望動機は業界研究をしてから作ろう
- 志望動機作成に向けて知っておきたい不動産の知識
- 不動産業界の業績推移と市場規模
- 不動産業界の主な仕事内容
- 不動産業界の主な職種
- 不動産業界の志望動機で求められる人材
- 成果にこだわれる
- 協調性がある
- コミュニケーション能力が高い
- お客さまの目線で考えられる
- 信頼を獲得できる
- 不動産業界における志望動機の書き方と構成
- 1.志望理由を伝える
- 2.志望理由を裏付けるエピソードを伝える
- 3.企業に対してどのように貢献できるか伝える
- 不動産業界の志望動機を作るポイント
- 「なぜ不動産業界なのか」を伝える
- 「なぜ志望企業を選んだか」伝える
- 業務に活かせる自分の能力を伝える
- キャリアビジョンを伝える
- 不動産業界の志望動機を作る際の注意点
- 「稼ぎたい」は理由に入れない
- どの企業にも当てはまる志望動機は避ける
- 不動産業界の志望動機の例文
- 不動産コンサルティングの志望動機
- 不動産デベロッパーの志望動機の例文
- 不動産賃貸仲介営業の志望動機の例文
- 不動産事務の志望動機の例文
- 不動産業界における志望動機のNG例文
- 給与や福利厚生を理由にしている
- 志望理由がほかの業界にもあてはまる
- 志望理由が限定的すぎる
- 志望理由に一貫性がない
- 不動産業界の志望動機が思い浮かばないときにやること
- 自分のやりたいことを改めて考える
- キャリアビジョンを考える
- 不動産業界の志望動機作成に悩むあなたへ
不動産への志望動機は業界研究をしてから作ろう
不動産の志望動機を作成するためには、業界研究で不動産業界への十分な理解が欠かせません。不動産業界は仕組みが複雑で、仕事内容も多岐にわたります。
業界研究をおろそかにすると、選考過程で採用担当者との食い違いが発生したり、入社後のミスマッチにつながったりする可能性もあります。志望動機を作成する前に、業界研究を行い、選考突破を目指しましょう。
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志望動機作成に向けて知っておきたい不動産の知識
志望動機作成に向けて、業界の状況や仕事内容について知っておきましょう。
まず、不動産業界は土地や建物の開発や売買、賃貸、管理などを行う業界です。不動産とは、民法第86条により、「土地およびその定着物」と定められています。定着物には建物だけでなく、木や生垣のように動かないものも含まれていると覚えておきましょう。
参照元
e-GOV法令検索
民法
不動産業界の業績推移と市場規模
国土交通省「国土交通白書」によると、不動産業界は日本の全産業のうち3%の売上高を誇ります。法人数は12%で、日本の産業のなかでも規模の大きな産業の一つです。
不動産業界全体の2022年の売上高は46兆2,682億円と、コロナが流行した2020年の45兆3,835億円と比べて、約1兆円上昇しています。
一方で、少子高齢化による新築住宅の需要が低下しているようです。若い世代が減少し、空き家が増えると考えられています。今後は、盛んに開発される高齢者施設や駅ビル開発などに対応していくことになるでしょう。
まだまだ浸透していないDX化を推進し、新たな市場を開拓進め、不動産業界を盛り上げることが大切です。
参照元
国土交通省
国土交通白書
財務省
年次別法人企業統計調査(令和4年度)|財務総合政策研究所
不動産業界の主な仕事内容
ここでは、不動産業界の4つの仕事内容を解説します。仕事内容ごとに志望動機は変わるため、どのような仕事があるか知っておきましょう。
不動産仲介
不動産仲介とは、不動産の売買を行う際に、売主と買主の間に立って契約を行う仕事です。不動産が賃貸の場合には貸主と借主の間に立ち、賃貸契約の締結を行います。
不動産仲介は、売買や賃貸の仲介を行い、手数料で利益を得るシステムです。売買などを行ってもらうためにインターネットやチラシで物件を広告したり、書類作成を行ったりして、契約締結が行われやすくするのも仕事です。
不動産販売
不動産販売は、土地や建物などを販売する仕事です。販売だけではなく、仲介も同時に行う企業が多くあります。
不動産販売の場合、デベロッパーがマンションなどの開発を行い、不動産販売会社が建物の売却を行うのが一般的です。買い手の募集から、購入、手続きまでが仕事範囲になります。
デベロッパー
デベロッパーとは、マンションの分譲や再開発事業などを行う開発業者です。公的な都市開発を行う公的デベロッパーや、マンションやオフィスビルなどそれぞれの分野に特化した専門デベロッパー、ジャンルを問わない総合デベロッパーなどに分けられます。
デベロッパーの仕事は、物件情報の取得と設計です。まずは開発できそうな物件情報を探し、取得金額を決めます。その後設計を行い、ゼネコンに施行を依頼する流れです。
デベロッパーについては、「デベロッパーとはどんな仕事?業務の流れや求められる人材について解説」で詳しく解説しています。
コンサルティング
不動産のコンサルティングは、不動産売買や投資をしようと考えている人にアドバイスをする仕事です。不動産関連の法律は複雑なため、コンサルタントのようにアドバイスできる人物が欠かせません。
不動産業界の主な職種
不動産業界には、次のような職種があります。職種ごとにも志望動機が変わるため、どのような種類があるか確認してください。
営業
不動産業界の営業には、次のような種類があります。
・不動産の売買や賃貸の仲介
・オフィスビルやテナントとの契約
・テナントの売上分析
・不動産獲得のためのM&A
営業は、販売や仲介、法人営業など、取引によって内容が異なります。
営業を志望する際は、「営業職の志望動機の書き方は?わかりやすい構成やアピールのコツを解説」も参考にしてください。
管理
不動産の職種には、建物の管理も含まれます。たとえば、「プロパティマネジメント」と呼ばれるビルの管理業務も、管理の仕事の一つです。マンションの管理業務では、住民から徴収した管理費の用途を決めたり、理事会の主催を行ったりもします。
事務
事務では、経理や企画などのオフィスワークを行います。たとえば、次のような内容があります。
・事業企画:地権者への提案書作成
・経理財務:各部署の財務諸表をもとに決算業務の実施
・営業事務:物件広告の原稿作成、チラシを見た人の問い合わせ対応
事務にも種類があるため、どのような仕事内容を志望するか考えて、志望動機を作成してください。
企画開発
企画開発とは、顧客の土地や建物に対し、どのようなアプローチをするか考える仕事です。たとえば、「オフィスビルで貸会議室事業の実施」「マンションの駐車場など共有スペースの企画」「ホテルや商業施設、緑地開発などのまちづくり」などを実施します。
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不動産業界の志望動機で求められる人材
不動産業界では、コミュニケーション能力を活かして、お客さまから信頼を獲得できる人材が評価される傾向にあります。ここでは、どのような人材が評価されるのか解説するので、志望動機作成の参考にしてください。
成果にこだわれる
不動産業界では、求められる成果や目標にこだわれる人材が評価されます。実力主義の企業も多く、売上や契約数が評価されやすい業界です。
お客さまのためになる提案も必要ですが結果にこだわることが求められます。目標に向かってどん欲に、全力で行動できる人材は評価されるでしょう。
協調性がある
不動産業界はチームで業務を進める場面も多く、協調性が評価されます。たとえば、デベロッパーの場合はゼネコンに仕事を依頼し、協力して事業を進めていきます。
また、土地開発では行政や建設会社など、複数の企業や人々と一緒にプロジェクトを進めていかなければなりません。そのため、協調性をもって、事業を進める人材が評価されます。
コミュニケーション能力が高い
不動産業界はお客さまや他社とのやり取りが多く、コミュニケーション能力が重要です。売上を出すためには、お互いが気持ちよく会話できる技術が必要となります。
たとえば、営業はお客さまに契約してもらうことが仕事です。そのために、商品をわかりやすく説明したり、購入したくなるようなプレゼンをしたりする必要があります。
デベロッパーの場合は、ゼネコンや行政と仕事をする機会が増えるでしょう。各社が連携をとるために、円滑なコミュニケーションを進める能力が必要です。
お客さまの目線で考えられる
不動産は扱う金額が大きいことから、お客さまの目線に寄り添った対応も必要になります。自分の言いたいことを伝えるだけでは、よいサービスを提供できません。
特に、マンションや一軒家のような買い物は、一生に一回しかないような大きな買い物です。お客さまが満足できる、後悔しない買い物ができるように、案内が重要になります。
売上や成果など自分の都合だけを考えていると、お客さまの満足度は低下。クレームにつながる可能性もあるため、相手目線で叶が得られるかどうかは重要です。
信頼を獲得できる
お客さまからの信頼を勝ち取れるかどうかも、不動産業界では大切です。住宅のような高い買い物を行ってもらうためには、顧客からの信頼がなければ成り立ちません。
人々から信頼されるには、真面目さや誠実さなどの能力が必要になります。採用担当者からも信頼を勝ち取れるように、アピールや面接での立ち振る舞いなどを意識しておきましょう。
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不動産業界における志望動機の書き方と構成
不動産業界の志望動機を伝える場合、「志望理由」「エピソード」「企業への貢献方法」の順番がおすすめです。ここでは、志望動機の書き方と構成について解説します。
1.志望理由を伝える
まずは、なぜ不動産業界や志望企業を選んだのか、志望理由から伝えましょう。志望動機の結論から伝えることで、志望動機全体の内容が伝わりやすくなります。
たとえば、「私が貴社を志望するのは△△だからです」のように、わかりやすく伝えてください。
志望動機の書き出しについては、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」の記事で詳しく解説しています。書き出しは志望動機の第一印象にあたるので、好印象を残せるように書き方を知っておきましょう。
2.志望理由を裏付けるエピソードを伝える
志望理由の説得力を増すために、志望するきっかけとなったエピソードを伝えましょう。具体的なエピソードがあることで、あなたがどのように考えているのかがより伝わります。
エピソードがないと、ほかの就活生との違いがわからず、印象に残りません。「どのような場面で」「どのように考えたのか」がわかるオリジナルのエピソードを考えてください。
3.企業に対してどのように貢献できるか伝える
最後に、企業に対してどのような貢献ができるか伝えましょう。採用担当者に、あなたが入社するイメージを持ってもらうためです。
不動産業界も業務内容が広く、「不動産業界を志望します」だけでは具体的に働くイメージが湧きません。「行動力を活かして営業として貢献したい」「コミュニケーション能力を活かしてデベロッパーとして活躍する」のように、どのように貢献できるかも伝えるようにしましょう。
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不動産業界の志望動機を作るポイント
不動産業界の志望動機を作る際に、効果的にアピールするための4つのポイントを解説します。
「なぜ不動産業界なのか」を伝える
なぜ不動産業界なのか、具体的な理由を伝えましょう。不動産業界を選んだ理由が伝われば、意欲の高さをアピールできます。
たとえば、不動産業界の魅力的なポイントの一つは、人々の生活を支えられる点です。不動産販売なら、「お客さまの人生の重要な決断に関わる仕事がしたい」、デベロッパーなら「自分の住んでいる街の開発に興味を持ったから」と、自分の思いをアピールできます。
「なぜ志望企業を選んだか」伝える
不動産会社が多くあるなかで、なぜ志望企業を選んだかも伝えましょう。企業ごとに強みや特徴は異なるため、違いを理解しておくのが欠かせません。
たとえば、住宅の販売を行うのか、マンションの販売を行うのかでも異なります。同じマンションを扱う会社でも、賃貸と販売では異なるでしょう。
志望企業について知るには、企業研究が欠かせません。説明会への参加やOB・OG訪問などを行い、企業への理解を深めてください。企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しく解説しています。
業務に活かせる自分の能力を伝える
不動産の業務に活かせるアピールポイントを伝えましょう。たとえば、営業や販売を行う場合には、コミュニケーション能力がアピールできます。また、開発や販売には長期間が必要になるため、継続力や忍耐力なども評価されるでしょう。
アピールポイントを伝える際には、仕事内容や職種で評価される内容にしてください。仕事に関係ない能力をアピールしてしまうと、企業理解や業界研究ができていないと思われます。過去の経験から、業務に活かせる自分のアピールポイントを見つけてください。
キャリアビジョンを伝える
入社後にどのような仕事をしたいか、キャリアビジョンも伝えるようにしましょう。たとえば、「海外事業に携わり、新興国の暮らしを豊かにする」「地域に必要とされる人間になる」などのアピールができます。
キャリアビジョンを伝える際は、それまでに伝えた過去の経験やアピールポイント、やりたい仕事と合致させるようにしてください。
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不動産業界の志望動機を作る際の注意点
不動産業界の志望動機を作る際の注意するポイントを紹介します。
「稼ぎたい」は理由に入れない
不動産業界で就活をするにあたって、「稼ぎたい」を志望理由にすることは避けましょう。「お金を稼ぐためだけに働くのか」「自社以外でもお金は稼げる」と思われる可能性があります。
福利厚生や待遇の充実度は、企業選びで大切にしている就活生も多くいます。キャリアチケットの「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」によると、企業選ぶポイントで給与を重視している就活生が16%、福利厚生を重視している就活生が12%いました。
引用:キャリアチケット「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」
このように、給与や福利厚生は、企業を選ぶポイントのなかでも重視されている項目です。たしかに、不動産業界の営業職はインセンティブ制度を導入する企業が多く、成果によってもらえる給料は変わります。
しかし、不動産業界でなくても、保険やIT業界でも営業成績によって給与が増える企業は多いです。不動産業界でないといけない理由を伝えられるように準備しましょう。給料に言及する志望動機については、「志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説」でもまとめています。
参照元
キャリアチケット
トップページ
どの企業にも当てはまる志望動機は避ける
不動産会社の志望動機を作成する際は、その企業にしか言えない理由を伝えましょう。「ほかの企業ではできないことなのか」と疑念を抱かれ、ときには面接官に問われる場合もあります。
たとえば、「研修制度を魅力に感じた」といった理由はどの企業でも言えることで、「研修しに入社するのか」と思われかねません。具体的な事業内容や社風を挙げ、自分の経験から会社に貢献できるアピールポイントを伝えましょう。
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不動産業界の志望動機の例文
ここでは、不動産業界の志望動機の例文を紹介します。
不動産コンサルティングの志望動機
私は街づくりを通して、人々の生きる力を引き出したいと考え貴社を志望しました。
私の母をみていて、街には人を元気にさせる力があるのだと感じたからです。母は外に出かけるタイプではありませんが、大型複合施設の△△シティがオープンした際には「こんな素敵なところができたんだね」と感激していました。
その後は友人を誘ってたびたび出かけており、街が変わることで、人も変わるんだと感じたことを覚えています。
貴社の開発事業には、商業施設をつくるだけではなく、近隣の交通機関や自治体と連携して街づくりを進めていくという魅力があると感じました。
私は鉄道と街の歴史を研究するサークルに所属しているため、交通機関と地域の関わりの重要性を理解していると考えています。将来は地域住民の声を聞き取り、人々に寄り添った街づくりができる人材として活躍していきたいです。
不動産デベロッパーの志望動機の例文
私は地方都市の活性化のために商業施設を建設していく貴社で働き、多くの人々の住みやすい空間を作りたいと思い、志望しました。
私は、小学校から大学生まで野球に励み、チームワークの大切さを学びました。一つの目標に向かって部員全員で協力するなかで、モチベーションの違いや仲間割れから、諦めざるを得ない状況になった経験もあります。
しかし、部員全員と話し合う機会を設け、同じ目標が持てるよう不満や課題点を聞き出しました。チーム全体が団結できるような行動を取り、地区大会で準優勝を獲得しました。
貴社の理念「〇〇」にふさわしいデベロッパーとして、地域の繋がりや住みやすい空間作りをしたいと考えております。チームワークを大切にし、商業施設の開発という一つの大きな目標を叶えるために尽力してまいります。
不動産賃貸仲介営業の志望動機の例文
貴社を志望したきっかけは、人と人の間に立つ仲介業に魅力を感じたことです。
昨年、部活の大会運営で開催地を選定していた際、候補地の方から「開催にメリットはあるのか」と言われました。メンバーからは別の開催地を提案されましたが、私は大会のチラシに商店街の福引券を添付するという方法を提案しました。
この提案は住民に快諾され、メンバーも納得してくれたという経験があります。
この出来事で二者間のパイプ役になる面白さを感じ、貴社の仲介だけではなくコンサルティングも重視した営業を行っている点が魅力的に映りました。私は大学入学直後から電話営業のアルバイトをしていますが、後輩から契約の取り方を聞かれることも多く、トークスキルには自信があります。
入社後は貸主さまと長期的に信頼関係を育み、貸主さまも借主さまも満足できるお取引を実現したいと思います。
不動産事務の志望動機の例文
私が不動産業界に興味をもったきっかけは、子どものころ両親がマイホームを購入したことでした。
小さかった私と、当時まだ生まれていなかった弟が大きくなっても不便なく使えるよう、不動産会社の方と何度も相談して、家を建てたと聞きました。子どもながらに、人の未来を作れる仕事だと感じ、憧れを抱いておりました。
大学生になって、私は書類作成が得意だと気がつきました。所属するサークルでは書記を任され、バーベキューなどのイベントを開催するときは、私が資料を作成してメンバーに配布した経験があります。
あるとき、サークルのリーダーから「あなたの作成した資料はわかりやすいので、イベントのスケジュール管理がしやすくて助かっている」と言われました。自分が作成した資料が人の役に立っていることを感じ、とてもやりがいを感じました。
これらの理由から、不動産に関わる書類作成をする仕事に就くことで、自分の強みを活かしながら、営業職の方やお客さまの役に立てるのではないかと考えています。
いくつか不動産関係の会社の説明会を聞いたなかで、貴社はどこよりもチームワークを大切にしていると伺い、社員の方の雰囲気からも感じ取れました。
私も、貴社のチームの一員となってお客さまのために尽くしたいと思い、貴社を志望しました。入社後は、事務作業のスキルだけでなく不動産関連の知識も積極的に学び、活躍していきたいです。
志望動機の書き方については、「就活の志望動機でアピールするコツは?企業に評価される例文9選を紹介」でも詳しく解説しています。不動産の職種や仕事内容にあわせて、アピールしてみてください。
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不動産業界における志望動機のNG例文
ここでは、不動産業界で志望動機を考える場合のNG例文を紹介します。評価を下げてしまう内容を伝えないように、ぜひ参考にしてください。
給与や福利厚生を理由にしている
私が貴社を志望するのは、給料がよかったからです。働くからには誰よりも稼ぎたいと考え、給与の高い不動産業界を選びました。
インセンティブもあると伺っており、モチベーションも上がります。誰よりも営業成績を残し、貴社に貢献したいと思います。
給与や福利厚生だけに言及する志望動機は、仕事への意欲が低く見え、印象がよくありません。また、「条件さえよければどこでもいい」とも思われてしまいます。
志望動機では、仕事への意欲や、入社への熱意を示すことが大切です。条件面だけを志望理由にしていると、仕事に対して興味がなさそうだと思われるので気をつけましょう。
志望理由がほかの業界にもあてはまる
私が貴社を志望するのは、全員で助け合う社風に惹かれたからです。
私は中学から野球部に所属しており、チームワークや協調性を大切にしています。全員で助け合い、目標に向かって突き進む貴社であれば、私の性格に合うと感じました。
チームスポーツで培った協調性を活かして、貴社に貢献できるように努力いたします。
不動産業界でなくてもあてはまる志望動機では、どの会社に対しても同じような内容を伝えていると思われ、評価されません。志望動機の使いまわしを疑われる可能性もあります。
「社風に惹かれた」はよい志望理由に思えますが、似たような社風の会社はほかにもあります。具体的に「会社のどのような箇所から感じたのか」がなければ、企業研究が浅いと思われるでしょう。インターンシップから得た感想や、会社説明会から得た情報など、その企業や業界ならではの理由があることで評価されます。
志望理由が限定的すぎる
私が貴社を志望するのは、貴社の営業部で働きたいと感じたからです。会社説明会に参加した際に、営業部の△△様から伺った話がとても印象に残りました。貴社に入社したら、必ず営業部で仕事をしたいです。
私は営業でも活躍できるような、コミュニケーション能力とリーダーシップに自信があります。野球部ではキャプテンを務め、100名の部員を率いてきました。お客さまに信頼されるコミュニケーション能力と、仲間を率いるリーダーシップで貴社に貢献したいと思います。
職種や仕事内容など、限定的すぎる志望動機は避けましょう。希望する条件を満たせない場合、内定を辞退する、入社してもすぐに辞めてしまうなどと思われるからです。
もちろん、入社後にやりたいことやビジョンを伝えるのは重要です。ただし、「この選択肢しかない」と思われるような、限定的すぎる志望動機はやめたほうがよいでしょう。
志望理由に一貫性がない
私が貴社を志望するのは、チーム一丸となって協力し、売上を出す貴社の社風に惹かれたからです。小学生からサッカー部に所属しており、チームワークの大切さを学んできました。周囲と協力して成果を出すことに慣れており、持ち前の協調性を活かして活躍できると思います。
また、営業として活躍し、誰よりも成果を出すことを目指します。圧倒的な努力と行動で、自分が一番となり貢献してまいります。
「チームワークを発揮して協力する」と、「誰よりも成果を出して一番を目指す」では志望動機が少し変わっています。協力していきたいのか、自分だけでトップを目指したいのか、どちらかわからない志望動機です。
志望理由に一貫性がないと、「結局何を実現したいのだろう」と思われてしまいます。途中で内容が変わっていないか、確認するようにしてください。
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不動産業界の志望動機が思い浮かばないときにやること
不動産業界の志望動機が思い浮かばないときは、やりたいことや将来について考えてみましょう。ここでは、志望動機を考えるにはどうすればよいかを解説します。
自分のやりたいことを改めて考える
不動産業界で自分が何をやりたいのか、改めて考えましょう。何か成し遂げたいことがあるから、不動産業界を目指したはずです。
やりたいことについては、どのような内容でも問題ありません。「なぜ不動産業界なのか」「ほかの業界ではできなかったのか」などを考えてみましょう。志望企業を選んだのは、自分のやりたいことを実現できる企業だからのはずです。志望動機を見失ってしまったら、やりたいことをまず考えてみてください。
キャリアビジョンを考える
将来何を成し遂げたいのか、キャリアビジョンについて考えてみましょう。キャリアビジョンとは、5年後10年後には、自分がどのようになっていたいかの計画です。
5年後や10年後のビジョンが見えたら、達成に向けて何をすべきかわかります。具体的な行動が思い浮かび、志望動機に反映できるでしょう。
また、将来のビジョンをそのまま志望動機にすることもできます。入社してすぐにやりたいことが思いつかないなら、将来から逆算して考えるのもおすすめです。キャリアビジョンをどのように考えればよいかについては、「就活のビジョンはどう答える?企業が質問する意図や答え方のコツを解説」の記事も参考にしてください。
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不動産業界の志望動機作成に悩むあなたへ
不動産業界の志望理由では、不動産業界や志望企業を選んだ理由を挙げ、アピールポイントを伝えましょう。文章の最後には、入社後のイメージを湧かせるような目標や意気込みを伝えると効果的です。
しかし、「不動産業界が複雑で理解できない」「オリジナルの志望動機が作れない」などとお悩みの就活生も多いでしょう。そのようなお悩みを抱える方にはキャリアチケット就職エージェントがおすすめです。
キャリアチケットでは、就活に精通したプロがあなたの志望動機作成を支援します。業界研究で不動産についての理解を深め、経験やスキルとの関連性も見つけられるようにマンツーマンでサポート。また、あなたに合う求人の紹介も行っています。
自分らしさをアピールできる志望動機を作成して選考を突破したい方は、キャリアチケットを利用して、内定獲得を目指しましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。