このページのまとめ
- 内定式後に辞退することは、法的拘束力がないため可能
- 内定式後に辞退する際は、決断したら早めに電話で企業に連絡するのがマナー
- 内定式後に辞退したあとは就活の軸を立て直し、スピード感をもって行動することが大切

「内定式後の辞退は可能なのか」「内定式後の辞退で賠償請求やトラブルが怖い」と不安を抱いている就活生もいるでしょう。内定式後でも辞退することは可能です。内定式後により魅力的な企業が見つかったり、家庭の事情で辞退したりするケースは少なくありません。
この記事では、内定式後の辞退が可能な理由を解説します。また、社会人としてのマナーや電話・メールの例文なども紹介しているので、ぜひご覧ください。
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- 内定式後でも辞退は可能!その理由と割合を解説
- 内定には法的拘束力がない
- 25卒で内定承諾後に辞退した人の割合は9.2%
- 内定式後に辞退する際のマナー
- できるだけ早めに連絡する
- 前向きな辞退理由を伝える
- 丁寧に謝罪をする
- 誠意が伝わる言葉遣いや姿勢を意識する
- 【例文付き】内定式後に辞退する方法
- 電話で辞退したい旨を伝える
- 担当者が不在・多忙な場合はメールを活用する
- 内定式後に辞退する前に知っておきたいリスク
- 関連会社の選考に影響が出る
- 内定を辞退した会社と仕事で関わる
- 叱責を受けたり引き止められたりする
- 損害賠償を請求される
- 内定式後に辞退するときの注意点
- 嘘をつかない
- 企業側を批判するのは避ける
- 内定式後に辞退したあとに後悔しないためのポイント
- 1.自分の意志で内定辞退を決断する
- 2.内定辞退した理由を言語化する
- 3.自己分析をやり直して就活の軸を分析する
- 4.企業研究を徹底してミスマッチを防ぐ
- 5.内定辞退したあとのスケジュールを立てる
- 内定式後の辞退について悩んでいる就活生へ
- 内定式後に辞退したい人によくある質問
- Q.内定式後に辞退するときはメールで連絡して良い?
- Q.内定式後に辞退すると損害賠償を請求されますか?
- Q.内定式後に辞退したら怒られるのが怖くて言えません
内定式後でも辞退は可能!その理由と割合を解説
内定式に出席したあとに、辞退することは可能です。実際に、内定式後に別の企業から内定が出たり、どうしても納得できない条件が見つかったりして辞退を検討する学生は少なくありません。
ここでは、なぜ内定式後でも辞退ができるのか、その法的な背景と実際の現状について詳しく解説します。
内定には法的拘束力がない
内定承諾書を提出したあとや内定式に参加したあとであっても、辞退を禁止する法的拘束力はありません。日本の民法では労働契約の解約の自由が認められており、労働者側からはいつでも解約の申し入れができるとされているからです。
雇用契約の解除については「民法第627条」に基づき、解約の申し入れから2週間が経過することで終了すると定められています。
民法627条1項
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:e-Gov法令検索「民法 第六百二十七条」
したがって、法的には入社日の2週間前までに通知すれば、雇用契約を解約することが可能です。ただし、内定辞退は企業側の採用計画に影響を与えるため、法的に可能だからといってギリギリまで放置するのは避けましょう。
マナーを守り、辞退を決断した時点で速やかに連絡することをおすすめします。
就活における内定の定義は、「就活における内定とは?獲得から入社までの流れや採用との違いを解説」の記事で解説しているので確認してみてください。
参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)
25卒で内定承諾後に辞退した人の割合は9.2%
内定式後に辞退を検討する学生は一定数います。キャリアチケットの調査によると、25卒の大学生における内定承諾後に辞退を経験した人の割合は9.2%でした。

これは約10人に1人が、一度決めた企業を辞退している計算です。内定承諾後に辞退した理由には、「第一志望から内定が出た」「入社予定の会社の人事や先輩(上司)の対応がよくなかった」といった声が多いようです。
「自分だけが不義理なことをしている」と過度に自分を責める必要はありません。納得感のあるキャリアを選択するために必要な決断であれば、まずは自分のキャリアを第一に考え、誠意をもって辞退の意思を伝える準備を始めましょう。
参照元
キャリアチケット
内定承諾後の意向(2024年入社予定者の内定承諾後の意向変化)に関する調査
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内定式後に辞退する際のマナー
内定式に出席したにもかかわらず、辞退すると「怒られるのでは」「トラブルになったらどうしよう」と不安になるものです。しかし、マナーを守って、適切な対応をとることで円満に辞退できるでしょう。
以下で、内定式後に辞退する際のマナーを解説するので参考にしてみてください。

できるだけ早めに連絡する
内定を辞退すると決めたら、一刻も早く企業に連絡を入れるのが鉄則です。企業は内定式を終えた時点で、入社人数に合わせた備品の手配や配属先の調整、教育研修の準備を本格化させています。
連絡が遅くなればなるほど、企業側に発生する損害や手間が増えてしまい、負担が大きくなるでしょう。
「申し訳ない」という思いから返答を渋ることは、かえって相手に多大な迷惑をかけるだけでなく、自身にとっても心理的な負担が増し、さらに切り出しにくくなるという悪循環を招きます。誠意を見せるためにも、早めに伝えるのがおすすめです。
前向きな辞退理由を伝える
辞退の理由を伝える際は、嘘をつくのではなく、前向きな決断であることを端的に伝えましょう。他社との比較で劣っている点を指摘するのではなく、「自分のキャリアプランを再考した結果、より適した環境を選択した」といった構成にするとスムーズです。
たとえほかの企業に入社を決めた場合でも、「御社よりも△△な点に魅力を感じた」と直接的な比較や批判は避けてください。あくまで自己分析やキャリアプランの再考を軸に、前向きな決断であったことを伝えるのがポイントです。
たとえば、以下のような伝え方が考えられます。
「自己分析を深めた結果、別の業界で挑戦したいという気持ちが強まった」
「より自分の専門性を活かせる環境でキャリアをスタートさせたいと考え直した」
「改めて自身の適性を検討した結果、ご縁があった他社への入社を決意した」
企業側の納得感を得られるような丁寧な言葉を選べば、円滑に手続きを進められます。もし詳細を尋ねられたとしても、相手の立場を尊重しながら、自分の決断を明確に言葉にするよう心掛けてください。
なお、詳細な社名まで明かす必要はありません。
辞退理由の伝え方は、「内定辞退の理由はどう伝える?聞かれた時の例文8選と断り方のマナー」の記事で解説しているので参考にしてみてください。
丁寧に謝罪をする
内定式後に辞退の連絡をするときは、誠意をもって丁寧に謝罪することが重要です。内定式まで参加したうえでの辞退は、企業側の期待を裏切り、採用計画に多大な影響を与える行為となります。
そのことを自覚したうえで深い謝罪の意を示すことで、ネガティブな印象を最小限に抑えられるでしょう。
謝罪の際は、まず電話で直接伝えるのが基本です。メールだけで済ませようとするのは、社会人としてのマナーに欠ける印象を与えかねません。
万が一、電話がつながらない場合に限り、まずはメールで「取り急ぎのご連絡」として送り、後ほど改めて電話をかけ直すという手順を踏みましょう。
誠意が伝わる言葉遣いや姿勢を意識する
最後は、言葉遣いや姿勢を通じて、感謝と申し訳なさを伝えることが大切です。たとえ入社しない会社であっても、将来どこかで仕事上の関わりをもつ可能性があるため、不必要な禍根を残すのは避けたほうが良いでしょう。
辞退を伝えた際、企業側から理由を深掘りされたり、引き止められたりするかもしれません。その際も感情的にならず、一貫して丁寧な態度を貫くことを心掛けましょう。
こうした誠実な対応を積み重ねることで、円満な辞退につながります。
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【例文付き】内定式後に辞退する方法
内定を辞退したいと思っても、どのように伝えれば良いか迷う方もいるでしょう。ここでは、内定式後に辞退する方法と例文を解説するので参考にしてみてください。
電話で辞退したい旨を伝える
辞退の決意が固まったら、前述したようにまずは電話で連絡を入れましょう。メールよりも電話が優先される理由は、直接謝罪の気持ちを伝えることで誠意が伝わりやすく、情報の行き違いを防げるからです。
電話をかける時間帯は、企業の営業時間内が望ましいでしょう。ただし、始業直後や昼休み、終業間際は相手が慌ただしく、不在や取り込み中である場合が多いため避けるのがおすすめです。
緊張するかもしれませんが、以下のポイントを意識して話を進めてみてください。
・結論から述べる
・簡潔に理由を伝える
・謝罪をする
電話で伝える際の具体的な例文は、以下のとおりです。
「お忙しいところ失礼いたします。内定をいただいております△△大学の△△(氏名)です。
採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか?
先日は内定式に参加させていただき、誠にありがとうございました。
本日は、御社の内定を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。
内定式に参加させていただき、御社の魅力を改めて実感いたしました。しかし、その後の自分の適性やキャリアについて真剣に考え抜いた結果、誠に勝手ながら、別の道へ進む決意をいたしました。
多大なるご期待をいただいたにもかかわらず、このような形となり、心よりお詫び申し上げます。
本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、お電話にて失礼いたしました。
それでは、失礼いたします。」
担当者が不在・多忙な場合はメールを活用する
基本は電話ですが、担当者が不在であったり、どうしても電話がつながらなかったりする場合はメールを活用しましょう。また、電話で話したあとに、証拠として記録を残すために改めてメールを送るのもおすすめの方法です。
メールを送る際は、件名だけで用件が伝わるように工夫しましょう。相手は日々多くのメールを受け取っているため、一目で「内定辞退の連絡だ」とわかる配慮が必要です。
たとえば、以下のような構成で作成します。
・学校名/氏名/用件(内定辞退のご連絡)を明記する
・会社名/部署名/担当者名を正確に記載する
・辞退の結論/お詫び/これまでの選考への感謝を記す
以下は、担当者が不在だった場合の例文です。
件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)
本文:株式会社△△
人事部 採用担当 △△様
お世話になっております。
内定をいただいております、△△大学の△△(氏名)です。
先ほどお電話いたしましたが、ご多忙のようでしたので、まずはメールにてご連絡差し上げました。
先日は内定式にお招きいただき、誠にありがとうございました。
せっかくの内定をいただいたところ大変心苦しいのですが、検討を重ねた結果、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
内定式まで終えたこの時期の辞退となり、多大なるご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。
本来であれば直接お伺いして謝罪すべきところ、メールでのご連絡となりますこと、何卒ご容赦いただけますと幸いです。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
===================================
△△大学 △△学部 △△学科 4年
氏名(フルネーム)
電話:090-✕✕✕✕-✕✕✕✕
mail:✕✕✕✕@✕✕.jp
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内定辞退を伝えるときの例文は、「新卒の内定辞退の伝え方!メール・電話の例文や気を付けたいマナーを解説」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
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内定式後に辞退する前に知っておきたいリスク
内定式を終えたあとの辞退は法律上可能ではあるものの、いくつかの実務的なリスクを伴います。トラブルを予測していないと、解決に時間がかかってしまう恐れがあるでしょう。
事前にリスクを把握しておけば、落ち着いて対応でき、企業側にネガティブな印象を与えにくくなります。ここでは、内定式後に辞退する前に知っておきたいリスクを解説するのでチェックしておきましょう。
関連会社の選考に影響が出る
内定を辞退した企業の関連会社を目指す場合は、選考に影響が出る可能性があります。企業間での情報共有により、エントリーしにくくなったり、選考でマイナスな印象をもたれたりするケースがあるためです。
特に新卒採用においては、親会社・子会社・関連会社の間で内定者リストや選考状況が共有されていることは珍しくありません。
もし情報の共有が行われている場合、辞退時の対応が無礼であれば、人事や役員の間で「態度の悪い学生だった」という悪評が広まるリスクがあります。
悪評が立てば選考に通りにくくなる恐れがあるため、辞退の連絡マナーを守り、細心の注意を払って行うことが大切です。
ただし、すべての企業が詳細な情報を共有しているわけではありません。また、情報共有が行われていても誠実な対応を徹底していれば、過度に萎縮する必要もないでしょう。適切なステップで辞退の手続きを終えて、関連会社であっても自信をもってエントリーしましょう。
内定を辞退した会社と仕事で関わる
辞退する際に理解しておくべきリスクは、将来その会社と仕事で関わる可能性がある点です。もし失礼な態度で辞退してしまい、その企業が別企業へ入社したあとに取引先となった場合、関係性が悪化し、業務に支障をきたす恐れがあります。
こうした辞退を避けるためにも、マナーを守って辞退の連絡をすることが不可欠です。目先の辞退だけでなく、将来のキャリアで再開する可能性を見据え、社会人として誠実な対応を心掛けましょう。
叱責を受けたり引き止められたりする
叱責を受けたり引き止められたりする可能性があるのも、内定式後に辞退する前に知っておきたいリスクの一つです。内定式後に辞退すると、新卒採用の担当者から「せっかく採用したのに非常識だ」と叱責されたり「どうしても入社できないのか」と引き止められたりするケースは少なくありません。
相手の勢いに押されて回答を曖昧にしないよう、辞退の理由と意志をあらかじめ整理し、根拠を持って受け答えができる準備をしておきましょう。
もし執拗に質問されることがあれば、「これ以上の回答は控えさせてください」と毅然とした態度で伝えることも必要です。
また、辞退の意志を伝え、必要な手続きを済ませたあとは、過度な叱責に対応する必要はありません。万が一、対応が度を越していると感じる場合は、一人で抱え込まずに大学のキャリアセンターなどへ相談し、間に入ってもらうことも検討してください。
引きとめの対処法が知りたい方は、「内定辞退の引き止めがしつこい!上手に対処するためのポイント」の記事を参考にしてみてください。
損害賠償を請求される
極めて稀ですが、内定式後に辞退すると損害賠償を請求されるリスクがあることを理解しておきましょう。企業側も備品の購入や研修、入居施設の確保といった準備を進めているため、実際に発生した費用を請求される可能性があります。
しかし、通常の採用フローにおける経費は、企業側が負うべき採用リスクの範囲内とみなされるのが一般的です。過度に恐れる必要はありませんが、誠意をもって早めに連絡することで、こうした法的なトラブルを回避できるでしょう。
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内定式後に辞退するときの注意点
内定式は企業側が多大な準備を整えて迎える場であるため、そのあとの辞退は、内定直後の辞退よりも慎重かつ丁寧な対応が求められます。ここでは、内定式後に辞退するときの注意点を解説するのでチェックしておきましょう。
嘘をつかない
辞退の理由を伝える際は嘘をつかず、真実をベースに誠実に話すのが賢明です。気まずさから家庭の事情や病気といった嘘をつきたくなるかもしれませんが、深掘りされた際に矛盾が生じると、かえって信頼を損ねてしまいます。
たとえば、他社への入社を決めたのであれば、「熟考の結果、より自分の適性を活かせると感じた他社への入社を決意いたしました」と正直に伝えるほうが、ビジネスパーソンとして納得感を与えられるでしょう。
就活で嘘をつくリスクは、「就活で嘘をつくとバレる?面接官に見抜かれる理由とリスクを解説」の記事で解説しているので目を通してみてください。
企業側を批判するのは避ける
内定を辞退する理由が、たとえ企業の雰囲気や労働条件への不満であったとしても、直接的な批判は絶対に避けましょう。「御社の社風が合わないと感じた」「給与が低い」といったネガティブな理由は、相手側の不備を指摘する形になり、不必要な対立を招く恐れがあります。
あくまで「自身のキャリアプランとのミスマッチ」や「自己分析を深めた結果」という、自分側の軸で理由を構成するようにしましょう。
伝えにくい辞退理由の言い換え方の例は、以下のとおりです。
| 伝えにくい本音 | 円満な伝え方の例 |
|---|---|
| 「社風が古臭いと感じた」 | 「自分の強みをよりスピード感を持って活かせる環境を選んだ」 |
| 「教育制度が整っていない」 | 「手厚いサポートに頼るのではなく、自ら試行錯誤しながら道を切り拓く環境が、今の自分には必要だと確信した」 |
| 「他社のほうが条件が良い」 | 「検討を重ねた結果、より自分の目指すキャリアにつながる企業を選択した」 |
このように表現を工夫することで、相手の立場を尊重しつつ、自分の決意を明確に伝えられます。
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内定式後に辞退したあとに後悔しないためのポイント
「せっかく内定をもらったのに」「同期と顔を合わせたのに」と不安になるかもしれませんが、納得感のないまま入社することは、あなたにとっても企業にとっても最大のミスマッチになりかねません。
後悔のない選択をするためには、感情だけで動くのではなく、論理的なステップを踏むことが重要です。以下の5つのポイントを押さえて、前向きな再スタートを切りましょう。
1.自分の意志で内定辞退を決断する
内定式後の辞退で後悔しないためには、周囲に流されず、自分の意志で決断することが重要だといえるでしょう。他人の意見やSNSの評判を鵜呑みにして決断してしまうと、将来壁にぶつかった際に「あのとき、別の道を選んでいれば」と、選択を他人のせいにしてしまうからです。
納得感のある決断をするために、まずは以下の項目をセルフチェックしてみましょう。
・家族や大学の先生など周囲の期待に流されていないか
・「なんとなく不安」という、一時的な感情に左右されていないか
・辞退したあとに発生するリスクを理解しているか
実際に働くのは、ほかの誰でもなく自分自身です。自分自身で選んだ道であれば、たとえ困難が生じても、自らの力で乗り越えていく覚悟がもてるでしょう。
2.内定辞退した理由を言語化する
なぜ内定式を終えた今のタイミングで辞退したいのか、その理由を明確に言語化しましょう。理由が曖昧なままだと、次の就職活動でも同じようなミスマッチを繰り返す恐れがあります。
また、理由が不明確では、企業から引き止められた際に決意が揺らいだり、相手を納得させるのが難しくなったりしてトラブルになりかねません。毅然とした態度で臨み、次のステップへ確実に進むためにも、言語化は不可欠です。
辞退理由を明確にしておくことで、自分にとって譲れない軸が再確認でき、より納得感のある決断ができるようになるでしょう。
3.自己分析をやり直して就活の軸を分析する
内定式後の辞退を決めたなら、改めて自己分析をやり直しましょう。一度は「ここが良い」と思って内定を承諾したはずなのに、なぜ違和感が生じたのかを深掘りすることで、本当の就活の軸が見えてきます。
自己分析をアップデートする際は、過去の経験だけでなく、内定式での体験も材料にするのがおすすめです。たとえば、「社員の働き方に魅力を感じなかった」のであれば、ワークライフバランスや裁量権が自分にとって重要な軸だったと気づけるかもしれません。このプロセスが、自分にぴったりの企業とつながるための近道となります。
自己分析のやり方は、「自己分析のやり方は?おすすめの方法12選と就活における注意点を紹介」の記事で解説しているので参考にしてみてください。
4.企業研究を徹底してミスマッチを防ぐ
内定式直前や事後の辞退で後悔しないよう、事前の企業研究を徹底してミスマッチを防ぐことを心掛けましょう。納得感をもって入社先を選び、土壇場での辞退を避けるためには、これまで以上に踏み込んだ企業研究が不可欠です。
Webサイトの情報だけでなく、多角的な視点で情報を収集してください。具体的な調査方法としては、以下のような手段がおすすめです。
・OB/OG訪問で現場のリアルな声を聞く
・インターンシップや説明会で社風を肌で感じる
・IR資料(決算説明資料など)で企業の経営状態を確認する
特に自分が大切にしたい価値観が、その企業で本当に実現できるのかを慎重に判断しましょう。表面的なイメージに惑わされないことで、ミスマッチを防げるはずです。
5.内定辞退したあとのスケジュールを立てる
辞退を決めたら、即座にそのあとの就職活動のスケジュールを立てましょう。大学4年生の後半という時期は、採用活動を継続している企業が限られているためスピード感が重要です。
以下の流れを参考に、具体的な行動計画を立ててみてください。
・辞退の連絡
・就職エージェントや逆求人サイトへの再登録
・秋採用や冬採用を実施している企業のリストアップ
・選考対策
内定式を過ぎた時期であっても、まだ募集を継続している企業はあるので決して手遅れではありません。計画的に行動することで、精神的な焦りを抑え、着実に納得のいく内定へと近づけるでしょう。
就活を成功させるポイントは、「就活とは?基本的な流れやスケジュールとあわせて成功のポイントを解説」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
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内定式後の辞退について悩んでいる就活生へ
内定式には法的拘束力がないため、出席したあとでも辞退できます。法律上は入社2週間前までであれば辞退できますが、企業への影響を考え、決断した時点で速やかに連絡するのがマナーです。
しかし、申し訳なさから、なかなか言い出しにくいと感じる方もいるでしょう。
内定式後の辞退について悩んでいる就活生は、就職エージェントに相談するのがおすすめです。キャリアチケット就職エージェントでは、就活に対する悩みにプロ目線でアドバイスを行っています。
また、あなたに合った企業や求人の紹介はもちろん、企業とのやりとりもエージェントが代行するため、精神的負担を軽減して就活に取り組めるでしょう。
内定式後に円満に辞退して、本当に自分に合った就職先を見つけたい方は、ぜひご相談ください。
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内定式後に辞退したい人によくある質問
ここでは、内定式後に辞退したい人によくある質問をQ&A形式で回答します。
Q.内定式後に辞退するときはメールで連絡して良い?
A.内定式後に辞退するときは、原則として電話で連絡するのがマナーです。 内定式後は入社準備が進んでおり、企業側はあなたを「社員の一員」として迎える体制を整えています。重要な連絡だからこそ、まずは直接口頭で謝罪と辞退の意思を伝えましょう。
ただし、担当者が不在の場合や「言った・言わない」のトラブルを防ぐための記録を残す目的で、電話のあとに重ねてメールを送ることは問題ありません。
Q.内定式後に辞退すると損害賠償を請求されますか?
A.原則として、損害賠償を請求されることはありません。 日本の法律では「退職(辞退)の自由」が認められており、入社2週間前までに申し出れば契約解除が可能だからです。
稀に、研修費用や備品代を理由に脅されるケースもありますが、通常の採用活動の範囲内であれば支払う義務はありません。
ただし、入社のために企業が肩代わりした引越し費用や特定の個人のために支出した直接的な実費については、返還を求められる可能性があります。トラブルを避けるためにも、辞退を決めたら1日でも早く誠実に連絡することが大切です。
Q.内定式後に辞退したら怒られるのが怖くて言えません
A.内定後に辞退の連絡をすることに不安を感じている方は、就職エージェントに相談するのがおすすめです。企業側も採用にコストをかけているため、厳しい言葉を投げかけられる可能性はゼロではありません。
しかし、無理をして入社後に早期退職するほうが、結果として企業に大きな損失を与えてしまいます。就職エージェントに辞退するときの伝え方やタイミングなどのアドバイスをもらうことで、円滑に辞退できるでしょう。
また、自分に合った企業を紹介してもらえれば、逆転内定獲得も目指せます。一人で悩まずにプロの力を借りることで、精神的な負担を減らしながら、納得のいく形で就職活動を再スタートできるでしょう。
就職エージェントを活用したことがない方は、「就活エージェントとは?サービス内容や利用のメリット・デメリットを解説」の記事がおすすめです。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。