複数社からの内定。どう対応するのがベスト?


内定が出ても就活を続ける学生は、年々増加傾向にあるともいわれています。もし、内定を出された後に就活を続ける場合には、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?辞退のタイミングなど、対応の仕方についてご紹介します。

目次
 

25卒の就活について相談したい

 

内定が出ても就活は続ける?

内定(内々定)が出ても就活を続ける学生は多く、年々増加傾向にあります。現在は、複数内定が当然という流れにあるのではないでしょうか。そのため、最初から内定辞退を見越して多めに内定を出して対応している企業も少なくないといわれています。

複数社から内定が出ても就活を続ける背景は、単純に「第一志望ではなかったから」ということかもしれません。

しかし、第一志望であったとしても「本当にこの企業でいいのだろうか」という不安や「他にも良い条件の企業があるのではないか」という思い、あるいは「自分の可能性を試してみたい」という気持ちが隠れているからかもしれません。

特に、内定が出された時期が、就職活動を始めてすぐの4月頃であれば、あと数ヶ月チャレンジしてみたいという気持ちが起きてくるのも自然といえるでしょう。

複数社から内定を受けることが多くなっている現在、受けた後、どのようなことに注意して就活を進めていくべきか、次の項目で詳しくご紹介します。

 

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複数社から内定をもらったら…

内定が複数社から出た後、その後も就活を続けたい場合は、徹底的に比較して1社に絞る必要が出てきます。

その際のポイントは「企業の業務内容、将来性はどうか」「本当に自分のやりたい仕事かどうか」を見直してみることでしょう。

まず「企業の業務内容、将来性はどうか」について。業務内容は、あなたの期待しているものであったでしょうか?将来性については、企業分析はきちんとできているでしょうか?それとも、その企業を選んだ理由が、給与や福利厚生を重視しての応募だったのでしょうか?

給与や福利厚生だけにとらわれず、業務内容と将来性について見直すことができれば「本当に自分のやりたい仕事がどうか」が明確になるでしょう。

内定が1つに定まった、あるいは、内定を受けずにさらに就活を続けたいというのであれば、辞退する企業に対して返事を先延ばしにしないことが重要です。企業は、内定通知を出した直後から、入社の手続きを進める準備に入るのが一般的です。辞退は企業側の迷惑になることを考え、できるだけ早く返事をするようにしましょう。

 

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内定承諾後の内定辞退は早めにする

第一志望ではない企業から内定を一旦受け「内定を受諾した後(内定承諾書を提出した後)に、第一希望の企業から内定が出る場合もあります。その場合は、なるべく早く、断る企業の方に内定辞退の連絡を入れるようにしましょう。遅くとも、内定式の前までに辞退連絡をするのがマナーです。

内定承諾書は一旦書いてしまったら、内定を取り消せなくなってしまうものではありません。承諾書に法的な拘束力はないからです。法的には入社2週間までは辞退できるとされており、学生側にとって有利な法制度となっています。

ただ、入社式直前の10月ころに内定辞退が入ってきた場合は、直前ということもあり、企業側に大きな負担をかけることになります。くれぐれも、迷惑をかけてしまうことのないよう、早め早めの連絡を意識することが大切です。

内定を辞退するには、メールと電話、どちらの連絡手段をとるべきでしょうか?辞退の連絡手段では、メールよりも電話が良いことを覚えておきましょう。

複数の内定を受けた場合、採用枠をあなたが取ったままにすることで、選考から落ちてしまう学生が出てきます。そのことも忘れずに、早めの電話連絡を取ることが大切です。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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