このページのまとめ
- 就活において5月は、書類選考の結果が出揃い本選考の準備をする時期にあたる
- 5月からの就活対策でやるべきことは自己PRの練り直しや面接練習、OB・OG訪問など
- 5月以降も応募できる企業は、大手企業のグループ会社やベンチャー企業など
大学4年生の5月は、就活の終盤に差し掛かる時期です。
しかし、書類選考の結果が出揃い、面接開始の6月まで手持ち無沙汰になっている就活生は多いのではないでしょうか。
この記事では、5月にやるべき就活対策を解説しています。また、書類選考で結果が思わしくなかった方に向けて、5月以降も応募できる企業や、求人募集している企業を探す方法を紹介。
内定を獲得するために、5月を有意義に過ごしましょう!
就活の全体像やスケジュールについて知りたい方は「就活はいつから始めるべき?内定までにやるべきことがわかる!」も参考にしてください。
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- 就活における「5月」がラストスパートをかける大切な時期である理由
- 書類選考の結果が出る
- 選考が進んでいく
- 内定を獲得する就活生も出てくる
- 5月に内定なしの場合も巻き返せる!
- 就活で大学4年生が5月にするべき3つのこと
- 1. 自己PRや志望動機を見直して質を上げる
- 2. 面接の練習をする
- 3. OB・OG訪問をする
- 4. 根を詰め過ぎない
- 大学3年生が5月にやっておくといいこと
- サマーインターンのES提出
- 外資系企業のES提出
- 就活対策のスタート
- 5月以降でも応募できる企業は?5つの例を紹介
- 大手企業のグループ会社
- 知名度が高過ぎない優良企業
- ベンチャー企業
- 二次募集をしている大手企業
- 二次募集をしている中小企業
- 就活は5月からでも間に合う!内定を獲得するための4つの方法
- 1.合同説明会や企業説明会に参加する
- 2.大学のキャリア支援を受ける
- 3.SNSを活用する
- 4.就活サイトやエージェントを利用する
- 5月の就活で内定を決めたいあなたへ
- 5月からの就活でよくある質問
- Q.就活を何もしていません。5月からでも間に合いますか?
- Q.就活はいつまでに終わらないとやばいですか?
就活における「5月」はラストスパートをかける大切な時期
5月は就活において、ラストスパートを掛ける時期です。一般的な就活スケジュールでは、6月ごろに面接が開始されます。5月は本選考へ向けた準備期間です。
企業ごとに対策を行い、本選考をスムーズに進められるよう、しっかりと準備しておきましょう。
書類選考の結果が出る
5月には、エントリーシートや履歴書などの書類選考の結果が出揃っている場合が多いようです。
3月~4月が書類提出締切のピークで、4月末には多くの企業が結果を通知しています。5月に書類提出の締め切りを設けている企業はそれほど多くないので、多くの就活生が次のステップに進む準備段階にいるでしょう。
選考が進んでいる
一般的な就活スケジュールでは、6月ごろが面接解禁と定められていますが、一部の企業ではそれ以前に早期選考を開始している場合があります。ただし、その場合は「面接」という言葉は使用されず、「面談」や「座談会」、「セミナー」といった名目で選考が行われることが多いので注意しましょう。
また、人事から依頼を受けた社員が就活生と接触する「リクルーター面談」も、おおむね6月以前に行われています。カフェでお茶を飲みながら、ランチをしながらなど、カジュアルな場で対面することがほとんど。しかし、実態は「選考」であることが多いので、気を引き締めて臨みましょう。
リクルーター面談については、「リクルーター面談ってなに?対象になる就活生は?」を参考にしてください。
すでに内定を獲得している就活生も
5月の時点で、すでに内定を獲得している方も数多くいます。マイナビキャリアサーチLabの「2023年卒大学生活動実態調査 (5月)」によると、内々定を獲得している割合は6割におよびました。
特に、ベンチャー企業や外資系企業では、一般的な就活スケジュールよりも早く選考が進むため、その傾向が強いでしょう。
5月に内定なしの場合も巻き返せる!
5月の時点ですでに内定を獲得している方も数多くいますが、まだ「無い内定」の方も焦る必要はありません。5月は、就活が本格化していく時期です。やるべきことを精査し、効率よく就活して内定を目指しましょう。
なお、内定がない方の共通点などが気になる方は「無い内定の就活生に共通する特徴と対策を解説」も参考にしてください。
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就活で大学4年制が5月にするべき34つのこと
5月に差し掛かったら、下記の項目に力を入れて就活しましょう。
ただし、根を詰めすぎず適度に息抜きをしながら就活を進めるのがおすすめです。5月は就活に対する疲れも見えてくるころなので。ときには心や身体を休めながら、就活をがんばってください。
1. 自己PRや志望動機を見直して質を上げる
ES提出時に作成した自己PRや志望動機を、より質の高いものに練り直しましょう。面接では、改めてこれらについて質問されます。深堀りされても適切に答えられるよう、自己PRや志望動機はよく見直しておきましょう。
すべて書き直すことはしない!
自己PRや志望動機をすべて書き直すのは避けておきましょう。面接で問われた際に、「ESと書いてある内容が矛盾している」と捉えられてしまう可能性があります。
2. 面接の練習をする
5月は面接選考の開始直前なので、面接練習に力を入れてください。繰り返し練習すれば、緊張が和らぎ、スムーズに受け答えできるようになるでしょう。家族や友人に面接官役をお願いし、フィードバックをもらうのもおすすめです。身内や知人だと気が緩んでしまう方は、就活アドバイザーを利用するのもいい良いでしょう。
3. OB・OG訪問をする
OB・OG訪問がまだの方は、この時期に行いましょう。ピークは3月~4月ですが、5月に行っても問題ありません。OB・OG訪問には、実際の会社の雰囲気がつかめたり、具体的な仕事内容を聞けたりするといった多数のメリットがあります。卒業生に積極的に連絡を取ってみましょう。
OB・OG訪問については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」も参考にしてください。
4. 根を詰め過ぎない
適度に息抜きをしながら就活を進めましょう。5月は、就活に対する疲れも見えてくるころです。リフレッシュする日を挟みつつ、ときには心や身体を休めながら、就活と上手く付き合っていきましょう。
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大学3年生が5月にやっておくといいこと
大学3年生の5月は、就活を始めるのに適した時期です。就活が本格化するのは年度の後半からですが、準備をするのに早過ぎることはありません。また、サマーインターンの参加や外資系企業のエントリーを考えている方は、この時期に動き出さなければ間に合わない場合もあるので、注意しましょう。
サマーインターンのES提出
インターンシップの期間は、業界問わず夏季開催が多いので、5月ごろにESを提出する流れになります。参加を考えている方は、希望する企業のスケジュールをよくチェックしておきましょう。人気企業では倍率が高くなるので、早めの対策が肝心です。
スケジュールについては「インターンシップへ申し込みするには何から始める?」も参考にしてください。
外資系企業のES提出
外資系企業への就職を考えている場合も、5月からES提出の準備をしましょう。先述したとおり外資系企業の選考は早く、ESの提出締め切りの目安となるのは大学3年生の6月です。
締め切り直前に準備を始めると慌ててしまうので、できれば1ヶ月前の5月から対策しておくと安心です。
就活対策のスタート
自己分析や業界研究などの就活対策を徐々に開始しましょう。一般的な就活スケジュールでは、3月ごろに情報解禁となり、ESや履歴書の提出がスタートします。
それまでに少しずつ自分の強みを探したり、興味のある業界の方向性を定めたりしておくと、よりスムーズに就活を進められるでしょう。
自己分析
自己分析とは、これまでの経験を振り返り、自分の強みや価値観を明確にすることです。就活を進めていくうえで重要な「就活の軸」を考えるきっかけになる作業でもあります。
業界研究
業界研究とは、どのような業界があるのかを知り、それぞれの特徴を理解することです。よく調べずにイメージだけで就活してしまうと、いざ仕事を始めたときに「思っていた仕事と違う…」というミスマッチが起こりかねません。職種の選択肢を増やすことにも繋がるので、力を入れて行いましょう。
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5月以降でも応募できる企業は?5つの例を紹介
二次募集や通年採用をしている企業など、5月以降でも応募できる企業を下記で紹介します。「就活をやり直したい」という方や、就活を5月から始める方も「もう遅いのでは…」と落胆する必要はありません。
倍率が比較的低い企業もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
大手企業のグループ会社
大手企業のグループ会社は、親会社に比べて知名度が低く、5月も採用を続けている傾向があります。選考の難易度は下がり、待遇は親会社とさほど変わらないので、気になる方は調べてみてください。倒産の心配も比較的少なく、安定志向の方におすすめです。
知名度が高過ぎない優良企業
優良企業であるにもかかわらず、知名度が低く採用に苦戦している企業があります。特に、BtoB(サービスや商品を企業向けに提供する)企業は、BtoC(サービスや商品を一般消費者向けに提供する)企業に比べて倍率が低い傾向にあるので、おすすめです。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は、時期に関わらず優秀な人材を採用したいと考える傾向にあり、通年で採用を行っている場合が多いでしょう。会社とともに自分の成長を実感できるので、やりがいを重視したい方に適しています。
二次募集をしている大手企業
大手企業の二次募集は、6月~7月に行われるケースが多いので、チェックしてみましょう。ただし、一次募集と比較して倍率が上がる傾向にあるので、自己PRや志望動機の練り直しは入念に行ってください。
二次募集をしている中小企業
中小企業は、ベンチャー企業や外資系企業と同様に、独自の就活スケジュールで採用活動を行っています。5月以降でもエントリーが間に合う企業も多いので、企業のホームページや就活サイトを確認してみるといいでしょう。
なお、二次募集に応募する場合は、「就活の二次募集で内定獲得を目指す!対策方法をご紹介」も参考にしてください。
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就活は5月からでも間に合う!内定を獲得するための4つの方法
5月からでも就活を間に合わせるには、具体的に下記のような4つの方法があります。自分に適した方法で就活を進めましょう。
1.合同説明会や企業説明会に参加する
合同説明会や企業説明会に積極的に参加すれば、直接企業の社員から話を聞けるチャンスがあります。この機会を活用し、就職後のイメージを鮮明にしたり、自分の性質と合うか検討したりするといいでしょう。
なお、5月は募集終了の時期が迫っているため、可能性を広げるよりも、特定の業界に絞った説明会への参加が望ましいです。
2.大学のキャリア支援を受ける
在籍する大学にキャリア支援センターがある場合は、相談するといいでしょう。企業のなかには自社の業界に関連する学部や、優秀な社員の出身大学にのみ求人情報を送っているケースがあります。
積極的にキャリア支援センターが持つ採用資料を閲覧したり、企業を紹介したりしてもらいましょう。
3.SNSを活用する
FacebookやTwitterなど、SNSを活用して企業を探すことが可能です。企業が運用するSNSアカウントで、採用情報を掲載している場合があります。ほかにも、リアルタイムな情報が欲しい場合、採用情報をまとめたアカウントや、業界で活躍する人のアカウントなどが参考になるでしょう。
なお、匿名にて発信できるSNSでは、信憑性の低い情報もあるため十分精査してください。
また、自分のアカウントが企業の採用担当者から見られる可能性があるので、意識を持ってSNSを利用しましょう。
SNSの活用については、「SNSで行う就活の情報収集とは?効率よく行う方法とメリットを知ろう」も参考にしてください。
4.就活サイトやエージェントを利用する
就活サイトや就活エージェントから採用情報を得るのも1つの方法です。就活サイトでは広範囲な情報を自分で探せます。
自分のペースで進めたい場合、就活サイトで絞り込んでいくといいでしょう。
一方、就活エージェントは、アドバイザーから自分の性質や希望に合った企業の紹介や、応募後の対策などサポートを受けることが可能です。
「やみくもに就活をしたくない」「1人では不安」という場合は、エージェントの利用をおすすめします。
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5月の就活で内定を決めたいあなたへ
5月以降の就活で内定をもらうためには、志望動機の見直しや面接対策、募集を継続している企業を探すなど、やるべきことを整理し、自分のステージに合った取り組みを行いましょう。
就活が本格化してくるなかで、進め方に不安や焦りを感じる方は、就活のプロである就活エージェントを利用する手段もあります。
なかでもキャリアチケットでは、あなたに合った企業の紹介や自己分析の深掘りや模擬面接などの選考対策を実施しています。不安を解消しながら進められるため、やるべきことに集中して就活をしたい方は下記のボタンから登録し、利用してみてください。
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5月からの就活でよくある質問
5月以降の就活においてよくある質問をまとめました。
Q.就活を何もしていません。5月からでも間に合いますか?
A.5月からでも間に合います。この時期は就活が本格化する時期であり、5月以降でも募集をしている企業もあります。業界や業種を絞ったり、倍率の低い企業に応募したりするなど、効率よく対策を練りつつモチベーションを上げて行動しましょう。
就活にネガティブな印象がある場合は、「就活をしたくない場合はどうすればいい?注意点や対処法をご紹介」も参照してください。
Q.就活はいつまでに終わらないとやばいですか?
A.大学4年生の8月ごろが1つのラインです。この時期には募集を終了する企業が多いでしょう。しかし、内定辞退者の補充や採用状況が思わしくない企業の二次募集、通年採用している企業など、夏以降も巻き返せるチャンスはあります。
内定が出ず悩んでいる方は、「どこも受からないのはなぜ?その理由と就活が上手くいく方法を解説!」も参照してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。