このページのまとめ
- 一次面接で落ちる学生も多いので、やばいと悲観する必要はない
- 一次面接で落ちるのがやばいと感じるなら、マナーや受け答えなど対策を行うのが大事
- 一次面接で落ちるのがやばいと思う場合は、模擬面接を受けるのもおすすめ
「一次面接で落ちるのはやばいのでは?」「一次面接で落ちないためにはどうすればいい?」などと焦っている学生もいるでしょう。就活では一次面接も厳しく評価されており、対策をしなければ簡単に落ちてしまいます。
この記事では、一次面接で落ちるのがやばいと感じている学生に向けて、落ちる原因や対策を解説します。最後まで読めば一次面接突破に必要なことがわかり、自分に足りない対策を実施できるはずです。
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- 「一次面接で落ちるのはやばい」と悲観する必要はない
- 一次面接で落ちる割合は企業によって異なる
- 24卒学生の選考通過率
- 一次面接で面接官がチェックする5つのポイント
- 1.基本的な就活マナーが身についているか
- 2.コミュニケーション能力があるか
- 3.入社意欲があるか
- 4.一緒に働きたいと思える人材か
- 5.好印象を与える振る舞いができているか
- 一次面接に落ちる7つの原因
- 1.第一印象がよくない
- 2.ビジネスマナーが身についていない
- 3.コミュニケーション能力が低い
- 4.企業研究が足りていない
- 5.入社意欲が低い
- 6.自己分析が足りていない
- 7.質問への回答に一貫性がない
- 一次面接を通過するための対策9選
- 1.一次面接の特徴をよく知る
- 2.正しい面接マナーを身につける
- 3.会話のキャッチボールを意識する
- 4.自己分析と企業研究を徹底する
- 5.志望動機を明確にする
- 6.履歴書やESの内容と一貫性をもたせる
- 7.大きな声でハキハキと話す
- 8.模擬面接を受ける
- 9.質問の回答を用意する
- 一次面接で落ちてしまう人へキャリアアドバイザーからのアドバイス
- 一次面接でよく聞かれる質問
- 自己紹介
- 長所・短所
- 志望動機
- 逆質問
- 一次面接で落ちたときに気持ちを切り替える4つの方法
- 1.リフレッシュする
- 2.就活の軸を見直す
- 3.企業との相性が悪かったと捉える
- 4.就活のプロに話を聞いてもらう
- 一次面接に受かる可能性が高いサイン5選
- 1.面接時間が想定より長い
- 2.面接官が頻繁にメモを取っている
- 3.企業について積極的にアピールされる
- 4.他社の応募状況を聞かれる
- 5.次回以降の選考の話をされる
- 一次面接に落ちてやばいと焦っているあなた
「一次面接で落ちるのはやばい」と悲観する必要はない
一次面接で落ちたからといって、「やばい」と悲観する必要はありません。ある企業の一次面接に落ちても、ほかの企業や別の機会で選考を突破できる可能性は十分にあります。
なかなか一次面接を突破できない就活生は、一次面接の特徴や評価されるポイントを理解できていないケースが多いです。第一印象や話し方、企業への理解度など、一次面接の合否はさまざまな要素から総合的に判断されます。
一次面接で面接官がどのような点をチェックしているかポイントを押さえて対策しておけば、選考を通過する可能性が高まるでしょう。
一次面接で落ちる割合は企業によって異なる
一次面接に落ちる割合は、企業によってばらつきがあります。組織改革や人手不足など、企業が置かれている状況はさまざまだからです。一般的に、大企業は応募する学生の数が多い分、中小企業と比べて一次面接で落ちる割合は高くなるといわれています。
24卒学生の選考通過率
公益社団法人全国求人情報協会の「2024年卒学生の就職活動の実態に関する調査」によると、24卒の学生は1人あたりのプレエントリー社数が平均16.8社でした。面接などの選考を受けた数は平均10.9社、最終面接を受けた数は平均4.13社とあります。たとえ書類選考を通過できても、平均して半数以上の応募者が一次面接や二次面接で落ちているのが実情です。
一次面接の通過率は、企業によって変わると考えましょう。通過率を意識するよりも、一次面接で落ちないように面接対策に注力することが大切です。就活の面接で緊張しやすい就活生は、「緊張しやすい人は面接で落ちる?原因と対策を解説」も参考にしてください。
参照元
公益社団法人 全国求人情報協会
2024年卒学生の就職活動の実態に関する調査
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一次面接で面接官がチェックする5つのポイント
一次面接で落ちないようにするためには、面接官が何をチェックしているか把握することが大切です。ここでは、一次面接で面接官がチェックしている主なポイントを5つ解説します。
1.基本的な就活マナーが身についているか
一次面接では、社会人としてふさわしいマナーが身につけているかが見られています。自社で採用した場合に、社員として正しい振る舞いができるかが重要だからです。
とはいえ、特別な部分ではなく「面接に遅刻しない」「面接にふさわしい身だしなみをしている」といった基本的な箇所が見られているので覚えておきましょう。基本的なマナーができていない場合、社会人になる準備ができていないと判断され、選考に落ちてしまう可能性があります。
2.コミュニケーション能力があるか
一次面接では、基本的な受け答えやコミュニケーションが見られているので覚えておきましょう。面接官の質問内容の意図をとらえ、質問にふさわしい回答をすることが求められます。
たとえば、「自己紹介をしてください」と言われているのに自己PRをする就活生は、質問者の意図を理解できずコミュニケーション力が低いと思われます。また、あらかじめ用意した文章を暗記し、ただ話すだけの就活生も、コミュニケーションをとろうとしていないと思われるかもしれません。
コミュニケーション能力はどの企業でもどの仕事でも必要になる能力です。一次面接では基本的なコミュニケーション能力があるかを見て、先の選考に進めるかを評価されています。
3.入社意欲があるか
入社意欲や志望度の高さも、一次面接で見られているポイントです。どの企業も「自社に入りたい」「目標をもって仕事をしたい」などと考える、意欲の高い学生を採用したいからです。
入社意欲をアピールする際には、志望動機の伝え方が重要になります。「自分がなぜ志望企業を選んだか」「ほかの会社ではなく、なぜこの会社なのか」が伝われば、評価も高くなるでしょう。
マナーやコミュニケーション能力に問題がなくても、入社意欲が伝わらなければ高評価にはつながりません。「この学生を採用したい」と思ってもらえるように、自分の入社意欲をアピールしてください。
4.一緒に働きたいと思える人材か
採用担当者目線で、一緒に働きたいと思える人物かどうかも大事です。新卒の学生は仕事の経験が少ないため、実績や能力ではなかなか評価できません。そのため、性格や価値観、強みなどのポテンシャルを見て採用されます。
たとえば、周囲とコミュニケーションをとりながら、スムーズに物事を進められる協調性を持つ人材は、一緒に働きやすいでしょう。「自分を採用したいと思えるか」を意識してアピールすると、評価を得やすくなります。
5.好印象を与える振る舞いができているか
第一印象も評価に大きく影響するため、面接開始のアピールは欠かさないようにしましょう。身だしなみはもちろん、表情や声の明るさなども評価されています。
たとえば、ボロボロのスーツやぼさぼさの髪だと、印象はよくないでしょう。また、「あいさつがない」「表情が暗い」などの状態も、一緒に働けるかどうか心配になります。
第一印象をよくするには、身だしなみを整えるのはもちろん、大きな声と笑顔であいさつするのも欠かせません。就活の一次面接で何が評価されるかについては、「一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
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一次面接に落ちる7つの原因
一次面接に落ちる理由には、第一印象がよくなかったり、自己分析ができていなかったりといくつか理由があります。一次面接に落ちる原因となる8つのポイントを解説するので参考にしてください。
1.第一印象がよくない
第一印象がよくないと、一次面接には落ちやすくなります。身だしなみが整っていなかったり、清潔感が欠けていたりすると、面接に対するやる気が伝わらないので気をつけましょう。
たとえば、以下のような状態は、第一印象を悪くしてしまいます。
・髪の毛に寝癖がついたまま
・ジャケットやブラウスにシワや毛玉がついている
・靴に泥や汚れがついている
・カバンの中がグチャグチャで見えている
初対面の印象は、相手に対するイメージを決定づける大きな要因となります。第一印象は短時間で覆すのが難しく、一度マイナスイメージを与えると不採用につながりやすいので注意が必要です。
第一印象が原因で一次面接に落ちていると感じる学生は、「第一印象が勝負!面接で好印象を持ってもらうには」の記事も参考にしてください。
2.ビジネスマナーが身についていない
ビジネスマナーが身についていない場合も、一次面接での評価は下がってしまいます。社会人としてふさわしい準備ができていないと思われるからです。
よく見られるポイントの一つが、面接時の入退室マナー。「ドアをノックしているか」「失礼しますと声かけができているか」などが見られています。
社会人になるとビジネスマナーは必須であり、自分の評価が会社の評価につながります。自社にふさわしい人材を採用するために、ビジネスマナーが重要視されているのです。
3.コミュニケーション能力が低い
仕事に必要なコミュニケーション能力がないと判断されると、一次面接で落ちやすくなります。コミュニケーションがうまくとれないと、仕事もスムーズに進みません。コミュニケーションエラーのせいで仕事が止まったり、ミスにつながったりする可能性があります。
面接では緊張して話せないケースも多いので、落ち着くことが大切。いつもどおりに会話するイメージを持つことが大事です。
4.企業研究が足りていない
企業研究が不足していると、どの会社でもよさそうと思われ、不採用になる場合があります。企業のWebサイトはもちろん、説明会やOB訪問なども活用し、企業研究を行いましょう。
たとえば、企業研究が浅いとどの企業にも言えるような志望動機となり、ほかの就活生との差別化ができません。また、競合他社との違いを理解できておらず、「入社できるなら競合のB社でもよさそう」と思われる場合もあります。
一次面接で評価されるには、企業ごとに違いを理解し、回答に反映させることが大切です。「なぜその企業に入りたいと思うのか」については、自分なりに整理しておきましょう。
5.入社意欲が低い
入社意欲が低いと思われる振る舞いも、一次面接ではマイナスの評価になります。たとえば、面接に向けた準備不足が目立つ場合、「志望度が低そうだ」と思われるかもしれません。また、面接官に深掘りされて答えられない場合も、選考への真剣さを感じにくいでしょう。
企業は入社意欲の高い人物を採用し、活躍してほしいと考えています。優秀な人材でも、入社意欲が低いと不採用になりやすいことは覚えておきましょう。
逆質問に答えられない
逆質問に答えられない場合も、評価が下がりやすいので気をつけましょう。逆質問とは、「何か質問はありますか?」のように、面接官から自分に対して質問されることです。
逆質問で「特にありません」と伝えてしまうと、会社に対してあまり興味がないと思われてしまいます。あらかじめ質問したい内容を用意し、逆質問に答えられるようにしておきましょう。
ただし、事業内容など、企業のWebサイトをみればわかるような質問はNGです。企業研究をしていないと思われ、評価を下げてしまうので気をつけましょう。逆質問の例については、「就活面接の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。
6.自己分析が足りていない
自己分析が足りていないと、質問に回答できず、一次面接で落ちやすくなります。自分の強みや特徴、考えなどをあらかじめ整理しておきましょう。
自己分析は就活の土台であり、自分のアピール材料は何か、自分がどうしたいかなどに気づくことができます。「自己PR」「志望動機」「ガクチカ」など、面接でよく聞かれる質問は、自己分析を行うことで準備できるようになるでしょう。
自己分析が足りていないと答えられる内容も少なく、アピールにつながりません。面接準備を進める際は、まず自己分析ができているかどうかを確かめてください。
7.質問への回答に一貫性がない
自己PRや志望動機に一貫性がないことも、一次面接で落ちる原因の一つです。質問に対する回答に矛盾があると、「自己理解が浅いのではないか」「嘘をついているのではないか」と疑問を持たれてしまいます。
自己PRや志望動機に矛盾が生まれないように、嘘をついたり話を誇張したりするのは避けましょう。面接中にその場しのぎで回答して混乱しないよう、事前に面接でよく聞かれる質問への回答を準備をして本番に臨んでください。
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一次面接を通過するための対策9選
一次面接を通過するためには、ポイントを押さえて対策すると効果的です。ここでは、一次面接を通過するための対策9選を解説します。
1.一次面接の特徴をよく知る
「一次面接で落ちて焦っている」「一次面接に落ちそうでやばい」と悩んでいる就活生は、まず一次面接の特徴を理解しておきましょう。
・選考人数が多い
・集団面接を実施する企業が多い
・若手社員が面接官を担当するケースが多い
・基本的な質問が中心になる
一次面接は、就活における選考プロセスのスタートラインです。そのため、できるだけ多くの就活生と会いたいと考えて、多くの企業が集団面接を採用しています。
集団面接は個人面接と比べて持ち時間が短くなるので、好印象を残せるようにしっかりと対策して本番に臨むことが大切です。一つの質問に対して、端的にアピールできる回答を準備しておく必要があります。
就活を成功させるためにも、一次面接をはじめ、各選考段階における面接の特徴を理解したうえで対策を進めましょう。
二次面接の特徴
二次面接の主な目的は、実務に活かせる能力の有無や、現状は能力不足でも努力する意欲が感じられるかなど、就活生のポテンシャルを確認することです。
面接官は、性格や人柄などから、就活生のポテンシャルが企業の方向性やニーズとマッチしているかを判断します。そのため、企業が求める人物像をよく理解し、ニーズに合わせて自己PRや志望動機を伝えるのがポイントです。
最終面接の特徴
最終面接では、役員や人事部長、ときには社長が面接官を担当するケースも珍しくありません。内定を出すかどうか最終的に判断するために、あらためて応募者の入社意欲を確認します。
最終面接では、いかに熱意をアピールできるかが重要なポイントです。入社後のビジョンやどのように貢献できるかなど、将来に関する質問が多いため、あらためて自己分析や企業研究をして説得力のある回答を用意する必要があります。
一次面接と二次面接、最終面接でそれぞれ見られているポイントについては、「面接官が見ている9つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」も参考にしてください。
2.正しい面接マナーを身につける
一次面接を通過するためには、正しい面接マナーも欠かせません。学生のうちに身につけておきたい基本的な面接マナーは、下記のとおりです。
・時間に余裕をもって面接会場に到着する
・待ち時間に携帯を触らない
・目を合わせてあいさつする
・ノックしてから入室する
・面接官に「どうぞ」と言われてから着席する
・退席時にお礼の言葉を述べる
これらのマナーは、文章で理解して自分ができると思っても、本番になると緊張してしまいつい忘れてしまうこともあるでしょう。入室から退室までの一連の立ち居振る舞いを、面接で完璧にできる就活生は少ないはずです。
面接の際に正しい立ち振る舞いができるよう、本番を想定して模擬面接を行っておきましょう。
3.会話のキャッチボールを意識する
質問の意図を汲み取ったうえで会話のキャッチボールを意識できると、一次面接を通過する可能性を高められます。面接官の質問に対して、まずは結論を述べ、その後に理由やエピソードを伝えましょう。
たとえば、「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたら「私の強みは協調性です。学生時代は100人規模の団体に所属して...」と結論→エピソードの順に答えます。
面接官の質問に対して「はい」や「いいえ」と一言のみで回答したり、一方的にダラダラと長話をしたりするのは避けましょう。会話のキャッチボールができないと、理解力やコミュニケーション能力が低いと判断されてしまいます。
面接本番は、「よい回答をしなくてはいけない」というプレッシャーや緊張から、頭に浮かんだことをそのまま言ってしまう学生も少なくありません。そんな中で、会話のキャッチボールが意識できればそれだけで一次面接を通過できる可能性が高まるでしょう。
4.自己分析と企業研究を徹底する
一次面接を通過するためには、徹底した自己分析と企業研究が欠かせません。企業の求める人物像に自分の強みや価値観がマッチしていなければ、内定にはつながりにくいからです。
自己分析は、自分の強みや価値観、行動パターンを把握するのに役立ちます。また、企業研究は、企業の特徴や求める人物像を把握するのに不可欠です。
自己分析や企業研究は、一度やって終わりではなく、何度も繰り返すことで理解が深まります。一次面接で落ちてやばいと感じている場合は、改めて自己分析と企業研究をすると新たな気づきがあるかもしれません。
自己分析のやり方は、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」を参考にしてください。
5.志望動機を明確にする
一次面接を通過するためには、数ある企業のなかから、「自分はなぜその企業を選んだのか」を明確にすることが大切です。企業理解を深めたうえで志望理由を明確に伝えられると、入社意欲の高さをアピールできます。
企業理解を深めるためには、説明会への参加やOB・OG訪問を通して、具体的な業務内容や社風、求める人物像などを教えてもらうのがおすすめです。
志望動機には、業界内における企業の立ち位置や事業展開など、魅力を感じる部分を盛り込みましょう。興味を持ったきっかけや自分が抱えている問題意識をあわせて伝えると、面接官の印象に残りやすくなります。
面接で評価される志望動機については、「志望動機を面接でうまく伝えたい!ポイントを例文付きで解説」を参考にしてください。
6.履歴書やESの内容と一貫性をもたせる
一次面接では、履歴書やエントリーシートの内容と一貫性のある回答をすることが大切です。基本的に、面接官は提出した書類をもとに質問します。履歴書やエントリーシートに書いた内容と全く別の話をしてしまうと、自己PRや志望動機に信憑性がなくなり面接官も混乱するでしょう。
スケジュールによっては、書類選考から一次面接まで時間が空いてしまうケースもあります。すべての書類は提出前に必ずコピーをとり、面接前に見返せるようにしておいてください。一次面接では、履歴書やエントリーシートに書いた内容をより詳しく説明できるよう準備しましょう。
7.大きな声でハキハキと話す
一次面接では、大きな声でハキハキと話すのがポイントです。はっきりわかりやすく話すだけで、面接官に自信を持った印象を与えられるほか、アピールしたいことが伝わりやすくなります。
面接では、緊張から声が小さくなってしまったり、早口になってしまったりすることもあるでしょう。面接官の様子やリアクションを確認しながらコミュニケーションを取れるよう、いつもよりゆっくりと大きな声で話すことを意識してみてください。
8.模擬面接を受ける
模擬面接を通して場の雰囲気に慣れておくと、一次面接を通過しやすくなります。模擬面接とは、実際の面接を想定して本番と同じような形で行う面接練習のことです。面接は緊張すると本領を発揮できなくなってしまうので、とにかく場数を踏み本番の雰囲気に慣れておくとよいでしょう。
また、これまでの一次面接を振り返ってみても、どこに問題があったか自分では気づきにくい場合もあるはずです。模擬面接を受ければ、第三者の意見を聞いて客観的な視点から改善点を見つけられます。
なお、模擬面接を頼める人が身近にいない場合は、就活エージェントの活用も検討してみてください。就活のプロに指導してもらえるため、効果的に面接対策を進められます。
9.質問の回答を用意する
一次面接を通過するためには、よく聞かれる質問の回答を事前に用意しておくと安心です。伝えたい内容をあらかじめ決めておけば、質問されても落ち着いて回答できるでしょう。
質問の回答を用意する際は、文章を丸暗記するのではなく、要点を押さえておくのがポイントです・うまく話すよりも自分の言葉を使うほうが、入社意欲や熱意が伝わりやすくなります。
一次面接で第一印象をよくするコツは、「第一印象が勝負!面接で好印象を持ってもらうには」を参考にしてください。
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一次面接で落ちてしまう人へキャリアアドバイザーからのアドバイス
一次面接を通過するには、基本的なマナーと自己分析が特に重要です。一次面接をなかなか通過できない場合は、身だしなみが整えられているか、正しい敬語が使われているかなどをもう一度確認してみてください。
また、面接のなかでは、会話のキャッチボールがきちんとできているかも見られています。「緊張し過ぎてうまく話せなかった」「自己分析が足りず話がまとまらなかった」という就活生は多いです。
キャリアチケットでは模擬面接も実施していますので、面接での受け答えに自信がない就活生は、ぜひご相談ください。
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一次面接でよく聞かれる質問
一次面接でよく聞かれる質問は、以下のとおりです。面接で聞かれたときに焦らないよう、事前に回答を用意しておいてください。
自己紹介
一次面接で自己紹介が求められる主な理由は、本人確認のためです。同時に、面接に臨む準備ができているかどうかを確認する意図もあります。
自己紹介は下記の例文を参考にしてください。
△△大学△△学部4年生の△△△△と申します。
大学では△△に属しており、△△の研究に取り組んでいます。学業以外では所属するサッカーサークルの活動に注力してきました。現在、副キャプテンを務めています。
本日はお忙しいなか、面接の機会をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
基本的に、自己紹介は面接の最初に聞かれます。簡単なプロフィールと学生時代に頑張ったこと、面接に対する感謝を伝えましょう。
面接における自己紹介のポイントについては、「就活の自己紹介は1分ですべてを伝える必要はない!作り方を例文付きで解説」で詳しく解説しています。
長所・短所
一次面接で長所と短所を聞かれる理由は、入社後にどのような仕事で能力を発揮できるか判断するためです。長所と短所を的確に伝えられれば、自身について客観的に理解できている証拠にもなります。
また、短所を述べる際は、必ずその短所を補うための行動も加えて伝えましょう。たとえば、短所が「完璧主義」である場合は、「上司に報告回数を増やすなどして工夫します」と補足できれば、印象が良くなります。自ら考えて行動する能力があると証明するためにも、長所を聞かれた際に短所も補足的に伝えるのがポイントです。
志望動機
志望動機を伝える際に重要なのは、「なぜこの企業に入社したいのか」を明確にすることです。同業他社と比べたうえで、志望先の企業に入りたい理由を明確に伝えられると、より効果的に入社意欲をアピールできます。
志望動機を聞かれたときは、入社したい理由だけではなく、入社後にどのように活躍していきたいかも伝えましょう。就活は、内定をもらうことがゴールではありません。入社後のミスマッチを防ぐためにも、入社後のキャリアイメージを描いておく必要があります。
説得力のある志望動機の伝え方は、「志望動機は面接でどう伝える?新卒で好印象を残すポイントを例文付きで解説」の記事を参考にしてください。
逆質問
一次面接で「何か質問はありますか」と聞かれたときは、逆質問をすることでアピールにつながります。具体的には、入社に向けた取り組みや働き始めてからの姿をイメージできるよう以下のような質問をするとよいでしょう。
・入社までに身につけておくべきスキル
・志望職種に求められる能力
・一日の業務の流れ
・入社後のキャリアパス
・今後の事業展開
ただし、聞きたいことがない場合であっても「特にありません」と答えるのは避けてください。何も質問がないと、「志望度が低いのでは」と思われてしまいます。面接で聞かれたときに困らないためにも、逆質問をいくつか用意しておくと安心です。
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一次面接で落ちたときに気持ちを切り替える4つの方法
一次面接に落ちると「やばい」と焦りがちですが、次につなげるためには気持ちの切り替えが必要です。ここでは、就活で落ち込んだ気持ちの切り替え方を4つ解説します。
1.リフレッシュする
一次面接に落ちて気持ちが落ち込んでいるときは、一度立ち止まってリフレッシュしましょう。就活が始まると学業との両立で忙しく、趣味に没頭する時間や友人と付き合う時間が減ってしまいがちです。
就活は長期にわたって続くため、気づかないうちにストレスが溜まっているケースもあります。一次面接がうまくいかず落ち込んでいるときには、スポーツを楽しんだり映画を観たりして、就活について考えない時間を作るようにしてください。
リフレッシュすることでメリハリがつき、気持ちを切り替えて就活に取り組めるでしょう。
2.就活の軸を見直す
一次面接でつまずいてしまったら、就活の軸を見直してみるのもおすすめです。特に、一次面接に繰り返し落ちている場合は、志望する業界や企業が自分に向いていない可能性も考えられます。
応募する業界を変えたり、中小企業まで選択肢を広げたりするなど、少し視点を変えて就活に取り組むのも方法の一つです。自己分析や企業分析を通して就活の軸を見直してみると、新たな気持ちで就活に臨めるでしょう。
就活の軸を見直したい学生は、「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」を参考にしてください。
3.企業との相性が悪かったと捉える
一次面接で落ちたときは、「企業との相性が悪かっただけ」と捉えることも大切です。
面接を通過できなかったからといって、必ずしも自分に一方的な原因があるとは限りません。就活生の人柄や能力に問題がなくても、企業のニーズと合わなければ内定にはつながらないでしょう。
「企業との相性が悪かっただけ」と割り切って考えると気持ちが楽になり、前向きに次の選考に臨めるはずです。一次面接で落ちた経験を活かしてより相性がよい企業を選んだり、求める人物像を意識したアピールを心がけたりすると、選考通過の可能性を高められるでしょう。
4.就活のプロに話を聞いてもらう
一次面接に落ちてやばいと焦りを感じている場合は、就活のプロに話を聞いてもらうのもおすすめです。就活の相談相手としては、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどが利用しやすいでしょう。
特にエージェントは一次面接に落ちた原因や必要な対策を一緒に考えてくれるだけでなく、自分に合った求人も紹介してくれます。無料で利用できるサービスも多いので、気軽に利用してみるとよいでしょう。
一次面接で落ちたときの気持ちの切り替え方については、「就活の選考で落ちたときのメンタル切替方法は?具体的な対策法もご紹介」もご覧ください。
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一次面接に受かる可能性が高いサイン5選
一次面接で以下のような状況になった場合は、受かる可能性が高いといえるでしょう。ここでは、一次面接に受かる際によく見られるサインを5つ解説します。
1.面接時間が想定より長い
面接時間が想定より長くなるのは、一次面接に受かるサインの一つといわれています。面接官が応募者に興味を持った場合、より多くの質問をしたり深掘りして会話を続けたりして、面接時間が長くなるケースも少なくありません。
一方で、集団面接では一人ひとりが回答に時間を使い過ぎてしまい、結果的に面接が長引くパターンも考えられます。そのため、一概に「面接時間が長い=合格」とは判断できません。
ただし、面接時間が想定より長いうえに、面接官が興味を持って質問を続けている場合は、一次面接に受かる可能性が高いといえます。
2.面接官が頻繁にメモを取っている
面接官がメモを取るのは、質問を通して学生から得た情報や感じたことなどが重要であることを示しています。そのため、面接官が頻繁にメモをとっている場合は、一次面接に受かる可能性が高いでしょう。
一次面接のメモは、担当の面接官のみで合否の判断ができない場合に社内で情報を共有したり、次の選考に引き継いだりするのに使われます。
なかには、不合格の場合であってもメモを取る面接官もいるでしょう。しかし、頻度が多く熱心にメモを取っていれば、それだけ共有したい情報があると考えられるため、合格の可能性が高いといえます。
3.企業について積極的にアピールされる
面接官が自社について積極的にアピールしている場合は、一次面接に受かる可能性が高いでしょう。応募者を自社にマッチした優秀な人材だと判断した場合、「ぜひ一緒に働きたい」と考えるのが一般的です。
その際、応募者の志望度を高めるために自社をアピールする面接官もいます。一次面接で自社について積極的にアピールされる場合は、応募者に対して期待値が高いことを示しているでしょう。
4.他社の応募状況を聞かれる
一次面接で他社の応募状況を聞かれるのも、合格するサインの一つだといえるでしょう。面接官が他社の応募状況を聞くのは、就活の軸を確認したり合否を出す際の参考にしたりするケースが多いです。
不合格の応募者に対して、就活状況を深掘りするような質問はあまりされません。そのため、面接官が他社の選考状況を意識している場合には、一次面接の合格ラインに達している可能性が高いといえます。
5.次回以降の選考の話をされる
一次面接の終了時に次の選考について話があれば、面接に受かる可能性が高いです。一次面接を通過する応募者に対して、ほかの企業に流れるのを防ぐ目的で、合格をほのめかされることも珍しくありません。
また、「次の面接では△△を意識したほうがよい」「△△についてもっと話を聞きたい」など、具体的にアドバイスされるケースも考えられます。次の選考について話がある場合は、合格する可能性が高いといえるでしょう。
一次面接に受かる可能性が高いサインと合わせて、一次面接に落ちるサインを知りたい方は、「面接フラグから合否を予想できる?代表的な合格・不合格サインとは」をご覧ください。
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一次面接に落ちてやばいと焦っているあなたへ
一次面接に落ちて「このままではやばい」と焦りを感じている就活生も多いのではないでしょうか。
一次面接で面接官が見ているポイントは、基本的なコミュニケーション能力やマナーです。そのため、ポイントを押さえて対策できれば通過率を上げられるでしょう。
一次面接で落ちる原因や対策がわからず、一人で就活をするのが大変な場合は、エージェントへの相談もおすすめです。
就職エージェントのキャリアチケットでは、就活生の価値観を深掘りするお手伝いや模擬面接など、一人ひとりに合ったサポートを実施しています。現状の就活に不安や迷いがある就活生は、ぜひご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。