このページのまとめ
- 就職先の決め方で後悔しないためには、自分なりの価値観や判断基準で選ぶことが大切
- 就職先を適当に決めてしまうと、入社後のストレスや早期離職の原因になる
- 就職先を決めるときは、他人の意見に流されないよう注意しながら広い視点で考える
「就職先の決め方が分からない」「複数の内定先からどこに決めれば良いのか」と悩んでいる就活生も多いでしょう。企業選びの選択肢が多く、なかなか就職先を決められないことも珍しくありません。
この記事では、就職先を決める判断基準や後悔しないためのポイントを解説します。これから就活を始める人と内定後に悩んでいる人に向けてそれぞれの決め方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就職先の決め方が重要な3つの理由
- 1.就職先が合わないとストレスが溜まる
- 2.早期離職のリスクが高まる
- 3.働くことそのものが嫌になる可能性がある
- 就職先の決め方で重視することは「仕事内容」が多い
- 就職先を決める前に必要な6つの行動
- 1.自己分析をする
- 2.就活の軸を明確にする
- 3.キャリアプランやライフプランを立てる
- 4.業界研究・企業研究をする
- 5.広い視野で考える
- 6.就職エージェントに相談する
- 就職先の決め方に悩む2つのパターン
- これから就職活動を始める場合
- 内定後に就職先を選ぶ場合
- これから就職活動を始める人の就職先の決め方
- 業界で選ぶ
- 職種で選ぶ
- 就活の軸で選ぶ
- 内定後に悩んでいる人の就職先の決め方
- 企業の規模で選ぶ
- 企業の雰囲気で選ぶ
- 就活の軸と照らし合わせる
- キャリアプランから考える
- どの内定先も決定打に欠ける場合の就職先の決め方5選
- 1.内定先のよい点と懸念点を比較する
- 2.内定者イベントに参加してみる
- 3.採用担当者に面談を依頼する
- 4.周囲の意見を聞いてみる
- 5.就職活動を継続する
- 就職先の決め方についてキャリアアドバイザーからのアドバイス
- 「土日休み」「勤務地固定」などの条件だけを就活軸にしないこと
- 選択肢の幅を増やしておくこと
- 主観だけで進めないこと
- 就職先の決め方で後悔しないための注意点
- イメージだけで判断しない
- 他人やインターネットの意見に流されない
- 納得できない点を放置しない
- 今の価値観や考え方に固執しない
- 就職先の決め方で悩んでいるあなたへ
就職先の決め方が重要な3つの理由
就活を成功させるためには、就職先の決め方が重要です。就職すると一日の大半を職場で過ごすことになります。そのため、自分に合った就職先でなければ入社後の後悔につながりかねません。
ここでは、就職先の決め方が重要な理由を3つ解説します。
1.就職先が合わないとストレスが溜まる
就職先の決め方が重要な理由は、会社が合わないとストレスの原因になるからです。ストレスが溜まると体調を崩し、休職せざるを得ない状況になる可能性もあります。
社会人になると、1日に8時間、週に5日間の勤務が一般的です。1日の3分の1を仕事に費やすため、自分に合わない仕事では苦しく感じてストレスになることもあるでしょう。
「何のために働いているのだろう」「早く仕事を辞めたい」とネガティブに感じることも増え、その結果業務効率が悪くなったり、人間関係でトラブルが起きたりするケースも考えられます。
2.早期離職のリスクが高まる
就職先が合わないと、早期離職のリスクが高まります。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します」によると、令和3年度に大学を卒業した人が3年以内に離職した割合は、34.9%でした。およそ3人に1人が、3年以内に離職しています。
離職率 | |
1年目 | 12.3% |
2年目 | 12.3% |
3年目 | 10.3% |
合計 | 34.9% |
引用:厚生労働省「新規大卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)(別紙3)」
就職先の決め方が不十分だと、条件面や社風などが合わず早期離職につながりかねません。早期離職になれば転職活動を行うことになりますが、短期間で離職しているので企業に好印象を持たれない可能性も。
同じ会社で長く働くためには、自分自身の適性や得手不得手をしっかりと理解し、自分に合った就職先を選ぶことが大切です。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します
3.働くことそのものが嫌になる可能性がある
就職先が合わず、やりたくない仕事を受け入れながら働いていると、次第に熱意や愛着もなくなります。その結果、働くことそのものが嫌になってしまうでしょう。
働くことは、生活維持のためだけでなく、自己成長や自己実現に欠かせないものです。そのため、仕事にやりがいを感じるほど心理的な満足感は高まります。
やりたくない仕事をしたり自分に合わない環境で働いたりすることがないよう、よく考えたうえで就職先を決めましょう。仕事選びのコツについては、「仕事選びで後悔しないためにはどうする?選び方のコツや準備を解説」でも紹介しています。
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就職先の決め方で重視することは「仕事内容」が多い
就職先の決め方に正解はありません。企業選びで何を重視するかは人それぞれで異なるからです。
就活エージェントのキャリアチケットが2023年10月に実施した調査によると、多くの学生が企業選びの際に仕事内容や給与などを重視していることがわかりました。
引用:キャリアチケット「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」
また、それぞれの会社で価値観や文化も異なります。就職先を決めるときは、自分自身が重視していることや価値観がマッチしている会社を選ぶようにしてください。
就活の企業選びについては、「失敗しない企業の選び方10選!あなたに合う企業選びのポイントを解説」でも紹介しています。
参照元
キャリアチケット
【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査
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就職先を決める前に必要な6つの行動
就職先を決めるときは、あらかじめ自己分析や企業研究、業界研究をして、就活の軸を定めておくのがポイントです。ここでは、就職先を決める際に役立つ具体的な行動を6つ紹介します。
1.自己分析をする
就職先をどうするか悩んだら、あらためて自己分析をして自分の気持ちを整理しましょう。今の自分がどのように考えているかを知ると、企業選びの参考になります。
就活を始めたときに行う自己分析と、内定を獲得した後で行う自己分析では、結果が変わることもあるでしょう。就活を通して新しく学んだり、考え方が変わったりするためです。
就活を始めたときの基準で選ぼうとすると、今の気持ちと違ってミスマッチを起こすこともあります。就職先をどうするか悩んだら、自己分析で今の考えを見つけてみてください。
自己分析のやり方を知りたい場合は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事をぜひ参考にしてください。
2.就活の軸を明確にする
就活の軸を明確にし、企業選びの基準を決めましょう。就活の軸とは、業界や企業を選ぶうえでの自分なりの価値観や譲れない条件のことです。
たとえば、「営業の仕事がしたい」のように職種で選ぶ方法もあれば、「土日は絶対に休みがよい」など待遇や条件で就職先を選ぶ人もいます。就活の軸が明確になるほど迷ったときの選択肢が絞られるため、就職先を決めやすくなるでしょう。
また、自分自身の価値観に合う会社に就職できれば、やりがいをもって長く働けるはずです。就活の軸の定め方は「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」でも紹介しています。
3.キャリアプランやライフプランを立てる
キャリアプランやライフプランを立てておくと、就職先を決めやすくなります。就職先を決めるときは、「理想のキャリアプランを実現できるか」といった視点も重要です。
具体的には、「10年後にどのような仕事に就いていたいか」「目標を達成するためには何が必要か」などを考えましょう。
仕事内容を具体的にイメージできない場合は、「40歳で独立して起業する」「30代で部長になる」のように、役職や地位で考えるのもおすすめです。
4.業界研究・企業研究をする
企業を選びきれない場合、業界研究や企業研究が足りていない可能性があります。情報が足りず、「この企業にしたい」と決めきれないケースです。
会社について知らないことが多いと、「この点は大丈夫だろうか?」と不安に感じてしまいます。企業について深く知るほど、不安が解消でき、入社したいかどうかを明確にできるでしょう。
業界研究や企業研究の進め方については、「ほかの就活生と差をつけろ!1歩先行く業界企業研究のコツ」の記事で解説しているので参考にしてください。
5.広い視野で考える
就職先を決める際は、視野を広く持つことが大切です。「やりがいさえあればよい」「絶対にこの会社に入社したい」など、視野が狭いほど入社後のミスマッチにつながりやすくなります。
入社してから「こんなはずではなかった」と後悔しないために、さまざまな判断基準で考えてみてください。
・自分の興味や関心
・給与や待遇
・業界や職種
・働く場所
・会社の将来性
・社員の人柄
・社会貢献度
・キャリアプラン
・ワークライフバランス
判断基準をリストアップできたら、優先順位をつけておきましょう。自分の希望がすべて通るような企業は少なく、見つけても内定を獲得できるとは限りません。優先したい条件と、妥協してよい条件を整理しておくと、企業を選びやすくなります。
6.就職エージェントに相談する
自分だけで決めきれないと感じたら、就職エージェントに相談してみましょう。プロの視点から、どのように企業を選べばよいかのアドバイスをもらえます。
また、就職エージェントによっては、志望する企業の詳しい情報を知っている場合もあるでしょう。自分ではわからない視点からのアドバイスをもらうことで、どの企業を選ぶかをより考えることができます。
就職エージェントのなかでもおすすめなのが、キャリアチケットです。マンツーマンであなたの悩みを解消するので、企業選びに迷ったらぜひご相談ください。
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就職先の決め方に悩む2つのパターン
就職先の決め方に悩むのは、これから就職活動を始める場合と、内定後に就職先を選ぶ場合の2つのパターンがあります。就活の状況によって、就職先を決められない背景はさまざまです。
ここでは、それぞれのパターンでの悩みや背景について解説します。
これから就職活動を始める場合
これから就職活動を始める人に多いのが、「何から始めるべきかわからない」といった悩みです。具体的には、下記のような悩みを抱えている就活生が多くいます。
・自分のやりたい仕事がわからない
・働く姿をイメージできない
・どのような仕事に向いているかわからない
・どのような仕事があるか知らない
・理想のキャリアプランが明確になっていない
・何を見て会社を選べばよいかわからない
初めて経験する就活では、わからないことが多くて不安になるのも当然です。自分が何に悩み、どのような疑問を抱えているかを考えて、必要な情報を一つひとつ集めましょう。自己分析をして就活の軸を決めながら、方向性を明確にすることが大切です。
内定後に就職先を選ぶ場合
複数社から内定通知をもらい、どの企業にするか悩むケースもあります。「どの内定先も魅力的に見える場合」もあれば、「どの内定先も決め手に欠ける場合」もあるでしょう。
どの内定先も魅力的に見える場合には、客観的な判断を心がけるのがポイントです。どの会社もよく見えて、マイナスの部分を見逃している可能性があります。
この場合、会社に求める条件や基準を点数化するなどして、優先順位をつけるのがおすすめです。あらためて会社の魅力を見つけるために、内定者イベントに参加したり、就職活動を続けたりするのもよいでしょう。
どの内定先も決め手に欠ける場合は、自分の就活の軸に合った企業から内定をもらえていないかもしれません。本当にこの企業でよいのかを考え、場合によっては就活のやり直しも選択肢に考えるのがおすすめです。
複数社から内定をもらった場合の対応は、「内定承諾書を提出した後でも就活は続けられる?後悔しない判断方法を解説」でも紹介しています。
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これから就職活動を始める人の就職先の決め方
これから就職活動を始める人に多いのが、「自分のやりたいことがわからない」「理想のキャリアイメージを描けない」といった理由で就職先を決められないケースです。
ここでは、これから就職活動を始める人向けに就職先の決め方を解説します。
業界で選ぶ
これから就活を始める場合は、志望する業界から考えてみましょう。まずは自己分析をして、興味がある業界を見つけるところから始めます。業界は、大きく分けると以下のとおりです。
・商社
・小売
・金融
・メーカー
・サービス、インフラ
・広告、出版、マスコミ
・ソフトウェア、通信
・官公庁、公社、団体
ただし、同じ業界であっても、会社によって事業内容や規模は異なります。業界研究をした後は企業研究をして一社ずつ調べていきましょう。業界ごとの詳細については、「就活の参考になる業界一覧をご紹介!研究方法も解説」をご覧ください。
職種で選ぶ
働き方を重視する人は、職種で選ぶのもおすすめです。職種とは、営業職や研究職といった仕事内容を指します。
職種を選ぶときは、自分自身の専門性や興味・関心を活かせる分野から選ぶとよいでしょう。自分自身の得意を活かせる職種に就くことで、仕事に対するモチベーションの向上が期待できます。
一方で、自分がやりたくない仕事や苦手分野を避けて職種を選ぶことも可能です。やりたくないことや苦手なことを避ければ、入社後の不満やストレスを減らせるでしょう。
どのような職種があるか詳しく知りたい方は、「就活中に絶対知るべき職種の種類!自分に合った職業を見つける方法も解説」をご覧ください。
就活の軸で選ぶ
業界や職種で就職先を絞れない場合には、就活の軸で選びましょう。入社後のミスマッチを防ぐためには、自分自身が大切にしている価値観や考え方を基準として就職先を選ぶのがポイントです。
就活の軸は、5年後や10年後のキャリアプランから逆算して考えてください。就活の軸の一例には、以下があります。
・人と関わる仕事でコミュニケーション能力を活かしたい
・10年以内に海外で働きたい
・明るく人間関係が良好な職場で働きたい
・残業や休日出勤が少ない会社に勤め趣味の時間も確保したい
就活の軸を定めることで理想のキャリアを実現しやすくなるでしょう。就活の軸が定まっていない場合は、自分が何を大事にしているのか考えてみてください。
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内定後に悩んでいる人の就職先の決め方
複数の会社から内定をもらって就職先を決めるのに悩むケースもあります。複数の内定先がある場合は、それぞれの会社の特徴をよく理解するのがポイントです。
内定後に悩んでいる人向けに、就職先の決め方を解説します。
企業の規模で選ぶ
複数の内定先がある場合は、企業の規模で選ぶ方法があります。大手企業と中小企業どちらにもメリットがあるので、それぞれの違いを理解しておきましょう。
たとえば、大手企業に就職するメリットは、次のような点です。
・安定して収入が得られる
・福利厚生が充実している
・スケールの大きな仕事を任される
・人事異動で新しい職種に挑戦できる
なお、企業の規模は、従業員数や資本金などを見比べて把握できます。
中小企業は、大手企業と比べて経営陣と距離が近いため、意見が通りやすく意思決定のスピードが早いのが特徴です。
業界や職種にかかわらず、中小企業は大手企業と比べて社員数が少ないため、社員一人あたりが担当する業務の幅が広くなります。そのため、裁量権を持って働ける環境。「実力を評価されたい」「早くから主力として働きたい」と考えるのであれば、中小企業も選択肢に入れましょう。
中小企業に就職するメリットは、「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」でも紹介しています。
企業の雰囲気で選ぶ
説明会や面接など、選考を経て感じた会社の雰囲気から就職先を決める方法もあります。会社の雰囲気や社風とマッチしているかどうかは、長く働き続けるための重要な要素です。
入社後に、「職場の雰囲気が合わない」「想像していたイメージと違った」となれば早期離職につながりかねません。面接で会った採用担当者や説明会での社員の様子から、会社の雰囲気はどうか考えたうえで就職先を選びましょう。
就活の軸と照らし合わせる
複数の内定先から選ぶときも、就活の軸を基準に考えるのがおすすめです。内定先の条件と就活の軸にズレがないか、今一度確かめてみてください。
志望先の会社であっても、選考を受ける過程で「最初のイメージと違う」と感じることもあるでしょう。そのため、内定後に就職先を決める段階で、改めて就活の軸と照らし合わせるようにしてください。
キャリアプランから考える
社会人としてのキャリアを想像し、自分自身の理想のキャリアプランが実現できそうな会社を選ぶのもおすすめです。
たとえば、「20代でリーダーになりたい」と考えている場合は、実際に20代でリーダーを経験している社員がいるか聞いてみましょう。すでに20代や30代で活躍しているリーダーがいるのであれば、キャリアプランを達成しやすいといえます。
一方で、20代の社員の登用実績がなく、最短でも40代でしかリーダーになれないといわれた場合には、理想のキャリアプランを実現するのは難しいでしょう。自分の目標が達成できるかどうかの視点を持って、就職先を選ぶようにしてください。
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どの内定先も決定打に欠ける場合の就職先の決め方5選
さまざまな角度から複数の会社を比較してみても、なかなか決めきれない場合もあるでしょう。
ここでは、就職先を決めきれない場合におすすめの方法を解説します。どの会社も決定打に欠けていると感じている方は、ぜひ参考にしてください。
1.内定先のよい点と懸念点を比較する
就職先を決めきれなくて悩んでいる場合は、内定先のよい点と懸念点を比較するのがおすすめです。
まず、内定先のよい点をそれぞれピックアップしましょう。よい点や自分に合う点が多いほど、入社後に働きやすさを感じやすいといえます。
また、内定先の懸念点もあわせてピックアップしてみてください。懸念点の中には、「我慢できること」と「受け入れるのが難しいこと」があるはずなので、細かく分類していくと自分の考えを整理できるでしょう。
たとえば、「必ず転勤があるA社」と「希望の部署に配属されないかもしれないB社」がそれぞれの懸念点だったとします。「転勤は絶対にできない」と考えているのであれば、B社を優先したほうがよいでしょう。
同じ業界や職種であっても、企業の雰囲気や労働環境などは異なります。懸念点が許容できそうか総合的に考えて、自分に合う企業を選んでください。
2.内定者イベントに参加してみる
内定者イベントに参加し、企業理解を深めるのも一つの方法です。イベントに参加した結果、雰囲気が合う就職先を見つけられる可能性もあります。
また、内定者イベントではほかの内定者と交流できる点もメリットです。同期と仲よくできそうであれば、入社後のモチベーションにつながるかもしれません。
内定者イベントは、企業によって「座談会」「懇親会」「研修」などがあるため、まずはイベントに参加してみて、雰囲気が合うかどうか判断してみてください。
座談会の内容や参加するメリットについては、「就活における座談会の目的とは?参加するメリットや質問例を紹介!」でも紹介しています。
3.採用担当者に面談を依頼する
内定先の採用担当者に面談を依頼し、話を聞いてもらうのもおすすめです。内定後であっても、企業についてわからないことがあるケースは少なくありません。内定後は、下記のような不安を抱きがちです。
・希望の部署に配属してもらえるのか
・入社後に活躍できるのか
・労働環境に問題はないか
このような不安は、採用担当者に相談することで解消できるでしょう。また、誠実な対応に魅力を感じて就職先を決められる可能性も考えられます。
4.周囲の意見を聞いてみる
就職先をどうするか悩む場合は、周囲の意見を聞いてみるのもおすすめです。客観的な視点で、冷静に判断した意見をもらえるメリットがあります。
自分だけで考えていると、主観に偏ってしまう可能性もあるでしょう。判断材料を見誤ったり、見落としたりしたまま就職先を決めてしまうかもしれません。
自分だけで解決できそうにないと感じたら、素直に意見をもらうのがおすすめです。就職エージェントや大学のキャリアセンターなどに相談するのもよいでしょう。
5.就職活動を継続する
内定先のなかからどうしても就職先を決められない場合、就職活動を継続する方法もあります。納得のいく就職先が見つかるまでチャレンジするのも、選択肢の一つです。
内定後に就活を続けても問題はありません。興味のある企業が募集を継続している場合や内定式の時期まで余裕がある場合は、就活を続けるのもよいでしょう。
ただし、内定はいつまでも保留できるわけではないので気をつけてください。すぐに決めきれない場合は、内定承諾期限の延長を相談する必要があります。内定承諾期限を延長する方法は、「内定承諾期限は延長できる?伸ばせる期間や連絡のポイントを解説」をご覧ください。
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就職先の決め方についてキャリアアドバイザーからのアドバイス
将来的に後悔しない就職先選びのポイントをまとめました。
「土日休み」「勤務地固定」などの条件だけを就活軸にしないこと
休日や勤務地などの条件は、「入社後に何をするのか」や「描ける将来像」には関わりません。
条件だけを就活の軸にすると、入社後に「やりがいを感じられない」「何のために働いているのか見失う」などの理由でミスマッチにつながりやすくなります。
選択肢の幅を増やしておくこと
就活の軸を明確にして志望企業を絞っていくのは前提ですが、選択肢の幅を狭めるのは避けましょう。
特に、選択肢を「自分の知っている企業」「なんとなく楽しそうなイメージの業界」だけに狭めないよう注意してください。「知ってる企業」「イメージできる業界」は大手や有名企業であることが多いですが、すべての就活生が大手や有名企業に合うとは限りません。
ただし、対象や選択肢を広げたら、それまで知らなかった企業にも目を向けないとよりよい選択は難しいのが実情です。そこで、就活エージェントと相談したりアドバイスをもらったりすることが大切になります。
主観だけで進めないこと
自己分析をしているうちに、無意識に自分の強みを志望業界に求められる強みに寄せてしまったり、性格診断に当てはまる箇所だけに目を向けてしまったりと「偽の軸」ができてしまうことがあります。もちろん、性格診断は参考になる部分も大きいので悩んだら活用したほうがよいです。
しかし、「結果がすべて」と考えてしまうとミスマッチが起こりやすくなるので、他己分析や客観的な意見をうまく取り入れましょう。
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就職先の決め方で後悔しないための注意点
ここでは、就職先を決めるときの注意点を解説します。就職後に後悔しないためにも、以下のポイントに気をつけて就職先を考えてみてください。
イメージだけで判断しない
就職先を決めるときに、「なんとなく苦労しそう」「よく名前を聞くから安心だろう」といったイメージだけで判断するのは避けましょう。実際に、一般的なイメージと実態がかけ離れているケースもあります。
特定の業界や企業に対して何らかのイメージを持っている場合であっても、説明会への参加やOB・OG訪問を通じて、自分自身で雰囲気をつかんでおくのが安心です。就職先を決めるときは、漠然としたイメージではなく「なぜ決めたのか」という理由を自分の言葉で説明できるようにしましょう。
OB・OG訪問のやり方については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」で詳しく解説しています。
他人やインターネットの意見に流されない
就職先を決めるときは、他人やインターネットの意見に流されないように注意してください。他人の意見だけを参考に決めてしまうと、企業選びに失敗した際に後悔しやすくなります。
最近では、インターネットの口コミやSNSなどで簡単に企業の評判を調べられるようになりました。しかし、他人の意見や口コミは個人的な主観が強くなりがちです。実際に、「よい」「悪い」の判断は人それぞれで異なります。
最終的に就職先を決めるのは自分自身であると意識し、他人の意見ではなく自分の考えや感じたことを基準に判断しましょう。
納得できない点を放置しない
就職先を決めるときに納得できない点がある場合は、事前に解消しておいてください。納得できない点があるまま就職を決めても、入社後のストレスや早期離職の原因になります。
たとえば、「さまざまな部署があり、自分の配属先がわからない」と感じているのであれば、人事に確認して不安を解消できるでしょう。入社後に「自分の入りたい部署じゃなかった」と感じてしまうと、モチベーションの低下につながるので注意してください。
また、納得できない点があるときは、どの程度納得できていないのかを明確にするのも大切です。たとえば、就職先を決めるにあたって「土日休み」を希望しているとします。もし、「給料が高ければ土日が仕事でも問題ない」と思えるのであれば、就職先の候補として問題ないでしょう。
就職先を決めるときは、「納得できない点はないか」「問題を解消できるか」といった視点も持つ必要があります。
今の価値観や考え方に固執しない
就職先を決めるときは、今の価値観や考え方に固執しないよう注意してください。高校生のころと比べて、大学時代のさまざまな経験を通して価値観が変わった学生も多いでしょう。
同様に、社会人になると大学時代と比べて環境が大きく変化します。そのため、自分の価値観や考え方が今とは異なるものに変わる人も多いでしょう。
就職先の決め方で後悔しないためには、自己分析をして自分自身の価値観や考え方の軸を理解することが大切です。ただし、自分の価値観や考え方は変化していくものだと理解して、あまり固執しないようにしましょう。
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就職先の決め方で悩んでいるあなたへ
「就職先の決め方がわからない」「複数の内定からどう就職先を選べばよいのか」と悩んでいる就活生もいるでしょう。
就職先を決めるときは、「これから就活を始めるのか」「複数の内定先から選ぶのか」それぞれの状況に合わせる必要があります。就職先の決め方を間違えると、入社後の後悔につながりやすいので注意してください。
就職先の決め方で悩んでいる場合は、就職エージェントへの相談もおすすめです。就職エージェントのキャリアチケットでは、就活生の内定獲得をサポートしています。
就職先の決め方はもちろん、自己分析や企業研究など、これから就活を始める場合でも気軽にご利用が可能です。就職後に後悔したくない就活生は、ぜひキャリアチケットに相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。