このページのまとめ
- 就活とは、希望する企業の採用試験を受けて内定をもらうまでの一連の活動を意味する
- 就活を成功させるためには、スケジュールを把握して早めに行動することが大切
- 就活をスタートさせたら、まずは「自己分析」「業界・企業研究」から取り組む
「就活ではいつから何をすればよいのか」と漠然とした不安を抱えている学生も多いのではないでしょうか。就活とは、「就職活動」の略称で、新卒者が希望する企業の採用試験を受けて、内定をもらうまでの一連の活動を意味します。
この記事では、学生が就活をスタートさせる前に知っておくべき基礎知識やスケジュールをまとめました。就活で大切なポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活とは?内定獲得に向けて10のやるべきことを解説
- 1.就活サイトへの登録
- 2.自己分析
- 3.業界・企業研究
- 4.合同説明会への参加
- 5.企業説明会への参加
- 6.OB・OG訪問
- 7.筆記試験の対策
- 8.エントリーシート(ES)や履歴書の作成
- 9.インターンシップへの参加
- 10.面接対策
- 就活はいつから?開始時期は年々早期化している
- 一般的な就活スケジュール
- 大学3年の4月から|自己分析と企業研究
- 大学3年の6月から|サマーインターンシップに参加
- 大学3年の9月から|ウィンターインターンシップに参加
- 大学3年の1月から|エントリーシートの作成
- 大学3年の3月から|エントリー開始・説明会への参加
- 大学4年の6月から|選考開始・順次内々定
- 外資系・マスコミ系企業は就活時期に注意しよう
- 外資系企業の場合
- マスコミ系企業の場合
- 就活が本格化する前に準備しておきたい3つのこと
- 1.必要経費の確保
- 2.就活経験者に話を聞く
- 3.基本のビジネスマナーを身につける
- 就活で大切な10のポイント
- 1.自己分析と企業研究を徹底してミスマッチを防ぐ
- 2.選考に関する情報収集をする
- 3.第三者を頼る
- 4.就活とプライベートのバランスを保つ
- 5.なかなか内定がもらえなくても諦めない
- 6.周囲と比較しない
- 7.内定が出て終わりではない
- 8.学業にも力を入れる
- 9.改善しながら取り組む
- 10.心身のリフレッシュを意識する
- 就活とは何か漠然とした不安を抱えているあなたへ
就活とは?内定獲得に向けて10のやるべきことを解説
就活とは、学生が主に卒業の前年度から卒業年度にかけて行う求職活動のことです。学生は就活を通して、希望する企業の採用試験を受けながら、内定獲得を目指します。
就活と聞いても、「具体的に何をするのかイマイチよくわからない」という学生も少なくないでしょう。ここでは、就活でやるべき10のことを解説します。
1.就活サイトへの登録
就活スタートに向けて、まずは就活サイトに登録しましょう。就活サイトでは新卒採用を行っている企業が掲載されており、企業情報を一括で集めることができます。また、説明会への参加やエントリーなどは就活サイトを通して行うのが一般的なので、登録しないと就活がうまくいかなくなる可能性も。
就活サイトによって掲載されている企業が異なるので、複数のサイトに登録することをおすすめします。
2.自己分析
自己分析を行い、自分の強みや特性、考え方などを整理しておきましょう。就活において、自己分析は「志望動機」や「自己PR」を考えるうえで欠かせない要素の一つです。
これまでの経験を振り返り、行動パターンや思考を整理することで、自己理解を深められます。自己分析を通じて自分の価値観や適性を理解できれば、やりたい仕事や向いている職種を探すヒントにもなるでしょう。
自己分析は、選考前の企業選びだけでなく、就活を進めていくなかで迷いが生じたときなどにも役立ちます。自己分析の効果的なやり方については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」をご覧ください。
3.業界・企業研究
就活では、業界や企業について理解を深めることも大切です。自己分析を通して就活の方向性が見えてきたら、次は業界・企業研究を進めましょう。
特に、就活を始めたばかりの頃は、幅広い業界について調べ、できるだけ多くの企業をチェックしてみるのがおすすめです。知っている企業の数が増えれば、それだけエントリーする際の選択肢も広がります。
たとえ同じ業界や職種であっても、企業ごとに特徴や業務内容は異なるものです。複数の企業を比較して理解を深めていければ、自分との相性も見極めやすくなります。
業界・企業研究の目的とやり方については、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」をご覧ください。
4.合同説明会への参加
合同説明会に参加し、多くの企業の話を聞いてみましょう。合同説明会とは、一つの会場に複数企業が集まり、企業紹介を受けたり、担当者の方と話せたりする説明会のことです。
就活を始めた段階では、どの業界や企業を志望するか決まっていないことも多いでしょう。合同説明会であれば1日に複数企業の話を聞けるため、自分がどの業界や企業に興味があるのか見極めることができます。
合同説明会については、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
5.企業説明会への参加
企業説明会とは、企業が個別で開催し、自社について話をする説明会のことです。合同説明会とは違い、1社について詳しく知れるメリットがあります。
企業説明会は、合同説明会に参加して詳しく話を聞きたいと思った企業や、就活サイトなどで調べて興味を持った企業のものに参加するケースが一般的です。
企業説明会に参加しないとエントリーできなかったり、エントリーシートがもらえなかったりする場合もあるので、興味のある企業の説明会には参加しておきましょう。
企業説明会の参加方法や概要については、「就活の会社説明会とは?開催される種類や参加方法を解説」の記事をご覧ください。
6.OB・OG訪問
OB・OG訪問とは、志望する企業で実際に働いている先輩社員を訪問して話を聞くことです。実際に企業で働いている人と直接話ができるため、企業説明会では聞きにくい情報を得られる貴重な機会だといえます。
たとえば、一日のスケジュールや職場の雰囲気など、企業のWebサイトや採用ページではわからないリアルな情報を得られると、入社後の姿をイメージしやすくなるでしょう。
また、OB・OGから就活に関する具体的なアドバイスを受けられたり、人事担当者につないでもらえたりする可能性もあります。就活を始めたら、大学のキャリアセンターなどでOB・OGを紹介してもらえないか相談してみてください。
OB・OG訪問のメリットについては、「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」で詳しく解説しています。
7.筆記試験の対策
選考プロセスにおいて、筆記試験が実施されるケースも珍しくありません。SPIや玉手箱をはじめとする適性検査から独自の試験まで、筆記試験の内容は企業によってさまざまです。まずは、志望する企業がどのような試験を実施しているか確認しましょう。
SPIや玉手箱などの適性検査の多くは、学力を測る能力検査と仕事の適性を測る性格検査で構成されているのが一般的です。試験の種類によっては出題パターンが決まっていて、対策本が市販されているものもあります。
制限時間内にスピーディーな解答が求められる傾向なので、何度も繰り返し問題を解いて対策すると効果的です。
筆記試験対策の必要性については、「就活のテスト対策を始めよう!適性検査の基礎知識」をご覧ください。
8.エントリーシート(ES)や履歴書の作成
志望する業界や企業が絞れてきたら、企業の採用サイトや就活サイトを通じて企業にエントリーします。エントリーの際には、エントリーシートや履歴書などの応募書類の提出を求められる場合がほとんどです。
エントリーシートや履歴書には、それぞれの応募先企業にあわせて、志望動機や自己PRを書く必要があります。そのため、1社の応募書類を書くのに数時間かかるケースも少なくありません。
応募する企業数にもよりますが、企業ごとに設定される提出期限にあわせて、複数枚のエントリーシートや履歴書を作成するのは簡単ではないはずです。志望動機や自己PRなど、企業ごとに違う内容を書く項目以外は事前に作成を済ませ、いくつかストックしておくとよいでしょう。
エントリーシートの書き方については、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」の記事をご覧ください。
9.インターンシップへの参加
インターンシップとは、学生が在学中に企業内で就業体験を行うことです。実際の業務を体験し、仕事内容について先輩社員に直接話を聞けるメリットがあります。
インターンシップには長期のものと短期のものがあり、特徴はそれぞれで異なりますが、いずれも企業理解を深める貴重な機会です。
1dayや数日で実施される短期のインターンシップであれば、募集人数も多く、参加するハードルが低いため、興味のある業種や企業に限らず視野を広げて探すとよいでしょう。なお、長期のインターンシップなら、場合によっては選考につながる可能性もあります。
自分に合ったインターンシップに参加できるよう、早めに情報収集しておいてください。インターンシップの選び方については、「インターンシップとは何か?特徴や選び方などをご紹介!」で詳しく解説しています。
10.面接対策
内定獲得に向けて、避けて通れないのが面接です。通常、書類選考や筆記試験に通過すると、個人面接や集団面接、グループディスカッションなどが実施されます。
また、新卒の就活では2回以上の面接を実施するケースも少なくありません。面接において、企業はさまざまな質問を通じて、応募者が自社のニーズにマッチしているかを見極めています。
面接対策として効果的なのは、何度も繰り返し練習すること。模擬面接を受けたり、選考で場数を踏んだりしながら、対策していく必要があります。
面接でよく聞かれる質問については、「就活の面接対策で必要なことは?よく聞かれる質問と対策法も解説」をご覧ください。
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就活はいつから?開始時期は年々早期化している
就活において、「いつから始めなければならない」といった明確なルールはありません。実際に、就活の開始時期は年々早期化している傾向です。
一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)は下記のとおり就活スケジュールを定めているものの、準備期間を含めると、大学3年の春から夏には就活を始める必要があります。
・大学3年の3月に情報解禁
・大学4年の6月に選考開始
・大学4年の10月1日から正式内定
一人ひとり志望先の企業や職種が違うように、就活の進め方は全員が同じわけではありません。周囲の流れに合わせて就活すれば安心というものではなく、スケジュールに合わせて自ら能動的に行動する姿勢が大切です。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、業界や企業に関する分析を開始した時期について、卒業・修了前年度の「9月以前」と回答した学生が最も高くなっています。
引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(48p)」
詳細を見ていくと、大学3年の6月以前に業界・企業研究を開始した学生の割合が28.4%で、9月には累計51.9%と半数を超えました。
引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(49p)」
また、企業説明会やセミナー等への参加についても、卒業・修了前年度の「9月以前」に最初に参加したと回答した学生が約6割と最も高くなっています。
引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(51p)」
2018年度以降、卒業・修了前年度の9月以前に就活を始めている学生の割合が年々増加しており、就活スケジュールは早期化傾向にあるといえるでしょう。就活をスムーズに進めるためにも、早めの準備を心がける必要があります。
大学院生向けの就活スケジュールについては、「修士1年生でも内定はもらえる?就活成功へのポイントや人気の就職先を紹介」も参考にしてください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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一般的な就活スケジュール
就活の解禁は大学3年の3月以降というルールがある一方で、大学3年になる頃から始まっているのが現状です。
就活を成功させるためには、どれだけ事前に準備しているのかがカギといえるでしょう。ここでは、一般的な就活スケジュールに沿って、時期別にやるべきことを解説します。
大学3年の4月から|自己分析と企業研究
大学3年の4月から5月にかけて、まずは自己分析と業界・企業研究を行いましょう。6月になると、インターンシップの募集が始まるため、それまでに自分の興味・関心のある業界が絞れていれば、企業を選びやすくなります。
インターンシップへの応募にあたって、エントリーシートの提出が求められるケースも少なくありません。インターンシップの参加に向けて効果的な志望動機や自己PRが書けるよう、この時期にしっかりと自己分析をしておくのがポイントです。
大学3年の6月から|サマーインターンシップに参加
大学3年の6月になると、多くの企業でサマーインターンシップの募集が始まります。多くの企業が学生の夏休みにあわせてインターンシップを計画するため、一年を通して最もプログラムの選択肢が増える時期です。
インターンシップでの経験は、応募書類や面接でもエピソードとして使えるため、気になる企業があれば積極的に参加してください。
なお、サマーインターンシップへの参加を通じて自分の適性を判断できれば、必要に応じて、志望する業界・企業を見直すことも可能です。その後の就活に役立てるためにも、サマーインターンシップを通じて、業界や企業への理解を深めておく必要があります。
サマーインターンに参加するメリットについては、「夏に行われるインターンシップ「サマーインターン」とは」も参考にしてください。
大学3年の9月から|ウィンターインターンシップに参加
大学3年の9月以降は、ウィンターインターンシップへの参加も検討しましょう。サマーインターンシップに参加後、志望する業界や企業がより具体的に絞れてきたら、あらためて別の企業のウィンターインターンに参加するのもおすすめです。
ウィンターインターンシップはサマーインターンシップと比べて、競争倍率が低いといわれています。志望する企業のサマーインターンシップに参加できなかった学生は、ぜひ再チャレンジしてみてください。
また、早めにOB・OG訪問に向けて準備するとよいでしょう。選考が本格化してくると、OB・OGと予定を合わせるのが難しくなるため、早い学生はこの時期からアプローチを始めています。
大学3年の1月から|エントリーシートの作成
大学3年の1月ごろには、3月1日の就活解禁日に向けてエントリーシートを準備しましょう。エントリーシートの完成度を高めるために、必要に応じて、自己分析や業界・企業研究をやり直すのもポイントです。
第三者にエントリーシートを添削してもらったり、文章の推敲を重ねたりしながら、選考に向けた最終準備を進めます。応募書類の準備に加えて、就活が本格化する前に面接対策もしておくと、余裕をもって選考に臨めるでしょう。
面接練習の際は、家族や友人などに面接官役を依頼して練習すると、客観的な意見が聞けて効果的です。
大学3年の3月から|エントリー開始・説明会への参加
大学3年の3月1日に就活解禁日を迎えると、企業へのプレエントリーや説明会への参加など、就活が本格的に始まります。この時期までに早めの準備をしておけば、内定に向けてよりよいスタートダッシュを切れるでしょう。
また、就活が本格化するタイミングにあわせて就活サイトの情報もアップデートされるため、さまざまな企業に出会える機会も増えるはずです。就活が解禁されたら、合同説明会や個別の企業説明会へ積極的に参加しましょう。
大学4年の6月から|選考開始・順次内々定
大学4年の6月になると本選考が始まり、企業からの内々定が出るようになります。早ければ、大学4年の6月中に就活を終える学生も少なくありません。
就活は、早く終わらせるよりもあなたに合う企業から内定をもらうほうが大切です。企業の採用活動が最も活発化するのは春から夏にかけてですが、最近では秋から冬にかけて秋採用を実施している企業も増えています。自分が納得できるまで、粘り強く就活を続けましょう。
秋採用の特徴については、「就活の秋採用で内定を獲得するには?必要な準備や対策を解説」で詳しく解説しています。
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外資系・マスコミ系企業は就活時期に注意しよう
外資系企業や一部のマスコミ企業など、一般的な就活スケジュールとは異なる業界や企業もあります。外資系やマスコミ系の企業を志望している学生に限らず、就活を始める際は事前にスケジュールを確認するようにしてください。
外資系企業の場合
外資系企業の場合、サマーインターンシップ終了後の10月ごろに説明会を開催する企業が多いようです。なお、企業によっては、サマーインターンシップから選考に直結する可能性もあります。
外資系企業は、ほかの業界と比べて選考開始時期が早く、内定が決まるまでの期間が短く設定されているのが特徴です。一般的なスケジュールよりも半年ほど早い準備を心がけるとよいでしょう。
外資系企業に就職するポイントについては、「外資系企業に就職する際のポイントは?日系企業との違いも解説!」をご覧ください。
マスコミ系企業の場合
新聞社やテレビ局など、一部マスコミ企業では、一般的な就活スケジュールではなく、独自のスケジュールで選考を実施する傾向があります。たとえば、大学3年の秋から冬にかけて企業説明会を開催したりエントリーを受け付けたりする企業が多いようです。
なお、マスコミ系企業の筆記試験では時事問題が重視されるなど、独自の試験内容を採用しているケースも少なくありません。企業によっては、年に2回採用試験を実施しているので、早めに情報収集をしておくとよいでしょう。
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就活が本格化する前に準備しておきたい3つのこと
就活に必要な経費やビジネスマナーについても準備しておくと、より安心して選考に臨めるはずです。ここでは、就活が本格化する前に準備しておきたい3つのことを解説します。
1.必要経費の確保
就活には、さまざまな費用がかかるのが一般的です。就活を始めてから困らないように、事前に必要経費を確保しておきましょう。
・就活に必要なグッズ(スーツや靴、カバンなど)
・エントリーシートや履歴書の用紙、印刷代
・交通費
就活に必要な基本的な服装をはじめ、履歴書用紙、筆記用具なども準備しておくと安心です。早めに揃えておけば、選考が始まってから直前で慌てる必要がありません。
就活で費用がかさむのが交通費です。特に、遠方の企業の説明会や面接に参加する場合は大きな出費になることも。役員面接や最終面接では交通費が支給される場合もありますが、説明会に参加する際の交通費は、自己負担しなければならないケースがほとんどです。
あらかじめ必要な経費を見積もっておくと、余裕を持って就活を進められるでしょう。
2.就活経験者に話を聞く
就活を成功させるためには、できるだけ早くから関連する情報に触れておくのがおすすめです。なかでも、家族や先輩など、就活を経験した人から話を聞くと、「何をすべきか」といったイメージを具体化しやすくなります。
成功した経験や失敗から学んだ教訓を聞けると、より戦略的かつ効果的に就活を進められるでしょう。自分に合った就活戦略を立てるためには、インターネットやセミナーに限らず、先輩や友人からの情報も大いに役立ちます。
3.基本のビジネスマナーを身につける
就活が本格化するまでに、基本的なビジネスマナーを身につけておくことも大切です。選考を通じて、企業は学生の経験やスキルのほかに、基本のビジネスマナーが身についているかも確認しています。特に、面接時のマナーには注意が必要です。
・挨拶や自己紹介
・身だしなみ
・表情や話し方
・入室・退室時のマナー
基本的なビジネスマナーが身についていれば、採用担当者とのコミュニケーションがスムーズになるだけでなく、好印象にもつながります。ビジネスマナーは短期間で身につくものではありません。模擬面接やセミナーなどを通して、練習を重ねましょう。
就活の面接マナーについては、「面接の流れとマナーを解説!事前に対策をして面接官に好印象を与えよう」も参考にしてください。
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就活で大切な10のポイント
ここでは、就活を進めるうえで大切なポイントを10個紹介します。これから就活を始める学生はもちろん、就活を始めたもののうまくいかない就活生も参考にしてください。
1.自己分析と企業研究を徹底してミスマッチを防ぐ
入社後のミスマッチを防ぐためには、自己分析と企業研究が欠かせません。自己分析や企業研究が不十分だと、「思っていた業務内容と違った」「自分の適性に合わなかった」など早期退職につながりやすくなります。
なお、企業が求める人物像を把握しておくことは、効果的な志望動機や自己PRを作成するうえでも大切。就活の時点で自己分析と企業研究を徹底しておくと、自分に合った企業に出会える可能性が高まるでしょう。
2.選考に関する情報収集をする
就活で内定を勝ち取るためには、必要な情報を集めて対策するのがポイントです。たとえば、「企業選びの決め手がない」「興味・関心がある仕事をほかにも幅を広げたい」といった場合は、OB・OG訪問をして具体的な情報を聞くとよいでしょう。
企業の採用担当者には聞きにくいようなことも質問できるので、企業がどのような人材を求めているかや選考の内容など、就活に役立つ質問をしてみてください。
OB・OGを探す方法は、大学のキャリアセンターを利用するほか、サークルの先輩やゼミの教授にも紹介してもらえます。集めた情報を参考にしながら、企業に合わせて選考の準備をしましょう。
3.第三者を頼る
就活では、第三者をうまく頼ることも大切です。特に、エントリーシートや履歴書は必ず第三者に目を通してもらいましょう。応募書類の添削をお願いするときは、下記の点を意識して確認してもらってください。
・誤字脱字がないか
・誰が読んでもわかりやすく書けているか
・しっかりと自己アピールできているか
自分の強みがわからない場合にも、家族や友人など、身近な人に聞いてみるとよいでしょう。自分ではわからない強みが、第三者には見えているケースも少なくありません。
身近な人に協力してもらうのが難しい場合や、依頼するのに気が引けるときは、ハローワークや就活エージェントの利用がおすすめです。就活エージェントなら、応募書類の添削から面接対策まで、就活のプロによる手厚いサポートを受けられます。
4.就活とプライベートのバランスを保つ
就活とは、1〜2年にわたる長期の活動です。そのため、就活と大学生活のバランスをうまく保てなければ、モチベーションも下がってしまうでしょう。
就活を進めていくと、やらなければならないことが想像以上に多く、学業やプライベートがおろそかになってしまう可能性もあります。やっとの思いで企業から内定をもらえても、卒業できなければ辞退するしかありません。
就活も大切ですが、学業もバランスよく進めましょう。また、就活と学業に忙しくしていると、気持ちに余裕がなくなり、体調を崩しやすくなります。プライベートの時間も確保し、適度に息抜きをするよう心がけてください。
5.なかなか内定がもらえなくても諦めない
自分なりに努力して就活に取り組んでも、なかなか内定がもらえないケースもあります。不採用通知が続くと、人格を否定されている気分になってしまうかもしれません。しかし、なかなか内定がもらえないケースは、就活においてよくあることです。
不採用だからといって、「自分はダメだ」と落ち込む必要はありません。内定がもらえなかったのは、企業との相性が合わなかったからだと割り切って考えましょう。自分に合った企業から内定をもらえるまで、諦めずに就活を続けることが大切です。
なかなか内定がもらえない場合の対策については「NNTとはどんな意味?なりやすい人の特徴や脱却方法を解説!」の記事を参考にしてください。
6.周囲と比較しない
就活を進めていると、つい周囲と比較してしまうこともあるでしょう。たとえば、友人が第一希望の企業から内定をもらったり、就活を終えてプライベートを楽しんでいたりすると、周囲と比べて焦ってしまいがちです。
しかし、志望している業界や企業は、人それぞれで異なります。就活の進み具合や内定先のレベルを比べて競争しても、自分に合った企業からの内定でなければ意味がないでしょう。就活中は、周囲と過度に比べるよりも、自分のモチベーションを維持するほうが大切です。
7.内定が出て終わりではない
就活は、内定が出たら終わりではありません。内定先の企業に就職すべきかどうかをよく検討しましょう。就活を進めているうちに、いつの間にか内定獲得がゴールになってしまい、よく考えずに内定を承諾してしまうケースも少なくありません。
就活において、内定はゴールではなくあくまで通過点です。内定をもらったら、あらためて自己分析や業界・企業研究した内容を振り返って、「入社後に活躍する姿がイメージできるか」「長く働く覚悟があるか」を考えてみてください。
場合によっては、内定をもらったあとも就活を続ける必要があります。入社後の自分の姿を想像しながら、自分に合った就職先を選ぶようにしましょう。
8.学業にも力を入れる
就活と並行して学業にも力を入れましょう。内定を獲得しても卒業できなければ、内定取り消しになってしまいます。
就活と並行してレポートや試験などを進められるように、スケジュール管理を意識してください。また、卒業に必要な単位数や必修単位が取得できているかどうかも確認しておきましょう。
9.改善しながら取り組む
就活を成功させるには、結果を振り返り、改善を続けることが大切です。何も考えずに行動してしまうと、同じ失敗を繰り返してしまう恐れがあります。
たとえば、書類選考がうまくいかないのであれば、履歴書やエントリーシートの内容を改善しなければなりません。面接で落ちてしまうのであれば、面接対策や模擬面接を行い、改善していく必要があるでしょう。
適度にこれまでの就活を振り返り、今のあなたに必要な改善を行う癖をつけるのが大切です。
10.心身のリフレッシュを意識する
就活をうまく進めるためには、リフレッシュも必要になります。心身の調子が悪いまま就活を行っても、アピールに失敗しやすくなるでしょう。
調子が悪いと就活へのモチベーションが下がり、ネガティブな気分で行動しなければなりません。元気のない状態で面接を受けても、暗い印象を与えて採用したいと思ってもらえません。
就活を成功させるには、元気でモチベーションの高い状態の維持が不可欠です。疲れたと感じたらリフレッシュを欠かさないようにしてください。
就活でおすすめのリフレッシュ方法については、「就活に疲れたときの対処法8選!疲れないための就活への向き合い方も解説」の記事で紹介しています。
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就活とは何か漠然とした不安を抱えているあなたへ
就活とは何か理解できても、「具体的に何から始めればよいかわからない」と不安を感じている就活生も多いでしょう。就活を成功させるためには、できるだけ早く準備を始める必要があります。就活とは、大まかな流れが決まっている一方で、一人ひとりの活動内容が異なるのが特徴です。
一人で就活を進めるのが不安な場合には、就活エージェントへ相談してみてください。
就活エージェントであるキャリアチケットでは、企業選びに欠かせない自己分析や業界・企業研究のサポートはもちろん、希望に沿った企業を厳選して紹介しています。応募書類の添削や模擬面接をはじめとする選考対策も実施しているので、就活を成功させたい方はぜひご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。