このページのまとめ
- 一次面接に落ちる理由は社会人としてのマナー違反にある
- 第一印象の悪さは一次面接に落ちる理由になる
- 面接官との会話のキャッチボールができないと一次面接に落ちる
- 志望動機の曖昧さは一次面接に落ちる理由になる
「一次面接に落ちる理由ってなに?」と気になる就活生は多いでしょう。一次面接は多数の応募者をふるいにかける場なので、社会人としてのマナーを守るのが大切です。
社会人としてのマナーといっても、身だしなみや話し方など基本的なものなので、決して難しくはありません。
一次面接に落ちる理由と改善点を確認し、選考突破を目指しましょう。
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一次面接の特徴とは
一次面接は、大勢のなかから優秀な学生をふるいにかける場なので、面接時間が短いのが特徴です。時間が短いため、面接官は学生の本質的な部分よりも、社会人としての基本的なマナーをチェックする傾向があります。
また、一次面接の面接官は現場で働く若手社員が一般的。面接官にとって学生は直属の部下になる可能性があるので、「一緒に働きたい人間かどうか」を表情や話し方、話す内容からジャッジします。
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一次面接に落ちる理由とは?不採用者に共通する5つの原因
一次面接に落ちる人にはある傾向があります。不採用者に共通する5つの原因を確認しておきましょう。
1.就活マナーが守れておらず第一印象が悪い
就活のマナーが守れていない人は第一印象が悪いため、面接に落ちる傾向があります。人はひと目見ただけで相手の印象を決める傾向があるので、最初の印象が悪いとイメージを挽回するのが難しくなります。
印象を決める3つのポイントは、「見た目」「話し方」「話す内容」です。たとえば、清潔感のない見た目で要領を得ない話をボソボソした場合、面接官に「相手への配慮が足りない」と判断され第一印象は悪くなります。
また、当然のことですが面接に遅刻は厳禁です。やむを得ない事情であってもマイナスイメージになるので、時間に余裕を持って面接会場まで移動すしてください。
2.質問に対する答えがずれている
質問に対する答えがずれていると、一次面接に落ちるおそれがあります。質問の意図を汲み、的確な答えを返す力は、ビジネスパーソンとして必要なスキルです。的外れな答えを繰り返した場合、面接官に「業務を円滑に進められない人間」と判断されるためご注意ください。
また、受け答えするときは本音と建前を使い分けることも大切です。ビジネスの場では相手の気持ちや自分の都合を慮って、本音を隠して建前を言うことがあります。
質問に対する答えはポジティブなものを心がけ、本音をそのまま話して評価を下げないようにしましょう。
志望動機が曖昧で入社意欲が伝わってこない
志望動機が曖昧な場合、面接官に入社意欲が伝わらず不採用になる傾向があります。面接官は、いくら優秀な人間であっても入社意欲の低い学生を採用しようとは思いません。仕事に対するやる気が足りないために、成長の見込みがないと判断するからです。
入社意欲を伝えるためには、「自分がいかに適職であるか」をアピールすることが大切です。アピール不足では熱意は伝わらないので、自分の言葉で面接官に仕事への熱意を伝えてください。
話の内容に一貫性がない
話の内容に一貫性がないと、面接官に信用されず一次面接に落ちる傾向があります。話の内容がぶれているので、面接官に「嘘をついている」「適当に話している」と判断されるからです。
話に一貫性を持たせるためには、就活の軸をしっかり持つことが大切。自分自信を掘り下げて考え、「自分が得意なことはなにか」「自分の強みを仕事にどう活かしたいのか」といった就活のビジョンを明確にしましょう。
円滑なコミュニケーションが取れていない
円滑なコミュニケーションが取れていない場合、一次面接に落ちる危険性があります。面接官と目をあわせなかったり、質問に対して「はい」「いいえ」といった一言で答えたりした場合、「コミュニケーションを取る意思がない」と判断されます。
また、一方的に自分の話ばかりした場合も、面接官に「自分勝手な人間」という印象を与えてしまい注意が必要です。円滑なコミュニケーションのためには、双方向の働きかけが大事。
質問にただ答えたり、一方的に話したりするのではなく、面接官と「会話する」ことを意識してください。
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一次面接を突破するための6つの対策方法
一次面接を突破するための、6つの対策方法を見ていきましょう。
1.身だしなみを整えて好感度をアップさせる
一次面接を突破するためには、身だしなみを整えて好感度をアップさせるのが効果的。チェックすべき主な項目を、下記で確認しておきましょう。
・髪型をきちんとセットしている
・スーツとシャツにシワや汚れがない
・靴が汚れていない
・口臭ケアに気を配っている
・日常的にお風呂に入り体を清潔に保っている
・(男性の場合)無精ひげがない
・(女性の場合)ナチュラルメイクをしている、ストッキングを履いている
高感度アップのためには、清潔感のある身だしなみが大切です。家を出る前に全身鏡で身だしなみをチェックし、乱れがないか確認しておきましょう。
2.質問を想定してあらかじめ回答を用意しておく
質問を想定してあらかじめ回答を用意しておくと、面接で返答に困ることがなくなります。面接で聞かれやすい主な質問は下記の通りです。
・自己PRをしてください
・あなたの長所と短所はなんですか?
・学生時代に力を入れたことはなんですか?
・困難にぶつかったときにどうやって克服しましたか?
・尊敬する人は誰ですか?
・志望動機を教えて下さい
・弊社の弱みはどこだと思いますか?
・弊社をどこで知りましたか?
・入社後どのように活躍したいですか?
質問に答えるためには、自己分析と企業研究が必須です。ぶれない就活の地盤を作ってから、質問の答えを考えていきましょう。
企業研究をして志望動機を明確にする
企業研究をしておけば、志望動機が明確になり入社意欲をアピールできます。企業研究でチェックしておきたい主な項目は下記の通りです。
・業務内容
・企業理念
・業績、成長度
・資本金
・キャリア形成の制度
・同業界における応募先企業の立ち位置
企業研究は、「企業の公式サイトをチェック」「説明会に参加」「OG・OB訪問をする」といった方法で行います。企業に魅力を感じた点と、自分の強みを結び付けて説明すれば、面接官に仕事への熱意をアピールできるでしょう。
自分を偽らずに正直にアピールする
面接官に好印象を与えるためには、自分を偽らずに正直にアピールするのが大切です。「嘘をつかないとアピールできることがない」と思うかもしれませんが、すべての面接官が特別な経験やスキルがある学生を求めているわけではありません。むしろ、就活では即戦力となるスキルの高さよりも、学生のポテンシャルや伸びしろが重視される傾向があります。
特別な経験でなくても、自分が取り組んだことは就活での立派な武器になります。たとえば、「無遅刻無欠席で講義に参加した」「バックパッカーで一人旅をした」というのも立派なアピールポイントです。
自分が真摯に取り組んだことを正直にアピールすれば、面接官に「成長の見込みがある」と好印象を与えられるでしょう。
会話のキャッチボールを意識する
選考突破のためには、面接官との会話のキャッチボールを意識するのが大切です。面接は選考の場ですが、人と人とのコミュニケーションの場でもあります。
友人や知人と会話するときは、相手の気持ちを思いやりながら会話のキャッチボールをするはず。
面接の場でも、面接官を尊重しながら会話することが大切です。質問に対して、丸暗記した答えを一方的にしゃべったり、理論武装して言い負かそうとしたりしては、会話のキャッチボールができているとは言えません。
会話のキャッチボールができているかどうかは、面接官の表情や仕草、声のトーンから読み取り、一方的に話していた場合は話し方を変え、軌道修正をしてください。
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模擬面接をして本番に強くなる
模擬面接をして本番に強くなると、一次面接を通過しやすくなります。模擬面接は、大学のキャリアセンターや就活イベントの面接体験ブース、就活エージェントが提供するサービスなどで受けることができます。
本番さながらの緊張感のある空間で行われるので、本番通りのスーツ姿で模擬面接にのぞみましょう。また、終了後は面接官からアドバイスをもらえるので、改善点が明確になるというメリットがあります。
改善点を活かして面接にのぞみ、面接官に自分の強みを最大限にアピールしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。