このページのまとめ
- 26卒の場合、大学3年生になった2024年春ごろから就活を始めた人が多い
- 就活をいつから始めるか悩む26卒の人は、なるべく早く自己分析や情報収集を行う
- 就活を始める時期や選考対策に悩んだら、就職エージェントに相談する

「26卒は就活をいつから始めた?」「就活に出遅れてやばい…」と悩む人も多いでしょう。就活の早期化により、26卒では大学3年生の2024年から準備を始めた就活生が多いですが、今から内定獲得を目指すことも可能です。
この記事では、26卒の人が就活を始めた平均時期や大学3~4年生のスケジュールを紹介します。やっておきたい就活準備や内定獲得に向けて今からできることもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活はいつから?26卒が始めた時期
- 就活はいつ始めた?卒業生(24卒)のデータ
- 企業説明会やセミナーへの参加時期
- 採用面接を受けた時期
- 内々定を受けた時期
- 就活はいつから?大学3~4年生のスケジュール
- 大学3年生の5月まで/就活の準備期間
- 大学3年生の6~9月/サマーインターンシップに参加
- 大学3年生の9~1月/秋冬インターンシップに参加
- 大学3年生の10月/外資系やマスコミの説明会が開始
- 大学3年生の3月以降/企業へのエントリーや説明会が解禁
- 大学4年生の6月/本選考スタート
- 大学4年生の10月/内定式
- 26卒の就活スケジュールの変更点
- 専門性の高い人材の選考が早期化する
- インターンシップの重要性が増す
- 27・28年卒の大学生が就活準備を始めるタイミング
- 26卒が何もしていないと「やばい」といわれる理由
- キャリアアドバイザーから就活時期に関するアドバイス
- 26卒が就活準備でやっておきたいこと10選
- 1.自己分析
- 2.業界研究
- 3.職種研究
- 4.企業研究
- 5.各種説明会に参加
- 6.OB・OG訪問
- 7.インターンシップに参加
- 8.エントリーシート・履歴書対策
- 9.筆記試験対策
- 10.面接対策
- 26卒の人が就活を成功させるために今からできること
- 1.早めに就活を始める
- 2.視野を広げてエントリー数を増やす
- 3.選考結果の振り返りと改善を行う
- 4.内定直結型のイベントにも参加する
- 5.就職エージェントを利用する
- 就活に出遅れたと悩む26卒のあなたへ
就活はいつから?26卒が始めた時期
26卒(2026年卒業)の人が就活をいつから始めたか気になる人は、ほかの就活生の動きを確認してみましょう。2024年4~5月にかけて、キャリアチケットが26卒の就活生を対象に実施した調査では、就活を本格的に始めたい時期として以下の結果が出ています。

引用:キャリアチケット「2026年入社予定学生の就活状況に関する調査」
データによると2024年4~5月の調査で、「すでに本選考を受け始めている」と答えた26卒の人の割合は、29.9%です。つまり、3~4人に1人が大学3年生の4~5月に企業の本選考を受け始めています。
また、半数以上は2024年5月まで、65%以上が2024年6月までに就活を本格的に始めたいと答えていました。
同調査では、2024年4月末の時点で26卒の72.9%が就活関連の情報収集、29.9%がイベントやインターンシップで企業と接触していたことも明らかになっています。
26卒の場合は、大学3年生になった直後の2024年春までに就活に向けて動き出した人が多いといえるでしょう。
就活の一般的なスケジュールは「就活はいつからスタートすれば良い?一般的なスケジュールや準備を解説」の記事で解説しています。就活生がいつから動き出しているか気になる人は、ぜひご覧ください。
参照元
キャリアチケット
2026年入社予定学生の就活状況に関する調査
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就活はいつ始めた?卒業生(24卒)のデータ
ほかの人が就活をいつから始めたか知りたい場合は、卒業生の動き出しも参考にしてみましょう。ここでは、24卒(2024年卒業)の学生の就活状況を解説します。
企業説明会やセミナーへの参加時期
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、24卒の人が企業説明会やセミナーなどに参加した時期のピークは、2022年の9月以前と2023年の3月ごろに分かれていました。
つまり、大学3年生の秋か大学4年生になる直前の春に、企業説明会やセミナーに参加した人が多いようです。

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.2)」

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.2)」
また、24卒の人のうち8割以上が2023年3月までに企業説明会やセミナーへの参加を始めていたことが分かります。したがって、大学3年生のうちに就活を始めるのが一般的といえるでしょう。
採用面接を受けた時期
24卒の人を対象とした前述の調査で、最初に採用面接を受けた時期は、2023年の3月が最多です。

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.3)」

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.3)」
また、2023年2月までに約7割、2023年4月までに約9割が最初の面接を経験していました。大学3年生の冬から大学4年生の春にかけて、企業の採用活動が活発に行われていると考えられます。
内々定を受けた時期
前述の調査では、最初に内々定を受けた時期は、2023年4月がピークです。

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.4)」

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.4)」
24卒の就活生のうち、約9割が大学4年生の6月までに内々定を獲得していることも分かりました。
したがって、大学3年生から就活を始め、大学4年生の夏前に内々定を得るのが就活の基本的なスケジュールと考えられます。
「就活解禁日はいつ?3月からのスケジュールや出遅れないための準備を紹介」の記事では、就活の解禁日を詳しくまとめました。志望の業界や職種でいつから就活が始まったか知りたい人は、ぜひご一読ください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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就活はいつから?大学3~4年生のスケジュール
2025年10月現在、就活のスケジュールは、基本的に以下のようになっています。
・広報活動開始:大学3年生の3月1日以降
・採用選考開始:大学4年生の6月1日以降
・正式な内定日:大学4年生の10月1日以降
広報活動開始とは、会社説明会やエントリーの受付が開始されるタイミングです。また、採用選考開始日には、筆記試験やグループディスカッション、面接などがスタートします。ただし、後述するように専門活用型インターンシップを利用した場合は例外です。また、企業によっては独自のスケジュールで選考が行われることもあります。
ここでは、一般的な就活スケジュールをまとめました。就活の全体像と流れを把握したい人は、参考にしてください。
大学3年生の5月まで/就活の準備期間
就活では、大学3年生の5月までに自己分析と企業研究を進めるのが一般的。なぜなら、大学3年生の6月からサマーインターンシップの募集が始まるためです。
サマーインターンシップ募集の際は期限に遅れないよう、事前に自己分析や業界研究など、就職準備をしたうえで申込む企業を考えておきましょう。
大学3年生の6~9月/サマーインターンシップに参加
大学3年生の6〜9月ごろは、サマーインターンシップに参加する時期です。サマーインターンシップは6〜7月ごろにかけて募集が行われ、7〜9月にプログラムが実施されます。
インターンシップに参加するメリットは、以下のとおりです。
・企業の理解が深まる
・実際の業務を体験できる
・企業や社員の雰囲気を体感できる
・適性の判断に役立つ
・志望動機の作成に役立つ
・別途選考に呼ばれる場合もある
インターンシップは1日で終わるものだけでなく、1週間~1ヶ月以上の長期など、さまざまな期間で開催されます。インターンシップによって内容が変わるため、事前にプログラムの確認が大切です。
また、企業や業務内容について軽く知りたいときは、1dayや短期のインターンシップを検討してみましょう。志望度が高い企業の場合は、1週間以上のインターンシップを探してみるとマッチ度を見極めやすいため、おすすめです。
大学3年生の9~1月/秋冬インターンシップに参加
大学3年生の9~1月は、秋冬インターンシップに参加できる期間です。秋冬インターンシップは夏と異なる企業で実施されていたり、プログラムの内容が変更されたりします。秋冬インターンシップに参加するメリットは、以下のとおりです。
・サマーインターンシップよりも倍率が低い傾向がある
・サマーインターンシップの反省を活かして取り組める
・企業理解をさらに深められる
秋冬インターンシップは夏に比べ、実際の業務に近い内容のプログラムが組まれる場合があります。選考と直結することもあるので積極的に参加し、エントリー候補となる企業の幅を広げましょう。
大学3年生の10月/外資系やマスコミの説明会が開始
大学3年生の10月ごろには、一部の外資系企業やマスコミ系企業の説明会が始まります。外資系やマスコミ系を志望する場合、ほかの企業と選考の開始時期が異なるため、注意が必要です。
独自の日程で採用活動を進める企業に応募する場合は、最新情報を入手しておきましょう。
大学3年生の3月以降/企業へのエントリーや説明会が解禁
大学3年生の3月には、企業へのエントリーや説明会が解禁されます。就活が本格的にスタートする時期のため、3月までには就活準備を終えておきましょう。3月1日になると就活サイトが解禁され、企業へのエントリーや説明会への申し込みができるようになります。
また、合同説明会や就活セミナーなどのイベントが多くなったり、書類選考の提出が始まったりと忙しくなる時期です。効率良く就活を進められるよう、計画的に準備する必要があります。
大学4年生の6月/本選考スタート
大学4年生の6月は本選考が始まり、早い企業で内々定が出始める時期です。納得いく企業から内々定を獲得できた就活生は、6月ごろに就職活動を終了する場合もあります。
ただし、就活を終えるタイミングは人それぞれなので、周りと比較せず進めていくのが大切です。就活は早く終わらせることが良いわけではないため、自分が納得いくまで粘り強く続けましょう。
大学4年生の10月/内定式
2025年10月ごろには、企業から正式に内定をもらいます。一般的な就活では、10月1日に内定式が開催され、内定承諾書などの書類を提出して就職先が決まる流れです。
企業によっては秋冬採用や通年採用を実施しており、諦めずに面接を受け続ける就活生もいます。内定を獲得したあとは、大学を無事卒業できるように単位を確実に取得する必要があるため、気を抜かないようにしましょう。
大学4年生の10月に内定が出るのが一般的ですが、秋以降に就職が決まる人もいます。まだ何もしていない人も、「大学4年で就活を何もしていないのは遅い?選考時期と対策のポイントを解説」の記事を参考に、就活に向けて一歩を踏み出しましょう。
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26卒の就活スケジュールの変更点
26卒の就活の流れは、基本的に25卒と同じです。ただし、一定の条件を満たした場合のみ、早期の選考が認められました。ここでは、26卒の人の就活スケジュールの変更点を紹介するので、確認してみてください。
専門性の高い人材の選考が早期化する
26卒の就活では、専門性の高い大学生や大学院生が正当に評価されるように制度が変更されました。
内閣府の「2024(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について インターンシップを活用した就職・採用活動日程ルールの見直しについて(p.1)」によると、以下の条件を満たす場合は、大学3年生の3月の広報活動開始以降、大学4年生の6月の採用選考開始を待つことなく、内々定を得ることができます。
・専門活用型インターンシップに参加する
・インターンシップ後の採用選考を受ける
この条件を満たすためには、大学4年生になる直前の春休み以降に、専門活用型のインターンシップに参加しなければいけません。専門活用型のインターンシップは2週間以上行われ、期間内に専門的な知識や能力があるか評価されます。
参照元
内閣官房
2024年(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請
インターンシップの重要性が増す
26卒の就活では、インターンシップの重要性が増すといえるでしょう。なぜなら、企業側がインターンシップで取得した学生の情報や評価を本選考で活かせるようになったためです。つまり、インターンシップでの取り組みが本選考に直接影響を与える可能性があります。
また、先述したように専門活用型インターンシップで専門性が認められた就活生は、早期に選考プロセスを進めることが可能です。早く就活を終えたい学生にとっても、インターンシップが重要になると考えられます。
「就活開始時期はいつ?26卒のスケジュールや具体的な流れを解説」の記事では、26卒の就活のスケジュールを詳しくまとめました。ぜひ、就活の際にご参照ください。
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27・28年卒の大学生が就活準備を始めるタイミング
2025年10月時点で、政府が推奨する27卒・28卒の就活スケジュールは以下のとおりです。
| 27卒 | 28卒 | |
| 広報活動開始 | 2026年3月1日以降 | 2027年3月1日以降 |
| 選考開始 | 2026年6月1日以降 | 2027年6月1日以降 |
| 正式な内定日 | 2026年10月1日以降 | 2027年10月1日以降 |
広報活動開始の前から自己分析や企業研究をしたり、インターンシップに参加したりして就活を進められます。就活をいつから行うか迷ったら、大学3年生の5月ごろには準備をスタートさせておくのが望ましいでしょう。
先述したように、選考スケジュールが早い企業もあります。志望企業が具体的に決まっている場合は、採用時期をあらかじめ確認しておきましょう。
27卒の就活スケジュールは、「27卒大学生の就活スケジュールと流れは?26卒の動向や準備のコツを解説」の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。
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26卒が何もしていないと「やばい」といわれる理由
26卒の人が現時点で何も就活をしていないと、「やばい」といわれることがあります。「やばい」といわれる主な理由は、以下のとおりです。
・選考が終了している企業がある
・会社説明会やインターンシップの機会が少ない
・選考対策に時間を掛けられない
ただし、26卒の人も卒業までに就職できる可能性はあります。通年で新卒枠の人材を募集する企業もあるので、あきらめずに就活することが大切です。
26卒の就活生の状況については、「26卒の就活はやばいって本当?内定獲得へ向けて効果的な対処法を解説」の記事で確認しておきましょう。
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キャリアアドバイザーから就活時期に関するアドバイス
就活をいつから始めるべきか悩んだときは、まず卒業年度の動向やスケジュールの確認から行うのがおすすめです。志望する業界や企業の選考スケジュールと内定が出る時期を事前に把握しておくと、募集期間を逃すリスクを抑えられます。
また、就活のゴールは内定獲得ではなく、自分に合った企業での活躍です。強みを活かせる企業への就職を実現するためには、自己分析や就活の軸の整理が欠かせません。
自己理解があいまいな状態で就活を進めても、自分に合っているか分からない企業へのエントリーを続ける「やみくも就活」の原因になります。
就活が終わらないとモチベーションが下がるだけでなく、不要な書類の作成など非効率にもつながるため、早い段階から準備を行いましょう。
就活のゴールについては、「就活のゴールって何?内定獲得だけに捉われず自分の目標を設定しよう」の記事をご覧ください。
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26卒が就活準備でやっておきたいこと10選
ここでは、26卒の人が就活成功に向けて今すぐ始めたい準備を解説します。「何から始めればいいか分からない」という人は、以下で紹介する内容に取り組んでみてください。
1.自己分析
自己分析とは自分の価値観や考えを整理したり、アピールポイントを明確にしたりする目的があり、就活準備として最初に取り掛かるべき作業です。面接はもちろん、応募書類に必要な自己PRや志望動機の作成に必要となります。
自己分析をする際は、以下の点を切り口に自分を見つめ直してみましょう。
・印象に残っている出来事やエピソードは何か
・過去に熱中したことは何か
・自分らしさを発揮した場面は、いつ、どのような状況であったか
・周りからどのような人と言われるか
・3年後・5年後・10年後どのようなキャリアを積んでいたいか
また、就活の軸を決めるためにも自己分析は欠かせません。就活の軸が明確になると、卒業までの短期間の就活でスムーズに企業を選べます。
自己分析は一度行って終わりではなく、忘れていたことを思い出したり、就活を進めるうちに新たな自分の特徴が見えたりするため、都度ブラッシュアップしていきましょう。
2.業界研究
業界研究は自己分析と同様、早い段階で取り掛かりたい就活準備の一つです。作業を進める際は以下の点を理解し、自己分析で発見した自分の考えや価値観をもとに、どのような業界に進みたいか考えましょう。
・世の中にある業界の種類
・業界の市場規模や企業のシェア
・業界の将来性や課題
・ほかの業界との関係
・業界にある企業
面接では業界を志望した理由を聞かれる場合もあるため、他業界との差別化を意識したリサーチが大切です。業界研究は1つだけでなく、関わりのあるほかの業界も幅広く調べましょう。
3.職種研究
就活では、職種のリサーチも重要です。業界が同じでも職種が違うと、担当する仕事の内容は変わります。「思っていた仕事と違った」というミスマッチを避けるためにも、業務内容ややりがい、将来のキャリアパスなどを調べましょう。
新卒で希望する職種に配属されるかは企業次第ですが、職種研究を通じて就職後のキャリアを具体的にイメージできていると、面接でアピールしやすくなります。
4.企業研究
企業研究では、以下の項目を中心にできる限り詳しくリサーチするのがポイントです。
・企業の基本情報
・志望企業の事業内容や職種
・業界内での立ち位置
・企業のビジネスモデル
・企業が求める人物像
企業研究は、自分が応募したい企業だけでなく、競合他社との比較もしてください。熱意の伝わる志望動機を作成するには、応募先を選んだ理由を明確にする必要があり、ほかの就活生との差別化が重要だからです。
また、企業の情報や強みが分かると、自分に合っているか判断しやすくなり、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
5.各種説明会に参加
就活対策では説明会への参加が大切です。企業の採用担当者から直接話を聞ける機会となるため、雰囲気を知るのに適しています。
特に、複数の企業が一堂に会する合同説明会は、今まで知らなかった企業に出会える良い機会です。就活を始めた当初は知名度のある企業に注目してしまいがちになるため、視野を広げる意味でも各種説明会は有効活用しましょう。
志望する企業の雰囲気をつかむチャンスを逃さないよう、説明会のスケジュールを把握しておくことが重要です。
6.OB・OG訪問
OB・OG訪問では大学の卒業生を訪ねて、勤務先の企業情報や働き方、就活のアドバイスなどを教えてもらいます。実際に働いている人から企業の雰囲気や選考で重視されるポイントなど、リアルな情報をもらえるのがメリットです。
OB・OGの知り合いがいない場合には、大学のキャリアセンターに相談すれば紹介を受けられるでしょう。OB・OG訪問の際は、質問を事前に準備しておくと聞き忘れを防げます。
7.インターンシップに参加
志望の企業でインターンシップが開催されている場合は、なるべく参加しましょう。インターネットで検索できないリアルな情報を入手できるだけでなく、就業体験を通じて自身の適性を判断できます。
インターンシップが採用選考を兼ねているケースもあるため、意欲的な姿勢で参加すると就活を有利に進めやすくなるでしょう。
8.エントリーシート・履歴書対策
選考の初期段階では、エントリーシートや履歴書の提出を求められるケースが多いため、応募書類の作成準備も事前に済ませておくのがおすすめです。エントリーシートは書類選考に使われるだけでなく、記載内容について面接で質問される場合もあります。
エントリーシートや履歴書対策を怠ると書類選考に通過できないだけでなく、面接で一貫性のない受け答えをして不合格となるケースも少なくありません。応募書類で評価される主なポイントは、以下のとおりです。
・自社と相性の良い人材か
・入社後どのように活躍してくれるか
・分かりやすい文章が書けるか
・入社意欲があるか
・社会人としての基本的なマナーが身についているか
・学歴や資格など、客観的に見た能力があるか
企業の採用担当者目線を忘れずに、相手が求めている情報を魅力的に盛り込みましょう。
ガクチカの書き方
ガクチカとは、学生時代に力を入れた活動です。エントリーシートや面接でよく聞かれる項目の一つのため、あらかじめ回答を考えておく必要があります。
ガクチカでは、最初に「何に力を入れたのか」という結論を書きましょう。次に、直面した課題や目標を説明し、それを乗り越えるためにどのように考え、どうやって行動したのかを具体的に述べます。
「アルバイトで売上を20%アップ」のように成果を示したあと、学んだことを入社後にどうやって活かすかアピールするのがおすすめです。
9.筆記試験対策
各種リサーチや応募書類の作成準備を済ませたあとは、筆記試験対策をしましょう。選考の初期段階でエントリーシートや履歴書の提出と合わせて筆記試験またはWebテストにより基礎学力や教養があるか判断されます。
一次選考として試験を課す企業が多いため、選考通過の一歩としての対策が重要です。過去の採用情報や企業からの連絡をもとに、使用される種類の試験対策をしておきましょう。
10.面接対策
就活の準備として欠かせないのが面接対策です。面接では次のような内容を質問されるため、事前に回答を考えておきましょう。
・第一印象は良いか
・社会人としてのマナーが身に付いているか
・コミュニケーション能力があるか
・人柄や雰囲気は企業に合うか
・入社意欲が伝わるか
・企業が求めるスキルを所持しているか
・今就活をしている理由は何か
26卒の場合、面接でなぜ今就活をしているのか聞かれることがあります。その場合、「公務員を目指していましたが、キャリアを考えて民間企業に方針を変え、強みを活かせる仕事を慎重に選んでいました」のように、就活が遅れたことに対する反省点と学びを前向きに答えましょう。
効果的な面接対策を行うには、模擬面接がおすすめです。友人に面接官役をしてもらったり就活セミナーに参加したりして面接の雰囲気に慣れるほか、話し方や振る舞いを意識しながら練習します。
なお、手軽な面接対策には動画撮影がおすすめです。話すスピードや視線、身振り手振りなど、自分の姿を客観的に捉えたうえで改善点を洗い出せるでしょう。
就活費用の貯金も大切
就活を進めるためには貯金も必要。なぜなら、説明会やインターンシップ、面接を受けるには交通費や宿泊費、昼食代などが掛かるからです。また、就活に必要なリクルートスーツやバッグなども購入する必要があります。
アルバイトをしながら就活を行うのは大変なため、事前に貯金しておくのが望ましいでしょう。
経済的に余裕がない場合は、必要最低限のものだけを事前に準備しておき、就活が始まってから足りないものを買い足すのがおすすめです。オンライン面接を活用したり、企業訪問や面接をできるだけ同じ日にまとめて交通費を節約したりする方法もあります。
選考対策やスケジュール管理など、就活の悩みと対処法は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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26卒の人が就活を成功させるために今からできること
ここでは、「26卒で就活を何もしていない」「就活をやり直したい」という人に向けて、就職を成功に導くために押さえておきたいポイントを5つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
1.早めに就活を始める
就活を成功させるためには、1日でも早く行動しましょう。企業側は2026年4月の入社時期までに採用活動を完了させるために、スピーディーな選考を実施している傾向にあります。
募集人数が少なく枠が埋まり次第選考を終了する企業もあるため、就活を始めるのが遅れると応募できる求人が減るリスクがあるでしょう。
就活成功を目指す場合は、今日から自己分析や企業研究、選考の情報収集などの準備を始めるのがおすすめです。
冬採用を狙う
26卒の人が今から就活を始める場合は、冬採用を狙いましょう。冬採用とは、大学4年生の12~3月ごろに実施される選考です。
冬採用は採用人数に達していなかったり、内定辞退者が出たりした企業を中心に行われています。募集している企業は少ないですが、応募人数も減る傾向にあるので、あきらめずに選考突破を目指してください。
2.視野を広げてエントリー数を増やす
就活をうまく進めたい場合は、視野を広げることとエントリー数を増やすことを意識しましょう。エントリーした企業は必ずしも選考を受ける必要はありません。
少しでも興味のある企業はエントリーし、説明会に参加したり企業情報を調べたりしたうえでその後を判断するのがおすすめです。
特に、26卒の就活では、有名企業や大手企業にこだわらず、中小企業やベンチャー企業に注目するのが大切です。採用活動を続けている企業に、積極的にエントリーしてみてください。
3.選考結果の振り返りと改善を行う
就活を最短距離で進めるコツは、選考結果の振り返りと改善を毎回行うことです。たとえば、以下のように改善点を整理します。
・自己PRのエピソードが抽象的だった
・面接でダラダラと話してしまった
・緊張し過ぎて思うように言葉が出てこなかった
・志望動機を深く言及されて回答に困った
うまくいかないことには必ず原因があり、振り返ったうえで改善すれば、次は異なる結果が出るでしょう。振り返りを行わず漫然と選考を受け続けても、同じ失敗を繰り返してしまいます。
書類選考・面接のいずれにおいても、うまくいかない原因を必ず振り返り、次に活かす姿勢をもち続けてください。
4.内定直結型のイベントにも参加する
就活中に行われるイベントには、「内定直結型」と呼ばれるものもあります。企業の採用担当者から話を聞く流れは一般的な合同説明会と同様ではあるものの、短い選考フローで内定を獲得できるため、効率的に就活を行える点が特徴です。
イベント内で選考が行われ、実践で面接やグループディスカッションなどの経験を積めるメリットがあります。興味のある業界がある場合は積極的に参加してみましょう。
5.就職エージェントを利用する
就活を成功させたい学生は、就活のプロであるエージェントの力を借りるのもおすすめです。就職エージェントは、キャリアアドバイザーによるカウンセリングのあと、求人紹介や選考対策を実施してくれます。
多数の就職支援に携わってきたキャリアアドバイザーのサポートを受けられるので、自信をもって就活に取り組みたいときに効果的です。
「26卒で内定がない?焦らず進める内定獲得への道筋と実践的アドバイス」では、内定がない26卒の人に向けて具体的な対処法を解説しています。ぜひ、就職に向けてできることを確認してみてください。
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26卒で「まだ就活を始めていない」「内定がない」という場合、就職先が決まるか不安になるでしょう。卒業までに内定を獲得するには、早めの行動をおすすめします。まずは、自己分析や企業研究、選考情報の収集などを始めましょう。
就活について悩んだ際は、就職エージェントにぜひ相談してください。キャリアチケットでは、一人ひとりの就活に関する悩みや不安に寄り添い、面接対策やエントリーシート添削など就活成功に向けたさまざまなサポートをしています。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。