このページのまとめ
- 就活のゴールは内定獲得ではなく、自分に合った会社に入社すること
- 内定獲得だけを就活のゴールにすると、早期退職する可能性が高まる
- 就活は長期戦であるため、周りと比較せず自分自身のペースで進めることが大事
就活が長引くと「ゴールはいつになったら見えるんだろう」「内定をもらったら就活を終えて良いのかな?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。就活に正解はなく、内定を獲得することだけをゴールにするべきではありません。
この記事では、自分自身のゴールを設定し、納得のいく就活をするためのポイントなどをまとめました。内定獲得がゴールだと思っている人や就活の進め方に悩む人は、ぜひご覧ください。
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- 就活の本当のゴールは理想の人生に近づく会社に入社すること
- 就活のゴールを内定獲得にしないほうがいい理由
- 入社後のモチベーション維持が難しい
- 早期退職につながる場合がある
- 人事に見抜かれる
- 就活のゴールを見つけるために実施したいこと
- 自己分析で仕事やプライベートの理想を言語化する
- 自分史やモチベーショングラフを作成する
- 他己分析をする
- 将来のビジョンを明確にする
- 就活のゴールを考える際の注意点
- 大企業や有名企業が自分にあう企業ではない
- 福利厚生や条件だけで考えない
- 就活はスケジュール管理が肝!内定までのステップをおさらい
- 出遅れても大丈夫!就活で焦る必要はない理由
- 就活のゴールは早く内定を獲得することではないから
- 年間を通して採用活動を行う企業もあるから
- 就活のゴールが見えず焦るときの対処法
- 周りと比較しない
- 就活は長期戦という前提で取り組む
- 自分には合っていなかったと捉える
- 一旦就活のことを忘れる
- 第三者の話を聞く
- 就活エージェントを利用する
- 就活だけが人生のすべてではないと考える
- 就活のゴールが分からず悩んでいるあなたへ
就活の本当のゴールは理想の人生に近づく会社に入社すること
就活のゴールは、選考を突破して内定を獲得することではありません。「自分が貢献したい、行動したいと思える企業に出会い、自分の理想のキャリアを実現できる企業に入ること」が就活のゴールです。
会社選びに正解はありませんが、人それぞれ「このような仕事がしたい」「将来はこのようなライフスタイルを送りたい」という夢があるはず。このような理想の人生に近づく答えのひとつが、「理想に近づける会社選び」です。
就活は思うようにいかないことのほうが多く、嫌になることもあるでしょう。しかし、この先の人生を大きく左右する決断を迫られている以上、じっくりと腰を据えて就活に向き合う姿勢が求められます。就活に対して「明確に」「自分だけの」ゴールを設定することが大切です。
就活を終えるべきか迷った方は、「今の内定先に決めるか、就活継続するか、どう見極めたらいいですか?」もあわせてご覧ください。
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就活のゴールを内定獲得にしないほうがいい理由
就活でのゴールを選考突破・内定獲得にしないほうがよいのは、モチベーションが途切れ、離職につながりやすくなるからです。ここでは、内定獲得をゴールにしてはいけない3つの理由を解説します。
入社後のモチベーション維持が難しい
内定獲得を就活のモチベーションにしてしまうと、入社後のモチベーション維持が難しくなります。選考突破という目的を達成してしまい、何を目標に行動すればいいかわからなくなるからです。
自分自身のやりたいことを考えずに入社しても、新しい目標は見つかりません。内定がもらえたからこの会社にしよう」のように考えていると、仕事の満足度に欠けてしまうでしょう。
早期退職につながる場合がある
「選考を突破できたから」と、なんとなくの気持ちで内定をもらえた会社に就職すると、入社してから実際の仕事内容や職場の雰囲気、価値観などにミスマッチが生じる場合もあります。「こんなはずじゃなかった」と後悔し、早期退職の原因にもなりかねません。
就活が長く続き、周りの学生が内定を獲得して次々と就活を終える姿を見ると「自分も早く就活から解放されたい」という気持ちになってしまいがち。しかし、周りにあわせて行動するとあとで後悔することになる可能性が高まるため、自分が納得できるまで続けましょう。
人事に見抜かれる
採用担当は毎年何百人と学生を見ているだけでなく、社内人事で社員を評価するのが仕事です。人を見るプロの目は簡単にはごまかせないため、内定を欲しがっているだけかどうかは見破られてしまうでしょう。
新卒で人材を採用するのは、長期的に会社で活躍して欲しいからです。採用担当者は、就活生が「会社にどれだけ貢献してくれるか」を見ているため、「入社したら自分がやりたいことは何か」や「自分の将来のビジョン」を明確にアピールしましょう。
就活への向き合い方に関しては「就活で「どこでもいい」はやめよう!やみくもな就活を抜け出すコツを解説」もあわせてご覧ください。
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就活のゴールを見つけるために実施したいこと
就活のゴールを正しく見据え、理想の人生に近づく企業に就職するためには、自己分析を徹底することが重要です。就活が思うように進んでいない人は、それぞれの項目を実践してみましょう。
自己分析で仕事やプライベートの理想を言語化する
自己分析によって仕事やプライベートの理想を明確にし、それを言語化してみましょう。
・どのようなことに打ち込んできたのか
・時間を忘れて取り組めることは何か
・人から褒められた経験の共通点は何な
・自分自身は何がしたいのか
・どのような仕事に向いているか
仕事とプライベートの理想や夢を描いたうえで、実現するために何をすべきか逆算して考えましょう。今までの経験をすべて洗い出して理想のキャリアなどを見据えることで、質の高い自己PRを作成できます。
自分史やモチベーショングラフを作成する
自分史やモチベーショングラフを作り、これまでの経験や行動を振り返ってみましょう。自分の行動や価値観を振り返ることで、仕事に対してどのような望みをもっているか理解を深められます。
「自分史」とは、自分のこれまでの人生を振り返り、どんな出来事があったかを年代順に書き出していく方法です。「モチベーショングラフ」とは、自分史のなかから特に印象に残っている出来事をピックアップし、モチベーションの上がり下がりをグラフ化する方法です。
自分史とモチベーショングラフの作り方については「自分史は就活の面接に役立つ!思い出せない時の書き出すやり方や見本も解説」の記事も参考にしてみてください。
他己分析をする
自分自身を客観視する際におすすめなのが「他己分析」です。他己分析とは、家族や友人、学校やアルバイト先の先輩などに、自分について質問をすることです。自分自身では見えていなかった部分や、思わぬところで自分の長所を知ることができます。
他己分析のやり方については「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事も参考にしてみてください。
将来のビジョンを明確にする
自分はどんな仕事をしたいのか、どのようにプライベートを充実させたいのかを洗い出せたら、将来のビジョンを思い描いてみてください。
たとえば、「何年以内に役職に就いて実績を残す」「何年後に海外赴任する」というキャリアプランを設定したとき、そのゴールに向かうための自分自身の「譲れない条件」が見えてくるはずです。そうすることで、「ここなら自分自身の理想に近づける」という会社が見つかりやすくなるでしょう。
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就活のゴールを考える際の注意点
就活のゴールを考える際は、条件や知名度だけで考えないことが大切です。ここでは、ゴールを考える際の注意点を2つ紹介するので参考にしてください。
大企業や有名企業が自分にあう企業ではない
就活のゴールを決める際に、知名度や企業規模だけで決めるのはやめておきましょう。大企業や有名企業だけが、自分にあう企業ではありません。
日本には中小企業やベンチャー企業もあり、目立たなくても成果を残している企業もあります。知名度だけで考えると、自分のやりたいことが実現できず、ミスマッチになるかもしれません。
就活ではやりがいや仕事内容なども確認するようにしましょう。「自分が求める経験ができるか」「入社後の自分は幸せになれそうか」を考えてみることが大切です。
中小企業については、「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてください。
福利厚生や条件だけで考えない
福利厚生や条件面だけで考えることもやめておきましょう。福利厚生がよくても、業務や会社の雰囲気があわなければ退職につながってしまいます。
たとえば、給料が高い企業でも、業務が大変なら辞めたくなるかもしれません。また、休みが多くても、仕事が退屈で向いていないと感じる場合もあるでしょう。条件面だけで考えると、仕事内容や企業方針とのミスマッチが起きやすくなります。
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就活はスケジュール管理が肝!内定までのステップをおさらい
納得のいく就活をするには、ゴールから逆算したスケジュール管理も欠かせません。就活のスタート時期が分かると、スタートダッシュをきるための準備も進められるはずです。選考が本格的にスタートすると自己分析や企業研究などに充てる時間が取りづらくなるため、早めの行動が鍵を握ります。
一般的に、新卒就活はスタート時期が定められており、広報活動解禁日と選考解禁日の2種類の解禁日が存在します。学生が内定を獲得するまでの基本的な選考スケジュールは、以下のとおりです。
・大学3年の5月ごろまで:自己分析と企業研究(インターンシップ向け)
・大学3年の夏から冬にかけて:インターンシップに参加
・大学3年の10月から:マスコミなどの企業で説明会スタート
・大学3年の3月:企業エントリーや説明会スタート
・大学4年の6月:選考スタート、内々定獲得
・大学4年の10月:内定式
だいたい、卒業する2年ほど前から就職に向けた準備を始めるのが理想です。また、業界や職種によって内定が出る時期は異なり、マスコミやベンチャー、外資系など、内定が早い傾向にある業界もあるので確認しておきましょう。
選考や内定が早い理由は、就職活動を前向きに取り組む意欲的な学生を確保したいからとされています。これらの業界を志望する人は、早めに就活の準備を始めましょう。
ベンチャー企業について詳しく知りたい方は「ベンチャー志望の就活生は覚悟が必要!向いている人の6つの特徴を解説」の記事も参考にしてみてください。
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出遅れても大丈夫!就活で焦る必要はない理由
「就活を早く終わらせたい」と焦ってしまう就活生もいると思いますが、その必要はありません。ここでは、焦って就活をする必要がない理由について解説します。
就活のゴールは早く内定を獲得することではないから
これまで説明したように、就活は、選考を突破して内定を早く獲得することが目的ではないということを理解しましょう。周りが早々に内定を獲得したとしても、「あの人は自分より早く内定を獲得したから就活のゴールを達成した」などと思う必要はありません。
長い社会人キャリアを歩む第一歩として、自分自身がいきいきと働ける会社選びが重要です。周囲と比較し、焦って就職先を決めないようにしましょう。
年間を通して採用活動を行う企業もあるから
年間を通して採用活動を行う企業もあるため、過度に不安に思う必要はありません。内定辞退などにより欠員が生じると追加で募集する場合もあり、秋・冬採用を積極的に行う企業も存在します。
そのため、秋ごろになっても思うように就活が進んでいない場合も、採用活動を続けている企業を探して応募することができます。
厚生労働省の「令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(10 月1日現在)を公表します」によると、令和5年度の卒業者のうち、卒業年度の10月時点での内定率は74.1%でした。その後、卒業する4月になると、97.3%まで上昇しています。
引用元:厚生労働省「令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(10 月1日現在)を公表します」
このことから、秋採用や冬採用を行う企業も多く、内定は獲得できることがわかるでしょう。年間通してどこかの企業は採用を行っているので、あきらめないことが大切です。
内定の時期に関して詳しく知りたい方は「内定時期はいつごろ?早期に内定が出る業界や早めにもらうコツを解説」の記事もあわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(10 月1日現在)を公表します
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就活のゴールが見えず焦るときの対処法
就活の選考がなかなか進まず、焦ってしまうときはどうしてもあるもの。そのようなときに効果的な考え方や気持ちの切り替え方をご紹介します。
周りと比較しない
納得のいく就活をするためには、友人や知人などと比較しないことが大事です。就活のスタート時期は全員ほぼ同じであるものの、その後の進行や就活を終えるタイミングは人それぞれです。早々に内定を獲得して就活を終える人もいるでしょう。また、片手では収まらないほどの内定を獲得する人もいます。
しかし、就活には答えがなく、一人ひとりが「自分自身の進むべき道」を模索しながら選考を受けています。内定数や選考突破の早さは競争するものではないため、比較する必要はありません。大切なのは、自分自身が納得できるかどうかです。
就活は長期戦という前提で取り組む
進路選択を慎重に行うためにも、就活は長期戦で取り組むことをおすすめします。就活はできる限り早く終えて、残りの大学生活を謳歌したい人もいるかもしれません。
しかし、先ほども触れたように、就活は周りと比較するものではありません。「自分自身に合った会社」「自分らしく働ける企業」にめぐり合うのが就活のゴールということを忘れないでください。
自分には合っていなかったと捉える
何社も選考に落ちてしまうと、「自分は会社に必要とされていないのでは」とネガティブになってしまうこともあるでしょう。
しかし、就活には縁もあるので、落ちてしまった企業は自分には縁がなかったのだと割り切ることも重要です。「なぜ落ちたのか」の理由を考え、反省点を見つけて改善し、「自分自身にふさわしい会社がこの先きっと見つかる」という前向きな視点で就活を続けましょう。
一旦就活のことを忘れる
就活に追われて自分自身のゴールを失ってしまったときは、一度就活から離れてみるのもひとつの手です。就活を忘れて好きなことや趣味に没頭する時間を作ると、気持ちを切り替えられるでしょう。
ただし、そのまま就活を辞めてしまうのではなく、「新しい気持ちで就活を再開するための休息時間」ということを忘れないでください。
就活が辛いときの対処法についてさらに知りたい方は「就活がしんどいときの対処法10選!時期別の理由と内定獲得のコツも解説」の記事を、リフレッシュの方法については「就活に疲れたときの対処法8選!疲れないための就活への向き合い方も解説」の記事をおすすめします。
第三者の話を聞く
就活に行き詰ってしまったときは、第三者の力を借りることが大切です。両親や大学のOB・OG、大学内のキャリアセンタースタッフなど、社会人経験のある人に話を聞いてみてください。
就活をして思ったことや選考突破のポイント、実際に会社で働いて感じたことなど、具体的に質問してみましょう。第三者の就活の体験談からは、参考になることや学べることがたくさんあります。
就活エージェントを利用する
自分一人では限界を感じたら、就活のプロに相談するのがおすすめです。就活エージェントサイトに登録すれば、専任のアドバイザーが就活生の悩みをヒアリングしてくれます。
その情報をもとに、エントリーシートの添削や自己分析の仕方、面接対策など、あなたの必要としているサポートが受けられます。加えて、あなたにマッチした企業の求人を紹介してくれることもあるので、就活をより効率的に進めたい方は利用してみてください。
就活だけが人生のすべてではないと考える
就活のゴールが見えないがために、「就活に失敗したらどうしよう」「大卒で就職できなかったら人生終わりだ」と考えてしまう方もいるかもしれません。しかし、新卒で就職することだけが人生のすべてではありません。
あきらめずに努力することは必要ですが、たとえ失敗したからといって人生の選択肢がなくなることはないので安心しましょう。働き方の多様化の影響もあり、大卒で就職せず違う選択肢を取る人もいます。
大卒で就職以外の進路について知りたい方は「就活を辞めるとどうなる?就職以外の進路と内定獲得のポイントを紹介」の記事も参考にしてみてください。
また、新卒で就職できなくても大丈夫な理由については「新卒で就職できなかったらどうする?人生終了でない理由と卒業後の選択肢」の記事も読んでみてください。
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就活のゴールが分からず悩んでいるあなたへ
就活には正解にたどり着くレールが敷かれているわけではなく、自分らしいキャリアを築けるよう、自ら考えて納得できる会社を選ぶ必要があります。しかし、答えのない問題に立ち向かうのは不安がつきもの。また、現在の行動に自信がないこともあるでしょう。
そのような場合には、キャリアチケットに相談するのがおすすめです。就活エージェントのキャリアチケットでは、専任アドバイザーによる自己PR添削、面接対策など、一人ひとりの悩みに合わせた丁寧なサポートを提供しています。新卒や就活を始めたばかりの方も安心です。
サービスはすべて無料なので、困ったことがあったら一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。
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