新卒の学生が履歴書に志望動機を書くコツは?職種別の例文も紹介

このページのまとめ

  • 新卒が履歴書に書く志望動機からは、入社意欲や企業とのマッチ度が評価される
  • 新卒が履歴書の志望動機でアピールする場合、志望したきっかけを具体的に伝える
  • 新卒が履歴書の志望動機を考える際は、企業研究で志望企業について調べておく

新卒の学生が履歴書に志望動機を書くコツは?職種別の例文も紹介のイメージ

「新卒が履歴書に志望動機を書く際はどうすれば良い?」「志望動機はどんな内容が良いの?」などと悩む就活生も多いでしょう。志望動機では志望理由を明確に伝え、入社意欲をアピールするのがポイントです。

この記事では、新卒が履歴書で志望動機を伝える場合のポイントや例文を紹介します。最後まで読めば新卒ならではのアピール方法を理解でき、選考突破につながる志望動機を作成できるはずです。

志望動機の作り方について相談したい

   
目 次

履歴書の志望動機から新卒採用担当者が重視する4つのポイント

新卒の履歴書の志望動機からは、「企業にマッチしているか」「志望度は高いか」などが見られています。採用担当者が志望動機で重視しているポイントについて解説するので、作成時の参考にしてください。

1.企業の方針や考え方にマッチした人材か

履歴書の志望動機からは、学生が企業にマッチした人材かどうかが見られています。企業にマッチしている人材は長期的に働いてもらえる可能性が高く、企業での活躍も期待できるからです。

企業の方針にマッチしていることをアピールするために、志望動機を書く前に企業研究を行いましょう。企業がどのような考え方をしているのか、どのような人材を求めているかを知ることが大切です。
企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので参考にしてください。

2.自社の利益に貢献してくれる人材か

志望動機の内容からは、自社の利益に貢献できる人材かも見られています。志望理由だけではなく、自分がどのような場面で活躍できるのかをアピールしましょう。

新卒の学生は就業経験がないため、即戦力となり得るスキルよりもポテンシャルを重視される傾向にあります。自分の強みを活かして、志望企業のどのような仕事で活躍できるのかを伝えてください。

活躍できる場面をアピールするためには、自分の強みを探す作業が欠かせません。強みの見つけ方については、「『強み』ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる『強み』の発見法」の記事で紹介しているので参考にしてください。

3.志望度や入社への熱意は高いか

志望動機では、志望度の高さや入社への熱意もチェックされます。同じレベルの能力やポテンシャルを持った学生同士であれば、熱意の高い学生を採用したいと考えるためです。

志望度を伝えるためには、「なぜ志望企業が良いのか」を明確にしましょう。ほかの企業では実現できない内容を伝えると、高評価につながります。

4.自社のどの部分に魅力を感じているのか

志望企業のどのような部分に魅力を感じているかも明確にしましょう。企業研究を行い、ほかの企業との差別化を行ってください。
たとえば、「商社だから志望しました」だけだと、商社であればどの企業でも良いのではと思われかねません。志望企業ならではの魅力を探し、アピールすることが重要です。

面接では、志望動機を聞かれたあとに「ほかの会社ではだめなのですか」と深掘りされる場合があります。志望動機のどの部分に魅力を感じたのかを伝えられると、より良いアピールができるでしょう。

志望動機の重要性は「志望動機が肝心!就職活動のポイント」の記事でも解説しているので、併せて参考にしてみてください。

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新卒採用における志望動機の基本的な構成

志望動機を作成する際は、基本的な構成を守って考えることで分かりやすく伝わります。新卒の学生におすすめの志望動機の構成を紹介するので、作成時の参考にしてください。

1.企業を志望する理由を述べる

志望動機の書き出しでは、最初に「なぜその企業が良いのか」を伝えましょう。結論から伝えることにより、あなたが何を伝えたいか明確になるからです。
たとえば、企業の魅力や自分が感じた特徴などを伝えましょう。「私が貴社を志望したのは、△△だからです」のように伝えると、シンプルで分かりやすいのでおすすめです。

志望動機の書き始めを考える場合は、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」の記事を参考にしてください。

2.志望理由を裏付けるエピソードを伝える

次に、なぜ志望企業が良いのか、きっかけとなったエピソードを伝えましょう。自身の経験や学びを伝えることにより、志望理由をより明確に伝えられるからです。
たとえば、アルバイト経験や学生時代のプロジェクトなど、企業と関連する実体験を挙げましょう。エピソードは具体的に伝えることで、自分にしかないオリジナルの内容が伝わります。

3.自分の強みやスキルをアピールする

志望企業に入社できた場合に、自分の強みやスキルをどのように活かせるかもアピールしましょう。新卒採用ではポテンシャルが重視されており、入社後にどのような活躍ができるかイメージしてもらうことが大切です。

学生は社会人経験がないため、具体的な実績や経験がないケースがほとんどでしょう。企業の業務内容を調べて、自分の強みがどのような場面で活かせるか考えてみてください。

4.入社後のビジョンを描く

最後に、入社後に自分がどのように活躍していきたいか、将来のビジョンも伝えましょう。ビジョンが明確にあれば、あなたが入社した場合にどのように成長していくかをイメージしてもらえます。
たとえば、「△△部門で△△のプロジェクトを行いたい」「5年後にはリーダーとなり、△△の拠点で活躍したい」のようにアピールしてみましょう。

注意点は、志望企業で実施できる内容をアピールすることです。企業で実現できない内容だと「業務内容などをきちんと調べたのか」といった疑念を抱かれかねないうえに、評価してもらえないので気をつけてください。

就活の志望動機はどう作る?基本的な構成や例文を解説」の記事でも志望動機の構成について紹介しています。読みやすい文章を作成して採用担当者に好印象を与えたい方は、ぜひ参考にしてください。

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新卒の学生が履歴書に志望動機を書く際のポイント

新卒の志望動機を書く際は、誤字脱字などのミスや文章の読みやすさに注意しなければなりません。履歴書やエントリーシートなどの応募書類は、採用基準に重要な役割を担っています。具体的な書き方の注意点を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

記入欄の9割以上を埋めて意欲を伝える

履歴書やエントリーシートに志望動機を書く場合、記入欄の9割以上を埋めるようにしましょう。記入欄がしっかりと埋まっていることで、志望度や熱意をアピールしやすくなります。

文字数の指定がある場合は、指定された文字数の9割以上を目安に作成しましょう。たとえば、200字であれば180文字以上、300字の指定であれば270文字以上が目安です。もし指定がない場合は、200〜400文字で伝えるのがおすすめです。

文字数が足りない場合は、志望動機の内容が薄く、評価されない可能性があります。志望するきっかけとなったエピソードを詳しく書くなどして、より濃い内容になるように工夫してください。

志望動機を指定された文字数で作成するコツについては、「志望動機を200字でわかりやすく書くには?文字数の削り方や業界別の例文をご紹介」の記事で解説しています。

書き言葉と話し言葉を区別して使う

履歴書やエントリーシートでは、書き言葉を使って書くようにしましょう。面接で使う話し言葉とは区別して使い分けてください。
たとえば、間違えやすい言葉遣いに「貴社」「御社」があります。履歴書では書き言葉になるため「貴社」、面接では話し言葉になるため「御社」と使い分けなければなりません。

言葉遣いはビジネスマナーの一部であり、正しく使えているかどうかで与える印象が変わります。言葉遣いについては、「就活の面接に向けて敬語をチェックしよう!間違いやすい表現も解説」で紹介しているので参考にしてください。

誤字・脱字などのミスがないかチェックする

志望動機を作成できたら、誤字・脱字などのミスがないか提出前に確認しましょう。ミスがあると「確認不足」「雑に作成している」などマイナスな印象を与える可能性があります。
もし、誤字・脱字を見つけた場合には、一から書き直すようにしましょう。修正テープや修正液を使用して書き直すのはマナー違反です。

文字の大きさや丁寧さなど読みやすさに気を配る

履歴書では文字の大きさや丁寧さなど、読みやすさにも気を配りましょう。たとえば、文字が汚くて文章が読めない場合、どのような内容であっても評価されないでしょう。また、文字が小さ過ぎて読めない場合、そのまま読みとばされてしまう恐れもあります。

採用担当者のなかには、「文字を丁寧に書いているか」「読みやすい履歴書かどうか」を評価している場合もあるので注意しましょう。文字のきれいさに自信がなくても、とめ・はね・はらいを意識して丁寧に書くことが大切です。

自己分析で自分自身への理解を深める

志望動機を作成する前に、まずは自己分析で自分の考えを整理しておきましょう。「なぜ志望企業が良いのか」を明確に伝えるための準備が必要です。自己分析を行わないと、志望理由が明確に分からず、何を伝えれば良いのか困ってしまいます。特徴のない志望動機になり、評価してもらえなくなるでしょう。

就活では必ず自己分析を行い、「どのような企業を志望するのか」「就活の軸は何か」を明確にしておきます。これから自己分析を行う場合は、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事を参考にしてみてください。

履歴書をまだ用意していない方は、「新卒就活用の履歴書の正しい書き方は?必要な準備や提出時のポイントも解説」の記事を見ながら準備を進めてみましょう。

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履歴書の志望動機で「新卒ならではの自分の魅力」を伝える方法

新卒は一般的にフレッシュなイメージをもたれ、ポテンシャルを評価されます。ここでは、履歴書やエントリーシートの志望動機で「新卒ならではの魅力」を伝える方法を紹介します。

学生時代に学んだことや経験したことを具体的に伝える

新卒ならではの自分の魅力を伝える際は、学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)をアピールするのが効果的です。学生時代をどのように過ごしてきたかを志望動機に加えると、説得力のある文章に仕上がります。
アルバイトやゼミ、留学などの経験から志望する企業の共通点を探してみてください。入社後に自分が貢献できる経験が見つかる場合があります。

自分自身のポテンシャルをアピールする

履歴書の志望動機では、自分自身のポテンシャルをアピールできるよう工夫してみましょう。新卒採用では、社会人経験のない学生に内定を与えるため、未来を見据えて選考を行います。

学生の働いているイメージや仕事をこなす姿が想像できると、内定につながりやすくなります。ポテンシャルをアピールする際は、自分の強みとして以下の内容を伝えてみるのもおすすめです。

・何事にも前向きに行動できる
・希望する職種の勉強をしている
・熱意や情熱をもって選考に挑んでいる

新卒採用の志望動機では、何事も自分ごとと捉えて行動する「主体性」も重要な採用基準の一つです。

日本経済団体連合会の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果」によると、新卒採用では、特に期待する資質として「主体性」を挙げた企業が84.0%でした。次いで、「チームワーク・リーダーシップ・協調性」と回答した企業が76.9%です。

採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(p.4)のイメージ

引用:「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(p.4)

幅広い職種で「主体性」が求められていることが分かります。自分の意識や考え方、行動を変えることで「主体性」は高められます。「主体性のある行動を取ってこなかった」と悩んでいる人は、これからでも十分間に合うので、物事を自分ごとと捉え、積極的に行動していきましょう。

面接官に響く志望動機を作成したい方は、「志望動機は面接でどう伝える?新卒で好印象を残すポイントを例文付きで解説」でも詳しく紹介しているので参考にしてください。

参照元
日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果

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新卒用の履歴書で志望動機と自己PRが同じ欄になっている場合の書き方

新卒用の履歴書やエントリーシートの中には、志望動機と自己PRが同じ欄にまとまっているものもあります。そのような場合には、以下のように箇条書きを利用しましょう。

・志望動機
 ○○

・自己PR
 ○○

志望動機と自己PRを1つの文章にすると、内容が混ざって伝わりにくくなってしまいます。「わたしは△△を理由に貴社を志望しました。また、わたしは△△が強みで〜」のように伝えても、分かりやすい文章にはなりません。

志望動機とは、企業に魅力を感じた点や自分の意気込みを伝えるものです。一方で、自己PRとは、企業で働くうえで強みとなる自分の長所をアピールするものであり、聞かれている内容がそもそも違います。志望動機と自己PRが同じ欄になっている場合は、別々に伝えることでより好印象な履歴書となるでしょう。

志望動機と自己PRの違いを詳しく知りたい場合は、「自己PRと志望動機の違いは?作成のポイントや例文を紹介」も参考にしてください。

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履歴書に書く志望動機の新卒向け例文集【職種別】

履歴書やエントリーシートの志望動機欄をなかなか書き進められない新卒学生のために、手本となる例文を紹介します。職種別に7パターンの例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。

看護師の志望動機例文

私が看護師を志望する理由は、祖母の介護を手伝うなかで、看護師が担う役割に強く惹かれたからです。看護師の方々を中心に、祖母の病気や不安に真摯に向き合い、的確なアドバイスや励ましの言葉をかけてくださる姿に感銘を受けました。

私は病気や怪我をした人に医療的な支援を提供し、その人が一日でも早く健康に戻り、笑顔で帰宅できるようにすることが、看護師としてなすべき社会貢献だと思っています。そのような目標を実現するためにも、看護学校で学んだ注射技術などの医療スキルをさらに磨き、専門性を高めていくことで、患者さまのためだけでなく、貴院や医療業界全体の発展にも貢献できる人材を目指します。

入社後は患者さまへの積極的なコミュニケーションや、チーム医療に貢献すると共に、常に勉強する姿勢を持ち、最新の医療情報を身につけられるよう、自己研鑽に努めます。これからの医療を支える看護師として、共に働く先輩方と協力し、患者さまにとって理想的なサポートを実現したいと考えています。

営業職の志望動機例文

私が営業職に興味を持った理由は、人と人とのつながりを大切にする業務内容に惹かれたからです。

私は、持ち前のコミュニケーション能力を活かした仕事がしたいと考え、営業職を志望しました。大学時代、サークルのリーダーを務めた経験を通じて、多くの人と協調して目的を達成する喜びを実感しました。

また、インターンシップ先で営業部門の社員の方々と話をする機会があり、顧客との関係性を深め、信頼関係を築くことが業務の中心であることを知りました。私はこのような仕事に携わり、お客さまと真剣に向き合い、信頼関係を築き上げることで企業の成長に貢献したいと考えています。

数ある企業のなかでも貴社は、顧客との信頼関係を大切にし、満足度の高いサービスを提供していると存じております。私も、貴社の取り組みに共感し、その一員として活躍したいと思っています。

保育士の志望動機例文

私は保育士としてのキャリアを志しており、貴園に応募させていただきました。

保育士は、子どもたちの健やかな成長を手助けし、笑顔あふれる豊かな人生をサポートする素敵な職業だと考えています。私が保育士に興味を持ったきっかけは、大学時代にボランティアとして保育園での子どもたちとの触れ合いを通して、その存在の大切さと社会的意義を実感したからです。子どもたちが大人になったとき、その少年少女時代を支えた一人として、役割を担えることが最大の喜びだと思います。

また、保育士として働くためには、柔軟性やコミュニケーション能力が必要不可欠だと考えます。私は、これまでのボランティア活動や学生時代のサークル活動を通して、子どもたちとのコミュニケーションを積極的に図ってきました。

子どもたちが幸せになるための環境を整えるために、周りのスタッフと協力しながら取り組むことが得意だと自負しています。貴園で保育士として活躍するために、努力を惜しまず、熱い思いを持って取り組みたいと思っています。

病院薬剤師の志望動機例文

私は病院薬剤師として、患者さまの健康をサポートすることに強い想いを抱いています。

昔、私の祖母が入院した際に、抗がん剤治療を受けていました。そのとき、薬剤師の方が丁寧に薬の説明をしてくださり、祖母は安心して治療に臨めました。私も同じように患者さまが安心して治療を受けられるように、的確な薬剤管理や調剤を行い、患者さまの健康を支えたいと思い、病院薬剤師を目指すようになりました。

また、新しい薬剤の研究が進んでいるこの分野では、自ら学びながら患者さまへのサービスを提供できる魅力があります。将来的には研究開発プロジェクトに携わることを目標に、貴院の先輩方から学びながら薬剤のプロフェッショナルを目指してまいります。

私は、病院薬剤師として、患者さまの命や健康に直接関わりながら、専門性を高めて成長し続けていくことに魅力を感じています。入社後も努力を重ねて目標に近づけるよう、精一杯努めてまいります。

事務職の志望動機例文

私が事務職に興味を抱く理由は、事務業務の細かな作業によって事業を円滑に進められる点にやりがいを感じるからです。

そもそも私は、以前から細かい作業が得意な性格であり、大学時代にアルバイトとして事務職の仕事を経験するなかで、自分が担当する事務作業が会社運営に直接的に貢献しているということに気づきました。特に、伝票の入力や書類の整理、電話対応など、繊細な仕事が多いことに感心し、自分の天職だと感じました。

また、事務職はバックオフィスとして会社を支える役割を担っていると考えており、仕事をするうえで周囲とのコミュニケーションも非常に大切だと考えています。私には「お客さまの立場になって考え、会社にとって最善の方法を見つけられる」という強みがあると自負しており、事務職に就くことで、その立場から社内外の関係者と良好なコミュニケーションを築き、事業に貢献できると考えます。

入社後は、OA操作のスキルアップやビジネスマナーの向上など、さまざまな能力の向上を意識し、周囲と共に成長していきたいと思っています。私の貢献が会社やお客さまに直接的な効果をもたらせるような、前衛的な事務職として活躍したいと思います。

歯科衛生士の志望動機例文

私は歯科衛生士として、人々の健康と笑顔を支えたいと考えています。

私は、歯科衛生士としての知識を深めるために、大学卒業後に国家試験に合格するための勉強を続け、さらに実務経験を積むためにインターンシップに参加しました。そして今回、貴院で歯科衛生士として活躍するためのチャンスをいただけたことに感謝しています。

インターンシップでは、痛みを抱えて来院された患者さまに関わる仕事が、私のやりがいとなりました。緊急時の対応には重い責任を感じましたが、口腔ケアや健康情報提供を通じて患者さまとの信頼関係を築き、笑顔に包まれる瞬間が何よりもやりがいを感じる瞬間です。

私は、貴院の専門性ある歯科医師や歯科技工士の方々と共に、患者さまにとって最高のケアを提供したいと考えています。貴院で働くことで、患者さまとの信頼関係を築きながら健康に関するアドバイスもできる歯科衛生士として活躍することをお約束します。

エンジニア職の志望動機例文

私がエンジニア職を志望する理由は、新しい技術を生み出し社会に貢献したいからです。

大学でプログラミングを学び、自主制作でSNSアプリの開発を行いました。当時、自分の力でアイデアを形にできる楽しさを知り、エンジニアになることを決心しました。そして、現在はこの業界で最先端技術を身につけ、世の中の課題を解決することを目指したいと考えています。特に、最近注目されているAI分野に強い興味があり、自分のアイデアでAIを活用したサービスを開発してみたいと思っています。

入社後は社員の方々と一緒に、クライアントのニーズにあわせて最適なシステムを提案し、形にしていきたいです。まずは、新卒として多くのことを学びつつ、社会的に価値のあるシステムの開発に全力を注ぎ、貴社に貢献したいと考えています。

作業療法士の志望動機例文

私は、作業療法士として患者さまに寄り添って希望を与え続けられる人材になりたいと思い、貴院を志望致しました。

私の母が交通事故に遭った際に、貴院の在籍する作業療法士さんにお世話になった経験があります。1年かけてリハビリを行いネガティブになっていた母ですが、担当していただいた作業療法士、担当医の方々のおかげで、前向きで不自由のない生活を送れています。

貴院の充実した設備と教育制度を見学させていただいた際に、自分もこの仕事をし、多くの人に希望を与えられる存在になりたいと感じました。大学では、身体障がい者の方々に向けたボランティアを行っています。お買い物の手伝いや国の制度のアドバイスなどを行う中で、感謝されることの喜びややりがいを感じました。

この経験を活かし、貴院でも困っている人々の助けとなり、ネガティブになっている方の気持ちを前向きに変えられる作業療法士として精進します。

薬剤師の志望動機例文

貴社を志望した理由は、地域医療に貢献するためのさまざまな取り組みを行っている点に魅力を感じたためです。

貴社は、高齢者の通院が難しくならないために、医師や歯科医師、訪問看護師、ケアマネージャーなど、医療従事者との会合を定期的に開いていると伺いました。地域医療における医療従事者同士の連携は、非常に重要な課題だと考えます。

大学では、地域医療の課題や今後の展望について研究していました。そこで、医師不足や役割分担、病床過剰地域の問題など、多くの課題があることを知りました。

入社後は薬剤師として適切な薬を出すだけでなく、地域医療に貢献していくために精進して参ります。

製造業界の志望動機例文

私は、細かい作業やものづくりに興味があり、貴社の製品の製造に携わりたいと思い、志望しました。

中学生の頃に貴社の製品に出会い、今でも多くの商品を使用しております。何年経っても壊れない内部の構造が気になり分解してみました。すると、小さな部品の数々、繊細な作りに驚いたと同時に、丈夫な製品作りにこだわりを持つ貴社に感銘を受けました。

大学時代のアルバイトでは、家電量販店の販売員として働いておりました。製品ごとの特徴や他社製品との比較をし、多くのお客さまにご購入いただきました。入社後は、製造部門を経験してからマーケティングの道に進み、より多くの方々に製品を届けられるような人材を目指します。

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履歴書に書く志望動機の新卒向け例文集【文字数別】

新卒学生が履歴書やエントリーシートの志望動機を書く際、書き方の参考になる例文を紹介します。文字数別に例文を紹介するので、要点のつかみ方や記載内容の違いを参考にしてください。

短め(150文字程度)の志望動機例文(IT業界)

私は先端IT技術を駆使して、社会的に価値の高いサービスを提供している貴社に強く惹かれています。先日も貴社のインターンシップに参加し、現代社会に欠かせない技術力とチームワークの重要性を学ばせていただきました。

この経験を活かし、人々の生活を豊かにするサービスを提供すべく、貴社という最高の環境で尽力したいと強く望んでいます。

200文字程度の志望動機例文(開発職)

私はIoT普及に欠かせない半導体開発に力を入れている点に魅力を感じ、貴社を志望しました。

私は大学院時代工学部でさまざまな素材の半導体について研究してきました。ケイ素やゲルマニウムなど、多種多様な半導体マテリアルの特性について学会で発表し、高評価をいただきました。

半導体の小型化傾向には限界が近づいているという予測もありますが、まだまだ開発の余地があると考えています。これまで培った知識を活かし、貴社の開発に貢献してまいります。

300文字程度の志望動機例文(医療業界)

私は、人々の健康と安心して暮らせる社会を誠実に支える存在になりたいと思い、貴社を志望しました。

貴社は高い内視鏡開発技術で医療業界を牽引し、多くの命を救ってきました。私の祖父は2年前に喉のガンをわずらいましたが、貴社の高い技術のおかげで早期に発見され、声帯を一部残して摘出する手術を受け、成功しました。あのとき声を失っていたら、祖父の生きるモチベーションは低下し、祖父を支える私たち家族もさらに大変になっていたと感じます。

私は大学時代機械工学部で人工知能を活用した医療機器について専攻しており、貴社の高い技術に関心をもちました。また、自分も人々のライフステージを支える医療に貢献したいと強く願うようになりました。

AIを搭載した内視鏡で、さらに正確な診断能力を追求する貴社の発展に、大学時代の研究経験を活かして貢献してまいります。

400文字程度の志望動機例文(営業職)

私は過疎化の進む地域で、人々の暮らしになくてはならない自動車を販売したいと考え、貴社を志望しました。

私の両親は駅から車で約1時間かかる、総務省が過疎地域と指定した村に住んでいます。貴社が開発しているコンパクトカーは、道幅が狭かったり側溝が多かったりして脱輪の危険がある私の故郷で、とても重宝されています。実際、私の両親も貴社の車を所有しており、帰省時に自分も運転したところ、大変運転しやすく、ぜひこの車の魅力を伝えたいと感じました。

また、私は学生時代居酒屋のアルバイトでフロアリーダーに抜擢された経験があります。作業手順の簡略化や声かけでスタッフのモチベーション維持につとめた結果、アルバイトを採用してから3ヶ月の離職率を40%から10%に減らすことに成功しました。お客さまの顔と好みを覚えてお通しを出すなどの工夫をした結果、私をひいきにしてくださる常連のお客さまも6組獲得しました。

私はこのコミュニケーション力を活かし、人々の暮らしに欠かせない自動車を販売し、貴社の業績向上に貢献してまいります。

500文字程度の志望動機例文(教育業界)

私が貴社を志望した理由は、社会のさまざまな課題を解決するために教育が不可欠であると考えているからです。

私は教育学部に所属しており、地域の学習館で月に2回、塾に通う経済的余裕がない小学生に勉強を教えるボランティアに取り組んでいます。ボランティアでは、科学マジックイベントを開催するなど工夫をした結果、5年生のときには理科で50点しか取れなかった学生が、6年生の最後に100点を取れるようになりました。そのときの「100点取れたよ」とうれしそうに報告してくれたときの笑顔が忘れられません。

また、大学の授業では、計算や文章読解を苦手とする子ども達がそのまま大人になったとき、詐欺の被害に遭いやすくなったり、犯罪に巻き込まれやすくなったりする、という統計も学びました。教育は、社会に欠かせないインフラであることを実感しております。

貴社は小学校におけるタブレット授業の取り組みにもいち早く参入し、教室のなかで適切に学べずにいた不登校児や、発達障害の子ども達にも学びの機会を広げています。入社後は「すべての子ども達に学ぶ喜びを知ってもらうことが、豊かな社会の発展につながる」という自分の信念に基づき、分かりやすい教材開発に尽力いたします。

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履歴書に書く志望動機の新卒向けNG例文集

履歴書やエントリーシートに志望動機を書くうえで、反面教師となる4つのNG例文を紹介します。それぞれのNGポイントも解説するので、作成した志望動機にあてはまる部分がないかチェックしてみましょう。

受け身になっているNG例文

貴社は業界トップクラスの実績を誇っており、私自身もそのような実績を持って働きたいと感じたため応募しました。入社後は、さまざまなスキルを学ばせていただきたいと考えております。

上記の例文は、自分自身の強みやアピールポイントが書かれていません。志望動機を書く際は、自分が企業に対してどのようなメリットを提示できるかを意識しましょう。

内容が抽象的なNG例文

私が貴社を志望する理由はさまざまなチャレンジができるため、自分の成長につながると感じたからです。また、貴社の事業にも大変興味があります。

上記の例文は内容が抽象的過ぎて、採用担当者の印象に残らない可能性があります。内容をさらに掘り下げて「どのようなチャレンジをしたいのか」「事業のどのような部分に魅力を感じたのか」を具体的に伝えましょう。

志望動機として待遇面を挙げているNG例文

貴社は待遇面が充実しており、社員の皆様が働きやすい環境だと感じました。また、福利厚生や手当にも魅力を感じました。私もこのような働きやすい環境で、能力を発揮できると考えています。

たとえ本心だとしても、企業に提出する志望動機として待遇面を前面に押し出すのは好ましくありません。企業目線で考えた場合、待遇面を理由に応募してきた学生と、企業に貢献できるポイントを提示している学生では、どちらの評価が高いかは明白です。
企業への興味・関心やスキルアップについての目標・ビジョンなど、企業側へ貢献できるポイントを重視した別視点の志望動機を考えてみましょう。

顧客目線の志望動機になっているNG例文

貴社の製品は手軽に使えて、私自身も愛用しています。そのため、私も製品開発メンバーに加わりたいと考えました。私が大好きな△△を、さらに世の中に広めるために、精一杯努力してまいります。

この志望動機は、就活生ではなくファン目線になっているため「関係ない部署に配属された場合、早期退職してしまうのでは」と不安視されてしまう可能性があります。「製品・サービスの質に魅力を感じた」という理由自体は問題ありませんが、自分の強みと絡めて伝えられると、より採用担当者に響く志望動機に仕上がるでしょう。

志望動機でNGな内容については、「志望動機のNG例文集!改善策や注意すべきワードも解説」の記事も参考にしてください。

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履歴書に書く志望動機が思いつかない場合の対処法

履歴書に記載する志望動機が思いつかない新卒学生も多いでしょう。そのような場合には、自己分析や企業研究が十分にできていない可能性があります。ここでは、志望動機が書けない場合の対処法を紹介します。

自分の「やりたいこと」と「できること」を深堀りする

志望動機を作る際は、自分の「やりたいこと」「できること」をノートやメモにそれぞれ書き出し深堀してみましょう。自分自身を分析をすることは、志望理由の作成において重要な要素の1つです。
次に、やりたいこと一つひとつに対して以下のことを考えてみましょう。

・なぜやりたいのか
・どの経験からやりたいと感じるようになったか
・やりたいことの先にどのような未来がみえるか

「できること」は、以下のことについて深掘りしてみてください。

・できるようになったきっかけや理由
・できることを証明する実績やスキル
・できることから得られるやりがい

志望動機では、自分のできることを理解したうえでやりたいことを見つけることが大切です。また、できることをきっかけにやりたいことが見つかる場合もあるでしょう。

自分自身と企業の共通点を見つける

自己分析で自分のやりたいこととできることを書き出したあとは、企業分析から分かる共通点を見つけましょう。志望動機では、「その企業でしかできないこと」を見つけることも大切です。志望理由が「ほかの企業でもできること」である場合、説得力に欠けていると判断されやすくなります。

企業研究では、以下の媒体を参考に情報を集めてみてください。

・企業のWebサイト
・四季報
・会社説明会

企業の基本情報や理念、事業内容を知り、自分自身との共通点を探しましょう。企業研究の正しい方法が分からない学生は、「企業研究の目的とやり方は?簡単に情報をまとめられる方法を解説」を参考にしてみてください。

就活エージェントに相談する

履歴書に書く志望動機が思いつかない場合は、就活エージェントに相談するのもおすすめです。就活エージェントに相談することで、自分では気づかなかった思いに気づけたり、新しい言い回しを教えてもらえたりするでしょう。
また、志望動機は、第三者に繰り返し添削してもらうことでより良い内容になります。自分では分かりやすく伝えたつもりでも、相手にはうまく伝わっていないこともあるでしょう。

就活エージェントに相談することで、採用担当者目線のフィードバックがもらえるのもポイントです。志望動機が思いつかない場合はもちろん、より良いものにしたい場合にも相談してみましょう。

就活のやり方を改めて確認したい場合は、「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」や「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」がおすすめです。

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履歴書やエントリーシートの志望動機の書き方に悩む新卒のあなたへ

志望動機を履歴書やエントリーシートに書く際は、自己分析や業界研究、企業研究を行い自分自身と企業の理解を深めることが大切です。書き出しでは「企業のどこに魅力を感じたか」を伝え、締めくくりでは「入社後にどのように活躍できるか」をアピールすると効果的です。

しかし、「いざ書こうと思っても、どのように書き進めれば良いか分からない」「この志望理由で大丈夫かな」と困っている人も多いのではないでしょうか。志望動機作成に不安を感じている人は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。

キャリアチケットでは、履歴書やエントリーシートの書き方をはじめ、ご自身で作成した志望動機の添削も行います。あなたの魅力が十分に伝わる履歴書やエントリーシートを提出し、採用担当者からの好印象も狙いましょう。プロのアドバイスは、選考を有利に進めるのに役立ちます。「量より質」の就職エージェント「キャリアチケット」を活用して、スムーズな内定獲得を目指しましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。