このページのまとめ
- 就活のやり方を覚えておけば、準備がスムーズに進められる
- 就活のやり方と一緒にスケジュールも把握しておくのが大切
- 就活のやり方を相談するなら就活エージェントやOB、OGがおすすめ
就活のやり方が分からず、どのように進めれば良いか不安な就活生も多いでしょう。初めての経験なので、やり方が分からなくても大丈夫です。基本的な進め方を知り、一つずつ対策していきましょう。
この記事では、就活のやり方やスケジュールについて解説します。就活生におすすめの相談先もご紹介しているので、困ったときは頼ってみてください。
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- 就活の基本的な流れとやり方
- 自己分析
- 業界研究
- 企業研究
- インターンシップ
- 就活サイトへの登録
- 企業へのエントリー
- 合同説明会への参加
- 企業説明会への参加
- OB・OG訪問
- 履歴書・エントリーシートの準備
- 筆記試験
- 面接
- 内々定・内定
- 就活のやり方と一緒にスケジュールも知っておこう
- 26卒の場合のスケジュール
- 27卒の場合のスケジュール
- 就活を始める前にするべき4つの準備
- 1.就活に必要なアイテムの準備
- 2.ビジネスマナー対策
- 3.就活情報の収集
- 4.就活用のメールアドレス作成
- 就活に出遅れた場合の対策
- 自己分析からスタートする
- やるべきことを明確にして効率的に進める
- 通年採用や二次募集に応募する
- ハローワークを効果的に活用する
- 状況別の就活のやり方とポイント
- 博士課程の就活
- 文学部の就活
- 経営学部生の就活
- 体育会系学生の就活
- 就活成功に必要な4つのやり方
- 1.自分の目標をしっかりと定める
- 2.最後まであきらめずにやりきる
- 3.周りの人と比べない
- 4.困ったときは周りの人に相談する
- 就活のやり方がわからないときの相談先
- 就活エージェント
- 大学のキャリアセンター
- OB・OG
- 就活のやり方がわからないときにエージェントを利用するメリット
- マッチする企業に効率良く出会える
- アピールすべき自分の強みが見つかる
- 時間短縮になる
- 就活のやり方に自信がないあなたへ
就活の基本的な流れとやり方
就職活動を成功させるために、どのように就職活動を進めればいいかを知っておきましょう。やり方を把握しておくと、内定獲得から逆算して計画を立てられ、今するべき行動が見えてきます。
ここでは、厚生労働省の「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」に基づきながら、就活の基本的なやり方を解説します。
参照元
厚生労働省
大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について
自己分析
就職活動を始める際は、自己分析から行いましょう。就活の土台となる自分の価値観や考え方、就活の軸を明確にするのが大切です。たとえば、自己PRを作るには、自己分析で自分の強みやスキルを明確にし、アピールしなければなりません。
また、企業選びでミスマッチを起こさないためには、自分が目指す職種や仕事、希望する条件なども理解しておく必要があります。自己分析を行っておけば、自分の考えが整理でき、どのような方向性で就活を行うかも考えやすくなるでしょう。
自己分析の進め方にはいくつかの方法があります。「自己分析がうまくできない」という就活生は、ほかの自己分析方法を用いて再度やり直してみてください。自己分析の進め方については、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事で解説しています。
業界研究
世の中にどのような企業があるか調べる前に、まずは業界研究を行いましょう。新卒採用では、業界を次の8つに分けているケースが一般的です。
・メーカー
・商社
・小売
・金融
・サービス
・通信
・マスコミ
・官公庁
まずはそれぞれの業界について調べて、おおまかに志望先を決めましょう。志望業界が多いと選択肢が多過ぎて混乱するので、2つか3つに絞るのがおすすめです。
業界研究をすることで、今まで知らなかった職種について知れたり、今までは考えもしなかった業界に興味を持ったりすることもあります。
業界研究の進め方については、「業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ」の記事も参考にしてください。
企業研究
業界をある程度調べたら、企業研究を行い、個別の企業について調べてみましょう。興味のある企業については、企業研究で深掘りしていくのがおすすめです。企業研究を行うには、「企業のWebサイト」や「採用ページ」「企業説明会」を見るのがおすすめです。複数の情報を確認して、詳しく調べましょう。
企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事も参考にしてください。
インターンシップ
インターンシップへの参加は、Webサイトでは確認できない企業の雰囲気や実際の業務内容を体験できるので、企業研究に役立ちます。就活では、大きく分けて「サマーインターン」「オータムインターン」「ウィンターインターン」「スプリングインターン」の4つが行われています。
サマーインターン
サマーインターンは、大学3年生の6月から9月ごろにかけて行われるインターンシップです。夏休みを利用して、長期で業務体験をできる傾向にあります。
オータムインターン
オータムインターンは、大学3年生の10月から11月ごろにかけて行われるインターンシップです。サマーインターンよりは期間が短く、企業の説明や職場紹介など、1dayで行われるプログラムが増えます。
ウィンターインターン
ウィンターインターンは、大学3年生の12月から2月ごろに行われるインターンシップです。1日のプログラムもあれば、2〜3日のプログラムもありさまざまです。企業へのエントリーがせまる時期なので、志望企業を決めるために活用する就活生も多くいます。
スプリングインターン
スプリングインターンは、大学3年生の2月から3月ごろに行われるインターンシップです。応募時期は、大学3年生の12月から1月ごろです
インターンシップの時期や内容については、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
就活サイトへの登録
企業の選考に参加するためには、就活サイトへの登録が必要になります。企業のWebサイトからもエントリーできますが、1社ずつ探すのは効率が悪いのでおすすめしません。
就職サイトには多くの企業情報が集約されており、サイトを通してエントリーを行い、面接などの選考に参加します。エントリーは大学3年生の3月に一斉解禁ですが、それまでに就活サイトに登録し、企業について調べることは可能です。早めに登録して、エントリーする企業を探しておくと良いでしょう。
就活エージェントへの登録
就活を効率的に進めるために、就活エージェントにも登録しておきましょう。就活エージェントでは、「自己分析」や「エントリーシート・履歴書対策」「面接対策」など、内定獲得に必要なサポートを受けられます。
また、就職活動でのマナーや服装など、就活生が気になる悩みも解消してくれます。就職活動の時期は不安になりやすいため、アドバイスやサポートをもらえる存在は重要です。
キャリアチケットでも、就活生に向けてアドバイスを実施しています。自己分析から内定獲得まで、マンツーマンであなたの就職活動をサポートいたします。無料でなんでも相談できますので、一人での就活が不安な方はぜひご登録ください。
企業へのエントリー
大学3年生の3月1日から、企業への一斉エントリーが開始されます。気になる企業にはエントリーを行い、説明会や選考に参加しましょう。
一般的なエントリー数は、20から30社程度といわれています。少な過ぎると持ち駒がなくなり、苦労してしまうので気をつけましょう。エントリー企業は絞らず、幅広い業界・職種から選んでください。
合同説明会への参加
合同説明会に参加し、企業選びの視野を広げるのもおすすめです。合同説明会とは、複数の企業が1つの会場に集まり、自社について説明を行うイベントのことです。合同説明会のメリットは、1日に複数企業の説明を受けられる点です。また、複数の企業の説明を聞けるので、企業ごとの比較もしやすいメリットがあります。
さらに、これまでに知らない企業に出会いやすいのもメリットです。たまたま話を聞いた企業が、自分に合う企業だったというケースもあります。
また、合同説明会に行き、就職活動を共に頑張る就活生と出会えることもあります。互いに情報交換ができたり、悩みを相談し合ったりできる仲間が見つけられるでしょう。合同説明会については、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」も参考にしてください。
企業説明会への参加
企業にエントリーできたら、企業説明会に参加しましょう。企業説明会は合同説明会とは異なり、個別の企業について説明を受けます。
企業説明会のメリットは、企業についてより深く教えてもらえる点です。合同説明会よりも、事業内容や募集職種など、詳しく説明してもらえる傾向があります。また、企業によっては、企業説明会の参加者のみ選考に進める場合もあります。企業説明会に参加していないせいで、志望企業の選考を逃さないように気をつけてください。
企業説明会については、「企業説明会の種類や見つけ方は?参加時の注意点や質問の悩みについても解説」の記事で詳しく解説しています。
OB・OG訪問
志望度の高い企業は、OB・OG訪問も行いましょう。OB・OG訪問では、その企業で実際に働く社員から、企業について教えてもらえます。OB・OG訪問のメリットは、Webサイトや企業説明会ではわからなかった部分を質問できる点です。企業説明会よりも質問しやすいので、一歩踏み込んだ質問でも答えてもらえる場合があります。
また、企業説明会では教えてもらえなかった内容を志望動機に盛り込めば、企業について詳しく調べていると評価されます。OB・OG訪問を行うほど、意欲が高い点も評価してもらえるでしょう。
OB・OG訪問をする場合は、先輩に失礼のないようマナーを守って実施しましょう。また、あらかじめ、質問項目を決めておき、聞き忘れのないように気をつけてください。OB・OG訪問の進め方については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事で詳しく解説しています。
履歴書・エントリーシートの準備
書類選考に向けて、履歴書とエントリーシートの対策を行っておきましょう。多くの企業で提出が求められるので、どのような内容を書くかはある程度決めておくのが大切です。
履歴書では、「名前などの基本情報」や「学歴」「志望動機」などが必要です。特に、志望動機が評価される部分なので、企業研究を十分に行いアピールできるようにしておきましょう。
エントリーシートでは、「自己PR」や「ガクチカ」「長所短所」などの質問がされます。企業独自の質問も多いので、質問の意図を汲み取って答えるようにしてください。
筆記試験
筆記試験を実施する企業も多いため、筆記試験やWebテストの対策も実施しておきましょう。代表的な試験には、「SPI」や「玉手箱」があります。企業ごとに出題される内容は違うので、あらかじめどのような試験が出題されるか確認しておきましょう。
筆記試験対策については、「就活の筆記試験で落ちる人の特徴は?テスト対策でボロボロの結果を防ごう」も参考にしてください。
面接
面接対策も実施し、実力を発揮できるようにしておきましょう。準備せずに臨むと、緊張したり、話す内容を忘れたりしてアピールできなくなってしまいます。
面接は、面接官との対話、つまり言葉のキャッチボールです。相手が投げてくるボールを受け取り、優しいボールを相手に投げ返す必要があります。そのためには、相手の質問の意図を理解し、的外れな回答をしないことが重要です。
また、面接では話し方や内容はもちろん、第一印象も重要です。面接マナーや身だしなみも含めて、対策を進めてください。なお、模擬面接を受ければ客観的な意見がもらえるのでおすすめです。
面接対策については、「就活でうまくしゃべれない原因と面接下手の克服方法」の記事で詳しく解説しています。
内々定・内定
大学4年生の6月ごろになると、内々定をもらう就活生も増えてきます。10月1日に内定式を行う企業が多いため、この頃には内定をもらっている就活生が多く出てきます。そのため、「自分はまだ内定がもらえていない」と焦ってしまう人もいるでしょう。
しかし、早く内定が欲しいからといって、やみくもに企業に応募しても、入社後の自分を苦しめてしまう恐れがあります。未来の自分に幸せで充実した社会人生活を送ってもらうためには、今をてきとうに過ごしてはいけません。焦らず確実に前へ踏み出しましょう。
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就活のやり方と一緒にスケジュールも知っておこう
就活のスケジュールも把握しておくと、スムーズに就職活動を進められます。どの時期に、何をすべきか把握しておきましょう。
26卒の場合のスケジュール
26卒の就活スケジュールは、次のとおりです。
・大学3年生の4月ごろ:自己分析
・大学3年生の6月ごろ:サマーインターンの申し込み開始
・大学3年生の7月から9月:サマーインターンに参加
・大学3年生の10月から11月:オータムインターンに参加
・大学3年生の12月から2月:ウィンターインターンに参加
・大学3年生の3月:企業の一斉エントリー開始
・大学4年生の3月から4月:合同説明会や企業説明会に参加
・大学4年生の5月ごろ:面接などの選考開始
・大学4年生の6月ごろ:内定が出始める
・大学4年生の10月ごろ:内定式
動き出しが早い就活生は、大学3年生の6月ごろから始まるインターンシップに向けて動いています。遅くても、大学3年生の3月の企業のエントリー開始までには自己分析などの準備を済ませておきましょう。
特に自己分析や業界研究、企業研究は就職活動を進めるうえで欠かせないものです。早い段階から取り組んでおくと、ほかの就活生と差をつけられるでしょう。
26卒の就職活動のスケジュールについては、「就活開始時期はいつ?26卒のスケジュールや具体的な流れを解説」の記事も参考にしてください。
27卒の場合のスケジュール
27卒の場合も、基本的なスケジュールは変わりません。25卒や26卒と同様に、以下のスケジュールで進むと考えられます。
・広報活動開始 :卒業・修了年度に入る3月1日以降
・採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
・正式な内定日 :卒業・修了年度の10月1日以降
ただし、就活が近づくにつれて変更が起こる場合もあるので、情報は必ずチェックしておきましょう。たとえば、26卒ではインターンシップの内容や仕組みが、これまでとは一部変更となりました。
よりスムーズに就活を進めるには、就職エージェントのサポートを受けるのも一つです。自分だけで就活を進めようとせず、情報収集の面でもアドバイスを受けるとよいでしょう。
参照元
内閣官房
就職・採用活動に関する要請
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就活を始める前にするべき4つの準備
就活を成功させるためには、事前準備が重要です。ここでは、就活に取り組む前に行うべき4つの準備について詳しく解説します。
1.就活に必要なアイテムの準備
就活が本格化する前に、必要なアイテムを準備しておきましょう。たとえば、次のようなアイテムが必要になります。
・スーツ
・靴
・ネクタイ
・ストッキング
・鞄
・履歴書
・印鑑
特に、スーツや靴などは早めに用意しておきましょう。説明会やインターンシップなどで、急に必要になってもすぐ購入するのが難しいからです。
2.ビジネスマナー対策
ビジネスマナーを学び、好印象を与えられるように準備しておきましょう。たとえば、次のようなマナーが必要になります。
・挨拶
・自己紹介
・スーツの着こなし
・髪型
・電話応対
・書類の書き方
・メールの送り方
また、企業や業界ごとに特有のマナーがある場合、事前に学んでおくと選考の場で差をつけられます。ビジネスマナーに関するセミナーや書籍を活用し、練習を重ねることが大切です。
ビジネスマナーについては、「社会人としての心構えとは?必要なマナーや面接での答え方」の記事で解説しています。事前に確認し、勉強しておいてください。
3.就活情報の収集
就活情報は早めに収集し、いつでも動き出せるようにしておきましょう。持っている情報が多ければ多いほど、自分の興味や適性に合った業界や企業も見つけやすくなります。
就活情報は、インターネットや書籍、就活セミナーを使って集めるのがおすすめです。また、先輩や友人、就活エージェントなどに聞いてみても良いでしょう。
就活セミナーでは、就活情報はもちろん、選考対策なども行えるので活用してください。就活セミナーがどのようなイベントかについては、「就活セミナーとはどんなもの?基本的な内容や参加メリットを理解しよう」の記事で解説しています。
4.就活用のメールアドレス作成
就活専用に、メールアドレスを準備しておきましょう。エントリーシートの送付や面接の日程調整など、採用担当者とやり取りする場面も多いからです。
就活専用のメールアドレスを作っておけば、普段のメールと混同せず、大事な連絡を見落とすリスクを防げます。また、多くのメールから探す必要もないので、効率的にメールチェックができるでしょう。メールアドレスの作り方については、「就活のメールアドレスはどう決める?基本マナーを解説」を参考にしてください。
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就活に出遅れた場合の対策
スタート時期が遅れるほど採用活動を終える企業が増え、内定獲得できるチャンスが減ってしまうため、就活に出遅れたと感じるときは、今すぐ行動するのが大切です。ここでは、就活に出遅れたと感じる場合に、やるべきことを解説します。
自己分析からスタートする
就活に出遅れた場合でも、最初は自己分析に取りかかりましょう。自己分析で自分のことを知るのは、企業を選んだり、選考でアピールしたりするために欠かせないからです。
自己分析で自分の価値観や希望を知ることにより、どのような企業を目指すかが明確になります。「就きたい仕事」「興味のある業界」「理想の働き方」などに気づけるでしょう。
また、選考では「自己PR」「志望動機」「ガクチカ」などの内容が質問されます。自分の経験を振り返り、強みやエピソードを整理することでアピールの準備となるでしょう。
自己分析は就活の土台となるので、最初に行ってください。自己分析の詳しい進め方については、「自己分析のやり方おすすめ10選!正しく長所を理解するコツも解説」の記事で解説しています。
やるべきことを明確にして効率的に進める
就活では何をすればよいのか、動き始める前に明確にしておきましょう。動き出しが遅い状態は時間を無駄にできないため、就活を効率よく進めることが欠かせません。
たとえば、選考に参加するためには、どの企業を志望するか決める必要があります。就活サイトに登録したり、業界研究・企業研究を行ったりと、企業を選ぶためにやるべきことは複数あるでしょう。
また、選考についても面接だけではありません。履歴書やエントリーシートの準備、グループディスカッション対策、適性検査対策と、幅広く行う必要があります。
やるべきことが何かを理解し、一つずつ準備を進めていくことが欠かせません。就活でやるべきことについては「就活は3月からでは遅い?スケジュール・今すぐやること・注意点を解説」の記事で解説しています。
通年採用や二次募集に応募する
就活のスタート時期によっては、通年採用や二次募集も検討しましょう。大学4年生の夏や秋ごろになると、すでに一次募集が終わっている可能性があるからです。
通年採用とは、1年中採用を行っている企業のことです。特に、ベンチャー企業は時期を問わず、優秀な人材を採用しようと考える傾向にあります。
二次募集とは、一次募集で採用予定人数に達しなかった企業が追加で採用を行うことです。応募者が少なかったり、内定辞退が発生したりすると、二次募集が行われます。
通年採用や二次募集で優良企業が募集している場合もあるため、しっかりと探してみましょう。スタートが遅れたからといってあきらめず、就活を行うことが大切です。
ハローワークを効果的に活用する
ハローワークの利用は就職活動において非常に有効です。ハローワークではさまざまな職種の求人情報が提供されており、自分の希望する条件に合った仕事が見つかるチャンスが多いからです。
また、ハローワークでは相談員が常駐しており、履歴書の書き方や面接対策など、具体的な就職活動のアドバイスを受けることができます。このようなサポートを利用することで、就活の質を高めることができるでしょう。
ハローワークの詳しい利用方法については「ハローワークの使い方は?求人端末や新卒応援を活用する方法を紹介」の記事を参考にしてください。
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状況別の就活のやり方とポイント
ここでは、就活生の状況別に就活のやり方やポイントをまとめています。学部や部活ごとに進め方や注意点が異なるので、確認しておきましょう。
博士課程の就活
博士課程の学生が就職活動を行う際には自己分析をしっかりと行い、研究成果だけでなく、その過程で身につけたスキルや経験を整理しましょう。
博士課程の学生が学部生と異なる点として、専門性の高さが挙げられます。そのため、専門分野にマッチした企業選びが重要となります。また、企業側のニーズと自身のキャリアプランを照らし合わせることで、より具体的な職種や業界への応募が可能です。
就活を進める上で、博士課程の学生は独自の価値をしっかりとアピールし、職務経験が少ない場合でも、研究を通じて培った深い知識や解析能力を前面に出していくことが求められます。
博士課程の就活についてさらに詳しく知りたい方は「博士課程の就活は厳しいって本当?内定に向けての準備やスケジュールを解説」の記事を参考にしてください。
推薦状を活用する
推薦状とは、選考を受けたい企業に対して、学校や教授から推薦してもらう書類のことです。推薦状を使うことにより、「信頼できる学生だ」といった評価をもらえ、選考を有利に進めることができます。
企業の中には推薦でしか選考を受けられないケースもあります。また、推薦状は誰でももらえるわけではないので、通常の選考と比べて推薦での選考は倍率が低くなるでしょう。
注意点は、推薦状をもらって内定を獲得した場合、内定辞退が難しくなる点です。内定辞退をしてしまうと教授や大学に迷惑がかかるだけでなく、後輩の就職機会にも影響を及ぼす可能性があります。就活での推薦状についてさらに詳しく知りたい方は「就活で使う推薦状とは?メリットデメリットや使用する影響を解説」の記事を参考にしてください。
文学部の就活
文学部の学生は、幅広い知識と高いコミュニケーション能力を武器に、多様な業界での就職が可能です。特に金融業界、広告業界、出版業界などが文学部生の強みを活かしやすい分野です。文学部生は、文章力や情報収集力、教養が豊かで、これらを活かすことで多くの職種に適応できます。
就職活動では、自身の特技や得意分野を生かす資格取得も有効です。たとえば、TOEICや教員免許、簿記など、専門性を高める資格が推奨されます。また、インターンシップへの参加やアルバイト経験も就職活動において大きなアドバンテージとなり得るでしょう。
文学部の強みを活かせる就職先の見つけ方については「文学部の強みを活かせる就職先の見つけ方|おすすめの業界や資格も紹介」の記事で詳しく解説しています。
経営学部生の就活
経営学部の学生に適した就職先は、その学びを生かせる多岐にわたる業界にまたがります。特に金融、コンサルティング、マーケティング、人事など、経営的視点が求められる職種がおすすめ。これらの分野では、経営学で培った戦略的思考や問題解決スキルが直接活かされます。
就職活動を始めるにあたって、まずは自己分析を行い、どの業界や職種が自分のスキルや価値観に合っているかを見極めることが重要です。また、積極的にインターンシップに参加し、実務経験を積むことで、より具体的なキャリアプランを描く手助けとなります。
企業選びでは、自分のキャリア目標に合った企業文化を持つ企業を選ぶことが、将来的な職業満足につながります。経営学部出身者は、その分析能力と経営知識を活かして、多くの業界で活躍することが期待されています。自己分析を基に、適切な企業選びを行い、充実した就職活動を目指しましょう。
経営学部の就職先について詳しく知りたい方は「経営学部におすすめの就職先は?就活時のポイントや評価される資格も解説」の記事を参考にしてください。
体育会系学生の就活
体育会系学生は精神的な強さやチームワークを重視する体質が評価される一方で、自己PRが似通ってしまうことや、精神論に偏りがちな点が課題とされています。
就職活動では、早めの準備とOB・OG訪問、短期インターンシップの活用が推奨されています。体育会系の学生は、礼儀正しさや明るい性格も強みになるため、これらを活かした自己PRを心がけましょう。
体育会系の就職活動についてさらに知りたい方は「体育会系は就職に有利?企業が抱く印象や就活のポイントを解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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就活成功に必要な4つのやり方
ここでは、就活成功に向けて大切な、4つのやり方を紹介します。就活対策はもちろん、心構えも必要なので、参考にしてみてください。
1.自分の目標をしっかりと定める
就職活動では、目標を定めて行動しましょう。就職活動は自分の職場を決めるだけでなく「自分のキャリアをどう形成していくか」を考える場でもあります。
「自分は将来こうなりたい」と目標が定まっていれば、前を向いて歩き出せるはずです。もし、明確なビジョンが描けていない場合、壁にぶつかったときになかなか立ち直れない可能性もあるでしょう。将来の目標やなりたい自分の姿を考えて、就職活動を行うのが大切です。
目標を決めずにとりあえず応募してしまうと志望動機が明確にならず選考に落ちたり、自分に合わない企業に就職してしまう危険性があります。詳しくは「とりあえず応募はOK?就活生の平均エントリー数と企業の選び方について」の記事で解説しています。
2.最後まであきらめずにやりきる
就職活動では途中であきらめず、納得するまでやりきりましょう。途中で失敗することがあっても、決して投げやりになってはいけません。
就職活動では忙しい日々が続き、体力的にも精神的にも疲れてしまいます。途中であきらめてしまうと立ち直るのは難しく、内定がないまま卒業を向かえてしまうかもしれません。
就活では最後まであきらめず、少しずつでもいいので前に進むことが大切です。毎日頑張っている自分を褒めながら、最後までやりきりましょう。
3.周りの人と比べない
就職活動は周りの人と比べず、自分のペースで進めるのが大切です。周囲に惑わされやすい人は、SNSを見ないほうがいいかもしれません。
たとえば、「あの人は内定をもらった」「自分だけがうまくいかない」と落ち込んでしまうのはよくあることです。しかし、就職活動は早い者勝ちではなく、自分に合う企業を見つける機会です。周囲の人と比べて、悲観的になる必要はありません。「自分は自分」と割り切って、自分を見失わないようにしてください。
4.困ったときは周りの人に相談する
就職活動で困ったり、苦しくなったりしたときは、誰かに相談しましょう。家族や友人、就活エージェントなど、相談できる人は周りにいます。就職活動は大変なことであり、一人ですべてをやりきるのは困難です。不安や悩みを素直に吐き出せば、気持ちも楽になり、また明日から頑張れるでしょう。
就活について誰に相談するか迷ったら、「就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説」も参考にしてください。
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就活のやり方がわからないときの相談先
就活のやり方がわからないのであれば、就活エージェントやキャリアセンターなどに相談しましょう。就活のプロに任せておくと安心です。就活のやり方について相談できる、3つの相談先を紹介します。
就活エージェント
就活のやり方を聞くなら、就活エージェントがおすすめです。あなたの状況や悩みにあわせて、的確なアドバイスがもらえます。
就活エージェントのメリットは、就活のあらゆる悩みに対応し、具体的なアドバイスをもらいやすい点です。自己分析や面接対策など、具体的な対策についても教えてもらえます。キャリアチケットのように無料で利用できる就活エージェントも多いので、ぜひ活用してください。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでも、就活のやり方を教えてもらえます。大学にあるので、授業の合間に相談しやすい点がメリットです。
ただし、就活が本格化すると利用者が増えるので気をつけましょう。予約をしなければ利用できない場合もあるので、事前に確認しておいてください。
OB・OG
OBやOGのように、就活経験者に相談するのもおすすめです。実際に、どのように就活を進めていったのか教えてもらえるでしょう。
特に、志望企業のOB・OGであれば、自己PRや志望動機をどのように答えたのか、どのような点が評価されるのか教えてもらえる場合もあります。実際にその企業で働く人ならではの視点になるので、参考にするといいでしょう。
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就活のやり方がわからないときにエージェントを利用するメリット
就活の進め方をエージェントに相談することで、以下のようなメリットがあります。「自分ではもうどうしたらいいのかわからない」「自分の強みがわからない」と悩んでいる就活生は、一度就活のプロである就活エージェントに相談してみるのも選択肢の一つです。
マッチする企業に効率良く出会える
エージェントのアドバイザーは、数多くの就活生と企業のマッチングを実現してきたプロなので、どんな企業があなたのやりたいことや強み、価値観に合うのかをその場で判断してくれる場合が多いです。
また、就活生がやってしまいがちな企業選びの間違いについても詳しいアドバイザーが多いため、都度正しい企業選びの方法を教えてくれるでしょう。
アピールすべき自分の強みが見つかる
人事の観点でどのような強みをアピールしたらいいかを教えてくれるだけでなく、過去の経験をじっくりと深堀り、あなたの知らなかった強みを見つけることもできます。
人に自分の経験や学びを話しているうちに、自分では気づかなかった強みが見えてくることもよくあります。一人で抱え込まず、まずは気軽に相談してみましょう。
時間短縮になる
エージェントを経由して企業にエントリーする場合、自己応募のときに必要な書類の作成や日程調整を代理で行ってくれるエージェントもあるため、やることの多い就活の時間を短縮できます。
時間が短縮できれば、その分自己分析に時間を使ったり、インターンシップに参加することもできるでしょう。ほかのことに時間を使え、内定に向けてより自分にあった企業を見つけられるはずです。
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就活のやり方に自信がないあなたへ
実際に就活を始めようとしても、やり方が多過ぎて迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。決められたやり方があるわけではなく、時期や順番などは人によって変わります。どこから手を付ければいいかわからなくなってしまうでしょう。
就活に自信がないと感じている方には、就活エージェントのキャリアチケットがおすすめです。キャリアチケットでは、専門のキャリアアドバイザーがあなたの就活を一からサポートします。
就職活動でわからないことがあってもキャリアアドバイザーに相談ができるため、効率良く進められるのがメリットです。不安や悩みを解消し、自信をもって就職活動を進められます。就活に不安を感じている人は、ぜひキャリアチケットの利用をご検討ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。