このページのまとめ
- 運要素のあるグループディスカッションを通過するには状況を想定した練習が必要
- グループディスカッションの練習は1人でも複数人でもできる
- グループディスカッションを攻略するには、情報収集が必須
グループディスカッション(GD)は、多くの企業が取り入れている選考過程の一つです。しかし、議論のテーマやグループのメンバーは当日までわからないため、どのように準備・対策を進めるべきか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、グループディスカッション攻略に役立つ14の練習方法を解説します。GDの基本的な流れや企業が評価しているポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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- グループディスカッションを通過するには練習が必須
- グループディスカッションとは?練習前に確認したい基本事項
- グループディスカッションの基本的な流れ
- グループディスカッションでよく使われる役割
- グループディスカッションの参加人数と所要時間
- グループディスカッションの練習が必要な5つの理由
- 1.本番で声が出るようになる
- 2.姿勢や話し方の癖に気付ける
- 3.論理的な話ができるようになる
- 4.議論の和を乱す「クラッシャー」にも対応できる
- 5.幅広いテーマに対応できるようになる
- グループディスカッションで企業が評価する8つのポイント
- 1.基本的なビジネススキルがあるかどうか
- 2.論理的思考力の持ち主か
- 3.チームワークを大切にできるか
- 4.コミュニケーション能力はあるか
- 5.気配りができるか
- 6.積極的に自分の意見を発言できるか
- 7.テーマに対して考え抜く力があるか
- 8.業界や職種に合ったスキルを持っているか
- パターン別!グループディスカッションの練習方法14選
- 1人でできるグループディスカッションの練習方法5選
- 複数人で行うグループディスカッションの練習方法5選
- オンライングループディスカッションの練習・対策方法4選
- グループディスカッション攻略の鍵を握る情報収集のコツ3選
- 1.ニュースや新聞から最新の情報を得る
- 2.SNSの投稿でさまざまな人の意見を学ぶ
- 3.業界や職種に特化した情報をチェックする
- グループディスカッションの練習方法にお悩みの就活生へ
グループディスカッションを通過するには練習が必須
就活生のなかには「グループディスカッションは運要素が強いから練習は必要ない」と考えている人もいますが、それは大きな間違いです。
たしかに、グループディスカッションにおける議論のテーマやメンバーの詳細は、選考当日に伝えられるため、合否には多少運要素が絡みます。だからといって、練習や対策をせず選考に挑んでしまうと、当日まったく話せなかったり、的外れな発言をしたりなどマイナス評価につながる対応をしてしまう可能性があります。
制限時間があるなか、初対面のメンバーと意見をすり合わせながら結論をまとめるのは、非常に難しい作業です。そのため、どのようなテーマ・メンバーでも対応できるように、練習を重ね、グループディスカッションにおける効果的な立ち回り方を予習しておきましょう。
なお、グループディスカッションを成功させるためのコツを知りたい人は「就活のグループディスカッションを成功させるコツとは?」もあわせてご確認ください。
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グループディスカッションとは?練習前に確認したい基本事項
グループディスカッションとは、いわゆる企業で行われる会議です。会議とは、出席している人全員で議題を解決(結論)に導くもの。「グループディスカッション=会議」と理解できれば、意見を述べずにただ終わるまで座っている人は、一番低い評価が与えられることが理解できるのではないでしょうか。
グループディスカッションにおけるゴールは、与えられたテーマに関して選考を受ける複数人で議論し、グループとしての結論を出すことです。
出題例としては「インバウンドをターゲットにしたベンチャー企業のビジネスモデルを構築してください」といった企業が今後取り組むべき新規事業を提案するタイプのものや、「新店舗を出店するならばどこが最適な場所か」と多数の候補のなかから選択させるものなどがあります。
これらのテーマを基に、グループディスカッションを行うメンバーで「時間内で論理的に結論が導き出せるか」がゴールとなり、企業の判断ポイントになります。
グループディスカッションの基本的な流れ
グループディスカッションは、一般的に次のような流れで進みます。
1.グループ分けの発表
2.議論テーマとルールの説明
3.グループ内の自己紹介
4.役割分担
5.ディスカッション開始
6.意見のまとめと発表準備
7.話し合った結論の発表
なお、企業によって選考の細かい流れは異なります。なかには、メンバーを変えて複数回の議論を求めたり、企業側が役割を指定したりするケースもあるため、さまざまな状況に対応できるようにシミュレーションを重ねましょう。
グループディスカッションの概要や基本的な流れについて詳しく知りたい人は「GDとは何か?基本的な流れや種類ごとの特徴を知って本番に備えよう!」もあわせてご確認ください。
グループディスカッションでよく使われる役割
グループディスカッションでは、就活生に役割を分担してテーマを話し合います。おもな役割は以下の通りです。
・司会、ファシリテーター
・タイムキーパー
・書記
・アイデアマン
・監視役
なお、グループディスカッションのメンバーは事前に発表されるわけではないため、自分が得意としている役割を必ずしも担当できるとは限りません。どの担当であっても自分のよい面を出せるよう、苦手な役割も事前準備で対策しておきましょう。
グループディスカッションの役割について詳しく知りたい人は「グループディスカッションの役割と向いている人の特徴は?評価されるコツも」もあわせてご確認ください。
グループディスカッションの参加人数と所要時間
グループディスカッションのグループの人数は、企業によって異なります。一般的には、2〜5名の就活生で行うケースが多いですが、6〜10名の比較的大人数で議論するケースもあるようです。
また、グループディスカッションの所要時間は、平均すると30〜45分前後。なかには、10〜20分と短めに設定しているケースもあるため、状況に応じた時間配分を意識しましょう。
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グループディスカッションの練習が必要な5つの理由
面接対策で模擬練習が有効なように、グループディスカッションでもシミュレーションを十分にして万全の体制を整えておくことが大切です。練習を積むことで得られる5つの効果を紹介します。
1.本番で声が出るようになる
発言の練習を重ねることで、グループディスカッション本番で好印象につながる話し方ができるようになります。
実際に声に出すことなく頭のなかで思い描いているだけでは、本番でうまく声が出ない可能性があります。ボソボソとした声では周りの人に声が届かず、採用側にもよい印象は与えられません。
練習を繰り返すことで、落ち着いた発言が自然とできるようになります。コミュニケーション能力に自信がある人でも、本番の緊張感に飲まれてしまうケースはあるため、普段の話し方ができるように練習を重ねましょう。
2.姿勢や話し方の癖に気付ける
グループディスカッションを練習することで、姿勢や話し方の癖に気付けるようになります。相手の目を見ずにうつむき加減な姿勢で話す、一方的に話し続けてしまうなどの癖があるのなら,
できるだけ直しておくのがベターです。
自分の姿勢の悪さや癖は、一朝一夕では修正できません。姿勢や癖を直すためにも、早くから練習を開始して、気になる部分を無くす努力をしましょう。
相手の目を見て説得したり、堂々と大きな声で意見したりする練習を繰り返すことで自分に自信が付き、堂々とした態度で本番に臨めます。グループディスカッションの参加者全員が耳を傾けたくなるような、効果的な話し方を身につけましょう。
3.論理的な話ができるようになる
練習によって、グループディスカッションで評価される論理的な話し方が身につきます。グループディスカッションではほかの就活生を納得させられる話し方が求められます。そのためにはロジカルシンキング(論理的思考法)を身につける練習が大切です。
直感や感覚で物事を捉えるのではなく、筋道を立てて矛盾や破綻がないように考え、結論を述べられるように練習してみてください。
4.議論の和を乱す「クラッシャー」にも対応できる
グループディスカッションの練習を重ねることで、クラッシャーに出くわした場合でも焦らずに対応できるようになるでしょう。
グループディスカッションでは、周囲の和を見出す「クラッシャー」と呼ばれる就活生と同じグループになるケースもあります。クラッシャーとひとことで言っても、以下のようにさまざまな人がいるため、タイプごとに適切な対応策を考える必要があります。
・長時間話し続ける人
・改善策を提案することなく全員の意見を否定する人
・沈黙を貫く人 など
万が一同じグループになった場合は、「ほかの人の意見も聞きたいので一度区切らせてください」と話を穏やかに中断する、または「自分の意見を述べるときは改善策を必ず出すようにしましょう。あなたはどう思いますか」など、相手のペースに持っていかれないような工夫が必要です。
さまざまなタイプの人と議論することを想定し、対応策をシミュレーションしておきましょう。グループディスカッションクラッシャーへの対策方法について詳しく知りたい人は「グループディスカッションクラッシャーとは?遭遇したときの対策方法」もあわせてご確認ください。
5.幅広いテーマに対応できるようになる
グループディスカッションの練習を重ねることで、選考当日、幅広いテーマに対応できるようになります。
グループディスカッションの議論テーマは、ほとんどの場合、選考当日に発表されます。出題される議題は、ニュースで取り上げられた時事ネタや、企業の業界や職種に特化した専門的なものに至るまでさまざまです。
色々なテーマで日頃から練習を積み重ねていれば、どのような話題が振られても臨機応変な対応ができるようになります。参考書で頻出問題をチェックして、あらゆるテーマに対して自分の意見を言えるような瞬発力を身につけておきましょう。
なお、グループディスカッションの頻出テーマを知りたい人は「就活のグループディスカッションで頻出するテーマとは?対策法も解説!」でご確認いただけます。
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グループディスカッションで企業が評価する8つのポイント
グループディスカッションのなかで企業が評価している8つのポイントを紹介します。選考を進めるにあたって、企業側がどのような部分を重視しているのかを理解し、グループディスカッションの練習・対策に役立てましょう。
1.基本的なビジネススキルがあるかどうか
グループディスカッションを通して、企業は参加した就活生に基本的なマナーやビジネススキルが備わっているかを確認しています。具体的には、以下のような項目から入社後企業の顔となっても問題ない人物か判断しています。
・あいさつは出来ているか
・スマートフォンの音を切っているか
・座っている時の姿勢や態度は適切か
・適切にコミュニケーションが取れているか
・相手を不快にさせない身だしなみができているか など
また、話の聞き方や話し方も高評価につながるポイントです。具体的には、以下のようなポイントを意識してください。
・相手に届く適切な声の大きさで話す
・速度を意識して話す
・相手の意見を受け止めてから自分の意見を述べる など
平常時にはできることでも、議論が白熱してくると疎かになる場合もあります。普段通りの話し方ができるように、繰り返し練習に臨みましょう。
なお、社会人としての心構えやマナーについて詳しく知りたい人は「社会人としての心構えとは?必要なマナーや面接での答え方」もあわせてご確認ください。
2.論理的思考力の持ち主か
グループディスカッションでは、就活生が行う議論の様子から論理的思考力(ロジカルシンキング)が高いかどうかも見られています。
ビジネスの世界において、論理的思考は必要不可欠なスキルです。グループディスカッションではメンバーの意見を受け止め、自分の意見も伝えながら結論を導き出す必要があるため、筋道を立てた話ができるかどうかが重要となります。
そのため、原因を究明し改善策を模索する、あるいは対抗する相手の考え方を覆す説得ができる論理的思考力のある就活生は、多くの企業から高評価を得られる可能性が高いでしょう。
ロジカルシンキングのトレーニング方法を詳しく知りたい人は「ロジカルシンキングとは?就活に役立つ効果的なトレーニング方法」もあわせてご確認ください。
3.チームワークを大切にできるか
いかにチームと協力しあい、物事をスムーズに進められるかという点もビジネスの現場では大切です。
そのため、選考の際には「どんな結論が出されたか」ということよりも「どのように話し合ったうえで結論に至ったのか」という過程を重視され、グループの協調性が見られています。
「自分は積極的だ」という自覚がある人のなかには、つい自分の意見を押し通してしまう人もいるかもしれません。自己中心的という印象にならないよう、グループメンバーの意見を尊重したうえで1つの意見にまとまるよう、協調性をアピールすることも重要です。
1人だけ選考を突破しようといった魂胆から悪目立ちするのは、逆効果になると心がけましょう。
4.コミュニケーション能力はあるか
コミュニケーション能力の高さも、グループディスカッションを通して評価されている項目の一つです。例えば、グループ内にクラッシャーがいる場合、コミュニケーション能力を駆使してうまく対処できるかどうかで採用担当者の評価は大きく変わります。
入社後、どのような職種についてもコミュニケーション能力は必要になるため、この能力が高い就活生ほど高評価が期待できるでしょう。
5.気配りができるか
グループディスカッションでは、グループ内のメンバーに対する気配りも注目されています。例えば、緊張して口を開けない人に「あなたはどう思いますか」と話を振ったり、よい意見には「素晴らしい意見だね」と共感したりするとディスカッションが盛り上がり、チーム内の雰囲気も和やかになります。
採用担当者はこのような細かい点も評価しているため、自分だけをよく見せたいと振る舞うことは避け、メンバーと一緒に議論をよいものにするよう努力しましょう。
6.積極的に自分の意見を発言できるか
グループディスカッションでは積極性もチェックされています。相手の意見を受け入れることは重要ですが、人に同調しすぎてもマイナス評価につながるため、適切なタイミングで自分の意見を述べましょう。
日本は謙虚さが美徳とされる傾向がありますが、ディスカッションでは謙虚さは消極的と捉えられるケースがあります。「意見が思いつかないほど知識不足」「主体性が見られない」など、マイナスな印象を回避するためにも、消極的と自覚している人は積極的な発言を心がけましょう。
7.テーマに対して考え抜く力があるか
ビジネスの世界では解決しなければならない問題が次々に訪れます。そのため、常日頃から課題意識を持ち、自発的に解決していく力が求められます。
グループディスカッションの場でも同じように、問題を深く追求し、解決策を提案できるかどうかが評価のポイントとなります。
8.業界や職種に合ったスキルを持っているか
就活では、選考を受ける業界や企業によって重要視されるポイントが異なります。
また、同じ業界・企業でも職種が違えば、評価されるポイントも変わります。例えば、クリエイティブな職種の選考を受ける際には、「発想力」が求められ、営業職では「相手のニーズを見抜き、提案する力」が重要視されるでしょう。
そのため、高評価を得るには応募先の企業がどのような人物を求めているか、判断基準をどこに設けているかなど、選考を受ける企業が重視するポイントを把握しておく必要があります。企業のWebサイトに掲載されている社風や募集要項をチェックして、選考通過につながるアピール方法を編み出しましょう。
なお、グループディスカッションで評価されるポイントや、自分の意見の伝え方を詳しく知りたい人は、「GDのコツって何?企業はどこを評価しているのか」も参考にしてください。
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パターン別!グループディスカッションの練習方法14選
グループディスカッションで高評価を得るための具体的な練習方法を紹介します。1人でもできる練習や複数人で行う方法、オンライングループディスカッションへの対策の3パターンに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1人でできるグループディスカッションの練習方法5選
グループディスカッションはテーマを議論して結論を導き出すという特性上、複数人でしか練習できないと考えている人も多いですが、1人でも効果的な練習はできます。
1人でもできるグループディスカッションの練習方法を5つ紹介するので、ぜひ実践してみてください。
1.GD用参考書で練習問題を解く
グループディスカッションの対策問題集を活用して、本番で頻出する問題を解いてみましょう。1人で最後まで問題を解くことで、論理的思考力や課題解決する力が養われます。
また、参考書を読むことで過去の出題傾向もわかるため、情報収集の方針を立てる際にも役立ちます。空いた時間に手軽にできる練習方法なので、積極的に取り入れていきましょう。
2.自分の考えを書き出す
テーマに関する自分の考えを紙に書き出すのもおすすめです。グループディスカッションでは意見を紙に書き出すことはありませんが、練習として自分の見解を書き出すと、思考のプロセスがまとまりやすくなります。
そのため、1人で練習する際は何度も紙に書き出し、無駄な部分を削ぎ落としたり、結論に至るまでの思考をまとめたりしましょう。毎日コツコツ続けることで、相手に伝わりやすい話し方も理解できるようになります。
3.時間内に結論を導く
グループディスカッションでは、限られた時間のなかでテーマに対する結論を導き出します。
そのため、時間を決めて考えをまとめる癖をつけることが重要です。1人で練習する場合でも、ほかのメンバーが述べるさまざまな意見を想定して、結論を出すように意識しましょう。
なお、考えに行き詰まるとインターネットなどで検索したくなるかもしれませんが、本番のグループディスカッションではスマートフォンなどを使用できません。調べる場合は、結論まで考えをまとめてから、答え合わせをする時だけにしましょう。間違いを発見したら、フィードバックを重ね、そのうえで思考を深めることが大切です。
4.動画を撮影して自分を客観視する
1人でグループディスカッションの練習をする際には、動画を撮影しましょう。動画に自分の様子を収めると、話し方や表情、ビジネスマナーなどを客観的に確認できます。
自分では真剣に話を聞いているつもりでも、不真面目な態度に見えたり、無愛想な表情をしていたりするケースも珍しくありません。また、改めて見直すことで論理の破綻や話し方の問題点など多くの気付きを得られます。
効果的な対策を練るためにも、動画を基に自分が取り組むべき課題を明確にすることが重要です。
5.実践で場数を踏む
第一志望の企業のグループディスカッションに挑む前に、志望度の低い企業の選考を受けて場慣れするという練習方法もあります。
独特の緊張感がある選考本番を経験するのは、どのような方法より効果的です。上手く対策がはまれば内定獲得につながりますし、たとえ落ちてしまっても実践的なフィードバックを得られます。
グループディスカッションが得意な就活生の話し方や素振りをリアルタイムで学べるだけでなく、採用担当者の判断基準や視点を肌で実感できるなど、選考を受けるメリットは少なくありません。
ただし、練習だからといって手を抜いてしまっては意味がないため、本気で選考に臨み、実践から多くの学びを得ましょう。
複数人で行うグループディスカッションの練習方法5選
グループディスカッションに慣れるには、とにかく経験値を増やすのがベストです。ここでは、人の協力を得て練習する方法を5つ紹介します。
1.大学のキャリアセンターや民間企業の練習会に参加する
就活支援企業や団体などが開催しているグループディスカッションのセミナーや講座に参加すると、本番に近い実践的な練習ができます。グループディスカッションの練習を目的とした場なので、フィードバックを数多く得られるのがメリットです。
大学のキャリアセンターで対策しているケースもあります。ただし、大学によっては希望者が多く、なかなか参加できないケースもあるので、大学のWebサイトや就活相談窓口で早めに開催スケジュールを確認しておきましょう。
グループディスカッションセミナーの参加メリットを知りたい人は「就活グループディスカッションセミナーって?概要と参加のメリットをご紹介」もあわせてご確認ください。
2.就活エージェントのアドバイザーと実践練習する
就活エージェントに登録し、キャリアアドバイザーと実践練習するのも効果的な方法です。就活に精通したキャリアアドバイザーが、採用担当者の視点から意見をくれるため、高評価につながるグループディスカッションの攻略法が身につきます。
向いている役割を発見してくれたり、無意識に行っている癖や言葉遣いなどを指摘してくれたりと、家族や友人よりも客観的かつ専門的なアドバイスをもらえる点は大きなメリットといえるでしょう。
3.インターンシップに参加する
インターンシップも、グループディスカッションの練習の場としておすすめです。インターンシップの選考過程でグループディスカッションを実施しているケースがあるため、複数のプログラムに積極的に参加しましょう。
また、インターンシップのプログラムの一環として、グループディスカッションを取り入れている企業もあります。業務を体験しながら、グループディスカッションの実践経験を積めるので、効率のよい練習方法といえるでしょう。
インターンシップのエントリー方法や企業の探し方を詳しく知りたい人は「インターンシップのエントリー方法や企業の探し方とは?」もあわせてご確認ください。
4.OB・OG訪問で話し方を学ぶ
OB・OGから社会人として適切な振る舞いを学ぶのも、効果的なグループディスカッションの対策です。実践で使える論理的な話し方やビジネスマナーのお手本として、参考にしましょう。
また、グループディスカッションに関する具体的なアドバイスを求めるのもおすすめです。志望する企業に勤めるOB・OGは、実際に選考を勝ち取った経験者です。グループディスカッション対策のヒントとなる情報を得るためにも、質問事項をまとめるなどしっかりと準備したうえで話を伺いましょう。
OB・OG訪問の流れやマナーを詳しく知りたい人は「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」もあわせてご確認ください。
5.友達や家族と練習する
友達や家族とグループディスカッションを練習するのも一つの手段です。仲のよい友達や家族とはリラックスして議論ができるため、いつでも気軽に実践練習を行えます。
しかし、ディスカッションしているつもりが途中で話が脱線してしまうといった馴れ合いが起きてしまうこともあるので、ある程度の緊張感を持って臨むように意識してください。
近しい間柄でグループディスカッションする場合は、面接会場にいると想定し、議題と時間を決めるのがおすすめです。議論を交わす際には、「なぜそう考えたか」を深掘りして、相手の考えを理解するように努めましょう。
また、フィードバックする際には、採点方式を取り入れると評価がわかりやすくなります。採点項目をあらかじめ設けて、お互いに点数を付けると良し悪しの判断がつきやすくなるでしょう。
オンライングループディスカッションの練習・対策方法4選
近年、オンライングループディスカッションを取り入れる企業も増加しています。対面形式とは注意すべき点が異なるため、オンラインに特化した練習・対策が必要です。
オンライングループディスカッションの練習・対策方法を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.Web会議のツールに慣れておく
どの会議ツールも、使う前に名前やアドレスの登録などの事前準備があります。また、会議画面でもマイクのミュートや画面共有の設定など、初めて触る際にはわからないことも多いはずです。
そのため、時間がある時に友達や家族とWeb会議ツールを利用して、操作に慣れておきましょう。複数人でWebツールを使う機会を設け、オンライン会議での間の取り方の難しさやタイムラグなどに慣れておくのもおすすめです。
2.通信環境を整える
オンラインのWeb会議ツールを使用する際、気をつけたいのが通信環境です。自宅にWi-Fiがあっても、場所や時間帯によって接続状態が不安定な場合もあります。
いくら練習を重ねても選考当日に成果を発揮できなければ元も子もないので、事前に通信環境はしっかり確認しておきましょう。
万が一、選考当日にWeb会議ツールにアクセス、またはログインできないなどのトラブルが起こった際には、企業の採用窓口や担当者まで電話やメールで早急に伝えてください。また、通信トラブルが起こった場合でもすぐに対処できるよう、サブデバイスを用意しておくと安心です。
3.画面背景やカメラ映りも確認する
相手から見た時のカメラ映りや、背景画面の設定も忘れずに確認しておきましょう。具体的には、以下のようなポイントをチェックしてください。
・不自然に暗かったり、逆に明るすぎたりしないか
・衣服や日用品など生活感のあるものが写っていないか
・設定した背景画面はしっかり反映されているか
また、本番前には服装や髪型などの身だしなみがカメラ越しにどう写っているかという点も確認しておきましょう。
4.オーバーリアクションで話す練習をする
オンライングループディスカッションでは、対面よりも身振り手振りや表情、声の強弱が伝わりにくくなります。そのため、オンラインの場合は普段よりもオーバーリアクションを心がけましょう。
相手の話を理解した時は、首を縦に振って表現したり、手で丸を作って伝えたり工夫を凝らすのもおすすめです。
なお、オンライングループディスカッションにも流用できるオンライン面接のマナーや注意点を詳しく知りたい人は「【就活】オンライン面接だからこそ気をつけたいマナーや当日の注意点を解説」もあわせてご確認ください。
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グループディスカッション攻略の鍵を握る情報収集のコツ3選
グループディスカッションのテーマは、各業界に特化したニュースや時事ネタに関したものが多い傾向にあります。そのため、日頃からテレビニュースや新聞、SNSを活用し、積極的に情報収集することが重要です。
グループディスカッション攻略の鍵を握る情報収集の方法を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.ニュースや新聞から最新の情報を得る
ニュースや新聞は社会の情報を集めるのに最適です。また、情報収集だけでなく、そのネタに対して自分はどう思うかを分析する時にも役立ちます。
時事ネタの収集では、コメント機能のあるニュースアプリを使用するのもおすすめです。多様なジャンルの人が意見を寄せるコメント欄から、さまざまな見識を学べます。グループディスカッションだけでなく、面接でも時事ネタを質問されるケースがあるため、日頃から社会情勢やビジネス情報をチェックする癖をつけておきましょう。
2.SNSの投稿でさまざまな人の意見を学ぶ
SNSでビジネス系の発信を確認するのもおすすめです。多くの人が活用しているSNSから意見を取り入れることでテーマに関する知識が深まるだけでなく、視野も広がるため、多角的な発言ができるようになります。
ただし、SNSには個人の主張も含まれているため、情報の真偽を確認するように心がけましょう。SNSを使った情報収集のやり方やメリットを詳しく知りたい人は「SNSで行う就活の情報収集とは?効率よく行う方法とメリットを知ろう」もあわせてご確認ください。
3.業界や職種に特化した情報をチェックする
志望する業界や職種で取り上げられるテーマの情報を集めましょう。
出題傾向を知るには、書籍や企業サイト、インターネットの活用がおすすめです。最新の情報を知るためにも、定期的に業界専門誌をチェックしたり、企業のメルマガ・コラムを閲覧したりするなど、幅広いメディアをリサーチしてみてください。
なお、志望する業界の全体像を把握したい場合は、業界研究を徹底しましょう。業界研究のやり方を詳しく知りたい人は「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」もあわせてご確認ください。
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