大学3年で就活を何もしてない…26卒が今すぐできる対策13選を解説

このページのまとめ

  • 大学3年生で就活を何もしていないと準備不足になる可能性がある
  • 大学3年生で就活を何もしていないと選考に間に合わない場合がある
  • 就活を何もしていない大学3年生は自己分析から始めよう

大学3年で就活を何もしてない…26卒が今すぐできる対策13選を解説のイメージ

「大学3年生で就活を何もしていないけど大丈夫?」「就活はいつから始めればいいの?」などと悩む就活生も多いでしょう。大学3年生から準備を行えば、4年生になったときに苦労せず就活を進められます。
この記事では、就活を何もしていない大学3年生に向けて、就活のスケジュールや今すぐ始めたい準備を解説します。最後まで読めば就活に向けて何が必要かわかり、準備を始められるはずです。

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目 次

大学3年生で就活を何もしてないのはまずい?スケジュールを解説

大学3年生になってまだ就活をしていなくても、手遅れではありません。今からでも準備をすれば、就活本番までに十分間に合います。
周りを見ると、早期に就職活動を始める学生も多く、不安になってしまうかもしれません。しかし、焦ってやみくもに就活に臨むと、失敗につながってしまうので気をつけましょう。

ここでは、大まかな就職活動のスケジュールを踏まえて、大学3年生の就活状況や手遅れにならないための方法などを解説します。

大学3年からの就活スケジュール

まずは、内定獲得に向けて、一般的な就活の大まかなスケジュールを確認しておきましょう。

・大学3年の3月1日以降:広報活動開始
・大学4年の6月1日以降:採用選考活動開始
・大学4年の10月1日以降:正式な内定日

経団連に加盟している企業の場合、上記のスケジュールで動くのが基本です。ただし、経団連に加盟していない企業や外資系企業、ベンチャー企業などはスケジュールが異なるので覚えておきましょう。

就職活動中はやることが多く、授業やアルバイト、サークルなどと並行して各種対策や準備を進めなければなりません。効率良く就活を進めるためにも、スケジュールを把握し、早めに具体的な計画を立てることが大切です。

参照元
内閣官房
就職・採用活動に関する要請

大学3年の2月までに約6割の学生が就活を始めている

内閣府が2024年卒の学生を対象に行った「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、企業説明会やセミナーなどに参加した時期のピークは大学3年の3月でした。
しかし、同調査の累計割合によると、大学3年の9月時点で約2割、2月には合計約6割の人が企業説明会などへの参加ピークを迎えています。なお、月ごとの推移は以下のとおりです。

企業説明会などへの参加した時期のイメージ

引用:内閣官房「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.2)

この調査から、大学3年生が終わるまで何も就活をしていないのは遅いといえます。

企業説明会に参加するべきか気になる人は「企業説明会への参加方法は?参加のメリットやマナーを解説」の記事をぜひご参照ください。

参照元
内閣官房
就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議(第11回)議事次第

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大学3年生が就活を何もしてない状況に陥る理由

就活で何もしていない状況に陥るのは、どうしてよいかわからない人が多いからです。なぜ何もしていない就活生がいるかを解説します。

何をしたらよいかわからないから

就活を何もしていない人に多いのが、何をすればよいかわからないケースです。就活はやるべきことが多すぎてわからず、後回しにしてしまう人がいます。

就活では自己分析や企業研究だけではなく、ビジネスマナーの習得や必要な道具の準備などやるべきことが多く大変です。また、面接だけではなく、履歴書やエントリーシート、グループディスカッションなどの対策も求められます。

やるべきことが多すぎる結果、「何から始めればいいの?」と悩むことに。自分がどうするべきかわからず、結局動けなくなってしまいます。

就活で何をすればよいかわからず悩んでいる場合は、「就活とは?いつから何をすればよい?基本の流れと8つのやるべきことを解説」の記事をぜひご覧ください。

アルバイトや学業で忙しいから

アルバイトや学業、サークルで忙しく、就活ができていない学生もいます。「落ち着いたらやろう」と考えているうちに先延ばしになり、結局始められないことがあるでしょう。

就活の時間を確保するためには、1年生や2年生の段階から単位をしっかり取っておくことが大事です。また、就活資金の確保も見据えてアルバイトに取り組みましょう。

就活をいつから始めるかを明確にし、その時期までにアルバイトや学業などをひと区切りできるように行動することが大切です。

「まだ大丈夫」と余裕に感じているから

「就活はもっとあとでも大丈夫」と余裕を感じて動かない就活生もいます。就活は大学4年生からやればよいと思い、後回しにしている人もいるでしょう。

しかし、自己分析や業界研究などを行うことを考えると、4年生からでは間に合いません。4年生からは説明会や選考に集中することが大切です。

まだ大丈夫と考えていると、何も準備が進まずスタートが遅れてしまうでしょう。「もっと早くやっておけばよかった」と後悔しやすいので気をつけてください。

大学3年で就活を何もしてない場合のリスク

大学3年生になって就活を何もしていない場合、準備不足に陥る可能性があります。ここでは、就活を何もしていない場合のリスクを解説するので参考にしてください。

準備不足で選考を通過できなくなる

大学3年で就活をしていない場合、準備不足で選考に落ちてしまう場合があります。就活が本格化すると忙しく、自己分析や企業研究などを行う時間がないからです。

大学3年の3月になるとエントリーが解禁され、説明会への参加や選考への参加が始まります。選考に向けて、エントリーシートや履歴書の提出も進めなければなりません。毎日就活を進めながら、自己分析や業界研究を行うのは時間が足りないでしょう。準備も選考対策も不足してしまい、結局選考に落ちてしまいます。

早期選考の応募に間に合わなくなる

企業の中には、就活解禁の3月よりも早く選考を行う場合があります。応募しようと企業の選考を調べた結果、すでに終わっているケースも出てくるでしょう。
たとえば、ベンチャー企業や外資系企業は就活解禁を待たずに選考を進める企業が多くあります。大学3年の秋ごろには選考が始まり、冬には内定を出すこともあるでしょう。

ギリギリで選考に応募しようと準備を始めても、自己分析や選考対策が不足している状態では選考を通過できません。就活スタートが遅れた結果、志望企業の内定を獲得できず後悔することになるでしょう。

就活はいつから動き出せばよいかについては、「就活は3月からでは遅い?スケジュール・今すぐやること・注意点を解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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大学3年生の就活についてキャリアアドバイザーからのコメント

大学3年生のうちから就活をスタートさせておくメリットは、自己分析や書類作成の基礎、適性検査の対策などに時間をかけられるからです。いずれも書類選考・面接通過の大元になる、就活で最も大切といえる項目です。
また、どちらも短期間で仕上げるのは難しい分野なので、卒論や具体的な就活がスタートする前、比較的時間を確保しやすい時期に行っておくのも理由の一つです。

大学3年のうちにインターンや説明会に参加することで、企業理解を早い段階で深められます。4年生になると具体的な選考がスタートするので、自己分析や企業理解を行っていないとあいまいな状態で就活を始めることになってしまいます。結果として「やみくもなエントリー」「企業にマッチしない書類内容」などが起こり、非効率な就活になってしまうでしょう。

大学3年のうちに就活全体の流れをつかみ、書類選考への対策や面接練習を積めば、志望度の高い企業の選考を受けるときに万全な状態を整えることも可能です。早い段階から就活準備を行えば、「効率的な就活」「志望企業の内定獲得」につながります。

なお、内定に近づくために就活経験者の体験談を読むのもおすすめです。「【20卒 就活体験談 #1】わからないことだらけの就活。プロに相談して軸を作った」では、大学3年の3月から就活を始めて内定を獲得した体験談を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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就活を何もしてない大学3年がやるべきスケジュール

大学3年生は就活をどのように進めていけばよいか、スケジュールを把握しておきましょう。よくある流れを紹介するので、自分が就活を進める際の参考にしてください。

4月・5月は就活に向けた準備を始める

4月・5月は就職活動に向けて準備を始めましょう。まずは自己分析から始めてみてください。自己分析を行う理由は、以下のような場面で必要になるからです。

・就活の軸を決める
・業界を選ぶ
・企業を選ぶ
・履歴書を作成する
・エントリーシートを作成する

「自分が何をしたいのか」「どのような方向性で就職活動を行うのか」を明確にするのが自己分析です。自己分析で自分の価値観や考えを明確にしているほど、納得して就職活動を進められるようになります。

自己分析の方法は「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

6月・7月はサマーインターンシップに向けて準備する

6月・7月は、サマーインターンシップに向けて準備を始めましょう。参加する企業を選び、エントリーを始める時期です。

キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査 サマーインターンへの参加意向」によると、約9割の大学生がサマーインターンシップに参加したいと回答しました。インターンシップの経験は選考にも活かせるので、参加しておくことをおすすめします。

インターンシップを行っている企業は、就活サイトで探せるので調べておきましょう。企業ごとにエントリー期間や開催日時が違うため、Webサイトの情報を必ずチェックしておいてください。

8月・9月はサマーインターンシップに参加する

8月・9月は、サマーインターンシップが開催される時期です。企業ごとに日時や期間が違うので、スケジュールを調整しておきましょう。

インターンシップには、「1day」「短期」「長期」などの種類があります。サマーインターンシップの場合は、「1day」「短期」のインターンシップが一般的です。
インターンシップに参加しておくことで、「どのような企業なのか」「どのような業務をしているのか」を体感できるのがポイントです。自分に合う企業や業務内容なのかがわかり、企業選びに役立つでしょう。

10月・11月はWebテストの対策を始める

10月・11月になったら、Webテストや適性検査の対策を始めましょう。対策する範囲が広く、時間もかかるため、選考が始まる3ヶ月以上前から準備をしておくと安心です。

エントリー直前になると、企業研究や業界研究、説明会への参加などで忙しく、勉強する時間が取りにくくなるでしょう。スケジュールに余裕のある時期から勉強を始めておくと、選考が近づいても慌てずに済みます。

就活の適性検査については、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

12月はウィンターインターンに参加する

12月はウィンターインターンに参加するのもおすすめです。サマーインターンとは違った企業が開催していたり、同じ企業でも別のプログラムを実施していたりします。

また、サマーインターンで参加したくても、選考に落ちてしまったり、スケジュールが合わずに参加できなかったりすることもあるでしょう。ウィンターインターンであれば再度申し込みができるので、参加したい企業に再チャレンジするのもおすすめです。

ウィンターインターンについては、「冬インターンの開催時期やポイントは?夏インターンとの違いも解説!」の記事を参考にしてください。

1月・2月は選考対策を始める

1月・2月には選考対策を始める時期です。早いと3月から選考が始まるので、早めに準備しておきましょう。
選考対策では、以下のような内容を準備しておくのが大切です。

・Webテスト(適性検査)対策
・履歴書対策
・エントリーシート対策
・グループディスカッション対策
・面接対策

自分だけで対策するのはもちろん、就職エージェントも活用してみましょう。就活のプロの目線から、選考突破に必要なアドバイスがもらえます。

どの就職エージェントを利用するか迷った場合は、キャリアチケットがおすすめです。マンツーマンでサポートするため、自分に合った対策を受けられ、選考への準備を万全にできます。就職活動スタートから内定獲得まで長期間サポートを行うので、就活準備に困ったらぜひご相談ください。

3月は企業にエントリーする

3月になれば、企業へのエントリーが解禁されます。興味のある企業の説明会に参加し、選考も受け始めましょう。

エントリーする企業を探すためには、就活サイトへの登録が必要です。就活サイトは多くの企業の情報を1つのサイトで確認でき、効率良く企業を探せます。

重要なのは、複数の就活サイトを確認することです。1つの就活サイトにしか掲載されていない企業も多く、複数のサイトを見ることで新しい企業が発見できる場合もあります。

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就活を何もしてない大学3年生がやるべき就活対策

ここでは、大学3年のうちにやっておくべき具体的な就活対策を13項目紹介します。前に紹介したスケジュールと照らし合わせて、自分の状況を把握しながら就活準備を進めましょう。

1.自己分析で就活の軸を定める

まずは自己分析を行い、就活の軸を定めるのがおすすめです。「どのような企業を目指すのか」「どのような仕事をしたいか」などを考えるきっかけになります。

就活の軸を定めず企業に応募して選考を受けるだけでは、なかなか内定につながりません。また、自分の適性や希望と合わないとわかった状態で応募した企業であれば、「やっぱり合わなかった」と確認するだけで終わってしまう可能性があります。

時間の無駄を省き、就職活動をスムーズに進めるためにも、自己分析で「自分のやりたい仕事や向いていること」「働くなかで大切にしたいこと」などを明確にすることが重要です。
自己分析をする際は、以下の点に着目して過去の出来事を深掘りしましょう。

・今まで自分が頑張ったことや好きだったことは何か
・頑張れた理由や好きだった理由は何か
・自分にとっては当たり前だが、人からよく褒められることは何か

自分のことをよく知っている友人や家族に「自分はどんな人間に見えるか」といった質問をして他己分析を行うと、自分の長所や特徴を客観的に把握できます。自己分析や他己分析で自分について内側・外側から探れば、これからどのような人生を歩みたいのか・どのような仕事をしたいのかが徐々に見えてくるはずです。

他己分析のやり方については、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で解説しています。

2.業界研究で知識を深める

業界研究を行い、世の中にどのような業界があるか知っておきましょう。幅広く業界研究を行えば、これまでに興味のなかった業界にも興味を持ち、自分に合う仕事が見つかるかもしれません。

業界については、主に以下のようなツールを用いて調べてみましょう。

・就職情報サイト
・新聞
・ニュース
・書籍
・企業のWebサイト

たとえば就職情報サイトであれば、業界の詳細だけではなく、企業の採用情報や業界セミナーなどのイベント情報も入手できます。書籍では業界本があり、業界について詳しく学べるのでおすすめです。

業界研究に役立つ業界セミナーについては、「業界研究セミナーとは?気になる内容と参加するメリットを解説!」で詳しく紹介しています。これから業界研究を行う学生は、参加しておくとよいでしょう。

3.企業研究でマッチするか見極める

企業研究を行い、自分が気になる企業とマッチしているか確認するのも重要です。企業研究を行う際は以下の点に着目して、自己分析で導き出した自分の志向に合う会社を絞り込みましょう。

・企業の事業や理念、社風
・業界内におけるその企業の立ち位置
・競合他社との違い

同時に、企業がどのような人物を求めているのか調べるのも大切です。企業が求める人物像を把握しておかないと、エントリーシートや面接でアピールする内容が的外れになってしまう恐れがあります。

企業研究のやり方は、企業の採用ページを見たり、内定を受けている先輩に話を聞いてみたりとさまざまな方法があるため、多様な角度から企業ごとの特徴を調べましょう。企業の採用ページ内には企業紹介や事業内容、仕事の内容などがわかりやすく説明されているので、必ずチェックすることをおすすめします。

企業研究の進め方は「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

4.OB・OG訪問で社員から実情を聞く

興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、実際の仕事内容や社内の雰囲気などの情報を得るのも大切な対策です。OB・OG訪問は必須ではありませんが、リアルな情報を得れば業界・企業研究に役立てられます。

業界や企業に関する情報は、インターネットや書籍などでも収集できますが、実際に働いている社会人から直接仕事の実情や本音を聞くのは、就職活動のなかでも貴重な経験です。さらに、OB・OGから就活に対するアドバイスをもらえたり、社会人としての生活や入社後のイメージが具体的になったりするきっかけになることもあるでしょう。

OB・OGの見つけ方で悩んだ際は、以下を参考にしてみてください。

・ゼミやサークルの先輩から紹介してもらう
・アルバイト先の社員に話を聞く
・気になる企業にOB、OG訪問できるか直接連絡を取る
・OB、OG訪問専門サイトやSNSを活用する
・大学のキャリアセンターや就活エージェントを頼る

なお、大学3年の3月から就職活動が本格化することに伴い、OB・OG訪問のアポイントが取りにくくなる恐れがあります。そのため、できる限り早い時期から動き出すのがおすすめです。

OB・OG訪問については、「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」の記事も参考にしてみてください。

5.インターンシップに参加する

大学3年生はインターンシップに応募し、参加するのもおすすめです。業界や企業についての理解を深め、志望企業を決める際の参考にできます。
また、大学3年生になれば、内定直結型のインターンシップに参加することも可能です。就活が本格化する前に内定を獲得できれば、気持ちに余裕ができるでしょう。

参加できるインターンシップは、以下の方法で見つけることができます。

・企業のWebサイトを確認する
・インターンシップの情報サイトで検索する
・大学のキャリアセンターに相談する
・就職エージェントに相談する
・OB、OGに紹介してもらう
・大学教授に紹介してもらう

インターンシップがどのようなものかについては、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事参考にしてください。 

6.ES対策で選考通過を目指す

志望する業界や企業がまとまってきたら、企業に応募する想定でES対策を行いましょう。ESとは、企業が採用選考に使う応募書類であり、就職活動における最初の課題です。ES選考を通過すれば、Webテストや筆記テスト、面接を受けられます。

なお、ESには以下のような内容を記載します。

・住所や氏名、学歴などの基本的な情報
・志望動機
・自己PRや長所、短所
・ガクチカ

ESは、複数の人にアドバイスをもらうことで徐々に磨かれていくものです。
また、他人の目を通してみれば、アピールポイントが改めてわかる場合もあります。客観的な意見を取り入れるために、なるべく周りの人にES添削をしてもらいましょう。大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用するのもおすすめです。

7.Webテスト通過の対策をする

SPIや玉手箱などのWebテスト対策も行いましょう。Webテストを通過しないと、面接に参加できない企業も多くあります。

使用されるWebテストは企業によって異なるため、どのテストが使用されるか事前に確かめておくのがおすすめです。対策時は一夜漬けをするのではなく、数ヶ月かけて継続的に取り組むようにしましょう。

Webテスト対策に関しては「Web適性検査とは?種類や内容から効果的な対策のポイント3選を解説」の記事で紹介しています。

8.GDや面接の模擬練習などを行う

就活の面接はもちろん、選考でGD(グループディスカッション)を実施する可能性がある場合、入念に対策を行いましょう。

GDとは、4〜8人程度の参加者がグループになって「正解のないテーマ」に対して議論を行い、制限時間内に結論を出していく選考方法です。短時間に多数の応募者を選考する目的で実施されます。

以下のような、書類選考や筆記試験、面接では判断できない能力を図るものとして、多くの企業が選考プロセスに取り入れているものです。

・協調性
・コミュニケーション能力
・思考力
・発想力
・リーダーシップ

個人での対策は難しいので、GD対策セミナーを開催している就活エージェントなどへ登録し、セミナーに参加するとよいでしょう。

また、面接も模擬面接で練習しておくのが重要です。さまざまなパターンの面接練習をしておけば、本番でも焦らず対応できるでしょう。自分に足りないポイントを改善すれば、内定に一歩近づけます。模擬面接は大学のキャリアセンターや就活エージェントのセミナーなどで受けられるため、チェックしてみてください。

GDについて詳しく知りたい就活生は、「GDのメリットは?議論のコツや選考への対策を解説!」を参考にするのがおすすめです。

9.合同説明会に参加し幅広い会社の情報を集める

大学3年の3月には合同説明会が多く開催されるので、積極的に参加しましょう。合同説明会では複数の企業が集まり、企業説明会を実施します。

合同説明会のメリットは、1日で複数社の説明を聞ける点です。初めて話を聞く企業に興味を持ち、選考参加につながる場合もあります。

合同説明会に参加する際は、目的を持って参加しましょう。目的がなく参加すると、何も得られず無駄な時間を過ごす恐れがあります。「知らない企業の情報を集める」「今回はこの業界に絞る」など、目的や計画を立てて参加しましょう。

合同説明会を就活で効果的に活躍する方法を「就活をラクにする合同説明会の活用術」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

10.就活時の言葉遣いやマナー対策をする

就活対策で忘れてはならないのが、言葉遣いやマナーです。まだ学生の身であるものの、就職活動の選考では社会人としての振る舞いができるか見られています。たとえ素晴らしい能力や経験を持っていても、社会人としてふさわしい言動ができなければ採用担当者から好印象を持ってもらうのは難しいでしょう。

面接時の所作はもちろん、以下の面にも気を配るのが重要です。

・スーツや靴に汚れ、しわなどがないか
・企業に電話やメールをする際の時間帯や言葉遣い
・企業に訪問した際の受付や待合室での対応

言葉遣いやマナーはすぐに身につくものではなく、ふと気が緩み、言動を誤る恐れもあります。面接ではやり直しができないため、普段から意識して過ごすことが大切です。

11.就活に必要な物をそろえる

大学3年の比較的時間があるうちに、就活に必要な物をそろえておくのも重要です。就活が本格的に始まれば余裕がなくなり、必要なときに手元にない状況も考えられるため注意してください。

就職活動で必要な最低限の物は、以下のとおりです。

・リクルートスーツ
・革靴
・鞄
・腕時計
・筆記用具やメモ帳
・履歴書や証明写真
・印鑑

特に、リクルートスーツや革靴、鞄はインターンシップの選考でも使用するため、早めに準備しておきましょう。消耗品は複数用意しておくと安心です。

また、腕時計も忘れずに準備しましょう。「時間はスマホで見れるから大丈夫」と思いがちですが、選考会場で頻繁に画面を見ていると、良くない印象を持たれてしまう可能性があるため気をつけてください。

そのほかの就活に必要なアイテムについては、「あると便利な就活アイテムとは?必需品とあわせてチェック」の記事も併せてチェックしてみてください。

12.就職エージェントに登録する

これから就活を始める場合、就職エージェントへの登録もおすすめです。就活のプロからどのように進めればよいかを教えてもらえます。

就活を始めたくても、「何をすればよいかわからない」「具体的な方法を教えてほしい」などと悩んで動けない就活生も多いでしょう。就職エージェントであれば、就活のスタートからゴールまでサポートが受けられるので安心です。

就職エージェントのキャリアチケットでも、就活生のサポートを実施しています。マンツーマンであなたにあわせたアドバイスを実施するので、これから就活を始めようとしている場合はぜひご相談ください。

13.スカウトサイトに登録する

スカウトサイトに登録し、企業からのオファーを待ってみましょう。あなたのプロフィールを見た企業が、「選考を受けませんか」と誘われる場合があります。

スカウトサイトのメリットは、プロフィールを登録したら待つだけでスカウトを受けられる点です。ほかの就活準備を進めながら、選考のチャンスを獲得できます。
また、スカウトサイトの場合、自分が知らない企業からオファーが来ることも。興味のなかった業界に視野を広げられる点もメリットです。

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大学3年で「就活を何もしてない」と焦っているあなたへ

大学3年で就活を何もしていないのは、手遅れというわけではありません。就活のスケジュールを把握し、今からしっかりと対策すれば十分に挽回できます。
今の状況に焦ってしまい何も手につかないなら、就職活動のアドバイスを受けられる大学のキャリアセンターや民間の就活エージェントを頼るとよいでしょう。

キャリアチケットは、新卒向けの就活支援サービスを提供する就職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが自己分析や企業の選び方、エントリーシートの書き方など、就活初期から内定獲得までサポートします。

カウンセリングを行い、あなたの適性に合った企業を紹介することも可能です。一人での就活準備に不安がある場合は、ぜひキャリアチケットを利用してみてください。

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